語釈1.
水和しやすい性質。極性分子に多い。コロイドの表面が親水性だと親水コロイドを形成します。生体内の親水性のアミノ酸には、グリシン、セリン、トレオニン、システィン、アスパラギン、アスパラギン酸、リシン、グルタミン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、チロシンがあります。親水性のアミノ酸は球状たんぱく質の外側の部分を形成します。洗濯に使われる界面活性剤は分子の内部に疎水性の部分と親水性の部分を持っています。粉体表面の親水性、疎水性の判別方法として気体の吸着を利用した比表面積の測定があります。つなわち水蒸気の吸着は親水性の部分のみ、窒素ガスの吸着は表面全体で起こるとして、表面親水度を計算します1)。
2)