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令和6年11月3日 (日)

水の沸点と標高の関係について教えてください

語釈1.

理科年表(平成12年版, 丸善)470ページ 沸点の表があります
同じところに沸点近似式ものっていて
沸点=100.00+0.0367(p-760)-0.000023(p-760)^2
と表されます(pは気圧[Torr]式が成り立つのは680--779Torrの範囲)
また理科年表(平成12年版, 丸善)390ページ には気圧によって高さ知る表があります

これら使ってつ計算してみます近場にあるちょっとした山
たとえば標高720mの山の上の気圧気圧によって高さ知る表によると
926hPaでこれTorrに換算すると926/1013*760=694.7 (Torr) なりますこれ上の式にいれて計算すると
100.00+0.0367(694.7-760)-0.0000223(694.7-760)^2=97.50
となりますしたがって
近場にある山の上では100℃ではなく97.5℃で沸騰することがわかります

また 沸点 標高 関係で検索してみますと
--
http://qube.agr.…
平時の場合は1013hPa1気圧沸点100℃です標高1000m高くなるにつれて気圧100hPaずつ低下し富士山山頂 3776では約638hPaで沸点も約63℃まで低くなりますこれは沸騰する面にかかる圧力が高いところでは低くなったために蒸発 やすくなったからです
--
という記述がありますしかし沸点63℃というのは間違いですね88℃程度でしょう

また沸騰蒸気圧と気の全圧が等しくなったところで起こりますから蒸気圧知れば上記理科年表の気圧によって高さ知る表と組み合わせて利用することができます蒸気圧に関しては丸善が発行している化学便覧 基礎編II手元のものは第3II-117ページ表があります10℃単位で抜粋しますと以下のようになります760.00mmHg=1気圧です

温度 蒸気圧mmHg
0 4.581
10 9.208
20 17.536
30 31.827
40 55.33
50 92.55
60 149.44
70 233.77
80 355.26
90 525.26
100 760.00
110 1074.6
120 1489.1
130 2026.0
140 2710.4
150 3570.1
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