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🌡️ 📆 令和6年4月24日

銀/塩化銀電極(基準電極)の作成とエレクトロメータの較正(こうせい)

1.

1)

結果2本の銀/塩化銀電極参照電極電位差[V]ダニエル電池起電力理論値[V]Cuの単極電位[V vsAgAgCl]Znの単極電位[VvsAgAgCl]電位数直線(横軸電位[V])単極電位の差[V]
電気化学セル組み立てて塩酸中でアノード酸化して1本だけ作りますその作り方は次の通りです紙やすり研磨清浄な金属露出させますその金属3M HNO3前処理水洗いしますその電極で以下のセル作成し0.8mA/cm215分ほど電解し表面塩化銀析出させます電解セル10mLビーカー使います転倒防止のため電解液注ぐ前に底に両面テープ貼っておき電解液注ぎ終わったビーカー実験台しっかり固定します電極ダブルクリで固定します

   
電解セル作成左図 回路接続中央図 出来上がり右図
考書電気化学測定法技報堂出版p97銀/塩化銀電極作り方

Ag/0.1M HCl/Pt

同じ手順でもう1本作成する2本の電極飽和KCl溶液に浸漬し下記のような電池作成し電位差デジタルテスターで確認する電位差5mV以内であること確かめるもし2本の電極電位5mV以上ある場合はうまく出来ていないと思われる方作成しなおし電位差5mV以内になるまで繰り返す10mLビーカー2個用いて塩橋で接続する塩橋シリコンゴム用いる煮溶かした電解質-寒天溶液専用スポイトで吸い上げて固めゴム管の両端する
考書電気化学測定法() 技報堂出版p96新しく作った電極電位チェ
考書電気化学測定法() 技報堂出版p94塩橋作り方

Ag/AgCl/KCl//KCl/AgCl/Ag   //塩橋

[新訂物理図解]p.103または[応用物理化学]p.191102考にしてゲンドルフ補償法による電位差測定の回路組む(ポテンショメーター検流計替わりにコンパレータ使う以下のダニエル電池作成し1標準電池代用とする白金以外の金属測定直前に研磨0.1N HClで前処理行い水で分に洗浄する

Cu/0.01M Cu2+//0.01M Zn2+/Zn

ネルンスト用いてできるだけ正確にダニエル電池起電力計算する計算した起電力とダニエル電池用いて抵抗尺目盛較正する(本来ならウェストン電池用いるがウェストン電池カドミウム使用するため取り扱いに注意要するそこでここでは標準電池ダニエル電池で代用し電位や電圧の概念習得する)摺動抵抗と電源には電池付き抵抗尺(NiCd電池×2)用いる
ダニエル電池起電力直接エレクトロメータ入力その出力が抵抗尺の同じ目盛りに対応すること確認することでエレクトロメータ動作確認するエレクトロメータゲンドルフ補償法オペアンプで電子的に瞬時に実現する装置と言える
銀/塩化銀電極標準電極電位計算する2,3)塩化カリウム水溶液濃度実測した室温から添付資料より飽和濃度求める飽和塩化カリウム水溶液濃度非常に濃いので活量係数による補正が必要である添付資料から活量求めてそれ用いる4)以下のような電池組みその起電力補償法およびエレクトロメータ用いて測定しそれぞれの単極電位の測定結果からダニエル電池起電力計算致すること確かめる

Cu/0.01M Cu2+//KCl/AgCl/Ag
Zn/0.01M Zn2+//KCl/AgCl/Ag

?設問参照電極照合にはなぜデジタルテスター用いてもよいのか?
?設問うっかり亜鉛棒硫酸銅つけると黒くなるのはなぜか?
?設問デジタル式のテスターなぜ電池が必要か? 標準電池してのウェストン電池どのようにして作成するか?

   
電極溶液左図 単極電位の測定中央図 ダニエル電池起電力右図


電池の起電力 ~平衡論的取り扱い
遠藤 昌敏, 無機・分析化学応用実験, 講義ノート, (2006).

(1電池の起電力 ~平衡論的取り扱い
遠藤 昌敏, 無機・分析化学応用実験, 講義ノート, (2006).
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