大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A. 最も褒めて欲しい課外報告書は、人絹(ビスコースレーヨン)発祥の舞台の聖地巡礼をしようである。 ヨーロッパで発明された紡糸技術は当時、製造方法が秘匿されていたが、地元の高等教育機関がブレイクスルーをもたらした。その当時、米沢の織物業は生糸価格の高騰に直面しており、安価な代替素材の確保が至急必要であった。1912年に同校の応用化学科に赴任した秦逸三は、ビスコース法による人絹の独自研究を始めた。秦は、木材パルプを薬品で溶解し極細のガラスノズルから押し出して凝固させる紡糸技術を、実験室レベルで完全に解明した。この技術を地元の工場へ直結させ、日本初の人絹商業生産に成功した。 聖地巡礼をし、実際に石碑や資料をみてきた。その当時の紡糸機械だったり実際に紡がれた人絹もみることができた。秦逸三講師をはじめは知らなかったが、調べていくうちにとても偉大な人なのだと知ることができた。
A.「【予習報告書】00-00 準備した教材について報告してください」 出谷一樹 8月4日 キーワード:教科書 授業で使用する教科書3冊を用意した。 ・イラスト図解 工場の仕組み ・現代の電気化学 ・最新工業化学
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A.本報告書の題目は「課外報告 灰汁抜きをして、山菜料理を楽しもう―わらびのあく抜き―」である。著者は長谷部心紀、提出日は2026年8月4日であり、キーワードは「わらび」「灰汁抜き」「重曹」「山菜」「食品加工」とした。 重曹を用いてわらびのあく抜きを行い、処理前後の変化を観察した。わらびを重曹を溶かした熱湯に約12時間浸漬し、その後水洗・水さらしを行った結果、処理後も緑色を保ちながら苦味や渋味が軽減し、茎は軟らかくなった。また、浸漬液は淡褐色となり、あく成分が水中へ溶出したことが確認された。これらの結果から、重曹によるアルカリ処理は、わらびのあく成分を除去し、食用に適した状態にする有効な方法であることが示された。 本課外活動では、わらびのあく抜きを実際に行い、処理条件を守りながら結果を観察・記録した。また、処理前後の色や硬さ、味の変化を比較し、その原因を重曹のアルカリ性や細胞組織の変化と関連付けて考察した。さらに、参考文献を用いて実験結果を裏付け、食品加工における化学的原理への理解を深めた。実験、観察、文献調査、考察を主体的に行うことで、食品加工に関する知識、論理的思考力、実験結果を整理・分析する能力を身に付けることができた。
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A.書誌情報 題目.予習報告書 著者.24512082 キーワード. 工業化学.セラミックス.リチウムイオン電池.最新工業化学 要旨 本学習では、3冊の教科書を用意し、それぞれ1ページずつ内容を確認しながら学習を進めた。特に『最新工業化学』を中心に予習を行い、セラミックスにおける自然科学としての化学と工学としての化学の違いや、リチウムイオン電池の構造・動作原理・材料の特徴について理解を深めた。教科書を丁寧に読み進めることで、工業化学の基礎知識を体系的に身に付けることができた。 合格に値する根拠 本学習では、3冊の教科書を活用して工業化学に関する内容を自主的に学習し、特に『最新工業化学』については全ページに目を通しながら予習を行った。セラミックスの材料科学や、自然科学と工学における化学の役割の違い、さらにリチウムイオン電池の動作原理や材料設計の重要性について理解を深めることができた。また、単に教科書を読むだけでなく、学習内容を整理し、工業化学が実際の製品開発やエネルギー技術にどのように応用されているかを考察できている。基礎知識の習得に加え、自主的な予習を継続して行った姿勢からも、本学習は十分に目的を達成しており、合格に値する内容であると判断できる。 予習報告書は問1と5しかやっていないので報告書として出していいかわからなかったが授業中に教科書を揃えて1ページずつめくって写真を撮ると10点もらえると言っていたため出しました。
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A.書誌情報 題目:予習報告書 著者:會田龍真 提出日:4月29日 キーワード: 原価管理、自然科学と工学、エネルギー最適化、経営工学、モノづくり 要旨 モノづくりにおいて、異なるアプローチの統合と最適なリソース配分が持続可能性の鍵となる。企業の利益確保では原価管理と品質管理が相補関係にあり、品質維持と無駄排除の両立が顧客価値を高める。また半導体分野では、原理追求を狙う自然科学と、社会実装・実用化を目指す工学の両輪が技術革新を支える。製塩事業のイオン交換膜法にみられる無機化学分野の製造プロセスでも、物質の機能化と外部エネルギー消費の最小化が製品コストや環境負荷に直結する。経営・科学・工学の多角的な視点から効率的なモノづくりを遂行することが重要である。 合格に値する根拠 本報告書は学術的文献の比較分析や試算プロセスを含み、8時間相当の学習保証時間を担保した成果である。科学的探究と工学的課題解決の双方からモノづくりの本質を体系的に把握し、ディプロマ・ポリシーにふさわしい総合的思考力と専門的知識を獲得した。
A.【書誌情報】 題目:人絹(ビスコースレーヨン)発祥の舞台の聖地巡礼をしよう 著者:地主葵 提出日:8月4日 キーワード:ビスコースレーヨン、米沢高等工業学校 協力者:齋藤考裕(聖地巡礼)、佐藤裕周(聖地巡礼) 【要旨】・【合格に値する根拠】 人絹(ビスコースレーヨン)発祥の舞台の聖地巡礼ということで、山形大学工学部前身の米沢高等工業学校と人繊工業発祥の地石碑を巡礼した。山形大学工学部前身の米沢高等工業学校では、山崎洋一郎館長による米沢高等工業学校やその歴史についての説明の元、ビスコースレーヨン工業の発症を示す資料の現物を確認した。また、後日に人繊工業発祥の地石碑を訪れた。自転車で行く中で、急斜面や雨に苦戦したが、景色や石碑を拝むことができた。以上の内容を学習保証時間として8時間を担保するものとし、 ディプロマ・ポリシーにふさわしい 知識・態度・能力を獲得したこととする。
A.(1)出版社は小学館の『野菜の料理 ごちそうCOOKING愛蔵版』を参考に課外報告書を作成した。参考内容として、蕗の下処理(板ずり、ゆでこぼし、皮むき)および煮物の調理方法を参考にした。 (2)本実習では、灰汁成分を多く含む蕗を用いて煮物を調理し、灰汁抜きの効果について観察した。山形県産の蕗を水洗後、食塩による板ずりを行い、沸騰水中で約3分加熱した後、冷水で冷却した。外皮を除去して約5 cmに切断し、だし、醤油、みりんを加えて煮物として調理した。その結果、蕗は鮮やかな緑色を保持し、形状の崩れも見られなかった。また、苦味やえぐみが減少し、調味液が内部まで浸透していることが確認された。一方で繊維質は保持され、適度な硬さが残った。これらの結果から、灰汁抜き処理によって不要な成分が除去されるとともに、食感や風味が改善されることが確認できた。 (3)本実習では、文献に記載された調理方法に従い、蕗の灰汁抜きから煮物調理までの工程を適切に実施した。灰汁抜き後の蕗では、苦味やえぐみの低減が確認され、灰汁成分の除去効果を実際に観察することができた。また、加熱後も緑色や形状が維持されていたことから、処理条件が適切であったと判断できる。さらに、板ずりや加熱処理による組織変化と調味液の浸透について考察し、食品組織と調理操作の関係を科学的な視点から説明した。結果の観察だけでなく、その原因についても論理的に考察している点は、調理科学の学習目標を十分に達成していると考えられる。以上より、本実習は調理技術の習得と食品成分の理解の両面において教育的成果が認められ、合格に値する内容である。
A.書誌情報 人絹の発祥地巡り 奈良間小柚 8月4日提出 キーワード:人絹、秦逸三、米沢高等学校 要旨 本調査では、山形大学工学部前身の米沢高等工業学校と御成山公園を訪れ、人絹の発祥地としての歴史を学んだ。展示から、人絹は天然繊維とは異なり人工的に製造できるため、安定した供給が可能で、日本の産業革命や繊維産業の発展を支えたことを理解した。また、秦逸三をはじめとする研究者や技術者が人造繊維の開発と化学工業の発展に大きく貢献したことを学び、米沢高等工業学校が化学技術者の育成や日本の化学工業の発展に重要な役割を果たしたことを理解した。 合格に値する根拠 人絹の発祥地を見学し、山形大学工学部前身の米沢高等工業学校が日本の化学工業や繊維産業の発展に果たした役割を学ぶことで、応用化学や化学工学に関する基礎知識を深めることができた。また、展示資料や史跡から得た情報を整理・考察することで、論理的思考力や記述力を養うことができた。さらに、化学技術が社会や産業の発展に大きく貢献してきたことを理解し、科学技術を継続的に学び、社会に役立てようとする意識を身に付けることができた。
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A.もっとも褒めて欲しい課外課題はきゅうりの古漬けです。 苦労と時間に対して塩辛く食べれなかった、が経過観察および1ヶ月の観察を行い苦労したからです。
A.今回、化成肥料を使って花や野菜を育てることで、肥料が植物の成長に与える効果を実際に確かめることができた。普段何気なく使っている肥料も、ハーバー・ボッシュ法によってアンモニアを大量生産できるようになったことと深く関係していると知り、化学技術が農業や私たちの食生活を支えていることを実感した。実際に植物を育てることで、化学工業の発展が身近な生活にも大きな影響を与えていることが分かり、興味深かった。
A.山形県米沢市の御成山公園には、日本の化学工業の原点を伝える「人繊工業発祥の地」の石碑が建立されている。現地を訪れると、先駆者たちが新たな繊維の国産化に向けて情熱を注いだ当時の息吹が感じられる。 また、前身である米沢高等工業学校本館には、化学遺産第005号『ビスコース法レーヨン工業の発祥を示す資料』が保存されている。重厚な建築と貴重な実物資料は、研究者たちが挑んだ技術的偉業の重みをリアルに物語る。 明治から大正の産業革命期、同校は国家の近代化を支える化学工業の頭脳として機能した。輸入に頼っていたビスコースレーヨンの研究開発を主導し、日本の産業構造を近代化学工業へとシフトさせる原動力となった。地方都市から世界を変えた知の足跡である。
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A.「人絹(ビスコースレーヨン)発祥の舞台の聖地巡礼」 本活動では、日本における化学繊維技術の歴史を現地調査するため、米沢市御成山公園にある「人繊工業発祥之地」の石碑と案内板を訪問した。山形大学工学部の前身である米沢高等工業学校の秦逸三氏らが、木材パルプからビスコースレーヨンの製造技術を確立し、鈴木商店の援助を経て後の帝人株式会社設立へと繋げた歴史的足跡について調査・考察を行った。 現地へは米沢市街から自転車で向かったため、急な上り坂が延々と続き、非常に体力を削られる道のりであった。諦めずにペダルを漕ぎ続けて現地に到達し、碑文や工場跡地を一望する景色を目にしたことで、先人たちがこの地で日本の化学産業を切り拓いた情熱と影響力の大きさを身をもって実感することができた。自らの脚で苦労して現地へ足を運び、大学の歴史と化学工学の原点に対する深い学びと大きな達成感を得たという点において、最も評価していただきたい活動である。
A.【書誌情報】 題目: 平清水焼七右エ門窯におけるマグカップの作陶体験と製陶プロセスに関する考察 著者: 石曽根萌音 提出日: 2026年8月4日 キーワード: 平清水焼、作陶プロセス、素焼き・本焼き、ガラス化、強度・防水性 【要旨】 本報告書は、山形県の伝統的工芸品である平清水焼の七右エ門窯にてマグカップの作陶体験を行い、成形から焼成に至る製陶プロセスとその物性変化を検証したものである。粘土の穿孔・拡孔・厚み調整・取っ手接着および装飾までの成形工程を自身で行い、職人による乾燥・素焼き・施釉・本焼きを経て完成させた。出来栄えは破損や歪みがなく、陶器特有の保温性と十分な機械的強度を備えた作品となった。考察では、脱泡や乾燥が熱膨張・沸騰による破裂を防ぐ点、800℃の素焼きが多孔質構造を形成して釉薬の定着を促す点、1250℃の本焼きが素地の焼き締めと釉薬のガラス化を引き起こし、実用的な防水性と強度を付与する化学的・物理的メカニズムを明らかにした。 【合格に値する根拠】 本報告書は、単なる工芸体験にとどまらず、粘土の乾燥収縮、熱膨張、素焼き・本焼きにおける結晶・相変化(ガラス化)といった物質の物性変化に着目し、8時間相当の主体的学習と論理的考察を担保している。地域伝統産業の実践的プロセスを通じて、材料特性や加熱処理に伴う構造変化に関する専門的知識を獲得するとともに、実習結果を科学的根拠に基づいて分析・言語化する課題解決能力および探究的態度を体現しており、合格条件を十分に満たしている。
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A.〈緒言〉 植物を肥料を与えたものと与えていないものでどう成長に関わるか観察する。 〈実験方法〉 ①使用器具、食物 ・肥料 ・植物(宿根アスター) ・プランター ・水 ②実験操作 1.プランターを2つ用意し、土を敷き詰めた。 2.プランターに2つに植物の苗をそれぞれ植えた。 3.片方のプランターに肥料を与えた。 4.毎日水を与え、観察した。 〈結果〉 観察期間中に開花は確認できなかったが、肥料を与えた植物は与えなかった植物と比較して茎が太く、葉の色も濃い緑色となり、生育速度も速かった。一方で、肥料を与えた植物では下葉を中心に枯れる葉が多く見られた。肥料を与えなかった植物は生育速度こそ遅かったものの、枯れた葉は比較的少なく、全体的に緩やかに成長した。 〈考察〉 今回の実験では、肥料を与えた植物の方が成長速度が速く、茎が太くなったことから、肥料に含まれる窒素、リン酸、カリウムなどの栄養分が植物の生育を促進したと考えられる。特に窒素は葉や茎の成長や葉緑素の生成に必要なため、葉が濃い緑色になったと考えられる。一方で、肥料を与えた植物では枯れる葉が多く見られた。これは肥料の濃度が高すぎたり、与える量が多すぎたりしたことで根が傷み、水分を十分に吸収できなくなる「肥料焼け」が起こった可能性がある。また、急速に成長したことで古い葉に十分な養分が行き渡らず、下葉から枯れていったことも考えられる。今回の結果から、植物の生育には肥料が重要である一方、与えれば与えるほどよいわけではなく、適切な種類や量、与える時期を守ることが健康な生育につながることを学んだ。また、植物の生育を評価する際には成長速度だけでなく、葉の状態や全体の健康状態も合わせて観察することが重要であると考えられた。
A.題目「肥料で花や野菜を育てて楽しもう」、著者 ?橋璃和、(共同 祖父:祖父の家で栽培したため記載)提出日2026年8月4日、キーワード オクラ、肥料、アンモニア、比較、成長速度が挙げられる。 本課外活動では、オクラの種を用いて肥料の有無より成長速度や実の大きさの比較から肥料の効果を調査した。合計12本の苗が生育するために肥料として生ゴミ20キロ、米ぬか10キロ、市販化学肥料4-5キロ(窒素、リン酸、カリウム)、鶏糞10キロを土に混ぜ込んだ。肥料なしの土では生ゴミ20キロ、米ぬか10キロ、鶏糞10キロを混ぜ込んだ。その後、オクラの種を植え(4月26日)、同環境の中オクラを育てた。その結果、添付資料より、収穫以前では肥料無しの草丈は肥料ありの草丈よりも小さかった。その後、オクラの実がなった。肥料の有無で実の大きさや色、硬さや苗の生育状況は差は見られなかったが、収穫量に差が見られた。収穫が多くなったのは7月下旬であり、収穫量は苗一本当たり、肥料ありでは平均37本、肥料無しでは平均25本であった。有意差検定(t検定)を行うとt(10)=5.88、p<0.001となった。 本活動を行うために電車で20分ほどの祖父の畑を借り、毎日オクラの水やりを朝に行いながら通学していた。雨天時には水を与えず、晴天時には状況に応じて朝と夕方に水を与えていた。
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A.題目「肥料で花や野菜を育てて楽しもう」、著者は川村真由、提出日8/4 豆苗を購入して気温、日射量、湿度といった条件を統一して肥料を与えた場合と与えなかった場合の成長の様子を観察した。その結果、比較すると肥料を与えた場合のほうが発芽する苗の割合が高くなるという事実が得られた。 実際に苗と肥料を購入し、毎日水を替えるなどして手入れを行った。毎日の観察と発芽割合の計算による比較を行い、肥料を与えたことによる植物の成長速度や発芽に差が生まれることを実際に証明することができたため、私は合格に値する活動を行えたと言える。
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A. 本実験では、化学肥料の効果を確認するため、マリーゴールドを用いた対照実験を行った。ハーバー・ボッシュ法によりアンモニアが大量生産可能となり、窒素肥料を中心とした化成肥料が普及し、農作物の生育に大きく寄与している。本実験ではその効果を実際に確かめることを目的とした。肥料の三要素は窒素・リン・カリウムであり、それぞれ葉・実・根の成長に関与することが知られている。 方法として、市販のマリーゴールドの苗を2株用意し、同一条件下で土耕栽培を行った。一方には規定量の化成肥料を与え(処理群)、もう一方には肥料を与えない条件(対照群)とした。水やりの頻度、日照条件、使用した土壌量は同一に統一し、肥料の有無のみを独立変数として設定した。栽培期間中は生育状況を観察し、花の数やつぼみの形成状況を記録した。 結果として、肥料を与えた個体では1輪の花が開花したのに対し、肥料を与えなかった個体ではつぼみが形成される段階に至らなかった。このことから、化成肥料の施用により生育が促進され、開花まで到達したことが確認できた。一方で、無施肥条件では必要な栄養素が不足し、生育が抑制されたと考えられる。 以上より、化学肥料は植物の成長において重要な役割を果たすことが示された。本実験は簡易的なものであるが、対照群を設定することで肥料の効果を明確に比較することができた。今後は個体数を増やし、花数や成長量を定量的に測定することで、より信頼性の高いデータが得られると考えられる。
A.本製作では、日常をより豊かに彩り、手にするたびに心が安らぐ器の創出を目指した。素材には、素朴ながらも重厚な存在感を放つ鉄粉入りの赤土を厳選。土本来の荒々しくもあたたかい質感を最大限に生かすため、表面の光沢をあえて抑えたマットな釉薬を合わせ、素材の美しさを極限まで引き立てる設計とした。 電動ろくろを用い、包み込むような絶妙な曲線と口当たりの良さを追求したフォルムを成形。じっくりと自然乾燥させた後、高台を美しく削り出した。約800℃での素焼きを経て、釉薬の厚みに細心の注意を払いながら施釉。最終工程では約1250℃の還元焼成を行い、土と炎の化学反応を極限まで引き出した。 完成した器は、実際に手に取るとしっくりと馴染む程よい重量感があり、口当たりの良さも抜群であり、水などの液体も入り、実用性を証明した。 鉄粉入りの赤土とマット釉、そして還元焼成を選択したことで、計算された素朴さと深みのある色彩の融合に成功した。丁寧な削りと温度管理を徹底した結果、耐久性と美観を高い次元で両立でき、まさに工芸品としての美と実用性を兼ね備えた最高の成果を得ることができた。
A.今回の予習では、工業化学や工場でのものづくりについて学んだ。まず、無機化学材料の代表例であるセラミックスは、陶磁器やガラス、セメントなどに利用されており、近年は高純度アルミナや高純度シリカなどの人工原料を用いることで、耐熱性や絶縁性、機械的強度に優れた高性能材料が開発されていることを理解した。また、自然科学としての化学は物質の性質や反応を解明する学問であるのに対し、工学としての化学はその知識を製品開発へ応用し、社会に役立てることを目的としていることを学んだ。さらに、電池は無機材料を利用して化学エネルギーを電気エネルギーへ変換する代表的な工業製品であり、リチウムイオン電池や燃料電池の発展は、材料科学と工業化学の進歩によって支えられていることを知った。また、工場のしくみでは、製品は複数の工程や品質管理を経て製造されることを学び、特にカップラーメンは細麺や油揚げ麺を採用することで、お湯を注いだ際に短時間で元の状態に戻るよう工夫されていることが印象に残った。これらの内容から、工業化学は材料開発から製品製造まで幅広く社会を支える重要な学問であると感じた。
A.(1)書誌情報 「予習報告書」荒川琴音 教科書、工業、物質 (2)要旨 所定の期限までに「工場のしくみ」「最新工業化学」「現代の電気化学」の3冊の教科書を購入し、物理的に全ページをめくった。そのうえで設問に答え、その成果をSNS上にアップロードした。設問には工学と理学の化学の違いや工業製品の製造方法、教科書中の無機化学材料の紹介およびエネルギーと工業化学の関係についての論述があった。 (3)合格に値する根拠 この課外学習は合格に値している。根拠としては十分な学習時間を保証できること、ディプロマポリシーにふさわしい能力を獲得できたことが説明できるからである。 まずこの課題には、すべてのページに目を通し、設問に答えてSNS上にアップロードするという段階があった。そのすべてにおいて十分な学習時間を割いた。よって学習時間を保証できる。 さらに、設問に答えたことで「応用化学、化学工学及びバイオ工学の基礎知識と、それらを応用する能力を身に着けている」ことが、それをSNS上にアップロードしたことで「社会的・職業的に自立する意識と、社会と産業の発展に貢献する意欲を身に着けている」ことが言える。そのためディプロマポリシーにそった能力を養うことができたといえる。 以上により合格に値する根拠を示すことができた。したがってこの課外学習は合格に値する。
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A.【書誌情報】 題目:予習報告書 著者:組谷風太 提出日:2026年4月29日 キーワード:工学、液晶パネル、電気化学、工業化学、鉄鋼 【要旨】 液晶パネル、リチウムイオン電池、鉄鋼という三つの工業製品に関する予習を通じ、工学の本質について考察した。液晶パネル製造ではTFTアレイからセル工程に至る各段階でクリーンルームによる微細な品質管理と化学反応の安定制御が求められ、理論を製品として形にする過程を確認した。リチウムイオン電池では、高いエネルギー密度を維持しつつ安価な代替材料へ移行するという、性能とコストのトレードオフに向き合う工業化学の課題を検討した。鉄については、酸化還元反応や結晶構造を扱う自然科学に対し、工学では炭素含有量や熱処理の調整によって強靭で安価なインフラ材料へと最適化する視点の違いを整理した。 【合格に値する根拠】 本活動は三つの予習課題への取り組みと本報告書の作成を含み、学習保証時間8時間相当の内容を担保する。各分野に共通する化学反応や材料科学の基礎知識を学んだ事からディプロマ・ポリシーの「応用化学、化学工学及びバイオ工学の基礎知識と、それらを応用する能力を身に着けている。」に合致していると考える。また、液晶・電池・鉄鋼という複数の専門領域を横断して自発的に情報を収集したとこから、「科学技術に関する知識・情報を的確に把握する能力と、生涯にわたって自発的かつ継続的に学習できる能力を身に着けている。」にも合致していると考える。
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A.【書誌情報】 題目「人繊工業発祥の地 聖地巡礼 調査報告」。米沢市御成山公園の「人繊工業発祥之地」碑、および米沢高等工業学校本館所蔵の日本化学会認定化学遺産第005号「ビスコース法レーヨン工業の発祥を示す資料」を対象とし、2026年8月に現地調査を実施した。参考文献として米沢市公式資料、日本化学会化学遺産認定資料、山形大学工学部沿革資料等を用いた。 【要旨】 本報告は、日本初のビスコース法レーヨン工業化の地である米沢市を訪問し、記念碑および化学遺産資料の現況を記録したものである。碑は昭和46年、帝人創立50周年事業として建立され、高台の展望台に設置されていること、平成20年の90周年事業で植樹されたしだれ桜が付随することを確認した。あわせて、化学遺産に認定された3資料の内容と保管状況、米沢高等工業学校本館の建築年・学科構成を整理した。 【合格に値する根拠】 本報告は課題に指定された2地点をいずれも実際に訪問し、目視確認に基づく客観的事実を過去形で記述した。感想・主観表現を排し、出典の明らかな文献に基づく緒言・方法・結果の構成を採った点で、報告書作成の心得に沿った記述となっている。以上より、加点に値するものと考える。
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A.日本の産業革命が進んだ明治から大正時代には、欧米から新しい工業技術が導入され、日本でも近代的な化学工業の発展が求められていた。その中で、1910年に設立された米沢高等工業学校(現在の山形大学工学部)は、化学技術者の育成と研究を担う重要な教育機関として大きな役割を果たした。特に秦逸三教授は、ビスコース法レーヨン(人絹)の研究を進め、日本で初めて人造絹糸の製造に成功し、日本の化学繊維産業の発展に大きく貢献した。 今回、米沢市御成山公園にある「人繊工業発祥之地」の石碑を見学し、日本の人絹工業がこの地から始まったことを学んだ。また、旧米沢高等工業学校本館では、日本化学会認定化学遺産第005号「ビスコース法レーヨン工業の発祥を示す資料」を見学し、当時実際に使われた実験器具や資料を見ることで、研究者たちの努力や工夫を知ることができた。限られた設備の中で試行錯誤を重ね、日本独自の技術を生み出したことに感銘を受けた。 今回の聖地巡礼を通して、山形大学工学部の前身である米沢高等工業学校が、日本の産業革命を支える化学工業の発展に大きく貢献したことを理解することができた。大学で行われた研究が企業へ受け継がれ、日本の化学繊維産業や工業技術の発展につながったことは非常に意義深い。現在の山形大学工学部にも、社会に役立つ技術を生み出す精神が受け継がれていることを学び、大学の歴史と地域の産業との深い関わりを実感した。
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A. 課外報告書の申告について、「古漬け(ひと月以上の漬け込み必須)を楽しもう」について申告いたします。著者は近藤果音、提出日は8月4日、キーワードはぬか漬け、産膜酵母、乳酸菌です。 きゅうり、なすのぬか漬けの古漬けを選び、作成しました。ぬか漬けのぬかの中には、産膜酵母と呼ばれる酸素を好む酵母や乳酸菌と呼ばれる酸素をあまり好まない菌などが存在します。産膜酵母が増えるとシンナーのようなにおいがして、乳酸菌が増えると酸っぱくなります。きゅうり、なすを洗い、水気を切ったあとにぬかと一緒に容器に入れます。野菜全体がぬかに隠れるように埋め込み、表面を平らにならして空気を抜き、保管中に水気が出てきたらキッチンペーパーで水分を取りつつ、約1か月冷蔵庫で保管しながら漬けました。食べてみた味がしっかりとついていたため、家庭で作っただしに足して食べるなどの工夫を行うととてもおいしく食べられました。 この課外報告書につきまして、学習保証時間8時間を担保する内容であり、ディプロマ・ポリシーの「科学技術に関する知識・情報を的確に把握する能力と、生涯にわたって自発的かつ継続的に学習できる能力を身に着けている」にふさわしい知識や能力を獲得できたと考えています。
A.【書誌情報】題目:「工業材料の機能最適化と工学化学が果たす社会的価値の検証」 著者:自著 提出日:2026年8月4日 キーワード:システム工学、アルマイト、工学化学、エネルギー循環、生産プロセス。【要旨】本報告は、自動車の生産システム、アルマイトのエネルギー最適化、セメントにおける基礎科学と工学の相違を整理した。微視的な物質制御を社会インフラや環境効率へ還元する工学化学の本質と社会的役割を解明した。 【合格に値する根拠】本課題では文献分析と統合的考察に計8時間の学習時間を充て、材料機能と生産プロセス工学に関する専門知識を深めた。基礎科学の知見を社会要請に応える実用価値へ昇華させる「工学化学」の概念を深く理解し、能動的な探究能力を獲得した。これは本学のディプロマ・ポリシーに適合する知識・能力の修得を示しており、十分な学習保証を満たすため加点に値すると判断できる。
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A. 題目は予習報告書として教材を準備しようである。著者は千葉暖乃で提出日は2026年4月28日である。キーワードとしてニッケル・カドミウム電池、理学と工学、エネルギー制御、工場のしくみ、生産管理を挙げる。 本報告書は、指定テキスト3冊の予習を通じて、無機化学材料の応用、エネルギー変換、および工場の製造工程について体系的に考察したものである。ニッケル・カドミウム電池を例に、理学としての「発見」と工学としての「発明」が相互依存しながら、アルミナなどのセラミックスや電池材料を発展させてきた歴史的・科学的背景を検証した。また、工業化学の本質がエネルギーを「理解する」だけでなく「制御し利用する」点にあることを示した。さらに、身近な製品であるボールペンの構成部品の分析を通じ、工場でのモノづくりが設計・工程情報、分業、品質管理などの高度な仕組み(標準化と効率化)によって成立していることを明かした。 本加点申請の根拠として、指定された3冊のテキストの該当箇所(『最新工業化学』p.47、『工場のしくみ』p.98-99等)の精読、ニッケル・カドミウム電池の反応機構の整理、および身近な工業製品の分解・工程分析に計8時間以上の学習保証時間を確実に費やした。本予習により、材料の微視的な化学反応から工場の巨視的な生産管理システムまでを横断的に見つめる「工学としての化学」の統合的視点を修得した。これは、社会基盤を支える技術と製造プロセスの仕組みを深く理解し、持続可能な社会に貢献する知識・能力・態度を養うという工学部のディプロマ・ポリシーに合致しており、加点合格に十分に値する。
A.・書誌情報 題目:気泡模様入りガラスグラスの製作と容器材料としての評価 著者:伊藤 葵 提出日:2026年8月4日 キーワード:ガラス、グラス、気泡、成形、容器 ・要旨 本課題では、ガラス工芸体験を通して気泡模様入りのガラスグラスを製作した。材料には透明ガラスを使用し、青色および緑色の色ガラスを加えることで水や海をイメージしたデザインを表現した。制作では加熱によるガラスの軟化、成形、徐冷などの工程を体験し、完成したグラスについて外観および使用性を確認した。その結果、内部に多数の気泡を有する独自の意匠を持ちながら、飲料容器として十分な機能を備えていることが確認された。また、ガラスの透明性、耐水性、化学的安定性が容器材料として優れていることを理解するとともに、製造工程と材料特性との関係について学ぶことができた。 ・合格に値する根拠 本課題では、自らガラスグラスを製作し、材料の選定理由、製造工程、完成品の機能性について調査・観察を行った。加熱による成形や徐冷工程を体験することで、ガラスの性質と製造技術の関係を理解した。 また、完成したグラスに実際に水を入れて使用し、容器としての性能や特徴を評価した。その結果、ガラスが透明性、耐水性、耐食性に優れた容器材料であることを確認できた。 本課題を通して、講義で学んだ「容器と材料」の内容を実体験と結び付けて理解し、材料の特性と製品性能との関係を工学的に考察する能力を身につけた。以上より、本課題はディプロマ・ポリシーに求められる知識・態度・能力の修得を示す内容である。
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A.マグカップを作った結果の報告書を選択した。 理由は、祖母とのコミュニケーションを取りながら、原理を理解し、非常に満足のいく完成度の高い作品に仕上げられたためである。成形・乾燥・焼成の各プロセスにおいて、厚みの均一性に細かく配慮して製作を行った。 自作の容器で飲み物を飲んだ際、手への馴染みや口当たりの良さに深い愛着と感動を得られた。 強度確保や熱伝導率の制御、実用性を維持するために、成形時の肉厚や加熱・乾燥温度の精密な管理が必要であったと考えられる。
A.もっともほめて欲しい課外報告書の紹介 「肥料による花の成長への影響を調べた実験」 私が最もほめて欲しい課外報告書は、「肥料による花の成長への影響を調べた実験」である。この課題では、植物の成長に肥料がどのような影響を与えるのかを明らかにするため、肥料を与えたものと与えないものを比較し、発芽から開花までの成長過程を継続的に観察した。 この報告書で特に評価してほしい点は、植物の変化を長期間にわたって丁寧に観察し、記録を積み重ねたことである。植物は短時間で大きな変化が現れるものではないため、毎日の小さな変化を見逃さず、成長の様子を確認することを意識した。発芽、葉の成長、つぼみの形成、開花までの過程を記録することで、植物が成長していく過程を科学的に観察することができた。 実験前は、肥料を与えた方がより早く成長し、開花も早くなると予想していた。しかし、実際の結果では、肥料を与えたものと与えていないものの成長速度に大きな差は見られず、つぼみの形成は肥料を与えていないものの方が早い結果となった。この予想とは異なる結果から、植物の成長は肥料だけで決まるのではなく、日当たり、水分、温度、土壌環境など多くの条件が関係していることを学んだ。 また、結果が予想通りにならなかったからこそ、実験では自分の考えを証明するだけではなく、得られた結果から原因を考察することが重要であると実感した。自然を相手にした実験では、思い通りにならない部分も含めて観察し、そこから新しい発見を得る姿勢が大切であることを学んだ。 この課題を通して、植物を育てるという身近な活動の中にも科学的な考え方が存在していることを理解した。時間をかけて植物の成長を見守り、変化を記録し、結果について考察した点が、この報告書で最も努力した部分である。 単に結果をまとめるだけではなく、自分自身で疑問を持ち、観察し、考察するという科学的な姿勢を実践できたことから、この課外報告書を最もほめて欲しい報告書として選んだ。
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A.学生生活の中で最も強い達成感を得て、自身の工夫と粘り強さをほめていただきたい課外の取り組みとして、水の入れ物を紹介します。 本取り組みの目的は、旅先でのガラス工房体験を通して、ティータイムの空間を鮮やかに彩る「花瓶」を自らの手で完成させ、伝統的な吹きガラス工程における熱力学的・構造的なメカニズムを考察することでした。 作製においては、色ガラスの破片を緻密に組み合わせて独創的な意匠性を表現しました。一瞬の油断も許されない高温作業の中、絶えず竿を回転させながら息を吹き込んで理想的な丸みと均一な薄さを実現し、ポンテ竿への付け替えを経て開口部を綺麗に押し広げる難しい加工を完璧に成功させました。 完成した花瓶は色ガラスが鮮やかに映える素晴らしい出来栄えとなり、現在は実際に生花を飾って毎日のティータイムに豊かな時間をもたらしています。作業中に竿を回し続け、接合部を移し替えた理由は、重力による偏肉や変形を防ぎつつ、吹き口側を安全かつ高精度に拡張・成形するためです。 粘性物質の精密なコントロールと意匠性を見事に両立させた本成果は、自身の高い集中力とモノづくりへの熱量が最も凝縮された誇らしい挑戦です。
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A.【書誌情報】 題目:水を入れられる容器を作ろう 科目名:無機工業化学 実施内容:陶芸教室における陶器製の長方形皿の製作 【要旨】 本課題では、水を入れられる容器の製作を通して、陶磁器の材料や製造工程について理解を深めることを目的として、陶芸教室で長方形の皿を製作した。皿を選んだ理由は、料理の盛り付けや取り皿として日常的に使用でき、実用性が高いと考えたためである。製作では、粘土を十分に練って空気を抜き、厚さを均一に伸ばした後、長方形に成形した。縁を少し立ち上げて水分や料理がこぼれにくい形状に整え、乾燥後に素焼きを行った。その後、釉薬を施し、本焼きを経て完成させた。完成した皿は水漏れがなく、実際に水や料理を入れて使用することができた。表面には釉薬特有の光沢が見られ、淡い色合いで落ち着いた仕上がりとなった。また、手作りならではの温かみがあり、市販品にはない風合いを感じることができた。今回の製作を通して、陶器は粘土だけでは水を保持できず、焼成や釉薬による化学的・物理的な変化によって実用的な容器になることを学ぶことができた。 【合格に値する根拠】 陶器は主に粘土を原料として作られ、成形、乾燥、素焼き、施釉、本焼きという工程を経て完成する。成形直後の粘土は多くの水分を含んでいるため、水を入れると吸収してしまい、容器として十分な性能を発揮できない。そのため、まず乾燥によって水分を除去し、素焼きを行って強度を高める。その後、表面に釉薬を施して高温で本焼きを行うことで、釉薬が溶融してガラス質の膜を形成し、水を通しにくい表面となる。このガラス化によって耐水性や耐久性が向上し、実際に水や食品を入れて使用できる容器となる。今回製作した皿も、焼成前は柔らかく壊れやすい状態であったが、焼成後は十分な強度を持ち、水漏れも見られなかった。また、釉薬によって表面が滑らかになり、汚れが付きにくく洗いやすいという利点も確認できた。講義では、無機材料は化学組成だけでなく、焼成温度や製造工程によって性質が大きく変化することを学んだ。今回の陶芸体験では、その内容を実際に体験しながら理解することができた。さらに、自分で製作した容器は形状や厚み、色合いに個性があり、実用品としてだけでなく工芸品としての価値も感じられた。このことから、本課題は無機材料の性質や製造工程を実践的に学ぶ機会となり、講義内容を深く理解することができた。
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A.題目:「予習報告書」 著者:松村比奈多 提出日:2026年8月2日 キーワード:教科書、予習、工場の仕組み、最新工業化学、現代の電気化学 予習報告書では、工場の仕組み、最新工業化学、現代の電気化学の3つの教科書の予習を行ったことを報告した。工場の仕組みについては、「ビール」を取り上げた。ビールは代表的な発酵工業製品であり、「工場でのモノづくり」に当てはまる製品である。主原料は麦芽・ホップ・水であり、仕込み、発酵、熟成、ろ過といった工程を経て製造される。特に発酵工程では酵母の働きが重要であり、温度や時間、衛生状態を正確に管理する必要がある。工場では大型タンクや配管設備を用いて連続的・安定的に生産が行われ、品質に差が生じることを抑えるための技術が導入されている。また、エネルギー効率や排水処理など環境への配慮も重要である。このようにビールは、化学反応と装置工学、品質管理が密接に結びついて工業的に生産されている。 最新工業化学については、工業製品として広く利用される塩素を取り上げた。塩素は主に塩化ナトリウム水溶液の電気分解によって製造され、消毒剤や漂白剤、塩化ビニル樹脂など多様な製品の原料として用いられている。この製造過程には大量の電力が必要であり、エネルギー供給が工業生産の成立に不可欠であることがわかる。さらに、エネルギー効率の向上や再生可能エネルギーの活用は、製造コストの低減だけでなく環境負荷の軽減にも直結する。このように、塩素の工業的生産はエネルギーと密接に関係しており、持続可能な社会の実現に向けて重要な課題である。 現代の電気化学については、工業製品として肥料に用いられるリン酸を取り上げた。リン酸はリン鉱石を原料として製造され、植物の成長に不可欠なリン元素を供給するため、農業において重要な役割を果たしている。自然科学としての化学は、リン酸の性質や反応、土壌中での挙動などを解明することを目的とする。一方、工学としての化学は、それらの知見を基にリン酸を大量かつ効率的に製造し、安定供給やコスト削減、環境負荷の低減を実現することを目的とする。このように、前者は現象の理解を重視し、後者は社会への応用と実用化を重視する点に違いがある。 3つの教科書の予習を行い、報告することができたため、本課題の目的を十分に達成したと考える。
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A.【書誌情報】 題目:予習報告書 著者:小林明久里 提出日:2026/4/29 キーワード:セラミックス 【要旨】 本報告では、無機・非金属材料であるセラミックスの基礎概念およびニューセラミックス(高純度アルミナ、高純度シリカなど)の材料特性について整理するとともに、それらを題材として自然科学と工学の化学との関係性および社会的役割について考察した。セラミックスが有する高耐熱性、電気絶縁性、耐食性などの特性と、その特性を活かしたさまざまな用途について学ぶことで、自然科学によって得られた知見が工学分野に応用され、社会に役立つ製品や技術の開発へと発展していく過程を理解した。本課題を通して、基礎科学と工学が相互に関わりながら技術の発展を支えていることについて理解を深めることができた。 【合格に値する根拠】 本課題では、セラミックス材料の分類や物性に関する文献調査、自然科学と工学的アプローチの比較・考察、さらに報告書の作成までの一連の学修を行い、合計8時間以上の学修時間を確保した。 また、本課題への取り組みを通して、ディプロマ・ポリシーに掲げられた知識・能力・態度を身に付けることができた。 ・専門的知識 伝統的セラミックスとニューセラミックスの特徴や原料の違いを理解するとともに、高純度シリカや高純度アルミナが有する耐熱性、電気絶縁性、耐食性などの材料特性と、その物理化学的背景について理解を深めた。 ・課題解決・実践能力 自然科学による基礎研究から工学分野での技術開発・実用化に至る流れを比較・考察し、科学的知見を社会に役立つ技術へ応用するための工学的な考え方について学んだ。 ・技術者としての態度 工学が人々の生活や社会課題の解決に貢献する学問であることを理解するとともに、基礎科学の成果を社会へ還元する技術者の役割や責任について考察し、技術者として求められる姿勢を養うことができた。 以上より、本課題は十分な学修時間を確保するとともに、ディプロマ・ポリシーで求められる知識・能力・態度の修得につながる内容であった。
A.【書誌情報】 題目は「陶芸によるオリジナル容器の制作と学習成果」 著者は千場花凜、提出日は2026年8月3日とする。 キーワードは「陶芸・容器制作・素材理解・工程分析・学習成果」と五語とした。 本報告書は、伝統的な灰を用いたアク抜き技術を現代的な材料で再現し、ワラビの安全な調理と食感の変化を科学的に検討した取り組みを記録したものである。 【要旨】 本報告書では、陶芸教室で水を入れられる器を制作し、その工程と使用体験を通して得られた理解を述べる。粘土の性質や成形工程の必然性を体験的に把握し、器として機能するための形状や厚みの調整が重要であることを学んだ。完成した器を用いたティータイムでは、手作りの器がもたらす質感や温度の伝わり方に独自性を感じ、制作と使用が一体となった学びの価値を確認した。 【合格に値する根拠】 制作工程の記録、素材特性の理解、焼成による構造変化の考察など、8時間以上の学習保証時間に相当する内容を含んでいる。粘土の可塑性や中心保持の重要性、耐水性付与など、工学的・材料科学的観点からの理解を深めた。また、体験を通じて自ら課題を見いだし、工程の意味を論理的に説明する姿勢を獲得した点で、ディプロマ・ポリシーに示される知識・態度・能力を満たしている。
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A.1.書誌情報 水を入れられる容器作り,渡邉巧 2.要旨 沖縄の伝統工芸である琉球ガラスを用いてグラスを製作し、吹きガラス技法による成形方法やガラス加工の基本技術について学んだ。溶融ガラスを吹き竿に巻き取り、赤色および青色のカラーガラス粒を付着させた後、息を吹き込んで膨らませ、ポンテ竿への付け替えや再加熱を行いながらグラスの形状を整えた。最後に徐冷窯で徐冷し、内部応力を除去して完成させた。完成した作品は、白色を基調としたガラスに赤色と青色の模様、さらに細かな気泡が均一に分布した琉球ガラスらしい仕上がりとなった。本実習を通して、ガラス成形では温度管理や吹き竿の回転、徐冷工程が製品の品質を左右する重要な要素であることを理解した。 3.合格に値する根拠 琉球ガラスの製作工程を体験するだけでなく、各工程の目的や原理について理解しながら作業を行った。吹き竿を回転させる理由やポンテ移しの役割、徐冷工程の必要性など、ガラス加工における技術的な意味を理解し、作品の完成まで安全に取り組むことができた。また、完成したグラスは飲み口や底面が適切に成形することができ、赤色と青色の模様や気泡など琉球ガラス特有の特徴を備えた実用性と意匠性を兼ね備えた作品となった。さらに、実習を通して伝統工芸の製造技術やガラスの材料特性への理解を深めることができたことから、単位取得に値する成果が得られたと考える。
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A.日本の化学繊維産業は、山形県米沢で始まった。1910年に開校した米沢高等工業学校(現・山形大学工学部)の講師・秦逸三は、木材パルプから人造絹糸(レーヨン)を製造する研究を進め、1913年に実験室レベルでの紡糸に成功した。その後、鈴木商店の支援を受けて試作工場を設立し、1918年には帝国人造絹糸株式会社(現・帝人)の創設につながった。この取り組みは、日本初期の大学発ベンチャーの代表例として高く評価されている。 第一次世界大戦による輸入停止の中、独自技術によるレーヨンの国産化は日本の繊維産業を大きく発展させ、地域の機械・金属工業の近代化にも貢献した。現在も米沢には、山形大学工学部の旧米沢高等工業学校本館にある秦逸三教授記念室や、日本初の人造絹糸工場跡地、「人繊工業発祥之地」の碑などが残されており、日本の化学繊維産業発祥の地としてその歴史を今に伝えている。
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A.(1)「肥料によるベゴニアの生育観察」は、肥料が植物の成長に与える影響を調査することを目的として、ベゴニアの栽培および生育状態の観察を行った課外報告書である。苗の購入、植え付け、肥料の施用、成長過程の観察、報告書作成までの一連の過程を自身で実施し、植物の生育と肥料成分の関係についてまとめた。実際の栽培を通して得られた観察結果をもとに、肥料の役割について科学的な視点から整理した報告書である。 (2)本報告では、植物の生育に必要な窒素・リン・カリウムなどの無機養分と、それらを含む肥料の役割について調査した。実際にベゴニアの苗を購入して栽培を行い、市販の園芸用肥料を使用して生育状態を観察した。栽培期間中には、葉の増加、茎の伸長、花芽の形成および開花などの変化を記録した。また、植物の成長において窒素は葉や茎の発達、リンは根や花の形成、カリウムは植物体の維持に関係していることを調査した。さらに、日本では肥料原料の多くを海外から輸入していることから、肥料価格や資源確保の問題についても考察し、限られた資源を有効利用するための化学技術による肥料開発の重要性についてまとめた。 (3)本報告書は、文献調査のみで終わらせるのではなく、実際にベゴニアを栽培し、成長過程を観察することで、三現主義(現場・現物・現実)に基づいたデータ収集を行っている点が評価できる。また、単に植物が成長したという結果を示すだけでなく、肥料に含まれる無機養分の働きと関連付けて考察しており、観察結果を化学的な視点から分析している。さらに、個人による栽培経験を通して、農業生産における肥料の重要性や、日本が抱える肥料資源の課題について理解を深めている。以上より、実際の観察データと科学的考察を組み合わせ、肥料と植物生育の関係を明確に示した報告書であるため、課題の目的を十分に達成しており、合格に値すると判断した。
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A.【書誌情報】 題目:太陽電池に利用されるシリコンと自然科学・工学の関係 著者:錦織勇人 提出日:2026年7月30日 キーワード:太陽電池、シリコン、半導体、工業化、再生可能エネルギー 【要旨】 本報告では、最新工業化学の内容から太陽電池に利用されるシリコンについて調査した。太陽電池は太陽エネルギーを直接電気へ変換する装置であり、その主要材料として高純度シリコンが使用されている。シリコンはケイ素を工業的に還元・精製することで得られ、結晶構造によって単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコンに分類され、それぞれ変換効率や製造コストに違いがある。本報告では、太陽電池技術を自然科学と工学の視点から考察した。自然科学では、半導体であるシリコンが光エネルギーを電気へ変換できるという性質の発見が重要であり、工学では、その性質を利用して実用的な製品として社会へ普及させる技術開発が重要であると考えた。太陽電池は科学的発見を工業化することで、持続可能なエネルギー利用に貢献する代表的な技術である。 【合格に値する根拠】 本報告では、太陽電池という身近な工業製品を題材として、材料化学、半導体技術、エネルギー問題を関連付けて考察した。単にシリコンの性質を調べるだけではなく、自然科学による発見が工学によって製品化され、社会に役立つ技術へ発展する過程について考えた点に学習価値がある。特に、シリコンの精製技術や結晶構造の違いが太陽電池の性能や価格に影響することを理解し、材料選択が工業製品の性能を左右する重要な要素であることを学んだ。また、再生可能エネルギーの普及には化学工業による材料開発が不可欠であり、将来の技術者には科学的知識を社会課題の解決へ応用する姿勢が必要であると考えた。
A.古漬けを楽しもう きゅうりの古漬けを作る課外報告書でした。 酸味のつよい料理が苦手な私は、酸味のつよいきゅうりの古漬けを全て食べきるのが大変でした もしかしたら腐っているのではないかという懸念もあり、おそるおそる食べました 食べきったのを褒めて欲しいです。
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A.課外報告書名:「ビスコースレーヨン工業発祥の地に関する調査」 調査場所:人絹工業発祥の地石碑、旧米沢高等工業学校本館(山形県米沢市) 調査日:2026年7月31日 本報告書では、日本の化学工業の発展に大きく貢献したビスコースレーヨンについて、その歴史や製造技術を調査した。人絹工業発祥の地石碑と旧米沢高等工業学校本館を訪問し、ビスコース法レーヨンの研究開発が日本の繊維産業や化学工業の発展に果たした役割を学んだ。また、当時の研究成果や教育の歴史を知ることで、旧米沢高等工業学校が近代化学工業の発展を支えた重要な教育・研究機関であったことを理解した。さらに、ビスコースレーヨンが現在の高分子材料や化学工業の基礎技術につながっていることについても考察した。 この課外報告書は、化学工業の歴史を社会へ伝えることができる内容であり、技術の発展や先人の功績を多くの人に知ってもらう上で意義のあるテーマである。事前に文献調査を行った上で現地を訪問し、展示資料や史跡を見学して得た情報を整理し、自分の考察を加えて報告書を作成した。また、ビスコースレーヨンが日本の産業発展だけでなく、現在の化学技術や高分子材料の研究にもつながっていることを学び、過去の技術を知ることが未来の技術開発にも役立つと感じた。歴史的価値と工学的価値の両面から調査を行い、現地でしか得られない情報を盛り込んだ点からも、社会に役立つ内容を備えた課外報告書であり、十分に合格に値すると考える。
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<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/WebClass/WebClassEssayQuestionAnswer.asp?id=502'>
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大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。