語釈1.
正極合材を薄く塗布するとレート特性があがるので、一見正極合材のIR降下が電池のレート特性に関係しているように見えますが、それはあまり正しくありません。炭素導電助材の量を極端に多くして正極合材の塗布厚みを増加させても内部インピーダンスは増えるどころかむしろ減る傾向があります。また、正極の内部に電極を複数差し込んで正極内部の電位分布を測ってみてもほとんど電位差はありません。むしろレート特性は、正極合材中の活物質の量と、アルミニウム集電体/正極合材界面の接触抵抗によって決まります。【物理量】接触抵抗1)