1.
一番原子番号の若いハロゲンです。この元素を単離しようとした何百人もの化学者の命を何人も奪ったいわくつきの元素。アンリモリワッサンが溶融塩電解で単離に成功しました。虫歯になりにくい歯にするというので薬用ハミガキにも入っているけど、猛毒です。栄養成分かなにかとカン違いしてはいけません。0.1%の濃度のフッ素を数分間吸えば死にます。フッ酸が一滴手についたら骨まで侵されて七転八倒の苦しみを味わいます。安全には十分注意しましょう。しかし、フッ酸などの化合物はその腐食性から半導体製造には欠かせませんし、アルミニウムを集電体とするリチウムイオン二次電池ではフッ化物イオンが重要な役割を演じています。
2.
フッ素の単体は、水と激しく反応してフッ化水素を精製し、水に溶解してフッ化水素酸になる。