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R&D支援センター
http://www.gijutu.co.jp/doc/s_903439.htm
【タイトル】電池特性とインピーダンス
【概要】交流インピーダンス法といえばコールコールプロットというむきもないではないが,こと対象を電池に絞れば,早い話が出力を上げるにはどうしたらいいか,放電深さや寿命を的確に判断するにはどうしたらいいか,ということで,それは内部抵抗を正しく評価し,その結果を電池設計にいかにフィードバックするかにほかならない.本節では特にインピーダンスと電極を構成する材料の物性や界面構造との関係について議論する.
【項目】
1.電池の起電力と内部抵抗-電気が流れてなくても電圧がある
1-1.電池の起電力と内部抵抗
1-2.ダニエル電池の正極とリチウムイオン二次電池の正極の比較
1-3.一般的なリチウムイオン二次電池の電極構造
1-4.休止時の電池内部の電位プロファイル
1-5.電池の放電と短絡における電位プロファイル
1-6.充電時の電池内部の電位プロファイル
2.なぜ交流分極を行うか?-ファラデーの電気分解の法則
2-1.電気分解と過電圧
2-2.非直線抵抗と界面現象
2-3.電気二重層容量
2-4.材料物性値としての導電率と誘電率
2-5.交流周波数とインピーダンス
2-6.界面インピーダンスの等価回路
2-7.半導体素子による等価回路表現
3.バルクと界面―電流集中と接触抵抗
3-1.合材電極の構造と集合粒子の取り扱い
3-2.リチウムイオン二次電池の正極の電流経路
3-3.デバイス特性,界面特性,バルク物性と形状ファクターの相関
3-4.物性値と特性値―断面積と表面積
3-5.電気力線,電気力管,断面積
3-6.拡面処理した電極と接触界面への電流集中
3-7.電池特性を支配する律速過程とインピーダンス
【関連講義】
エネルギー変換化学特論,電池の評価法~交流インピーダンス法~1)
電気化学インビーダースの測定法・解析の基礎・応用2)