大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A.今回の講義ではマッチの話が特に印象に残りました。マッチは投薬に塩素酸カリウム、側薬に赤リンを使っています。黄リンは自然発火して危険であるため、安全性が高い赤リンを使うなどの工夫が凝らされています。こすると簡単に火が付くマッチでも、この仕組みには様々な工夫があることを学び、工業製品を作ることの難しさを実感しました。 今回のワークショップでは音響装置について調べました。僕たちのグループはクリスタルイヤホンについて調べました。クリスタルイヤホンは圧電素子を利用した好感度で高インピーダンスのイヤホンであることがわかりました。昔はロッシェル塩の結晶を使用していたが現在はセラミックイヤホンがクリスタルイヤホンとして利用されていたことを学びました。 今回の復習として音響装置についてさらに調べることにしました。イヤホン一つをとっても先に紹介したクリスタルイヤホンのほかに内部の電磁石と振動版で音をだすマグネチックイヤホンや振動版にコイルを直結したダイナミックイヤホンがあることを学びました。
A. マッチは頭薬と側薬で構成されている。マッチの頭薬には従来では塩素酸カリウムと硫黄が使われていたが、環境や人体への影響から、硫黄の代わりに膠やパラフィンが使用された脱硫マッチが主流になった。赤リンが使用されて黄リンは使用されない理由は、黄リンの発火点が35°Cで発火しやすいからである。次に銀塩写真である。これは、光に反応する銀の化合物を感光材料として使用し、化学変化によって画像を記録再現する写真技術である。昔はガラスに乳剤を塗っていたが、割れやすいためトリアセテートフィルムが使用された。現在ではメタルテープが使用されている。酒石酸ナトリウムとカリウムの複塩であるロッシェル塩は銀鏡反応において還元剤となる。 マッチも銀塩写真も電気がなくとも使用することが可能である。マッチは環境や人体への配慮から脱硫マッチが主流になった。銀塩写真はガラスに乳剤を塗っていたが、割れやすいためトリアセテートフィルムが主流になった。
A.まず、講義では、絵の具や墨の製造における混合技術(対流・せん断・拡散、ロールミル)やバインダーの役割について学んだ。また、マッチの頭薬や側薬(赤リン等)の組成、硫黄の臭いを防ぐ脱硫マッチの仕組み、動物の骨や皮由来のコラーゲンである「にかわ」の工業的特徴に触れた。さらに、ワインから得られる圧電材料のロッシェル塩や、カメラフィルムの乳剤(銀塩写真)、磁気記録テープの材料(酸化鉄やPVDF)、そして電池の粉体混合や化学反応についても詳しく解説された。 続いて、ワークショップでは、クリスタルイヤホンの作動原理と使用材料について調べた。このイヤホンは超高インピーダンスという電気的特性を持ち、加えられた電圧や歪みを電気信号に変換する圧電効果を利用して作動することを確認した。また、その材料には代表的な圧電材料であるロッシェル塩や、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの強誘電体セラミックスが使用されていることを検証し、材料の結晶構造と機能性の関係について理解を深めた。 最後に、復習では、音響トランスデューサーであるコンデンサーマイクと、二次電池であるニッケル水素電池の構成材料について調べた。コンデンサーマイクは振動板と固定極で構成され、振動板には軽量性と高い導電性が求められるため、プラスチックフィルムの表面に金を蒸着する技術が採用されていることを確認した。一方、ニッケル水素電池の構造を整理し、プラス・マイナス極板やセパレーター、水素吸蔵合金板をはじめ、ニッケルめっき鉄缶や絶縁チューブ、ガス排出弁といった多様な材料と部品が精密に組み合わさることで、安全性と高い放電特性が両立されていることを理解した。
A.①【混合工程】 ホッパー投入、せん断混合、拡散混合 炭素粉+分散媒(SUS容器でのMixing) バインダー添加 ? Mixing ? せん断混合 ? ロールミル 【マッチの組成】 頭薬 塩素酸カリウム:酸化剤 硫黄 / 硫化アンチモン:燃料(可燃物) ガラス粉 / 珪藻土 膠(にかわ)、着色料 側薬 赤リン:発火剤 硫化アンチモン:燃焼補助剤 ガラス粉、バインダー 【脱硫マッチ(頭薬組成)】 塩素酸カリウム 硫黄の代わりにロジンエステル ガラス、珪藻土 ②写真撮り忘れ ③ 講義で学んだマッチの組成や混合プロセスを踏まえ、個人で工業的な粉体・液体混合技術について復習および考察を行った。特にロールミルやせん断混合といった混練プロセスは、製品の品質均一化において重要であると実感した。また、環境負荷を抑えた脱硫マッチのように、従来の化学組成を代替材料で工夫する技術開発の方向性について知識を深めた。
A.①講義の再話 今回の講義では、身近な工業製品の材料や製造方法について学んだ。絵の具は、顔料・樹脂・溶剤・添加剤を混合した後、高速ミキサーで攪拌し、さらにビーズミルや三本ロールミルを用いて顔料を細かく分散させることで、均一で滑らかな製品が作られる。また、安全マッチは頭薬と側薬を分離することで安全性を高めており、摩擦によって側薬中の赤リンが反応し、その熱で頭薬に含まれる塩素酸カリウムが分解して酸素を発生させ、硫黄や硫化アンチモンが燃焼することで着火する仕組みである。 ②発表の要旨 自分たちの班では、発電スピーカーに使われる資源や材料について調べた。まず銅や鉄、アルミニウム、ネオジムなどがあり、高分子材料としてポリプロピレン、ポリイミド、ウレタン、天然材料としてセルロース、ダンパーなどがある。 ③復習の内容 復習として、マッチについて調べた。マッチは、擦ることで化学変化を起こし、燃焼反応を示すが、これに用いられるのは、ロウとリンである。特にリンは、危険物として扱われており、危険物の1、2種に該当する。
A.① マッチは、軸木、頭薬、側薬など複数の材料からできている。軸木には軽くて燃えやすい木材が用いられ、頭薬には塩素酸カリウムや硫黄、ガラス粉、着色剤などが含まれる。箱の側面にある側薬には赤リンが使用されており、マッチを擦ることで摩擦熱が発生し、赤リンが反応して頭薬に着火する。この仕組みにより、安全に火をつけることができる。 ② スピーカーは、さまざまな材料を組み合わせて作られている。振動板には紙、樹脂、アルミニウムなどの軽量で剛性の高い材料が用いられ、磁石にはネオジム磁石やフェライト磁石が使用される。また、ボイスコイルには導電性の高い銅線が用いられ、フレームにはアルミニウムや鋼板などの金属が使用される。それぞれの材料の特性を生かすことで、高音質で効率よく音を再生することができる。 ③ マッチやスピーカーは、一つの材料だけでなく、それぞれの役割に適した複数の材料を組み合わせることで性能を発揮していることを理解した。材料の性質を活用して安全性や機能性を高めることは、工業製品の設計や製造において重要であり、身近な製品にも多くの材料工学や化学の技術が応用されていることを学んだ。
A.電池や日用品に使われる材料について学んだ。特に、絵の具や接着剤、マッチ、乾電池、リチウムイオン電池など、身近な製品に無機材料が多く利用されていることを理解した。 絵の具は顔料とバインダーを混合して作られ、混合方法には対流混合、せん断混合、拡散混合がある。また、ローラーミルなどの装置を用いて均一に混合されることを学んだ。 さらに、マッチには塩素酸カリウムや硫黄などが使われ、乾電池やリチウムイオン電池では正極・負極・電解質などが重要な役割を果たしていることを学んだ。リチウムイオン電池では、正極材料にコバルト酸リチウム(LiCoO?)などが利用され、充放電を繰り返す仕組みについても理解した。 電池の構成材料とその構造について調べた。電池は正極・負極・電解質・セパレーターなどで構成されており、それぞれ異なる役割を担っている。特にリチウムイオン電池では、正極にコバルト酸リチウムなどの材料が用いられ、高いエネルギー密度を実現している。また、充放電時にはリチウムイオンが正極と負極の間を移動することで電気エネルギーを取り出すことができる。身近な電子機器を支える重要な技術であることを学んだ。 普段使っている絵の具やマッチ、電池などの身近な製品に、多くの無機材料が利用されていることを学んだ。特にリチウムイオン電池は、スマートフォンやイヤホンなどにも使われており、材料の種類や構造が性能に大きく影響することが分かった。また、混合方法や材料の選択が製品の品質を左右することも理解できた。今後は電池材料の特徴や性能についてさらに理解を深めたいと思った。
A.第13回では、顔料などの粉体を混合して機能性材料を作る工程について学んだ。絵の具は色を生み出す顔料と、それを表面へ固定するバインダーなどから作られ、製造では滞留混合、せん断混合、拡散混合によって粒子を均一に分散させる。またマッチでは頭薬に酸化剤、燃料、結合剤などを混ぜ、側薬に赤リンを用いることで、摩擦したときだけ反応を起こすように材料を組み合わせている。 授業課題では、スピーカーに使われる材料として圧電セラミックスを調べた。圧電材料には、力を加えると電圧が発生する圧電効果と、逆に電圧を加えると変形する逆圧電効果がある。圧電スピーカーでは交流電圧によって圧電セラミックスを繰り返し伸縮させ、その機械的な振動を空気へ伝えることで音を発生させる。小型化しやすく、構造も比較的単純であるため、ブザーなどの小型音響部品にも利用されている。 復習では「銀塩写真」について調べた。写真フィルムには臭化銀などの感光性銀塩が使用され、光が当たった部分では現像によって金属銀が生じ、画像として濃淡が現れる。感光粒子が大きいほど光を捉えやすく感度を高めやすい一方、粒子が目立つため画像は粗くなりやすい。逆に粒子を小さくすると解像感は高まるが感度が低下しやすい。このように粒子径は材料の反応性や製品性能を左右する重要な設計要素である。
A.①講義の再話 本講義では、電池を始めとしてスピーカー、マイクなど生活の中で利用される工業製品について、詳しく学んだ。電池は化学反応によって化学エネルギーを電気エネルギーへ変換し、さまざまな機器を動かしていることを学んだ。また、スピーカーは電気信号を音に変換し、マイクは反対に音を電気信号へ変換することを学んだ。さらに、マッチについて詳しく学んだ。マッチに火がつく仕組みは、マッチ棒の先にある頭薬と、箱の側面にある側薬をこすり合わせる摩擦熱によるものであることを学んだ。 ②発表の要旨 圧電体を使ったフィルムスピーカーを選び話した。 使われる材料を調べた。ポリイミド(カプトンなど): 従来のハイルドライバーやリボンスピーカーなどで広く採用されている耐熱性と剛性に優れたフィルム素材。ポリマー・クレイ・コンポジット(粘土系新素材): Egretta(オオアサ電子)などの無指向性スピーカーに採用実績がある素材。フィルムの軽量さを保ちつつ、固有の鳴き(歪み)を抑えることで知られている。導電性高分子フィルム: フィルム自体に導電性を持たせ、全面を均一に駆動させる静電型スピーカーや平面スピーカーに用いられる素材。 ③復習の内容 ハイレゾについて調べた。 フィルムスピーカーはハイレゾ再生において非常に有利なアドバンテージを持っている。 ハイレゾ規格への適合: 日本オーディオ協会(JAS)の定義では、スピーカーの高域再生性能は「40kHz以上」が条件とされている。フィルムツイーターは自然に50kHz近い高域を出力できるため、ハイレゾ対応機器の基準を余裕でクリアする。微小信号の再現性: ハイレゾ音源に多く含まれる倍音や残響音(ディテール)を拾い上げる解像度が極めて高く、透明感のあるクリアなサウンドを体感できる。
A.①絵具製造では顔料とバインダー(展着剤)をホッパーに導入し、対流・剪断・拡散混合や3本ロール機によるミル処理で不溶性粒子を微細かつ均一に分散させる。一方、マッチは頭薬の強力な酸化剤である塩素酸カリウムと側薬の発火剤(赤リン・三硫化二アンチモン)の摩擦・酸化還元反応を利用する。現代では環境・健康被害に配慮し、燃焼時の硫黄臭を抑えた無硫黄(脱硫)マッチが主流となっている。 ②AppleのAirPodsには小型のダイナミックスピーカー(動電型ドライバー)が採用されている。電気信号を動かすボイスコイル、強磁界を形成するネオジム磁石、空気を振動させる高剛性ポリマー等の振動板(ディフレクター)により音響を再生する。これらを保持するフレームやエンクロージャー(ハウジング)には、軽量で耐衝撃性に優れたポリカーボネート樹脂等が用いられ、緻密な音響空間を形成している。 ③電池は、化学エネルギーを電気エネルギーへ直接変換する装置であり、正極・負極・電解質・セパレータの4つの基本要素から構成される。正極(コバルト酸リチウムや二酸化マンガン等)と負極(グラファイトや亜鉛等)の二つの電極が、イオンを仲介する電解質液に接する構造を持つ。両極間には短絡(ショート)を防ぎつつイオンのみを透過させる微多孔性セパレータが配置され、酸化還元反応に伴う電子移動を介して外部へ電流を取り出す。
A.1)今回の講義では、マッチやロウソクなどの発火・発光の仕組みや、塗料・接着剤に利用される材料について学んだ。マッチは頭薬と側薬に含まれる成分の化学反応によって発火し、塩素酸カリウムや赤リンなどの材料の性質を利用して安全に着火できる仕組みであることを理解した。また、ロウソクの光は燃焼によって生じたすすが黒体放射することで発生していることを学んだ。さらに、絵具は顔料と展色剤を混合して作られ、バインダーが顔料を固定する役割を持つことを理解した。加えて、写真フィルムや乾電池、リチウムイオン電池、磁性材料などの身近な工業製品も、それぞれの材料の特性を活かして作られていることを学び、化学材料が製品の性能や安全性を支えていることを理解した。 2)AirPodsのマイクでは、音波によってシリコン製の振動膜が動き、その変化を半導体回路が電気信号として処理することで音を記録している。このように、シリコン半導体、金属、セラミックス、高分子材料などの異なる材料の特性を組み合わせることで、小型で高性能なマイクが実現している。 3)今回の講義では、身近な火や光の発生原理と、それを支える材料技術について学んだ。マッチは頭薬と側薬に含まれる成分が摩擦によって化学反応を起こし、発火する仕組みであり、材料の性質を利用して安全な着火が実現されていることを理解した。また、絵具は顔料とメディウムを混合することで作られ、写真では銀塩反応によって光を記録するなど、日用品の中にも多くの化学技術が活用されていることを学んだ。さらに、ロウソクの発光やエネルギー変換の仕組みについて理解を深め、身近な現象を材料化学や化学反応の視点から考える重要性を再認識した。
A.① 講義の再話 今回の講義では、マッチやロウソクなどの火と発光の仕組みや、塗料・接着剤に用いられる材料について学んだ。マッチは頭薬と側薬の化学反応によって発火し、安全に火をつける仕組みであることを理解した。また、にかわなどのバインダーの役割や、ロウソクの発光が黒体放射によるものであることを学んだ。 ② 発表の要旨 発表では、マッチやロウソクの発火・発光の原理と材料について説明した。マッチは酸化剤と可燃物を組み合わせることで発火し、ロウソクは燃焼による熱で光を放つことを理解した。また、塗料に用いられるバインダーや危険物の分類など、安全な材料利用の重要性についても学んだ。 ③ 復習の内容 今回の講義を通して、身近な火や光は化学反応や材料の性質によって生み出されていることを再認識した。特に、マッチの発火の仕組みや、にかわの役割、ロウソクの発光原理が印象に残った。今後は、発光現象やエネルギー変換についてさらに学びを深めたい。
A.(1) 本講義では、身近な日用品や生活製品(絵の具、マッチ、写真フィルム、スピーカー等)の製造技術と材料化学について学んだ。絵の具は顔料と展色剤を粉砕・分散して作られる。安全マッチは頭薬(塩素酸カリウム等)と側面(赤リン等)を摩擦熱で化学反応させて発火する仕組みであり、消防法上の危険物管理(第1類・第2類)や環境負荷を抑えた脱硫マッチの工夫も理解した。さらに、銀塩写真の潜像形成・現像原理や、粉体・液体の混合・混練プロセスが製品品質を左右することを学んだ。 (2)「音を楽しむスピーカーの材料を調べましょう」といい課題では、スマホと強みについて議論した。グループ名なし、共著者:山岸寮馬、高井真叶、中川雅貴、西村優杜、錦織勇斗、私の役割は調査であった。 ダイナミックスピーカーは電気信号を物理的振動へ変換する装置であり、本演習では強磁性体であるネオジム磁石を採用した。これにより振動の振幅を大きく取ることが可能となり、低音から高音までの広い音域においてバランスよく十分な音圧を獲得できることを明らかにした。要求される音質に応じた材料選定とエネルギー変換機構の重要性を確認できた。 (3) 講義と演習の復習を通して、電池のような化学電池・エネルギー変換技術だけでなく、日常生活を支える多様な日用品(JIS S分野)が粉体工学や高分子化学、無機材料工学の緻密な集積によって成り立っていることを再認識した。マイクとスピーカーという「音を拾う・出す」相互のエネルギー変換構造の共通性や、マッチに使用される危険物の化学的安定性・安全管理、フィルムに使われるセルロースアセテート等の高分子材料の特性など、材料選択と製造プロセスの工夫が製品の安全性や高機能化を決定づける重要性を深く実感した。
A. 授業では、絵の具の作り方で特に混ぜ方について行った。絵の具を作るためには顔料とバインダーを混ぜる必要があり、対流混合、せん断混合、拡散混合が使われることがわかった。また、工業的にはホッパーで混ぜることがわかった。これは、むらの発生を防ぐことによる製品の均一化のためだと考えられ、工業化における規模の拡大化によるものであると学んだ。 グループディスカッションでは、音を楽しむスピーカーの材料を調べた。グループ名は音響で共著作者は齋藤考裕、佐藤裕周、三好駿斗で役割は概念化と執筆であった。クリスタルイヤホンについて調べ、ロッション結晶を電極で挟み、圧電効果で振動させており、小型ラジオに使われていることがわかった。 個人の発展では、ロッシェル塩の代替品はないのかについて考えた。ロッシェル塩は酒石酸カリウムナトリウム四水和物であり、圧電効果が高い物質である。この特徴からロッシェル塩の代替材料を考察した。候補はチタン酸ジルコン酸鉛とポリフッ化ビニリデンである。調査したところ、両者とも圧電性を持ち、チタン酸ジルコン酸鉛は圧電スピーカーに、ポリフッ化ビニリデンはセンサーに使われていることがわかった。これらは性能と機能性によって使い分けられており、それぞれの特徴を生かした製品として利用されていると考えられた。
A.(1)第13回授業「電池がなくなったら―生活に役立つ工業製品を作ろう―」では、身近な工業製品である絵の具、マッチ、フィルム、乾電池の製造方法や材料について学んだ。絵の具は、顔料、樹脂、溶剤、添加剤を混合し、高速ミキサー(ディゾルバー)で攪拌した後、ビーズミルや三本ロールミルで顔料を微細に分散させることで、均一で滑らかな製品となることを理解した。安全マッチは頭薬と側薬を分けることで安全性を高めており、側薬の赤リンが摩擦熱で反応し、その熱によって頭薬中の塩素酸カリウムが分解して酸素を発生させ、硫黄や硫化アンチモンが燃焼して着火する仕組みであることを学んだ。さらに、にかわはコラーゲン由来の天然高分子であり、日本画や文化財の保存に利用される一方、アクリル樹脂は長期間で劣化する場合があることも理解した。加えて、黄リン・赤リン・黒リンの性質の違いや、銀塩写真用フィルムには割れにくいトリアセテートが使用されていること、乾電池では二酸化マンガンや炭素などの粉体を均一に混合・圧縮する工程が性能を左右することについても学んだ。 (2)演題「音を楽しむスピーカーの材料を調べましょう」では、スピーカーを構成する材料とその役割について調べた。スピーカーは振動板、ボイスコイル、磁石、フレーム、エッジなどで構成されている。振動板には紙、ポリプロピレン、アルミニウム、チタン、カーボンファイバーなどが使用され、それぞれ軽さや剛性が異なるため、音質にも違いが生じる。ボイスコイルには導電性に優れた銅線やアルミ線が用いられ、磁石にはフェライト磁石やネオジム磁石が使用される。ネオジム磁石は小型でも強力な磁力を発揮するため、高性能な小型スピーカーに広く利用されている。用途に応じて最適な材料を選択することが、高音質で耐久性の高いスピーカーの製造につながることを理解した。 (3)復習では、身近な工業製品は材料の性質を活かし、多くの製造工程を経て作られていることを再確認した。粉体の混合や粒子の微細化、高分子材料の利用などは製品の品質や性能を左右する重要な技術であり、化学工学や材料工学の知識が日常生活で使用するさまざまな製品に応用されていることを理解した。また、スピーカーも材料の種類によって音質や耐久性が大きく変化することから、材料選択が製品性能を決定する重要な要素であることを学んだ。
A.①絵の具の作り方について学んだ。材料をホッパーによってミキサーに入れる。混合の方法には対流混合、せん断混合、拡散混合などの種類がある。マッチの原理についても勉強した。頭薬と側薬があり、それぞれ塩素酸カリウムや赤リンが入っている。脱硫マッチは流下アンチモンを含まないマッチである。銀塩写真のしくみについても学んだ。磁気テープにはフェライトなどの磁性材料が用いられている。乾電池のしくみにも触れ、炭素は電気を流すことができ、粉体混合することができる。 ②グループワークでは、スピーカーの材料について調べた。クリスタルイヤホンに使われるロッシェル塩は酒石酸カリウムナトリウムである。これは、ワインの副生成物である。材料として、紙、ポリプロピレン、アルミニウム・チタン、ネオジウム磁石、フェライト磁石、銅などが考えられた。 ③銀塩写真では、乳剤を用いる。一粒ごとに反応するため、粒が大きいほど感度が高いが、画像は粗くなる。逆に粒が小さいと、感度が低くなるが、画像は細かくなる。磁気テープの磁性材料では鉄を使うと、さびてしまうという欠点がある。そのため、バインダーに錆防止剤を用いる工夫が必要となる。
A.①絵の具は顔料とバインダーを混合して作られ、対流混合・せん断混合・拡散混合などの方法が用いられる。マッチの頭薬には塩素酸カリウムや二酸化マンガン、ニカワなどが使われ、塩素酸カリウムは食塩電解から得られる。側薬には赤リンや硫化アンチモンが用いられる。また、銀塩写真は光によって臭化銀が還元されて銀となる反応を利用している。工業製品は多くの材料や化学反応、精密な加工技術によって作られており、製造は複雑だが、使うのは簡単である。 ②グループワークでは音を楽しむスピーカーの材料を調べましょうについて、班名音響、地主葵、佐藤裕周、三好駿斗と共に音響装置のクリスタルイヤホンについて調査した。クリスタルイヤホンはロッシェル結晶を圧電効果で振動壁を振動させている。小型ラジオに使われることが多かったが現在は使用されていない。高感度で超高インピーダンスという特徴がある。 ③グループワークでクリスタルイヤホンが現在使われていない理由について疑問に思ったので調査を重ねた。使われていない理由として、湿気や温度に弱く、より安定なセラミック素子へ材料が移行したことが理由であることが分かった。セラミックの例として、圧電セラミックのチタン酸バリウムなどの丈夫で安定なものが開発され、クリスタルイヤホンと置き換わり使用されていることが分かった。
A.今回の講義では電池がなくなったら-生活に役立つ工業製品を作ろう-について学んだ。生活に役立っている身近な工業製品である絵具やマッチなどの製造法について、絵具では顔料とバインダーを均一に混合することで作られ顔料やバインダーの種類によって色や性能に違いが出る。絵具を混ぜるためにはホッパーが用いられている。 グループワークでは音を楽しむスピーカーの材料を調べましょうをテーマに発電スピーカーについて学んだ。発電スピーカーは資源に銅や鉄、アルミニウム、ネオジム、ポリプロピレンなどの高分子材料や天然材料のセルロースが用いられておりこれらは振動板に使われている。アルミニウムなどは剛性が高く高音域の再生に適しているからであることを学んだ。 マッチに使われる頭薬と側薬にはそれぞれ異なる機能が存在する。頭薬には主に塩素酸カリウムが入っており、燃焼を起こす成分が使われている。また側薬の主成分は赤リンである。このほか、ガラス粉や研磨材、結合剤などが含まれており、摩擦を大きくすることで着火しやすくしている。塩素酸カリウムは酸素を供給する役割を果たし、赤リンは摩擦を大きくする役割を持っている。
A.①絵の具の作り方やそれを作るうえでの混合方法について考えた。 ②コーティングについて発表していた。 ③マッチは、マッチ箱の側面(側薬)とマッチ棒の先端(頭薬)をこすり合わせることで発火する仕組みになっている。摩擦によって発生した熱で側薬に含まれる赤リンの一部が反応性の高い白リンに変化し、その白リンが自然発火する。この熱によって頭薬に含まれる塩素酸カリウムなどの酸化剤が分解し、硫黄や硫化アンチモンなどの可燃物が燃焼して、マッチ棒に火が移る。 マッチに使用される頭薬や側薬は、粉末状の原料を接着剤や水と混合し、均一に分散・混練してペースト状にした後、マッチ棒の先端やマッチ箱の側面に塗布し、乾燥させることで製造される。頭薬には塩素酸カリウム、硫黄、硫化アンチモン、ガラス粉、接着剤などが用いられ、側薬には赤リン、ガラス粉、接着剤などが用いられる。これらの工程では、成分を均一に混合・分散させる技術が重要であり、品質や安全性を左右する。 マッチの製造には、塩素酸カリウムや赤リンなどの危険物が使用されるため、安全な取扱いが不可欠である。危険物取扱者資格は、消防法で定められた危険物を安全に取り扱うための国家資格であり、マッチ製造で使用される酸化性固体や可燃性物質を適切に管理するための知識が求められる。
A.①マッチ棒の歴史や仕組みを語る上で、赤リンと黄リンの性質の違いは極めて重要である。 かつて使われた黄リンは、融点が約44℃と非常に低く、自然発火しやすい危険な物質だった。さらに強い毒性を持つため、製造労働者の健康や安全面で大きな問題となり、現在では使用が禁止されている。 これに代わって現代のマッチ(安全マッチ)に採用されたのが赤リンである。赤リンは融点が約590℃と高く、毒性もほとんどない。マッチの頭薬ではなく、箱の側面の「摩擦面(側薬)」に塗られており、頭薬とこすり合わせることで生じる摩擦熱によって初めて発火する。安全性を劇的に向上させたこの化学的性質の違いこそが、日常にマッチを普及させる鍵となった。 ②?099【平常演習】音を楽しむスピーカーの材料を調べましょう 私たちが日常的に使っているオーディオデバイスの中から、スマートフォンやゲーム機に広く接続して使用されるダイナミック型イヤホン(密閉型イヤホン)を選び、その仕組みを調査した。 このデバイスは、教科書に記載されている磁性体を利用したダイナミックスピーカー(ダイナミック型)」に分類される。内部には小型の永久磁石(磁性体)と、そこに巻き付けられたボイスコイル(電磁石)が配置されている。音声信号として電流が流れると、磁石の反発・吸引力によってコイルが細かく振動する。この振動が接続された振動板(ダイアフラム)に伝わり、空気を震わせることで音が発生する仕組みだ。最も普及している汎用性の高い構造である。 ③マッチの歴史において、かつて使われた黄リンは融点が約44℃と低く自然発火しやすいうえ強い毒性があったため、現在は使用が禁止されている。これに代わって現代の安全マッチに採用された赤リンは、融点が約590℃と高く毒性もほとんどなく、側薬に塗られて摩擦熱でのみ発火するため安全性が劇的に向上した。 また、ダイナミック型イヤホンは磁性体を利用したスピーカーの一種であり、永久磁石とボイスコイルに音声信号の電流が流れることで磁石の反発・吸引によりコイルが振動する。この振動が振動板に伝わって空気を震わせることで音が発生する、最も普及した構造である。
A.
A.エネルギーと情報網が融合するスマートグリッド構想が進む現代において、電池や無機材料は人々の生活に潤いを与える基盤として重要性を増している。建築木材の保護に古くから使われた亜鉛華塗料や、化学工業の精密な成果である安全マッチに見られるように、物質の化学的性質を制御する技術は身近な製品の安全性や機能性を高めてきた。また半導体や磁性体、電気化学の進歩は情報伝達を加速させ、音響機器をはじめとする各種デバイスの性能向上に貢献している。技術者は資源の限られた地球環境を考慮し、材料の選択から安全性や供給網に至るまで総合的な視野を持って製品開発に挑む必要がある。 演題「音を楽しむ材料を調べましょう。」をグループ名「スピーカー」(共著者:千場花凛、松村比愛多、畑中勝浩、長谷川桜優、小野朋夏)で取り組んだ。最も一般的なダイナミックスピーカーを題材に、音を発生させる構造と材料を検証した。私はこの共同創作において、振動板の紙やアルミニウム、ボイスコイルの銅線、磁石に使われるフェライトやネオジムなどの無機材料の特性や役割を整理し、成果物として記録・執筆する「論考・執筆(Writing ? original draft)」の役割を果たした。 授業後の復習として、マッチと危険物について個人で考察を深めた。安全マッチは頭薬の塩素酸カリウムと側薬の赤燐が摩擦熱により反応して発火する仕組みであり、高純度な無機化合物の電解精錬や熱変態処理によって製造される。消防法において頭薬の塩素酸カリウムは第1類危険物(酸化性固体)、側薬の赤燐は第2類危険物(可燃性固体)に分類され、一定量以上の貯蔵や取扱には危険物取扱者の配置が義務付けられている。安全な製品の背後には材料自体の化学的性質と法令に基づく厳格な安全管理が存在することを再認識した。
A. 本講義では、「電池がなくなったら―生活に役立つ工業製品を作ろう―」をテーマに、身の回りの製品を構成する化学物質の機能と組成について学習した。マッチ棒の「頭薬(塩素酸カリウム等)」と箱の「側薬(赤リン等)」が摩擦熱による化学反応を起こして着火する精密な組成設計や、絵の具の顔料・展色剤の調合(ミキシング)による色の発色・混合技術について理解した。電池をはじめとする化学エネルギーの利用から、材料の組み合わせによって多様な機能を生み出す化学工業製品の製造プロセスについて学びを深めた。 グループワークでは、「マイクの構成材料(スマホ:ネオジム磁石のダイナミックスピーカー)」をテーマに班内で議論を行った。スマートフォン等に用いられる小型マイクやスピーカーの構造に着目し、強力な磁力を生み出すネオジム磁石や振動板、極細の銅線コイルなどの構成材料を抽出・整理した。音という物理的な振動を電気信号に変換(あるいはその逆)するために、希土類磁石(ネオジム)や高機能高分子フィルムといった高度な機能性材料が組み合わされて機能していることを班内で確認した。 復習として、マッチのような身近な化学製品からスマートフォンの精密部品に至るまで、適切な物質の選定と組成・構造の最適化が製品機能の核となっていることを再認識した。今後は、材料の化学的特性と物理的機能を統合し、生活を豊かにする製品設計へと繋げる工学的な視点を意識して学びを深めていきたい。
A. 講義では、絵の具の作り方についての話があった。絵の具は、顔料にアラビアガムやアクリルエマルションなどの展色剤を混ぜ合わせ、すり潰して作る。大量生産や均一な色味の再現には、顔料と糊を強力に練り合わせる、プラネタリーミキサーや3本ロールミルなどの専門的な混合・混練機械が使われた。 「具体的なオーディオデバイスをひとつえらびましょう。そのオーディオデバイスが、 圧電体(最新工業化学p.26)を使った 圧電スピーカー、 フィルムスピーカー、 平面スピーカー、 クリスタルイヤホン、 または磁性体(最新工業化学p.26)を使った ダイナミックスピーカー、などのうち、どれなのかを確かめましょう。」という設問について、グループワークではスピーカーについて調べた。スピーカーには磁性体を使ったダイナミックスピーカーであった。磁性体には、ネオジム磁石が材料として用いられ、非常に強い磁場を作り出し、スピーカーを力強く動かす。コイルには、銅線、または銅をコーティングしたアルミニウム線が用いられ、電気が流れることで、一時的に電磁石になる。振動板には、プラスチックフィルムまたはカーボンファイバーが用いられ、コイルの動きに合わせて細かく震え、空気を震わせて音を作る。 授業外では、周波数特性について調べた。再生可能な帯域は、一般的に約 20Hz ~ 20,000Hzと人間の可聴範囲を広くカバーしていた。
A.(1) 授業では機能性材料の調合・分散技術と、各種化学デバイスの製造工程を学んだ。人造黒鉛と樹脂を練り合わせる導電性塗料や、天然タンパク質である膠(にかわ)の利用、フィルム写真におけるハロゲン化銀の感光・現像(銀への化学的還元)・定着の仕組みを理解した。さらに、乾電池やリチウムイオン電池の構造(正極・負極・セパレーター・電解液の封止と化成処理)や、圧電効果を持つ強誘電体「ロッシェル塩」の歴史的応用まで、材料の界面制御と化学反応がデバイスの機能を決定づける様子を包括的に学んだ。 (2) グループワークではリチウムイオン電池の製造工程と、分散・混練技術の重要性について議論した。正極・負極のスラリー(ペースト状混合物)を作る際、導電助剤やバインダーをいかに均一に分散させるかが電池容量や寿命、安全性を左右することを分析した。また、写真フィルムの潜像形成と現像による数十億倍の化学増幅のプロセスを振り返り、微細なミクロ現象を巨視的な機能へと拡張する高度な製造技術について知見を共有した。 (3) 電池や写真フィルムのように、優れた機能を持つデバイスを製造するためには、材料の選定だけでなく、どう混ぜてどう塗るかという分散・混練などのプロセス技術が決定的な役割を果たしていると知った。どんなに高性能な物質であっても、凝集を起こさずミクロレベルで均一に制御できなければ真の性能は発揮されない。化学の知識を実際の製造現場で活かすには、物質の合成だけでなく加工・塗工プロセスまで目配りする広い視点が必要だと痛感した。
A.①講義の再話 本講義では、音を再生するスピーカーにはさまざまな材料が使用されており、それらの材料の進歩が音質の向上に大きく貢献してきたことを学んだ。スピーカーは電気信号を振動へ変換し、空気を振動させることで音を発生させる装置である。基本的な構造は、磁石、ボイスコイル、振動板などから成り立っており、それぞれの材料の特性が音質や耐久性に大きく影響する。初期のスピーカーでは紙製の振動板が多く用いられていたが、現在ではアルミニウムやチタン、セラミックス、カーボンファイバーなどの無機材料や複合材料が利用され、高音域から低音域まで忠実に再生できるようになった。また、ネオジム磁石などの高性能磁石の開発によって、小型でありながら高出力なスピーカーの製造が可能になったことも学んだ。 ②発表の要旨 発表では、スピーカー技術の歴史と材料の変遷について調査した内容をまとめた。初期のスピーカーは大型で設置場所が限られていたが、永久磁石や軽量な振動板材料の開発によって小型化・高性能化が進み、家庭用オーディオだけでなく、テレビ、スマートフォン、イヤホン、自動車など幅広い製品へ利用されるようになった。また、振動板には用途に応じて紙、アルミニウム、チタン、セラミックスなどが使用され、それぞれ軽さや剛性、内部損失などの特性を活かして音質が調整されていることが紹介された。さらに、Bluetoothやデジタル信号処理技術の発展により、ワイヤレススピーカーやスマートスピーカーが普及し、音楽だけでなく情報通信機器としても活用されるようになったことが発表の要点であった。 ③復習の内容 講義後に復習を行い、スピーカーは単なる音を出す装置ではなく、材料工学や電気工学、無機工業化学など多くの技術が組み合わさって発展してきた製品であることを改めて理解した。特に、振動板や磁石に使用される材料の改良が音質の向上や小型化につながり、人々が場所を選ばず音楽や映像を楽しめるようになったことは、生活を大きく変化させた技術革新であると感じた。また、近年では環境負荷を低減するためにリサイクル可能な材料の利用や省エネルギー設計も進められており、製品性能だけでなく持続可能性も重視されていることを学んだ。今回の講義を通して、普段何気なく利用しているスピーカーには多くの無機材料や先端技術が活用されており、その進歩が私たちの生活をより豊かで便利なものにしていることを理解することができた。
A.本授業では、「電池がなくなったら―生活に役立つ工業製品を作ろう―」というテーマを通して、電池が私たちの生活にどれほど重要な役割を果たしているかを学んだ。現代社会では、スマートフォンやリモコン、時計、電気自動車など、多くの製品が電池によって動いている。もし電池がなくなった場合、これらの機器は使用できなくなり、日常生活や産業活動に大きな支障が生じると考えられる。そのため、電池に依存しすぎない仕組みや、代替となるエネルギー供給方法を考えることが重要であると感じた。例えば、太陽光発電や手回し発電など、電池を使わずに電力を得る方法の活用も今後ますます必要になると考えられる。 また、「音楽を楽しむスピーカーの材料」について調べることで、身近な製品にもさまざまな材料技術が使われていることを学んだ。スピーカーは主に振動板(コーン)、ボイスコイル、磁石などから構成されている。振動板には紙や樹脂、金属などが用いられ、それぞれ軽さや強度、音質に影響を与える特性を持っている。ボイスコイルには導電性の高い銅線が使われ、電流によって磁場を生み出し、磁石との相互作用で振動を発生させる。磁石にはネオジム磁石などの強力な磁性材料が用いられ、小型で高性能なスピーカーを実現している。このように、スピーカーは電気エネルギーを音エネルギーに変換する装置であり、材料の選択が性能に大きく関わっていることが分かった。 以上の内容を踏まえた復習として、電池は単なるエネルギー源ではなく、現代の多くの工業製品を支える基盤であることを再認識した。同時に、スピーカーのような身近な製品にも高度な材料技術とエネルギー変換の仕組みが活用されていることに気づいた。今後は、電池の高性能化や環境負荷の低減だけでなく、電池に頼らないエネルギー利用の工夫も重要になると考える。本授業を通して、日常生活と工業技術のつながりを理解し、より持続可能な社会の実現に向けて技術をどのように活用すべきかを考えるきっかけとなった。
A.(1)絵具は顔料とバインダーを組み合わせることで完成する。原料をミキサーで混合し、練内・分散・熟成させ、容器に充填・包装することで消費者に届く。マッチの側薬は赤リンと硫化アンチモン、頭薬塩素酸カリウムによって色付けされる。 (2)ヘッドホンのオーディオデバイスはノイズキャンセリング、ハイレゾ級の高音質、長時間快適に装着できる設計を兼ね備えたものを使っている。磁性体のダイナミックスピーカーにて磁石とコイルに電流を流すことで振動板を動かす。 (3)トリアセテートは最も透明なプラスチックでセルロースに酢酸を結合させて作られる半合成繊維であり、分散染料によって80?100℃以上で染める必要がある。通常の綿やレーヨン用の染料では染まりにくいのが特徴に入る。
A.①講義では、音を出すスピーカーや音を拾うマイクの仕組みと構成材料について学び、またスピーカーやマイクの動力となっている電池の構造についても学んだ。また、日常的に取り扱えるが危険なものとしてマッチが取り上げられ、マッチに使用されている薬品は混合されペースト状のものが使用されていることから、ペースト状にする混ぜ方についても学んだ。 ②発表では、スピーカーなどのオーディオデバイスについて、発電スピーカーのことを調べたところ、発電スピーカーは圧電スピーカーの1種であり、銅やアルミといった金属類とセルロースといった有機材料が使用されていることが分かった。 ③復習として、オーディオデバイスの詳しい仕組みや素材について考えるきっかけになった。
A.絵の具の作り方について説明します。絵の具は、顔料と展色材(バインダー)、必要に応じて乾燥促進剤や防腐剤などを混合して作られます。まず、顔料を粉砕機で細かく砕き、粒子を均一にして発色や塗りやすさを向上させます。次に、顔料に展色材を加え、混練機で十分に練り合わせて均一に分散させます。この工程では、ダマができないようによく混ぜることが重要です。さらに、乾燥を早めるために乾燥促進剤を加える場合もあります。最後に、粘度や色調を調整し、不純物を取り除いた後、容器に充填して製品となります。このように、粉砕、混合、分散、調整の各工程を経ることで、品質の高い絵の具が製造されています。 グループワークでは、圧電スピーカーについて調べました。圧電スピーカーは、圧電素子、振動板、電極、ケースなどで構成されています。圧電素子には主にチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電セラミックスが用いられ、電圧を加えると伸縮する圧電効果によって振動を生じます。この振動が振動板に伝わることで空気を振動させ、音が発生します。電極は圧電素子に電圧を印加する役割を担い、ケースは各部品を固定・保護するとともに、振動を効率よく伝えて音響特性を安定させる役割を果たしています。 マッチの歴史と仕組みについて調べました。マッチは19世紀初頭に実用化され、1827年にイギリスの薬剤師ジョン・ウォーカーが摩擦で着火するマッチを発明しました。その後、安全性を高めた安全マッチが開発され、現在の形が普及しました。安全マッチは、軸先の頭薬に塩素酸カリウムや硫黄などの酸化剤・可燃物が含まれ、箱の側薬には赤リンやガラス粉が塗布されています。マッチを側薬にこすり付けると摩擦熱によって赤リンの一部が反応し、その熱で頭薬が着火します。発生した炎が木軸へ燃え移ることで、安定した火が得られる仕組みです。
A.今回の講義では、工業生産において最も重要な要素の一つが「温度」であることを学んだ。高炉は熱効率を高めるために高さがあり、酸化鉄と鉄の比重差を利用して鉄を連続生産している。また、石油精製では上部でナフサ、下部でアスファルトが得られることも理解した。さらに、セラミックスについて学び、クラシックセラミックスは粘土など天然鉱物を原料とし、瓦や陶器、レンガに利用される一方、ニューセラミックスは高純度原料から作られ、電子部品や人工関節など先端分野で活用されることを理解した。加えて、プラスチックとテフロンの耐熱性の違いや、チクソトロピーを利用したセラミックスラリー、豪雪や地震への対応として鉄筋コンクリートが普及した背景、3000℃級の耐熱材料である黒鉛質繊維やごみ焼却炉への応用についても学び、材料の性質と用途の関係を深く理解することができた。 本議論では、高温加熱技術について調べた。グループ名「かばーい!」として、メンバー「24512380鏡凜奈」「24512505佐藤玲凰」「24512319及川愛海」「24512323?橋璃和」で行い、私は記録係として議論に参加した。高温加熱技術には方法として燃焼加熱・電気加熱・誘導加熱・プラズマ加熱などがあり、金属の溶解や精錬・セラミックスの焼成・ガラスの製造に使われる。高温加熱技術の特徴として、材料の強度・硬さ・組織を変えることができたり、不純物の除去ができたりすること、またエネルギー消費が大きいことが分かった。 講義と議論を通して、温度が材料の性質や工業プロセスに与える影響の大きさを改めて実感した。今後の学習でも、単なる知識の習得にとどまらず、現象の背景にある科学的原理を意識しながら理解を深めていきたい。
A. 第13回の授業では、身近な工業製品の化学的仕組みを学んだ。マッチの頭薬には塩素酸カリウムや硫化アンチモン、側薬には赤リンが使われ、摩擦による化学反応で着火する仕組みを理解した。硫黄を使わない脱硫マッチはSO?を発生させず環境負荷が小さい点が特徴である。また、銀塩写真では銀ハロゲン化物が光で反応し画像を記録するなど、化学反応が生活製品の基盤となっていることを学んだ。身近な道具の裏側に多様な材料技術があることを実感した。 班では圧電スピーカーを取り上げ、音を生み出す材料技術を調べた。圧電スピーカーは圧電体に電圧を加えると伸縮する圧電効果を利用し、スマートフォンや電子機器の通知音などに広く使われている。代表的な材料はPZTで、近年は環境配慮から非鉛系セラミックスやPVDFフィルムも利用される。高音域の再生に優れ、小型・軽量であるため用途が広い一方、低音域はダイナミックスピーカーに劣る。材料特性が音響性能に直結することを理解した。 復習では、音響材料の別例としてダイナミックスピーカーの磁性材料を調べた。ダイナミックスピーカーは磁石とコイルの電磁力で振動板を動かす方式で、ネオジム磁石が高い磁力と小型化を可能にしている。磁石の組成や結晶構造が音の再生効率に大きく影響し、特に低音域の表現に重要であることを知った。圧電スピーカーとの比較を通じて、音響デバイスは材料選択によって性能が大きく変わることを理解できた。
A.13―1)再話 絵具について化学プロセス的な考え方で学んだ。ホッパーやロールミルなど混合というプロセスが重要で、混合にも対流混合、せん断混合、拡散混合の種類がある。脱硫マッチは頭薬(火薬部分)に硫黄を使用していない安全・環境配慮型のマッチで、ツンとする独特の刺激臭や有毒な亜硫酸ガスが発生せず、喘息や頭痛の心配もないため、お香やアロマキャンドルの香りを楽しむ際や、トイレの消臭に広く使われている。赤リンPと黄リンPについて(黄:水に保存)する必要がある。乳剤、粉体混合についても学んだ。 13-2)発表 発表では、スマートフォンに搭載されているスピーカーの構造と仕組みについて調べた。スマートフォンには小型のダイナミックスピーカーが用いられており、主に永久磁石、ボイスコイル、振動板(ダイアフラム)、フレームから構成されている。音声信号による電流がボイスコイルに流れると磁場が発生し、永久磁石との相互作用によってコイルが前後に動く。この振動が振動板に伝わり、空気を振動させることで音が生じる。スマートフォン用スピーカーでは、振動板に軽量で剛性の高い樹脂や金属、複合材料が使用され、永久磁石には強力なネオジム磁石が採用されることが多い。これにより、小型で軽量でありながら高い音質と十分な音量を実現している。また、防水、防塵性能や省電力性能にも優れ、スマートフォンだけでなくワイヤレスイヤホンや携帯型スピーカーなどにも応用されている。 13-3)復習 復習では、リチウムイオン電池の構成材料と製造工程について調べた。リチウムイオン電池は充電と放電を繰り返して使用できる二次電池であり、スマートフォンやノートパソコン、電気自動車など幅広い分野で利用されている。正極にはリチウムコバルト酸化物やリン酸鉄リチウム、負極には黒鉛、電解液には有機溶媒と六フッ化リン酸リチウム、セパレーターにはポリエチレンやポリプロピレンなどが用いられる。製造では、正極材や負極材を導電剤や結着剤と混合してスラリー化し、金属箔に塗布し、乾燥、後に圧延して電極を作製する。その後、正極、セパレーター、負極を積層または巻回し、電解液を注入して密封した後、初回充放電を行うことで完成する。このような高性能材料と精密な製造技術によって、小型で軽量で高いエネルギー密度を持つ電池が実現され、現代の電子機器や電気自動車を支える重要な基盤技術となっていることを理解した。
A.1. 講義の再話 「電池がなくなったら」という問いから、電池が生活を支える重要な工業製品であることを学びました。電池は、内部の物質が起こす酸化還元反応によって化学エネルギーを電気エネルギーへ変換します。電極と電解液の組み合わせによって電圧が決まり、反応できる物質の量や構造によって容量や使用時間が変化します。一次電池は使い切りを基本とし、二次電池は外部から電気を与えることで繰り返し使用できます。電池は時計やリモコンだけでなく、センサー、携帯機器、電気自動車、介護機器、ロボット、IoT機器にも使われています。 2. 発表の要旨 電池がなくなると、持ち運びできる機器や非常用設備が使えなくなり、通信、計測、防災、医療、介護など多くの分野に影響が出ます。特にセンサーやロボットは、電池があることで場所を選ばず働くことができ、IoTによる情報収集や自動制御も可能になります。一方で、電池には発熱、液漏れ、発火、資源の消費、廃棄物などの課題があります。高性能であることだけでなく、安全性、寿命、価格、回収と再利用を含めて設計することが必要です。 3. 復習の内容 復習では、電池の構成、電極で起こる酸化還元反応、電圧、容量、電流、一次電池と二次電池の違いを整理しました。電池の性能は材料の組み合わせだけでなく、内部抵抗、温度、使用方法にも左右されます。また、日用品として普及させるには、規格に基づく大きさや性能、安全性、表示の分かりやすさも重要です。これから新しい製品を考えるときは、必要な電力を正しく見積もり、長く安全に使え、使用後に資源を回収できる仕組みまで考えたいです。
A.(1)身近な製品に利用されている無機・有機化学反応と材料技術について、絵具は顔料をメディウムと混ぜてすりつぶすなどして完成し、マッチは頭薬と側薬とで異なる成分で赤リンと塩素酸カリウムの酸化還元反応による発火を利用する。銀塩写真はハロゲン化銀の光感光性と還元反応を利用して像を記録し、磁気テープはソフト磁性体のフェライトを使用してプラスチックテープ上に磁性体の微粒子を保持して磁気記録を行う。化学物質の特性が技術の発展によって記録や生活用品に活かされている。 (2)ワークショップ課題として、「音を楽しむスピーカーの材料を調べましょう」というテーマで調査を行った。グループ名はなく、共著者は荒川琴音、加藤美羽、佐藤詩音、古川智之、山田結介で、私はグラフィカルアブストラクトを作成した。製品にはアラームを選んだ。スピーカーの種類は圧電スピーカーで、材料は圧電セラミックであった。これはセラミックに高電圧をかけて電気的処理を行った物質で、電圧を加えると伸び縮みする性質を利用して電気信号を音に変えることでスピーカーの役割を果たしているそうだ。 (3)授業の復習として、銀塩写真の詳しい原理について調査を行った。フィルム上のハロゲン化銀に光が当たると、光化学反応により銀イオンが還元され、目に見えない微小な銀粒子(潜像)が形成される。→現像液により、光を受けたハロゲン化銀を選択的に金属銀へと還元・増幅し、黒色に可視化される。→未反応の不要なハロゲン化銀をチオ硫酸ナトリウムなどで溶かし出し、像を定着させる、このようなプロセスを踏んでいる。現代ではほとんど使われることが無いが、銀結晶の光感光性と可逆的な溶解・還元反応を組み合わせ、電気を使わず光情報を写真として記録できる技術は歴史的に見て重要で重宝されるものであったと考察できる。
A.① 絵の具の製造では、顔料とバインダーを均一に混ぜ合わせるために対流・せん断・拡散という3つの混合プロセスが使い分けられる。また身近なマッチも精密な化学製品であり、頭薬の塩素酸カリウムと側薬の赤リンが摩擦熱で反応して着火する仕組みだ。かつて使われた黄リンは35℃で自然発火するため、安全な赤リンへ代替された歴史がある。このように工業製品は物質の特性を活かした安全設計と配合技術によって成り立っている。 ② 「音を楽しむスピーカーの材料を調べましょう」において、田中心優、神山結菜、渡邉翔太郎、工藤隆平、中澤祐人、佐々木悠社で話し合いを行った。グループ名「魚」私はCRediTにおけるWriting ? original draft(原案執筆)の役割を担当した。ダイナミックスピーカーの材料として、磁性体のネオジム磁石や銅製ボイスコイル、高分子材料やセルロースによる振動板などの特性を検討した。金属と高分子の適正な組み合わせが高音質化を実現し、生活の質を高めているとまとめた。 ③ 講義で学んだ混合技術や材料配合の最適化と、発表で扱ったスピーカー振動板・磁性材料の選定を関連付けて個人で考察を深めた。異種材料の組み合わせや物性の最適化が工業製品の性能を決定づける。製品の機能要求に応じた材料設計と製造プロセスの総合的な理解が、現代生活を支える化学工学の基盤であると改めて実感した。
A.
A.①生活を支える工業製品には、マッチ、絵の具、LED照明、カメラ、電池などがある。マッチ製造では、粉体原料を混合・分散するためロールミルが用いられ、脱硫マッチでは赤リンと塩素酸カリウムの反応によって発火する。絵の具も顔料を均一に分散させて製造される。また、LED照明には蛍光体、デジタルカメラにはCCDやMOS画像センサーが利用され、高度な材料技術によって性能が向上している。 ②AppleのAirPods Proは、永久磁石、ボイスコイル、振動板からなるダイナミックスピーカーを採用している。永久磁石にはネオジム磁石、ボイスコイルには銅線、振動板には樹脂や複合材料が用いられる。電流と磁場の相互作用によって振動板が動き、音が発生する。近年ではハイレゾ音源対応機器も普及し、磁性材料や振動板材料、デジタル信号処理技術の進歩により、小型で高音質なイヤホンが実現している。 ③歯磨き粉は研磨剤や湿潤剤などを含むペースト状製品で、混合や分散、混練によって製造される。安全マッチは木軸、頭薬、摩擦面から構成され、摩擦熱による化学反応で着火する。製造では木軸加工や薬剤塗布、乾燥などが行われ、塩素酸カリウムは危険物として管理される。また、コンデンサーマイクにはPETフィルム製振動板が使用され、二軸延伸によって強度や寸法安定性が向上している。
A.①本日の授業の再話として、身近な化学技術である安全マッチの仕組みと、伝統的な銀塩写真の原理について詳しく確認した。安全マッチの頭薬は、塩素酸カリウムなどの酸化剤や可燃物から構成されており、側薬にある赤リンの摩擦熱による発火をきっかけにして持続的な炎を形成する。また、銀塩写真では、銀ハロゲン化物が持つ光化学反応を利用した潜像の形成や、その後の現像・定着処理を経て金属銀が析出し、画像を安定して定着させる一連のプロセスをしっかりと理解することができた。 ②本日のディスカッションとして、現代の代表的なワイヤレスイヤホンであるApple AirPods Pro(第2世代)に使用されている具体的な材料について意見を交わした。内部の磁性体には強力なネオジウム磁石が、音を発生させる振動板には軽量な樹脂製ダイアフラムが、駆動用のボイスコイルには導電性の高い銅線が、そして外側の筐体には頑丈な樹脂がそれぞれ用いられていることを挙げた。このように、身近なハイテク機器を構成する多様な素材や部品が果たす役割についてグループで話し合い、理解を深めることができた。 ③授業外の復習として、音を楽しむためのオーディオ機器であるスピーカーに使用される材料について確認した。スピーカーの駆動部分にはネオジウム磁石などの非常に強力な磁性体が用いられており、電気的な音声信号を正確な磁気力へと変換して振動を生み出している。また、その振動を効率よく空気に伝えて音波にする振動板には、樹脂製のダイアフラムなどが採用されており、軽量でありながら適切な剛性を持つ素材が慎重に選ばれている。こうした多様な機能性材料の優れた組み合わせが、高音質な音声再生を支えていることを深く認識した。
A.(1)講義内容の再話 第13回講義では生活を支える製品の材料とエネルギー変換を学んだ。電池の化学エネルギーから電気への変換、スピーカーとマイクによる電気信号と音の相互変換、黒体放射や摩擦熱と側薬・頭薬(赤リン等)の反応で発火するマッチの仕組みを理解した。また刺激臭のない環境配慮型脱硫マッチや、絵具の製造におけるホッパー・ロールミルを用いた対流・せん断・拡散混合など、混合プロセスと材料物性の重要性を深く学んだ。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 課題ではスピーカーの主な材料と構造を調査した(志摩勇成、渡邊巧、藤原静、組谷風太、宮本晃希、齋藤龍人、自身はリソースを担当)。音波を生み出す「振動板」、ボイスコイルを動かす磁界を作り電気を流して振動板を前後させる「磁気回路」、これらを収めるMDFや合板、天然木等の「筐体」で構成される仕組みを提示した。さらに圧電セラミックスやポリイミドフィルム、ネオジム磁石等の活用により、小型・軽量で歪みを抑え、アラームやスマホ等へ応用できる音響技術の材料的進歩をまとめた。 (3)復習の内容 リチウムイオン電池の製造プロセスと音響技術を深掘りした。正極・負極材をスラリー化し金属箔へ塗布・乾燥・圧延して密封する精密工程が、高いエネルギー密度を支えている。音響面では、フィルムスピーカーが40kHz以上の高域出力に対応し、ハイレゾ音源の微細な倍音再現に有利であることを確認した。化学・材料物性・精密加工の融合が、現代の電子機器やエネルギー・音響技術を基盤で支えていると再確認した。
A.今回の授業では、身近な工業製品に用いられる材料や製造技術について学んだ。絵具は、色のもととなる顔料と、顔料を定着させる展色剤を混合(mixing)して作られることを理解した。また、マッチは頭薬と側薬から構成され、頭薬には塩素酸カリウムや可燃剤、ガラス粉などが、側薬には赤リンや硫化アンチモンなどが使用されていることを学んだ。さらに、脱硫マッチは硫黄の代わりにパラフィンを用いた環境に配慮した製品であることも理解した。そのほか、黄リンの性質や、写真フィルム、乾電池、リチウムイオン電池、磁性材料の特徴や用途についても学び、さまざまな材料の性質が工業製品の性能や安全性に大きく関わっていることを理解した。 演題:「音を拾うマイクの構成材料」グループ名:かばーい(?橋璃和、菅原優南、及川愛海)役割:Conceptualization今回のグループワークでは、圧電マイクを例に、マイクを構成する材料とその特性について話し合った。圧電素子にはチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電セラミックスが用いられ、音による振動を電気信号へ変換できる高い圧電特性が求められることを確認した。また、振動板には真鍮やステンレスが使用され、音の振動を効率よく圧電素子へ伝える役割を担い、ケースには樹脂が用いられて内部部品を保護していることを学んだ。さらに、PZTは高温で焼結した後に強い電界を加える「分極処理」を行うことで圧電特性を発現させるなど、製造工程にも工夫があることを理解した。材料の特性と製造方法がマイクの性能に大きく影響することを学ぶことができた。 今回の授業の復習として、電池の構成材料とその構造について調べた。電池は主に正極、負極、電解質、セパレーター、外装ケースで構成されている。例えば、リチウムイオン電池では、正極にリチウム金属酸化物、負極に黒鉛、電解質にはリチウム塩を含む有機電解液が用いられる。セパレーターは正極と負極が直接接触するのを防ぎながら、リチウムイオンだけを通す役割を果たしている。充電と放電では、リチウムイオンが正極と負極の間を移動し、それに伴って電子が外部回路を流れることで電気エネルギーを供給する。電池の性能や安全性、寿命は使用する材料や内部構造に大きく左右されるため、用途に応じた材料の選択や構造設計が重要であることを理解した。
A.(1)マッチについて学習した。まず頭薬には硫黄、にかわ、松やに、酸化剤である塩素酸カリウムが使用されている。このうち塩素酸カリウムは次亜塩素酸を電解して生成される。にかわは牛、鹿などの腱、骨のコラーゲンから抽出される。また、硫黄のにおいがしない脱硫マッチは、硫黄の代わりに可燃剤であるパラフィンが使用されている。 マッチの側薬には赤リン、硫化アンチモンが含まれている。ここで赤リンと黄リンの違いについて振り返った。黄リンが35℃で発火する危険な物質であるのに対して赤リンはそれに比べれば穏やかで、側薬に使える程度には扱いやすい。このような側薬と頭薬をこすり合わせることで着火させることができる。 また、そのほかにも最近のすぐれた技術を利用した工業製品をいくつか紹介された。まず写真フィルムは銀鏡反応によって現像される。そしてイヤホンやマイクの材料には電圧をかけるとサイズが変化する電圧材料が使用されている。 (2)川村さん、古川さん、山田さん、加藤さん、佐藤さんでワークショップを行い、私は主に調査を行った。テーマは電圧材料を利用した工業製品について調べてまとめるというものだった。私たちはアラームを選んだ。アラームについているスピーカーに圧電材料が使われており、これは圧電スピーカーと呼ばれている。材料は圧電セラミックであり、セラミックに高電圧をかけ、電気的処理を施したものである。かける電圧によって形が変化し、アラームを鳴らすことが可能になる。 (3)粉体工学という学問があり、名前だけ聞いても内容がよくわからず嫌煙しがちだったが、先生の「粉を扱うものはケーキ作りやそば作りと一緒」という発言により親近感がわきました。また、材料が一つあるだけでは製品はできない、どうにかして加工しなければならないという言葉が印象的でした。
A.1. 電池の構成材料とその構造について学んだ。電池は主に正極、負極、電解質、セパレーターで構成されており、それぞれが異なる役割を担っている。正極と負極で酸化還元反応が起こり、電解質を通してイオンが移動することで電気エネルギーを取り出すことができる。このような構造によって、電池はさまざまな機器の電源として利用されている。 2. スピーカーの材料について調べた。スピーカーには、振動板に紙や樹脂、アルミニウムなどの軽量な材料が使用され、磁石にはネオジム磁石やフェライト磁石が用いられている。また、ボイスコイルには銅線が使用されることが多く、それぞれの材料の特性を生かすことで、高音質で効率よく音を再生できる仕組みになっている。 3. 講義を通して、電池やスピーカーはさまざまな材料を組み合わせることで性能を発揮していることを学んだ。また、それぞれの材料には役割があり、材料の特性を理解して適切に選択することが製品の性能向上につながることを理解した。今後は、身近な製品にも工学や材料科学の知識が活用されていることを意識しながら学んでいきたい。
A.(1)本講義では、絵の具やマッチ、そして圧電材料に関する多様な工業化学の知識を深く学ぶ。絵の具は顔料とメディウムを対流・せん断・拡散混合して作られ、黒鉛の混合にはホッパーが用いられる。マッチには頭薬と側薬の緻密な化学組成があり、安全な薬泥としてディッピング等で製造されるほか、硫黄を含まない脱硫マッチもある。さらに、世界で初めて強誘電性が発見されたロッシェル塩の圧電効果についても理解を深めた。 (2)本発表では、音を楽しむスピーカーを取り上げ、その構成材料や仕組みについて調査した。スピーカー内部の回路にはボイスコイルなどが使用されており、磁石とコイルの間を電流が流れることで振動を発生させ、音波に変換している。また、それらの精密な部品や機構をしっかりと保持し、安定した音響性能を発揮させるための筐体(キャビネット)の材質や構造についても詳しく整理した。 (3)マイクの種類や構成材料について調査した。マイクにはダイナミックマイクやコンデンサーマイクがあり、特にコンデンサーマイクの振動板(ダイヤフラム)には微弱な音の空気振動に遅れず追従する高い高応答性や極限の軽さが求められる。これを実現するため、引っ張り強度や柔軟性に優れたマイラーなどの高分子フィルムを二方向に均一に引き伸ばして使用したり、表面に金などを真空蒸着させて数十ナノメートルの均質な極薄金属膜を形成することで、導電性と耐食性を高めて高感度な録音を可能にしている。また、エレクトレット材料を用いる場合には、電荷を半永久的に保持するための高い絶縁性や熱分極処理が重要であることも確認した。
A.電池がなくなると光がなくなってしまうことが考えられるため、電池がなくなった時に生活に役立つ工業製品を学びました。電池がなくなったときに光を得るためにマッチが役に立つということを学びました。マッチには頭薬と側薬があり、頭薬では塩素酸カリウムや硫黄、硫化アンモニウムが使用されていて、側頭では赤リンが反応した白リンや合成樹脂が使用されていることがわかった。それぞれの薬をこすることで摩擦が発生し、そこから反応により熱が発生し、燃えるという仕組みであることがわかりました。頭薬の硫化物がない硫化物フリーの代わりにパラフィンなどの燃焼剤を入れる脱硫マッチがあるということがわかりました。 ワークショップでは、圧電効果を利用してできた工業製品を発表しました。圧電効果を利用してできた工業製品では、クリスタルイヤホンがあり、超高インピーダンスを持つことでロッシェル塩やチタン酸ジルコン酸鉛から圧電効果により高音質を実現できるという結論がでました。ロッシェル塩により圧電されるため、圧電材料としてオーディオデバイスなどに多く使用されていることがわかりました。 復習は、赤リンと黄リンにおいては、赤リンは反応性が一般的には低く、黄リンは反応性が高すぎるため自然発火してしまい、毒性を持つため瓶内で保存されるということがわかりました。また、磁性材料であるポリフッ化ビニルにおいてフェライト分散から金属メタルテープが錆びることでフィルムが開環してしまうことがわかりました。
A.1. 授業の再話 炭素から鉛筆の芯をつくる流れが紹介された。分級された炭を粉砕した後、バインダーを投入し、練る工程を経て、ローラーミルで成形される。マッチの構造として、頭薬には酸化剤としてKClO?、可燃剤として硫黄・硫化アンチモンが用いられ、バインダーにはデンプンやニカワが使われる。側薬には赤リンと硬化剤としてガラス粉、バインダーには動物皮骨のコラーゲンを長時間加熱して得られるゼラチンが用いられ、乾燥させて固められる。マッチの発火の仕組みは以下の3段階で説明された①摩擦により側薬の赤リンが発熱し白リンに変化する(約30℃で発火)、生じた白リンが頭薬のKClO?を分解しO?を発生させる、可燃剤(硫黄など)により燃焼が起こる。バインダーの一例として水+CMCも紹介された。このほかアクリル・銀塩写真にも触れられた。 2. 発表の要旨 テーマ:スピーカーの構成材 メンバー:伊澤心寧、加藤夏海、石川愛菜、石井響、小野絵里花 スピーカーは振動板・エンクロージャー(外箱)・内部の吸音材から構成される。振動板の材料には紙・樹脂・カーボン・金属が用いられ、材質によって音質特性が異なる。紙・樹脂は高域が伸びやかで低音寄りの傾向を持つのに対し、カーボンは硬く軽量で中~低音域に特徴があり、チタン・アルミなどの金属はひずみが少なく高音域の再現性に優れる。エンクロージャーにはMDF・木材・金属が用いられ、内部には吸音材が使用される。エンクロージャーは振動板が発する音を適切に反響・共鳴させる役割を持ち、内部の吸音材は不要な反射音や定在波を抑え、音質のクリアさを保つ役割を果たす。 3. 復習 ニッケル水素電池の構成材料とその構造について調べた。ニッケル水素電池は、正極にオキシ水酸化ニッケル(NiOOH)、負極に水素吸蔵合金、電解液に水酸化カリウム(KOH)水溶液を用いる二次電池である。放電時には正極でNiOOHがNi(OH)?に還元され、負極では水素吸蔵合金に貯蔵された水素が酸化されて水になる反応が進行する。
A.絵の具やマッチ、音響材料など身近な製品に使われる材料について学んだ。絵の具は顔料を粉末にし、溶媒と混ぜ、ローラーで細かくすることで作られる。また、混合方法には対流混合、せん断混合、拡散混合がある。マッチは側薬に赤リンや硫化アンチモン、接着剤として合成樹脂を使用し、頭薬には酸化剤や燃焼剤が使われている。さらに、スピーカーには磁石やコイル、振動板などが使われ、圧電材料を利用した圧電スピーカーもあることを学んだ。 グループワークでは、音を楽しむスピーカーの材料について調べた。一般的なダイナミックスピーカーは、コイル、磁石、振動板、フレーム、エンクロージャーなどから構成されている。それぞれの部品が働くことで電気信号を音の振動へ変換している。また、材料の性質を理解して適切に利用することが、製品の性能向上につながると考えた。 マッチと危険物について調べた。マッチは摩擦熱による化学反応で発火するため、製造や保管には安全管理が重要である。そのため、危険物に関する知識は、マッチなどの製品を安全に扱うために役立つと考えた。身近な製品でも、材料の性質や化学反応を理解することが安全な利用につながると感じた。
A.1.絵の具のように「顔料(粉体)とバインダー」を混ぜて塗る技術は、対流・せん断・拡散混合やロールミルによって高度に制御されている。 この微粒子混合・薄膜塗布の技術は、マッチの頭薬・側薬の反応や銀塩写真の乳剤、PVDFバインダーを用いた磁気テープのグラビア印刷、アルカリ電池の二酸化マンガン正極製造などに幅広く応用されている。 2.圧電スピーカーについて調べた。材料はPTZ(チタン酸ジルコン酸鉛)、非鉛系圧電セラミックス、高分子圧電フィルム、電極、金属板からできていることが分かった。 3.絵の具や塗料は「顔料+バインダー」で構成され、均一な分散には対流・せん断・拡散の3大混合メカニズムやロールミル等の設備が用いられる。こうした「粉体を均一に混ぜ、薄く塗る」技術は多岐にわたる。塩素酸カリウムと赤リンを利用するマッチの発火構造、トリアセテートフィルムを用いた銀塩写真、PVDFをバインダーに用いグラビア印刷技術を応用した磁気テープ、さらに二酸化マンガン等の粉体混合・塗工技術で作られるアルカリ電池や各種磁性材料まで、微粒子分散と物理化学的物性の制御が現代工業を支えている。
A.今回の講義では、電池やスピーカーなど、私たちの生活に欠かせない工業製品について学んだ。電池は化学エネルギーを電気エネルギーへ変換する装置であり、スマートフォンや家電、自動車など幅広い製品に利用されている。電池がなければ通信や照明、移動など日常生活に大きな影響が及ぶことを理解した。また、製品づくりでは用途に応じた材料選びが重要であり、紙やポリプロピレン、アルミニウム、チタンなど、それぞれ異なる特徴を生かして使用されている。さらに、スピーカーは磁石、コイル、振動板を組み合わせ、電気信号を振動へ変換して音を発生させる仕組みであり、材料の性質と電気・磁気の原理が活用されていることを学んだ。 私たちの班は、スピーカーに使用される材料について発表した。振動板には紙、ポリプロピレン、アルミニウム、チタンなどが用いられ、それぞれ音質や耐久性に違いがある。紙は軽量で自然な音を再現しやすく、ポリプロピレンは湿気に強く安定した性能を発揮する。アルミニウムやチタンは軽くて剛性が高く、高音域を鮮明に再生できるため、高性能なスピーカーに利用されている。また、内部には強力なネオジム磁石が使われることが多く、小型でも高い磁力を得られるため、スマートフォンやイヤホンなどの小型機器にも適していることを説明した。 復習では、電池やスピーカーなどの身近な製品は、多様な材料と電気・磁気の原理を組み合わせて作られていることを改めて理解した。製品の性能を高めるためには、軽さや強度、耐久性、音質、コストなどを総合的に考え、用途に適した材料を選択することが重要である。また、電池やスピーカーは私たちの生活を支えるだけでなく、情報通信機器や家電、自動車など幅広い分野で活用されており、工業技術の発展によってさらに高性能化・小型化が進んでいる。今回の講義を通して、材料の特徴を理解し、それを最適に組み合わせることが、優れた工業製品を生み出すために欠かせないことを学ぶことができた。
A. この講義では顔料やマッチの成分について学んだ。顔料は水や溶剤に溶けない着色粒子であり、そのままでは紙や樹脂などに十分に付着しない。そのため、顔料に**メディウム(バインダー・樹脂・溶剤などを含む媒体)**を混合してインクや塗料を作製する。メディウムは顔料を均一に分散させるだけでなく、乾燥後に顔料を基材へ強固に固定し、耐久性や光沢、耐水性などの性能を与える役割を持つ。顔料とメディウムを均一に混合するためには撹拌が重要である。一般的にはプロペラ式やディスク式の撹拌機が用いられ、さらに顔料の凝集をほぐして微細に分散させるため、ビーズミルやボールミルなどの分散装置が使用される。これにより、色むらのない高品質なインクや塗料を製造することができる。マッチは、頭薬と側薬の化学反応によって着火する安全マッチが一般的である。頭薬には主に塩素酸カリウム(KClO?)が含まれ、酸化剤として燃焼に必要な酸素を供給する。また、硫黄や硫化アンチモンなどの可燃物、ガラス粉などの摩擦材、接着剤が配合されている。一方、箱の側面に塗られている側薬には赤リンが主成分として用いられ、ガラス粉や接着剤も含まれる。赤リンは比較的安定したリンの同素体であるが、マッチを擦ると摩擦熱によって一部が反応性の高い状態となり、頭薬中の塩素酸カリウムと反応して発火する。この火が硫黄や木軸へ燃え移ることでマッチが燃焼する。このように、安全マッチは酸化剤を含む頭薬と、赤リンを含む側薬を分離することで、摩擦以外では着火しにくく、安全性を高めた構造となっている。 発表としてはスマートフォンに使われているスピーカーについて調べた。スマートフォンには、小型で高性能なダイナミックスピーカーが使用されている。ダイナミックスピーカーは、永久磁石、ボイスコイル、振動板(ダイアフラム)、フレームなどで構成されている。音声信号による電流がボイスコイルに流れると磁界が発生し、永久磁石との相互作用(ローレンツ力)によってボイスコイルと振動板が前後に動く。この振動が空気に伝わることで音が発生する。スマートフォン用スピーカーには、振動板に軽量で剛性の高い樹脂や金属、複合材料などが使用され、永久磁石にはネオジム磁石が用いられることが多い。これにより、小型でありながら十分な音量と音質を実現している。また、防水・防塵構造や、省電力化にも対応しており、限られた内部スペースでも高い性能を発揮できるよう設計されている。スマートフォン用スピーカーの強みは、小型・軽量でありながら高い音質と音量を実現できることである。また、ネオジム磁石を使用することで強い磁力を得られ、コンパクトなサイズでも効率よく振動板を駆動できる。さらに、消費電力が少なく、防水・防塵性能を備えた製品も多いため、日常生活で安心して使用できる。このような特徴から、スマートフォンだけでなく、ワイヤレスイヤホンや携帯型スピーカーなどにも同様の技術が活用されている。 復習としては、電池の構成材料とその構造を調べた。リチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返して使用できる二次電池であり、スマートフォンやノートパソコン、電気自動車(EV)などに広く利用されている。主な材料として、正極にはリチウムコバルト酸化物(LiCoO?)やリン酸鉄リチウム(LiFePO?)などのリチウム金属酸化物、負極には黒鉛(グラファイト)、電解液には有機溶媒と六フッ化リン酸リチウム(LiPF?)、セパレーターにはポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、集電体には正極側にアルミニウム、負極側に銅が用いられている。正極材料は、炭酸リチウムなどのリチウム化合物とコバルトやニッケルなどの金属化合物を混合し、約700?1000 ℃で焼成することで合成される。一方、負極材料の黒鉛は、石油コークスや天然黒鉛を約2500?3000 ℃で熱処理して製造される。その後、正極材料や負極材料を導電助剤や結着剤(PVDF)と混合してスラリー状にし、それぞれアルミ箔や銅箔に塗布・乾燥・圧延して電極を作製する。最後に、正極、セパレーター、負極を積層または巻き取り、電解液を注入して密封し、初回充放電(フォーメーション)を行うことでリチウムイオン電池が完成する。このように、リチウムイオン電池は高性能な材料と精密な製造技術によって作られており、小型・軽量で高いエネルギー密度を実現しているため、現代の電子機器や電気自動車を支える重要な電池となっている。
A.① 講義の再話 日用品にはさまざまな化学技術が利用されており、マッチは頭薬と側薬が摩擦によって反応し着火する仕組みであることを学んだ。また、絵の具やフィルムなどの身近な製品にも化学材料が使われていることを学習した。 ② 発表の要旨 マッチには塩素酸カリウム、硫黄、赤リンなどが使用され、安全性を高めた脱硫マッチも開発されている。また、アクリルやパラフィン、にかわなどは接着剤や塗料の材料として利用される。さらに、カメラの銀塩反応やフィルム、磁気テープの仕組みについても紹介された。 ③ 復習の内容 マッチは頭薬と側薬が摩擦で反応して着火することを復習した。また、絵の具は顔料とメディウムを混合して作られることや、銀塩反応が写真の撮影に利用されていることを理解した。身近な日用品には多くの化学技術が活用されていることを確認した。
A.
A.【講義の再話】 今回の講義では、粉体や液体を混ぜて工業製品を作る方法について学んだ。絵の具の製造では、顔料を樹脂や溶剤と混ぜるだけでなく、粒子のかたまりを細かくほぐし、全体に均一に分散させる必要がある。また、マッチは頭薬と側薬に異なる物質を配置し、箱の側面との摩擦によって必要なときだけ着火するよう設計されている。ほかにも、銀塩を利用して画像を記録する写真フィルム、二酸化マンガンや亜鉛を用いた乾電池、力を加えると電気が生じるロッシェル塩などを取り上げた。製品に求められる働きに合わせて、物質の反応性や電気的性質を利用していることを理解した。 【発表の要旨】 演題「音を楽しむスピーカーの材料を調べましょう」、グループ名「なし」、共著者{小野絵里花、伊澤心寧、加藤夏海、石井響、石川愛菜}、私の役割「Conceptualization」 発表では、スピーカーが電気信号を空気の振動へ変換する仕組みを取り上げた。ボイスコイルに電流が流れると磁石との間に力が生じ、その動きが振動板へ伝わることで音が発生する。振動板には軽さと硬さが必要であり、紙や樹脂などが使用される。また、振動板を支える部分には柔軟な材料が使われ、音の振動を妨げないよう工夫されている。さらに、外側のキャビネットにはMDFや木材、金属などが用いられ、材料によって音の響き方や不要な振動の生じ方が異なることをまとめた。 【復習の内容】 復習では、スピーカーの構造と各部品に使用される材料について調べた。スピーカーは、ボイスコイルに電流が流れると磁石との間に力が生じ、その動きが振動板へ伝わることで音を発生させる。振動板には紙や樹脂、金属などが使われ、軽さや硬さによって音の響き方が異なる。また、振動板の周囲にあるエッジには、動きを妨げない柔軟なゴムや樹脂が用いられる。さらに、キャビネットには木材やMDFが多く使われ、不要な振動や音の反射を抑える役割がある。各部品に求められる働きに合わせて材料が選ばれており、その違いがスピーカーの音質や耐久性に影響することを理解した。
A.
A. この回では、工業製品の製造過程について学習しました。 講義内で取り上げられたのはマッチの製造です。マッチには薬品が使用されており、頭薬部分には硫黄やニカワ、塩素酸カリウム、側薬部分は赤リン、硫化アンチモンなどで組成されています。マッチ棒を擦ると、側薬の赤リンが摩擦熱によって白リンに変わり、白リンが発火します。この熱により頭薬の塩素酸カリウムが燃え、マッチの頭薬が着火する仕組みをもちます。現在は脱硫マッチが作られ、硫黄を使わないマッチが売られています。 粉体を混合し、バインダーを使うことで粉末同士や粉末と他の材料を結合し、成形後の形状維持が可能になります。マッチの製造では、バインダーとしてにかわが使用される例があり、にかわは動物のコラーゲンから作られます。マッチ以外でも、銀塩写真や乾電池、絵具など、製品には粉体とバインダーの仕組みが利用されているものが多くあります。 授業最後のグループワークでは、スピーカーの種類を調べました。グループでは オーディオデバイスとして車載スピーカーを選びました。車のスピーカーは圧電体を使ったフィルムスピーカーが主であると考えられ、薄型・軽量化実現のために圧電素子を用いて樹脂フィルム自体を振動させています。実際の車載用としてはTDKの「PiezoListenピエゾスピーカ」や京セラの「ピエゾフィルムスピーカー」などが開発・展開されています。 フィルムスピーカーの周波数特性としては、高周波数(高音域)の特性が優れていることが分かりました。フィルムスピーカーの材料例は、高分子圧電フィルムであるKFピエゾフィルム(ポリフッ化ビニリデン)が挙げられます。電圧を加えると伸縮する圧電効果を利用して、フィルム自体が振動することで音が発生し、非常に薄く軽量に作れるのが特徴です。
A.(1)第13回授業では、絵の具・マッチ・フィルム・乾電池等、身近な工業製品の製造方法や材料について学んだ。絵の具は顔料・樹脂・溶剤・添加剤を混合し、高速ミキサー(ディゾルバー)で攪拌後、ビーズミルや三本ロールミルで顔料を微細分散させることで均一で滑らかな製品となる。安全マッチは頭薬と側薬を分離することで安全性を高めており、側薬の赤リンが摩擦熱で反応し、その熱で頭薬中の塩素酸カリウムが分解して酸素を発生させ、硫黄や硫化アンチモンが燃焼して着火する仕組みである。にかわはコラーゲン由来の天然高分子であり日本画や文化財保存に用いられる一方、アクリル樹脂は長期間で劣化する場合がある。黄リン・赤リン・黒リンの性質の違いや、銀塩写真用フィルムに割れにくいトリアセテートが使われること、乾電池では二酸化マンガンや炭素等の粉体を均一に混合・圧縮する工程が性能を左右することについても学んだ。 (2)演題「音を楽しむスピーカーの材料を調べましょう」では、スピーカーを構成する材料とその役割を調査した。スピーカーは振動板・ボイスコイル・磁石・フレーム・エッジ等から構成される。振動板には紙・ポリプロピレン・アルミニウム・チタン・カーボンファイバー等が使われ、軽さや剛性の違いが音質に影響する。ボイスコイルには導電性に優れた銅線やアルミ線が、磁石にはフェライト磁石やネオジム磁石が用いられる。ネオジム磁石は小型でも強力な磁力を発揮するため、高性能な小型スピーカーに広く採用される。用途に応じた最適な材料選択が高音質・高耐久のスピーカー製造につながることを理解した。 (3)復習では、身近な工業製品が材料の性質を活かし多くの製造工程を経て作られていることを再確認した。粉体の混合や粒子の微細化、高分子材料の利用等は製品の品質・性能を左右する重要な技術であり、化学工学・材料工学の知見が日常生活の様々な製品に応用されていることを理解した。スピーカーも材料の種類によって音質・耐久性が大きく変わることから、材料選択が製品性能を決定づける重要な要素であると学んだ。
A. 電池がなくなったら―生活に役立つ工業製品を作ろう―(日本産業規格JIS S(日用品)分野)」について様々な観点から議論し、知識を身につけた。 今回のグループワークではスピーカーに主に焦点を当ててその仕組みについて調べ、議論した。 電池が切れたときや停電が起きたとき、電気を使わずに役立つのが「無機化学」の技術で作られた日用品である。日本産業規格に定められている身近な製品にも、この技術が数多く使われている。例えば、暗闇で光る「蓄光テープや避難標識」は、光を蓄える特殊な無機化合物を利用しており、電池がなくても夜間の安全を守っている。このように、電気や電池に頼らず、材料そのものの性質や化学反応を活かした無機化学の製品は、緊急時や日常のちょっとした困りごとを支える大切な存在である。
A.① コードを繋がなくてもスマホやワイヤレスイヤホン、さらにはスピーカーが動くのは、持ち運べるエネルギーである「電池」があるからだ。もし電池がなくなれば、私たちのモバイル社会は崩壊する。電池の内部では、リチウムやコバルトといった無機材料の結晶構造の間を、イオンが行き来することで充放電を行っている。先人たちは、どうすればより安全に、多くの電気を蓄えられるか、その構成材料と内部構造をナノレベルでデザインしてきた。生活を豊かにする便利な工業製品の数々は、目に見えない化学反応を安全にコントロールし、エネルギーを閉じ込める器を磨き上げてきた結晶なのである。 ② 「音を楽しむスピーカーの材料を調べましょう」を演題として取り上げた。役割は調査を行った。グループ名はスピーカーで共同著者は長谷部心紀、四垂蒼羅、加藤葵である。JBL TOUR PRO 3を選んで議論した。磁性体を使ったダイナミックなサウンドが特徴である。ダイナミックドライバーである低音用とバランスドアーコチュア型である高音用の2種類に分かれると結論づけた。 ③ 電池の構成材料とその構造を調べた。酸化銀亜鉛電池は、正極に酸化銀の粉末、負極に亜鉛の粉末、電解液に水酸化カリウムなどの強アルカリ水溶液を用いる。作り方は、まず各電極粉末をバインダーと混ぜて高密度に加圧成形し、ペレット状の電極を製造する。次に、金属製の外缶へ正極、セパレータ、負極の順に重ねて配置する。最後にアルカリ電解液を注入し、パッキンを挟んで蓋をかぶせ、缶の縁をきつくかしめて密閉することで完成する。小さく大電流を流せるのが特徴である。
A.①今回の講義では、火とエネルギーの歴史、そして無機工業化学との関わりについて学んだ。古民家では囲炉裏の煤が木材の保護に利用され、洋館では亜鉛華を含む塗料が使われるなど、昔から化学技術が生活を支えてきたことを知った。また、マッチやロウソク、ライターの発明と発展を通して、人類が火を安全かつ便利に利用するために様々な工夫を重ねてきたことを理解した。さらに、現代ではエネルギー網と情報網を結び付けるスマートグリッド構想が進められ、限りある資源を効率よく活用する社会へ移行していることを学んだ。 ②発表では、火を起こし利用する技術の進歩について説明した。原始的な火起こしからマッチ、ライターへと発展し、その背景には化学や材料技術の進歩がある。特に安全マッチには塩素酸カリウムや赤リンなどの化学物質が使われており、これらは危険物として適切な管理が必要である。また、ロウソクは化学エネルギーを熱や光へ変換する身近な例であり、無機工業化学やエネルギー変換の理解につながることを紹介した。 ③復習を通して、火の利用は単なる生活技術ではなく、化学やエネルギー工学と深く関係していることを再確認した。マッチに使用される物質は消防法で危険物として分類されており、安全な取扱いが重要である。また、ロウソクは約250kJのエネルギーを持ち、燃焼によって熱と光を生み出す。さらに、ロウソクや白熱電球の光は黒体放射によるものであり、物体の温度と光の色には密接な関係があることを学んだ。これらの内容から、エネルギー変換と安全管理の重要性を理解することができた。
A.第13回では、電池やエネルギー利用の歴史を通して、工業製品が私たちの生活をどのように支えているかを学んだ。火の利用は人類の発展とともに進化し、マッチやろうそくからライター、さらに電池を利用した製品へと発展してきた。特に電池は、物質として蓄えられたエネルギーを必要なときに利用できる形へ変換する重要な技術であり、現代社会を支える基盤となっている。また、スマートグリッドのように電力網と情報網を結び付ける新しい技術によって、エネルギーの効率的な利用が進められていることも理解した。 発表で、マッチやろうそくに用いられる化学物質とエネルギー変換の仕組みについて説明した。安全マッチには塩素酸カリウムや赤リンなどの化学物質が使用されており、適切な管理が求められる危険物であることを学んだ。また、ろうそくは油脂を燃料として熱エネルギーを光エネルギーへ変換する代表的な製品であり、その原理は近代的な照明技術にもつながっている。さらに、ファラデーの『ロウソクの科学』を通じて、身近な現象の中にも多くの科学的原理が含まれていることが紹介された。 復習を通し、普段何気なく利用している火や電気が、長い技術開発の歴史の上に成り立っていることを再認識した。特に、電池は再生可能エネルギーの普及や脱炭素社会の実現に欠かせない技術であり、今後さらに重要性が高まると考えられる。また、危険物の性質を理解し、安全に取り扱うことの大切さも学んだ。身近な工業製品には化学や物理の知識が活用されており、その仕組みを理解することが技術者としての視野を広げることにつながると感じた。
A. 講義の再話について、今回の授業では、マッチの作り方について、学習を行った。マッチは、頭薬と側薬に分かれており、擦りあわせることで、化学変化が生じ、発火させることが出来る。また、絵の具の作成については、混合の工程をすることで、作成する事が可能となっている。これらを踏まえると、工学とは、原理が分からなくても一般の人々が使うことが出来る物を作ることであると考えた。 発表の要旨について、題目は音響装置について調べる事であり、班名は音響、共同著者は地主葵、齋藤考裕、三好駿斗であり、自分の役割は、調査と執筆-原稿作成であった。今回調べた内容は、クリスタルイヤホンイヤホンの構造についてであり、ロッシュレン結晶を圧電効果により振動させることによって、音を発生させているのだと知ることが出来た。 今回の授業の復習の内容について、マッチと、使用される危険物について学習した。これについて、マッチは擦ることで化学変化し、燃焼反応を示すが、これに用いられるのは、ロウとリンである。特に、危険物として扱われるのは、リンであり、これは、危険物の1,2種に該当する。我々の生活の中には、危険物が多く用いられているが、それについての専門的な知識が無かったとしても、便利かつ安全に利用できる製品を作ることが出来るのが工学の強みであると考えた。我々エンジニアは、危険なものを安全に、なおかつ手軽に使える製品をめざしてものづくりをしていかなければならないと考える。
A.①第13回の講義では、電池や外部電源に依存しない生活に役立つ工業製品や日常生活を支えるエネルギー化学の原理について学んだ。マッチでは、頭薬に酸化剤の塩素酸カリウム、燃料として硫黄やパラフィン、結着剤にニカワ、そして箱の側薬には赤リンが使われている。また、白黒写真における銀塩写真の乳剤やフィルムでは光学応答が、乾電池では二酸化マンガンの放電反応が使われており、それを保持するために水やカルボキシメチルセルロースといったバインダー材料が使用されている。 ②グループワークの演題は「音を楽しむスピーカーの材料を調べましょう」で、グループ名はテレビ、共著者は五十嵐結、森あおい、小林明久里、近藤果音であり、私はデータ管理として参加した。スピーカーとしてテレビ用フィルムスピーカーを挙げた。身の回りにあるオーディオデバイスの中で、圧電体の圧電効果を利用したフィルムスピーカーは、電気信号を直接機械的な振動に変換して音波を発生させる機構を持つ。従来の電磁駆動式スピーカーのように大型の磁性体やボイスコイルを必要としないため、薄型テレビの画面自体や筐体の限られたスペースに組み込むことが可能となることがわかった。 ③復習を通じて、日常生活の利便性を支える各種デバイスや化学製品が、どのような基礎的な物質変換とエネルギー変換の原理の上に成り立っているかを学習した。マッチの発火や乾電池の電極反応といった化学エネルギーの変換から、圧電体フィルムを用いた電磁・機械エネルギーの変換に至るまで、共通して重要なのは材料表面や界面での微細な反応制御であることがわかった。
A.① 講義の再話 本講義では、電池が私たちの生活を支える重要な工業製品であり、その仕組みや発展について学んだ。電池は、スマートフォン、時計、リモコン、電気自動車など、身の回りのさまざまな製品に利用されており、現代社会に欠かせない存在となっている。 電池は、化学反応によって得られるエネルギーを電気エネルギーへ変換する装置である。代表的な一次電池には乾電池などがあり、一度使用すると再利用できない。一方、二次電池であるリチウムイオン電池は、充電によって繰り返し使用できるため、スマートフォンやノートパソコン、電気自動車など幅広い分野で利用されている。 電池の基本構造は、正極、負極、電解質から成り立っている。電池内部では酸化還元反応が起こり、電子が移動することで電流が発生する。特にリチウムイオン電池では、リチウムイオンが正極と負極の間を移動することで、充放電を可能にしている。 また、電池の性能を向上させるためには、電極材料や電解質などの材料開発が重要である。より大容量で安全性の高い電池を開発することで、携帯機器の高性能化や再生可能エネルギーの有効利用が可能となる。 日本産業規格(JIS S)では、日用品に関する品質や安全性の基準が定められており、電池などの製品についても消費者が安全に使用できるよう規格化が行われている。工業製品は便利さだけでなく、安全性や信頼性を確保することが重要である。 さらに、電池の普及に伴って、使用済み電池の回収やリサイクルも重要な課題となっている。限りある資源を有効利用し、環境負荷を低減するためには、製造から廃棄までを考えた製品設計が必要であることを学んだ。 ? ② 発表の要旨 今回の講義では、電池が日常生活を支える重要な工業製品であり、その背景には化学反応や材料技術の発展があることを学んだ。 電池は、化学エネルギーを電気エネルギーへ変換することで、電源がない場所でも機器を利用可能にする役割を持っている。特にリチウムイオン電池は、小型で高いエネルギー密度を持つため、スマートフォンや電気自動車など現代社会の発展に大きく貢献している。 また、電池性能の向上には、新しい電極材料や安全性の高い電解質の開発が不可欠であることが分かった。一方で、電池には希少金属などの資源が使用されているため、リサイクル技術や環境に配慮した製造方法の確立も重要である。 JIS Sによる規格化は、電池を含む日用品の品質や安全性を保証する役割を果たしており、私たちが安心して製品を利用できる社会を支えていると理解した。 ? ③ 復習の内容 今回の講義を復習し、電池は単なる電力供給装置ではなく、化学、材料、環境技術が組み合わさって作られる高度な工業製品であることを学んだ。 特に、電池内部で起こる酸化還元反応やイオンの移動を制御することで、効率的に電気エネルギーを取り出すことができることを理解した。また、電池の性能向上には材料開発が重要であり、化学技術が社会の利便性向上に大きく貢献していることを感じた。 現在学んでいる化学・バイオ工学においても、物質の性質を理解し、それを社会に役立つ製品へ応用することが重要である。今後は、高性能な電池を開発するだけでなく、資源の有効利用やリサイクルを考慮した持続可能な技術開発が求められる。 電池がなくなると、スマートフォンや電気機器、自動車など多くの生活用品が利用できなくなり、社会活動に大きな影響が出る。それほどまでに電池は現代社会を支える重要な工業製品であり、その発展には化学技術と材料技術の進歩が不可欠であると理解した。
A.① 講義の再話 今回の講義では、絵の具やマッチ、フィルム、乾電池といった身近な工業製品の材料や製造方法について学んだ。絵の具は、顔料・樹脂・溶剤・添加剤を混合した後、高速ミキサー(ディゾルバー)で攪拌し、さらにビーズミルや三本ロールミルを用いて顔料を細かく分散させることで、均一で滑らかな製品が作られることを理解した。また、安全マッチは頭薬と側薬を分離することで安全性を高めており、摩擦によって側薬中の赤リンが反応し、その熱で頭薬に含まれる塩素酸カリウムが分解して酸素を発生させ、硫黄や硫化アンチモンが燃焼することで着火する仕組みであることを学んだ。さらに、にかわはコラーゲン由来の天然高分子で、日本画や文化財の保存に利用される一方、アクリル樹脂は長期間の使用によって劣化することがあることも理解した。加えて、黄リン・赤リン・黒リンの性質の違い、銀塩写真用フィルムにトリアセテートが使用されている理由、乾電池では二酸化マンガンや炭素などの粉体を均一に混合・圧縮する工程が性能に大きく影響することについても学んだ。 ② 発表の要旨 発表では、スピーカーを構成する材料とその役割について調査した。スピーカーは、振動板、ボイスコイル、磁石、フレーム、エッジなどの部品で構成されている。振動板には紙やポリプロピレン、アルミニウム、チタン、カーボンファイバーなどが用いられ、それぞれ軽さや剛性が異なるため、音質にも違いが生じることが分かった。また、ボイスコイルには導電性に優れた銅線やアルミ線、磁石にはフェライト磁石やネオジム磁石が使用されている。特にネオジム磁石は、小型でありながら強い磁力を持つため、高性能な小型スピーカーに広く利用されていることを学んだ。用途に応じて適切な材料を選択することが、高音質で耐久性に優れたスピーカーの製造につながることを理解した。 ③ 復習の内容 復習では、身近な工業製品が材料の特性を活かし、多くの製造工程を経て作られていることを改めて確認した。粉体の均一な混合や粒子の微細化、高分子材料の活用などは、製品の品質や性能を左右する重要な技術であり、化学工学や材料工学の知識が日常生活で利用されるさまざまな製品に応用されていることを理解した。また、スピーカーについても、使用する材料によって音質や耐久性が大きく変化するため、材料選択が製品性能を決定する重要な要素であることを学んだ。
A.① 講義の再話 講義では、電池がなくなった場合でも生活を支える工業製品として、絵の具やマッチ、銀塩写真などの材料と製造技術について学んだ。絵の具は顔料と展色剤を混ぜて作られ、工場では真空攪拌や三本ロールミル、ビーズミルによって顔料を微細化し、自動充填・品質検査を経て製品化される。また、顔料は耐光性・耐久性に優れ、染料は鮮やかだが退色しやすいことも学んだ。マッチは頭薬と側薬を分けることで安全性を高めており、塩素酸カリウムや赤リンの反応によって発火する仕組みや、脱硫マッチによる環境負荷低減について理解した。さらに、銀塩写真ではハロゲン化銀が光を受けて潜像を形成し、現像・定着によって画像となる仕組みや、接着剤として利用されるにかわの性質についても学んだ。 ② 発表の要旨 発表では「スピーカーの材料」をテーマに調査した。紙は軽量で自然な風合いがあること、ポリプロピレンは耐久性や耐水性に優れること、シリコーンは高い耐衝撃性を持つこと、ネオジム磁石は非常に強い磁力を持つこと、フェライト磁石は安価で広く利用されていることなどを比較し、それぞれの材料の特徴や用途について議論した。 ③ 復習の内容 今回の講義を通して、身近な工業製品には材料の性質を活かした工夫が数多く取り入れられていることを学んだ。顔料と染料の違いや製造工程を理解し、用途に応じて適切な材料を選択する重要性を知った。また、マッチや銀塩写真では化学反応を利用して安全性や機能性を実現していることを理解した。さらに、アモルファスシリコンや硫化カドミウムなどの光を利用する材料についても学び、工業製品は材料科学や化学反応、製造技術が組み合わさることで高い性能を発揮していることを改めて実感した。今後も身近な製品を化学の視点から考え、材料の特徴や製造方法との関係を意識して学習を深めていきたい。
A.① 講義の再話 第13回の講義では、絵の具や写真材料、磁性材料などに利用される化学材料について学んだ。工業的な絵の具は、顔料、ビヒクル(結合材)、添加剤を混合・分散して製造される。混合作業では対流混合、せん断混合、拡散混合といった方法が用いられ、原料の投入にはホッパーが使用されることを学んだ。また、三本ロールを用いて粉体を細かくすりつぶし、均一な塗料を作る工程についても理解した。さらに、マッチの先端には赤リンが使われ、原料となる黄リンは自然発火を防ぐため水中で保存されることを学んだ。銀塩写真では臭化銀が光によって反応し、還元された銀が黒色として残ることで画像が形成される仕組みについても学習した。そのほか、PVDFや磁性材料、圧電性を示すロッシェル塩など、さまざまな機能性材料について理解を深めた。 ② 発表の要旨 平常演習では、「Apple AirPodsに使用される材料」をテーマにグループで発表を行った。私たちはワイヤレスイヤホンの内部構造に着目し、それぞれの部品に使用される材料について調査した。AirPodsには音を発生させるためのコイルや磁石、振動板が組み込まれている。また、それらを支えるフレームや外装部分には樹脂材料が使用されており、軽量化と耐久性の向上に貢献している。さらに、エンクロージャーと呼ばれる筐体部分は音質や保護性能にも影響する重要な部品であることを説明した。発表では、身近な電子機器の中にも金属材料や高分子材料、磁性材料などさまざまな工業材料が利用されていることを紹介した。 ③ 復習の内容 講義と発表を通して、材料の混合や加工技術が工業製品の品質を左右する重要な要素であることを学んだ。また、普段使用しているAirPodsのような小型電子機器にも、多様な機能材料が活用されていることに驚いた。特に磁石やコイルを利用して電気信号を音に変換する仕組みは、講義で学んだ磁性材料の応用例として理解することができた。さらに、製品の性能は材料の特性だけでなく、加工方法や構造設計によっても大きく左右されることを実感した。今後は身近な電子機器についても、どのような材料が使われ、どのような技術によって製造されているのかという視点を持ちながら学んでいきたい。
A.【講義の再話】 第13回の講義では、電池やスピーカー、マイク、マッチなど、生活の中で利用される工業製品について、その材料や仕組みを学んだ。電池は化学反応によって化学エネルギーを電気エネルギーへ変換し、さまざまな機器を動かしている。また、スピーカーは電気信号を音に変換し、マイクは反対に音を電気信号へ変換する。さらに、マッチの発火や燃焼、身近な製品に使われるペースト状の混合物についても取り上げ、身近な工業製品が材料の性質やエネルギー変換を利用して作られていることを学んだ。 【発表の要旨】 平常演習では、生活に身近な製品としてアラームについて調べた。アラームには音を発生させるスピーカーが使用されており、その材料の一つとして圧電セラミックスが利用されている。圧電セラミックスに電圧を加えると材料がわずかに変形し、この変形を繰り返すことで振動が生じ、音を発生させることができる。この性質を利用した圧電スピーカーや圧電ブザーは、小型で構造が比較的単純であるため、目覚まし時計や電子機器などの警報音を発生させる用途に利用されている。 【復習の内容】 復習では、マッチの燃焼とエネルギー変換について整理した。マッチは摩擦によって発生した熱を利用して発火し、燃焼によって化学エネルギーを熱や光のエネルギーへ変換する。また、高温の物体から放射される光は温度によって変化し、黒体放射の考え方は物体の温度測定などにも利用されている。講義内容を振り返ることで、電池やマッチ、スピーカーなど一見異なる工業製品も、材料の性質とエネルギー変換を利用して機能していることを理解した。
A.今回の講義では、マッチやリン、銀塩写真、絵の具について学んだ。マッチには側薬として赤リンが使用され、安全性を高める工夫がされていることや、黄リンは自然発火しやすいため水中で保存されることを理解した。また、銀塩写真は光による化学反応を利用して画像を記録する技術であり、絵の具は顔料や染料などを混合して作られることを学んだ。身近な製品の中にも化学反応や材料の特性が数多く利用されていることを知ることができた。 発表では、「音を楽しむスピーカーの材料を説明しましょう」というテーマについて調査した。班ではスピーカーの構造や使用される材料についてまとめ、振動板には紙や樹脂、金属などが用いられ、それぞれ音質や軽さ、耐久性が異なることを説明した。また、磁石やボイスコイルなどの部品が連携して振動板を動かし、電気信号を音へ変換する仕組みについても紹介した。 今回の講義を通して、音を出すという身近な現象も材料の性質や工業技術によって支えられていることを学んだ。スピーカーには用途に応じてさまざまな材料が使い分けられており、工業化学は快適な生活や娯楽にも深く関わっていることを改めて実感した。
A.(1)絵の具は、色のもととなる顔料と、顔料を定着させる展色剤(メディウム)を混合して作られる。水彩絵の具にはアラビアゴム、アクリル絵の具にはアクリルエマルション、油絵具には乾性油が用いられる。混合方法には対流混合、せん断混合、拡散混合があり、黒鉛を顔料とする場合にはせん断混合が適しているため、三本ロール機(ロールミル)が使用される。また、マッチは頭薬と側薬から構成され、頭薬には塩素酸カリウムや可燃剤、側薬には赤リンが用いられる。さらに、膠は動物由来のコラーゲンを主成分とする天然接着剤であり、工業製品の製造に広く利用されている。このように、身近な製品には材料の特性を生かした製造技術が用いられている。 (2)最も一般的であるダイナミックスピーカーを選んだ。ダイナミックスピーカーは、最も一般的に使用されているスピーカーである。主な材料には、振動板に紙やポリプロピレン、アルミニウム、ボイスコイルに銅線、磁石にフェライト磁石やネオジム磁石が用いられる。また、フレームには鉄やアルミニウム、エッジにはゴムやウレタン、ダンパーには樹脂を含浸させた布が使われている。これらの材料はそれぞれの特性を生かして組み合わされており、電気信号を振動に変換して音を発生させる仕組みを支えている。無機材料である金属や磁石は、音質や耐久性の向上に重要な役割を果たしている。 (3)黄リンについてさらに調査した。黄リン(P?)は反応性が非常に高いリンの同素体であり、主にリン酸や各種リン化合物を製造するための重要な工業原料として利用されている。黄リンから製造されるリン酸は、肥料、食品添加物、水処理薬品、金属表面処理剤など幅広い用途を持つ。また、三塩化リンや五酸化リンなどの原料としても使われ、農薬、難燃剤、洗剤、電子材料の製造に欠かせない。過去にはマッチや焼夷弾の材料としても利用されたが、毒性や自然発火性が高いため、現在は安全面に配慮した管理が行われている。現代の化学工業において黄リンは、多くのリン系製品の出発原料として重要な役割を果たしている。
A.①講義では、電池が利用できない状況でも生活を支える工業製品や、その材料について学んだ。スピーカーやマイクは電気と音のエネルギーを相互に変換する装置であり、永久磁石やコイル、振動板などの材料が重要な役割を果たしていることを理解した。また、電池やマッチなどの身近な製品には、用途に応じた材料や化学反応が利用されており、安全性を考慮した設計が重要であることを学んだ。 ②発表では、スピーカーやマイクの構成材料、電池の構造、マッチや日用品に使用される混合物について説明した。スピーカーは電気信号を振動に変換して音を発生させ、マイクは音の振動を電気信号へ変換する仕組みを紹介した。また、電池は正極・負極・電解質から構成され、化学エネルギーを電気エネルギーへ変換していることを説明した。さらに、歯磨き粉や接着剤などの日用品には、複数の材料を組み合わせた混合物やペーストが使用されていることを学んだ。 ③復習では、スピーカーやマイクの動作原理と構成材料について整理するとともに、電池の構造や化学反応について確認した。また、マッチの発火原理や危険物としての取り扱い、日用品に利用される混合物の特徴について調べ、身近な製品には材料工学や化学の知識が幅広く応用されていることを理解した。さらに、製品の安全性や利便性を高めるためには、適切な材料選択と設計が重要であることを学び、工業製品が私たちの生活を支える重要な存在であることを理解することができた。
A.?本講義では、日常生活や産業を支える化学材料の組成・物理特性と、情報・エネルギーの融合について学んだ。 安全マッチは塩素酸カリウムや赤燐などの危険物を緻密に配合した工業化学の精密な応用例である。また、絵具のミキシング(対流・せん断・拡散混合)や銀塩写真の臭化銀乳剤、外力や電圧で応答する圧電材料(ロッシェル塩)など、粉体混合や結晶の物理的特性を利用した様々な製品技術を理解した。古民家の煤やペンキによる木材保護の手法にも触れた。 さらに、電池が物質とエネルギーを橋渡しし、ネットが情報を繋ぐ役割を果たす中で、これらを統合し資源を有効活用するスマートグリッド構想など、現代の技術体系についても学びを深めた。 ?「音を楽しむスピーカーの材料を調べましょう」という演題に対して、グループ(化バイの総代さん達)の森あおいさん、五十嵐結さん、梅澤耀さん、近藤果音さんと共に議論した。私は、調査を行った。テレビに用いられるフィルムスピーカーは、薄いフィルム状の振動板を用いて音を発生させるスピーカーであり、従来のダイナミックスピーカーよりも薄型・軽量化が可能である。振動板にはPETなどの高分子フィルムや導電性材料が用いられ、テレビの狭い筐体にも組み込みやすい。広い面積で振動するため音の広がりが良く、近年の薄型テレビで多く採用されている。周波数特性は製品によって異なるが、人の可聴域である約20Hz?20kHzを再生できるものが一般的で、高性能な機種ではハイレゾ音源(96kHz/24bitなど)の再生に対応するものもある。スピーカー技術は大型の箱型スピーカーから薄型・高音質化へと進歩し、テレビの省スペース化やデザイン性の向上に大きく貢献した。また、映画やゲームでは効果音の細かな表現や臨場感が向上し、家庭でも迫力ある映像・音響体験を楽しめるようになった。 ?本講義を通じ、マッチや絵具、銀塩写真といった身近な製品が、危険物の精密な調合や粉体の混合制御など高度な無機工業化学の理論の上に成り立つことを学んだ。また、圧電材料のように結晶の物理特性を情報・エネルギー変換に応用する技術や、電力網と情報網を融合するスマートグリッドの重要性を再確認した。 この学びを発展させると、今後のモノづくりにおいては「複合材料の化学的制御」と「エネルギー・情報のシステム的統合」を高度に結びつける発想が不可欠であると感じる。 例えば、圧電・光学材料などの機能性粉体をプロセス工学に基づき精密にナノ分散・複合化させることで、より高効率なエネルギー収穫(ハーベスティング)素子やスマートグリッド用センサーの開発が可能になる。単なる材料開発にとどまらず、社会基盤全体に統合する広範な視点を持って、持続可能な技術創出に貢献していきたい。
A.【講義の再話】 絵の具を作るには、色の粉である「顔料」と、それを定着させる「バインダー(にかわやアクリル)」をロールミルなどの強力な力で「せん断混合」する必要がある。この不均一なものを均一に混ぜる知恵は、マッチの製造にも生きています。頭薬の塩素酸カリウムと側薬の赤リンが摩擦熱で一瞬にして反応し、安全かつ確実に発火する仕組みは、まさに精密にコントロールされた化学の産物である。 【発表の 要旨】 私たちのグループでは、スピーカーの材料とその生い立ちである原料について議論した。音を響かせる振動板の主材料である「パルプ」の原料は木材(植物繊維)であり、炭素繊維やプラスチックは石油を原料としている。また、磁気回路に使われる強力なネオジウム磁石の原料はレアアースであり、フレームのアルミニウムや鉄はボーキサイトから精錬される。スピーカーは、植物・石油・鉱物という地球上の様々な資源を化学の知恵で加工した材料の結晶であると結論づけた。 【復習の内容】 スピーカーは、振動板(パルプ・炭素繊維)や磁気回路(ネオジウム磁石)、構造体(アルミフレーム)など多様な材料で構成される。有機・無機・金属材料が持つ固有の物性(密度、弾性率、内部損失)を最適に組み合わせることで音質を制御しており、化学と物理が融合した高度な材料選択の結晶であると結論づけた。
A.①講義の再話 電解コンデンサや粉体混合、マッチの反応など多種多様な化学プロセスが存在する。アルミニウム電解コンデンサは酸化アルミニウムを誘電体とし、電解液を介して電気を蓄える。絵の具の調合では顔料と展色材、水等を対流・せん断・拡散混合(ロールミル等)により均一化する粉体混合技術が用いられる。マッチの頭薬には塩素酸カリウムや硫黄、側薬には赤リンや硫化アンチモンが用いられ、摩擦熱で発火する仕組みである(黄リンは自然発火するため水中保存される)。これらの混練・反応制御技術が身近な化学製品を支えているのである。 ②発表の要旨 演題「音を楽しむ材料を調べよう」、グループ名「音」、共著者(神山結菜、田中心優、渡邊翔太郎、佐々木悠社、工藤硫平、中澤祐人)、私の役割「Conceptualization」。本発表では、音を楽しむデバイス(スピーカー)の構成材料について議論を行った。スピーカーには銅、鉄、アルミニウム、ネオジムなどの金属・磁性材料に加え、ポリプロピレンやポリイミド、ウレタン等の高分子材料、セルロースやダンパー等の天然材料が組み合わされて使用される。グループ内では、電気信号を音波振動へ効率よく変換するための材料選定について考察を深めた。 ③復習の内容 復習として「音を楽しむスピーカーの材料」および「日用品の中から混合物ペーストを使っているものを探してみよう」について取り組んだ。圧電スピーカーには電圧で伸縮する(チタン酸ジルコン酸鉛)などの圧電セラミックスが用いられ、骨伝導イヤホン等に応用される理解を深めた。また、デンタルペースト(歯磨き粉)の製造では炭酸カルシウム等の研磨剤粉末を液体中に均一分散・混練させる技術が不可欠であり、高いせん断力を加えて粒子凝集を防ぐことでペーストの安定した品質と使用感が維持される仕組みを学んだ。
A.
A.今回の講義では主にマッチの構造について学んだ。マッチの先端である頭薬には、塩素酸カリウムや硫黄、硫化アンチモンなどが使われている。また、側薬には赤リンが使われている。マッチを擦ることで強い摩擦が生じ、摩擦熱によって赤リンが反応性の高い白リンに変わり、空気中で発火する流れになっている。その火が頭薬に移り、塩素酸カリウムが酸素を放出して燃焼が続く仕組みである。ここで大事なことはマッチから硫黄の匂いがしないことである。マッチは多く使われるためその度に硫黄の匂いがしてしまったら臭くてしょうがないため、その匂いを消すような技術(硫黄を極力使わない技術)が発展し、今となっては使いやすい道具へと変化した。
A.
A. 今回の講義では、工業製品に用いられる材料や加工・製造技術について学んだ。絵の具は顔料と展色剤から構成され、水彩・アクリル・油絵具では展色剤の種類が異なるため、それぞれ異なる性質を示すことを理解した。また、減法混色と加法混色の違いや、工場ではホッパーや三本ロールなどの装置を用いて原料を効率よく混合・加工していることも学んだ。さらに、マッチは頭薬と側薬の化学反応によって安全に発火し、赤リンは黄リンより安全性が高いことを理解した。加えて、トリアセテートや磁性材料などの機能性材料は、多くの工業製品や電子機器を支える重要な材料であることを学んだ。 ワークショップでは、音を楽しむためのオーディオ機器としてAirPodsを取り上げ、その内部構造や使用材料について調べた。AirPodsには磁性体を利用したダイナミックスピーカーが採用されており、コイルに電流を流すことで磁場が発生し、磁石との相互作用によって振動板が動いて音を発生させる仕組みである。また、コイルや磁石、振動板などの部品は音質や耐久性に大きく影響することを理解した。さらに、圧電スピーカーやフィルムスピーカーは薄型化に適し、ダイナミックスピーカーは幅広い音域を再生できるため、イヤホンやヘッドホンに広く利用されていることを学んだ。 今回の講義を通して、工業製品の性能は材料の性質だけでなく、加工方法や製造技術によって大きく左右されることを理解した。絵の具やマッチ、スピーカーなど、一見異なる製品にも化学や材料工学の知識が活用されており、それぞれの用途に応じた材料選択が重要であることを学んだ。また、機能性材料の発展は電子機器や日用品の高性能化にも大きく貢献している。今後も材料と加工技術の関係に注目し、工業製品への応用について理解を深めていきたい。
A.①講義では絵の具は顔料とメディウムを混ぜて作られ、その混合には対流混合、せん断混合、拡散混合などの方法が用いられる。製造プロセスにおいては、炭素などの粉体原料をホッパーやSUS製の容器へ投入し、バインダーや分散媒とともにロールミル等で混合・分散させる工程が重要となる。 マッチには安全性に配慮した安全マッチがあり、頭薬には塩素酸カリウムや硫黄が含まれ、側薬には赤リンや硫化アンチモン、膠などが使用される。また、マッチの頭薬自体の構成としては、頭薬、酸化剤、燃焼剤、バインダーや増粘剤、にわかなどが組み合わされている。 さらに、映像・記録媒体や機能性材料に関する技術も幅広く存在する。銀塩写真ではトリアセテートフィルムなどが活用され、磁気テープにおいてはPVDFなどのバインダーとともに磁性材料が利用される。また、圧電材料の例として、ワインから作られるロッシェル塩があり、これはスピーカーなどのデバイスに応用されている。 ②ワークショップではスピーカーの構造と主な材料について、その役割や構成要素が整理されている。スピーカーを構成する主要な要素の一つである振動板は、実際に震えることによって音を生み出す重要な役割を担っている。また、磁気回路はボイスコイルを動かすための磁界を作るためのパーツであり、磁石の間で電気を流すことによって振動板を前後に揺らす仕組みを持っている。さらに、スピーカー・ユニットを収める「箱」として機能する筐体には、MDFをはじめ、合板や天然木などの材料が用いられている。このように、音の発生源となる振動板、それを駆動させるための磁気回路、そしてユニットをしっかりと収める筐体の材質や構造が連携することで、スピーカー全体の仕組みが成り立っている。 ③ コンデンサーマイクは、音を高感度かつ高音質で収録できるため、音楽制作や動画配信、レコーディングなどで広く利用されている。その構造には振動板とバックプレートがあり、両者の間で静電容量の変化を利用して音を電気信号へ変換する。この振動板やバックプレートには、フッ素樹脂などの高分子材料や高誘電率セラミックスを用いたエレクトレット材料が使用される。エレクトレット材料には、長期間電荷を保持できる高い電荷保持能に加え、湿気や温度変化の影響を受けにくい優れた耐湿性、化学的安定性、高い絶縁性が求められる。また、音波の微細な振動に追従するため、薄膜化と適度な柔軟性を備えていることも重要である。製造工程では、材料に半永久的な電荷を与えるため、高温下で高電圧を印加する熱分極処理や、コロナ放電によって電荷を注入するコロナ放電着電法が用いられる。さらに、振動板表面には金を真空蒸着して薄い導電膜を形成する場合もあり、高い導電性と耐食性を付与することで、わずかな振動を正確に電気信号へ変換できる。このような材料技術と表面処理技術によって、コンデンサーマイクは優れた感度と高音質を実現している。
A.① 今回の講義では、顔料や染料、混合の仕組み、マッチの材料について学んだ。顔料は光による分解を受けにくく耐久性が高い一方、染料は鮮やかな色を出せるが退色しやすいことを理解した。また、対流混合、せん断混合、拡散混合などの混合方法についても学んだ。 さらに、顔料の粉砕に使用されるロールミルなどの装置や、マッチに使われる酸化剤・可燃剤・バインダー・充填剤の役割について学習した。黄リンは自然発火しやすいため水中保存されることも理解した。 ② 顔料と染料の違い、混合技術、マッチの構成材料について発表した。特に、顔料の耐久性や粉砕工程の重要性、脱硫マッチによる環境負荷低減について説明した。また、接着剤として利用される膠(にかわ)の特徴についても紹介した。 ③ 顔料は耐候性に優れ、染料は発色性に優れるため用途によって使い分けられていることを再確認した。また、身近なマッチにも多くの化学物質や技術が利用されていることを理解した。
A.①講義の再話 講義では、「電池がなくなったら ― 生活に役立つ工業製品を作ろう ― JIS S(日用品)」を題材に、身近な日用品がどのような工業技術によって成立しているかを学んだ。特に、AirPods を例に、音を生み出す仕組みが電気・磁気・材料工学の複合技術であることを理解した。AirPods の内部には強力なネオジウム磁石が使われており、音声信号が流れるとボイスコイルに磁界が発生し、磁石との相互作用でコイルが高速振動する。この振動がダイヤフラムを動かし、空気を揺らして音が生まれる。Apple が採用するダイナミック型ドライバは、磁性体・コイル・振動板の精密な設計によって、歪みの少ない豊かな音を小型デバイスで実現している。日用品の背後には、電池・磁石・樹脂・電子部品など多様な工業材料が組み合わされた高度な技術体系があることを学んだ。 ②発表の要旨 発表では、AirPods の音響技術を例に、日用品が単なる「便利な道具」ではなく、複数の工業分野が連携して成立する総合工業製品であることを強調した。ダイナミック型ドライバは、電気信号を磁気的な力に変換し、それを機械的振動として音に変える仕組みであり、電磁気学・材料工学・精密加工技術が融合したシステムである。特にネオジウム磁石の強力な磁力が小型化と高音質を両立させている点を示し、電池や電子回路がこの音響システムを支えていることを説明した。日用品の設計には、JIS S の規格に基づく安全性・耐久性・機能性の確保が不可欠であり、生活を支える工業製品は高度な技術の集積であることをまとめた。 ③復習の内容 復習では、AirPods の音が生まれるプロセスを「電気 → 磁気 → 機械振動 → 音」という変換の流れで整理した。ボイスコイルとネオジウム磁石の相互作用が振動を生み、ダイヤフラムが空気を揺らすことで音が伝わる仕組みを理解した。また、ダイナミック型ドライバの構造が小型デバイスに適している理由を確認し、材料選定や磁性体の強度が音質に直結することを学んだ。さらに、日用品は電池・電子部品・樹脂・金属など多様な工業材料によって成立しており、生活製品の背後には複雑な工業技術が存在することを再認識した。総じて、日用品の理解は工業製品の構造と材料技術を学ぶ上で重要であると理解した。
A.(1)絵の具の作り方を調べた。絵の具は顔料とバインダーを混合して作られる。絵の具におけるバインダーとは、顔料の粒子を結びつけ、紙やキャンバスなどの支持体に定着させる役割をもつ成分である。乾燥すると膜を形成し、顔料を固定するとともに、光沢や耐久性、発色にも影響を与える。代表的なバインダーには、油絵の具の乾性油、アクリル絵の具のアクリル樹脂、水彩絵の具のアラビアゴムなどがある。マッチの材料は、頭薬には、塩素酸カリウムと硫黄が使われ、側薬には、赤リンが使われている。 (2)圧電スピーカーについて調べた。材料はPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、非鉛系圧電セラミックス、高分子圧電フィルム(PVDFなど)、電極、金属板などである。 (3)電池は、主に正極(カソード)、負極(アノード)、電解質、セパレーターから構成される。正極と負極は電気化学反応により電子のやり取りを行い、電解質はイオンを移動させる役割を担う。セパレーターは両極の接触を防ぎつつ、イオンの通過を可能にする。また、これらを外装ケースに収めた構造となっており、エネルギーを電気として取り出すことができる。
A.第13回の講義では、絵の具やマッチなど身近な製品の製造方法と、それらに使われる無機材料について学んだ。絵の具は顔料と展色材を混合した後、ビーズミルや三本ロールミルで粒子を細かく均一に分散させ、粘度調整や脱泡を経て製品化されることを理解した。また、安全マッチは側薬の赤リンと軸薬中の塩素酸カリウムが摩擦熱によって反応し、酸素の発生と燃焼が連続して着火する仕組みであることを学んだ。さらに、脱硫マッチでは硫黄の代わりに硫化アンチモンなどを利用しており、安全性や環境への配慮が進められていることも理解した。 グループでは、圧電スピーカーの仕組みと使用される材料について調べた。圧電スピーカーは、圧電体に電圧を加えると伸縮する圧電効果を利用し、その振動によって音を発生させる装置である。代表的な材料にはチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電セラミックスが用いられ、小型で軽量、消費電力が少ないことから電子機器やブザーなどに広く利用されていることを学んだ。一方で、低音の再生能力は一般的なスピーカーより劣るため、用途に応じた使い分けが重要であることを理解した。私は圧電材料の特徴や用途について調査し、資料をまとめる役割を担当した。 授業後は、にかわについて復習した。にかわは動物の皮や骨、腱に含まれるコラーゲンを熱水で抽出し、乾燥させて作られる天然接着剤である。古くから日本画や木工、楽器の製作などに利用されており、乾燥すると強い接着力を示す一方で、水や熱を加えると再び軟化する性質を持つ。このため修復や伝統工芸の分野でも利用されている。また、現在は合成接着剤が広く普及しているが、天然由来で可逆性を持つという特徴から、文化財の保存や修復において重要な材料であることを学んだ。
A.① 講義の再話 今回の講義では、絵の具やマッチなど、身近な製品に使われている材料や製造方法について学んだ。絵の具は、色を示す顔料と、それを均一に分散させて定着させるバインダーなどを混合することで作られる。顔料の種類や粒子の大きさによって色の見え方や性能が変化し、用途に合わせた材料設計が行われている。また、マッチの製造方法についても学び、マッチには頭薬と側薬があり、それぞれ異なる役割を持っていることを理解した。頭薬には燃焼を起こすための成分が含まれ、側薬との摩擦によって発火する仕組みである。さらに、環境への配慮から開発された脱硫マッチについても学んだ。これは燃焼時に発生する硫黄酸化物を低減するために改良されたマッチであり、従来の製品より環境負荷を抑える工夫がされていることを知った。 ② 発表の要旨 私はダイナミックイヤホンについて発表した。ダイナミックイヤホンは、電気信号を音に変換する仕組みとして、最も一般的に利用されている方式の一つである。内部には磁石、ボイスコイル、振動板などが組み込まれており、電流が流れることでボイスコイルが磁界中で動き、その動きが振動板へ伝わることで空気を振動させ、音として聞こえる。振動板には軽量で強度の高い材料が使用され、効率よく音を再生できるよう工夫されている。ダイナミックイヤホンは構造が比較的簡単で、低音の再生能力に優れていることから、多くの音響機器で利用されていることを説明した。 ③ 復習 今回の講義を通して、普段使用している製品には、目的に合わせた材料選択や工夫された製造技術が利用されていることを理解した。絵の具では顔料やバインダーの性質が製品の性能を左右し、マッチでは化学反応を利用して安全に発火できる仕組みが作られていることが印象に残った。また、ダイナミックイヤホンについても、磁石や金属、樹脂など複数の材料の特性を組み合わせることで音を再現していることを学んだ。今後は身近な製品を見る際にも、どのような材料や化学技術が利用されているのかを意識しながら学習していきたい。
A.「13.電池がなくなったら―生活に役立つ工業製品を作ろう―(日本産業規格JIS S(日用品)分野)」について、(1)マッチの軸にはポプラやエゾマツなどの木と厚紙を細長く固めた紙を使い、頭薬には酸化剤に塩素酸カリウム、可燃材に硫黄や松ヤニ、調整剤にガラス粉やケイ藻土、接着剤にニカワを使用し、側薬に発火剤に赤リンが使われる。脱硫マッチは、燃やすときに嫌なにおいの原因となる硫黄を使わないように作ったマッチ。従来の硫黄の代わりに、燃えやすくするための硝化綿などが使われている。亜硫酸ガスや窒素酸化物などの心配を減らした、体にやさしい設計であり、軸木には間伐材や再生利用の木材、箱には再生紙が使われることが多い。 (2)発表要旨について、音を楽しむスピーカーの材料を調べましょうであり、グループ名は無記名、グループに属した人は熊井優、奈良間小柚、佐藤京太郎、大屋健太郎、越須賀太陽であった。役割としては、概念化・調査を行った。スピーカーの材料は、紙、ポリプロピレン、アルミニウム、ネオジム磁石、フェライト磁石などが使われている。その役割はそれぞれ、軽量で自然な音が出る、湿気に強く・耐久性が高い、高温性の再生に優れるなどがあげられる。 (3)音を拾うマイクの構成材料では、コンデンサーマイクは、音の細かいニュアンスや高音域を非常にクリアに捉えられるため、レコーディングスタジオや配信、ライブなどで広く使われている。 材料は、コンデンサーマイクの最も重要な部品である「ダイヤフラム」に使われる「マイラーフィルム」を選んだ。一般的には、この極薄のプラスチックフィルムの表面に、電気を通すためのゴールドなどをごく薄くコーティングして使用する。 特性は、空気の微細な振動に遅れなく反応するため、限界まで薄く、軽くなければならない。また、マイクの内部でピンと強く張った状態を維持し、大きな音が入っても破れず、すぐに元の形に戻るしなやかさが必要である。そして、人間の息や室温の変化によって伸び縮みしてしまうと、マイクの感度や音質が変わってしまうので、環境変化に影響されない安定性が必須である。 それを実現するために、溶かしたポリエステルをシート状に押し出した後、縦方向と横方向の二方向へ同時に強力に引っ張って伸ばす。これは、引っ張ることで、バラバラだった樹脂の分子鎖が引き伸ばされ、フィルムの面方向にきれいに整列し、これにより、薄くても破れない圧倒的な「強さ」と、ゴムのような「引き締まった弾性」が生まれるようになる。次に、引き伸ばした状態のまま高温で加熱し、分子の並びを固定する。これは、この熱処理を行うことで、マイクとしてピンと張られた後や、人間の温かい息が吹きかかったときでも、フィルムが熱で縮んだり弛んだりしなくなる。最後に、仕上がった超薄型フィルムの表面に、真空中で蒸発させた「ゴールド」の原子を付着させる。これは、ゴールドを均一に、かつフィルムの軽さを損なわないほどの「ナノメートル単位」の極薄レイヤーでコーティングする。これにより、フィルムの柔軟性を保ったまま、電気をきれいに通す振動板が完成する。 マッチと危険物では、マッチの原理はマッチを箱の側面に勢いよくすり付けると、摩擦熱が発生し、この熱によって、側薬に含まれる赤リンの一部が、ごくわずかに不安定で火がつきやすい黄リンという物質に変化し、その場で発火する。その火がマッチ頭薬の塩素酸カリウムに燃え移り、激しく燃焼し、最終的に、頭薬の燃焼が軸木に染み込ませてあるパラフィンに伝わり、木が安定して燃え続ける。 マッチの主な材料は「赤リン」と「塩素酸カリウム」であり、赤リンは密閉したコンクリートや鉄製の容器に黄リンを入れ、空気を完全に遮断した状態で約250℃~260℃で数日間加熱する。すると、黄リンの分子構造が変化し、比較的安定した「赤リン」へと姿を変え、その後、残った黄リンを化学処理で完全に除去し、粉砕・洗浄して乾燥させることで得られる。塩素酸カリウムは、塩化ナトリウムの水溶液を電気分解して「塩素酸ナトリウム」をまず作り、そこに「塩化カリウム」を加えて反応させると、水に溶けにくい塩素酸カリウムが結晶として沈殿する。これをろ過・精製して取り出す。 危険物取扱者資格の関係について、「赤リン」と「塩素酸カリウム」のそれぞれに可燃性があるため、「赤リン」の場合、第2類危険物として扱われ、「塩素酸カリウム」の場合、第1類危険物として扱われている。そのため、マッチ工場のようにこれらの材料を大量に保管・使用する現場では、当然ながら「甲種」または「乙種1類・2類」の危険物取扱者免状を持った保安監督者などの配置が必要になる。
A.(1)電池は化学エネルギーを電気エネルギーに変換するデバイスであり、1888年発明の乾電池(亜鉛負極・二酸化マンガン正極)から現代のリチウムイオン電池まで進化してきた。照明技術も松明・ロウソク・白熱電球・蛍光灯・LEDへと変遷し、いずれもエネルギー変換材料の進化が原動力となっている。LEDはpn接合での直接遷移を利用しGaN・GaAs等の半導体材料が用いられる。希土類元素はf軌道電子が強磁性・蛍光・触媒機能を発現させる機能性材料として不可欠である。スマートグリッドは電力網と情報網を統合した次世代社会基盤であり、SOC・SOH管理技術によって電池の状態をIoTで監視する時代となっている。 (2)JBL Tour Pro 3は2024年発売のJBL初ハイブリッド・デュアルドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホンである。中低域を担う10mmダイナミックドライバーと高域を担うBAドライバーを組み合わせており、ダイナミックドライバーの振動板にはカーボン紙とTPUを採用することで高強度・低歪みと豊かな低音を実現している。ダイナミックドライバーはネオジム磁石とボイスコイルの電磁誘導で振動板を駆動する磁性材料応用技術であり、クロスオーバー回路によって低音の迫力と高音の繊細さを同時に実現し、完全ワイヤレスイヤホンが抱えてきたジレンマを物理的に解消した。LDACに対応し最大96kHz/24bitのハイレゾ相当をワイヤレスで伝送可能である。磁性材料・半導体・セラミックスという無機工業化学の産物が一体となった好例である。 (3)材料科学の観点から第12回を整理する。スマートフォンを構成する材料は無機工業化学の集積であり、ディスプレイのカラーフィルターはフォトリソグラフィーで製造され、着色アルマイトはアルミニウムのアノード酸化皮膜に染料を吸着させた表面処理技術である。マイクには圧電セラミックス、スピーカーには磁性材料、ディスプレイには液晶・有機EL・半導体が用いられており、一台のスマートフォンにセラミックス・金属・半導体・高分子という全材料分類が凝縮されている。顔料は不溶性粒子をバインダーで固着させるのに対し染料は溶液として繊維に吸着する点で染着機構が根本的に異なる。情報維持には年間14,000 kWh以上の電力と約7.27tのCO2排出が伴い、デジタル社会の環境負荷は見えにくいが極めて大きい。
A.【講義の再話】 講義では、電池をはじめとする生活に役立つ工業製品が、多くの材料技術や製造技術によって作られていることを学んだ。工業製品の製造では、粉体などの原料を均一に混ぜる技術が重要であり、ホッパーを利用して原料を供給したり、混合装置によって成分を均一化したりすることで品質を保っている。また、日用品には化学技術の発展によって生まれたものが多く存在する。例えば、マッチは以前は危険性の高い成分を使用していたが、安全性を高めるための改良が行われてきた。さらに、写真技術では銀塩写真が発展し、感光材料として利用されてきた。写真フィルムにはセルロースアセテートフィルムなどが用いられ、現在ではデジタル技術へ移行している。また、磁気テープのように磁性材料を利用して情報を記録する技術も発展し、音声や映像の保存に利用されてきた。これらの技術は、電池や電子機器だけでなく、私たちの生活を支えるさまざまな工業製品の基盤となっていることを理解した。 【発表の要旨】 私たちのグループでは、スマートフォンなどに使われるスピーカーについて調べ、磁気を利用したダイナミックスピーカーについて発表した。ダイナミックスピーカーは、磁石とコイルを利用して電気信号を振動に変換し、音として出力する仕組みを持つ。スマートフォンの小型化には、高性能な磁性材料や精密な加工技術が必要であり、目に見えない部分にも多くの工業技術が利用されていることが分かった。また、電池から供給された電気エネルギーが音のエネルギーへ変換されることで、私たちはスマートフォンで音楽や通話を楽しむことができるという結論に至った。 【復習の内容】 復習では、身近な電子機器に使われている材料やエネルギー変換技術についてさらに調べた。スマートフォンは電池だけで動いているように見えるが、実際にはスピーカー、ディスプレイ、記録装置など多くの部品が組み合わされており、それぞれに異なる材料技術が利用されていることを理解した。特にダイナミックスピーカーでは、電流と磁場の相互作用を利用して音を発生させており、電気エネルギーを機械的な振動へ変換する技術であることを学んだ。また、銀塩写真や磁気テープなど過去の情報記録技術も、材料の性質を利用した工業製品であり、現在のデジタル技術につながる重要な基盤であると感じた。生活に欠かせない製品は、さまざまな科学技術の積み重ねによって成り立っていることを改めて理解した。
A.① 講義の再話 今回の講義では、電池の構造や構成材料について学ぶとともに、私たちの生活を支える工業製品に使われている材料について理解を深めた。電池は正極、負極、電解液、セパレーターなど複数の材料から構成されており、それぞれが異なる役割を果たすことで電気エネルギーを供給していることを学んだ。また、電池だけでなく、スピーカーやマイクなどの音響機器にもさまざまな材料が使用されており、それぞれの材料の特性を生かして性能が向上していることを理解した。さらに、身近な工業製品は複数の材料を組み合わせて作られており、材料選択が製品の性能や耐久性、安全性に大きく関係していることを学んだ。 ② 発表の要旨 グループワークでは、「音を楽しむスピーカーの材料」について調べて発表を行った。スピーカーは磁石、コイル、振動板、フレームなどの部品で構成されており、それぞれに適した材料が使用されていることを学んだ。振動板には紙や樹脂、アルミニウム、カーボンファイバーなどの軽くて剛性の高い材料が用いられ、磁石にはフェライトやネオジム磁石が利用されていることを確認した。また、使用する材料によって音質や耐久性、重量が変化するため、用途に応じて最適な材料が選ばれていることをグループでまとめて発表した。 ③ 復習の内容 今回の講義を通して、スピーカーはさまざまな材料の特徴を生かして作られており、それぞれの部品が重要な役割を果たしていることを理解した。また、電池やスピーカーなど身近な製品には材料工学の知識が数多く活用されており、性能向上のために新しい材料の研究が続けられていることも学んだ。今後は身近な工業製品を見る際にも、どのような材料が使われ、なぜその材料が選ばれているのかを意識しながら学習を進め、材料と製品の関係についてさらに理解を深めていきたい。
A.① 今回の授業では、私たちの身近で使用されている工業製品の製造方法や、それらを構成する材料の特徴について学んだ。絵の具は、顔料・樹脂・溶剤・添加剤を混合した後、ビーズミルや三本ロールミルなどの装置を用いて顔料を細かく分散させることで、均一で発色の良い製品が作られていることを理解した。また、安全マッチは頭薬と側薬を分離することで安全性を高めており、摩擦によって赤リンが反応し、その熱で頭薬中の塩素酸カリウムが分解して着火する仕組みであることを学んだ。さらに、にかわは天然由来の高分子材料として日本画や文化財の修復に利用される一方、アクリル樹脂などの合成樹脂は用途によって優れた性能を持つものの、長期間の使用で劣化する場合があることも理解した。加えて、リンには黄リン・赤リン・黒リンなど異なる性質を持つ同素体が存在することや、写真用フィルムには割れにくいトリアセテートが使用されていること、乾電池では二酸化マンガンや炭素などの粉体を均一に混合・圧縮することが性能向上につながることも学んだ。このように、製品の品質や安全性は材料の特性だけでなく、製造工程によっても大きく左右されることを理解した。 ②クリスタルイヤホンや超高インターピース、圧電効果を利用している。 ③ 復習を通して、日常生活で使用している工業製品は、それぞれの材料が持つ特性を最大限に活用し、多くの製造工程を経て完成していることを改めて理解した。粉体の混合や粒子の微細化、高分子材料の利用などは、製品の性能や品質、耐久性を向上させるために欠かせない技術であり、化学工学や材料工学の知識が幅広い製品に応用されていることを学んだ。また、製品を開発する際には性能だけでなく、安全性や耐久性、製造コスト、環境への影響なども考慮して材料を選択する必要があることを理解した。さらに、スピーカーのような工業製品では、振動板や磁石などに使用する材料の違いによって性能が大きく変化することから、材料選択は製品設計において非常に重要な要素であると感じた。今後は、材料の性質だけでなく製造プロセスやリサイクル性、環境負荷にも目を向け、より高性能で持続可能なものづくりについて理解を深めていきたい。
A.第13回の講義では、電池と日用品について学んだ。電池は化学エネルギーを電気エネルギーに変換する仕組みを利用しており、スマートフォンや時計、家電製品など多くの製品に使われていることを理解した。また、一次電池と二次電池にはそれぞれ特徴があり、用途に応じて使い分けられていることを学んだ。さらに、日用品の製造には安全性や使いやすさが重視されていることも理解した。 発表では、電池は現代の生活に欠かせない製品であり、災害時の非常用電源や電気自動車など幅広い分野で活用されていることが説明された。また、日本産業規格(JIS S)によって日用品の品質や安全性が定められ、安心して利用できる製品づくりが行われていることを学んだ。 今回の講義を通して、普段何気なく使っている電池が私たちの生活を支える重要な工業製品であることを改めて理解した。また、安全で使いやすい日用品を製造するためには、品質管理やJIS規格が重要な役割を果たしていることを学んだ。今後も電池技術の発展によって、より便利で環境に配慮した製品が増えていくと感じた。
A.本講義では、電池がなくなったらというテーマで、身近な工業製品としてマッチの仕組みについて学んだ。普段はあまり意識しないマッチだが、その構造を詳しく見ると、化学の知識が巧みに応用されていることがわかる。安全マッチの頭薬には塩素酸カリウムが多く含まれ、酸化剤として燃焼を助ける役割を持つほか、ガラス粉やケイ藻土などが摩擦や安定性に関わっている。一方で、側薬には赤燐や硫化アンチモンが含まれ、擦ることで発火する仕組みになっている。このように、発火という単純な現象の裏側には、複数の材料と化学反応が精密に組み合わされていることを知り、工業製品の奥深さを実感した。 発表では、音を楽しむためのスピーカーの材料について調べた。ダイナミックスピーカーは、振動板、ボイスコイル、磁石、フレーム、エッジ、タンパーなど複数の部品から構成されている。振動板には紙やポリプロピレン、アルミニウムなどが使われ、それぞれ音の特性に影響を与える。また、ボイスコイルに電流が流れることで磁場と相互作用し、振動板が動いて音が生まれる仕組みになっている。材料の選択が音質に直結する点が興味深く、単なる機械ではなく、素材の工夫によって性能が大きく変わることを理解することができた。 復習では、音を拾うマイクの構成材料について学び直した。マイクはスピーカーとは逆の仕組みで、空気の振動を電気信号に変換する装置である。ダイナミックマイクではコイルと磁石が使われ、コンデンサマイクでは薄い振動膜と電極によって音を検出する。これらの材料や構造によって感度や音質が変わるため、用途に応じて使い分けられている。今回の学習を通して、音を出す装置と音を拾う装置が対になっていることを理解し、日常生活の中にある工業製品の仕組みをより深く捉えることができた。
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大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。