ワクチン
1.
18世紀1)にジェンナーが発明2)。病原体に対する免疫を安全に誘導する薬剤。生ワクチン、不活性化ワクチン、コンポーネントワクチンなどがあります。生ワクチン病原性が残る危険がある一方、効き目が一生涯有効です。病原性の低い変異株を見つけて弱毒化生ワクチンとするほかに遺伝子組み換え技術をつかって積極的に弱毒化する遺伝子組み換え生ワクチンがあります。不活性化ワクチンはウィルスをホルマリンなどで殺して複製能力を奪って作ります。病原性は戻らないので安全ですが、得られた免疫が長く続かないという短所があります。コンポーネントワクチンにはサブユニットワクチンやペプチドワクチンがあります。これらはウィルス表面のたんぱく質を取り出したもので副作用がない反面、免疫が長続きしない短所があります。インフルエンザの予防には有効ですので、健康維持のためワクチン摂取を検討しましょう。