語釈1.
マイクロ波も電磁波も電波もみんな同じ『電磁波』です。正確には『電磁波』というべきものなのですが、簡単に『電波』という呼称で通っています。マイクロ波というのは電磁波の中で、周波数がものすごく高いものを言います。以下の話にはウソがあるかもしれませんが、周波数によって電磁波は以下のように分類されています。マイクロ波とはUHF以上の周波数(300MHz~)の電磁波の総称です。3 Hz ~ 30 Hz ELF (Extremely Low Frequency)
30 Hz ~ 300 Hz SLF (Super Low Frequency)
300 Hz ~ 3 kHz ULF (Ultra Low Frequency)
3 kHz ~ 30 kHz VLF (Very Low Frequency)
30 kHz ~ 300 kHz LF (Low Frequency)
300 kHz ~ 3 MHz MF (Middle Frequency)
3 MHz ~ 30 MHz HF (High Frequency)
30 MHz ~ 300 MHz VHF (Very High Frequency)
300 MHz ~ 3 GHz UHF (Ultra High Frequency)
3 GHz ~ 30 GHz SHF (Super High Frequency)
30 GHz ~ 300 GHz EHF (Extremely High Frequency)
ELF~ULF~VLF帯は、オーロラなどの観測にも利用されているようです。電線で大きなコイルを作って、そのコイルを日の出の方向に向けていると、朝、日の出の頃にELF~ULF~VLF帯の電波が受信できるそうです。この周波数帯は人間が音として聞くことができる周波数帯(Audio Frequency, AFという)なので、その信号をAV装置で増幅してスピーカーから音として出力すると、鳥の囀りのように聞こえるんだそうです。夜明けに鳥がいっせいにさえずりを始めることを英語でdawn chorus(日本語に訳すと夜明けのコーラスかな)と呼ぶため、この電波をそれに例えてdawn chorusというんだそうです。私が中学生だったか高校生のころにこの話を聞いて、どうしても聞きたくなり、挑戦したことがありましたが、ノイズばかりでいまだに私は聞いたことがないんです。死ぬまでにはオーロラをこの目で見たいし、dawn chorusも自分の手で捕まえてみたいと思ってるんですけどね。
参考書はどうなんでしょう?私は中学生の頃に始めたアマチュア無線の知識のままで固まってすでに20年以上経っているんですが(高校まででやめちゃった)、無線関係の情報は、『通信用語の基礎知識』というページが参考になるのではと思います。
http://www.wdic.org/
です。他にはお堅い政府官公庁関係では郵政省系(あれ?今は変わったんだっけ?電波監理局ってどうなったんだ?)のページが参考になるんか?電波資源割当状況などは以下のページから辿ることができるようです。
http://www.tele.soumu.go.jp/