大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A. 最も手間暇を注いだ課外報告書は、灰汁抜きをして、山菜料理を楽しもうである。この課外報告書では、わらびの灰汁抜きを行った。 生わらびに対して重曹大さじ1杯とわらびが浸かるほどの熱湯を用意しすべて鍋に投入し、浮かんでこないように重しをした後、一晩放置した。その後冷水で1時間つけ、完全に灰汁を抜き取り山形県の郷土料理の納豆汁をつくった。重曹が少なかったのか漬ける時間が短かったのか定かではないが少し渋く硬いわらびになった。 灰汁を完全に抜き取ることは不可能に終わったが少し渋みを感じるほどまでは灰汁を抜き取ることができた。一応灰汁を取る前の生のものも口にしてみたが到底食べられるものではなかったので比較すると灰汁は完全ではないが抜けていた。よって課題である灰汁抜きをして山菜料理を楽しもうは達成できた。
A.「052【課外報告書】灰汁抜きをして、山菜料理を楽しもう」 出谷一樹 8月4日 キーワード:重曹 要旨:時期的な制約からフキを選択し、塩を用いた板ずりや茹で上げ、冷水へのさらしといった丁寧な灰汁抜きおよび加熱調理の実践を試みた。その結果、非常に柔らかく口の中で崩れるような食感の山菜料理に仕上げることができた。この良好な食感は、適切な下処理と加熱工程によって繊維が和らいだためであると考えられる。 灰汁抜きを活用した料理として、フキを選んだ。理由としては、時期的にフキ以外の山菜が見当たらず、選択肢がフキしかなかったためである。そして、フキ特有の強い灰汁やえぐみを抜くため、まずは塩を用いて板ずりを行い、熱湯でしっかりと茹でた。その後、すぐに冷水にさらしてアクを抜き、皮をむいてから食べやすい長さに切り分けて調理を行った。実際に食べた感想としては、とても柔らかく、口に入れると崩れる感じであった。想像以上に口当たりがよく、食べやすい仕上がりとなった。この理由としては、適切な手順で丁寧な灰汁抜きと加熱調理を行ったことが大きく影響していると考えられる。適切な下処理が繊維を和らげ、あのような食感を引き出すために極めて重要であると実感した。中でも、一番大きな理由としては、加熱のしすぎだと考える。通常は1分のところを10分ほど加熱をしてしまった。
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A.【書誌情報】 題目:人絹(ビスコースレーヨン)発祥の地と米沢高等工業学校の見学 著者:佐々木悠杜 提出日:2026年8月1日 キーワード:ビスコースレーヨン、米沢高等工業学校、化学遺産、繊維工業、産業発展 【要旨】 山形大学工学部の前身である米沢高等工業学校が、日本の化学工業発展に果たした役割について、ビスコースレーヨンの歴史を通して調査した。ビスコースレーヨンは、セルロースを原料とする再生繊維であり、1918年に米沢高等工業学校で研究開発が開始され、1921年に工業化につながった。現地調査として、御成山公園の人繊工業発祥の地石碑および旧米沢高等工業学校本館を見学し、当時の研究資料や化学遺産を確認した。 【合格に値する根拠】 文献や書物による調査だけではなく、実際に人繊工業発祥の地や旧米沢高等工業学校本館を見学し、当時の資料や建造物を自分の目で確認して、ビスコースレーヨンの研究開発が社会に与えた影響について理解した。
A.本報告書の題目は「課外報告 水を入れられる容器を作ろう―会津慶山焼の湯呑み製作―」である。著者は長谷部心紀、提出日は2026年8月4日である。キーワードは「会津慶山焼」「陶芸」「湯呑み」「灰釉」「陶器」とした。 会津慶山焼の陶芸体験で湯呑みを製作し、陶器の製作工程と特徴について学んだ。粘土を成形し、乾燥、素焼き、釉薬掛け、本焼きを経て完成した湯呑みは、実際に温かいお茶を入れて使用することができた。陶器は熱を伝えにくく持ちやすいことに加え、灰釉による自然な風合いも確認できたことから、焼成工程や釉薬が陶器の機能性と美しさに大きく関わることを理解した。 本課外活動では、陶芸体験を通して器づくりの工程を実際に体験し、完成品を使用して保温性や使いやすさを確認した。また、参考文献を用いて会津慶山焼の特徴や伝統技術について調査し、体験結果と関連付けて考察した。体験・観察・文献調査を主体的に行うことで、ものづくりへの理解や論理的に考察する力を身に付けることができ、十分な学習成果を得ることができた。
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A.書誌情報 題目:課外報告書「人絹発祥の聖地巡礼から近代日本の化学工業における旧米沢高等工業学校の業績を学ぶ」 著者:24512046 古川智之 提出日:2026年8月4日 キーワード:秦逸三 要旨 もっとも手間暇を注いだ課外報告書として、人絹工業の発祥を巡る報告書を挙げる。キャンパス内の旧米沢高等工科学校本館の展示および帝人の繊維工場がその麓に位置していた御成山公園の石碑を実際に見に行って、自国産業の育成を目指していた明治期日本の急進的な工業化の痕跡がここ米沢にあることに感銘を受けた。この米沢市における人絹産業の発展の軌跡を自分の足で巡ったため手間暇を注いだ報告書として取り上げたいと思う。以下報告書の紹介とする。 訪れた旧米沢高等工科学校本館では米沢における繊維産業開発の変遷を学んだ。外国から輸入した技術の発展を急いでいた明治後期の日本において、1910年に設立された米沢高等工業学校は、当時日本の重要な輸出産業であった繊維産業をもとに染織科と応用化学科を設置した。つまり、化学などの専門技術を持つ技術者を育成し、日本の工業化を支える役割を担っていた。その代表的な成果が秦逸三による人絹(レーヨン)の技術開発である。1912年に米沢へ赴任し木材パルプを原料とするビスコース法の開発を進めていた秦は1915年人造絹糸の製造に日本で初めて製造。その後工業化され1918年には帝国人造絹糸株式会社、のちの帝人の設立を達成した。その工場近くにある山の中腹に位置する御成山公園に、発祥の地を示す石碑が建てられている。このように、旧米沢高等工業学校は近代日本の技術者育成だけでなく新技術の開発を行い、それを実際に大量生産するための企業設立へつなぐ役割を担っていたといえる。 合格に値する根拠 本報告書は現地(旧米沢高等工業学校、御成山公園)への訪問、調査、報告書の執筆を総合して学習保証時間8時間を担保するものであり、文部科学省の定義するディプロマ・ポリシーにふさわしい知識、態度、能力を獲得したとする。
A.【書誌情報】 題目:灰汁抜きをして、山菜料理を楽しもう 著者:佐藤颯真 提出日:2026年8月4日 キーワード:灰汁抜き、ワラビ、重曹、お湯、苦み 【要旨】 本課外活動では、ワラビの灰汁抜きを行った。そして、実際にその場で食べ、灰汁抜きを行う理由を考えた。灰汁抜きを行ったワラビは苦みやえぐみを感じることなく食べることができた。灰汁抜きの主な理由は味をよくするためで強いアクや苦味、えぐみを取り除き、山菜本来の風味と食感をよくするためである。また、わらびには特有の成分や毒性があるため、重曹や木灰などのアルカリ性を使った加熱処理でしっかり抜く必要があるためである。 【合格に値する根拠】 本課外活動で、ワラビの灰汁抜きを行ったことで、山菜の食べる前の下処理また山菜の味わい深さについて関心を深めることができた。灰汁抜きをする理由を調べたことで山菜の成分を知ることができ、今後、山菜を調理するときのための知識となった。
A.予習報告書について 24512062 福田実柚 提出日: 2026年8月3日 キーワード: カップラーメン、品質・効率・安全、鉄(構造材料)、リチウム電池、プロセス工学 [要旨] 本報告は、3つの資料(許諾書)に基づき、食品製造ラインの工程管理、材料としての鉄の捉え方、およびエネルギー貯蔵を支えるリチウムについて整理・考察したものである。 カップラーメンの製造と工程管理:生地の混練から油揚げ、各種検査、梱包に至る多段階の製造流れを整理した。工場でのものづくりにおいては、製品の均一性を保つ「品質管理」、大量生産を実現する「生産効率」、並びに異物混入等のリスクを防ぐ「衛生・安全管理」の3要素が不可欠である。 自然科学と化学工学における「鉄」:加工性・強度に優れる鉄に対し、自然科学では元素の性質や酸化反応等の現象解明を重視する一方、化学工学では製鉄プロセス、エネルギー効率、コスト最適化といった実用・産業的観点から扱う違いを明確にした。 一次電池としての「リチウム」:金属リチウムを負極、非水溶媒を電解液とするリチウム電池を取り上げ、リチウムの抽出・精製および材料化を担う工業化学が、現代のエネルギー貯蔵基盤を支えていることを提示した。 [合格に値する根拠] 本課題の作成にあたり、8時間以上の学習時間を確実に担保した。具体的には、3つの資料に基づく食品製造ラインのプロセス分析(4時間)、自然科学と化学工学の比較およびリチウム電池の電解質・負極反応に関する文献調査(2時間)、並びに報告書の論理的構成の精査と執筆作業(2時間)を実施した。 これにより、食品工学・構造材料・エネルギー化学に共通する「品質・効率・安全」という工業化の根本原理を統合的に理解する能力を獲得した。
A.書誌情報 題目.肥料で花や野菜を育てて楽しもう 著者.24512082柳川慎之助 キーワード. オキザリス・トライアングラリス.植物の生育.栽培環境.光合成.球根植物 要旨 オキザリス・トライアングラリスを約2か月間栽培し、生育状況を観察した。その結果、多数の紫色の葉が展開し、葉柄も十分に伸長して鉢全体に広がるなど、良好な生育が確認された。適切な日照、水分管理、土壌環境により健全な成長が促され、球根に蓄えられた養分も初期生育に寄与したと考えられた。 合格に値する根拠 本実験では、オキザリス・トライアングラリスを約2か月間継続して栽培し、生育状況を定期的に観察・記録した。葉の大きさや枚数、茎の長さ、葉色などの変化を確認し、最終的には写真を用いて生育状態を評価した。その結果、多数の紫色の葉が展開し、葉柄も十分に伸長して鉢全体に広がるなど、良好な生育が確認された。また、観察結果をもとに、日照、水分、土壌環境、球根に蓄えられた養分などが植物の生育に与える影響について考察し、植物の成長と栽培環境との関係を理解することができた。さらに、実験の目的に沿って栽培、観察、結果の整理、考察までを一貫して行い、植物の生育を科学的な視点から評価できていることから、本実験は十分に目的を達成しており、合格に値する内容であると考える。
A.【書誌情報】 題目:灰汁を利用したこんにゃくの凝固反応と食品加工 著者:木田志門 提出日:2026年8月4日 キーワード:こんにゃく、灰汁、アルカリ、中和、凝固 【要旨】 本報告書では、灰汁を利用したこんにゃく作りにおける化学的な役割について調査した。こんにゃくは、こんにゃく芋に含まれるグルコマンナンを主成分とする食品であり、アルカリ性物質を加えることで凝固する性質を利用して製造される。今回は市販のこんにゃく製品を調査対象とし、こんにゃく製造に用いられる凝固剤(現代では水酸化カルシウムなど)の働きについて調べた。昔は木灰から得られるアルカリ成分を利用しており、灰に含まれるカリウムやカルシウム成分が食品加工に利用されていた。こんにゃく作りは、アルカリによる化学変化を応用した伝統的な工業技術であることを確認した。 【合格に値する根拠】 本報告書では、こんにゃくを単なる食品として扱うのではなく、アルカリによる凝固反応や灰汁利用の歴史について化学的視点から調査した。原料、凝固剤、製造工程について整理し、食品加工における無機化学の応用について理解を深めた。また、安全な食品利用や化学物質の適切な管理について考察し、工学分野で必要となる材料の性質を理解する能力や、技術を社会へ応用する姿勢を身につけた。
A.書誌情報 題目:水を入れられる容器を作ろう 著者:會田龍真 提出日:8月4日 キーワード: 陶芸、手動ろくろ、成形技術、汎用性、セラミックス工学 要旨 本取り組みでは、水やスープに対応できる汎用性の高い器の制作を目的に、陶土を用いた成形を行った。手動ろくろ上で陶土に穴を開けて空洞を広げ、割れを防ぐため厚みを均一に保持しつつ、湿った布で表面をなめらかに仕上げた。完成品は防水性と実用性を満たしたものの、側面には技量不足による凹凸が残った。考察では、乾燥・焼成時の収縮による応力集中と、均一な厚さ保持や布仕上げの技術的役割を材料工学的視点から明らかにした。 合格に値する根拠 本活動は、現地調査や成形・焼成の課題遂行、さらには文献調査に基づく工学的考察まで含めて計8時間の学習時間を十分に担保した内容である。単なる体験に留まらず、陶土の塑性や焼成収縮のメカニズムを学術的に分析し、課題・結果に対する論理的な考察力を提示した。これは学科のディプロマ・ポリシーが求める知識・応用能力および探究的態度を体得した証であり、加点対象として十分合格に値すると考える。
A.【書誌情報】 題目:肥料で花や野菜を育てて楽しもう 著者:地主葵 提出日:8月4日 大葉、水耕栽培、化学肥料 【要旨】・【合格に値する根拠】 大葉の水耕栽培を行い、化学肥料の有効性について調査した。種子から発芽するまでは化学肥料の有無に関わらず15日であった。一方で発芽後は肥料を添加していない芽はすぐに枯れ、肥料を添加した芽は成長した後、枯れた。これより、発芽するまでは種子内の栄養が使われるため化学肥料の有無による違いはなかったが、発芽後は化学肥料の栄養が成長に使われたため、化学肥料の有無が成長の違いに出たと考えられた。以上より、本調査は、長期期間をかけて得た実験結果の方向であり、8時間を担保し、かつディプロマ・ポリシーにふさわしい知識・態度・能力を獲得したと言える。
A.(1)本活動は、「【予習報告書】00-00準備した教材について報告してください」を題材とし、『最新工業化学』『現代の電気化学』『工場のしくみ』を参考文献として学習を行った。これらの教材を通して、無機化学材料の特徴と工業製品への応用、ならびに工業化学が社会で果たす役割について理解を深めた。 (2)本学習では、無機化学材料と工業化学の関係について考察した。『最新工業化学』で紹介されているセラミックスは、無機物を高温で焼結した材料であり、優れた耐熱性や電気絶縁性を有することから、電子部品や機械部品など幅広い分野で利用されている。また、『現代の電気化学』で扱われるリチウム電池は、無機化学材料を利用して化学エネルギーを電気エネルギーへ変換する装置であり、スマートフォンや電気自動車、再生可能エネルギーの蓄電システムにおいて重要な役割を担っている。さらに、『工場のしくみ』で学んだビール製造工程からは、原料管理、工程管理、品質管理および生産効率の向上が工業生産において重要であることを理解した。 (3)本活動では、無機化学材料の性質とその工業的利用について具体例を用いて学習し、工業化学への理解を深めることができた。セラミックスの耐熱性や絶縁性、リチウム電池のエネルギー変換機能といった材料特性が、実際の製品性能や社会インフラの発展に大きく貢献していることを理解した。また、自然科学としての化学が物質の性質や反応機構を解明する学問であるのに対し、工学としての化学はその知識を活用して製品や技術を開発する学問であることを学び、基礎研究と応用研究の関係について考察することができた。さらに、ビール製造工程を例として、生産現場における品質管理や効率化の重要性についても理解を深めた。以上より、無機化学材料と工業化学の関係を体系的に学習し、その社会的意義について考察できているため、合格に値する内容である。
A.書誌情報 わらびの灰汁抜き 奈良間小柚 8月4日提出 キーワード:わらび、灰 要旨 わらびと灰を用いて灰汁抜きを行い、山菜のえぐみを除去する過程を確認した。灰を加えた熱湯にわらびを浸して一定時間放置することで、灰に含まれるアルカリ成分が作用し、苦味やえぐみの原因となる成分が減少した。灰汁抜き後のわらびは色や食感が保たれ、食べやすい状態となった。この結果から、灰汁抜きは山菜の品質を維持しながら風味を改善するために有効な方法であることを理解した。 合格に値する根拠 灰汁抜きは一晩かけて行い、計画や準備も含め、8時間を超えている。 わらびの灰汁抜きは自宅で一人で実施し、灰に含まれるアルカリ成分の働きを理解しながら、応用化学の基礎知識を実際の食品加工に結び付けて学んだ。実験では、安全や衛生に配慮し、手順を守って作業を進めることで、責任感と倫理観を意識して取り組んだ。また、結果を観察・整理し、灰汁抜き前後の変化を比較・考察することで、論理的思考力や課題解決力を養うとともに、専門知識を実践的に活用する力を深めることができた。
A.①書誌情報 題目:準備した教材について報告してください、著者:齋藤考裕、提出日:2026年4月27、28日、教科書:最新工業化学、現代の電気化学、工場のしくみ ②要旨 本授業において使用する3冊の教科書を前ページめくり、指定の問について自分の考えを交えて回答した。 ③内容について 最新工業化学では無機薬品の材料の硫酸について、肥料や中和剤などに用いられることから、日本で年間700万トンが生産されている。この硫酸についてどのような物質でどのような反応を示すのかまでのみを追求するのが自然化学で、その反応をどう応用して社会に役立てるか、効率よく起こすかなどを考えるのが高額であると考えた。 現代の電気化学からは、無機材料「Ptカソード」について予習した。この製品とエネルギーの関係として、探知方式があると考えた。酸素の探知方式は電解電流を用いる。このとき、作用電極に一定電流を流す。これより、電気エネルギーとの関りがあるため、酸素の有無を確認できるつながりがあると考えた。 工場の仕組みではボルトの作り方について予習した。材料を鍛造金型に入れ、アップセット鍛造を行ったのち、加工し、トリミングを行う。その後、ネジ加工で既定の寸法にしたら洗浄し検査を行う。
A.最も手間暇を注いだ課外報告書は染色体験である。その理由として最もお金をかけてかつ色の変化から最もやりがいを感じれた課外課題だったからです。
A.もっとも手間暇を注いだ課外報告は、愛知県の神田窯で日本酒を入れるおちょこを製作した課題です。製作では、陶芸用の粘土を使い、おちょこの大きさや形を考えながら成形し、表面を整えて仕上げた。その後、作品を十分に乾燥させてから窯で焼成し、陶器のおちょこを完成させた。完成したおちょこに日本酒を入れて実際に使用してみると、自分で作った容器で飲むことで普段とは違った特別感を感じることができた。また、手作りならではの形や質感があり、ものづくりの楽しさも実感できた。製作工程では、成形後に十分乾燥させてから焼成することが重要であり、乾燥が不十分な状態で焼成すると、粘土中の水分が急激に気化して作品が割れる可能性があるためだと考えられる。また、焼成によって粘土が硬くなり、飲み物を入れられる丈夫な容器になることも分かった。今回の活動を通して、普段何気なく使用している食器も、材料の選択、成形、乾燥、焼成などのさまざまな工程を経て作られていることを学んだ。さらに、自分で作った製品を使う喜びも感じることができた。
A.本製作では、日常使いができる愛着の湧く容器として、猫の耳を模した意匠と把手を持つ「猫型マグカップ」を製作した。成形では陶土を用いて本体と耳・把手を個別に形作り、収縮によるひび割れを防ぎつつ泥しょうでしっかりと接合した。十分に乾燥させたのち素焼きを行い、防水性と実用性を高めるための施釉を経て本焼きを完了させた。完成したマグカップは、手びねり特有の温かみのある凹凸と可愛らしい耳の造形をもち、把手が指にフィットして実用性も十分であった。パーツを分けて接合したことや二度の焼成工程を経たことは、立体的な形状の安定と容器としての耐久性を確保する上で不可欠なプロセスであったと考察できる。
A.課外報告書として紹介したいのは、「蕨のあく抜きに関する実験と観察」という内容のものです。蕨は春の山菜として親しまれていますが、強いあくを含むため、その除去には手間と工夫が必要です。この報告書では、伝統的な灰汁(木灰)を用いた方法と、重曹を使う現代的な方法を比較し、どちらがより効果的にあくを除去できるかを検証しています。 実験では、採取した蕨を同じ条件で下処理し、灰汁液と重曹液にそれぞれ浸漬してから加熱・冷却を行い、色の変化、食感、香り、そして苦味の残り具合を観察しました。結果として、灰汁を使った方法では色が自然で柔らかく、苦味もほとんど感じられず、昔ながらの知恵の有効性が確認されました。一方、重曹を使う方法は短時間で処理できる利点があるものの、やや風味が損なわれる傾向が見られました。 報告書では、単なる調理実験にとどまらず、地域の食文化や環境資源の循環にも視点を広げています。灰汁に使う木灰は薪や炭の副産物であり、自然の恵みを無駄なく活かす仕組みの一部であることが考察されています。蕨のあく抜きという身近な作業を通して、科学的な比較と文化的な価値の両面から「手間暇をかけることの意味」を見つめ直した、丁寧で深みのある課外報告書です。
A.①【申告用原稿】(合計:672文字) (1)書誌情報 題目:オーブン粘土を用いた自作オカリナの製作と音圧・音程特性の実験的評価 提出日:2026年8月4日 キーワード:オカリナ製作、オーブン粘土、ヘルムホルツ共鳴、指孔位置、ピッチ偏差 (2)要旨 本報告は、家庭用オーブンで焼成可能な市販の陶芸用粘土を用いてオカリナを製作し、空洞構造および指孔の穿孔位置が音響特性(音程・発音性)に与える影響を検証したものである。中空構造の形成時に接合部の圧着密閉を行い、家庭用オーブンでの加熱処理を経て自作管楽器を作製した。試奏評価の結果、接合部の 微小な隙間や指孔の位置・寸法のばらつきにより、規定の平均律と比較して著しい音程の偏差が生じることが確認された。本知見は、オカリナにおけるヘルムホルツ共鳴体としての容積精度および開口部幾何学構造が、音程の再現性および音響性能に決定的な影響を及ぼすことを立証する客観的事実を示している。 (3)合格に値する根拠 本報告は、粘土材料の成形・接合・指孔穿孔、数日間の乾燥およびオーブンを用いた焼成プロセスの管理、試奏による音程・音響変化の測定と記録、さらには管楽器の音響物理学(共鳴理論)に基づく考察を含め、合計8時間を超える授業時間外の学習時間を確実に担保して作成された。単なる工作作業にとどまらず、空気流路や内部容積とピッチ偏差の関係性を定量的に探求するアプローチにより、自律的な課題解決能力を獲得した。また、物性と音響特性の相互作用を論理的に分析するプロセスを通じて、専門知識の修得のみならず、ディプロマ・ポリシーに掲げられた「科学的根拠に基づき技術的課題を検証する能力」および「客観的思考に基づく主体的な探求態度」を確かに獲得したため、本評点加点に値する。
A.私が最も手間暇を注いで取り組んだのは、「ぜんまいの灰汁抜きと煮物調理」に関する課外報告書である。 ぜんまいは山菜の中でも特に灰汁が強く、そのままでは食用にできないため、丁寧な下処理と化学的なアプローチが必要となる。調理にあたっては、綿毛の除去から始まり、重曹を用いたアルカリ処理による一晩かけての灰汁抽出、数回にわたる水替えなど、非常に多くの時間と工程を要した。 さらに報告書では、単に調理手順を記録するだけでなく、アルカリ処理によって不溶性ペクチンが分解・可溶化し、不快なエグみが抜けるとともに独特の柔らかく味染みの良い食感が生まれるメカニズムについても考察を深めた。手間暇をかけた調理プロセスと化学的考察を一つにまとめ上げた、非常に思い入れの深い報告書である。 以下に、レシピを投稿したURLを記載した。 https://note.com/super_donkey2461/n/n0e30937af9fd
A.【書誌情報】 題目: 肥料の有無がトマトの収穫量および品質に与える影響評価と統計的検定、ならびに今後の循環型農業に関する考察 著者: 石曽根萌音 提出日: 2026年8月4日 キーワード: トマト栽培、2標本t検定、有意差、食味品質、資源循環型農業 著者の役割: 収穫量・食味データの採取、2標本t検定による統計解析、および農業化学の展望に関する考察執筆を担当。 【要旨】 本報告書は、畑栽培における肥料の有無がトマトの収穫量および食味品質に与える影響を定量データと官能評価により検証したものである。肥料あり(A区)および肥料なし(B区)で栽培した結果、平均収穫量はA区21.5個、B区8.5個であり、A区で甘味が強く高品質であった。2標本t検定を実施した結果、t=8.18、p=0.0123(p<0.05)となり、帰無仮説が棄却され肥料投入による収穫量の増加に有意差が認められた。さらに考察では、肥料成分(窒素・リン酸・カリウム等)が品質向上に寄与することを解説するとともに、肥料原料の海外依存や価格高騰を踏まえ、従来の大量投入型からグリーンサステナブルケミストリーを活用した超高度な資源循環型農業への移行が必要であることを提示した。 【合格に値する根拠】 本報告書は、作物栽培という実務的プロセスにとどまらず、2標本t検定を用いた適切な統計処理(帰無仮説・対立仮説の設定、p値による優位性の検証)および食味に関する成分分析評価を行っており、8時間相当の主体的かつ高度な学習量を担保している。農学・化学分野の専門的知見を獲得するとともに、定量的データの多角的な解析力、および国際情勢や環境配慮(グリーンサステナブルケミストリー)まで視野を広げた学術的・論理的思考力を体現しており、合格条件を十分に満たしている。
A. 本レポートは、市販のたけのこの水煮と生のたけのこから自ら灰汁抜きしたものの味や食感の違いを比較調査したものである。幼少期の祖母との思い出をきっかけに、手間のかかる灰汁抜きの理論を理解した上で実作・検証を試みた。自ら灰汁抜きを行うことで美味しくなるという言説の真偽や、処理による味・食感の違い、および調理工程における科学的理由を明らかにすることを目的としている。 生のたけのこを米ぬかで茹でて灰汁抜きし、水煮とともに土佐煮にして比較した。自作した方は弾力があり甘く瑞々しい風味となった一方、水煮はシャクシャクとして苦味や土の風味を感じた。考察では、米ぬかのカルシウムがえぐみ成分のシュウ酸と結合する灰汁抜きの原理を説明。また食感の違いは、加熱や水中保存によるペクチン質の分解や成分溶出に伴う、細胞構造と内部圧力の変化に起因すると科学的に分析した。 日常の疑問から主体的に課題を設定し、調理比較を通して実践的に検証した点を評価されたい。単に味の好みだけでなく、強火による煮崩れ等の失敗要因の分析や、殺菌目的での唐辛子使用の理由検討など多角的に追及した。特に食感の違いに対し、細胞構造やペクチン質の分解、内部成分の溶出といった科学的知見に基づき深く考察しており、講義内容を応用・発展させて深い学びへ昇華させた成果を示しているため、単位認定に値すると考える。
A. 今回の課題では、ブルーベリーを育てることに取り組んだ。ただ育てるだけではなく、事前にどのような環境で育てればよいのかを調べ、計画を立ててから苗木を購入した。ブルーベリーは土壌の状態や水分管理が生育に大きく影響するため、植え付ける場所や育て方についても事前に確認し、できるだけ良い環境を整えることを意識した。 栽培を始めてからは、成長に必要な養分を補うため、適切な時期に肥料を与えた。しかし、肥料は多く与えればよいわけではなく、与えすぎるとかえって生育に悪影響を及ぼすこともあるため、その量や与えるタイミングについては農業を営んでいる祖父に相談しながら進めた。また、雑草が多く生えると土の養分や水分を奪われてしまうため、苗木の周囲には藁を敷き、雑草の発生を抑える工夫を行った。藁には地面の乾燥を防ぎ、土壌の温度変化を和らげる効果もあることを知り、植物を育てる上で細かな管理が重要であることを実感した。 実際に育ててみると、植物は毎日少しずつ成長するため、日々の観察がとても大切であることを学んだ。天候や気温によって土の乾き具合が変わるため、水やりの回数も状況に応じて調整する必要があった。また、葉の色や枝の伸び方などを観察することで、植物の健康状態を判断できることも知った。 今回の課題を通して、植物を育てるには知識だけでなく、継続的に世話をする責任感や観察力が必要であることを学んだ。祖父から実際の栽培経験に基づいた助言を受けながら取り組めたことで、本やインターネットだけでは得られない実践的な知識も身に付けることができた。この経験を通じて、計画を立てて実行し、状況に応じて改善していくことの大切さを実感するとともに、農業の難しさと面白さを学ぶ貴重な機会になった。
A.予習報告書を選んだ。 本予習では、半導体、工場におけるモノづくり、コネクタ、エネルギーと工業化学、さらに硬磁性材料について学習した。まず半導体とは、電気をよく通す導体と、ほとんど通さない絶縁体の中間的な性質を持つ物質であり、電子機器の基盤となる重要な材料であることを理解した。これにより、現代社会における電子デバイスの発展は半導体技術に大きく依存しているといえる。 次に、工場でのモノづくりは単なる製造作業ではなく、原材料の加工から組み立て、さらに価値を付加する一連の活動であることを学んだ。特にデジタル技術を活用した効率化や在庫管理の最適化、JIT(ジャスト・イン・タイム)による計画的な生産体制が、高品質な製品の安定供給に貢献している点が印象的であった。 また、コネクタは電気回路や電子機器において、ケーブルや基板同士を容易に接続・分離するための重要な部品であり、電力や信号の伝達を担っている。USBやHDMIなど身近な製品にも広く利用されていることから、日常生活と密接に関わっていると感じた。 さらに、エネルギーと工業化学は密接に関係しており、化学製品の製造には多くのエネルギーが必要である一方、化学技術はエネルギーの変換や貯蔵にも寄与していることを学んだ。持続可能な社会の実現に向けて、両者の協調的な発展が重要であると考えられる。 最後に、硬磁性材料は一度磁化されると外部磁場がなくても磁力を保つ特性を持ち、モーターや発電機、スピーカーなど幅広い分野で利用されている。ネオジム磁石などの高性能材料が現代技術を支えている点も理解できた。 以上の学習を通じて、材料やエネルギー、製造技術が相互に関連しながら現代社会を支えていることを再認識した。
A.(1)『山形県広報誌 県民のあゆみ11』 (2)手間をかけた課外報告書は人工絹糸発祥の地の見学である。明治維新から始まった日本の産業革命を前進させるために創設され、秦逸三教授が日本人初の人工絹糸の開発を果たした。この成果は社会学者エズラ・ウォーゲル氏の著書『ジャパン・アズ・ナンバーワン』で世界トップレベルと評価された。それほど、当時の日本は産業革命時の欧米を乗り越える勤勉努力をし、結果を残した。 (3)実際に足を踏み入れて先人たちの貢献や好きに弾けるピアノなどを体験することができたことから合格に値する。
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A.〈緒言〉 人絹(ビスコースレーヨン)発祥の舞台の聖地巡礼して、人絹の研究開発に関わった山形大学工学部の歴史と日本の産業革命について調べる。米沢市御成山公園の人繊工業発祥の地石碑の現地を訪れ、当時の様子を偲ぶ。また米沢高等工業学校本館の認定化学遺産 第005号 『ビスコース法レーヨン工業の発祥を示す資料』の現物を確かめ、当時の様子を偲ぶ。 〈実験方法〉 ①御成山公園 1.御成山公園へ行き、石碑を観察した。 ②米沢高等工業学校本館 1.見学の予約をした。 2.高等工業学校へ行き、館長に案内していただいた。 3.ビスコースレーヨンの歴史と山形大学工学部の関係について学んだ。 〈結果〉 御成山公園にある「人繊工業発祥の地」の石碑を見学し、ビスコースレーヨンが日本の化学工業や繊維産業の発展に大きく貢献したことを学んだ。また、米沢高等工業学校本館では、認定化学遺産第005号「ビスコース法レーヨン工業の発祥を示す資料」を見学し、館長の説明を受けながら当時の研究や開発の歴史について理解を深めた。ビスコースレーヨンは、山形大学工学部の前身である米沢高等工業学校において、秦逸三先生をはじめとする3名の研究者によって草創されたことを学び、日本の人造繊維工業の発展に大きな役割を果たしたことを知った。また、その功績が高く評価され、日本化学会から化学遺産として認定されていることから、世界的にも価値の高い研究成果であることを実感した。さらに、ビスコースレーヨンの製造は、セルロースをアルカリ処理し、二硫化炭素と反応させてビスコース溶液を作製した後、紡糸して繊維化するなど、多くの工程を経て完成することを学んだ。展示されていた初期のレーヨンは茶色を帯びていたが、製造技術や精製技術の改良が進むにつれて、不純物が除去され、現在のような白く美しい繊維へと発展したことも理解できた。今回の見学を通して、山形大学工学部が日本の化学工業や繊維産業の発展に果たした役割の大きさを知るとともに、先人たちの研究開発への努力と情熱を感じることができた。
A.題目「肥料で花や野菜を育てて楽しもう」、著者 ?橋璃和、(共同 祖父:祖父の家で栽培したため記載)提出日2026年8月4日、キーワード オクラ、肥料、アンモニア、比較、成長速度が挙げられる。 本課外活動では、オクラの種を用いて肥料の有無より成長速度や実の大きさの比較から肥料の効果を調査した。合計12本の苗が生育するために肥料として生ゴミ20キロ、米ぬか10キロ、市販化学肥料4-5キロ(窒素、リン酸、カリウム)、鶏糞10キロを土に混ぜ込んだ。肥料なしの土では生ゴミ20キロ、米ぬか10キロ、鶏糞10キロを混ぜ込んだ。その後、オクラの種を植え(4月26日)、同環境の中オクラを育てた。その結果、添付資料より、収穫以前では肥料無しの草丈は肥料ありの草丈よりも小さかった。その後、オクラの実がなった。肥料の有無で実の大きさや色、硬さや苗の生育状況は差は見られなかったが、収穫量に差が見られた。収穫が多くなったのは7月下旬であり、収穫量は苗一本当たり、肥料ありでは平均37本、肥料無しでは平均25本であった。有意差検定(t検定)を行うとt(10)=5.88、p<0.001となった。 本活動を行うために電車で20分ほどの祖父の畑を借り、毎日オクラの水やりを朝に行いながら通学していた。雨天時には水を与えず、晴天時には状況に応じて朝と夕方に水を与えていた。
A. もっとも手間暇をかけた課外報告書は、豆苗を用いた水耕栽培による肥料効果の検証である。筆頭著者を佐野愛莉とする。肥料あり・なしの2条件を設定し、光量・水量・温度などの環境をできる限り揃えながら、8日間毎日観察と記録を続けた。成長初期には差が見られなかったが、後半では肥料ありの方がわずかに草丈が高く、葉の広がりも良好であった。しかしその差は予想より小さく、豆苗が種子の栄養で短期間成長できる植物であることを実感した。 観察を続ける中で特に印象に残ったのは、肥料は万能ではなく、植物の種類と栽培期間によって効果が大きく変わるという点である。日本の農業は化学肥料に依存しているが、肥料の効果は作物ごとに異なり、適切な施肥設計が不可欠であることを身をもって理解した。また、肥料価格の高騰や資源問題を踏まえると、持続可能な農業のあり方を考える必要性も強く感じた。 毎日の記録、条件管理、成長比較のための写真整理など、時間をかけて丁寧に取り組んだことで、観察力・分析力・考察力が大きく向上した。実際に植物を育てながら得た知識は教科書的理解を超えており、学習保証時間8時間を十分に満たす内容となった。自分の手で育て、変化を見つけ、考察を積み重ねた経験は、課外報告書として合格に値すると考える。
A.書誌情報)「灰汁抜きをして、山菜料理を楽しもう」提出日:7月31日、24512348_亀山來、キーワード:あく抜き、山菜、重曹 要旨)山菜料理としてぜんまいのお浸しを作った。まず、下ごしらえとアク抜きとしてぜんまいの汚れを洗い流し、表面の綿毛や硬い葉を取り除いた。次に、鍋に湯1000mlあたり重曹小さじ1の割合で入れ、沸騰したらぜんまいを加えて2分ほどゆでて火を止め、鍋に蓋や皿をかぶせたまま、一晩そのまま置いてアクを抜く。翌日に、流水で数回しっかり洗い流し、きれいな水に数時間さらして水気を切る。クックパッドの「ゼンマイのお浸し」を参考にして手順に沿って料理を作った。今回行ったあく抜きの過程は、食材の灰汁であるえぐ味や苦味の成分の化学的な性質を利用して除去する工程である。これは、水溶性と極性の利用としてシュウ酸などの極性分子を、水分子との親水性を利用して水中へ溶出させる。酸性の酢を加えると、ポリフェノールの酸化酵素の活性が抑えられ変色を防げることも可能である。アルカリによる加水分解では、重曹や米ぬかで溶液をアルカリ性にすると、細胞壁のペクチンが分解する。これにより、内部の頑固なアク成分の溶出が促進される。浸透圧と塩析の観点からは塩揉みによる高い浸透圧差で細胞内の水分ごとアクを脱水する。このように、溶出、pH調整、組織分解や脱水の化学反応によって不要な成分を取り除いている。 合格に値する根拠)お浸しを作る過程は水を変えつつ浸す必要があるため、半日以上かかった。加えて、生ぜんまいのアク抜きは、水洗いと綿毛の除去、重曹を使った熱湯ゆで、一晩の放置と水さらしの4つの手順であり、灰汁を抜く過程には非常に長くの時間を要した。このため、この課外学習には合格に値する根拠があると考える。
A.私がもっとも手間暇を注いだ課外報告書は、人絹(ビスコースレーヨン)発祥の舞台を訪ね、山形大学工学部の歴史と日本の産業革命について調べた報告書です。まず事前に、旧米沢高等工業学校の秦逸三らがビスコース法レーヨンの研究を進め、米沢で日本の人造絹糸工業の基礎を築いた経緯を調査しました。現地では、米沢市舘山の御成山公園にある「人繊工業発祥之地」の石碑を確認しました。高台から旧工場跡地を見渡すことで、石碑が単なる記念碑ではなく、研究成果が地域の産業や町の発展につながったことを示すものだと感じました。次に旧米沢高等工業学校本館を訪れ、認定化学遺産第005号「ビスコース法レーヨン工業の発祥を示す資料」を見学しました。研究に使用された実験器具やガラス製紡糸ノズル、初期の人絹糸などを実際に見ることで、当時の研究者が限られた設備の中で試行錯誤した様子を具体的に想像できました。ビスコースは木材パルプを原料とし、薬品処理や紡糸によって繊維になります。この課外活動を通して、大学の研究が企業や地域産業と結びつき、現在の化学繊維へ発展した歴史を学びました。現地と資料を結びつけて考えられた点が、この報告書に最も力を入れた理由です。
A.題目「予習報告書 準備した教材について報告してください」、著者は川村真由、提出日4/29 本講義のテキストに指定されている「現代の電気化学」、「最新工業化学 持続的社会に向けて」、「イラスト図解 工場のしくみ」を読み、それぞれのテキストごとの要旨を理解して興味のある部分を紹介した。それぞれガスセンサの説明、セラミックスの紹介、油圧ショベルの紹介を行った。また、Webclass上で提示された課題に対して解答を行った。 すべてのテキストを1ページずつ読み、上述した予習報告書の内容をインターネット上で紹介し、その文章も考えるなどして理解を深め、合格に値する学習内容とすることができた。
A.【書誌情報】 本報告書は「紅花を用いた綿ハンカチの染色実験と化学的考察」と題し、著者:田中心優、共同:神山結菜、2026年8月4日に提出するものである。本稿の主要なキーワードとして、紅花染色、カルサミン、防染処理、pH依存性、天然染料の5語を設定する。 【要旨】 米沢市わくわく館での現地実験を通じ、不溶性赤色素カルサミンのアルカリ抽出および酸処理による再不溶化と繊維定着の挙動を化学的に考察した。物理的防染による鮮明な幾何学模様の形成と、pH変化に伴う極性変化の現象が直結している事実を示し、伝統技法に潜む分子レベルの析出・定着制御の理論的妥当性を明らかにした。 【合格に値する根拠】 事前調査に1.5時間、現地への往復・体験費用(約500円)を伴う現場での実験・観察に3.5時間、データ分析・レポート執筆に3.0時間を費やし、規定の学習保証時間8時間を確実に担保した。直接的な感情表現を排し、三現主義に基づき現場で得た実測値や現象を化学的に検証したことで、複合的な化学現象を論理的に体系化する知識・能力および理工学徒としての探究態度を獲得しており、ディプロマ・ポリシーの到達目標を充足している。
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A.①書誌情報 題目:古漬けを楽しもうである 著者:四垂蒼羅 提出日:2026年7月31日である。 本報告では、きゅうりの古漬けを対象として、乳酸発酵による保存性の向上や味・食感の変化について調査した。キーワードは、きゅうり、古漬け、乳酸発酵、保存、食品衛生である。本実験では、発酵食品における微生物の働きと衛生管理の重要性について検討した。 ②要旨 きゅうりの古漬けを作製し、乳酸発酵による保存性と品質変化を観察した。保存容器や器具を消毒し、HACCPの考え方を取り入れて衛生管理を徹底したうえで、約10 wt%の食塩と10%食塩水を用いて漬け込み、約1か月保存した。完成した古漬けは黄褐色となり、漬け液の濁りや異臭、カビの発生は認められなかった。また、乳酸発酵に由来する酸味と香り、適度な歯応え、深いうま味が確認され、適切な塩分濃度と発酵条件によって品質の良い古漬けが得られることを確認した。 ③合格に値する根拠 古漬けの製造に加え、乳酸発酵の仕組み、塩分濃度と浸透圧の関係、乳酸菌による保存性向上の原理について調査し、発酵食品の科学的背景を理解した。約1か月にわたり保存状態を継続して観察し、漬け替えや衛生管理の重要性を実践的に学んだ。また、品質変化を微生物の働きや細胞壁成分の変化と関連付けて考察することで、食品化学および食品衛生に関する知識を深め、実験結果を科学的根拠に基づいて評価・考察する能力を身に付けた。
A. 米沢市のわくわく館において染色体験を行い、ハンカチを製作した。本実習では、天然染料である紅花を用いた染色を選択した。紅花は植物性色素に分類され、繊維を着色する染料として古くから利用されている。本体験では、模様を形成するために防染の手法を取り入れた。具体的には、青色の布製ハンカチを用い、割りばしや洗濯ばさみで布を挟むことで、染料が浸透しない部分を意図的に作成した。その後、紅花染料による染色工程を行い、挟んだ部分とそうでない部分で色の差を生じさせることで模様を形成した。 製作の結果、挟んだ箇所には染料が付着せず、周囲のみが着色されることで、幾何学的な模様が確認された。このような模様は、防染によって染料の拡散が物理的に制限されたことに起因すると考えられる。また、染料は繊維に吸着することで発色するが、圧力がかかった部分では染料が繊維内部へ浸透しにくく、結果として未染色部として残る。紅花は水溶性の色素を含み、繊維との相互作用によって安定した発色を示すため、今回のような模様形成にも適している。 さらに、講義で示されたように、染料は繊維を染める可溶性の色素であるのに対し、顔料は不溶性物質として分散し固体表面に固定されるという違いがある。本実習では染料の性質を利用しており、繊維内部に取り込まれることで耐久性のある着色が得られた。以上より、防染と天然染料の特性を組み合わせることで、簡便な操作でも再現性のある模様形成が可能であることが確認された。
A.本活動は、シェフレラの栽培において日々細やかな管理と観察を重ね、最も情熱と手間暇を注ぎ込んだ取り組みである。 栽培の開始にあたっては、土壌の準備から慎重に行い、植物の生育段階に応じた最適な化成肥料を用いた。毎日の日当たり調整や土壌水分に応じた丁寧な水やりを徹底したほか、葉の色艶や茎の太さ、花芽や実の付き方を日常的に記録し、常に植物に最適な環境を維持するよう努力した。 特に、化成肥料の栄養効果を最大限に引き出すため、製品の規定量を厳格に守りつつ、手探りのなかで細部まで気を配り続けた結果、葉は鮮やかな緑色に育ち、茎も頑丈に生長して豊かになった。 ただ成長を待つのではなく、プロセスに粘り強く向き合った本活動は、化成肥料の効果や植物の生命力を実感するとともに、課題解決力と根気強い管理能力を育む非常に貴重な経験となった。日々の小さな変化に目を配り、環境を整える努力が目に見える成果として現れたときの達成感は非常に大きく、物事に根気強く向き合う姿勢や課題解決力の重要性を深く学ぶことができた。
A.(1)書誌情報 灰汁抜きをして、山菜料理を楽しもう 2026.8.4 ワラビ 灰汁抜き (2)要旨 本実験では、生ワラビを用いて重曹と熱湯による灰汁抜きを行い、その効果を確認した。灰汁抜き後におひたしを調理し、食感や風味の変化を観察するとともに、灰汁抜きの仕組みについて考察した。その結果、苦味やえぐみが大きく軽減され、食べやすい状態となった。また、重曹の量によって食感が変化することも確認され、適切な条件で灰汁抜きを行うことの重要性を理解した。 (3)合格に値する根拠 本実験では、ワラビの灰汁抜きから調理までを実際に行い、処理前後の変化を観察しただけでなく、その理由について食品化学の観点から考察した。重曹によるアルカリ処理や熱湯の作用によって灰汁成分が除去され、食感や風味が改善されることを理解できた。また、重曹を過剰に使用すると組織が軟化しすぎることから、適切な条件で処理することが品質の維持につながることも学んだ。今回の実験を通して、伝統的な調理方法にも科学的な根拠があることを理解し、食品の品質や安全性を考えながら調理することの大切さを学ぶことができた。
A.(1)書誌情報 「肥料を用いた豆苗栽培」荒川琴音、6月6日提出、豆苗、ハイポネックスキュート、栽培、対照実験 (2)要旨 5月15日から6月6日にかけての22日間、豆苗を用いて肥料の有無による成長の違いを比較する対照実験を行った。実験では2回収穫を実施し、3週目をもって観察を終了した。使用した肥料はハイポネックスキュートで、豆苗の成長サイクルに合わせて一回当たり約5mLを水に混ぜて与えた。また、便宜上、以下では肥料を与えた方の豆苗をA、与えなかった方をBと呼ぶことにする。 一週目は肥料の有無による成長差はほとんど見られなかった。むしろBのほうが日当たりの良い場所に置かれていた影響でやや大きく成長した。しかし収穫時に違いがみられ、Aの茎の方が柔らかく、みずみずしい印象を受けた。 二週目は設置場所を調整し、日商条件を揃えた結果、Aの成長が顕著にみられた。収穫時Bの茎の長さは15cmだったのに対し、Aは27cmに成長した。またAは収穫時にシャキッとした感触を保っていた一方、Bは少ししなびて繊維が硬くなっており、はさみの刃が入りづらかった。 三週目ではさらに差が開いた。Aでは一部の豆からしっかりとした茎が伸びていたが、Bの茎の多くは黒く変色して枯れかけていた。また、Bの豆自体も黒く変色しており、蓄えられていた栄養素を全て使い切ったのだと考えられた。続行しても改善しないだろうと判断し、観察を終了した。 今回の実験から、肥料には成長を促進するだけでなく、水分を保持する効果があることが確認できた。 (3)合格に値する根拠 この課外学習は合格に値すると考えられる。この課題には22日間にわたる豆苗の観察及び管理、肥料と豆苗の買い出しを要した。したがって十分な学習時間は保証されている。 また、ディプロマポリシーに記載のある能力についても身に着けることができた。具体的には友人と肥料を共同で購入し、観察期間の割り振りや観察の方針についてを話し合ったことで「他者と協力しながらチームで課題解決に取り組む能力を身に着けている」「論理的な思考力と記述力及びコミュニケーション力を身に着けている」を達成している。また、豆苗の成長サイクルを考慮して計画的に観察を行ったことにより「豊かな発想力をもって、計画的に仕事を進め、課題を解決に導く能力を身に着けている」を達成している。さらに、授業にて肥料の成分を知り、それを活用した課題に取り組むことで「応用化学、化学工学及びバイオ工学の基礎知識と、それらを応用する能力を身に着けている」を達成している。したがって ディプロマ・ポリシーにふさわしい 知識・態度・能力を獲得したということができ、これは合格に値すると考える。
A.(1)「ビスコースレーヨンについて」石川愛菜 キーワード:人絹 (2)人絹発祥の舞台を見学し、山形大学工学部の歴史と日本の産業革命との関わりについて調べた。人絹は、木材パルプなどのセルロースを原料として作られる再生繊維であり、絹に似た光沢や肌触りを持ちながら、安価に大量生産できることから、日本の繊維産業の発展に大きく貢献した。特に米沢は繊維産業が盛んな地域であり、人絹の研究や技術開発が地域産業の発展を支えたことを知った。山形大学工学部の前身である米沢高等工業学校は、日本初の繊維化学科を設置し、人絹の研究や技術者の育成を通して、日本の化学工業や繊維産業の発展に大きく貢献したことが分かった。今回の見学を通して、自分が学んでいる大学には、日本の近代産業を支えてきた長い歴史があることを知り、とても誇りに感じた。 (3)このレポートが合格に値すると考える理由は、人絹の特徴や役割だけでなく、山形大学工学部の前身である米沢高等工業学校が、日本の産業革命や化学工業の発展にどのように貢献したのかを理解できたである。また、見学で得た知識を単にまとめるだけではなく、自分が学んでいる大学の歴史や地域産業とのつながりについて考え、自分自身の学びとして捉えることができた。さらに、将来は化学分野を学ぶ技術者として、先人たちが築いた研究を受け継ぎ、社会に貢献したいという目標を持つことができた点も、この見学を通して得られた大きな学びである。
A.【書誌情報】 題目:人絹(ビスコースレーヨン)発祥の舞台の聖地巡礼をしよう 著者:組谷風太 提出日:2026年8月1日 キーワード:ビスコースレーヨン、化学遺産、米沢高等工業学校、人絹工業、産業史跡 【要旨】 ビスコースレーヨン(人絹)は日本の近代化学工業を支えた重要素材である。本報告では2026年7月31日、米沢市御成山公園の「人絹工業発祥の地」石碑、および旧米沢高等工業学校本館(化学遺産第005号認定資料所蔵)を実地踏査した。石碑刻文と認定資料の見学により、米沢が国内人絹産業の原点であり、同校が人絹工業研究の中心地として多くの技術者を輩出した拠点であったことを明らかにした。 【合格に値する根拠】 本活動は現地までの移動、石碑・本館の実地踏査、展示資料の調査、および本報告書の作成を含み、学習保証時間8時間相当の内容を担保する。一次資料への直接的接触を通じ、近代化学工業史における技術発展の過程を実証的に検証する探究力を養った。これはディプロマ・ポリシーが求める、専門分野の知識と技能において、科学技術に関する知識・情熱を的確に把握する能力と生涯にわたって自発的かつ継続的に学習できる能力を身につけているというところに合致すると考える。
A.ビスコースレーヨン発祥の地を訪れる課題が最も手間暇を注いだものでした。御成山公園のビスコースレーヨン発祥の地石碑を訪れて、当時は山に囲まれた盆地であり、工業を発展させるのに適している土地であったのかと思いました。米沢高等工業学校では、化学工業に対して、国からの支援もあり、帝国学校として東北の地で仙台に次ぐ大きさの学校となり、ビスコースレーヨン以外にもさまざまな分野での機械や電気電子などの専門的な学生が集まっていたことがわかりました。特に旧米沢高等学校の校舎は非常に歴史を感じる作りと、歴史的な遺物や、当時使われていた講堂などを見学することで当時の学生たちと意気投合しているかのような感覚で、歴史を学ぶこと、そして同じ米沢という土地で勉強できていることが貴重な事なのだなと感じました。
A.【書誌情報】 著者: 石井響 体験場所:染織工房わくわく舘(山形県) 体験内容:綿ハンカチ紅花染め体験 参考資料:体験講座配布資料「べに花について勉強してみよう」、染織工房わくわく舘配布資料「紅花染体験」 【要旨】 紅花染め体験に参加し、白色の綿ハンカチを絞り染めの技法で紅花染めした。紅花の色素は黄色色素と紅色色素の2種からなり、紅色色素はアルカリ性条件下で抽出され、酸性条件下で定着・発色する性質を持つ。本体験では染め液への浸漬後、酢の水溶液で色止めを行い、白色の布をピンク色に発色させた。この工程は、紅色色素の抽出・定着という2段階の化学的性質を利用したものであった。 【合格に値する根拠】 本体験を通じて、山形の伝統産業である紅花染めが、色素の酸・アルカリによる可逆的な発色制御という化学的原理に基づいていることを実地で確認できた。無機工業化学で扱ってきた材料の物性や工程設計の考え方が、伝統的な染色技術にも応用されていることを理解し、化学反応が身近な製品の品質や取り扱い方法にまで影響することを実感した点で、学習目的を達成したと考える。
A.予習報告書 工場のしくみでは、カップラーメンの作り方について、麺の生成から乾燥、検査、袋詰めなどが様々な機械によって連なって動き、作られていることを学んだ。混ぜる機械、伸ばす機械、揚げる機械など各々が一つの働きをすることで作業の単純化ができ、効率化につながっていると読み取った。現代の電気化学では、セラミックスは当初「やきもの」を指していたが、現在では陶磁器の他にガラスなどにも使用されていることを学んだ。最新工業化学では、コバルト酸リチウムはリチウム電池の正極材料であり、リチウムイオンが出入りすることで電気エネルギーを貯蔵できることを理解した。 今回の予習では、工場での生産効率を高めるための機械化や、化学技術によって作られる材料について理解を深めることができた。工場では量産することが重要であり、作業を単純化した機械があることで生産効率の上昇につながると考えた。また、コバルト酸リチウムは多くの電気を貯めることができ、充放電が安定している一方で、精製や加工には大量の電力が必要になるという課題も分かった。教科書の内容を要約するだけでなく、工業化学が人の生活にどのように役立っているかを考察できた。
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A.ハーバー・ボッシュ法によってアンモニアを大量生産できるようになり、窒素肥料が安定して作られるようになったことで、農作物や花の生育が大きく向上した。今回、その効果を確かめるため、マリーゴールドを2つの条件で育てた。写真の上が化成肥料を与えなかったもの、下が化成肥料を与えたものである。同じように水や日当たりを管理し、生育の違いを観察した。 観察した結果、化成肥料を与えたマリーゴールドは、葉の色が濃い緑色で茎や葉もよく育ち、花の数も多く、全体的に元気な様子が見られた。一方、肥料を与えなかったものは、生育がやや遅く、葉や花の数も少ない傾向が見られた。これは、化成肥料に含まれる窒素・リン酸・カリウムが植物の生育に必要な栄養素として働き、葉や茎の成長、花の形成を促進したためと考えられる。この実験を通して、ハーバー・ボッシュ法によって製造される化成肥料は、植物の健全な成長を支える重要な役割を果たしていることを実感した。
A.課外報告書として人絹(ビスコースレーヨン)発祥の舞台の聖地巡礼を取り上げる。 今回の見学では旧米沢高等工業学校本館を訪れ、認定化学遺産第005号「ビスコース法レーヨン工業の発祥を示す資料」を見学し、その後、御成山公園の「人繊工業発祥の地石碑」を見学した。 米沢高等工業学校は、染織学科を主科目とする官立高等工業高校の創設を誘致したもので、1910年に開設された全国で7番目の高等工業学校である。御成山公園には「人繊工業発祥の地石碑」があり、日本の化学繊維工業の始まりを記念して建てられている。 見学を行い、旧米沢高等工業学校本館では認定化学遺産第005号『ビスコース法レーヨン工業の発祥を示す資料』の現物を確認できた。展示室には研究室時代の遺留人絹糸やガラスノズルが展示されていた。御成山公園では人繊工業発祥の地石碑を確認できた。石碑横の掲示板には米沢市が日本における化学繊維の発祥の地であることなどが記されていた。 旧米沢高等工業学校本館と御成山公園の「人繊工業発祥の地石碑」を見学することで、ビスコース法レーヨン工業が米沢で誕生した歴史を学ぶことができた。ビスコース法レーヨン工業の発祥地である米沢が化学繊維産業における礎を築いたことがわかり、旧米沢高等工業学校が工業発展に果たした役割は非常に大きかったことが感じられた。
A.【緒言】 日常生活で使用する食器は、飲み物を入れるだけでなく、使いやすさや素材の特徴によって楽しみ方が変化する。今回、水やお茶を入れる容器として陶芸教室でオリジナルの湯飲みを製作した。陶器は、粘土を成形し、乾燥・焼成することで強度を持つ容器となり、保温性にも優れているため、温かい飲み物を楽しむのに適していると考え、材料として陶土を選択した。 【方法】 陶芸教室では、まず粘土をこねて内部の空気を抜き、ひび割れを防ぐ作業を行った。その後、手びねりによって形を整え、飲み口や厚さを調整して湯飲みの形を作った。表面には模様を付け、乾燥後に釉薬を塗り、最後に高温で焼成することで完成させた。焼成によって粘土中の成分が変化し、硬く丈夫な陶器になることを学んだ。 【結果】 完成した湯飲みを実際に使用してお茶を飲むことで、自分で作った容器を使う楽しさを感じることができた。市販品とは異なり、形や模様に個性があり、手作りならではの温かみを感じた。また、厚みや形状によって持ちやすさや飲みやすさが変化することも実感した。 【考察】 陶器製の湯飲みが作られる工程には、それぞれ重要な意味があることが分かった。粘土をこねる工程は成形しやすくするとともに焼成時の割れを防ぐために必要であり、乾燥や焼成は水分を除去し、強度や耐久性を高めるために行われている。また、釉薬は表面を保護し、防水性や装飾性を向上させる役割を持つ。今回の製作を通して、身近な容器にも材料の性質や製造技術が活用されていることを理解できた。
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A.【書誌情報】 題目「人絹(ビスコースレーヨン)発祥の舞台の聖地巡礼をしよう」、著者 小野絵里花、提出日 2026年8月4日、キーワード:ビスコースレーヨン、米沢高等工業学校、人繊工業、化学遺産、産学連携 【要旨】 旧米沢高等工業学校本館と米沢市御成山公園を訪れ、日本の人造絹糸工業の発展について調査した。本館では、ビスコースレーヨンの研究に用いられたガラス製の紡糸ノズル、木製の実験器具、試作された繊維などを見学した。また、御成山公園では「人繊工業発祥之地」と刻まれた石碑を確認した。秦逸三らによる研究は学校内だけで終わらず、企業の支援を受けながら工場での生産へ発展したことから、教育機関の研究が地域産業の形成につながったと考えた。 【合格に値する根拠】 米沢高等工業学校とビスコースレーヨンの歴史を事前に調べたうえで現地を訪れ、展示物や石碑を観察し、写真と記録を残した。その後、研究成果が企業へ移転され、工業生産へ発展した過程を整理し、報告書の作成と推敲まで含めて8時間以上取り組んだ。文献だけでなく現地の資料を自分の目で確認したことで、化学技術の発展を歴史、教育、企業、地域社会の関係から多面的に考える力を身に付けた。以上のことから、合格に値すると考えた。
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A.課外報告書の申告について、「染色体験をしてみよう」について申告いたします。著者は近藤果音、提出日は8月4日、キーワードは紅花、アルカリ性、酸性です。 紅花は山形県の花に制定されており、クロスロードを通って日本へ伝わったことが分かりました。紅花染めのハンカチーフを制作してみると、予想していたよりもきれいに発色されることが分かりました。体験した際は手袋をして染色を行いましたが、講師の先生は素手で染液を触っており、着色していました。また、クエン酸を加えた際にpHの変化により目でわかる程度に色が変化していました。実際に使用してみると、ハンカチーフの素材に影響されていると思いますが、乾きやすくて使い勝手が良いと感じました。今回は輪ゴムで縛ったことで模様をつけ、染め方によっても同じ作品ができることがないため、唯一無二の作品になったことが価値を見出していると感じました。また、体験を行った教室には、他の種類の草木染をした作品もあり、現在は様々な着色料などがありますが、古くからある染色方法でも色鮮やかに染めることができたり、染める素材や染め方によっても少しずつ変化が現れたりする点に興味が湧きました。 この課外報告書につきまして、学習保証時間8時間を担保する内容であり、ディプロマ・ポリシーの「応用化学、化学工学及びバイオ工学の基礎知識と、それらを応用する能力を身に着けている」にふさわしい知識を獲得できたと考えています。
A.【書誌情報】 課題報告書「化成肥料がゴーヤの生育および結実に与える影響の検証」(筆者:自署、2026年8月4日提出)。 キーワード ゴーヤ、対照実験 【要旨】 本報告では、ハーバー・ボッシュ法由来の化成肥料の有用性を検証すべく、ゴーヤの対照実験を行った。土壌の残留養分により無肥料区でも初期生育は見られたが、結実期に養分不足で実が枯死した。一方、施肥区は良好に生育・肥大し、化成肥料が果実の成熟に果たす不可欠な役割を実証した。 【合格に値する根拠】 本報告は単なる栽培観察にとどまらず、前作の土の再利用に伴う養分残留という制約条件を織り込んだ上で適切な対照実験を設計している点に高い学術的価値がある。また、実の枯死という結果から生育段階ごとの養分需要と化成肥料の定量的な必要性を論理的に考察しており、課題の趣旨を深く理解した科学的・多角的な検証が行われているため、加点に十分値すると判断できる。
A.手間暇を注いだ課外報告書は山菜の灰汁抜きとそれを料理したことである。灰汁抜きには想像していたよりも手間暇がかかり、山菜を入手するのにも苦労しました。
A. 題目は化学肥料がトマトの生育に及ぼす影響である。著者は千葉暖乃で提出日は2026年8月4日である。キーワードとして化成肥料、トマト、ハーバー・ボッシュ法、適正施肥、雑草競合を挙げる。 本報告書は、大玉トマトの露地栽培実験を通じ、化成肥料の有無が生育および収量に及ぼす影響と、雑草繁茂環境における施肥の効果を検証したものである。実験の結果、化成肥料を施した施肥区は無施肥区に比べて収穫個数が27個と多く、総収穫重量も約57%(2,280g)増加した。また、施肥区では雑草が繁茂する環境下であっても、十分な無機養分(窒素・リン・カリウム)の供給により、雑草との養分競合を補って大玉の果実を赤く成熟させることができた。結論として、化成肥料は収量を大幅に高め雑草害を緩和する有効性を持つ一方、環境負荷低減に向けては「適正施肥」と適切な除草・土壌管理の併用が持続可能な農業に不可欠であると提示した。 本栽培実験の実施、毎日の生育観察・データ記録、ハーバー・ボッシュ法や適正施肥に関する文献調査、および報告書執筆の一連のプロセスに計8時間以上の学習時間を確実に担保した。本取り組みにより、自然科学としての植物生理だけでなく、肥料製造の背景にある工業プロセスや環境負荷、サプライチェーンの重要性を統合的に理解する「工学としての化学」の視点を獲得した。これは、環境に配慮しつつ社会課題を解決する持続可能なモノづくりの態度を養うという、工学部のディプロマ・ポリシーに深く合致しており、加点に十分値する。
A.・書誌情報 題目:トキワシノブの栽培を通して考察する化成肥料の効果と化学の役割 著者:伊藤 葵 提出日:2026年8月4日 キーワード:トキワシノブ、化成肥料、アンモニア、ハーバー・ボッシュ法、植物生育 ・要旨 本課題では、トキワシノブを栽培し、化成肥料が植物の生育に与える影響を観察した。栽培期間中に適量の化成肥料を施用したところ、新芽の発生や葉色の改善が確認され、生育の促進が認められた。化成肥料に含まれる窒素、リン酸、カリウムは植物の成長に必要な栄養素であり、その効果を実際の観察によって確認することができた。また、窒素肥料の原料であるアンモニアがハーバー・ボッシュ法によって工業的に生産されていることを調査し、化学技術が農業生産を支える基盤となっていることを理解した。 ・合格に値する根拠 本課題では、講義で学んだ化学肥料と食料問題について理解を深めるため、トキワシノブの継続的な栽培と観察を実施した。生育状況の変化を記録するとともに、化成肥料の成分や肥料三要素の働きについて調査を行った。観察の結果、化成肥料の施用後に新芽の形成や葉色の変化が見られ、植物の生育に栄養分が重要であることを確認した。 栽培、観察、文献調査、考察を通して、講義内容を実体験と結び付けて理解するとともに、科学的な視点から事実を整理し論理的に考察する能力を養った。本課題は、無機工業化学の知識を実践的に学び、食料生産と化学技術との関係を理解するために十分な学習時間と内容を含んでおり、ディプロマ・ポリシーで求められる知識・態度・能力の修得を示すものである。
A.課外活動として、手間がかかったのはあくぬきであった。レシピもクックパッドへ掲載した。あく抜きは、野菜に含まれるえぐみや渋みを除去して食味を向上させるための調理操作である。本実習では、芋煮に使用する大根と玉ねぎについてその効果を確認した。大根は皮をむいて切った後に水にさらすことで、辛味やえぐみの原因となる成分の一部を除去し、煮汁への雑味の移行を抑えた。一方、玉ねぎは水さらしを行わずに加熱調理し、加熱によって辛味成分が減少するとともに組織が軟化し、甘味が増した。調理後の芋煮では、大根と玉ねぎの両方が他の具材とよく調和し、良好な仕上がりとなった。以上のことから、大根のあく抜きは芋煮の品質向上に効果的であり、玉ねぎは加熱調理によって十分に食べやすくなるため、水さらしによるあく抜きを必要としないことが確認された。したがって、あく抜きは食材の特性に応じて適切に行うことで、煮込み料理のおいしさを高める重要な調理操作である。
A.書誌情報 題目 予習報告書、著者 佐藤裕周、提出日 2026/4/28、 キーワード 工業 要旨 今回は予習の内容についてまとめる。具体的には、最新工業化学、現代の電気化学、工場の仕組みについてをまとめた。内容については、自然科学と工学に置ける化学の違いは基礎か応用かであり、エネルギーと工業化学の関係性は電池などの持ち運びの利便性である、そして工場でのモノづくりについてはボルト、ナットについての製作時に利用される工程についてを示した。 合格に値する根拠 今回の課外報告書では、ディプロマ・ポリシーの内、幅広い教養と汎用的技能について、特に学習することが出来たと考えている。これについては、教科書を利用することで、様々な知識を得ることが出来たことに加えて、それぞれに与えられた課題を解くことで、インプットだけでなく、アウトプットをする事が出来ていると考えることが出来るためである。また、専門知識の知識についてもその能力を伸ばすことが出来たと考えている。
A.紙漉き体験の報告書を選んだ。理由は、原料の準備から繊細な漉き作業、乾燥まで多くの工程と丁寧な手作業を要したためである。和紙の伝統的な製造プロセスと構造的特性を理解するため、流し漉きによる手漉き和紙製作を選択した。 体験では、桁と簀を用いて流し漉きの手法で紙を漉き上げ、圧搾・乾燥を行った。 その結果、繊維が均一に絡み合った和やかな風合いの和紙が得られた。漉く際の規則的な揺らし動作によって繊維が格子構造を形成し、さらに十分な乾燥工程を経ることで物理的強度と和紙特有の風合いが生み出されたと考えられる。
A.もっとも手間暇を注いだ課外報告書の紹介 「肥料による花の成長への影響を調べる実験」 私が最も手間暇を注いだ課外報告書は、「肥料による花の成長への影響を調べる実験」である。この課題では、肥料の有無によって植物の成長にどのような違いが生じるのかを比較するため、肥料を与えたものと与えないものを育て、成長過程を観察した。 実験では、種を植えてから発芽、つぼみの形成、開花までの過程を継続的に記録した。種を植えた後、6月3日から6月5日にかけて発芽が確認され、7月1日頃につぼみができ、7月8日に開花した。それぞれの成長段階を観察し、肥料の有無による変化を比較した。 実験を始める前は、肥料を与えた方が成長速度や開花時期が早くなると予想していた。しかし、実際に観察すると、肥料を与えたものと与えていないものでは大きな成長速度の差は見られず、つぼみの形成については肥料を与えていない方が早い結果となった。このことから、植物の成長には肥料だけでなく、日当たり、水分、温度、土壌環境など多くの要因が関係していることを学んだ。 この課題で特に力を入れた点は、短期間の結果だけで判断するのではなく、毎日の変化を観察し、植物の成長過程を記録し続けたことである。植物は人間のようにすぐに変化が現れるわけではないため、継続的に観察することの重要性を実感した。 また、実験結果を通して、教科書で学ぶ知識だけではなく、実際に自分で育てて観察することで得られる発見があることを理解した。予想と異なる結果が得られたことで、自然現象は単純な一つの要因だけでは説明できず、複数の条件が影響していることを学ぶ良い機会となった。 この課外報告書は、植物の成長を長期間観察し、結果を記録・考察する必要があったため、最も時間と手間をかけて取り組んだ課題である。実験を通じて、科学的に観察し、結果から原因を考察する姿勢の大切さを学ぶことができた。
A.予習課題 教科書を買うことで、授業の内容を深く理解でき、また復習にも役立てることができたから
A.大学生活における課外の取り組みとして、最も手間暇を注いだワラビの灰汁抜きについて紹介します。 本取り組みの目的は、単に山菜料理を作るだけでなく、古来からの「灰汁抜き」という調理工程に隠された化学的中和反応と浸透圧のメカニズムを実地で検証・考察することでした。母がよく作っていた身近なワラビの白だし浸けを対象とし、下処理から完成まで丸2日間(約48時間)をかけて一連のプロセスを遂行しました。実際の工程では、まずワラビの水洗いや穂先の除去を丁寧に行った後、ニチノウ食品製の山菜あくぬき(水酸化カルシウム等を含むアルカリ剤)を溶かした熱湯に浸漬させました。熱によって細胞膜を破壊し、浸透圧と拡散によってアルカリを内部に行き渡らせることで、エグみや渋みの原因である有機酸を中和させました。その後、半日以上かけて何度も水を取り替えながら中和生成物と余剰アルカリを綺麗に洗い流し、最後に白だしに1日間じっくり浸して仕上げました。
A.【書誌情報】 題目:肥料で花や野菜を育てて楽しもう 著者:横山仁胡 提出日:2026年7月28日 キーワード:マリーゴールド、肥料、生育、植物、比較実験 【要旨】 本実験では、マリーゴールドを用いて、肥料を与えた場合と与えなかった場合の生育の違いを比較した。2026年6月10日から2026年7月28日まで同じ環境で栽培し、葉の大きさ、葉の枚数、茎の長さおよび全体の生育状況を観察した。その結果、肥料を与えた株は肥料を与えなかった株と比較して葉が大きく、枚数も多くなり、茎も長く成長した。肥料を与えた株では全体的な生育が良好であり、肥料に含まれる窒素、リン酸、カリウムなどの養分が植物の成長を促進したことが示された。 【合格に値する根拠】 本課外報告書では、肥料の役割と植物の生育との関係について調査し、実際にマリーゴールドを約7週間栽培して観察を行った。肥料の有無のみを変えた比較実験を実施し、観察結果を基に生育の違いを分析した。この活動を通して、対照実験の考え方や植物の成長に必要な栄養分について理解を深めることができた。また、長期間にわたり継続して観察・記録を行い、結果を整理して考察する力を身に付けることができた。これらの取り組みは、科学的に事実を比較し分析する能力の向上につながるものであり、学習保証時間として十分な内容であると考える。
A.【書誌情報】 題目:肥料で花や野菜を育てて楽しもう 科目名:無機工業化学 実施内容:液体肥料を用いた観葉植物(サンスベリア)の栽培 使用肥料:ハイポネックス キュート 観葉植物用(N-P-K=0.17-0.10-0.18) 対象植物:サンスベリア 【要旨】 本課題では、講義で学んだ化学肥料の役割を理解するため、市販の液体肥料「ハイポネックス キュート 観葉植物用」を用いて観葉植物であるサンスベリアを栽培した。サンスベリアは乾燥に強く、生育が比較的ゆるやかな植物であるため、肥料による影響を観察しやすいと考えた。肥料には植物の生育に必要な窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)が適切な割合で含まれており、これらを定期的に与えながら通常の水やりも行った。また、葉面には植物用ミストを散布し、病害虫予防として薬剤も併用しながら管理を行った。その結果、葉の色つやが維持され、新しい葉や子株の生長も確認できた。植物に目立った肥料焼けや枯れなどは見られず、健康な状態を保つことができた。このことから、化学肥料は植物に必要な養分を効率よく供給し、適切に使用することで健全な生育を促進できることを実際の栽培を通して確認した。 【合格に値する根拠】 今回使用した液体肥料には、植物の生育に必要な三要素である窒素・リン・カリウムが含まれている。窒素は葉や茎の成長を促進し、葉の緑色を保つ働きをもつ。リンは根の発達や細胞の形成に関与し、植物全体の健全な生育を支える。カリウムは水分調節や光合成に関わる酵素の働きを助け、病害への抵抗力を高める役割を果たす。講義では、ハーバー・ボッシュ法によるアンモニア合成が化学肥料の大量生産を可能にし、現代農業や園芸の発展に大きく貢献したことを学んだ。今回の実践では、この講義内容を実際の植物栽培に応用し、化学肥料の効果を自ら確認できた。また、観察したサンスベリアは葉色が濃く保たれ、新芽や子株の生育も見られたことから、肥料が植物の栄養補給に十分役立っていたと考えられる。実際に肥料を使用し、その効果を観察・考察した点は、講義内容を理解し実践できていることを示しており、本課題の目的を達成したといえる。
A.私は予習の報告書に最も手間暇を注いだと思う。 無機工業化学では最新工業化学、現代の電気化学、工場のしくみ、の3冊の教科書をそれぞれ1ページずつ物理的にめくり、内容を大まかに予習した。 3冊の教科書を1ページずつ確実に物理的にめくり、内容を事前に大まかに掴んだということが合格の根拠であるといえる。 授業の内容をある程度予習できたことで、より授業内での議論や自分の中での内容整理に大きく役立ったように思う。
A.題目:「水を入れられる容器の作製」 著者:松村比奈多 提出日:2026年8月2日 キーワード:陶芸、無機材料、粘土、湯? 今回の課外活動では、山形市の七右衛門窯で陶芸体験を行い、オリジナルの湯呑を製作した。陶芸を選んだ理由は、以前から興味があったが挑戦していなかったため、この授業をきっかけに挑戦しようと思ったためである。湯呑を選んだ理由は、日常的にお茶を飲む機会が多く、自分で作った器を実際に使用してみたいと考えたためである。また、陶器は無機材料である粘土を高温で焼成して作られることから、無機工業化学との関連が深い点にも興味を持った。製作では、手廻しろくろを用いて粘土を成形し、講師の方に手伝ってもらいながら湯?を作製した。その後、色を選んで紙に書いて提出し、1か月半後に乾燥・焼成を経たものを受け取った。 完成した湯呑でお茶を飲んだところ、市販品にはない手作りならではの温かみを感じることができた。手になじみやすく、適度な重量感があり、普段よりもゆっくりとティータイムを楽しむことができた。陶芸において乾燥や焼成の工程が必要なのは、粘土中の水分を除去し、強度や耐水性を高めるためである。 今回の体験を通して、陶器が多くの工程を経て作られることを学び、無機材料が身近な生活用品として利用されていることを実感した。また、製作工程と陶器の性質を関連付けて考察し、無機工業化学の観点から焼成や材料の役割について理解を深めることができたため、本課題の目的を十分に達成したと考える。
A.大学の課外報告書として「灰汁抜きをして、山菜料理を楽しもう」に取り組みました。今回は、たけのこを米ぬかで灰汁抜きした後、こんにゃくと一緒に土佐煮を調理しました。灰汁抜きを行うことで、たけのこのえぐみが少なくなり、本来の風味や食感を楽しむことができました。また、調理を通して下処理の重要性や、食品の品質を高めるための工程について理解を深めることができました。身近な食材にも食品科学や調理技術が活用されていることを実感した課題となりました。
A.【書誌情報】 題目:和紙の紙すき体験 著者:小林明久里 提出日:2026/8/4 キーワード:小川和紙 【要旨】 本報告では、埼玉県の伝統工芸品である小川和紙の製作を通して、和紙の構造形成と機能性について化学的・物理的観点から考察した。原料である楮の煮沸や叩解によってセルロース繊維を十分にほぐし、「ねり」を加えて繊維を均一に分散させた後、流しすきによって繊維が三次元的に絡み合う構造を形成した。完成した和紙を観察・評価した結果、薄手でありながら高い引張強度と柔軟性を有し、適度な吸水性も備えていることが確認できた。本実験を通して、天然素材の性質と製紙工程が和紙の構造や機能に及ぼす影響について理解を深めることができた。 【合格に値する根拠】 本課題では、事前・事後の文献調査、実験材料の準備、製紙作業、作製した和紙の評価、および報告書作成までの一連の作業を行い、合計8時間以上の学修時間を確保した。 また、本課題への取り組みを通して、ディプロマ・ポリシーに掲げられた知識・能力・態度を身に付けることができた。 ・専門的知識 植物繊維であるセルロースの性質や、「ねり」による繊維分散の仕組み、繊維同士の絡み合いが和紙の強度や柔軟性に与える影響について理解を深めた。 ・課題解決・実践能力 原料処理から紙すき、乾燥までの各工程を化学的・物理的な視点から考察し、均一な品質の和紙を作製するための条件や工程管理について学んだ。 ・技術者としての態度 天然素材を活用した伝統技術の価値や環境への配慮について理解を深め、持続可能なものづくりの重要性と技術者に求められる姿勢について考察した。 以上より、本課題は十分な学修時間を確保するとともに、ディプロマ・ポリシーで求められる知識・能力・態度の修得につながる内容であったと考える。
A.【書誌情報】 題目は「セラミックスにみる自然科学としての化学と工学としての化学の関係性」 著者は千場花凜、提出日は2026年8月3日とする。 キーワードは、「セラミックス・無機化学・発見・発明・工学」の五語とした。 本報告書は、無機化学材料の代表例であるセラミックスを題材として、自然科学と工学の化学がどのように結びつき、材料開発へと展開するかを論じたものである。 【要旨】 本報告書の主張は、化学が「発見」と「発明」という二つの側面を持ち、それらがセラミックスという材料を通じて密接に結びついている点にある。結晶構造や化学結合の理解は自然科学的探究によって得られ、その知見を基盤として材料設計や製造技術が成立する。セラミックスは、この両者が連続的に作用することで社会的価値を生む典型例であり、化学の基礎と応用の関係性を示す題材として重要である。 【合格に値する根拠】 本取り組みでは、無機化学材料の性質、結晶構造、化学結合、焼成プロセス、材料設計など多岐にわたる内容を調査し、自然科学と工学の化学を比較・整理した。学習保証時間8時間に相当する調査・考察を行い、材料科学の基礎理解と応用展開を自らの言葉で構造化した点は、ディプロマ・ポリシーが求める「知識の活用」「論理的思考」「主体的学習」に適合する。科学的態度に基づき、発見と発明の関係性を明確に示したことから、合格に値する内容である。
A.本申請は、報告書『紅花染め体験における布地染色と定着プロセスの検証』(著者:[神山結菜]、共著者:[神山結菜、田中心優]、提出日:2026年[8月4日]、キーワード:紅花染め、カルサミン、板締め、酸析、天然色素)に基づく加点申告である。本研究では、山形県米沢市「染織工房わくわく館」の現地において、天然色素(カルサミン)による綿布の板締め染色を実施し、酢酸溶液を用いた酸析反応による定着挙動および下地色(白・黄)の違いによる発色メカニズムを定性的に検証した。 本取り組みは、現地での体験・調査(移動含め約4時間)、文献・化学的定着メカニズムの分析(約3時間)、報告書執筆(約2時間)の計9時間を費やしており、評価要件である「学習保証時間8時間以上」を充足する。さらに、現地への移動費(往復約500円)および体験費(1650円)を自己負担し、現場・現物での実測データを収集した。三現主義に基づき主体的に知見・態度を獲得した実績から、本課外報告書は加点評価に十分値する。
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A.課外報告書の題目は「危険物取扱者(甲種)を受験しよう」であり、著者は本人、提出日は2026/7/26、キーワードは「危険物取扱者、甲種、消防法、危険物、資格試験」とした。 危険物取扱者は、消防法に基づく危険物の取扱いや立会いを行うための国家資格であり、甲種危険物取扱者は、すべての類の危険物について取扱いや立会いが可能であると調べました。 本報告では、甲種危険物取扱者試験の出題範囲を調査し、受験申込みおよび受験対策を行いました。 具体的には、甲種危険物取扱者の受験資格や試験制度、試験科目と出題範囲を調べ、危険物各類の性質の学習、物理学、化学の学習、危険物関係法令の学習をしました。それに加えて過去問題の演習に取り組み、計8時間以上の学習をしました。
A.1.書誌情報 題目:「化成肥料が朝顔の花芽形成に与える影響」 著者:24512811 東海林春花 提出日;2026年8月3日 キーワード:化成肥料、朝顔、花芽形成、対照実験、2標本t検定 2.要旨 化学肥料の有無が朝顔の開花数に与える影響を検証するため、同一条件下で対照実験を実施した。6月上旬から8月上旬まで5回の観察を行い開花数を記録した結果、肥料ありで群では7月20日に5輪の開花が確認され平均開花数は2.00輪となった。一方、コントロール群(肥料なし)の初開花は8月3日で平均0.20輪にとどまった。2標本t検定などの統計解析により、化成肥料の施与が朝顔の花芽形成および開花促進に有効であることが確認できた。 3.合格に値する根拠 本成果物は、化学・バイオ領域の専門知識に基づき、化成肥料が朝顔に与える生理的影響を的確に捉えている。環境条件を揃えた対照実験を設定し、気候変化を含む観察データを客観的に記録する真摯な科学的態度を示した。さらに、平均値の算出やヒストグラム作成に加え、2標本t検定を用いて開花差を統計的に分析・評価している。以上より、専門知識の理解、科学的思考、課題解決・データ分析能力の獲得が明確であり合格に達している。
A.1.予習報告書,渡邉巧 2. 無機工業化学は、物質の性質を理解するだけでなく、その知識を社会に役立つ製品や技術へ応用する学問である。その例として、ボールペンやリチウムイオン電池、鉄鋼材料が挙げられる。ボールペンは身近な製品であるが、先端の極小ボールにはミクロン単位の高い加工精度が求められ、設計データと製造工程を一元管理することで、安価でありながら安定した品質を実現している。また、インクの粘度や部品の精密な組み立ては、高度な設計技術と量産技術の融合によって支えられている。一方、リチウムは標準酸化還元電位が非常に低く、軽量で高いエネルギー密度を有することから、リチウムイオン電池の主要材料として利用されている。しかし、その性能を十分に発揮するためには、電解液や電極材料、セパレータの最適化、安全性の向上、さらには資源の効率的な抽出・精製など、工業化学による技術開発が不可欠である。また、鉄についても、自然科学では電子配置や結晶構造、酸化還元反応などの本質的な性質を解明することが目的であるのに対し、工学では炭素量を調整した鋼の開発や大量生産技術の確立を通じて、社会に役立つ材料へと発展させることを目指している。このように、自然科学による基礎研究と工学による実用化は相互に支え合う関係にあり、物質の特性を社会的価値へと変換することが工業化学の重要な役割である。これらの技術は、私たちの生活を支える製品の品質向上や、エネルギー問題への対応、持続可能な社会の実現に大きく貢献している。 3. 合格に値すると考える根拠は、基礎的な科学知識と工学的な視点の両方を踏まえ、具体的な製品や技術を例に挙げて論理的に考察している点にある。ボールペンでは、精密加工や品質管理、量産技術の重要性を示し、身近な製品にも高度な工学技術が活用されていることを説明した。また、リチウムイオン電池については、元素が持つ化学的性質だけでなく、電解液やセパレータの改良、安全性の確保、資源の有効利用といった実用化の課題にも触れ、工業化学の役割を具体的に示している。さらに、自然科学としての化学と工学としての化学の違いを鉄の例を用いて整理し、理論の解明と社会実装が相互に補完し合う関係を説明した。これらの内容は、単なる知識の羅列ではなく、基礎研究が製品開発や社会課題の解決へと発展する流れを理解した上で考察したものである。以上のことから、工業化学の本質やものづくりの意義を的確に捉え、論理性と具体性を備えた内容であるため、十分に合格に値すると考える。
A.本実習では、日常生活で広く使用されている陶器製の湯飲みについて理解を深めるため、素焼きの湯飲みに絵付けを施し、陶芸作品を製作した。魚や水草をイメージした青色の模様を描き、構図や色の濃淡を工夫しながら制作を行った。完成した湯飲みは、手になじむ質感や良好な保温性を備え、実用性とデザイン性を兼ね備えたものとなった。一方で、顔料のにじみにより細部の表現に課題が残った。今回の体験を通して、陶器が完成するまでの工程や材料の特性について理解を深めることができ、日常的に使用される器にも多くの工夫と技術が活用されていることを学んだ。 本課題では、陶器という無機材料を用いた工業製品である湯飲みに着目し、その材料特性や製造工程について理解を深めた。実際に絵付けを体験することで、下絵付け、乾燥、釉薬処理、焼成といった製造プロセスを説明できるようになった。また、陶器の保温性や質感、耐水性などの材料特性と使用感との関係について考察し、工業製品における化学や材料工学の役割を理解することができた。さらに、完成品の評価だけでなく、にじみが生じた原因を顔料の性質や素地の吸水性などの観点から分析し、改善点を検討した。これらの取り組みにより、無機材料の特性理解、製造プロセスの理解、および工業製品の機能と設計に関する考察力を身につけることができたため、本課題は合格に値する内容であると考える。
A.ミニトマトの栽培実験では、肥料を与えたものは成長が早く、大きく赤い実をつけたのに対し、肥料を与えなかったものは成長が遅く、小さく緑色の実しかつけなかった。このことから、植物の健全な生育には適切な栄養供給が不可欠であることが分かる。 このような農業を支えているのが化成肥料であり、その普及を可能にしたのがハーバー・ボッシュ法によるアンモニアの大量生産技術である。この技術は、農業生産性の向上と安定した食料供給に大きく貢献してきた。 一方で、日本は肥料原料の多くを輸入に依存しているため、近年の国際情勢や円安などの影響を受けて肥料価格が高騰し、農業経営への負担が増している。今後は、国内資源を活用した代替肥料の開発や、高機能肥料、AIを活用した精密農業などを推進し、食料安全保障と環境保全を両立する持続可能な農業を実現していくことが重要である。
A.予習報告書 アルミニウム電解コンデンサのAlは、硫酸などの酸溶液中でアノード酸化すると、バリヤー層やポーラス層を有する酸化皮膜が表面に生成する。 化学工学はエネルギーを作るのに必要な技術である。 単結晶Siは、インゴットという大きな結晶から薄板ウエハーを切り出し作るもので、理論変換効率27%を有する高効率セルを可能にする。シリコン系太陽電池の材料。 カップラーメンはお湯をかけて短時間で完成する製品。こねる、平たくする、うすく伸ばす、切出、蒸す、枠づめ、油揚げ、冷却、めんの検査、カップにつめる、スープ・かやくを入れる、内容物検査、ふたをする、包装、製品検査、箱づめの工程から出来ている。 工場でのモノづくりは、安く大量生産し、低価格で提供するものと、丁寧に高品質のものを作り提供するものがある。
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A.(1)「乳酸発酵を利用した大根のレモン漬けの調製と観察」は、乳酸発酵を利用した漬物の製造過程と、それに伴う食品の変化について調査した課外報告書である。本報告では、大根の加工、調味、保存、観察を実際に行い、発酵食品における微生物の働きや食品中で起こる化学的変化についてまとめた。調理工程だけでなく、保存期間中の変化を記録することで、発酵食品が形成される過程を科学的な視点から整理した。 (2)本報告では、大根のレモン漬けを作製し、保存期間中における色、香り、硬さ、味の変化を観察した。調製時には、大根に塩を加えることで水分が排出され、その後、レモンを含む調味液を浸透させることで漬物を作製した。保存後は、大根の水分量や組織の変化を確認し、塩による浸透圧作用や乳酸発酵による酸性化について調査した。また、乳酸菌が糖類を分解して乳酸を生成することで保存性が向上することや、レモンに含まれるクエン酸が酸味の形成に関与していることを整理した。さらに、これらの作用が漬物特有の食感や風味の形成につながることを考察した。 (3)本報告書は、文献調査のみではなく、実際に大根のレモン漬けを調製し、1か月間保存および観察を行うことで、三現主義(現場・現物・現実)に基づいたデータ収集を実施している点が評価できる。また、調理後の変化を「美味しい」などの主観的な表現で終わらせず、色や硬さなどの観察結果をもとに、塩による浸透圧作用、乳酸発酵、酸による保存性向上などの科学的現象と関連付けて考察している。さらに、身近な食品である漬物を題材として、微生物の働きや化学反応が食品加工にどのように利用されているかを理解している。以上の理由から、実際の体験に基づく客観的なデータと科学的考察を含んだ報告書であり、課題の目的を十分に達成しているため、合格に値すると判断した。
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A.もともと陶芸に興味があり、自分の手で容器を作ってみたいと思っていたため、今回の課外活動として陶芸体験を選んだ。平清水焼は山形市にある陶芸の里で、江戸時代(1804~1817年ごろ)に茨城から来た陶工・小野藤次平が地元千歳山の土を使って焼いたのが始まりとされている。その後、相馬焼の技術が伝わって窯が増え、最盛期の明治中期には30軒以上の窯元があったという。陶器は土や石といった無機材料を高い温度で焼いて作るセラミックス製品であり、授業で扱った窯業の典型的な例にあたる。 2026年7月20日、山形市にある七右エ門窯で体験を行った。使った土は千歳山から採れる鉄分の多い原土をベースに、白い丸山陶石、黒い斑点を出す硫化鉄、焼き固めるための長石、焼き締まりを調整する珪灰石を混ぜたものだった。成形は手回しろくろを使い、約1~2時間かけてマグカップの形に仕上げた。釉薬は白いつや消しで黒い斑点が出る残雪釉を選び、器ごと釉薬に浸す方法(浸し掛け)で塗った。焼成はまず約800℃で6~8時間の素焼きを行い、その後ガス窯で1200~1250℃、約10~15時間かけて本焼きした。 完成したマグカップの重量は120 g、容量は約250 mLであった。色は白く、残雪釉がきれいに発色した。水を入れても漏れはなく、口当たりも滑らかで飲みやすかった。 粘土を高温で焼くと粒子どうしがくっついて隙間が減り、丈夫で水を通しにくい構造になる。このとき長石や珪灰石がガラスのような成分をつくり、焼結を助ける役割を果たした。釉薬は本焼きの温度で溶けてガラスの膜になり、冷えると器の表面を覆って防水性が生まれる。これは授業で学んだガラスの製造原理と同じ仕組みである。今回の体験での成形・焼成の流れは、工業的な窯業の製造工程と基本的に同じであり、規模と自動化の程度が違うだけだと感じた。反省点としては、ろくろで成形したとき器壁の厚さが均一にならなかった部分があった。工場では型を使って厚みを均一にしており、品質を安定させるためにそうした工夫が必要だと理解できた。
A.【書誌情報】 題目:フキの味噌漬けの調理と灰汁抜きの効果に関する考察 著者:錦織勇人 提出日:2026年7月30日 キーワード:フキ、灰汁抜き、重曹、味噌漬け、食品加工 【要旨】 本報告では、山形県でも身近な山菜であるフキを対象として、灰汁抜きによる風味や食感への影響について調査した。フキは独特の苦味やえぐみを持つため、調理前の灰汁抜きが重要である。そこで、重曹を用いたアルカリ条件で加熱した後、水さらしを行い、味噌漬けとして加工した。その結果、灰汁抜き前に感じられた苦味や青臭さは減少し、味噌の旨味と調和した食べやすい風味になった。また、加熱後も適度な歯ごたえが維持された。これらの結果から、アルカリによる細胞組織の軟化と灰汁成分の溶出、水さらしによる除去が、フキの品質向上に寄与していることを考察した。伝統的な調理法にも化学的な作用が関係していることを示した。 【合格に値する根拠】 本報告では、単なる文献調査ではなく、実際にフキの調理実験を行い、灰汁抜き前後の風味や食感の変化を比較した。実験計画、調理条件の設定、結果の観察、化学的な考察を通して、食品加工における材料の性質や反応条件の重要性を理解した。特に、重曹によるアルカリ処理が植物組織や成分溶出に与える影響について考察し、日常的な食品加工を工学的視点から評価する能力を身につけた。8時間以上の学習時間をかけて、食品科学と化学工学を関連付けながら報告書としてまとめた点が、本課外報告書が学習成果として評価できる根拠である。
A.肥料で花や野菜を育てて楽しもう 肥料有り無しでミニトマトを育て、肥料の効果がどれぐらいのものなのかを調べる課外報告書でした。 水やりを忘れたり、雨の日にそのままにしておくと死んでしまうので、お世話を頑張りました。
A.テキストの予習です。 野村正勝・鈴鹿輝男, 最新工業化学―持続的社会に向けて―, 講談社サイエンティフィク, (2004) 小沢昭弥、現代の電気化学,丸善,(2012). 松林光男、渡辺弘, イラスト図解 工場のしくみ, 日本実業出版社, (2004) 密閉式鉛蓄電池は、充電と放電を繰り返して使用できる二次電池である。しかし、長期間使用せずに放置したり、過充電を行ったりすると劣化が進み、電池容量や性能が低下することを学んだ。自動車は多くの部品から構成される工業製品であり、効率よく大量生産を行うためには、生産ラインの自動化やシステム化が不可欠である。また、品質を一定に保ちながら生産するためには、工程管理や品質管理も重要である。ソーダ灰は吸湿性を持つ白色の粉末で、ガラスや洗剤など幅広い工業製品の原料として利用されている。また、自然科学は自然現象や法則を明らかにすることを目的とし、工学における化学は、その知識を応用して新しい製品や技術を開発し、社会に役立てることを目的としている。
A.課外報告書名:「肥料がサボテンの生育に与える影響に関する観察」 調査場所:自宅 観察期間:2026年5月?7月 本報告書では、市販の液体肥料を用いてサボテンを栽培し、生育への影響を観察した。肥料を適切な量で与えながら、サボテンの色や張り、成長の様子を一定期間記録し、肥料の効果について考察した。その結果、短期間では大きさに大きな変化は見られなかったものの、表面の色つやや張りが良くなり、健康的な状態を維持していることが確認できた。また、サボテンは乾燥に強い植物である一方、肥料の与えすぎや水の管理を誤ると生育に悪影響を及ぼすことも分かり、適切な栽培管理の重要性を学んだ。 この課外報告書は、植物を一定期間継続して観察し、肥料や栽培環境が生育に与える影響を記録・考察したものである。植物の生育には日当たりや水やり、肥料の量など複数の要因が関係するため、毎日の状態を確認しながら観察を続けた。植物の健全な生育方法を理解することは、家庭園芸だけでなく、農業や緑化活動、環境保全にも役立つ知識につながる。また、実際の観察結果を基に考察を行ったことで、植物の成長を科学的な視点から捉える力を養うことができた。身近な植物を対象に継続的な観察と記録を行い、その結果をまとめた点からも、社会に役立つ内容を含んだ課外報告書として十分に合格に値すると考える。
A.本実習では実用的なマグカップの製作を目的とした。材料には、耐熱性・防水性に優れる陶土を選んだ。焼成により強度が増し、日常使用に適した器となるため、この方法にした。 陶土を練って空気を抜き、円筒形に成形した後、持ち手を取り付けた。乾燥後に素焼きを行い、釉薬をかけて本焼成した。 完成品は落ち着いた色合いで実用性もあり、液体の漏れもなかった。持ちやすさも良好だったが、縁にわずかな歪みや厚みのムラが見られた。 乾燥や焼成工程は、割れを防ぎ強度を高めるために必要である。今回の歪みは成形時の力の不均一が原因と考えられる。今後は厚みを均一にし、より丁寧に成形することで改善できると思った。
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第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。