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ARS
http://kbweb3.kj.yamagata-u.ac.jp/2004/html/2004_05_50000.html
第21回ARSでの講演内容です1)。
第21回奈良まほろばコンファレンス@奈良県奈良市2)
リチウムイオン二次電池およびEDLCには電位窓が広い有機電解液が使われる1)。従ってその集電極としてのアルミニウムはそれらの有機電解液中でのアノード分極に対して十分耐食性を持たねばならない。アルミニウムはその電気抵抗の小ささや軽さはもちろんのこと、LiBF4、LiPF6、(C2H5)4NBF4などのフッ素系アニオンからなる電解質を含む有機電解液中でバルブメタルとしての分極特性を示し、優れた耐食性を有する。この組み合わせは限られており、これらの電解質と他のバルブメタル、あるいは他の電解質を含む有機電解液とアルミニウムの組み合わせではこのような耐食性を得ることは困難である2-3)。
一般に水溶液中におけるアルミニウムのアノード酸化は次のような反応で進行する。アルミニウムは溶媒の水と反応し酸化物イオンと結合してAl2O3の酸化皮膜を生成する。
リチウムイオン二次電池およびEDLCのための集電極としてのアルミニウム3)
リチウムイオン二次電池の正極集電体4)
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004~),セミナー2004@C15)