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🌡 📆 什和6幎4月19日

ハロゲン

1.

フッ玠1)、塩玠2)、臭玠3)、ペり玠4)、アスタチンです。原子番号が若いほど酞化力が倧きくなりたす。金属ずハロゲン化物を䜜りたす5)。

単䜓は二原子分子からなりたすが、反応性が倧きいため自然界に単䜓は存圚したせん。垞枩垞圧ではフッ玠ず塩玠が気䜓であり、臭玠が液䜓、ペり玠ずアスタチンは固䜓です。みな色が぀いおいたす。぀たり光によっお励起されるずいうこずです。ハロゲンず氎玠の化合物をハロゲン化氎玠ずいいたす。たたハロゲン化銀は写真フィルムの乳剀に䜿われおいたす。

【関連曞籍】
無機物質6)
無機物質7)
無機化合物8)
無機物質9)
(1フッ玠FluorineF, (元玠).
(2塩玠ChlorineCl, (元玠).
(3臭玠BromineBr, (元玠).
(4ペり玠IodineI, (元玠).
(5 > é‡‘属ハロゲン化物
朚田茂倫著, 無機化孊, 裳華房, (1989).
(6 > ç„¡æ©Ÿç‰©è³ª
実教出版, サむ゚ンスビュヌ化孊総合資料, 実教出版, (2005).
(7 > ç„¡æ©Ÿç‰©è³ª
竹内敬人ほか, ダむナミックワむド図説化孊, 東京曞籍, (2003).
(8 > ç„¡æ©ŸåŒ–合物
数研出版線集郚, 芖芚でずらえるフォトサむ゚ンス化孊図録, 数研出版, (1998).
(9 > ç„¡æ©Ÿç‰©è³ª
䜐野博敏、花房昭静, 総合図説化孊, 第䞀孊習瀟, (1995).
#🗒👚‍🏫フッ玠#🗒👚‍🏫臭玠#🗒👚‍🏫塩玠#🗒👚‍🏫単䜓#🗒👚‍🏫分子#🗒👚‍🏫ペり玠#🗒👚‍🏫アスタチン#🗒👚‍🏫垞枩#🗒👚‍🏫垞圧#🗒👚‍🏫原子番号#🗒👚‍🏫気䜓#🗒👚‍🏫液䜓#🗒👚‍🏫固䜓#🗒👚‍🏫色#🗒👚‍🏫光#🗒👚‍🏫励起#🗒👚‍🏫氎玠#🗒👚‍🏫化合物#🗒👚‍🏫ハロゲン化氎玠#🗒👚‍🏫写真#🗒👚‍🏫ハロゲン化銀

2.

【元玠各論】
17族元玠ハロゲン
無機化孊序説、p.5360
元玠各論共通のポむント
 ① 単䜓の構造ず性質、簡単な化合物氎玠や酞玠ずの化合物の構造ず性質に぀いお、高校の時には単に「暗蚘」させられおいた事項が、定性的に説明可胜であるこずを再認識するこず。
 ② 呚期衚のタテの関係、ペコの関係にはおおたかな共通芁玠がある。それらをできるだけ倚くの芳点から把握するこず。

 元玠の性質、所圚ず補法    各自テキストで自習のこず。

 呚期衚のタテの関係に぀いお䞀般論 ⇒ 各族の各論で再床詳説。
  1, 2族s-ブロック元玠および1317族p-ブロック元玠に぀いお共通するこずがら。
    ・番䞊の元玠は、しばしば番目以䞋の元玠ずは䞀颚倉わった性質を瀺すこずがある。
    ・䟋倖的な堎合を陀いお、同皮元玠間で二重結合や䞉重結合を䜜るのはC、 N、 Oだけ。
    ・倧たかに蚀っお、単䜓の結合゚ネルギヌは、䞋に行くほど匱くなる。
     軜い元玠ほど匷い結合を䜜るこずができる
    ・䞋に行くほど金属的な性質が匷くなる1316族。
    ・䞋に行くほど、プラスの酞化数が「小さく」なりやすい1316族。
    ・䞋に行くほど、氎玠化物の酞の匷さは匷くなる。
    ・䞋に行くほど、単䜓の還元力が匷くなる酞化力が匱くなる。

 単䜓の性質
   ○ 単䜓の色 HOMOずLUMOに぀いお
   ○ 融点、沞点の傟向 䞀般に、分子量の倧きい分子ほど分子間力が匷くなり、融点・沞点が高くなる。
   ○ 結合゚ネルギヌの傟向ずフッ玠の異垞性
       I2 < Br2 < Cl2   軜い元玠ほど匷い結合を䜜る。
     定性的むメヌゞ ペり玠はN殻たで党郚電子で詰たっおいお「おなかの莅肉」がたっぷり぀いおいる。電子密床の䜎い5p軌道どうしが浅く重なる深く重なるず莅肉どうしの電子反発が匷くなる。
塩玠はL殻たでしか電子が詰たっおおらず「おなかの莅肉」がそれほどない。電子密床の高い3p軌道同士が深く重なるこずができる。

       F2 << Cl2   フッ玠は塩玠より軜いのに、結合゚ネルギヌが匱い。
     右図のように、フッ玠はサむズが小さいので「孀立電子察非結合電子察」
       同士の反発が匷くなる。

    ○ 電子芪和力ずフッ玠の異垞性
        I â†’Br â†’ Clの順に電子芪和力が倧きくなる有効栞電荷ずの関係で理解せよ。
        しかし、FはClより電子芪和力が小さい → フッ玠はサむズが小さいので、すでにある電子から若干反
発を受ける。
      ただし、Fの電子芪和力は小さいがF2の結合゚ネルギヌも䜎いので、X2 + 2e â†’ 2Xずなる傟向
単䜓の酞化力はフッ玠が最倧。

    ○ 氎ずの反応性 F2は氎を酞化   F2 + H2O â†’ 2HF + 1/2O2
            酞性溶液でのClのラティマヌ図
            ClO4   â†’   ClO3   â†’   HClO2  →  HOCl  →  Cl2  â†’  Cl
1.19       1.21        1.65         1.63      1.36
      問 Cl2を氎に溶かすずどうなるか塩基性溶液でも結果は同じ
問 塩玠系挂癜剀ず塩酞系掗剀を混ぜるず、どのような䞍郜合が生ずるか

 ハロゲン化氎玠HX
    ○ 補法に぀いおは各自自習のこず。
    ○ 単䜓X2ずH2ずの反応性の序列(p.56) 単䜓ずHXの結合゚ネルギヌから理解せよ。
    ○ ブレンステッド酞の匷さ酞解離定数  衚7.3の酞解離指数は誀怍か 
テキストでは「HSAB則をここで玹介するために」、酞の匷さをHSABで説明しおいるが、前々回の講矩で
はもっずシンプルに説明しおある。陰むオンの倧きさず酞の匷さずの関係を理解せよ。
    ○ 沞点の傟向ずHFの異垞性氎玠結合の芳点から高校で孊習枈み。各自埩習のこず。
    ○ 塩化氎玠ず塩酞の違い塩化氎玠は垞枩で気䜓のHCl、塩酞は「塩化氎玠の氎溶液」を意味する。
     â—‹ã€€Clを「塩玠むオン」ず呌ばないこず。塩玠むオンは「Cl」の意味。正しくは「塩化物むオン」。
     â—‹ã€€åž‚販の濃塩酞の濃床は玄12mol/Lである。
問 およそ0.3mol/Lの垌塩酞を100mL䜜りたい。濃塩酞は䜕mL必芁か
たたlog 3 â‰’ 0.5ずしお、䞊の垌塩酞のおよそのpHを芋積もれ。
問 正しい操䜜はどれか ①氎に濃塩酞を少しず぀加える ②濃艶酞に氎を少しず぀加える
    ○ HXの酞化還元反応
       【重芁】 HXの酞化力は、Hの酞化力である。ハロゲン化物むオンXには酞化力はない。
              AlやZnを酞化するこずはできるが、Cuを酞化するこずはできない。
       【重芁】 ハロゲン化物むオンは還元剀ずしお䜜甚するこずがある。
              䟋 HClはMnO4むオンを還元する高校で孊習。
問 䞊の化孊反応匏を曞け。
              䟋 HBrやHIはCl2を還元する。→暙準酞化還元電䜍の序列を調べよ。
       【重芁】 酞の匷さはHI > HBr > HCl > HFであり、還元䜜甚はI > Br > Cl > Fである。

           【最重芁】 酞の匷さず酞化力の匷さずは無関係

    ○ HFはガラス䞻成分SiO2を溶解するので、フッ酞をガラス容噚に入れるこずはできない。
    ○ 補足ずしお次の問に答えよ。
問 フッ化アルミニりムはフッ化氎玠ず反応しおテトラフロロアルミニりム酞むオンを生ずる。この反応
においお、ブレンステッドの酞ずルむス酞をそれぞれ瀺せ。
AlF3  +  HF  â†’  AlF4  +  H

 ハロゲンの酞化物ずオキ゜酞
    ○ 酞化物には各皮あり、ハロゲンは異垞な酞化数をずりやすい。構造や結合に぀いおはやや難解。
      OF2、I2O5、ClO2に぀いおテキストの蚘述を芚えるこず。
    ○ オキ゜酞 
䟋 塩玠の皮類のオキ゜酞 HClO4過塩玠酞、HClO3塩玠酞、単離できない、HClO2亜塩玠酞、単
離できない、HClO次亜塩玠酞
問 過塩玠酞は非垞に匷いブレンステッド酞であるのに察し、次亜塩玠酞は匱酞である。䞡者の酞の
匷さの関係がなぜそのようになっおいるのかを考察せよ。
    ○ オキ゜酞むオンの構造 講矩で説明。
    ○ オキ゜酞むオンの結合、pπ-dπ結合 ClずOずの結合がなぜ二重結合に曞かれるこずがあるのか、理解
するこず。








     問 フッ玠にはオキ゜酞が存圚しない。その理由を考察せよ。
  
 ハロゲン間化合物ずその構造 混成軌道の名称ずその圢を芚えるこず。混成軌道は講矩で説明。
   XX'原子分子、 XX3'sp3d混成䞉方䞡錐型、XX5'sp3d2混成八面䜓型、XX7'sp3d3混成IF7のみ
   I3むオンは盎線状分子。これはsp3d混成で説明できる。

 
【混成軌道の説明】

䟋ClF3

Clの基底状態   
            3s           3p                    3d


Clの励起状態
            3s           3p                    3d


               3個の䞍察電子がFず結合する。䞉方䞡錐のsp3d混成。2組の孀立電子察が2隅を占める。

   巊の぀の構造のうち、(3)の構造をずる。






䟋 IF5

Iのさらに高い励起状態
     5s         5p                  5d


    5個の䞍察電子がFず結合する。八面䜓型のsp3d2混成。1組の孀立電子察が
                1隅を占める。→ テキストp.59, è¡š7.7のXX5'の構造。

䟋 I3

I3における1個の共有結合ず
1個の配䜍結合をも぀Iの
電子構造          5s         5p                  5d

   1個の䞍察電子が1個のIず共有結合し、空のd軌道にもう1個のIむオンの
                孀立電子察が配䜍結合する。sp3d混成。3隅を3組の孀立電子察が占める。








sp混成、sp2混成平面䞉角圢、sp3混成四面䜓は有機化孊でも出おくる。これ以倖にsp3d混成、sp3d2混成を芚えおおくず、無機分子の構造の掚定に圹立぀。

宿題
プリント䞭の問のすべおに解答せよ。
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