大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
A. 我々はよく、「安全第一」という言葉を工事現場などで目にする。実はこの言葉には続きがあるのだ。それは「安全第一、品質第二、生産第三」である。現在の家電製品などでは、数年間の保証期間が取り付けられている。しかし中には保証期間が過ぎてしまった製品によって火災が発生してしまうなどの事故が発生することがある。この事故は技術者のせいになってしまうのだろうか。技術者というものは、作ったものは最後まで、要するに壊れて使えなくなってしまうまで面倒を見なくてはならない。物価高が続いている昨今であるが、少しでも安いものお客様に提供しようとする企業も存在するだろう。消費者もまたそれを望んでいるだろう。安くて性能もよい製品を消費者も望んでいるからである。しかし、安いものを作るためにば人件費や材料費などの費用を少しでも抑える必要がある。これによって粗悪品が出回ってしまい、事故やリコールなどが発生してしまうのである。製品だけでなく、工場などのバルブなども定期的な点検を行わなければ大きな事故が発生してしまうため、なるべく頻繁に点検はしておきたいところではある。 今回の授業の平常演習は、「リコールを未然に防ごう」というものであった。そこで私たちは自分たちの仮配属先の研究室の状況について、廃棄物はしっかり分けられているのか、避難路はしっかりと確保されているのかなどを話し合った。 今回の授業の復習としてバイト先で実際に5S運動を行っていたので率先して行った。
A.(1)インド・ボパール殺虫剤事故を元にした祈りの雨からイソシアン酸メチルの流出事故について学びました。この事故があったからこそ結果的にリチウムイオン電池が生まれ、ヒューマンエラーが起きないように安全第一にするのは原則ですが、事故が起きてしまった以上、前向きに捉え前進していくことも大事だと学びました。安全第一にするため、コミュニーケーションを大事にし、ホウレンソウよりもザッソウを重要視することにより、細かい連携ミスによる事故の防止について学びました。 一般的に工業などでは私たちがイメージするよりも遥かに安全対策を講じ、生産活動を行っていることを知りました。具体的にはヒヤリハット活動、KY活動、指さし呼称、やりきり厳守などが挙げられます。ハインリッヒの1:29:300の法則より、事故の発生回数に対する重大事故の比率を知りました。 (2)リチウム電池のような重大な事故につながる可能性があるものも存在するため、リコールを未然に防ぐためにはどうすれば良いのかを考えました。私たちのグループでは自動車を例に話し合いを進めました。 (3) よくない事案として、自動車をあげました。 選んだ理由は、自動車のハンドル操作が効かなくなることや、ブレーキが効かなくなることによる事故のニュースを見たことがあるからです。 また、これは自分が死亡してしまうよりも他殺をしてしまう可能性がとても高いというのも問題だと思います。これから自動運転が主流になる可能性を秘めている中、技術的にこのような問題があると誰一人として安全に乗ることはできません。 このことは技術者同士によるコミュニケーションの不足が影響しているのではないかと思います。 上下関係のあるの社会はスムーズに情報が行きやすいのは利点ですが、上と下のコミュニケーションが上手く取れず、問題点として上がっていてもチャレンジャー号の事件のように流されてしまっているのではないかと考えました。
A.(1)本講義では安全について考えた。安全第一、品質第二、生産第三という言葉があるが、安全性は社会やコミュニティーに所属すると優先度が下がりがちで、生産などが優先されるとわかった。次に、消費者庁のリコール商品について調べた。近年問題となった小林製薬の紅麹製品を取り上げた。紅麹菌は毒性のシトリニンが急性腎不全の原因となるためと知った。近年では安くないと売れないリチウム電池は、安さを追求し粗悪品が増え、それに伴った事故が増加していると知った。また、5Sと5Mという言葉を知った。5Sは整理、整頓、清掃、清潔、躾の頭文字であり、5MはMan,Machine,Material,Method,Managemantの頭文字である。これらを意識することが大切とわかった。 (2)共同作成者:平田涼介・?橋洸哉 私たちの属している研究室の巡視状況について確認した。清掃は週一回行われており、廃棄物は産廃と通常ゴミの区別が付けられていた。また、避難路は80cm以上確保されており、明かりの配置も考慮されていた。保管庫については、施錠されているところとそうでないところが半々であり、室内飲食はあるものの実験台とは別の場所で行っているとわかった。 これからも研究室の様子を気にかけて安全な研究ができるようにしていきたい。 (3)本講義の復習として、改めて研究室内の安全性を考えた。マウスを扱う部屋では厳重な設備があり、脱走の恐れを防いでいるため、万が一にも備わっていると思った。
A.(1)産業事故とそれを防ぐための行動やいしきがけを学んだ (2)友達の研究室での安全確認の仕方を聞いた (3)本講義ではでは、産業事故とその影響、特に化学薬品の漏洩による危険と、それに伴う安全管理の重要性が論じられています。 ユニオンカーバイト社で発生した事故では、イソシアン酸メチルという有毒物質が漏れ、作業員が危険にさらされました。事故の発端は、予算削減により適切な修理が行われず、設備が故障した状態で放置されたことにあります。センサーが機能しない中で、作業員は自分の感覚に頼りながら、漏洩に気づきましたが、最終的に設備の安全装置が全て壊れており、漏洩を防げなかったのです。スマン・デイは一命を取り留めましたが、周囲の2500人が命を落としました。この事故は、設備の安全管理がいかに重要であるかを示しています。 また、化学プラントでの安全管理や事故防止策においては、作業員の知識と訓練が重要であり、無知やマンネリが事故の原因となることが指摘されています。事故が起きた場合、最大限の努力をしてもその原因を反省し、今後に生かすことが必要です。特に、技術者は工学の知識を持って安全な作業を行うべきであり、その責任が問われます。 さらに、品質管理と品質保証の重要性も述べられています。設計仕様に基づいて製品が作られ、その仕様に合致していることを確認するために品質管理が行われます。これには、確率や統計の理論を用いて、製品が設計通りに作られているかを検証することが必要です。製造現場での安全と品質を確保するためには、技術者の知識と責任感、そして安全を最優先にした作業が不可欠であると強調されています。 このように、産業現場での安全管理と事故の防止は、適切な設備の維持管理と作業員の訓練にかかっており、知識と倫理が事故の防止に大きく寄与することが示されています。
A. この講義では5S、5M、ヒヤリハットなど技術者として安全第一に作業を行うための対策を学んだ。また実際に対策を怠った場合の最悪の事件、ボパール化学工場事故について学んだ。 生産性より安全を優先するには、というワークショップを行った。自分たちの班では巡視時間を増やす、巡視を行うメンバーを週ごとに割りあてるという意見が挙がった。後者の意見では負担を軽減するという目的で出たが、話していくうちに固定メンバーだと気付かなかった観点に気付き、事故を防止できると付随的な目的も出た。ただ、実際に研究室で毎週義務として行うはずの点検ができていない、という人が大半だった。そこで意識的な改革が必要だと考えたが実際に答えは出なかった。簡単な結論として、危険がどのような場合で発生する可能性があるかを予見し、事前に対策を考えること、そして全員が安全の大切さを理解し、いつでも対策できるように準備しておくことが重要だと結論付けた。 復習として私はボパール化学工場事故について、主にその事故の後何か法律や規制が追加されたかについて詳しく学ぼうと思った。まずきちんと事故の原因について調べた。いくつかの要因があるが、設備の老朽化、安全対策の不十分さ、経営赤字による安全教育や訓練を放棄した、という複合的な原因があることを学んだ。この事故を通して、環境に対する責任を企業に課し、汚染防止と環境保護を目的とするインディアン環境保護法をはじめとして、化学工場や危険物質を扱う施設に対する国際的な法律が制定されたと調べた。
A.
A.1984年、インドのボパールにあるユニオンカーバイド化学工場で発生した大規模な事故は、産業史上最悪の公害事故の一つとされ、数千人規模の犠牲者を出した。この惨事の要因の一つとして、現場の作業員が扱う化学物質の特性や危険性を企業が十分に理解していなかったことが挙げられる。また、設備の老朽化やコスト削減優先などによる安全対策の不備が重なり、技術的な知見と倫理観の欠如が悲劇的な結果を招いたのである。 技術者倫理の観点から注目すべきは、技術者の「無知」が大きなリスクファクターとなる点である。安全と品質管理においては、いかに早期に不具合やヒヤリハット(重大事故の一歩手前の事象)を発見し対策を打てるかが重要だが、その前提として技術者自身が扱うプロセスや物質を正しく理解し、潜在的な危険性を把握していなければならない。もし知識不足や学習不足が放置されれば、問題が顕在化してから発覚することになり、被害を最小限に食い止める機会を逃してしまう。こうした結果は企業の信頼や利益だけでなく、時に多くの人命や環境を損なう取り返しのつかない事態へと繋がりかねない。 ゆえに、技術者が絶えず最新の知見を学び、問題を予測・発見する力を研鑽し続けることは、もはや単なる自己啓発にとどまらない「倫理的責務」であると言える。組織もまた、教育や情報共有の仕組みを整備し、コスト優先の論理だけではなく、安全を含めた社会的責任を真摯に捉える文化を育む必要がある。技術者の無知を放置することは、ひとたび事故が起きれば甚大な被害をもたらす「倫理違反」であることを、ボパールの惨劇は教えてくれているのである。
A. 品質管理と安全について学んだ。インド・ボパール殺虫剤工場事故を事例に取り上げた。インドの都市ボパールにある殺虫剤工場で、ガス漏れ事故が起こった。猛毒のイソシアン酸メチルが隣接する住宅地に流れ込みたくさんの死者および中毒者を出した。運転停止した製造設備が老朽化したまま残されて、十分な安全対策がとられていなかったためである。このように安全対策や緊急時の対応は非常に重要である。こういった事故を防ぐ具体的な活動には安全意識の徹底、危険予知活動、ヒヤリハット活動などがある。 復習として消費者庁のリコール情報の中から、リコール製品のうち特に「これはまずい」と思う事案を調べた。まずいと思う事案として「扇風機」を選んだ。選んだ理由は、生活に欠かせない電化製品であるからだ。エネルギー化学の講義でエアコンではなく扇風機を使うことで消費電力量を減らせることが分かり、節電という観点からも扇風機を使う機会が多い。そして火災に繋がることが多いためである。首振り時に電源導線などか破損して火災に繋がることが多いようだった。実際に家庭で使用される状況を再現して、耐久性テストなどの試験を実施するなどの対策が必要ではないかと考えた。また研究室での巡視状況について振り返った。週に1度掃除も兼ねて研究室の巡視をしている。学生全員で行うため生産性より安全衛生活動を優先することができている。
A.(1) 製造において、安全第一、品質第二、生産第三が大切である。 特に安全第一の部分にはしっかりと目を向ける必要がある。 技術者は、危険なものを安全に取り扱うことができる人であるため、技術者は責任感を持つべきである。 また、安全と品質管理には相関がある。 品質管理を怠ったり、安さを重要視した粗悪品については安全性が担保できない。いずれリコール品になってしまう可能性が高い。 安全第一を実現するには、5S運動、5Mが大切になる。 職場環境を整えるための5S運動は、整理・整頓・清掃・清潔・躾+点検からなり、 製造の管理に必要な要素である5MはMan, Machine, Material, Method, Managementからなる。 5S運動や5Mについて行動・意識することで不安全行動を認識することができ、ヒヤリハット対処することで危険予知が可能になる。 (2) 演題:生産性より安全を優先するには? 共著者:?橋可奈子、?橋美羽、五十嵐千紘、松本凜 役割:10.Supervision ヒヤリハットの例として、実験室の試薬瓶の取りづらさを提言する者が多かった。 実験室の試薬には人体・環境にとって有毒なものもあり、試薬瓶を落として割れてしまうと非常に危険である。 また、地震等により、棚から大量の試薬瓶が出て割れた場合は、試薬同士で化学反応を起こす等、二次災害が起こり得ると考えた。 (3) (2)で議論した試薬瓶に関するヒヤリハットについて、対策を考えた。 ①試薬瓶を適当に棚に入れない。 ②棚が不安定にならないように、重い試薬はなるべく下段に置く。 ③試薬棚を鍵付きの引き戸式にして、試薬が棚から出ないようにする。 ④酸性、塩基性、シアン化物、炭化水素系等分類して収納する。 ⑤どこにどの試薬があるかを可視化する。 ⑥試薬を探す際は無理に奥から取ろうとせず、手前から他の試薬を安全な場所に移動して探す。 上記の項目を実現するためには、5S運動が重要であると思った。
A.(1)製品を作る中で、重要なのは安全に気を付けることである。事故を起こしてからだとすべて遅いので、とにかく安全第一に気を付けて、作業していくことが必須である。また、安全の基本のルールを守り、緊急時の対応なども覚えておくことが重要である。実験をした時などは、廃棄物を適切に処理し、事故を起こさないことが重要である。また人的要因であるヒューマンエラーを起こさないためにも認知ミス、判断ミス、行動ミスを起こさないようにしていかなければならない。 (2) 演題 生産性より安全を優先するには? グループ名 書くのを忘れました 人物 石川大翔 佐藤共希 中野渡椋 根岸夏輝 渋谷光 自分の役割 責任著者 私たちのグループでは、安全衛生活動に割く時間が十分でないという結論になった。具体的な改善案としては、巡視時間を増やすことが必要だと考えた。巡視時間を増やすためには、週2回以上巡視しなければならないというルールを作ることなどが挙げられる。しかし、これを固定の人が行うとなると負担が大きくなってしまうため、巡視を行うメンバーを週ごとに決めることで改善できると考えた。さらに、巡視を行うメンバーが増えることで、安全衛生活動への感心も高まると考えた。 (3)復習では、安全にかかわる事故としてJR福知山線脱線事故を調べた。これは、JR福知山線で7両編成の電車が異常な高速度で急カーブに侵入したことにより脱線し、線路東側のマンションに激突し多くの命がなくなった事故である。原因としては、電車の定刻を過ぎていたため、遅れを取り戻そうとした結果、制限速度70km/hのところを116km/hで走行してしまったためである。ATSというシステムが導入されていれば、防げた事故であったが、それよりも安全第一が優先と考えさせられる事故だと感じた。
A. インドの州都ポパールで起きた毒ガス漏洩について学習しました。この事件は、イソシアン酸メチルが貯蔵タンクから漏洩し多くの人々が住む住宅にガスが流れてしまったことで起きた事件です。漏洩事故はMIC貯蔵タンクに水が混入し異常反応が起こり圧力が上昇してMICが貯蔵タンクから漏洩したことから始まる。通常は安全設備が作動するはずだが、その会社では赤字が続いていたため安全設備の管理がされてなくその結果、装置外に漏洩してしまいました。これは、経営不振が招いた経営合理化のための手法であったと考えられます。 私たちは安全に作業するために必要なことを考えました。私は調査の役割をしました。話し合いの結果、安全に作業するためには1人で進めず複数人で確認を行うこと、チェックリストをつくること、自分で集中できる環境を作っておくこと、十分な睡眠をとることが挙げられました。また、作業を行うにあたって作業内容の確認や点検のルーティン化なども大切だと考えました。 インドのポパールで起きた毒ガス漏洩事件についてもっと詳しく調べました。この事件の被害者はポパールの人口80万人のうちの1/4以上におよび最低でも20万人、一説でも30万人に上がったことが分かりました。死者は即死者でも2000人以上、最終的には14410人なったことが分かりました。ここまで被害が広がった原因として、ガスの漏洩には音がなくわからなかったこと、深夜に発生したこと、風向きが人口稠密な市街地へ拡散したことが原因だと調べて分かりました。
A.(1)「安全と品質管理-事故と不良品の原因-」の講義では、事故や不良品が起きる原因とその防止策について学びました。特に、インドのボパール事故や日本の水俣病といった実例を通じて、技術そのものの失敗だけでなく、人為的な判断ミスや管理体制の不備が大きな災害につながることを理解しました。これらの事例は、技術者としての責任の重要性を示しており、危険を予測して安全を確保する意識が不可欠であることを強調しています。安全を守るためには、「5M(人、設備、材料、方法、管理)」という視点が重要であり、それぞれの要因に注意を払うことで、事故の発生を未然に防ぐことができると学びました。 (2)また、ヒヤリハット活動や危険予知訓練(KY活動)など、日常的な取り組みが現場の安全意識向上に役立つことが説明されました。これにより、設備や作業方法だけでなく、人的要因や管理体制が安全の鍵を握ることを再認識しました。さらに、「安全第一」のスローガンに基づき、生産性や効率よりも安全を優先する意識が求められることも議論されました。例えば、JIS規格や安全データシート(SDS)を活用し、現場でのリスクアセスメントを徹底することが、品質を確保しつつ事故を防ぐための有効な手段であると学びました。 (3)過去の事故や失敗を教訓にする姿勢が重要であると強調されました。ボパール事故のような悲惨な災害が後の技術革新や法整備につながったように、技術者には、学びを活かしてより良い安全対策を構築する責任があります。この講義を通じて、技術者として安全を最優先に考える重要性を改めて理解しました。
A.安全管理と品質管理に関する講義では、事故や不良品の原因について、技術者倫理の観点から詳しく学習した。特に1984年のインド・ボパール化学工場事故が主要な事例として取り上げられた。この事故では、企業のコスト削減方針により安全対策が疎かにされ、毒性の高いイソシアン酸メチルが大量漏出して多数の死者を出す結果となった。この事例を通じて、ヒューマンエラーや設備管理の重要性が強調された。 安全管理の基本的フレームワークとして「5M(Man, Machine, Material, Method, Management)」が紹介され、各要素が事故防止にどのように関連するかが詳細に説明された。また、事故防止のための具体的な取り組みとして、ヒヤリハット活動、指差し呼称、安全確認などの実践的手法が解説された。 ワークショップでは、ボパール事故の詳細な分析とディスカッションが行われ、冷却装置やスクラバーの機能不全といった設備管理の不備、作業員の知識不足や緊急時対応の遅れなどの人的要因、そして経営方針におけるコスト削減優先と安全軽視という根本的な問題が明らかにされた。これらの問題に対する解決策として、定期点検の徹底、安全教育の強化、労働環境の改善などが提言された。 現代の技術分野における課題として、医薬品業界における小林化工や日医工の不良品問題、工場での安全管理のマンネリ化なども議論された。講義の復習では、事故防止のために技術者が果たすべき責任について整理し、特に「無知・未熟・慣れ」を克服することの重要性が強調された。 ハインリッヒの法則(1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故と300件のヒヤリハットが存在する)を参考に、日常業務における小さなミスを軽視せず、継続的な改善を行うことの重要性が確認された。最終的に、技術者には高い倫理観を持ち、安全と品質の両立を図ることが求められるという結論に至った。
A.今回の授業は働いている間に起こった事故との向き合い方について考えさせられた。インドのボパール殺虫剤事故は、殺虫剤の原料である毒性のイソシアン酸メチるが漏出していたことによって、多くの死者が出てしまったという事故である。この事故の詳細は、イソシアン酸メチルが水と混ざってしまっていたことによる亀裂が入り毒性の気体が噴出してしまっていた。発見者はいろいろな手段を行って解決しようとしたがすでに手遅れであり、逃げることに精一杯であった。彼自身は逃げることはできたが、2500人もの人たちが目覚めることなく死んでいった。この事件は、職場の環境が十分に整備されていなかったことが原因であると考えられる。私たちも身の回りの研究環境が十分に整備されているのかを常時気にかけるべきだと考える良ききっかけとなった。 今回のワークショップは、リコール未然にふさぐというものだった。このリコールとは、商品に関する何かしらの欠陥や不備があった場合に自主回収を行うという制度であるが、これを防ぐためには開発や研究を行う環境がそれを制作することに対応しているのかを十分に考え、不十分であるのならばそれに適する形にすることが重要であると考えました。このようにして、商品がお客さんのもとに行ってから不備を発見するのではなく、事前に工場の段階で欠陥を見つけられるようにしていくこととでリコールを防ぐことが出来るのではないかと考えました。 今回の授業を受けた復習としては、自分の研究室が研究する環境に適しているのかどうかを考えてみました。結果としては、私の研究室では毎週一回は部屋の掃除を行っていたり、常時換気扇やドラフトが動いている状態であるし、毎晩最後に部屋を出る人がチェック用紙にある項目を確認してから鍵をかけて帰宅していることから、安全性としては十分に取れていると思うし衛生面に関してもよい環境で実験できているのではないかと考えました。
A. 第5回の講義では、「安全と品質管理」をテーマに、事故や不良品の原因について学びました。リコールを防ぐためには技術者としての知識と責任が必要であり、無知こそが最大の倫理違反であると強調されました。古いバルブの漏れや流出事故の多発例が挙げられ、安全性より生産性を優先する姿勢が事故の主な原因であることが指摘されました。また、「知らなかった」「教わらなかった」「忙しくて確認できなかった」といった理由で起きる事故が多い現状が示され、安全第一を徹底する必要性が強調されました。 ワークショップでは、リコールを未然に防ぐ方法について議論しました。具体例として、IKEAの「VARMFRONT」というモバイルバッテリー製品のリコールを取り上げました。この製品は製造不良により発火のリスクが判明し、消費者の安全確保のためにリコールが実施されました。モバイルバッテリーは日常的に使用される製品であるため、発火事故が発生した場合、被害範囲が広がるリスクがあります。こうしたリスクを防ぐためには、製造プロセスや品質管理の徹底が不可欠であり、データ収集と分析を通じた予防が必要です。また、生産性より安全性を優先するための取り組みとして、仮配属先の研究室で行われている掃除活動を例に挙げました。研究室では週1回の掃除を実施していることが分かりましたが、これを安全衛生活動としてより効果的に運用するためには、効率的なスケジュール設定やチームでの分担が重要だと考えました。さらに、安全性と生産性を両立させるために、チェックリストや管理アプリの導入が有効であると提案しました。 講義を振り返り、事故やリコールを防ぐためには技術者としての知識と責任意識が不可欠であることを再確認しました。リコール事例の分析を通じて、製造工程の細部まで徹底した管理を行う必要性を理解しました。特に、安全性を軽視して生産性を優先することが重大な事故の原因となるため、安全衛生活動を定期的かつ計画的に行う重要性を学びました。また、具体的な解決策として、効率的なスケジュールの設定やチームでの分担作業、チェックリストやアプリの活用が効果的であることを実感しました。これらの方法を自分の研究室活動にも応用し、安全性の向上に貢献したいと考えています。
A.労働者を守る方針「安全第一、品質第二、生産第三」 電池や食品、医薬品サプリなどでリコールが起こることがある。 使用年数が過ぎたものを使ってなんらかの被害にあう人がいる。使用年数が過ぎたものは自動的に壊れるようにするべきなのか。 1984年にインドのボパールにあるユニオンカーバイドの子会社が運営する工場から有害な化学物質が漏れ、工場周辺のスラム街の多くの住民が被害を受けた。史上最悪の化学事故といわれる。 職場の環境を整え、無駄を省くことで作業の効率化、生産性の向上を図る活動として5s活動がある。5sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の五つである。 また、重大な事故が起こらないようにする考え方として、ハインリッヒの法則というものがある。それは、1件の重大事故の背後には、29件の軽微な事故と、300件のヒヤリハットがあるというものである。アメリカの損害保険会社の安全技師であったハインリッヒが発表した法則で、災害という事象の背景には、危険有害要因が数多くあるということであり、ヒヤリハット等の情報をできるだけ把握し、迅速、的確にその対応策を講ずることが大切だという考え方である。 グループワークでは、研究室で行われている、安全に実験を行うための活動について考えた。某H研では、研究室初日に器具の取り扱いの説明や流出防止に関する動画を見た。先生がいないと研究ができないと言われたそうで、安全に配慮していると思われる。 参考文献 厚生労働省「安全衛生キーワード ハインリッヒの法則」 https://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo24_1.html
A.(1) インドのボパールにある化学工場で起きた事故を映画にした「祈りの雨」の映像を見ました。一貫して、予算削減のために修理も補充もされていなかったがために被害が大きくなっていったのだと感じました。毒性をもつイソシアン酸メチルが漏れていることもわからない壊れたセンサーのように、安全性を全く考えていない設備は工学倫理に反しているものであるでしょう。しかし、現代の工場は事故が多いイメージとは裏腹に生産効率よりも安全性を重視していると学びました。指差し呼称、KY活動などの日々の活動から、緊急時の対応法まで安全第一を常に心がけた場所となっているということです。 加えてヒューマンエラーの話題から、それが無知から生まれたものであること、そしてそこから技術者の無知こそが倫理違反であると学びました。 (2) 演題:安全について グループ名:研究室 共著者:今井皇希、安藤丈翔、千葉光起、渡辺亮介、陳東冉、大村暦一郎 ・安全第一を実行するために必要なアクションを列挙した ・定期的なチェック、メンテナンスが必要不可欠であると考えた ・役割分担も重要であると考えた ・十分に時間をかけて行うことで、見落としなどの防止にも努めることが重要であると考えた (3) 生産性より安全を優先するために以下のような行動をしたいと考えました。 1.安全巡視のスケジュール化 毎週の巡視を事前にスケジュールに組み込み、全員が参加するようにします。巡視の日を固定することで、他の業務との調整がしやすくなります。 2.巡視のチェックリスト作成 安全巡視の際に使用するチェックリストを作成し、具体的な点検項目を明確にします。これにより、見落としがなくなり、巡視の効果が高まります。 3.安全衛生活動専用の時間確保 研究室の作業スケジュールに安全衛生活動のための時間を確保します。実験や作業の合間に短いミーティングを設け、整理整頓や点検に関する時間を意識的に設けることが重要です。 4.役割の明確化 各メンバーに安全衛生活動の役割を割り振ります。例えば、安全担当者を設け、巡視や点検の責任を持たせることで、全員が協力しやすくなります。 5.安全文化の促進 安全に対する意識を高めるために、安全活動の重要性を全員に伝えます。例えば、定期的な安全研修や事例共有を通じて、実際の事故や危険事例について学ぶ機会を提供します。 6.フィードバックシステムの導入 巡視の結果や安全衛生活動についてのフィードバックを定期的に行い、改善点を見つけ出します。メンバーが安全活動について自由に意見を言える場を設けることも重要です。 7.安全衛生委員会の設立 研究室内に安全衛生委員会を設立し、定期的に集まって活動状況や改善点を話し合う場を設けます。メンバー全員の意見を集約し、具体的な改善策を立案します。 8.成果の可視化 安全衛生活動の成果を可視化し、具体的なデータや成果をメンバー全員に共有します。これにより、安全活動がどれほど重要かを実感させることができます。 これらの具体案を実施することで、安全衛生活動が生産性よりも優先される環境を作ることができます。全員が安全に対する意識を高め、協力して活動を進めることで、事故を未然に防ぐことが可能となります。
A.(1)ユニオンカーバイト社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料である毒性のイソシアン酸メチルが漏出する事故が起きました。会社の予算削減のため、コントロールルームは何ヶ月も修理されておらず、イソシアン酸メチルが漏れていてもずっと故障したままのセンサーは機能しませんでした。水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、 水と一緒に漏れていることに気づき、 イソシアン酸メチルのタンクへ行くと安全弁はすでに吹き飛んでいて、足場のコンクリートには亀裂が入り、バルブは全部壊れ、バルプからイソシアン酸メチルが噴出していたと言います。これによってバラックに住む人のうち、 2500人が目覚める前に死亡してしまったようです。品質管理は設計された仕様にかなっているか管理することですが、これを怠ったこ とによって有名な企業も甚大な被害を出し、信頼を失う事態となってしまったこともあります。 (2) 演題: 生産性より安全を優先するには グループに属した人:秋山萌花、肖冠蕾、池田裕奈、和田はるか 役割:Writing -Original Draft 発表要旨:実験室では実験台の上に参考書や使用していない実験器具などがそのまま置かれていることがあり、整理整頓があまり徹底されて いないと感じた。そのため、使用した器具は元の場所に返したり、参考書を整理したりするなどして整理整頓をしっかりとすることが安全につながると考えた。また、実験で使用して水道に流してはいけないものや悪臭のする物質が付着したものなどについては捨てる場所を区別するなど廃棄物の処理や分別を徹底することも重要だと考えた。 (3) 授業を受けて自分の所属する研究室が安全に十分に配慮できているか考えた。 まず、実験等で研究室に行くと、実験台の整理整頓がなされておらず、作業するスペースがないこともあるため、まずは整理整頓をするべきだと考えた。また、まずいと思う事案として藤田蒟蒻店のこんにゃくそうめん クロレラ入りを選んだ。 回収理由は、食品表示法違反であり、添付されたスープ、ふりかけについて適切な表示がな されておらず、それらに含まれる特定原材料アレルゲンである小麦、乳成分、卵や食品添加物である調味料、香料、カラメル色素、V.B1の表示が欠落していたという。 アレルギーのある人が食べてしまったら健康被害が出てしまうため、チェックリストを作るなどして確認作業を徹底するべきだと思った。
A.(1)安全第一、品質第二、生産第三である。アレルギー表示義務 書き忘れると重度アレルギーの人は命が…、命を守るためにもアレルギー表示が義務付けられている。グローバル企業の姿勢「危険の輸出」「公害の輸出」の問題などが批判されてきた。インド・ボパールのアメリカ系企業の殺虫剤工場事故などが契機になって、「世界中どこでも母国と同じ安全・環境基準を適用する」と宣言するグローバル企業も増えた。? はバルブ(弁)を表している。安全推進のキーファクター5Mとしては Man(人的対応),Machine(設備的対応),Material(素材・製品的対応),Method(作業方法的対応),Management(管理的対応)があげられる。不安全行動の例としては(バイトあるから実験頑張らないと)早くしないとと焦りながらの実験があげられる。ハインリッヒの法則とは、1件の重傷事故の裏には29件の軽傷事故と、300件の無傷事故があるというもの。工業倫理にもハインリッヒの法則が当てはまる。ハインリッヒの法則はピラミッド型の図形で表すと7項目(死亡事故、休業災害、不休業災害、かすり傷・無償事故、ヒヤリハット、不安全行動、安全意識の不徹底)がある。 (2)私たちの班では整頓として毎週の掃除(掃除当番は決まっている)、80cmの通路は確保されている状態であり、回数としては年に二回大掃除をすることがあげられた。 (3)3Sについて調べた。整理とは必要なものと不必要なものを区分して不要なものを除くことで、整頓は決められたものを決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておくこと、清掃は常に掃除をして、職場をきれいな状態に保つこと。清潔は整理、整頓、清掃の三つ、3Sを維持すること。最後に躾は決められたルール・手順を正しく守る習慣をつけることである。
A.①講義の再話 今回の授業では、安全第一、品質第二、生産第三のキーワードの元授業が行われた。それぞれのスローガンの意味として、安全を何よりも重要に考え、第二に品質、第三に生産を考えるという意味です。これに関連して、リコール商品というものがあります。これは、安全上の問題が生じる可能性がある製品に対して、事業者が該当製品を回収したり、修理したりすることをいいます。どんな商品がリコール商品として回収されているのか消費者庁のサイトを調べました。調べてみると、電池、食品、医薬品、サプリメントなど様々な商品がありました。また、5S運動と3S運動についても取り上げられました。5S運動とは、整理、整頓、清掃、清潔、躾をローマ字にした時の頭文字をとったもので、3S運動とは、単純化、標準化、専門化をそれぞれ英語にしたときの頭文字をとったものです。5S運動は予防保全や品質管理の役に立ち、3S運動は合理化の手段を具体的に示したもので、どちらも大切な標語です。 ②発表の要旨 グループワークでは、自分の研究室の清掃が十分であるかどうか話し合った。今の段階では仮配属で、私は研究室に週一回しか行っていないので清掃の頻度などはわからないが、何も問題が発生していないことから十分であると言えると思いました。 ③復習の内容 復習として、工場のしくみの126ページを読んで5S運動と3S運動について復習を行いました。
A.(1)インドで起きたユニオンカーバイトボパール化学工場事故から安全と品質管理の重要性について学んだ。 (2)上記のような事態を回避するために、どのようなことをしたらよいかを考えた。はじめに、巡視スケジュールの計画を立て、、安全活動をルーティーン化して、担当者やチームを作る。次に、チェックリストを作成して、フィードバックを行い、改善点や新たな課題をみんなで共有するという方法を考えた。 (3)1984年にインドで発生したユニオンカーバイトのボパール化学工場事故では、大量の有毒ガスが工場から漏れ出し、数千人の死者を含む甚大な被害が発生した。事故の背景には、安全管理の不備やコスト削減のための設備の簡素化、従業員への適切な訓練不足といった問題があった。 この事故から学べるのは、産業活動における安全性の確保が最優先であるべきという点である。企業がコスト削減や効率性を追求するあまり、安全対策を後回しにすると、大きな代償を支払うことになる。また、従業員の訓練や緊急時の対応計画の重要性も強調される。この事故は、地元コミュニティや環境への配慮が欠けた場合、取り返しのつかない被害が及ぶことを示している。さらに、企業だけでなく、監督機関や政府の役割も重要である。厳格な規制や監視が適切に行われていれば、こうした悲劇を防げた可能性がある。ボパール事故は、産業界や社会が持続可能な形で発展するために、安全性と倫理を重視すべき教訓を与えている。
A.1) バルブは、当然ながら古くなると劣化し、パイプやタンク内の流体が漏れる恐れがある。流出事故は絶対に起こしてはならない工業上の事故であり、バルブの場所の把握、管理をしておくことは必須である。かつてのアメリカ企業では、ベトナム戦争に伴う不況のために、あらゆる費用は大きく削減された。工場の保守費用も例外でなく、ある工場ではバルブやパイプの劣化が放置され、イソシアン酸メチルが流出し、水と混ざってしまうという事故が発生した。流出に気付いた作業員はできる限りの手を打とうとしたが、安全装置はことごとく機能せず、自らの命のために逃亡した。作業員は生き延びることができたが、周辺の住民が2500人死亡した。 2) グループワークでは、生産性よりも安全を優先するためにできることをディスカッションした。学生(現場の人間)が意見をしやすい環境を作る、設備のメンテナンス、試薬の片付けなどが挙げられた。 3) 復習として、企業が保守費用を大きく削減したために起こってしまった事故を調べた。OceanGate社がかつて運用していた、タイタン潜水艇の爆縮事故について述べる。タイタンは北大西洋深海で失踪し、乗員全員が死亡した。同社のCEOは、タイタンの保守や第三者による認証試験に十分な費用をかけておらず、耐用上限を超えて使用したり、点検が不十分な状態で運用を行っていた。安全性に重大な懸念が多数警告された状態で運用を続けていたため、この事故はいつでも起こり得る状態であったと言える。保守費用の重要性を世の中に知らしめた事故だと思う。
A. 安全第一の重要性を学びました。特に流出事故が最も危険であり、バルブの位置確認とヒヤリハット報告が必要であることが強調されました。また、職場で重要な3S(整理・整頓・清掃)、4S(清潔)、5S(躾)の概念についても学びました。これらは職場の安全と効率を維持するための基本的な方法です。さらに、5M(人・機械・材料・方法・管理)も重要な要素とされ、各要素に対応した管理が求められます。ハインリッヒの法則は、事故の原因が管理体制や環境にあることを示し、事故を防ぐためには直接原因だけでなく、間接原因にも対処する必要があると説いています。 私たちのグループでは秋葉君の所属する立花研究室を例として取り上げ、研究室での巡視状況について話し合いました。秋葉君によると立花研究室では今年10月から実験室用巡視記録簿をつけることを再開したとのことです。さらに、「高いところに物を置いていないか」という項目で毎週×がついていると忖度なしに話してくれました。ここから、安全衛生状況の確認は行ってはいるものの、具体的な施策は行われていないという実情が様々な研究室にいえるのではないかと推察しました。生産性より安全衛生活動を優先させるためには、5Sを徹底し、記録だけでなく改善作業の時間も設ける必要があると考えました。 ハインリッヒの法則(Heinrich's Law)は、事故の原因を分析するための法則で、主に労働安全の分野で使われます。1920年代にH.W.ハインリッヒによって提唱され、事故には「直接原因」と「間接原因」があるとします。法則によれば、表面的な事故の直接原因(例:人為的ミスや機械的故障)は全体の事故の1割に過ぎず、その背後にある間接原因(例:管理体制や作業環境の問題)が9割を占めるとされています。この法則は、事故を防ぐためには表面的な原因だけでなく、根本的な問題にも対処する必要があることを示唆しており、安全管理の重要性を強調しています。
A.(1)講義内容の再話 この講義では、安全第一・品質第二・生産第三について考えました。そもそも、「安全第一」という考え方が生まれたのは、1900年代初頭のアメリカで、当時のアメリカは1800年代後半から始まった第2次産業革命の中心で、大幅に国内産業を成長させていました。ガソリン自動車の大量生産が始まったのもこの時代です。当時のアメリカの工場では「生産第一・品質第二・安全第三」が合言葉でした。安全性よりも生産性が重視されていたため、労働災害が日常的に起きていました。この状況を打開するために、製鉄会社の経営者がスローガンを変更して作業者を守る方策に転換すると、労働災害が減っただけではなく、作業効率が向上して生産性や品質も向上しました。やがて他の工場もそれに倣うようになったといわれています。その方策が、「安全第一・品質第二・生産第三」という考え方でした。その後、安全第一というスローガンは、さまざまな現場に広く浸透していきました。また、リコール商品について調べ、技術者の視点からどうすべきかを考えました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 リコール商品について考えました。結果として、リコールを未然に防ぐには、製品の安全性をきちんとチェックすることが大事だと考えました。 (3)復習の内容 この講義では、「安全第一・品質第二・生産第三」の考え方について学びました。この理念は1900年代初頭、アメリカの第2次産業革命期に生まれました。当時の工場では「生産第一」が重視され、労働災害が頻発していましたが、製鉄会社の経営者が「安全第一」を掲げて対策を講じた結果、災害が減り、生産性や品質も向上しました。この成功を機に、他の工場にも広まり、安全第一の考え方がさまざまな現場に定着していきました。
A. 講義では、技術者倫理について学びました。特に、インド・ボパール化学工場事故を例に、技術者の責任と倫理の重要性を深く考察しました。この事故では、殺虫剤原料のイソシアン酸メチルが漏洩し、多くの死傷者を出しました。事故の背景には、過度な経費削減や設備の老朽化があり、作業員の安全が軽視されていました。この事例を通じて、危険な技術を安全に運用する知恵と、それを支える倫理観が技術者には不可欠であることを学びました。加えて、安全第一の概念が労働災害防止だけでなく、製品の品質向上や生産能率向上にも繋がる点も解説されました。また、講義では「知らなかった」をなくすための日常的なコミュニケーションやヒヤリハット活動、KY活動などの安全文化の重要性についても触れられました。事故は発生しないのが理想ですが、発生した場合には原因を徹底的に追及し、再発防止に努めることが求められます。 選んだ商品「シェ・タニ アマンドショコラ」は、賞味期限を改ざんすることで消費者の健康を危険にさらす問題を引き起こしました。この問題から、製造販売における倫理観の欠如が企業の信頼を損なうことが明らかになりました。人体に悪影響を与えるリスクを未然に防ぐためには、商品を店頭に並べる前に厳密な確認が必要です。この課題を通じて、企業の信用を守るには、倫理的な判断と高い品質管理意識が不可欠であると学びました。 復習では、技術者倫理が「危険なものを安全に使いこなす知恵」であることを再確認しました。インド・ボパール事故の事例から、経費削減や人員削減が安全を損なう危険性を学び、安全を軽視すると甚大な被害が生じることを痛感しました。また、安全第一の原則は、作業員だけでなく、製品の品質や企業全体の信頼性にも深く関わることを理解しました。さらに、「安全第一」の実現には、作業環境の整備や日常的な安全活動、コミュニケーションが重要であると学びました。安全文化を定着させるために、リスクを見える化し、未然防止に努める姿勢が技術者には求められます。この学びを通じて、技術者としての社会的責任を改めて意識するようになり、倫理的行動の重要性を認識しました。
A.(1)安全と品質管理-事故と不良品の原因-についての講義では、まず初めにインド・ボパール殺虫剤事故について学んだ。ユニオンカーバイト社の「セビン」と呼ばれる殺虫剤の原料である、毒性のイソシアン酸メチルが漏出したことで起きた事故のことである。イソシアン酸メチルと水を混ぜてしまうと火災と爆発の危険性が伴うため、イソシアン酸メチルと水は絶対混ぜてはいけないのであるが、タンクから漏れ出ていることが発覚した。それを発見したスマン・デイはあらゆる手を使い、止めようとしたが、結局どの装置を機能させても動くこともなく、スマン・デイは助かったが、2500人もの人々が目覚める前に亡くなった悲惨な事故であった。 (2)化学プラント用配管図記号について一通り目を通して、どれがなんなのかを知ることができました。 (3)今回の講義を振り返り、無知というのは一番怖いものであることが分かりました。また、工学倫理とは、あらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵のことで、明確な自覚をもって仕事をすることであると言えます。加えて、無知と未知は全くの別物であると言えます。知らないものは知らない、教わっていないものは教わっていないと主張することがどれだけ大切で、技術者にとって未知ならば、また学ぶことで事故を防げると考えられる。しかし、技術者の無知は倫理違反でもあると学びました。技術者にとって無知であることは、事故を引き起こす危険性や安全性の配慮に欠けているため、技術者として倫理を問われることになると感じた。
A. 「安全第一、品質第二、生産第三」と言われるように安全は最も重要なものである。今回の講義では、ボパール化学工場の流出事故を例に安全について考えることにする。ボパール化学工場の流出事故は、インド中部にある都市ボパールの殺虫剤工場で起きたガス漏れ事故のことである。漏れたのは猛毒のイソシアン酸メチルで、運転停止した製造設備が老朽化したまま残され、十分な安全対策が取られていなかった。ガスは、隣接する住宅街に流れ込み、死者2600人以上中毒患者5万人以上とされた。また、20万人以上が避難し、結果ボパールは死の街と化した。このような事例から、最も避けるべきは流出事故であると学ぶことができる。特にバルブは古くなると漏れる。だからこそ実験室や工場、自宅でもバルブの位置を把握し、適時点検を行うことが重要となる。 安全な状態を維持するためには、5S(時と場に応じて3S、4S)を行うことが重要である。5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、しつけの5つのSを指す。この5Sの中でも整理:必要なものと不要なものを区別して不要なものを除くこと、整頓:決められたものを決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておくこと、清掃:常に掃除をして、職場をきれいな状態に保つこと(点検も含む)。この3つが重要であり、事故を未然に防ぐカギになる。 グループワークでは、立花研究室で行われている活動について、安全の観点から話し合いをした。 立花研究室では、10月から研究室・実験室用巡視記録簿の記入を再開した。しかし、「高いところに物を置いていないか」という項目で毎週×がついている。このことについて高いところにあるものを固定するか、5Sを行うように研究室のみんなで話した方がいいという意見が出た。
A.(1)安全第一、品質第二、生産第三であり、現在消費者庁からリコールがかかっている製品を調べた。リチウム電池は発火の可能性があることを学んだ。バルプの記号を学び、流出事故を防ぐために必要なものであることを知った。このバルブを設置しないことは不安全行動である。危険予知のことをkyといい、安全に時間をさき、実際にどれだけ時間を割くか決めることが大事であると学んだ。 (2)リコールを未然に防ぐことについて考えた。まずいと思う事案として「ガス瞬間湯沸器」を選んだ。これを選んだ理由は、ガス瞬間湯沸器の不具合による一酸化炭素中毒事故が多発していることだ。それも、利用者の命に関わる重大事故につながるリスクが高い。しかも、問題の原因はガス漏れだけでなく、換気不足や排気不良、取り扱い方法の不備など、多岐にわたる。 このことは、技術者がガス機器の設計において、排気機構の設計や安全装置の整備、取扱説明書の充実など、幅広い視点で製品の安全性を高めることが求められると言える。また、設置やメンテナンスにおける安全性を確保し、設計段階から事故のリスクを最小限にする取り組みが必要であると考えられる。また、研究室での巡視状況について話し合い、安全衛生活動に割く時間が十分ではないのではないかと議論した。巡視が形式的なものに留まっていないか、事故や怪我を未然に防ぐための積極的な取り組みが行われているかを確認し、巡視頻度や内容の改善を図る。生産性より安全衛生活動を優先するためには、以下の具体的な対策が考えられる。まず、研究活動と安全衛生活動を明確に分け、安全活動のための時間を確保するスケジュールの見直しを行う。また、定期的な安全衛生教育の実施や、安全に関する情報共有の場を設け、全員の意識向上を図ることが重要である。さらに、巡視の際に指摘された問題点を解決するための専任担当者を設け、迅速に対応できる体制を整えることも効果的である。これによって、研究室内の安全文化が醸成され、メンバー全員が安全を最優先に考える風土が形成されることが期待できる。 (3)発火の可能性があるリチウム電池について復習を行った。リチウム電池は高エネルギー密度を持つ一方で、過充電や衝撃、内部短絡などが原因で発火する可能性があることを学んだ。このため、安全な設計や適切な使い方が求められ、保護回路や正しい管理が非常に重要だとわかった。
A.(1)工場や実験中の事故は未然に防ぐことができるものである。事故の要因には人的要因、設備的要因、素材・製品的要因、作業方法的要因、管理的要因が挙げられる。これらの要因の中で人的要因が事故発生の原因の大部分を占めている。人的要因には、技術者の無知が招いた認知ミス、技術が未熟なために起こる判断ミス、思い込みなどにより故意に失敗をする行動ミスがある。こうしたミスの要因はすべて技術者としての倫理違反となるため、我々は人的要因の事故を防ぐための努力をしなくてはならない。例えば、報連相を徹底することで防ぐことのできる事故はたくさん存在する。また、日々の機械や薬品の管理を徹底することも事故防止には大切である。 (2)題目:生産性をより安全に優先するには? グループ名:第5回話し合い 共著者:松田拓海、田中優芽 役割:概念化、執筆-原稿作成 我々の研究室の安全衛生状況は、研究場所の机や通路周りはきれいに整頓されており清潔を保っていた。また、今の安全衛生の状況を維持するための安全衛生行動を優先するためには、実験用品にラベルを貼ること、自身を守るために白衣と安全眼鏡を着用すること、排気口の動作確認をすることなどが挙げられた。 (3)私の研究室では部屋が整理整頓されており、週に一回の掃除・点検をおこなっている。また、現状よりも研究室を安全かつ使用しやすいように機械や薬品の場所などをまとめておいたり、お互いの実験器具が別の実験器具と干渉しないように離れた場所で実験したりしている。研究生一人一人の安全意識を持つために、実験室の環境を綺麗に保つことが大切だと感じた。
A.5. (1)インド・ポパール殺虫剤事件を例にして、職場環境の安全性の大切さを学んだ。この事件では、企業の利益追求が安全対策や従業員・地域住民の健康管理に優先された結果、多くの命が失われ、危険物質を取り扱う場合には最大限の安全管理が求められることが明確になった。また、劣悪な環境下で化学物質を扱うことによる人体への悪影響は知らず知らずのうちに蓄積して後に大きな反動がやってくるので注意しなければならないと感じた。インド・ポパール殺虫剤事件では、企業の責任、規制強化、住民の権利の保護、環境保護など、多くの重要など多くの教訓を得た。よって、今後とも継続的な監視と改善が必要だとしみじみと感じさせられた。 (2)課題では、研究室の安全衛生状況について意見を出し合い、研究場所である机や通路のまわりは整理整頓され清潔であることが大事であるという結果になった。また、安全優先活動を優先するには、実験用品にラベルを貼ることや白衣を着用する等の意見が私の班では出た。普段身の回りに潜む危険がたくさんあることをこの講義を通して再確認させられ、しっかりと安全確認をしてから実験には緊張感を持って取り組んでいくつもりである。 (3)実際に研究室でも、研究場所である机や通路のまわりは整理整頓され清潔であることや、実験用具にシールを貼り、白衣を着るなどより安全に実験できるよう意識して研究していく必要があると改めて感じさせられた。
A.殺虫剤の原料である毒性のイソシアン酸メチルが工場から大量に漏出した事故があった。この事故はインド・ボパール殺虫剤事故と呼ばれ2500人が死亡した。当時ベトナム戦争の戦費で財政難に陥っていたアメリカが運営するその工場では、予算の削減のため設備の修理が長期間できていない状態だった。そんな時イソシアン酸メチルが漏れていることに気づいた作業員は安全弁の場所に向かったが既に壊れていて、足場には亀裂が入りバルブからイソシアン酸メチルが噴出していた。冷却装置や焼却装置を稼働させたかったが予算削減で設備が機能せず逃げることしかできなかった。このような事故を起こさないようにするにはどうすれば良いのか。技術者のための安全や工学倫理について考える。 生産性より安全性を優先するためには、時間に余裕を持った行動や体調を整えた状態で作業を行うことが大切だと考えた。また作業を始める前に作業内容とその想定所要時間を考えて明記し、その事項に沿って作業を進めることでより安全に行うことができるとも考えた。作業後は時間通りにできたかどうかや気になったことなどを記録し、次にその作業をする時の参考にすることが必要だと思った。自分だけで作業についてチェックリストを作るだけなく、第三者からの評価も加えることで安全性を高めることができるとも思った。 生産性を気にする余り安全性に欠けた作業を行うことで、インドで起きたような事故につながりかねないことを考えて行動する必要があると考えた。またそのような事故が起こる前の小さなヒヤリハットな出来事は、作業員同士でよく情報共有を行い記録することで重大事故を防止できると思った。
A.①【講義の再話】 5回目の講義では、主に安全について学びました。講義の中では、特に気を付けるべき事故として、流出事故が挙げられていました。薬品、水、油などがこの対象に当たり、そのほかの事故事例含めて、何か危険を感じた場合は、ヒヤリハット報告を行い、状況を改善する必要があることを学びました。また、こうした危険を防ぐために、5Sといったものがあり、整理、整頓、清掃、清潔(前3項を守り、その状態を維持すること)、躾(設定されているルールや手順などを、順守すること)の5点を守ることが、安全を確保して事故を防ぐために重要であると学びました。 ②【発表の要旨】 研究室の安全のために行われていることとして、巡視記録簿の利用が挙げられた。その研究室では、10月から巡視記録簿の利用を再開し、高いところにモノを行いという項目が毎回×となっていた。この状態から安全性を向上させるためには、高いところに設置されている物品の固定を行うか、5Sなどを行い、巡視記録簿のデータを活かしてより安全にする必要があると考えられる。 ③【復習の内容】 5Sのほかに、5Mというものがあり、それぞれ人、機械、材料、方法、 測定・検査が当たる。また、これに対して環境(Environment)を加えたものは、5M+1Eと呼ばれ、品質管理、製造管理などにおいて、これらの管理項目が重要となることを学んだ。また、5MにManagementを追加して、6Mとするものもある。
A. この講義では、技術者の倫理について学んだ。倫理観というものは誰しもが持っているものであり、その倫理に従いに日常生活を送っている。では、技術者の倫理とはどういうものなのか、講義を通して学んでいった。 ユニオンカーバイド社の化学工場で発生した事故は、1976年にインドのボパール事故と同様、重大な公害を引き起こしました。この事故では、カーバメート系農薬「セビン」の原料であるイソシアン酸メチルが漏洩し、その毒性により周囲の住民に甚大な被害をもたらしました。イソシアン酸メチルは水と混じると有毒なガスを発生し、漏洩が発覚した時点では工場の設備は不十分で、特にセンサーが故障していたため、作業員は自らの感覚で危険を察知しました。 当時、アメリカはベトナム戦争の影響で財政難に陥り、企業は経費削減を強いられていました。そのため、ユニオンカーバイド社でも工場設備の管理が疎かになり、危険な状態が続いていました。事故発生時、冷却装置や排気システムが作動せず、最終的にイソシアン酸メチルが漏れ続け、周辺の住民に影響を及ぼしました。約2500人以上が命を落とし、多くが目覚める前に死亡したとされています。 この事故は、企業の管理責任と労働安全の重要性を痛感させる出来事となり、以後の化学物質取り扱いにおける安全基準の強化に繋がりました。また、企業が設備や人員削減の際に安全性を犠牲にすることの危険性が明確になり、より強固な規制の必要性が社会に認識されました。
A.(1)まず、インド・ボパール殺虫剤事故について講義で扱った。これは、ユニオンカーバイド社の「セビン」と呼ばれる殺虫剤の原料である、毒性のイソシアン酸メチルが漏出したというものであることが分かった。しかし、資料からインド・ボパール事故がなかったら、日本でリチウムイオン電池が生まれなかったかもしれないとあり、過去の失敗を活かしているところに力強さを感じた。また、ヒューマンエラーについても触れ、技術者にとって無知は倫理違反であるということを改めて学んだ。 (2)演題:「生産性より安全を優先するには?」 グループ名:安全マン メンバー:佐々木 赳 畠平 青 佐々木 蒼太 グループワークでは、生産性よりも安全性を優先するためにアセスメントの徹底、設備の定期的なメンテナンス、労働者の教育、安全基準の確立と尊守の4つが挙げられた。加えて、安全性よりも生産性を優先してしまう状況を考えたところ、時間や期限が差し迫っていることや経費を削減しようとしていることが考えられ、もしかすると企業によっては設備の定期点検などを行うことを面倒に感じてしまいサボっていることも挙げられた。これらを防ぐには社員一人一人がもっと責任を感じなければならないと思った。 (3)復習として、5Mについて調べた。5Mには、Man(人的要因)、Machine(設備的要因)、Material(素材・製品的要因)、Method(作業方法的要因)、Manegement(管理的要因)の5つであると知った。今期から研究室に配属された身として安全第一を掲げて研究を行っていきたいと強く感じた。
A.(1)講義の再話 スマンデイは会社の予算削減のために何ヶ月も修理されないコントロールルームにいて、バルブやバイブからの漏洩報告は、毎晩のようにあったが解雇されるよりかは、その中で働く方がマシだった。人員削減は、保守作業員に向けられその人は未経験だった。イソシアン酸メチルが漏れていると気付いたのは、作業員の胸の焼ける感じというものからで、センサーは起動しないため、作業員の感覚だけが頼りで、イソシアン酸メチル酸タンクからはすでに溢れ出していて、それを止めるための装置は動かないものばかりで逃げるしかなかった。スマンデイは生き残ったが逃げ道で通ったバラックの住人の2500人程度が命を落とした。 (2)ワークショップ課題の発表趣旨 まず巡視スケジュールの計画を立て、安全活動をルーティン化して、担当者やチームを作る。 次に、チェックリストを作成して、フィードバックを行い改善点や新たな課題を共有し合う。(安全に対しての意識が低いと感じた場合、日頃からの具体的な取り組みとしては5sを研究室で呼びかけて実行すること。) (3)復習の内容 復習として工場倫理について復習する。あらゆる近代技術は、危険なものを使いこなす知恵だと言い換えてもよく、それゆえに技術者は、その危険物を取り扱うための十分な知識と専門的な能力が求められることに加えて、高い倫理性が要求される。 そしてその基本にあるのは、危険なものを安全に使いこなす仕事をしているという自覚が大切だと思った。
A.?講義内容の再話 リコールを未然に防ぐためには、製品開発から販売後のサポートに至るまで、継続的に品質を確保し、リスクを最小限に抑えることが重要ですさある。ここで、リコールは消費者や企業にとって大きな影響を及ぼすため、予防措置を講じることは企業の信頼を守り、法的なリスクや経済的損失を回避するためにも非常に重要です。以下に、リコールを未然に防ぐための主な対策を考える。まず品質の管理である。品質管理はリコールを防ぐための最も重要な要素である。製品が市場に出る前に厳格な検査を行い、製造過程での不良品や欠陥を早期に発見する体制を整えることが必要となる。また、顧客からの意見を取り寄せることも重要である。顧客からのフィードバックを早期に収集し、製品の問題点を事前に把握することも、リコールを防ぐためにひつようとなり、製品に対する苦情や不満をしっかりと受け止め、それを改善に役立てる体制を整えることが、リコールを防ぐ重要な手段となる。 ? ワークショップ課題の発表要旨 リコールを未然に防ぐために、リコールの原因について調査した。 商品開発をするに対して、バッテリーの安全性や、使用する薬品の安全性について確認する必要がある。 ?復習 リコールを未然に防ぐためには、製品の設計・製造・販売・アフターサポートに至るすべての段階で品質管理とリスク対策を徹底することが不可欠であるとわかった。また、リコールが発生した場合でも迅速かつ適切な対応ができるように、予防的な対策と改善活動を日常的に行うことが、企業の信頼性やブランドを守るために重要であると考えた。
A. 事故は起こさないことが1番であり、そのためにも技術者は専門的な能力に加え、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚を持つ高い倫理性が要求されます。技術者の無知は倫理違反であり、正しい知識を身につけることが必要とされます。事故を防ぐために、山形大学米沢キャンパスでも危機管理マニュアルがあり、実験廃棄物の処理について、有害ゴミ、実験廃棄物、固形廃棄物、産業廃棄物に分類され、実験廃棄物を適切に処理することで、事故による危険を防いでいます。最大限の努力をしていても事故が起こってしまった時には、被害を最小限にするためにどのように行動するかが大切になります。 ワークショップは、田代鈴葉、阿部あかり、伊東怜南と行い、研究室で生産性より安全衛生活動を優先するためにどのようなことができるかを考え、話し合いました。研究室では、生産性より安全衛生活動を優先するために、ルーチン化した安全衛生活動の導入、安全衛生活動をチームで分担チェックリストやアプリの活用により、個人ではなく研究室に属している全員が安全衛生活動を分担して行い、チェックリストによりその活動結果を把握する必要があると考えました。 事故を起こさないために、危機管理を行い、正しい知識を持つことが大切だと学びました。今後、研究室で実験する時にも、所属する人でルーチン化した安全衛生活動を分担して行い、研究室内で事故に繋がる箇所がないかをチェックすることが必要だと考えました。
A.講義では、様々な企業の事故から、安全の大切さと品質管理の必要性について学んだ。特に、リコールに着目して、学生間で意見を交換した。リコールとは、製品に不具合や問題が発生したとき、製造または販売会社が修理、交換、返金を行うことである。リコールは、会社への信頼を損ねる原因となるため、技術者はリコールを未然に防ぐ必要がある。危険なものを安全に使いこなす技術者として、製造者にとっても消費者にとっても安全第一でなければならない。 ワークショップでは、生産性よりも安全性を確保するためにはどうすれば良いか話し合い、4つの考えを出した。1つ目は、設計段階でリスク評価と対策を行うことである。危険予知が大切だと考えた。2つ目は、テストを徹底することである。安全性を確かにするためには、何度も実験する必要がある。3つ目は、製造プロセスにおける品質管理である。製造プロセスで、不具合が起きたときにすぐに対応することで、安全性が確保できる。4つ目は、定期的な改善とチーム内の教育の徹底である。工場は、毎日同じ作業になることもあり、マンネリ化するため、定期的に訓練を行うなどしてマンネリ化を防ぎ、安全性を保つ。 振り返って、この講義で技術職における安全の大切を学んだ。講義中のリコールの調査について、私は、リコールについて、ホンダのハイブリット車の高圧燃料ポンプの不具合について調査した。調査した理由は、高速道路や坂道の路肩によくホンダのハイブリッド車が止まっているという情報を聞いたからである。調査したところ、この不具合は、ハイブリッド車の高圧燃料ポンプ構成部品の加工工程が不適切だったことから、最終的に燃料漏れに至るおそれがあるものであった。信頼されているはずの技術がリコールによって損なわれるため、危険予知の大切さを学んだ。
A.(1)インド・ボパールで起きた化学工場事故の惨劇は、何千人もの命を奪い、今もなお多くの人々に影響を与えています。この事故が発生した背景には、コスト削減を優先し安全性がないがしろにされた企業の姿勢がありました。設備の老朽化や予算削減、未熟な作業員の配置といった要因が積み重なり、取り返しのつかない事態を引き起こしました。企業の社会的責任(CSR)は、利益追求のみに終始するのではなく、従業員や地域社会の安全確保を最優先とするべきであることを痛感します。 「技術者の無知は倫理違反である」という一節が特に印象的でした。技術者は、高度な知識を有するだけでなく、それを社会の安全と利益に貢献するために用いる倫理観が必要です。ヒューマンエラーや「慣れ」から生じるミスを防ぐためにも、日頃から知識の更新や教育が欠かせません。この事故は、技術者が無知や慢心を戒め、自らの仕事に責任を持つことの重要性を強く教えてくれます。悲惨な事故を繰り返さないためには、過去の失敗を直視し、その教訓を未来に活かさなければなりません。たとえば、この事故を契機として、安全管理や技術の向上が進み、リチウムイオン二次電池などの革新技術が生まれたという指摘は興味深い点です。しかし、進歩のために犠牲が必要であるとは決して言えません。人命を軽視するような背景が再び繰り返されないためにも、私たちは過去の教訓を絶えず学び続けるべきです。 「安全第一」という言葉は、単なるスローガンではなく、実践を伴う具体的な行動を意味します。記事の中で触れられている5M(人的要因、設備要因、素材要因、作業方法要因、管理要因)は、事故防止のための包括的なフレームワークとして非常に有用です。特にヒューマンエラーの防止には、教育や訓練だけでなく、管理体制やコミュニケーションが欠かせません。技術者として、日常の業務の中で「なぜそれをするのか」という本質を問い続けることが、真の安全第一を実現する鍵だと感じました。 (2)最新の消費者庁のリコール情報に基づき、特に注意が必要な事例の一つとして「ハローズの『鶏だんご』用製品」が挙げられます。この製品は異物混入の恐れがあるため、食中毒や健康被害を引き起こす可能性があります。こうしたリコールが重要なのは、消費者に日常的に摂取される食品の安全性を守るためです。 このような問題が発生した理由は、製造工程での衛生管理が徹底されていなかった可能性が考えられます。たとえば、金属探知機の不具合や異物管理の甘さ、従業員の衛生教育の不徹底などが原因として挙げられるでしょう。予見が難しかった要因としては、製造の段階では異物の混入が小規模なため、発見が難しいことが考えられます。 こうした事故を未然に防ぐため、異物混入の徹底管理、チェック頻度の見直し、第三者検査の導入を徹底することにより、消費者が安心して食品を購入・摂取できる環境の構築が目指せると考えます。 (3)まず、インド・ボパールの事故に関する記述は、工学や化学プラントの分野における安全管理の重要性を強烈に再認識させられるものでした。イソシアン酸メチルという極めて危険な化学物質が、適切に管理されず漏洩した結果、多くの人命が奪われたことは、企業のコスト削減や人員削減が直接的に安全性を脅かす例として非常に象徴的です。特に、現場の作業員が人間の感覚に頼らざるを得なかったり、故障したセンサーや動作しない設備が放置されていた状況には、背筋が凍る思いがします。 次に、技術者倫理に関する記述は非常に心に響きました。特に、「技術者の無知は倫理違反である」という言葉には、技術職に携わる者として重い責任を感じます。安全に関わる知識が不足している状態での作業や意思決定は、結果として多大な被害をもたらす可能性があります。そのため、技術者には継続的な学習と自己啓発が求められるだけでなく、職場全体として知識を共有し、未知の領域を残さないことが重要だと痛感しました。また、事故防止のための基本概念である「ハインリッヒの1:29:300の法則」や、「5M分析」などは、日々のリスク管理や災害防止の実務において欠かせないものだと再認識しました。これらの知見を、単なる教訓として終わらせるのではなく、日常業務にどのように適用するかを常に考えることが重要だと思います。また、ヒューマンエラーを取り上げた部分では、「無知」「未熟」「慣れ」がいかに重大なリスクとなるかが具体例を通じて伝わり、自身の行動を省みるきっかけとなりました。 最後に、「安全第一」という言葉が持つ意味の奥深さについて考えさせられました。ただのスローガンではなく、企業や技術者が具体的な行動に落とし込むべき理念であることを改めて感じました。この理念が形骸化することなく、現場のすべての活動において具体的かつ徹底的に実行されることで、事故や災害のリスクを最小限に抑えられるはずです。安全性が軽視された結果が悲惨な結果を招くことは、過去の事故の歴史が物語っています。この教訓を未来につなげることが、私たちの責務だと感じました。 このように、一つ一つの内容が深い考察と実践へのインスピレーションを与えるものでした。現場の安全性向上だけでなく、技術者としての倫理観を改めて見直す良い機会になったと思います。
A. 商品を製造する上での優先度は、第一が従業員の安全であり、第二は商品の品質、第三が生産の確実性が重要である。また、過去にはインド・ボパール殺虫剤工場事故という事故があり、殺虫剤工場から有毒ガスが漏れだしたことで、近隣の住宅街に住む人々から2600人以上の死者を出した。そして、このような事故を防ぐために整理、整頓、清掃、清潔、躾の5S活動が重要である。 演題:リコールを未然に防ごう・グループ名:ケミストリー・共著者名:熊谷 光起、秋葉 章大、味村 夏希、熊田 有人・役割:調査 まずいと思う事案として「当店手作り 鶏だんご用」を選んだ。 選んだ理由は、アレルゲンである乳成分とごまの表示が欠落したラベルが貼ったものを売ってしまった点である。これによって、アレルギー症状が悪化してしまうことにより、消費者が死亡してしまう可能性がある。 このことは、生産者が商品開発・生産だけでなく、その後のラベルに欠陥が無いかや、異物が混入していないかなどを最後まで確認し、開発から商品販売まで安全に配慮してモノを作り続ける必要があると考えられる。 復習した内容として、汚染物質からによる被害について学習した。1978年に起こったラブキャナル事件は過去にナイアガラの滝近くが工場の廃棄物の廃棄場所となり、汚染物質が流れ出てたことで地下水に乗って汚染物質が広まった。また、運河跡地は子供の遊び場になっていた為、酢でで子供が有害物質に触れてしまったり、妊婦の流産や死産の増加や異臭騒ぎが起きていることが分かった。
A.インドのボパールで1984年に発生した化学工場事故では、ユニオンカーバイド社の殺虫剤の原料であるイソシアン酸メチルが漏れ出し、数千人が命を落としました。修理がされないままの設備と予算削減が原因で、作業員は異常を感じるも対応が遅れました。最終的に冷却装置や排出装置が動かず、逃げることができた作業員も、周囲の住民に多くの犠牲を強いました。この事故を契機に、技術者倫理や安全管理の重要性が再認識されました。 演題:堀田研、グループ名:犬、グループに属した人:富永陽紀(登壇者)、大石晴喜、大木柊人、須田雄介 堀田室では、配属された初日に器具の取り扱いの説明、流失防止に関する動画の視聴、そして「先生がいなければ研究を進めない」という方針について説明を受けました。器具の取り扱いに関しては、実験の安全性を確保するために重要な基本知識を身につけることが求められ、流失防止に関する動画は、研究結果や試薬などの重要な情報を守る意識を高めるために視聴しました。また、「先生がいなければ研究を進めない」という方針は、指導者の指示を仰ぎながら慎重に研究を進めることで、事故や無駄な失敗を避けるための安全策として位置づけられています。このような教育は、研究室内での安全管理と効果的な研究活動を支える重要な要素となっています。 ボパール事故の事例から、技術者は「危険なものを安全に使いこなす知識と倫理性」が必要だと学びました。予算削減や人員削減が安全管理にどれだけ影響を与えるかが分かりました。また、事故の原因には無知や未熟さ、慣れが関与することが多く、常に現場の状況に敏感である必要があります。事故後、企業や個人が取るべき対応として、安全第一の考え方が強調されています。
A. 杜撰な安全管理によって引き起こされた重大な事故として、ボパール化学工場事故が挙げられる。当時ニクソンショックが起きたことでアメリカの多国籍企業は大きな打撃を受けており、インドのボパールに工場を置いていたユニオンカーバイド社も例外ではなかった。その結果、工場のいたるところから漏洩の報告が上がってしまっており、それらが放置されるのはもはや当たり前の光景になっていた。人員削減によって、保守作業の経験など全くなかったスマン・デイはある日、イソシアン酸メチルが流出していることに気づきタンクへと急ぐが足場のコンクリートには既にひびが入っており、バルブは全て壊れあらゆるところからイソシアン酸メチルが噴出してしまっていた。冷却装置を稼働させようにも予算削減によって冷媒が抜かれた状態では何の意味もなく、フレアタワーで焼却しようにもそれさえ動くことはなかった。この悲惨な事故によって少なくとも3700人の命が失われたという。 事故を未然に防ぐにはどうすればよいか、研究室、22512024 志賀洸介, 22512096 堀俊介、調査 頻度はよく把握していなかったが、研究室内では定期的に掃除機をかけているようだった。一方で研究機器が乱雑に机の上に載っているところを見かけたことがあるため、今後見かけた場合は都度整理整頓する必要があると感じた。 生産性より安全衛生活動を優先させるためには、生産性を極端に優先させる必要がある状態を、なるべく作らないようにすることが大切だと考えた。研究室を例に挙げると、発表直前になって焦って実験をしなくてもいいように普段からコツコツ実験を続けていくことが大切である。
A.講義の再話 インド・ボパール殺虫剤事故があった。インドの工場で、殺虫剤の原料である、 毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。会社の予算削減のため、何か月も修理されていなかった。バルブやパイプからの漏洩の報告は多くあったが、従業員はこのことに気づいていたも工場がストップして自分が一時解雇されるのを懸念していた。くわえて人員削減により、経験のない者も多くいた。その後、水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、水と一緒に漏れていることに気づいた者が、冷却装置を稼働させようとしたが、予算削減のため冷媒が抜かれていた冷却装置は動かず、プラントのスクラバーを稼働せず、フレアタワーも動かなかった。自分が死にたくなければ、もう遠くまで逃げるしかなかった。逃げるときに通ったバラックに住む人のうち、2500人が目覚める前に死亡した。マンネリ化というものに対する危機意識が重要であると伝えている。 発表の要旨 生産性をより安全を優先する策として、不備がないことを確認するチェックリストを作ることが挙げられた。実際にあったこととして、仮配属からバーナーの取扱いの不備によって、やけどを負った。熱機器の管理不足のよるものであると考えた。 復習の内容 安全性と生産性について調べた。まず、安全性と収益性は両立しない関係といわれている。つまり、「安全性が高い商品」は「収益性が低い」、「収益性が高い商品」は「安全性が低い」ということである。どの点を重視するかを注意深く判断する必要があると考えた。
A.(1)インド・ボパール殺虫剤事故から、事故と不良品の原因について考えた。この事故では、ユニオンカーバイト社の『セビン』と呼ばれる殺虫剤(カーバメート系農薬、カルバリル)の原料である、毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。現場で働く従業員たちは工場での異変に気付き、対処を求めていたが、厳しい経費削減が求められていたため対処のしようがなかった。第2回の講義と同様に技術者と経営者の意見の食い違いである。 (2)グループワークでは、リコールを未然に防ぐにはどうしたらよいか、生産性より安全を優先するにはについて話し合った。リコールを未然に防ぐには、製品の安全性をきちんとチェックすることが大事だと考えた。生産性より安全を優先するには、時間のゆとりが必要であると考える。計画的に実験を行えば焦ることもないので、実験を始める前に計画表などを準備すべきだと思う。また、研究室用の巡視記録を週に一回行うなどの定期的なチェックをして、研究環境を整えるべきだと思う。 (3)インド・ボパール殺虫剤事故で、アメリカはベトナム戦争の膨らむ戦費で財政難に陥っていた。ドルは変動相場となり、世界に進出していたアメリカの企業は、とてつもなく厳しい経費節減が求められた。スマン・デイは、会社の予算削減のため、何か月も修理されないコントロールルームにいた。人員削減は保守作業員に向けられ、会社のバッテリー部門からきたまったく経験のない人が担当していた。イソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは、作業員の胸の焼けるかんじからだった。水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、水といっしょに漏れていることに気づいたスマン・デイは、イソシアン酸メチルのタンクへ急いだ。バルブは全部壊れ、バルプからイソシアン酸メチルが噴出していた。スマン・デイは冷却装置を稼働させようとしたが予算削減のため、何週間も前に冷媒が抜かれていた冷却装置は動かなかった。スマン・デイは、最後の手段であるウォーターカーテンを稼働したが、タンク上部から漏れ出ているイソシアン酸メチルには無力だった。死にたくなければ遠くまで逃げるしかなく、スマン・デイは、助かった。しかし、スマン・デイが逃げるときに通ったバラックに住む人のうち、2500人が目覚める前に死亡した。この事件から、経営者と技術者の意見の食い違いがあったことがわかる。
A.
A.(1)安全第一、品質第二、生産第三である。バルブは古くなると漏れる。製造現場での安全推進において、今日多くの企業が取り入れている着眼点に、5Mがある。5Mとは、Man(人)、Machine(設備・機械)、Material(素材・製品)、Method(作業方法)、Management(管理)のことをいう。これは、製造現場にかぎらず、研究・開発の現場や、輸送・保管時などの安全にも当てはまる。不安全行動にはメリットがある。ハインリッヒの法則とは、ハインリッヒが、過去の労働災害5000件余を統計学的に調べ、その内訳として「重傷」以上の災害が1件あったら、その背後には29件の「軽傷」をともなう災害が起こり、300件もの「ヒヤリ・ハット」(災害は起こらなくても発生しなくてもヒヤリとしたり、ハッとしたりする体験)が存在することを導き出したものである。 (2)研究室にあまり行っていないので状況があまりわからないが、充分であると言えると思う。定期的な清掃が必要であると考えた。 (3)工業技術基礎p.28に載っていた、3S活動について調べた。3S活動とは、職場環境の美化や従業員のモラル向上を目指すために、ローマ字での頭文字が「S」で始まる3つの目標を掲げ、職場改善を行う活動のことである。一つ目は、整理(Seiri)、二つ目は、整頓(Seiton)、三つめは清掃(Seisou)である。このほかにも、清潔(Seiketsu)、しつけ(Shituke)を加えて、4S、5Sとすることもある。
A.第5回 (1)講義内容の再話 インド・ボパール殺虫剤事故 ユニオンカーバイト社の殺虫剤(の原料である毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。この企業はアメリカの金と米ドルの兌換の停止の影響を受け、財政難に陥っていた。その結果、保守、安全設備の部分を削ってしまった。この危険性に現場で働く人々は気づいていた。しかし、報告することで圧をかけられ、職を失う可能性があることで見て見ぬふりをしてしまった。そして、甚大な被害を出す結果となった。 安全性を保つためには常に確認、報告を怠らずに行う必要がある。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 「生産性より安全を優先するには?」 グループα 共著者:山野凛、小笠原嵩、南翔太、揚妻佇吹、輿石陽斗、大前晴菜 役割 調査 生産性より安全衛生活動を優先させるための案として、グループでは「想定所要時間を明記し、その時間だけ余裕を持った行動をする」「第三者委員会のようなものを設置し、監視の目をつける」「巡視記録のチェック項目について共通理解を図る」「チェック表を目につくところに貼っておく」といった案が出た。 (3)復習の内容 グループの案について個人の意見を出した。 想定所要時間明記の案に対して、しっかりと確認を行った結果として時間がかかるのであって、時間をかけたからといってしっかりと確認は行えているとは限らないことが考えられる。この点で想定所要時間を明記したとしても、良い確認のための必要条件でしかない。また、生産性より安全衛生活動を優先させるためのインセンティブにはならない。 第三者委員会の案に対して、外圧を与えることで生産性より安全衛生活動を優先させるためのインセンティブになり得ると思う。しかし、この第三者委員会にかかわる人物をどこから連れてくるのか。また、その人物の時間を奪うことになりかねず、第三者委員会の活動を保証するものはない。そのため、「巡視のための巡視」のインセンティブが必要になるのではないかと思う。 チェック項目の理解、チェック項目を貼っておくという案は、根本的解決に一発で繋がるわけではないが、より良い巡視を行うために有効な手段であると思う。しかしこれも生産性より安全衛生活動を優先させるための案ではない。 生産性より安全衛生活動を優先させるためのインセンティブ設定は非常に難しい。最も簡単に解決する方法は何らかの報酬を与えることである。しかし、巡視活動を行うことで利益を得るのは大衆や自分自身であって、特定の他者や機関ではない。そのため、巡視を行ったからといって報酬を与えてくれる存在はいない。この点は環境問題とも通ずる部分があると思う。 結果として、私が考えた生産性より安全衛生活動を優先させるための案は、「安全に関する教育」「状態やシステムの保守を人々が評価する」ことだ。これ自体は当たり障りのないことであり、状況が大きく変わらないように感じるが、銀の弾丸のような一発で解決する案はない。逐次的変化でより良くすることが最も有効だと思う。
A.(1)技術者にとって、大事な心がけがいくつかありますがその中のひとつが5S運動です。 5S運動とは、整理、整頓、清掃、清潔、しつけのことでありこれを守ることで品質も管理できる他、透明化された生産のプロセスをつくることができます。このようなことが守れていないと、異物混入による製品回収などが行われる可能性があるため、守ることを前提とした生産の仕組みを確立する必要があります。 (2)私たちの研究室では、安全衛生活動に割く時間は十分だと考えました。理由としては、試薬や道具の管理を共有しておりいつでも確認できるような状況になっているからです。実験機器に関しては予約制度を取っており、何時から何時まで誰がどの機械を使うかをスプレッドシートにより管理しています。そのため、機器の管理の責任者がその都度誰なのかを確認できます。また、試薬に関しては危険な試薬は鍵を付けて管理しており、他の試薬に関しても小瓶に必要分分けてから使うような仕組みになっています。そのため、棚などから大きな試薬瓶を出し入れする危険もなく事故を防ぐことが出来ていると感じます。生産性より安全衛生活動を優先するには管理を共有することが1番だと思います。記録に残すことで機械や試薬の管理を分担できる他、確認できる安心感を持つことが出来るからです。 (3)安全衛生活動報告により、研究室はどのような仕組みをつくり衛生を維持しているのかを調べました。例えば廃液処理や使用した試薬の記録を名簿でしていたり、1つ1つにチェックリストがあるなど細かい記録により管理を徹底していることを実感し、意識した維持していこうと思いました。
A.
A.(1)講義の再話 安全と品質管理について学習しました。工学倫理とはあらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵であり、技術者には専門的な能力に加え、高い倫理性が要求されることがわかりました。工学倫理の基本は、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしている明確な自覚を持つことであることがわかりました。 (2)発表の要旨 演題:生産性より安全を優先するためには? グループ名:研究室 共著者名:大村 暦一郎、陳 東冉、今井 皇希、安藤 丈翔、渡辺 亮介、千葉 光起 生産性より安全性を優先するために、以下の6つが挙げられました。 ・安全巡視のスケジュール化 ・巡視のチェックリスト作成 ・役割の明確化 ・フィードバックシステムの導入 ・複数人でチェックを行う ・時間の確保 これらより、安全性を確保するためには、人の目で確認することが大切であるとわかりました。また、1人に任せるのではなく、複数人で役割を分担することで、一人当たりの負担を減らし人的ミスを無くすことに繋がっていると感じました。 (3)復習 グループワークで挙がった、生産性よりも安全を優先するための政策として、他に調べたところ、定期的な振り返りと改善について、事故やトラブルの原因分析が挙げられました。また、設備や環境への投資で、安全装置の導入や個人保護具の支給など、作業するためには必要不可欠なものへの投資が挙げられました。やはり、人の命に変えられるものはないため、安全第一で作業すること頭に入れていきたいと感じました。
A.(1) ユニオンカーバイト社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料である、 毒性のイソシアン酸メチルが漏出するという事故が起こった。これは大幅に経費を削減したことにより起こったものだった。安全第一、品質第二、生産第三が重要である。消費者庁のリコールのホームページから事例を確認することができる。「性能を上げるのはいいが、性能を人の命より優先してはいかん!!」という言葉が印象的だ。技術者において、流出事件はもっとも起こしてはいけない。バルブ弁が廃れてくると漏れやすくなるため、点検、交換を怠ってはいけない。5S(+点検)5Mは品質より優先しなきゃいけない。 (2)演習では、研究室で生産性より安全性を重視している例を挙げ、定期的に環境調査を行ったり、遺伝子組み換え生物を研究室外に出さないようにするためまたは手についた試薬を落とすために頻繁に手洗いを行ったりしている。また、人体の保護のため、保護メガネや白衣を着用している。さらに、実験中万が一爆発したときにすぐに気がつけるよう、両耳イヤホンが禁止されている。これらは手間がかかることが多いが、きちんとルール化されているため生産性より安全を重視しているのだと実感した。 (3)5Sとは整理、整頓、清掃、清潔、躾であることを覚えた。また、5Mとは、製造現場の品質管理や製造管理、在庫管理などにおいて、製品の品質を左右する5つの要素を指し、人、機械、方法、材料、 測定・検査であることを覚えた。
A.工学倫理とは何なのかが私たちには求められるだろう。それは、危険なものを安全に使いこなす技術である。私たちの生活の周りではそんな危険なものがあるとは思えなくもないだろう。もしかしたら、危険なものに慣れてしまっていてそれが危険であるということに気づいていないのかもしれない。そのため、技術者には専門的な能力に加えて高い倫理観が必要とされる。工場などでは、5S、5M、点検、ヒヤリハットなどを用いてその危険への慣れをなくし安全に努めている。 5MとはMan、Machine、Material、Method、Managementに分類されている。Manとは人為的要因であり、ヒューマンエラーともいわれる。これは知識や教育などで対処でき特に意図した不安全行動にはノウホワイ(なぜ、そうしなければならないか)を教育される。Machineとは設備的要因であり、プラントの定期点検整備やチェックシートの活用などがある。Materialとは素材・製品的要因であり、物質・素材・製品の安全データシートの確認や廃棄方法などを事前に知っておくことが重要である。Methodは作業方法的要因であり、その言葉通り作業の方法を知っておくことは大前提である。Managementは管理的要因であり、安全法規の徹底や管理体制、計画を確認することが重要である。 また、ヒューマンエラーは認知ミスや、判断ミス、行動ミスに分類される。 ミスというものは誰にでもあるものである。しかし、そのミスを仕方ないで許されない場面は数多く存在する。そこで大切にしなければならないのが先に述べたようなものである。いかにミスを最小限にするかが大切である、ということをグループワークで話し合った。
A.リチウムイオン電池や食品、医薬品などのリコールについて調べた。風呂釜の耐用年数、保証期間と保証期間を過ぎても製品を使用する消費者について考えた。ユニオンカーバイトという企業の起こした事件をもとにした祈りの雨という映画の予告動画を見た。インドのポバール市で起こった化学工場による化学物質による暴露について描いた映画である。流出事故は最も避けるべき事故である。 演題はリコールを未然に防ごう・生産性より安全性を優先するには?であり、グループ名は不明、グループに属した人は松本凜、高橋美羽、高橋加奈子、赤池佳音、五十嵐千紘であり、私の役割は調査(investigation)であった。 実験室の危ない場所について、高橋美羽の実体験に基づいたことである棚と机の上にある試薬の瓶を取り出しにくいということが挙げられた。机の上に試薬の瓶が大量に置いてあるため、試薬の瓶をこぼしやすいと思ったため、新たに棚を作り、実験台の上の試薬を片付けるべきだと思った。 今まで企業は長期間の使用に耐えうる製品を作れる技術があっても製品を何度も買わせるためにあえてクオリティを下げた製品を作っていると思っていたが、耐用年数を超えた製品の使用時の製品の不具合を防ぐためにあえてクオリティを下げた製品を作るという考えがあったことを知らず、驚いた。リチウムイオン電池は便利なものであるが、危険物であることを理解していなければならないと思った。
A. 講義では、安全と品質管理の事故と不良品の原因について学びました。まず初めに安全第一の考えを学びました。この考えは、労働災害をなくすことが生産向上にもなり、製品の品質も良くなるという考えのもとに、安全標識として掲げられています。次に、工学倫理について学びました。あらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵だと言い換えてもよく、それゆえ、技術者には専門的な知識に加え、高い倫理性が要求されています。工学倫理の基本は、危険なものを安全に使いこなすという自覚を持つことだと学びました。次に、実験廃棄物について学びました。分類としては、有害ごみ、固形廃棄物、産業廃棄物があります。次に、5Mについて認知ミス、行動ミス、判断ミスがあります。 ワークショップでは生産性より安全を優先するにはについて発表しました。そのためには、安全第一の文化を作る、リスクアセスメントと予防策の徹底、安全基準と手順の明確化、技術と設備への投資、モニタリングシステムなどを導入して、安全監視と継続的改善を行うこと、安全の優先性を保つためのリーダーシップ、自己の記録と分析、リーダーのコミットメントが大切だと考えました。 復習としては安全第一とはどんな考えか、工学倫理とは何か、実験廃棄物には何があるかを復習し直しました。また、ワークショップで考えた、生産性よりも安全を優先するために必要なことの内容について考え直しました。
A.この講義では、安全と品質管理、そして技術者倫理の重要性が強調されました。技術者は危険なものを安全に使いこなすための知識と倫理が求められ、特に工場や研究開発現場では「安全第一」の原則が掲げられます。生産効率や利益よりも安全を優先することが事故や災害を防ぐために不可欠です。事故の原因となる「知らなかった」という状態をなくすために、全員が積極的に関与することが必要です。 ワークショップでは、インド・ボパール事故を例に挙げ、事故発生時の倫理的ジレンマについて考察しました。この事故は、ユニオンカーバイト社の化学工場で、予算削減により安全管理が疎かになり、イソシアン酸メチルが漏洩した結果、数千人の命が失われました。設備の故障や不十分な管理が事故の原因となり、適切な対応ができなかったことが深刻な結果を招きました。事故発生時には、事前の安全対策と設備のメンテナンスが重要であり、万が一の際には迅速かつ適切に対応する体制を整える必要があります。 復習では、「安全第一」がいかに重要かを再確認し、事故防止のために予防措置と早期の問題発見が鍵であることを学びました。安全管理の徹底には、定期的な点検や設備の維持、危険物の管理が不可欠であり、全員が安全意識を持つことが重要です。事故を防ぐためには、日常的なコミュニケーションと安全教育が必要であり、ヒューマンエラーを減らすためには教育と訓練が欠かせません。
A.(1)ボパール殺虫剤製造工場事故。強い毒性を持つイソシアン酸メチルがユニオンカーバイドの農薬製造工場から漏出した。予算を削減するためにガス漏れセンサーを壊れたまま放置したり、冷却装置の冷媒を抜いた結果世界最悪の産業災害(Wikipediaより)とも言われる大規模なガス漏れを引き起こした。 (2)学生が意見を言いやすい環境。設備のメンテナンス。試薬の適切な管理。 (3)ボパール殺虫剤製造工場事故について復習する。(以下Wikipediaより引用) 事故は1984年12月2日から3日にかけて発生し、50万人以上が曝露、少なくとも3787人が死亡した。また事故により55万人以上が負傷し、うち約3900人に後遺症が残ったとされる。 (イソシアン酸メチルの毒性) 厚労省の職場の安全サイトによれば、イソシアン酸メチルは吸入したり皮膚に触れると生命に危険があり、飲み込むと有害。遺伝性疾患、生殖機能や胎児への悪影響などの恐れもある。 (2025/01/12 閲覧https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/0645.html) (事故の原因 ポバール事故-安全管理に見る問題点の解析- 三宅敏之, B.Bowonderより) 参考文献では事故の原因を次の4つの視点から分析している。 (i)ハードウェアに関連した側面 (ii)人間の知識や技能などに関連する側面 (iii)マニュアルなど情報に関連した側面 (iv)上記の側面の管理、運営など組織に関連した側面 (i)ハードウェアに関連した側面 参考文献では以下のような側面が挙げられていた。 ・MICの貯蔵タンクは0℃に保たれていなければならないと安全マニュアルに記載されていたにもかかわらず、事故の前6~8ヶ月の間冷却装置が働いていなかった。 ・MICのタンクの温度上昇を管理するセンサーが設置されていなかった。タンクの温度は250℃以上に達していたものと考えられる。 ・鉄製パイプを用いたために、鉄イオンがタンクに入りMICの反応の触媒として働いた。安全マニュアルではステンレススチールの使用が明記されていた。 他にも記載があったが省略する。機器やバルブの状態を確認するモニタリング装置の故障、未設置が原因として多く挙げられていた。 (ii)人間の知識や技能に関する側面 ・配置すべき安全責任者、監督官、保守責任官が配置されていなかった。 ・事故の前1984年11月30日にMICのタンクに圧力をかけることに失敗していたが原因調査を行わなかった。この事案はいずれかのバルブに欠陥があることを示すものだった。 ・MICプラントでガスの漏洩が始まり、周囲の人々に影響が出始めた頃、警察が何が起こっているのかプラントに問い合わせたが、プラント側が事故の重大性を理解していなかったため、適切な情報が与えられなかった。 他の記載は省略する。操業していた人々に知識が足りていなかったことを示す事例が多く挙げられていた。 (iii)マニュアルなど情報に関する側面 ・プラントに非常事態に備えた計画が全くなかったために、適切な情報がないままオペレーター達がパニックに陥った。 ・MICは水と激しく反応する性質を持ち、そのため水タオルを通すと不活性化できる。この情報は医学当局、医者どちらも知らなかった。これにはMICの詳細な情報が企業秘密として管理されていたことも関係していると思われる。 ・年齢によって受ける影響の大きさが違うことが知らされていなかった。 他にもあるが省略する。MICが工業的に重要で企業が積極的に情報を開示していなかったこともこれらの事例の原因だと思った。 (iv) 上記の側面の管理、運営など組織に関連した側面 ・危険なプラントを人口が急増している地域に建設すべきではなかった。ボパールでは1971年から1981年にかけての人口増加率は75%だった。 ・このプラントでは1978年から1983年にかけて6回の事故が発生したが安全管理は改善されなかった。 ・ボパールの工場周辺には多くの不法居住者が生活していたが、プラントはこのことに反対しなかった。その上州政府はこれら不法居住者に1984年通常の居住者となる許可を与えた。 他にもあったが省略する。プラント側以外にも、州政府もプラントを適切に管理していなかったという印象を受けた。 以上の解析を読み、プラント、州政府、操業者全てに落ち度があったことが分かった。
A.(1) 品質管理を安全に行う例としては、ルーチン化した安全衛生管理を導入する、安全衛生活動をチームで分担する、チェックリストやアプリを活用することが大事であると学習した。 (2) 化学バイオでは、将来的に、品質管理部門で働く時がくるかもしれない。その時には、安全に行う方法をチームで確認し、様々なツールを用いて安全に行いたいです。品質管理部門ではなくても、日々の研究でも意識したいです。 (3) 他の例には、リスクアセスメントの徹底をすることが挙げられる。作業工程ごとのリスクを洗い出し、優先順位をつける。ヒューマンエラーや機械トラブルのリスクを想定。FMEA(故障モード影響分析)やFTA(故障の木解析)を活用し、潜在的な問題点を分析。定期的にリスク評価を更新し、最新の状況を反映。 デジタルツールの活用。品質検査にAIや機械学習を活用して、不良品の検出精度を向上。 IoTデバイスでリアルタイムに製造設備の状態をモニタリング。 デジタル化されたチェックリストやモバイルアプリを使用して、現場での確認作業を効率化。ブロックチェーン技術を導入して、データの透明性と改ざん防止を確保などがある。品質管理を安全に行うためには、リスクアセスメントや技術の活用、作業環境の整備、従業員教育、サプライチェーン全体での連携など、多角的なアプローチが必要です。これらを計画的に実行し、PDCAサイクルを回すことで、安全性と品質の両立が実現します。
A.?【講義の再話】 安全第一、品質第二、生産第三である。整理、整頓、清掃、清潔、躾の5Sが安全性を高める上で重要な要素になる。また、man(人的要因)、machine(設備的要因)、material(素材・製品的要因)、method(作業方法的要因)、manegement(管理的要因)の5Mの要素に注意して安全対策を行っていくと良い。無知や慣れなどの人的要因がミスの原因となることが多い。 ②【発表の要旨】 「生産性より安全を優先するには?」 グループ名:なし グループに属した人:(白石隼太、石川翔一、高橋颯人、田牧遥希、雪光輝) 役割:データ収集、整理 安全衛生活動として、試薬の片づけや設備のメンテナンスなどが挙げられた。また、学生が意見を言いやすい環境づくりが大事だという意見が出た。 ③【復習の内容】 ハインリッヒのの1:29:300の法則について調べた。1件の重大事故の裏には29件の軽傷事故と、300件の無傷害事故(ヒヤリハット)が隠れているという考えである。重大事故を防ぐためには、ヒヤリハットを見逃さずに対策を講じることが必要である。これを知って、自分には車の運転が当てはまると感じた。事故には至らなかったけれど、ヒヤリとした出来事を危なかったで終わらせずに、反省して次に生かすことが大事になると思った。また、ちょっとした間違いや不注意がヒヤリハットになり、大きな事故につながる可能性があるので、常に自分の行動をフィードバックして気を配っていくことが大事だと感じた。
A.(1)インド・ボパール殺虫剤事件は、1984年12月3日にインド・ボパール市のユニオンカーバイド工場で発生した化学事故である。メチルイソシアネートガスが漏れ、約20,000人が死亡し、数十万人が健康被害を受けた。この事件は、世界で最悪の産業災害の一つとされ、企業の無責任な管理と安全対策の不備が問題となった。この事件を題材にした映画が「祈りの雨」である。 (2)リコールが行われた商品として、トヨタ自動車のエアバッグ問題を取り上げる。製品はトヨタの多くの車種で、タカタ製エアバッグ搭載車両であった。タカタ製エアバッグの不具合により、エアバッグが正常に作動せず、事故の際に乗員が負傷する可能性があるとして大規模なリコールが発生した。これは世界中での自動車業界の大きな問題となり、リコール件数も多大なものとなった。また、研究室において安全に研究を進めるために必要なこととして、いくつか例を考えた。掃除当番を決めて、毎週決まった時間に掃除を行う、チェックリストに基づいて実験、点検を行うなどが挙げられた。 (3)安全性と品質管理は、企業の信頼性と持続的な成長において極めて重要である。安全性は従業員や消費者の命を守るため、職場での事故や災害を未然に防ぐ役割を担う。適切な安全対策が講じられない場合、重大な事故や法的責任を招くことになる。品質管理は製品やサービスの品質を一定水準で維持することを目的としており、顧客満足度を高め、企業の評判を守る。品質不良が発生すれば、消費者の信頼を失い、ブランド価値が低下する危険性がある。どちらも企業活動の根幹を支える要素であり、適切に実施することが企業の長期的成功に繋がる。
A.【講義の再話】 安全第一、品質第二、生産第三であることを学んだ。消費者庁のリコール商品を調べた。リコール商品とは設計や製造上の欠陥などにより、安全上の問題が生じる可能性がある製品である。事業者が回収や修理、交換、返金などの措置を行うことで、消費者の安全を確保する。リコール商品には電池や食品、医薬品など幅広い商品が掲載されていた。5Mとは、製造現場の品質管理や製造管理、在庫管理などにおいて、製品の品質を左右する5つの要素を指す。事故はどんな時に起こりやすいかを示したハインリッヒの法則があることを知った。 【発表の要旨】 テーマ リコールを未然に防ごう グループ名 じゅげむじゅげむ 及川幸、松山果蓮、松本圭美、小倉由愛 発表者としての参加 リコールを未然に防ぐためには週に一回の掃除、寒くても定期的な換気をすること、床に物を置かないこと、ゴミの分別をすることが大切であると話しあった。?【復習の内容】 今回の授業の復習としてハインリッヒの法則を調べた。ハインリッヒの法則とは重大事故の背景には軽微な事故やヒヤリハットが数多く潜んでいるという経験則である。アメリカの損害保険会社に勤めていたハーバート・ウィリアム・ハインリッヒ氏が調査をもとに導き出し、「1:29:300の法則」とも呼ばれる。ハインリッヒの法則の考え方を活用することで、重大事故の防止や安全な職場環境の実現につながる。ハインリッヒの法則を活用する具体的な取り組みとしてヒヤリハットが発生した際は報告書の提出を義務付けることが挙げられる。
A.製品の製造において、まず考えるべきことは、「安全第一」である。その次に「品質第二」、「生産第三」。現場の安全が保障されていなければ、安全な製品は作れない。製品の安全性は消費者の使用方法にもよるが、基本的に企業によって保証されているものである。まれに、重大な事故の可能性がある粗悪品としてリコールされる製品もあり、それらは消費者庁のリコール製品一覧から閲覧することが出来る。リコール製品の一覧をざっと見ると、リチウム電池や家電が特に多いことが見て取れる。自社の製品で事故を起こさないために、技術者が捨てられるまで商品の面倒を見る「プロダクトライフマネジメント」を心がけることが必要である。現場の安全性は一番に考えなければならないものの、経費削減で安全装置の設備がおろそかになるケースも発生する。その事例として、世界最悪の化学災害『インドボパール殺虫剤事故』が挙げられる。この事故は老朽化したバルブから猛毒のイソシアン酸メチルが漏洩したことが原因である。このような事故を防ぐために、ヒヤリハット報告、5s活動・点検、安全対策の5Mなどの安全活動を行わなければならない。 平常演習として、消費者庁のリコール情報を調べた。今回はPanasonicの「除湿乾燥機」を選んだ。この製品のリコール実施の理由として、除湿ローターに吸着した香料などに含まれる有機物がヒーター熱で加熱されることで火災に至る重大製品事故が発生したことが表記されていた。家電製品の以上発熱において、よくある原因としては電源コードのねじれや部品の設置不良が挙げられるが、今回のケースは香料に含まれる有機物の加熱である。このリコールが予見できなかったのは、除湿器に吸い込まれる香料は消費者の使用環境によって異なり、量や種類が不明確であったためと考えられる。 復習として、現場の安全性を高めるために、研究室の巡視状況について確認を行った。私が配属されている研究室では、週に1回研究室全体の清掃を行っている。また、実験台の備品や衛生用品に関して、実験者が適宜確認し、記録または教授に報告を行う。劇物は保管庫に収納、施錠する。現在飼育している金魚、イモリに関しては週に1回水替えと清掃を行うとともに匹数確認を毎日行う。ゴミや産業廃棄物は定められた日に廃棄する。
A.(1)ヒューマンエラーは人的要因で無知と未知は違うものであり、組織に知っている人がいないときは未知になる。事故の原因のなかで、「知らなかった」「教わっていなかった」はかなりの割合になる。そのため技術者の無知は倫理違反である。ヒヤリハットとは危ないことが起こったが、幸い災害には至らなかった事象のこことであり、ハインリッヒの1:29:300の法則により重大な事故1件の裏には、小規模な事故や発生直前で防がれた事故が大量に存在するということが言われている。 (2)演題は「生産性より安全性を優先するには」でメンバーは小倉由愛、松本圭美、松山果蓮、及川幸の4人で、チーム名は「じゅげむじゅげむ」で私は書記を担当しました。週1回の掃除、寒くても換気を定期的に行うこと、床に物を置かない、ごみの分別をすることが大事だということになりました。 (3)ハインリッヒの1:29:300の法則はアメリカの損害保険会社の安全技師であったハインリッヒが発表した法則でで、「同じ人間が起こした330件の災害のうち、1件は重い災害があったとすると、29回の応急手当だけですむかすり傷などの軽傷、傷害や物損の可能性がある事故を300回起こしている。」というもので、300回の無傷害事故の背後には数千の不安全行動や不安全状態があることも指摘している。また、ハインリッヒはこの比率について、鉄骨の組立と事務員では自ずから異なっているとも言っているが、比率の数字そのものではなく事故と災害の関係を示す法則として現代でも十分に活用できる。もともとは労働災害を防ぐための考え方だったが、建設現場や医療の場など人命にかかわる深刻な事故が発生しうる環境で用いられるようになったことが分かりました。
A.(1)安全第一、品質第二、生産第三…というものがあります。リコールというシステムがあります。5S運動を知っていますか。ハインリッヒの法則というものがあります。 (2)想定所要時間を明記し、その時間を見て余裕をもって行動する。第三者委員会のようなものを設置し、監視の目を設ける。巡視記録のチェック内容について共通理解を図る。また、このチェックリストを目に付くところに貼っておく。 (3)久野貿易商会の「水で膨らむ不思議なボール」を選んだ。 選んだ理由は、子供が誤飲したという命にかかわりかねない事故が起こったからである。というのも、この製品の特性上、誤飲した際に腹部で膨張する恐れがあるため、他の誤飲事故よりも重篤な症状を引き起こす可能性が高い。また、子供のおもちゃであるため、大人が見ていないときにそのような事故が起こってしまう可能性も高い。 このような事故を防ぐために、ST基準を遵守し、誤飲してしまっても、溶けるだとか膨らまないといった製品に改良する必要があると考えられる。 私は、この前研究室に仮配属されたばかりであるため、そもそもそのような巡視が行われていることすらも知らなかった。まずはこの巡視の内容やいつ、どのくらいの頻度で行われているかを確認したい。 その上で、研究室・実験室用巡視記録簿を見て巡視の内容について把握し、生産性より安全衛生活動を優先させるための具体案を考えた。 研究室・実験室用巡視記録簿中の用語の意味を把握することや研究室に所属する人達の間での、チェックする内容の共通理解を図ること、研究室・実験室用巡視記録簿を研究室内に貼っておくことなどが必要であると考えた。
A. 第五回目の講義では、安全と品質管理について学んだ。安全管理が不十分なことが原因でおこったの事故について学んだ。インドにあるユニオンカーバイト社のセビンと呼ばれていた殺虫剤の原料であるイソシアン酸メチルが漏出した事故である。この物質は毒性が高い。この事故は会社の経費削減のために工場のメンテナンス、修理を怠っており工場の多くの安全装置は作動しなかった。結果、現地の住人のうち2500人が死亡した。工場の安全対策、保守作業は絶対に怠ってはいけないものであることが分かった。 グループワークでは、安全性を高めるにはどうすればよいかと考えた。第三者委員会のようなものを設けることの重要性や、監視の目を設けることの重要性を学んだ。またチェックリストの使用の重要性について気付くことができた。 復習では安全対策を怠ったことで起きてしまった事故にどんなものがあるか調べてみた。ベイルート港爆発事故はレバノンの首都にあるベイルート港で発生した。死者218人の大事故である。原因は港に保管されていた約750トンの硝酸アンモニウムであると考えられている。この事故の爆発の規模は核爆発を除くと最強クラスであったといわれている。事故の原因は硝酸アンモニウムの保管が不適切であったことが理由だと考えられている。この硝酸アンモニウムのそばで溶接作業が行われていた。適切な管理が行われていたら未然に防げていたと思われる事故である。
A.(1)インド・ボパール殺虫剤事故を背景に、技術者の倫理と安全管理の重要性に焦点を当てています。事故当時の状況が生々しく描写され、安全対策の不備が悲劇を招いた教訓が鮮明に伝わってきます。特に、予算削減のために冷却装置や他の設備が適切に機能しなかった事実が強調され、安全第一の重要性が改めて示されています。 文章は事故の詳細を通じて、技術者が持つべき倫理的責任と、安全管理の重要性を読者に認識させる意図が感じられます。特に、「知らなかった」という言葉が事故原因として挙げられ、事前の教育・訓練や定期的な設備点検の重要性が強調されています。技術者が担うべき責務として、安全を確保するための具体的な措置が示され、その実施がなぜ重要なのかが理解できます。 また、事故が起きた背景には、企業の経営判断や財政難などが影響していたことも示唆されています。このような事実は、単なる事故の発生だけでなく、社会的背景や政治経済的な要因が安全管理に与える影響を考えさせます。 この文章を読んで感じたのは、安全とは決して二の次にしてはいけないということです。技術者や企業がどれだけ先進的であっても、安全基準を犠牲にすれば、最悪の結果が待っている可能性があるという現実を示唆しています。教訓として、これからも技術の進歩と安全管理の両立が求められると感じました。 (2)実験室で生産性より安全性を優先するために ・薬品の棚に仕切りを設置し、薬品の転倒や間違いを防ぐ。 ・器具の破損を定期的に調べる。 ・正しい知識を持つ。 ・イメージトレーニングをする。 ・正しい手順で実験、生産を行う。 (3)安全に実験を行うための方法について調べました。
A. 安全と品質管理、自己と不良品の原因について学ぶために、消費者庁のリコール商品などを調べた。消費者庁のリコール商品の例としてハローズという会社の当店手作り鶏団子用のとりつくねについて調べた。この商品はラベル誤貼付によるアレルゲン「乳成分・ごま」の表示が欠落していた。この商品に対しては、会社が商品を自主回収する対応をとった。アレルギーは最悪死に至る事例もあるので、会社側がそのようなミスをしないような対策をとる必要があると考えた。 ワークショップは2つ行った。一つ目は先ほどのリコール商品の解決策を考えた。私は、ラベルの誤貼付を未然に防止するために出荷前に再確認するなどの工程を増やし、お客さんの手に渡る寸前のタイミングでの回収確認を必要とすると考えた。2つ目は生産性をより安全を優先するために自分の身の回りのことで例を考えた。私たちのグループは、実験の際に人体に影響がないことを確認するために問診表を作成し、記入したうえで回収することを考えた。化学物質についての取り締まりや、人体への影響を確認して安全なことを確かめる。また、2週間に一回行うことで試薬の使用状況と安全性が分かると考えた。 安全と品質管理の不足は、事故や不良品の原因となり、消費者の信頼を損なう大きな要因となる。リコールは、企業が問題発覚時に迅速に製品を回収し、原因を徹底調査して再発防止策を講じる責任がある。また、消費者への丁寧な説明と補償対応も信頼回復の鍵となる。
A.(1)【再話】労働環境では安全が求められる。アメリカで起きたい事故にユニオンカーバイト社で毒性物質が漏出したものがある。私達技術者は、事故が起こってから知らなかったは通用しない。そのために日常的にコミュニケーションを大切にする必要がある。このように技術者が無知であるということは倫理違反とも言え、技術者には高い専門能力と高い倫理性が求められる。ヒヤリハット報告書などを活用して、今後起こりうる事故を未然に防ごうとすることも大切である。 (2)【ワークショップ】:生産性より安全を優先するには?【グループ名】:技術者【共著者名】:笠松裕太、石山成晃、大藤雄也【発表要旨】:調べた上で必要であると考えられた対策として、定期点検の実施、安全教育と訓練、リスクアセスメントの実施、インシデントレポートの活用といった対策案が挙げられた。【役割】調べて記述したので、No.5,13の調査と執筆-原稿作成と考えた。 (3)【復習内容】復習内容として、ウェブクラスでの提出内容の要約を示します。私は安全を優先する対策として、作業前にリスクアセスメントを行うことで、潜在的な危険を特定し対策を講じること、次に安全教育と訓練を定期的に実施することで全員が最新の安全対策を理解でき安全教育を行うことで、全員が安全意識を持って作業に取り組めるようにすること、インシデントレポートを活用して事故やヒヤリハットを報告することが挙げられました。これらの対策を実施することで、安全を確保しながら生産性も維持できる環境を作ることができると考えました。
A. (1)講義内容の再話 この講義では、技術者が果たすべき安全管理と品質管理の重要性が強調されています。特に、ヒヤリハット報告やハインリッヒの法則(1件の重大事故の背景には29件の軽傷事故と300件の無傷事故があるという理論)を通じて、日常的な小さな問題を見逃さず対処することが、大事故を防ぐ鍵であると述べられています。また、5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)が作業現場の安全性向上に不可欠であることも指摘されています。一方で、品質管理は不良品を作らない仕組みを構築する工程管理を指し、品質保証は製品が規定の仕様を満たすことを確認する活動であると説明されました。これらの取り組みは、事故や不良品の発生を防ぎ、技術者としての社会的信頼を築く基盤となるものです。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:生産性より安全を優先するには? グループ名:未記入でした グループに属した人:小笠原嵩、南翔太、山野凛、古川希、揚妻伊吹、輿石陽斗 自分が発表の創作に果たした役割:Investigation データの収集 想定所要時間を明記し、その時間分余裕を持って行動をすること、第三者委員会のようなものを設置し監視の目を設けること、巡視記録のチェック内容について共通理解をはかる、またこのチェックリストを目に付くところに貼っておくことがあげられます。 (3)復習の内容 成績評価申請書を書くにあたって講義内容についてまとめたり、ワークショップ課題の振り返りを行ったことが復習の内容にあたると考えます。
A. 5回目の授業では、リコール商品について調べた。リチウムイオン電池の発火や爆発事故が多く、大きいメーカーでも事故が多発する。私が調べたのは、太陽グリーンエナジー株式会社でいちごジャムを調べた。この商品は石ころがある1個のジャムに混入しており、胃や口を傷つける可能性があるとしてリコールされた。この事故に対して私は、X線検査を行い異物混入を防ぐ取り組みを強化した方がいいと思った。この商品はでまた、どんな企業でも最初は大きく、これから乗っていく会社の方がやりがいがあり、今の大きな会社はバブルの時に稼いだ会社が多く本質的にいい会社とは限らないことを学んだ。Panasonicでもヒーターなどの故障を起こしている。作った商品は寿命まで面倒をみるプロダクトマネージメントを求められることも学んだ。大量生産、大量消費の時代ではますます長く安全に使えるものが求められている。安ければいいという考えは危険で適正なのか調べることが大切だと感じた。今では村田製作所とPanasonicが生き残っていて、これ以上安くすると安全が担保できなくなるところまで来ている。砂時計のような記号を学んだ。これはバルブの記号で、バルブは古くなると漏れて、流出事故が1番やってはいけない事故である。水道水も漏れると機械などに影響がでて、薬品が漏れると人害を及ぼす可能性がある。地震が起きても損害賠償が生じて、バルブがどこにあるのか把握することが大切である。プラント記号をしっかり覚えることが大切だと感じた。ヒヤリハット報告をする。 グループワークでは、研究室の安全意識が低いと感じて、日頃から5Sを呼びかけて皆で実行することが大切だと考えた。 個人ワークでは、他のリコール商品について調べた。株式会社オークラ水産のちりめんジャコがリコールされていて、賞味期限24年11月1日と表示するところを、24年11月24日と誤って表示したことによって、リコールされた。これに対し私は、ダブルチェックを行う、手入力ではなく機械による印字によって賞味期限を入力することを行った方がいいと思った。
A.(1) 講義の再話 今回の授業では、安全第一、品質第二、生産第三であるということを学んだ。安全第一とは従業員や環境の安全を最優先し、事故や危険を防ぐことが最も重要である。品質管理とは、製品やサービスの品質を高く保つことが次に重要で、顧客満足を確保するために必要である。生産第三とは、生産性や効率は重要だが、安全や品質が守られた上で実現すべきという考え方である。この考え方は、事故や不良品を防ぎ、長期的な信頼性を築くために、まず安全と品質を確保することを重視している。 (2) 発表の要旨 私たちのグループでは、安全を重視するためには定期的な清掃をすることが必要であると考えた。清掃することによって周りをきれいにすることや、危険から身を守ることが出来るからである。 (3) 復習の内容 製造された製品に不具合や欠陥が見つかった場合に、その製品を回収し、修理、交換、返金などの対応を行うことである。リコールは消費者の安全を守るための重要な措置である。リコールの主な理由として安全性の問題や品質の問題、法的要件などがある。例えば、車のエアバックが作動しないなどの例がある。リコールの流れとしては、消費者からの不具合の発覚から企業からリコール発表し対象商品の回収、交換、修理を行う。問題が解決した後に、消費者に対して適切な補償が行われる。リコールは、消費者の安全を確保するための重要な対応策であり、企業にとっては製品の信頼性を維持し、消費者からの信頼を守るために必要なプロセスである。
A.1この講義を通して安全と品質管理ー事故と不良品の原因について学びました。インド・ボパール殺虫剤事故について触れました。この事故により、世の中に工業安全や環境保護に関する規制の重要性を再認識させ、世界中で化学物質の取り扱いや工場の安全基準が見直されるきっかけとなりました。 2私たちの班はまずいと思う事案として車に選びました。私たちの班は大翔、光、夏輝、椋で話し合いを進めました。この班活動においてチーム名を決め忘れてしまいました。私はデータ整理を行いました。選んだ理由としては自分自身の危険もさることながら、無関係である他人への危険も考えられるからです。もし水漏れなどの軽度の症状ではなく、運転中のハンドル操作に関するものであった場合 多くの人が危険にさらされてしまうと考えたからです。また生産性より安全性を優先する上で取る対策としては、具体的には巡視時間を週二日に増やし、巡回するメンバーを週ごとに振り分け個人への負担を小さくすることでより安全に行うことが出来ると考えた。 3私は復習において不良品によって起きた具体的な事故について調べました。また班活動で車を選んだため車に特化し調べました。まず、2010年、トヨタはアクセルペダルの不具合により、急加速する事故が多発しました。この問題は、数百万台の車両がリコールされる原因となり、数人の死亡事故も報告されました。メルセデス・ベンツの一部モデルでエアバッグが正常に展開しない不具合が発覚しました。
A.講義の再話 アメリカはベトナム戦争の膨らむ戦費で財政難に陥っていた歴史があり、ドルの金交換に応じられなくなったアメリカは、米ドル紙幣と金の兌換を停止した。ニクソンショックといわれるものだ。ドルは変動相場となり、世界に進出していたアメリカの企業は、とてつもなく厳しい経費節減が求められ、「スマン・デイは、会社の予算削減のため、何か月も修理されないコントロールルームにいた。バルブやパイプからの漏洩の報告は毎晩のことだった。それでも自分が一時解雇されるよりましだった。人員削減は保守作業員に向けられ、会社のバッテリー部門からきたまったく経験のないやつが担当していた。イソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは、作業員の胸の焼けるかんじからだった。ずっと故障したままのセンサーは機能せず、作業員の感覚だけが頼りだった。水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、水といっしょに漏れていることに気づいたスマン・デイは、イソシアン酸メチルのタンクへ急いだが、安全弁はすでに吹っ飛び、足場のコンクリートには亀裂が入っていた。バルブは全部壊れ、バルブというバルプからイソシアン酸メチルが噴出していた。スマン・デイは、コントロールルームに戻って、冷却装置を稼働させようとしたが、予算削減のため、何週間も前に冷媒が抜かれていた冷却装置は動かなかった。プラントのスクラバーを稼働させようとした。流量計は0を示したまま動かなかった。フレアタワーで焼却しようとしても、フレアタワーも動かなかった。スマン・デイは、最後の手段であるウォーターカーテンを稼働した。そのウォーターカーテンは、タンク上部から漏れ出ているイソシアン酸メチルには全く無力だった。自分が死にたくなければ、もう遠くまで逃げるしかなかった。スマン・デイは、助かった。しかし、スマン・デイが逃げるときに通ったバラックに住む人のうち、2500人が目覚める前に死亡した。 発表の要旨 機器の扱い方、注意事項について説明されているので安全衛生活動に十分に時間を割いているといえる。 復習の内容 授業の復習と発表の内容をまとめた。
A. (1)技術者は安全第一で研究開発を行わなくてはいけません。過去に起きてしまった事故の一つに、ユニオンカーバイト社の漏出事故があります。ユニオンカーバイト社が作っていた殺虫剤の原料である、毒性のイソシアン酸メチルが流出してしまいました。アメリカの財政難によって、アメリカ企業は経費節約が求められ、自分が職を失いたくないという考えから、バルブからの漏洩を見てみぬふりをし、センサーや冷却装置の故障にも対応しませんでした。そんな状況のなか、水と混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが流出してしまい、3000人以上が死亡する事故が起きてしまいました。やってはいけない最大の事故は漏出(流出)事故であり、水、油、薬品問わず危険な事故です。このような事故を防ぐ第一歩はバルブのチェックです。研究室での事故を防ぐために5S+点検が大切です。5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾のことを指します。また、ヒヤリハットの段階で対処をすると、重大事故を防ぐことにつながります。どんなときでも、生産活動よりも安全行動が優先されなければいけません。 (2)演題:生産性より安全を優先するには?、グループ名:ももちゃんず、メンバー:川村和佳子・市井桃子・堀江優花・相内彩果・佐藤有希乃・山本圭織、自分の役割:なし 班のメンバーの研究室でのルールについて話し合った。整頓に関しては、毎週掃除当番を決めて、掃除を行うようにしている。また80㎝の幅の通路は確保されている。そして、毎週の掃除以外に、年末や夏、年度末などに大掃除が行われる。 (3)インドのボパールにあったユニオンカーバイド社の事故では約40tのイソシアン酸メチルが漏出し、死者3000人だけでなく、重軽傷者15万人以上の被害が出た。イソシアン酸メチルは0.4ppm程度を吸引、経口摂取、接触すると呼吸困難や喘息などの症状が現れ、21ppm以上で死に至る可能性がある非常に危険性が高い物質である。
A.1984年12月2日から3日にかけてインドのボパール化学工場でガス漏れが起こり、イソシアン酸メチルなどの有毒化学物質が工場のそばに住んでいる貧民街を直撃した。事故が起きた要因としていくつかあるが、大きな要因の1つにMIC貯蔵タンクに水が入り、化学反応が起きたことがあるが、コスト削減のため、設備を他の工場と統一していなかったことや設備の老朽化などがあったと言われている。ボパール化学工場だけではなく親会社を含めて安全教育や訓練などを怠っており、リスクマネージメントがない経営を行っていたことが伺える。この事故から得られる教訓としてはどんなに小さなことでもなぜ、それを行うのか、なぜ、それを守るのかをよく理解しないまま使用すると大変な事態にまで発展する恐れがあることである。日々の運転の安全第一が何より重要であると考えた。生産性より安全衛生活動を優先するために必要なことは実験結果を重視しすぎないこと、また、実験効率を高めるために手順を省略することはせずにちゃんと段階を踏んで実験をすることが必要だと感じた。それを毎回実行するためにはチェックリストなどを作って習慣化することが必要だと考えた。実験の安全性を保つ上で危険予知訓練はとても重要だが目的を分からずに実行する、または適当に済ませてしまうと、マンネリ化の要因になり形骸化しやすい。それを防ぐためにはしっかり実験の準備をすることが重要であると感じる。
A.
A.(1)インドボパール殺虫剤事故では、殺虫剤の原料である毒性の物質が漏出したことで多くの死者が出た。このように、近代技術は危険なものがあり、それらを安全に使いこなすためには工学倫理が必要である。工学倫理は、危険なものを安全に使いこなす仕事をしているという明確な自覚が必要である。安全と品質管理の観点から重要なことは、安全第一であり、その次に品質、第三に生産である。 (2)演題は「生産性より安全を優先するには?」で、グループ名は「じゅげむじゅげむ」であり、共著者は小倉由愛、松山果蓮、及川幸である。私は、グループ内での役割として、調査を行った。我々のグループで話し合った結果、週に1度は掃除をすること、寒くても定期的に換気すること、床に物を置かないこと、ごみの分別をするということ等をすべきであると考えた。 (3)事故のリスクを減らすために5Mという分類があり、それは、Man(人的要因)、Machine(設備的要因)、Material(素材・製品的要因)、Method(作業方法的要因)、Manegement(管理的要因)である。人的要因のうちの一つでヒューマンエラーがある。ヒューマンエラーは認知ミスや判断ミス、行動ミスによって引き起こされる。人は失敗する生き物であるため、過ちは起こる可能性がある。しかし、限りなく過ちが起こらないように対策をしていくべきであると考える。無知は倫理違反であるため、扱うものについて知っていなければならないと考えた。
A.安全と品質管理は、製品やサービスが期待される基準を満たすことを確保し、事故や不良品を未然に防ぐための重要な取り組みです。事故や不良品が発生する主な原因には、人的要因、機械・設備の故障、原材料の不良、設計ミスなどがあります。これらは、適切な管理が行われていない場合に発生しやすく、企業や社会に大きな損失をもたらす可能性があります。まず、人的要因では、作業員の訓練不足や不適切な作業手順が事故や不良品の原因となります。これを防ぐためには、従業員に対する教育・訓練を徹底し、安全規則や品質管理手順を厳守させることが必要です。次に、機械や設備の故障は、適切なメンテナンスが欠如している場合に起こりやすいです。予防的なメンテナンスや点検を行うことで、故障を未然に防ぐことが可能です。また、原材料の不良や設計ミスも品質問題を引き起こします。材料選定や設計段階での不備を早期に発見するために、品質管理のプロセスを強化することが求められます。 プラスチックは、軽量で耐久性があり、加工が容易なため、さまざまな製品に利用されています。家庭用品、医療機器、車両部品、電子機器、包装材料など、多岐にわたる分野で使用されています。特に、食品の包装やペットボトル、容器など、消費生活に密接に関連しています。しかし、使い捨てプラスチックの問題も深刻で、環境汚染や海洋生物への影響が懸念されています。そのため、リサイクル技術の向上や、バイオプラスチックなどの代替素材の開発が求められています。プラスチックの製品は便利で広範囲に使用されている一方で、環境への配慮も重要な課題です。 体系的に管理し、継続的に改善することで、安全で高品質な製品を提供し、事故や不良品の発生を防止することが可能になります。
A.(1) 講義内容は、主に安全と品質管理について、そして事故と不良品の原因についてであった。最初に、リコール製品について、消費者庁のサイトで調べた。BMWの車のエンジンのリコールなど、さまざまなものがあった。また、インド・ボパール殺虫剤事件につての話も聞いた。この事件は、ユニオンカーバイト社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料である毒性のイソシアン酸メチルが漏出し、甚大な被害をもたらした。漏出した原因は、貯蔵タンクに水が混入したことによる化学反応で、タンク内の温度と圧力が急上昇し、安全弁が破壊された為である。この有毒ガスは40トンにも及び、周囲の住民が吸引し、2万人ほどの死者がでた。この事件も、コスト削減を優先したこと、また安全管理の不足が原因であり、工学と倫理の関係は重要であると感じた。流出事故は、周囲に多大な影響を及ぼすため絶対に防がなければならないとの話があった。 (2) ワークショップでは、瀬英さん生より安全性を優先するにはどうすれば良いか、ということについて話し合った。友人の研究室で、友人がガスバーナーの不備により火傷を負ったという話があり、これは本人の不注意もあるだろうが、日頃から研究室内でチェックを怠っていたのではないかという意見も出た。この解決策として、具体的にはチェックリストなどを作り、毎週点検するのが望ましいと考えた。 (3) 復習では、ワークショップの話題で、他にも対策はないか考えた。月一回必ずメンテナンスを行うことが重要であると考えた。
A.(1)1970年代のニクソンショック以降、企業に厳しいコスト削減が求められる中、インドのボパール工場では、安全対策が十分取られずに運営されていた。1984年、イソシアン酸メチルが漏れ出し、安全装置が機能せず、制御不能に陥った。最終的に、作業員スマン・デイは逃げるしかなく、漏洩事故により周囲の住民約2,500人が死亡した。このボパール事故は、史上最悪の産業災害とされている。 (2)実験台の上に参考書や実験器具などがそのまま置かれていることがあり、整理整頓はあまりされていないと感じる。整理整頓をしっかりすることが安全につながると考えた。 (3)まずいと思う事案として「子供向け玩具のリコール事例」を選んだ。 選んだ理由は、子どもは物を口に入れてしまう傾向があり、部品が外れやすい玩具は重大な事故につながるリスクが非常に高いことだ。万が一、誤飲して窒息すると、速やかな救急対応が必要となり、保護者にとっても大きな心理的負担となる。 玩具の部品接合部分に十分な強度が確保されていなかったため、実際の使用中に想定以上の力が加わり、部品が外れる事態が発生したと考えられる。また、開発段階では、子どもが想定外の力を加えたり、思いがけない使い方をすることを見落としていた可能性がある。 部品の接合部分について、より高い強度を要求し、子どもが実際に強い力で引っ張ったり、噛んだりした場合でも外れないような設計を行う工夫が必要であると考えられる。 安全衛生活動のための巡視を定期的に行うスケジュールを設定し、全員がスケジュールに従うようにする。安全活動に専念する担当者を置き、その人が定期的に巡視や改善提案を行う役割を担うようにする。事故やインシデントの発生件数、巡視の頻度、リスクの軽減数などの指標を設け、活動の成果を定期的に可視化する。安全活動の効果が数字で見えることで、他の業務と同様に優先度が高くなる。
A.(1)アメリカがベトナム戦争で貧しい状態におちいり、人件費削減のため知識のない人を作業員として雇うなどした。 その結果イソシアン酸メチルがモバイルバッテリーからもれ、漏れてることにすら気づかず息苦しさだけを頼りに判断してその従業員は逃げた。その結果2500人が亡くなった。この事故から感じたことは人件費削減にしても作業の知識のある人を1人でも置く必要があった。知識はあっても人間である以上疲労やその日のコンディションによって正常に判断できない場合がある。私は危険物の乙種四類の資格を取ったが、その勉強で資格保持者が作業を監視しなければいけないということを学んだ。よって作業を1人の判断で行わずに正確な判断ができるものを作業場に置くべきであるということに納得した。 また、知識がなくともお金がなくとも非常時の対応については知っておくべきと感じた。これは作業員でなく生活の中でも運悪く災害に立ち会った時に命を守るために人間みんなが身に付けておくべきと感じた。 (2)リコールを未然に防ぐためにどうしたらいいかについてグループで調べて話し合った。安全性について徹底し、チーム内の協力、品質管理を徹底するといいとなった。 (3) 1.安全性について考えた。災害に対するルールの大切さをまなんだ。どんな技術でも安全を第一に考え二度と同じような事故が怒らないように技術者全員が気をつけて行かないといけないと思った。
A.(1)安全第一には、品質第二、生産第三と続いていることを知った。電池は安くないと売れないので、儲からないことがわかった。また、日本は中国などに比べ人件費も高いことがわかった。?は、バルブ(弁)を意味するものだと知った。流出事故はバルブから起こることがわかった。当たり前のことだが、工業において生産性が注目されがちだが、一番は安全性が大切であることを再認識した。 (2)ワークショップでは、生産より安全を優先するために必要なことについて調べた。自分は、作業内容を報告して多くの人と共有することが必要だと思った。また、具体的な過去の事故内容などを当事者たちが知ることで、安全性の優位さを認識することができると考えた。つい、生産を優先しまいがちになるが、工業において安全性は優先しなくてはならないと思った。 (3)復習では、殺虫剤について調べた。殺虫剤とは文字通り、害虫を殺傷を目的とした薬で、主にピレスロイド系、有機リン系、カーバメート系の成分からなる。そのうち90%以上がピレスロイド系である。殺虫剤は虫に対して即効性がある一方、人体に対して影響がないように見えるのは、虫とでは神経の構造が異なる為である。温血動物のほうが、昆虫に比べて神経系が複雑なので、ピレスロイドを吸い込んでも、中枢神経に届く前に体内で分解して排泄することができる。しかし、殺虫剤の中には発がん性の物質を含むものもあるので不用意に取り込まないようにするべきである。
A.(1)第5回の授業では、ハインリッヒの法則について学びました。ハインリッヒの法則とは、1930年代にアメリカの安全工学者ハーバート・ハインリッヒが提唱した法則で、労働災害の発生に関する経験則であるとわかりました。この法則によれば、1件の重大な事故の背後には、29件の軽微な事故と300件のヒヤリ・ハット(危険を感じたが実際には事故に至らなかった事例)が存在するとされています。つまり、重大な事故は軽微な事故や潜在的な危険が積み重なった結果として起こることを示唆しています。この法則は、事故の予防において、重大な事故だけでなく軽微な事故や危険な兆候にも注目し、早期に対策を講じることが重要であることを教えてくれます。ハインリッヒの法則は、事故防止活動や安全管理において広く活用されているとわかりました。 (2)ワークショップでは事前に労働災害を防ぐためにどのような対策が考えられるのかについてグラフィカルアブストラクトにまとめました。班で考えた対策としては、複数人で作業を行うこと、作業のチェックリストを作成すること、自分で集中できる環境を作り体調管理を行うことが挙げられました。 (3)授業の復習として、消費者庁のリコールサイトを用いて現在のリコール情報について調べました。具体的には、ヘアドライヤーの電源コードの端部がひび割れ、破損するおそれがあるため商品回収を行うというリコール情報を得ることができました。調べ学習を行い、自分でリコール情報を調べることのできるサイトがあることを初めて知ったため、今後も活用していきたいと思いました。
A. 安全第一とは労働災害をなくすことが生産向上にもなり、製品の品質も良くなるという考えのもとに、安全指導標識として掲げられる。ゼロ災害へ全員参加の標識は職場の全員が参加して取り組み、一つの災害も起こさないようという決意のもとに、ゼロ災運動のシンボルマークとして掲げられる。あらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵だと言い換えることができる。それゆえ、技術者には専門的な能力に加え、高い倫理性が要求される。工学倫理の基本は「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚を持つことにある。 友人の研究室では毎週掃除当番が決まっており、さらに年2回大掃除を研究室で行う。これによって幅80cmの避難経路は確保され、整理整頓も高頻度で行われている。自分の研究室でも同様に週に一回90分時間を使って全員で研究室を掃除し、こまめにゴミを捨てているため、不要なものが研究室に残っていることは少ない。 各工場では安全第一の標語を掲げ、生産能率より安全を優先させ、労働災害の防止に努めながら生産活動にあたっている。特に実施されているのはヒヤリハット活動、KY活動、指差し呼称、やりきり厳守などである。研究室における実験廃棄物の処理は有害ごみ、実験廃棄物、固形廃棄物、産業廃棄物に分けられる。実験や生産に関する要因は5Mと呼び、5つに分けられる。5Mは人的要因、設備的要因、素材・製品的要因、作業方法的要因、管理的要因である。
A.(1)【講義の再話】 技術者として無知は理論違反である。万が一自己が起きてしまった時に「知らなかった」「教わっていなかった」は、かなりの割合になっている。無知(まさかこんなことになるなんて)、未熟(こんなつもりじゃなかったんだけど)、慣れ(いつも通りにやっていたのに)など、どんなときでも油断をせずに、勉強し続けることが大事だと思いました。 (2)【発表の要旨】 演題:安全と品質管理―事故と不良品の原因― 共著者:竹見萌亜、山口夏奈未、西川美来、佐坂佑菜 役割:調査 生産性よりも安全性を優先するには、設計段階でリスク評価と対策を行う必要があります。製造プロセスの品質管理により、不良品の発生を最小限に抑えることができます。統計的品質管理(SQC)や全教検査を導入することで、安定した製品の提供が可能になります。また、定期的な改善とチーム内の教育を徹底的にすることが大事です。これにより、作業ミスやプロセスのばらつきを減少させ、適切な人材が適切なポジションで働くことができます。 (3)【復習の内容】 安全衛生活動として、私の研究室では週1回、研究室を30分間の掃除、個々の体調管理に気をつけるなどが挙げられます。 安全衛生活動をすることで、結果的に事故や労災が発生した際に、医療費や賠償金、修理費用など予期せぬコストを防ぐことができます。また、労災による休業や設備の損傷が生じると、生産ラインが一時的にストップしてしまい、生産性が低下するため、安全対策にコストをかけることは、長期的に見るとリスクを減らし、コストの削減につながると思いました。
A.(1) インド・ボパール殺虫剤事故では、ユニオンカーバイド社の「セビン」と呼ばれる殺虫剤の原料である、毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。当時、アメリカはベトナム戦争の膨らむ戦費で財政難に陥っており、ドルは変動相場となり、世界に進出していたアメリカの企業は、とてつもなく厳しい経費節減が求められた。バルブやパイプからの漏洩は毎晩のように起き、センサーは故障して機能していなかった。このような状況では事故は起こるべくして起きたと言わざるを得ない。安全第一、品質第二、生産第三であることを忘れてはならない。 (2) 「生産性より安全を優先するには?」メンバー:石山成晃、大藤雄也、笠松祐太、山崎開智 私の研究室では整理整頓がされており、週1回の清掃・点検が行われている。しかし、安全教育と対策が不足していると感じる。定期的に安全教育を行い、対策を理解していることを確認する必要がある。また、より安全を考える場合、リスクアセスメントの実施が必要である。これにより、潜在的なリスクを特定しより安全に活動を行うことができる (3) 5sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾のことで、主に製造業を中心とした様々な会社、病院・介護現場で行われる改善活動、およびその考え方や、スローガンのことである。整理は必要なモノと不要モノとを分けて、不要なモノを処分すること。整頓は必要なモノを誰でもすぐに取り出せるようにすること。清掃はゴミ・チリ・ホコリや汚れのないピカピカな状態を維持する活動。清潔は整理・整頓・清掃の3Sの活動を標準化し維持できている状態。躾は整理・整頓・清掃の3Sの活動が習慣化し、全員がしっかりルールが当たり前に守られている状態。
A. 講義の再話としては、安全と品質管理-事故と不良品の原因-というものを学んだ。具体的には、インド・ボパール殺虫剤事件という事件を学んだ。これは、ユニオンカーバイト社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料である毒性のイソシアン酸メチルが漏出したというものである。この物質は水と反応すると猛烈な毒性を示す。これは後に近隣の住民を殺してしまった。この事件がきっかけで日本でリチウムイオン電池ができたと言われている。化学物質など危険なものを扱うときは「安全第一」が重要だとこの講義を通して再認識した。また、工学倫理とは何かを学んだ。その内容とは、「あらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵と言い換えても良い。それゆえ、技術者には専門的な能力に加え、高い倫理性が要求される。」というものである。工学倫理の基本は、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚をもつことにある。その他にもヒューマンエラーや安全衛生活動とマンネリ化について学んだ。 ワークショップ課題の趣旨としては、リコールを未然に防ぐために大切な事項を技術者倫理履修者全員で理解するとともに、具体的に必要な行動を挙げていくことで、より理解が広がると考えた。また、班同士で考えた内容を共有することで、新しい知識を取り入れるためでもあると考えた。 自分が行った復習の内容は、リコールを未然に防ぐために、自分の研究室で実際に行なっている実験を例に挙げて、危険なことを思い返して、対策を考えた。対策の例としては、回転している粉砕機の中に誤って手を入れないことなどである。
A.
A.(1)講義の再話 安全第一の5Sとは、作業環境を整え、事故やトラブルを防ぐための基本的な手法で、整理(Seiri)、整頓(Seiton)、清掃(Seiso)、清潔(Seiketsu)、しつけ(Shitsuke)の5つの要素から成ります。これにより、無駄を排除し、効率的かつ安全な作業環境を作り出すことができます。5Mは、作業を安全かつ効果的に進めるために管理すべき5つの要素で、Man(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法)、Measurement(測定)を指します。これらの要素をバランスよく管理することで、作業の安全性、品質、効率が向上し、事故や不良の発生を最小限に抑えることが可能になります。 (2)ワークショップの発表要旨 演題 生産性より安全を優先するには? メンバー 小川峻世、村田翔太郎、堀田康介、倉本泰地、佐藤和哉 役割 調査 山形大学の安全衛生管理規程に基づき、研究室での毎週1回の巡視が定められている中、安全衛生活動に十分な時間を割けていない現状に対して、以下の具体案が考えられます。次に、巡視や報告を効率化するためにチェックリストや報告書をデジタル化し、迅速かつ正確な情報共有を図ります。さらに、定期的な安全研修を実施し、全員の安全意識を高め、日常的に安全管理が行き届くようにします。また、安全衛生活動を研究活動の一部として組み込み、自然に両立できるようにします。これらの対策により、安全と生産性のバランスが取れるようになります。 (3)復習の内容 工学倫理とは、あらゆる近代技術は危険なものを 安全 に使いこなす知恵だと言い換えてもよい。 それゆえ、 技術者には専門的な能力に加え、高い倫理性が要求される。工学倫理の基本は、「危険なものを 安全 に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚をもつことにある。
A.講義の再話 第5回では安全と品質管理について学習しました。ユニオンカーバイト社のセビンと呼ばれる殺虫剤では原料である毒性のイソシアン酸メチルが漏出する出来事がありました。またアメリカの車の大手であるフォード社は、後にフォードピント事件と呼ばれる、品質管理の欠陥が引き起こした出来事がありました。これは、フォード社が開発したピントと呼ばれる車には衝突時に火災が起きやすいという欠陥を認知しておきながら、改善費用よりも裁判のよる賠償金を支払った方が安いという理由で欠陥を放置した事件のことで、企業倫理を問われるものとして知られています。 発表 演題;生産性より安全を優先するには? グループ名;安全マン メンバー;佐々木赳、畠平青、佐々木蒼太 グループワークでは生産性より安全の優先するにはどうすれば良いかについて議論しました。私たちのグループでは、アセスメントの徹底と、設備の定期的なメンテナンス、労働者の教育といったことによって、安全な環境を構築することを考えました。 生産性を優先しないために、これらのことを社内で義務化することが最も有効だと考えられました。また、安全性より生産性を優先してしまっている場合、どのような状況にあるかを考えたところ、時間・期限が差し迫っていることや、資金不足といったことが考えられました。これらを改善するためには、必要最低限ではなく、ある程度ゆとりを持った資金調達や、スケジュール管理も重要な要素であると考えられました。 復習の内容 復習では、消費者庁のリコール窓口を検索し、最新のリコール商品について調べました。最新のリコール商品は、1月10日現在、「伊達巻 姫」という商品で、リコールの理由として賞味期限切れの商品を出荷したためとしています。在庫管理についても正確に行う必要があると実感しました。
A.事故を防ぐことは最も重要なことである。実験や作業を行う際には、事前に危機を予測し、そのリスクを可能な限り排除することが求められる。また、定期的に安全に関する話し合いや訓練を実施し、危険に対する意識を高めることが大切である。例えば、研究室では電子機器を扱う前に別のものに触れて静電気を放電させる作業を行うよう指導されている。このような予防策を習慣化することで、事故の発生を防ぐことができる。また、万が一インシデントが発生した場合、その原因を分析し、再発防止に向けた対策を講じることが、次のリスク回避に繋がると考えられる。 さらに、消費者庁が提供するリコール情報のサイトを見て、事故防止における別の視点を学んだ。その中で特に問題だと感じた事例の一つが、アレルギー表示の欠落である。アレルギー表示が不足していると、該当するアレルギーを持つ消費者が製品を誤って使用し、アレルギー症状を引き起こす可能性がある。このような事態は、記載すべき内容の見落としや最終確認の不備などによって予見できなかったものと考えられる。これを防ぐためには、製造者によるダブルチェックを徹底することが必要であり、さらに、アレルギー表示に関する教育を製造現場の全員に行うべきだと考える。 これらの対策は、単にリスクを回避するだけでなく、消費者や関係者の安全を守るための基本である。予防的な取り組みを日常的に実践し、問題が発生した際には迅速に改善策を講じることで、事故を未然に防ぐ意識を高めることが重要である。安全への努力は、個人や組織の責任であると同時に、信頼を築く基盤でもあるといえる。
A.ユニオンカーバイド社の化学工場で起こった事故は、1976年のインド・ボパール事故と同様に大きな社会的衝撃を与えました。事故の原因は、農薬「セビン」の原料であるイソシアン酸メチルの漏洩であり、この化学物質は水と接触すると有毒なガスを発生します。漏洩が発覚したとき、作業員は故障していたセンサーに頼らず、自身の感覚で危険を察知しましたが、冷却装置や排気システムが機能せず、事態を収拾できませんでした。 この事故が発生した背景には、アメリカのベトナム戦争による経済的な困難があり、企業は経費削減を余儀なくされていました。ユニオンカーバイド社もその例外ではなく、設備の維持管理が不十分となり、危険な状態が放置されていました。事故により、工場周辺の住民2500人以上が命を落とし、さらに多くが負傷しました。 この事故は、企業が安全を犠牲にして経費削減を行うことの危険性を浮き彫りにし、化学物質の取り扱いや労働安全に対する規制の強化を求める声を高めました。企業や社会全体で、危険物質の管理や労働者の安全を最優先に考える必要があることを示す重要な教訓となり、安全管理の徹底と責任ある対応の重要性が再確認されました。
A.(1)講義内容の再話 講義では、インドのユニオンカーバイト社の「セビン」と呼ばれる殺虫剤(カーバメート系農薬、カルバリル)の原料である、毒性のイソシアン酸メチルの漏出によるインド・ボパール殺虫剤事故の話を基に安全な品質管理と事故と不良品の原因について学びました。 そして工学における安全第一として5S、5M、点検、ヒヤリハットを学びました。5MはMan(人的要因)、Machine(設備的要因)、Material(素材・製品的要因)、Method(作業方法的要因)、Manegement(管理的要因)です。 (2) ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップではリコールを未然に防ぐために技術者が気をつけることを議論しました。リコールを防ぐために技術者が気をつけるべきことは、設計・製造プロセスの品質確保とリスク管理の徹底です。まず、設計段階で製品の安全性や耐久性を十分に考慮し、シミュレーションや試験を繰り返すことが重要です。次に、製造プロセスでは、標準化された手順と厳格な品質管理を導入し、不良品を未然に防ぎます。また、市場でのフィードバックを積極的に収集し、潜在的な問題を早期に発見する体制を整えることが必要です。これにより、信頼性の高い製品を提供できると考えました。 (3)復習の内容 復習の内容としてAIの発達に伴い発生する事故について調べました。工場における事故には、機械の誤操作や設備の不備による労働災害、化学物質の漏洩や火災・爆発事故が挙げられます。原因として、安全管理の不足や労働者の教育不足が多く見られます。対策として、定期的な設備点検、安全教育の徹底、緊急時対応マニュアルの整備が必要です。特に、作業環境の改善やリスクアセスメントの実施が効果的です。これにより、事故防止と作業者の安全確保が可能です。
A.講義の再話 今回の講義では安全第一、品質第二、生産第三ということを学びました。また、リコール商品を調べてどう対応するべきかを技術者視点で考えました。リコール商品とは、安全性や品質に問題があるとされ、販売後に回収される製品のことです。消費者の安全を守るための重要です。食品では異物混入やアレルギー表示の欠落、自動車ではブレーキやエアバッグの不具合が典型的な原因となっていると知った。例として、2009年に発覚したトヨタのコンピュータプログラムの問題があります。バグによりエンジンの加速に異常が生じて制御できなくなってしまう事故が起きました。このリコールは600万台以上に影響を及ぼし、世界中で大規模な回収が行われました。また、2006年にアメリカではo-157に汚染されたほうれん草で200人が病気になり三人が死亡したため大規模リコールを行われた。リコールは企業にとって信頼を損なうリスクがあるが迅速な対応と情報開示が企業の責任で重要だと考えた。安全が第一で便利さなどは安全な商品でなければ意味がないと考えた。 発表の要旨 今回の発表では研究室の安全について考えた。常にリスクと隣り合わせであるということを忘れずに安全第一で実験を行っていきたいと考えました。 復習について リコールの事例について調べました。自分が思っているよりも多数の事例があって大きな会社であっても自分の判断で製品を使用しなければならないと感じました。
A.(1)インド・ボパールの化学工場事故では、安全管理を怠った結果、有毒物質が漏出し、多くの命が奪われました。この悲劇は、コスト削減や設備不良が原因で発生しました。事故は「知らなかった」や「無関心」から生じるため、日常のコミュニケーションが重要です。安全第一を徹底し、最大限の予防策を講じても事故が起きた場合、その教訓を活かして進歩するしかないと私は考えます。 (2)演題:生産性より安全を優先するには? グループ名:りんり 共著者名:磯亮我、堀尾定一郎、松下千聖、鈴木祐涼 役割:データ整理 生産性を向上させることは重要ですが、安全はそれ以上に優先されるべきです。事故や怪我が発生すると、作業の中断や治療費、さらに人的資源の損失が生じ、長期的には企業の生産性に悪影響を与えます。安全を最優先にするためには、定期的な安全教育、リスクアセスメントの実施、安全設備の整備が不可欠です。また、安全に関する方針を従業員全員で共有し、無理な作業を避ける文化を作ることが重要です。結果として、安全対策を強化することで、持続可能な生産性向上が可能になります。 (3)インド・ボパール殺虫剤事故では、ユニオンカーバイト社の原料であるイソシアン酸メチルが漏れ、作業員が気づくも設備の故障や予算削減で対策が取れませんでした。事故により2,500人が死亡し、事故がなければリチウムイオン二次電池の誕生もなかったかもしれません。この事故は、安全管理の重要性と、事故後に学びを得て前進する姿勢を示していると私は考えます。事故を防ぐための努力は不可欠だと思います。
A.(1) ユニオンカーバイド社のセビンという殺虫剤の原料であるイソシアン酸メチルが流出。 製造するにあたり、予算削減のため整備不備のコントロールルームにて毎日バルブやパイプからの漏洩報告がなされていた。そのままイソシアン酸メチルは水とともに流出してしまい、2500人もの死人が生じてしまった。稼働装置やセンサーなどの製造プロセスにかかわる機器の整備不良によって多大なる損害を生み出してしまった前例である。 工学倫理:あらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵だと言い換えられる。ゆえに、技術者には専門的な能力に加え、高い倫理性が要求される。 ・ヒューマンエラーの3つの小要因 1.無知:まさかこんなことになるなんて 2.未熟:こんなつもりじゃなかったんだけど 3.なれ:いつも通りにやったのに 技術者の無知は倫理違反である。 (2) リコールを防ぐには、データ分析も大事だが、今何が起きているのかを捉えて、これから起きるであろう事象を予測し、最適な対策を講じる必要がある。 また、リコールが生じてしまう原因は生産コストの削減が大きくかかわっていると考えられる。 商品を効率よく大量に生産するためには時間、コストを大きく削減する必要があり、その限られた時間とコストの中でデータや経験、知恵などを用いて商品として一般市場に流通する。 近年では、車のように部品を組み立てて生産する商品も少なくはない。つまり、共通する製品を用いることで全体の生産コストの削減を図っている。この部品についてどの製品と組み合わせたらリコールが少なくなるかなどを徹底的に分析、予測すればリコールは未然に防げるものであると考えられる。 (3) 生産にかかわる機器の整備や労働者の管理によって安全性の確保を行うことが品質管理、リコールの防止につながる。 工学倫理は、技術者には専門的な能力に加え、高い倫理性が要求される。 ヒューマンエラーは人的要因である。主に認知ミス、判断ミス、行動ミスによる3大分類から構成されている。特に、認知ミスに分類される未知と無知は全くの別物である。 技術者の無知は倫理違反である。
A.
A.(1)安全第一、品質第三、生産第三について学んだ。消費者庁リコールサイトを検索して調べた。有機欲しいもの回収が行われていた。理由としては、一部の商品にカビの発生事例があり、健康被害の報告はなかった。しかし、商品の自主回収をしている。カビの発生した商品を喫食した場合には、吐き気等の体調不良の症状が発生する可能性があるため回収を行っている。また、リチウムイオン電池の回収も行っていた。発火することが多い。粗悪品である。食品や、医薬品(サプリ)などのリコールも行われている。 (2)生産性より安全性を優先するにはどうしたらいいかについて調べた。 これについては、実験をしてもいい時間をはっきりさせることや、各研究室でも安全確認を怠らないことが意見として出た。研究室にいても良い時間帯を決めることでなにか起こった際にいつでも駆けつけられる。しかし、夜などに実験を行ったとしたら学生だけでの対処となってしまうため、安全性が保たれない。 (3)ハインリッヒの法則について調べた。ハインリッヒの法則とは、労働災害の分野でよく知られている、事故の発生についての経験則のことである。1件の重大事故の背後には、重大事故に至らなかった29件の軽微な事故が隠れており、さらにその背後には事故寸前だった300件の異常、いわゆるヒヤリハット(ヒヤリとしたりハッとしたりする危険な状態)が隠れているというものである。「1:29:300の法則」とも呼ばれている。
A. 安全と品質管理ということで、最初に安全第一の原則について学習しました。労働災害 をなくすことが、生産向上にもなり製品の品質もよくなるという考えのもとに、 安全指導標識として掲げられるものであり、全員が参加して取り組み、一つの災害も起こさないようという決意のもとに、 ゼロ災運動のシンボルマークとして掲げられるものであることがわかりました。また、ヒヤリハット報告に係る、ヒューマンエラーなどの人的要因、ボタンの押し方で作用が変わる設備的要因、素材・製品的要因、作業方法的要因、管理的要因で構成される5Mについても学習しましました。 グループワーク:【安全+第一】 大村、陳、安藤、今井、渡辺ほか 私たちのグループでは安全第一達成のために重要なことについて意見を出し合いました。結果、安全巡視のスケジュール化、そのチェックリスト化、その際の十分な時間の確保、複数人での役割分担の徹底化、そしてフィードバックシステムの導入といった意見が挙がりました。 その後、身の回りで起こったヒヤリハットについて少し考えました。例えばアルバイトの業務に関わることで、食品の保存期間をこえた状態で保管を続けてしまったことが1度だけありました。この場合、グループワークの際に考えた、チェックリストの徹底化を意識していれば回避できたことであることがわかりました。安全第一の重要性とそのためにするべきことがどれだけ意味があるか、経験しました。
A.(1)インド・ボパール殺虫剤事件とはユニオンカーバイド社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料である、毒性のイソシアン酸メチルが漏洩した事件である。ベトナム戦争の影響で世界進出していたアメリカの企業はとてつもなく厳しい経費節減が求められた。スマン・デイは会社予算削減のために修理するべき部分を怠った。結果イソシアン酸メチルが漏れていた時に対処するべき対応が危機の故障によってできず、2500人が死亡してしまった。安全第一、品質第二、生産第三である。またリコール製品についても調べた。リコール製品は設計・製造上の過誤によって欠陥があることが判明した場合、法令の規定または製造者の判断で無償修理・交換・回収・返金などの処置を行うことである。私はソウシア商事のワイヤレスイヤホン(Ginova)という製品にて発煙事故が起こってしまった事例を挙げた。ワイヤレスイヤホンは脳に近い部分で使用する製品であり、使用中に発煙や発火が起こってしまった場合、重大な事故につながる可能性がある。様々な環境で使われることを考慮して設計する必要があると考える。 (2)生産性より安全性を優先させる方法/大村暦一郎・陳東舟・渡辺亮介・千葉光起・今井皇希 安全巡視のスケジュール化・チェックリストの作成・役割の明確化・フィードバックシステムの導入・複数人でチェック・時間の確保が大切であるという結論に至った。 (3)リコール製品について他にどのようなものがあるか調べた。電池系のリコール製品が多く、発火や発煙により火事になる可能性のあるため、危険性が高いと感じた。
A.(1)製品を製造する上で気を付けることとして、安全第一・品質第二・生産第三がある。安全第一が最も大切なことである。製品の設計段階としては、長く安全に使えるものを設計することを目指している。工場内で危険物質の流出事故を防止するには、バルブがどこにあるのかを把握することが大切である。また、少しでも危ないと感じたらヒヤリ・ハット報告をすることも大切である。利益だけを求めすぎると実験第一になってしまい安全第一が守られなくなるため、利益のみを追求するのではなく、安全第一・品質第二・生産第三を念頭に置いて行動することが必要である。 (2)演題:緊急時に迅速な対応をするために必要なこと グループ名:緊急用シャワー 共著者名:高梨結花 役割:責任著者 緊急時に迅速に対応するために、普段から意識するべきこととして2つのことを考えた。1つ目は廃棄物の分別を行うことである。私の所属する研究室は大腸菌を扱うため、バイオハザードを防ぐための使用した器具のオートクレーブや試薬の適切な廃棄が必須である。使用したものを適切に廃棄するために、普段から廃棄物を正しく分別することが必要だと考えました。もう一つは緊急用シャワーの設置とその場所を把握しておくことである。万が一危険な薬品がかかったり火が燃え移ったりしたときに、自身や周囲への被害を最小限にとどめ、迅速に対応できるようにするために必要であると考える。 (3) 安全第一について調べてみると、安全第一に潜む危険性もあると知った。考えられる危険性としては、安全第一という言葉の本来の意義を理解せず表面的に使っていた場合に安全第一という言葉だけが一人歩きしてしまうことや、逆に安全第一を強調しすぎた場合に経営目的達成よりも安全確保を優先しすぎて本末転倒の状況を招くことなどがある。このことから安全面と技術面のバランスを保ち、安全に技術力を最も活かせるような環境づくりが必要なのだと考える。
A.授業の始めに安全第一について学習しました。この中で一番危険なものは流出事故であることを学びました。油や廃水などがこれに当たります。そこで確認するべきなのは、バルブの位置であり、危険だと感じた際は必ずヒヤリハット報告をしなければならないことを知りました。そこで、3S、4S、5Sというような概念が重要であることを学びました。具体的には、整理(必要なものと不要なものを区分して不要なものを除くこと)、整理(決められたものを決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておくこと)、清掃(常に掃除をして、職場をきれいな状態に保つこと)、清潔(上記の3Sを維持すること)、躾(決められたルール・手順を正しく守る習慣をつけること)であることを知りました。また、5Mも重要です。具体的には、Man(人的対応)、Machine(設備的対応)、Material(素材・製品的対応)、Method(作業方法的対応)、Management(管理的対応)があることを知りました。ハインリッヒの法則(Heinrich's Law)は、安全工学の分野で使われる法則で、事故の原因を分析するためのものです。この法則は、事故の発生源が多くの場合、人為的ミスや機械的故障ではなく、管理体制や環境の問題にあることを示唆しています。具体的には、ハインリッヒの法則は、事故の原因を「直接原因」と「間接原因」に分類し、直接原因が事故の表面的な原因であるのに対し、間接原因がその背後にある深層的な原因であるとしています。この法則によれば、事故を防ぐためには、直接原因だけでなく、間接原因にも対処する必要があるとされています。
A.(1) 今回の授業では、3Sや5Sについて学んだ。3S活動というのは工業技術基礎の教科書の28ページに記載されている。3S活動とは、職場環境の美化や従業員のモラル向上を目指すために、ローマ字での頭文字が「S」で始まる整理、整頓、清掃の3つの目標をかかげ、職場改善活動を行う事である。この3S活動については工場のしくみの教科書にも記載されているが、この教科書ではさきほどの整理、整頓、清掃の3つに清潔、躾の2つを加えた5S活動として記載されている。また、合理化推進の3S運動についても工場のしくみを通して学んだ。これは、合理化の手段を具体的に示しており、単純化(Simplification)、標準化(Standardization)、専門化(Specialization)の3つからなることを学んだ。 (2) 今回のワークショップでは、生産性より安全性を優先するにはどうすればいいかについてグループワークした。各自の配属された研究室を参考に意見を出し合った。この時、班の人は研究室にあまり行っていなかったため詳しい状況がわからないが安全性が十分であると考えた。また、定期的な清掃が必要であるという意見が出た。 (3) 今回の授業で取り扱ったリコール商品について復習した。リコールとは、何らかの製品事故が起きたときに原因調査を行い、欠陥てん不具合が発見されたり危害の発生や拡大の恐れなどがある製品の安全策を取らなければならない製品に対して、事業者が該当製品を回収したり修理したりすることをいう。
A. 工業製品の生産現場では「安全第一、品質第二、生産第三…」の考えがある。特に安全第一において事故を起こさないのが1番である。ここで消費者庁のリコール情報サイトで実際に発生した事故について調べた。HONDAのブレーキオペレーティングシュミレータでは油がセンサ内に侵入することで圧力センサが腐食することが報告された。これにより警告灯が灯り、急ブレーキがかかる事故が発生した。これに対し、センサ内に油が侵入しないような設計や、製造工程の見直しが必要であると考えた。ここから安全第一のための5S運動について考える。5S運動は「整理・整頓・清掃・清潔・躾」による課題解決の方法である。 ・消費者庁「リコール情報サイトトップページ」 https://www.recall.caa.go.jp/ (2024/11/06閲覧) 演題:ヒヤリハット報告 メンバー:赤池佳音、五十嵐千紘、?橋可奈子、?橋美羽、松本凛 研究室で多く発生しているヒヤリハットについて考えた。その中でも試薬棚から試薬を取り出す際のヒヤリハットが多くあることがわかった。必要な試薬が棚の奥にある際に、手前の試薬を移動させずに無理やり取り出そうとすることで、手前の試薬を落としそうになるというものだ。改善方法として、手前の試薬を取り出してから試薬を取り出すこと、棚の手前と奥に高低差をつけることで取れだしやすくするなどの改善点が考えられる。 授業内で紹介のあった「祈りの雨」からボパール化学工場事故について調べた。インド中部の都市ボパールで,ユニオンカーバイドインド社から,イソシアン酸メチル(MIC)が多量に漏えいし,死者2000人以上を出す事故が発生した。事故の原因として様々あるが、プラント自体の問題に焦点を当てた。安全マニュアルによれば,MICは激しい腐食性を示すため,貯蔵タンクおよびパイプラインはステンレス製でなければならないとされている。しかし,安全弁 排出ヘッダには,通常の鉄が使われていた。またMICのタンクの温度上昇を感知するセンサが設置されていなかった。そのためタンクを覆うコンクリートデッキが割れ、タンクの温度が250℃以上に上昇していたものと考えられる. 三宅敏之、B.Bowonder「ボパール事故―安全管理に見る問題点の解析―」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/safety/26/6/26_346/_pdf/-char/ja (2024/11/06閲覧)
A.(1)第5回の授業では、安全と品質管理について学習しました。ユニオンカーバイト社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料である、 毒性のイソシアン酸メチルが漏出した事件がありました。 さらに、フォードピント事件というアメリカの自動車企業であるフォード社の品質管理によって引き起こされた事件について取り上げました。これらの事件からは安全と品質管理についての問題が浮き彫りになりました。工事現場などでも掲げられている安全第一という言葉には続きがあり、品質第二、生産第三と続きます。やはり、「安全」が何よりも優先されます。 (2)ワークショップでは、生産性より安全を優先するにはということについて議論しました。その結果、リスクアセスメントの徹底、設備の定期的なメンテナンス、労働者教育、安全基準の確立と遵守が大切だとという案が出ました。また、安全より生産性を優先してしまっている時は、結果が出てないことや時間がないことによる焦りや、研究のための費用が足りないことが考えられます。そして、生産性より安全を優先するために、自分の研究室で考えると、自分のデスクや実験台を整理整頓することや余裕を持って実験を行うことが大切だと考えます。 (3)復習として、もし自分が実験の期限が迫っていたり、資金不足に直面したらどうするべきかについて考えました。実験の期限が迫っているときは、最優先でやるべきことと後回しにするべきことを分類し、効率よく進めていくことが良いと考えました。また、余裕がないときでも整理整頓や機器の点検をすることも必要だと思います。次に、資金不足のときは、安全で安価な試薬を探すこと、反応に影響出ないのであれば溶媒や資源を再利用すること、可能であれば他の研究室と合同で実験を行うことが必要だと考えました。
A.1)消費者庁のリコール商品について検索し、様々な商品がリコール対象になっていることを学んだ。リコールや事故を起こしている会社には大手企業も含まれている。近年では製品の製造には廃棄されるところまで設計、管理することが求められている。また、大量生産、大量消費の時代であるからこそ、長く安全に使用できるものが求められている。まtあ、研究室などではヒアリハット報告などによりリスクを低減する方法が採用されている。整理、整頓、清掃、清潔、躾を5Sと呼びこれらを守ることでより安全な環境になる。 2) 議論では、「生産性より安全を優先するには?」という課題に取り組んだ。班は、ももちゃんずでメンバーは、市井桃子、相内彩果、山本圭織、川村和佳子、佐藤有紀乃と堀江優花で行った。研究室の点検に関して、議論した。友人の研究室では、年に2階の大掃除と毎週の掃除があり、環境が整えられているそうである。私の研究室でも友人の研究室と同様整備がされていることを確認できた。 3) 消費者庁のリコール商品について検索し、課題に取り組んだ。リコールの事案として、BMWの排気ガスの再循環装置モジュールの交換があげられる。 この不具合により起こるだろうと考えられることとして、火災がある。これは事故が起こる前にリコールを発表したため、未然に事故を防いだ。この判断は技術者倫理の観点から考えると、リスクを低減する判断を下したのは正しい判断であったと考える。
A. 今回の講義では、ユニオンカーバイド社がインド・ボパールで起こしたセビン殺虫剤の毒性物質であるイソシアン酸メチルの漏出から、工場の安全と品質管理について学びました。当時財政難であったユニオンカーバイド社は予算削減のため設備投資を止めていました。そのため毒性物質の漏出にセンサーが機能せず、イソシアン酸メチルが水と混ざっていることに気づいた時には手遅れの状態となり街に住む2500人が一晩のうちに死亡しました。危険性やリスクを考えずに安全を捨てた結果一番起きてはならない事故が起きてしまいました。 今回のワークショップでは、私たちの研究室の安全衛生活動を振り返りました。メンバーからの話をまとめると、週に1回は必ず行っている研究室がほとんどであり、活動としては十分行われていると考えました。また研究室活動を安全に行うために出た意見としては、広い場所で実験を行うことが挙げられました。これは実験台が散らかっていると試薬の入れ違いや予期せぬ器具の破損や怪我に繋がるといった理由からです。また、安全衛生活動を疎かにしないために立てられる対策としては、余裕のある実験計画を立てることで周りを見る時間を増やすということと、人手不足を解消するために注目を浴びる研究・興味関心を惹く研究を行うことが重要ではないかと考えられました。 今回の復習としては、安全第一であるということを念頭において実験を行いました。実験を始める前には必ず実験台の確認をし、十分な広さがあるかどうか、周りに危険な試薬などはないかどうかを確認してから行うようにしました。また、片付けの際も廃液処理や器具の洗浄法にも気を付け事故が起こらないようにしました。また、日常生活のなかでは、雪や水の凍結による転倒を防ぐために本格的に降雪する前に防滑の靴に替えて生活しました。
A.技術者が製品を作る際に大事にすることは「安全第一、品質第二、生産第三」である。つまり安くしないと売れないからと言ってコストを削減した結果、粗悪品が生まれてはならない。この言葉が教訓となる事件としてはインド・ネパール殺虫剤事件である。ベトナム戦争の膨らむ戦費で財政難に陥っており、世界に進出していたアメリカの企業はとてつもなく厳しい経費節減が求められた。その結果、バルブやパイプからイソシアン酸メチルが漏洩し、2500人が死亡した事件である。 研究室において生産性より安全衛生活動を優先させるために、まずは学生が意見を言いやすい環境を整えることが重要であると感じた。教授一人だけでは研究室内の不備に気づくことは難しい。そのため、学生の声を受け入れやすくすることで、設備のメンテナンス、試薬の片付けなどに繋がり、研究室内の安全を確保することが出来る。 まずいと思う事案として「リチウム電池」を選んだ。選んだ理由は、とにかく、リチウム電池関連のリコールがとにかく多いことだ。 それも、火災のような重大事案につながる可能性が高い。 しかも、電池そのものばかりでなく、充電器やソフトウエアまで、その原因が多岐にわたる。 このことは、技術者が電池材料ばかりでなく、 充電器やソフトウエアなど、幅広い知識をカバーし、製品全体の仕様を見渡して 不具合が生じる可能性を吟味し、設計段階から安全という品質を作り込む工夫が必要であると考えられる。 ハヒンリッヒの法則とは労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するというものである。
A.(1)今回の講義では、「安全と品質管理-事故と不良品の原因-」について学びました。講義では、特に技術者倫理の重要性が強調されました。技術者は「危険なものを安全に使いこなす」という仕事に従事しており、そのためには専門的な知識だけでなく、高い倫理性が求められます。具体的な例として、1984年にインドのボパールで発生した殺虫剤工場の事故が取り上げられました。この事故は、コスト削減や保守管理の怠慢が複合的に絡み合った結果として発生しました。また、ヒューマンエラーや設備不良、素材の特性理解の不足が事故の要因となることが説明され、安全管理の基本原則が議論されました。 (2)ワークショップでは、参加者が「安全と品質管理」をテーマに、それぞれの視点で課題を提案しました。具体的には、私たちのグループでは、作業員の教育を強化し、設備の定期点検を徹底すること、危険物の取り扱いに関する知識を共有すること、そして作業方法を標準化することが挙げられました。加えて、管理体制の強化や、ヒヤリハット活動を通じたリスク予防策の提案などがありました。 (3)復習では、講義とワークショップで取り上げた事例を基に、技術者として「未知」と「無知」を区別することの大切さが再確認されました。特に「知らなかった」「教わっていなかった」が重大事故につながることを避けるために、適切な教育とコミュニケーションの重要性が強調されました。また、事故発生時の緊急対応マニュアルや実験廃棄物の処理基準についての具体的な内容が再確認されました。さらに、労働災害を未然に防ぐための実践的な方法として、指差し呼称やKY活動(危険予知活動)の有効性が再度確認されました。
A.(1)インド・ボパール殺虫剤事件では、殺虫剤の原料である毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。原因としては、殺虫剤の会社はアメリカ企業で厳しい経費削減が求められており、人員削減が行われ経験のないものが保安作業を行うことになっていた、漏れていると気づいたのは作業員の胸の焼ける感じからで、すでにバルブは全て壊れ、イソシアン酸メチルが噴出していた。それにより、住民も死亡してしまった。財政難で経費削減しないといけない状況でも、安全は守るのが技術者の義務ではないか。 (2)H研では、仮配属の初日に器具の取り扱い方、流出防止についての動画を視聴することによって、今後の実験での注意点を確認した。また、実験では先生がいるときしか実験は行えないと言われた。実験ごとに、どこになにを廃棄するのかを確認してから実験が行われる。 (3)ヒューマンエラーには大きく分けて3つのミスがある。認知ミス、判断ミス、行動ミスがある。認知ミスは、無知や誤認識によりミスが生じてしまうことである。判断ミスは、未熟であるために起こり、目測を見誤り起きてしまうミスのことである。行動ミスは、行動がマンネリ化したことや思い込みにより、よく確認せずに行動してしまうためミスが生じる。工学倫理の基本は、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚を持つことにある。それゆえ、技術者には専門的な能力に加え、高い倫理性が要求される。
A. この回の授業ではまず、ボパール化学工場事故について、映画の予告編を視聴するところから始まりました。これはインドでアメリカ系の化学工業会社であるユニオンカーバイドの運営する農薬製造プラントで発生したガス漏れによるものです。この工場では殺虫成分であるカルバリルを生産するために反応中間体としてイソシアン酸メチルが管理下にありました。会社側が不況により様々な面でのコスト削減を実行しようとしており、工場では安全を無視したような無茶なコストカットが行われていました。それにより液状のイソシアン酸メチルを貯蔵したタンクに水が混入し、生じた化学反応の反応熱によりイソシアン酸メチルが蒸発したことでタンクが爆発しました。そこから有毒ガスは周辺地域に広がり数千人が数時間で死亡しました。本来備えられているはずであった緊急事態のための回避手順の多くが前述のコストカットにより機能しない状態となっていたためほとんど対抗することができませんでした。 グループワークでは「安全第一」で実験を行うために気を付けるべきことやすでに実験室で行われている内容、追加したほうが良い対策などについて話し合いました。安全第一で実験作業を行うためには、常に整理整頓や掃除を心掛け周辺環境を整えることや、不安がある場合は一人で実験を行わないことなどがあげられました。 この授業では安全第一を実現することの重要性を再確認しました。過去には安全をおろそかにして生産や売り上げを優先してしまったがために起きた事故がいくつかあり、これらを繰り返してはいけないと考えました。
A.(1)インドで起こったボパール殺虫剤事故を題材にした映画『祈りの雨』を通して技術者倫理について学びました。殺虫剤の原料である毒性のイソシアン酸メチルが漏出していることに気付いていながらも修理せずに放置し、その結果重大な事故が起き2500人もの人が死亡しました。流出事故を防ぐためには、いざというときに閉められるようにバルブの位置を確認しておくことが大切です。 (2)演題:生産性より安全を優先するには? グループ名:ももちゃんず 共著者名:佐藤有希乃、市井桃子、川村和佳子、堀江優花、相内彩果 私が所属している研究室では週に1?2回清掃を行い、年に2回大掃除を行っているため、整理整頓できていると思いました。また、避難路(通路幅80cm以上)は確保されていると思います。生産性より安全衛生活動を優先させるためには、先生や上級生と良い関係性を保つ必要があると思いました。もし自分より上の立場の人から圧力をかけられた場合、成果を出すために焦って実験してしまう可能性があるからです。 (3)ハインリッヒの法則について復習しました。ハインリッヒの法則とは、アメリカの損害保険会社の技師であるハインリッヒが1929年に発表した法則のことで、1件の重傷事故(死亡事故を含む)の裏には、29件の軽傷事故と、300件の無傷事故があるというものです。重大な事故を防ぐためには、ヒヤリハットや不安全行動を見逃さず、対処していくことが必要だと思いました。
A.(1)今回の授業では安全第一について学んだ。安全第一は安全第一、品質第二、生産第三と三つに分かれている。まず、安全第一について。安全第一は大きく5s、5m、点検、ヒヤリハットに分けられる。5sは整理、整頓、清掃、清潔、躾に分けられる。5m、人的要因、設備的要因、素材・製品的要因、作業方法的、管理的要因に分けられる。ヒヤリハットとは事故や大きな問題には至らなかったものの、「ヒヤリ」としたり「ハッ」と気づいたりするような危険やミスの兆候となる事例を指します。また、品質第二は品質管理である。生産第三は生産効率、利益、研究成果である。また、インド・ボパールの殺虫剤事故について学んだ。これはユニオンカーバイト社の『セビン』と呼ばれる殺虫剤の原料である、 毒性のイソシアン酸メチルが漏出した事故である。この事故によって2500人が亡くなったことを学んだ。 (2)わたし達は安全第一の策として安全巡視のスケジュール化、巡視のチェックリスト作成、役割の明確化、フィードバックシステムの導入、複数人でチェックを行う、時間の確保を発表した。 (3)まず、安全第一、品質第二、生産第三とは何か、5s、5mとは何か、ヒヤリハットとは何かを復習した。次にインド・ボパールのイソシアン酸メチルが漏出した事故を復習した。また、工学倫理の基本である「 危険なものを 安全 に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚をもつことにあるということを再確認した。
A.(1)利益を追求するために、しばしば安全について軽く考えてしまうことがある。遅刻してしまったがために周りをよく見ておらず、交通事故を起こしてしまう、ということがあるように、科学の場にもそういった事例がある。アメリカが厳しい財政難に陥っていたとき、アメリカの企業は厳しい経費節減を強いられた。ユニオンカーバイト社では、経費節減の影響で人員削減が行われていた。スマン・デイという社員は、解雇を避けるためにパイプやバルブからの漏洩の報告を見て見ぬふりをしてしまった。その結果、イソシアン酸メチルが水と一緒に漏れてしまい、その街の住人2500人が命を落とした。工学倫理の基本は、危険なものを安全に使いこなす仕事をしているという、明確な自覚をもつことであるため、技術者は高い倫理性を持って安全に努めなければならない。 (2) 演題:生産性より安全を重視するには? グループ名:グループα 共著者名:山野凜 古川希 小笠原崇 南翔太 揚妻伊吹 奥石陽斗 大前晴菜 役割:執筆 生産性より安全を重視するにはどうすればいいかを考えた。計画したスケジュールを余裕を持って行動すること、第三者の監視の目を設けること、巡視記録のチェック内容について分析し、そのチェック内容を目につく場所に設置することがいいと考えた。 (3)イソシアン酸メチルをなぜ水と混ぜてはいけないのかについて調べた。イソシアン酸メチルと水を混ぜると激しく反応し、爆発して周囲にイソシアン酸メチルが飛散してしまうからだとわかった。ユニオンカーバイト社の事故は、多量のイソシアン酸メチルと水が混ざった結果コンクリートを割るほどの反応を起こし、街中にイソシアン酸メチルが飛散して起こったのだとわかった。
A.
A.【講義の再話】 講義は、インド・ボパール殺虫剤事故から始まりました。会社の利益を優先したために起きてしまった悲惨な事故です。しかしこの事故は安全を優先していれば未然に防ぐことができた事故であるともいえます。パイプの管理者を増やし、ガス漏れを瞬時に直し、労働者に適切な休息を与えていれば起きないはずの事故であったと思います。利益優先のために何の罪もない多くの人が亡くなりました。このような事故を二度と起こさないために労働環境の整備や労働法の整備が行われるようになりました。 【発表の要旨】 ・演題 生産性より安全を優先するには? ・グループ名 水俣病 ・グループメンバー 石岡桜、宮原杏奈、菊池沙姫 ・役割 Resources 私たちの班は、研究室などで生産性よりも安全を優先するために必要なこととして、チェックリストを作成することを挙げました。目視での確認とチェックリストでのダブルチェックにより事故は起こりにくくなると考えられます。また、複数人で確認しながら実験を行うことも有効であると思います。忙しいと思いますが特に事故が起こりやすい工程は2人以上で行うなど、安全対策が必要だと思います。 【復習の内容】 今後研究室での活動が増えてきます。研究室での安全対策は、事故や危険を未然に防ぐために非常に重要であると思います。まず、化学薬品や機器の使用に関して、適切な取り扱い方法を徹底し、使用前に安全データシートを確認をめんどくさがらずしっかりと行いたいと思います。作業前には必ず実験手順を確認し、必要な安全装備を着用し、換気設備が整っていることや、緊急時に使用できる消火器や洗眼・シャワー設備があることを確認してから実験を行いたいと思います。さらに、緊急時の対応方法を先輩や先生に事前に確認しておこうと思います。作業後は、使用した器具や薬品を適切に処理し、整理整頓を心がけ、研究室内では常に注意を払い、他の研究者とコミュニケーションを取りながら作業を進めていきたいと思います。
A.(1)インド・ボパール殺虫剤事故について学んだ。これは、ユニオンカーバイト社のボパール化学工場で製造されていた『セビン』と呼ばれる殺虫剤(カーバネート系農薬、カルバリル)の原料である、毒性のイソシアン酸メチルが漏出した事故である。安全第一(5S、5M、点検、ヒヤリハット)、品質第二(品質管理)、生産第三(生産効率、利益、研究成果)。安全の基本は、いつも笑顔で、緊急連絡先の確認登録、整理・整頓の徹底、無知・未熟な状態で作業を行わないこと、一人でやらないこと、装置、器具、毒物、危険物、ガスの理解、慣れは禁物、である。 (2)平常演習 生産性より安全を優先するには? グループメンバー 村田翔太朗、中井怜、小川峻世、倉本泰地、堀田康介、佐藤和哉 私が所属している研究室では、機器の扱い方、注意事項について説明されているので、安全衛生活動に十分に時間を割いているといえる。 (3)5Mとは、Man(人的要因),Machine(設備的要因),Material(素材・製品的要因),Method(作業方法的要因),Manegement(管理的要因)のことである。人的要因は、意図しないヒューマンエラーは知識、教育、指差し故障などの訓練。意図した不安全行動には、ノウハウだけでなく、ノウホワイを教育で予防する。設備的要因は、両手で押さなければならないボタンなど。足場や通路。プラントの定期点検整備。チェックシートの活用で予防する。素材・製品的要因は、物質、素材、製品の安全データシート(SDS)の確認や廃棄方法まで周知徹底で予防する。管理的要因は、安全法規の徹底、管理体制、計画で予防する。
A.
A.1.講義の再話 この講義では、講義の始めに映画「祈りの雨」の予告編を観て、安全と品質管理の重要性について学びました。この映画はユニオンカーバイト社の「セビン」と呼ばれる殺虫剤の原料である、毒性のイソシアン酸メチルが漏出したインド・ボパール殺虫剤事件と呼ばれる事件を題材にしているものであり、漏れ出た周辺の地域では数千人にも上る人々が亡くなり何十万人もの人に健康被害を及ぼした史上最悪の化学工場事故となっていることを学びました。この事件は会社の財政難によって責任者が解雇されないために修理を行わなかったことで起こってしまいました。 2.ワークショップ ワークショップでは、自分が所属している研究室において安全衛生面で活動に時間を十分に割いているかについて話し合いました。結果として、自分の研究室では機器の扱い方や注意事項について説明されているので、安全衛生面の活動において十分な時間を割いていると結論づけました。 3.復習 講義で知ったインド・ボパール殺虫剤事件の内容から、人は自分の地位が失う状況に陥ってしまうと正常な判断ができなくなってしまうと感じました。また、自分が管理者の立場であったとき、必ず正しい判断を下せるとは思うことができませんでした。また、この事故が起きなければ日本でリチウム二次電池が生まれなかったと考えると、事故は起こさない法がいいのは当たり前だが、起きてしまった事件から人々が考え、学び、同じ過ちを繰り返さないまた、新しい技術を開発していくことが大切であると思いました。
A.この授業では、インドのボパール殺虫剤事故についてから始まった。この事故はアメリカがベトナム戦争によって財政難に陥ってしまい、ニクソンショックを起こしてしまった。これにより世界に進出していたアメリカの企業はとてつもない経費削減を求められた。そのため、経費削減のため、何か月も修理されないものもあった。これにより、バルブやパイプからの漏洩が毎日発生していたが、上層部に報告はされていなかった。イソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは作業員の体調からで、センサーは故障により機能せず、作業員の間隔だけが頼りであった。水と漏れ出していたイソシアン酸メチルはタンクでは噴出しており、冷却装置を作動させようとしても意味がなかった。結果2500人の死者を出すことになった。 ワークショップでは、生産性より安全性を優先するにはどうするについて議論した。今回は学生実験について議論した。安全性を優先するには学生が意見を言いやすい環境であったり、設備のメンテナンスであったり、試薬の片づけを徹底するという意見が出た。 復習では、安全性を優先させるにはということをさらに深く考えてみた。学生実験では、学生が実験している関係上、経験の浅い人たちが作業するため、知識不足や周りを見えていないなどの原因の事故が発生する可能性が出てくる。そのため、監督員を配置し、実験を行う前に注意点を確認したり、何をすると何が起こるのかの確認を行うのが大事でないかと考える。
A.(1)技術者が安全性と品質管理の向上を行なう上で重要なのは5Sという概念です。5Sとは整理、整頓、清掃、清潔、躾のことを指します。これらを意識することで普段の活動において無駄なものを取り払い、異物混入やプロセスの失敗を予防することが可能となります。 (2)自分たちの研究室の安全衛生活動について考え、割いている時間は十分であると考えました。理由は研究室内で薬品や器具がどこに置いてあるかや、実験器具を誰が使用しているか、廃棄する化学物質の保存場所、研究室の清掃分担など必要な情報を記載している場所があり「見える化」によって品質管理がしやすい環境が整っていると考えたためです。 (3)(2)で述べた以外で研究室で行っている安全性や品質管理を向上する活動について調べ、IASOというシステムが導入されることを知りました。IASOは研究室内の薬品を管理するシステムで特定の薬品がどこにあるのか、薬品が現在どれくらいあるのか、誰がいつどの薬品をどれくらい使用したのかなどの情報をデータで確認することができるシステムです。新しく薬品を登録する際にもバーコード読み取りを用いることで容易に登録を行なうことができ取り扱いが簡単です。これを用いることで研究室の薬品を記録によって安全に管理することが可能です。またIASOから薬品のSDS(安全データシート)を調べることが可能で安全性や品質管理の向上に役立っていると考えました。
A.①授業の再話 ユニオンカーバイト社の『セビン』と呼ばれる殺虫剤(カーバメート系農薬、カルバリル)の原料である、 毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、 水といっしょに漏れていることに気づいたスマン・デイは、イソシアン酸メチルのタンクへ急いだ。 安全弁はすでに吹っ飛んでいた。足場のコンクリートには亀裂が入っていた。 バルブは全部壊れ、バルブというバルプからイソシアン酸メチルが噴出していた。 ②ワークショップ課題の要旨 メンバー:松本凜 赤池佳音 高橋可奈子 五十嵐千紘 高橋美羽 実験室でのヒヤリハットする場面として、実験も質の棚から試薬を取り出す際に、棚がぐらつき、試薬を落としそうになることが挙げられた。解決策として、棚を替えたり、棚の周囲に物を置かないことを考えた。 ③復習の内容 5s活動とは、整理、整頓、清掃、清潔、躾の5点のことをまとめて言う。5Sは単に片付けたり掃除したりすることではない。5Sを徹底することによって、とくに製造業において重要となる「QCD(品質・コスト・納期)」の改善・向上に役立つとされている。そのほか従業員による作業の効率や仕事に取り組む姿の向上などの効果もあり、そういったヒトにかかわる面からも会社経営によい影響を与えます。このように5Sはヒト・モノ両面においてよい影響をもたらすと考えられる。私自身も5s活動を徹底したい。
A.①講義の再話 まず初めに「安全第一 品質第二 生産第三」という言葉を学びました。これは製品を作る上での優先順位です。 次に消費者庁のサイトから、リコールされた商品について調べました。発表では、リチウムイオンバッテリーからの発火・火災発生によるリコールや、食品に記載のない成分を誤って入れてしまったことによるリコールなどの例が挙げられました。また、コロナの風呂釜の火災の例も挙げられました。 インドで起きたボパール化学工場事故について描かれた「祈りの雨」という映画の映像を観ました。具体的には、教科書「技術者による実践的工学倫理」48ページに書かれてあります。この事故は1984年にインド中部の都市ボパールのユニオン・カーバイド社(アメリカ)の子会社の殺虫剤工場で起きた、ガス漏れ事故です。この工場では、運転停止した製造設備が老朽化したまま残され、安全対策が十分に取られていませんでした。猛毒のイソシアン酸メチルが漏れ、ガスは隣接する住宅街に流れ込み、死者2600人以上、中毒患者5万人以上とされました。バルブの記号について話があり、工場で一番してはならないことはガス漏れであることを学びました。 次に5Sについて学びました。教科書「工業技術基礎」28ページ、「工場のしくみ」126ページ、「技術者による実践的工学倫理」91ページに書かれてあります。5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5つをまとめたものです。 また、「工場のしくみ」124ページに、「安全第一」が意味することが書かれてあります。安全に対する配慮として重要なことに、作業環境管理、作業管理、健康管理があります。 ②発表の要旨 ワークショップでは、生産性より安全性を優先するにはについて話し合いました。私たちのグループでは、生産性より安全衛生活動を優先させるためには、どんな時でも白衣や保護メガネの着用を怠らないという案が出ました。また、基本的なことですが実験前後の丁寧な手洗いも案として出ました。さらに、効率を良くするために操作を同時進行で行うことは安全ではないと考え、同時進行の操作をしないことも大事なのではないかと考えました。私が果たした役割は、調査です。 ③復習の内容 私たちのグループでは、生産性より安全衛生活動を優先させるためには、どんな時でも白衣や保護メガネの着用を怠らないという案が出ました。また、基本的なことですが実験前後の丁寧な手洗いも案として出ました。さらに、効率を良くするために操作を同時進行で行うことは安全ではないと考え、同時進行の操作をしないことも大事なのではないかと考えました。
A.①工場において、バルブが古くなると中のものが漏れてしまう。最もやっていけないのは流出事故である(水、油、薬品)。だからバルブがどこにあるか把握しておく。5Sとして整理、整頓、清掃、清潔、躾、加えて点検がある。5MとしてMan:人的要因、Machine:設備的要因、Material:素材・製品的要因、Method:作業方法的要因、Management:管理的要因がある。ハインリッヒの法則は1件の重大事故の背後には、29件の軽微な事故が隠れており、その背後には300件の異常が隠れているという1:29:300の法則である。 ②グループワークでは研究室における安全管理について議論した。メンバーは山崎開智、笠松裕太、石山成晃、大藤雄也である。具体的な対策として①定期点検 スケジュールやチェックリストを使用して見落とし防止する。②安全教育と訓練 定期的に行い、対策を理解していることを確認する。③リスクアセスメントの実施 潜在的なリスクの特定。④インシデントレポートの活用 ヒヤリハットの報告と分析を行う。 ③復習としてポパール工場事故について調べた。ポパール工場事故は1984年12月2日から3日にかけてインドのマディヤ・プラデーシュ州ボパール市で発生した、史上最悪の化学工場事故である。アメリカの企業のユニオンカーバイド社の農薬製造工場で発生したガス漏れにより、多数の死傷者を出した。この事故は「ボパール毒ガス漏れ事件」とも呼ばれている。
A.5Mというものがあり、Man(人的要因)で意図しない、ヒューマンエラーは知識、教育、指差し呼称などの訓練。意図した不安全行動にはノウハウだけでなくノウホワイ(なぜそうしなければならないのか)を教育しなければならない。次にMachine(設備的要因)。両手で押さなければならないボタンや足場や通路などのことを指す。プラントの定期点検設備。チェックシートの活用などが求められる。次にMaterial(素材・製品的要因)。物質、素材、製品安全のデータシート(SDS)の確認。廃棄方法まで周知徹底する必要がある。次にMethod(作業方法的要因)。最後にManegement(管理的要因)。安全・法規の徹底、管理体制、計画の不実施などが挙げられる。 ヒューマンエラーとは人為的過誤や失敗(ミス)のこと。 JISでは、「意図しない結果を生じる人間の行為」と規定している。ジェームズ・リーズンはヒューマンエラーを「計画された一連の精神的または身体的活動が、意図した結果に至らなかったものであり、これらの失敗には、他の偶発的事象の介在が原因となるものを除く」と定義している。ヒューマンエラーとは、人間と機械やシステムとの関係の中で、機械側ではなく人間側のエラーをクローズアップしたものである。直接的には、設備・機械の操作や乗り物の操縦において、不本意な結果(事故や災害など)を生み出しうる行為や、不本意な結果を防ぐことに失敗することである。その場合、「人災」と呼ばれることもある。安全工学や人間工学においては、事故原因となる作業員や操縦者の故意・過失を指している。 実験においては5Mに注意して行うことが大切である。
A.今回の授業では、安全と品質管理という観点から、事故を起こさないためにはどのようなことが必要であるかということを学びました。講義の再話として、安全とはなにか、という問いに対して技術者に必要な心構えを教わりました。工学倫理とは、近代技術における危険なものを安全に使いこなすための知恵だと言い換えて良く、技術者には専門的な能力の他にも高い倫理性が要求されているということもわかりました。また、よく聞く安全第一という言葉には続きがあり、安全第一、品質第二、という言葉があり、品質よりも安全の方が優先されているということも知りました。 グループワークでの発表における要旨として、研究室を綺麗に保つためにはどのようなことが必要であるか、という話し合いをしました。その結果、安全衛生活動を優先させるためには、安全管理体制の構築が必要であるという結論になりました。具体的には、責任者を明確化することにより、有事の際に対応できるようにすること。ルールと手順を整備することにより、みんなが安全に使いこなさるようにすること。を徹底することにより研究室を綺麗に使用することができ、有事の際もみんながルール、手順を守り安全に避難することができると考えました。 復習の内容として、研究室における安全確認を行いました。具体的には、研究室の動線が確保されているか、有事の際にどのように行動するべきかを明確化してみんなと共有することでしっかりと対策を練ることができました。安全第一、品質第二という言葉があるように、我々技術者には専門的な知識や能力だけでなく、倫理観を持ち、しっかりと行動をとることが大切であると考えました。
A.(1)消費庁のリコール商品はウォーターサーバー、リチウムイオン電池、食品など様々である。どんな商品でも製造を打ち切ってから7年後まで修了部品が作られる。購入者の保証期間に対応するためであるが、購入者が期間を過ぎてまで使っていると保証期間が過ぎて事故が起こりやすくなる。このような事故は大手会社の製品でも頻?に起こる。そのため、近年では廃棄されるところまで設計・管理することがエンジニアの責任とされている。大量生産、大量消費の時代なので長く安全に使えるものが求められている。 (2)ワークショップの演題は「生産性より安産性を優先するには?」で、共同著者は大石晴喜、大木柊人、鈴木愛理、富永陽紀で役割は書記であった。H研における当議題への対処方法は研究室活動の初日に器具の取り扱いの説明や流出防止に関する動画を見ることであった。また、教授がいなければ研究は禁止されていることから、安全に考慮していると思われる。 (3)授業外学習でバルブについて調べた。バルブとは、液体や気体などの流体の流れを制御、調整、遮断するための装置である。バルブは、配管や機器の一部として使用され、様々な産業や日常生活で重要な役割を果たす。バルブの用途は産業分野: 発電所、石油精製、化学プラント、食品加工などで使用される。 住宅用途: 水道、ガス供給システム、暖房システムなどで使われます。 医療分野: 医療機器や酸素供給システムにおいても使用される。バルブはその形状、材料、操作方法などにより、特定の用途や環境に適したものが選ばれることが分かった。
A.【講義の再話】製造業において、安全第一、品質第二、生産第三が大切である。労働災害をなくすことで生産向上にもなり、製品の品質も良くなるという考えのもとに指導標識として掲げられる。また、5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)も製造現場において作業の効率化、生産性の向上ができる。リコールとは欠陥商品を回収、修理することである。商品の欠陥は人の命に関わるものなので、安全を考慮しながらも品質の確保も行わなければならない。 【発表の要旨】[演題] 生産性より安全性を優先するためには [共著者名] 山崎開智、石山成晃、大藤雄也 研究室において安全衛生活動に割く時間が十分かどうか、生産性より安全衛生活動を優先させるためには何が必要かグループで議論した。安全性を優先させる具体的な対策としての1つ目は、定期点検である。スケジュールやチェックリストを使用して見落としを防止できる。2つ目は、安全教育と訓練を行うことである。定期的に行うことで習慣づけることができる。3つ目は、ヒヤリハットの報告、そして分析をすることでも防止できると考えた。 【復習の内容】消費者庁のリコール情報を調べ、そこから製品を一つ選んで未然に防ぐ工夫について考察した。製品に「ワイヤレスイヤホン」を選んだ。ワイヤレスイヤホンに内蔵されているバッテリーの不備によって発熱や発煙する事象が発生した。体に直接つけて使用するものなので、非常に危険である。リコールを防ぐために、安全性を第一義と考え、様々な視点から考慮することが必要だと考えた。
A.[講義の再話] 安全は技術者としてサービスを提供する側が1番に意識すべきことであり、最重要事項である。映画「祈りの雨」の題材ともなったインド・ボパール殺虫剤工場事故は企業により従事者どころか20万人以上の近隣住民にまで多大な被害を及ぼした。これは十分な安全対策が施されなかったために起こった事故であり、技術者倫理を欠いていたと言える。日常よく使用するリチウムイオンバッテリー、またはアレルギー性を持つ食品などはよくリコールされており、安全性についての課題は現代になってもなお残り続けていると言える。安全性を維持するためにはまず、整理、整頓、清掃、清潔、躾の5Sを必ず守ることが重要である。これらは作業管理、体調管理、点検につながる技術者が大事にしなければいけない規則である。また、製造現場において、man 、machine 、material 、method 、management の5Mの着眼点も重要である。特にman(人)は人的要因による事故を減らすために考える必要がある。また、甚大な事故を起こさないために、ハインリッヒの法則から危うく不祥事を起こしそうになったが無事で済んだ場合のヒヤリハットの段階で対策を練ることも大事である。 [発表の要旨] 演題:生産性より安全を優先するには? グループ名:安全第一 共著者名:宮原杏奈、菊池沙姫、佐藤美歩 役割:可視化 私たちの班では、安全を第一にするために1人で実験を進めず、複数人で確認して行うこと、漏れがないかを確認するためのチェックリストを作成し確認を怠らないこと、自分が集中できる環境を作っておくこと、を考えた。自分が集中できる環境とは例えば前日によく寝る、ないしはその他のタスクをこなしてフリーな状態にしてから実験に取り掛かることが挙げられた。 [復習の内容] まず、講義中に指名されて答えられなかったバルブのマークについて復習した。工業用のマークとしては有名なものであったため、今回重要な学びであった。また、映画「祈りの雨」の時代背景について調べ、ベトナム戦争付近の年代でアメリカではニクソンショックにより経営難に陥ったユニオンカーバイトが大量生産のためインドに工場を設けた経緯を知ることができた。日本史が好きでニクソンショックは軽く触れていたが、技術者倫理でも経済状況を踏まえた安全管理の欠陥について学ぶことができた。
A.[1]技術者として実験は避けられないものですが、危険がたくさん詰まっています。それを避けるためには気を付けなければいけないことがたくさんあるなと思いました。 [2]研究室の実験の失敗を防ぐために週1回は必ず掃除をするなどが必要だと思いました。 [3]安全と品質管理は、どんな企業や組織にとっても欠かせない要素です。特に、事故や不良品の原因を追及し、再発を防ぐためには、しっかりとした管理体制と分析が必要です。 まず、事故の原因について考えると、しばしば「ヒューマンエラー」が大きな要因として挙げられます。人が関わる作業にはどうしてもミスが発生しやすいですが、それだけではなく、作業環境や設備の不備、または不適切な教育・訓練が事故を引き起こすこともあります。安全管理のポイントは、こうしたリスクを最小限に抑える仕組みを作り、事故を未然に防ぐことです。例えば、作業前のチェックリストや定期的な安全教育、事故発生後の徹底的な原因分析と改善策の実施などが挙げられます。 一方で、不良品の原因は、主に「品質管理の不備」にあります。材料の不良、製造過程での機械の故障、作業者の技術不足などが不良品を生む要因です。また、製品の設計段階でのミスや、規格に合わない材料の使用も不良品を生じさせます。品質管理の重要なポイントは、製品が一定の基準を満たすように継続的にチェックし、品質保証のためのプロセスを標準化することです。例えば、製造ラインでの品質検査、トレーサビリティの確保、不良品が出た場合の迅速なフィードバックなどが効果的です。 つまり、事故や不良品の原因は、ヒューマンエラーや管理体制の不備が根本的な問題となることが多いです。それを防ぐためには、体系的な安全・品質管理体制を整えること、そして組織全体での意識の向上が必要です。
A.
A.①講義内容の再話 安全第一、品質第二、生産第三。消費者庁のリコールサイトにはどのようなものがあるか。「こんにゃくそうめん クロレラ入り」は添付されたスープ、ふりかけについてアレルゲンの表示が欠落していたためリコールされた。バルブは古くなったら漏れる。やってはいけない事故は流出事故である。バルブがどこにあるかを把握することが重要である。5Sは生産より重要である。 ②ワークショップ課題の発表要旨 演題:生産性より安全を優先するには。グループ名:卒業。共著者名:中村健匠、佐藤雄斗。役割:Investigation。安全より生産性を優先してしまう理由は、提出の締め切りに追われていたり、成果発表のプレッシャーによるものだとわたしは思う。したがって、研究成果を評価しないことが実験者から不安やストレスを取り除き生産性より安全を優先するように心がけることができると考えた。生産性を優先して実験を行うと、不必要だと勝手に考えた実験操作を省略して安全性を確保できないことなどが起きる。したがって、手順に従って実験をする必要があると考えた。 ③復習の内容 世界最悪の化学産業事故ともいわれている、ボパール化学工場事故について調べた。1984年、インド、ボパールの化学工場から猛毒のイソシアン酸メチルガスが漏洩した。3,000人以上の死者と35万人もの被災者を出した。漏洩の原因を調べていて気になったのは、貯蔵タンクには3種類の安全装置が設置されていたが、事故発生当時はどれも停止していて、装置が赤字であったため、一切の安全投資、安全教育・訓練などを放棄していたということである。この場合は生産性かつ金銭面を安全より優先していたため起きた事故だと考えられる。防ぐことができた事故を起こしてしまったら、生産性とかの問題ではないので安全第一に行動するべきだと感じた。
A.(1)第五回目の講義では、殺虫剤による事件の映画予告を視聴し、安全と品質管理について学びました。講義内では、リコール商品について触れました。リコール商品はほとんどが不完全な状態で商品化されたものだと感じました。どうして詳しく調べなかったのか、研究しなかったのかと疑問に思いました。そこには企業として、どうしても利益を得たいという思いが先走ってしまっていたのかなと考えました。さらに、不完全な行動は消費者以外にも危険を及ぼすと知り、製造過程にも正しい知識がないと危険が多くあると感じました。 (2)今回の課題は、「リコールを未然に防ごう」でした。私たちのグループでは、研究室の清掃について、研究室にあまり行けてないため状況がはっきりとはわからないが、十分であると思う、また、定期的な清掃は必要であると考えました。私の研究室は、定期的に清掃を行っているため、十分な環境になっていると思います。 (3)今回の講義を通して、講義中に先生が「安心第一、品質第二、生産第三」とおっしゃった言葉が印象的でした。第四回の講義でも学んだように、技術者が考えるにおいて最も重要なのは、生産者・消費者の両方が安心安全でいられる製品であるということです。私は化学合成をする研究室に今います。劇薬や毒薬、高温処理など、様々な危険な行動と向き合っています。これらを扱うには、正しい知識がないと、自分にも環境にも危険を及ぼす可能性があると身をもって感じています。今は先輩に教わりながら扱っていますが、1人でできるようにより多くのの知識を吸収していきたいと思います。
A. 技術者として最も恐れるべき事故の1つは、流出事故である。流出事故を防ぐためには、現場に出向いてバルブの確認を行う必要がある。バルブは、流体やガスの圧力や流れを制御する重要な部品であり、管理や確認がおろそかに行われることで、重大な流出事故を引き起こす可能性がある。実際に起こった流出事故の一例として、ボパール殺虫剤事故が挙げられる。設備の故障や管理ミスにより、イソシアン酸メチルが漏洩して2500人が死亡した。企業の無責任な安全管理と技術者倫理の欠如がこのような重大な事故を引き起こし、大勢の罪なき人々を死に至らしめた。 演題は「生産性より安全性を優先するには?」、グループ名は「ももちゃんず」、メンバーは「佐藤有希乃(自分)、相内彩果、市井桃子、川村和佳子、堀江優花、山本圭織」、自分の役割は「記録」であった。私たちは、研究室での5S活動について考えた。5S活動とは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の5つの活動の総称であり、これは品質や生産性よりも重視されるべきである。私たちの研究室では、2人1組で当番制の毎週の掃除とゴミ捨て、年に2回の大掃除が行われている。これは5S活動の具体的方法の1つであり、習慣化されているため、研究室は安全性が保たれた状態であるといえる。また、労働安全衛生規則で定められている「80cmの通路」も確保されている。 工場設備の故障や劣化は見逃されるべきでなく、定期的なメンテナンスや修理が必要不可欠である。私たちは技術者として、公共の安全や環境保護を最優先に考える責任が求められる。
A.(1)第五回目の講義の大きなテーマは安全と品質管理-事故と不良品の原因であった。ここでは技術者が直面する安全や品質の問題とその根本的な原因について学んだ。事故や不良品は、製品の設計や製造工程における管理不足が主な原因となることが多くこれには人的ミス設備の不具合コミュニケーション不足または不適切な材料の使用などが関わっている。技術者倫理の観点から、事故を防ぐためには安全設計やリスク評価が不可欠であり、製品が市場に出る前に十分なテストや検証を行うことが求められる。また品質管理は単に製品の欠陥を防ぐだけでなく消費者の信頼を維持し、企業の社会的責任を果たすためにも重要だ。特に、製品の安全性や品質に関わる問題は、事故や不良品が引き起こす社会的影響を最小限に抑えるため、技術者は高度な倫理観と責任感を持つ必要がある。技術者は、日々の業務で品質管理のプロセスを厳格に守り、万が一の事故を未然に防ぐために不断の努力をしなければならない。 ? ワークショップ課題の発表要旨は山形大学の研究室での安全性についてであった。この発表をした時にはまだ研究室に行っていなかったので、研究室の状況は分からなかったが、充分であると考えた。また定期的な点検・清掃が必要であると考えた。 ?復習では安全と品質管理のテーマで調べた。内容の一つは、ヒューマンエラーが事故や不良品の主な原因となることだ。特に、設計ミスや操作ミスが積み重なることで、大規模な事故が発生することがある。これを防ぐために、作業者の教育やチェック体制の強化が重要である。
A. 講義内容において、安全と品質管理について学んだ。工学倫理における技術者は、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという自覚と専門的な能力をあわせ持つことが要求される。安産第一として、5S、5M、点検、ヒヤリハットが重要である。3Sに加えて、維持と管理、情報共有がプラスされた5Sを徹底することで安全を見える化することが大切である。実験等における失敗の要因として5Mが挙げられるが、ヒューマンエラーは知識がある人でも起こしてしまうことがある。ヒューマンエラーにもさまざまな分類があるが、無知から引き起こされるヒューマンエラーを無くしていく努力は必要だと学んだ。 ワークショップでは、生産性より安全を優先するにはどうすればよいか議論した。設計段階でリスク評価と対策を行うことやテストを徹底すること、製造プロセスの品質管理が必要であると結論付けた。さらに、品質管理とリスク予測を一人ではなくチームを組んで管理していくことがヒューマンエラーを最小限に減らすことができると考えた。 講義内容とワークショップを通じて、ヒューマンエラーを減らすため、学んだ知識を忘れないように再度覚えなおししたり、安全に実験をこれから進めていくために自分の身の回りの5Sは徹底したりしていきたいと考えた。また、報告・連絡・相談の「ホウレンソウ」だけでなく、なんでも正直に話せる対人関係を作り上げるために、雑談と相談の「ザッソウ」を意識して行動したいと考えた。
A. 安全第一は、労働災害をなくすことが生産向上にもなり、製品の品質も良くなるという考えである。5S、5M、点検、ヒヤリハットなどの安全第一があり、次に品質第二、生産第三がある。実験を安全に効率よく実施するためには5S活動がある。また、製造現場での安全推進において、多くの企業が取り入れている着眼点には5Mがある。また、ヒヤリハットという、事故にはならなかったがヒヤリとした、ハッとしたことを細かいことでも報告し合う手法がある。 演題「生産性より安全を優先するには?」、共著者は濱登美月、データ整理の役割としてグループワークに参加した。研究室での安全への活動について話し合った。実験の際に出る廃棄物の分別や廃棄物によっての処理の仕方が区別されていることが安全への取り組みとして挙げられた。また、実験室付近に緊急用シャワーが備わっていることも確認した。授業を通して、実験者の健康状態を整えることの大切さも理解した。 5S活動の5項目は、整理・整頓・清掃・清潔・躾からなっている。研究・開発現場での安全では、この5S活動が成果をあげていて、個人でもグループでも5項目を徹底させる必要がある。また、製造現場での安全推進における着眼点として5Mが存在している。これは、Man(人)、Machine(設備・機械)、Material(素材・製品)、Method(作業方法)、Management(管理)のことである。製造現場に限らず、研究・開発の現場や輸送・保管時などの安全にも当てはまる。人的要因に関しては人にはヒューマンエラーがつきものだという前提、設備的要因としては筋の良い設備を使うことなどが大切である。
A.(1)講義内容の再話 第5回の授業では、安全第一という話でした。安全対策を怠った事例としてインド・ボパール殺虫剤工場事故があり、化学史上最大の事故と呼ばれ映画にもなっています。その映像を授業で見ました。インド中部の都市ボパールの殺虫剤工場でガス漏れ事故が、起きました。運転停止した製造設備が老朽化したまま残され十分な安全対策が取られていなかったことが原因でした。漏れたガスは、隣接する住宅街に流れ込み 死者2600認定以上、中毒患者5万人以上となり、20万人以上が避難しました。 5Sと5Mについて学びました。5Sは、整理、整頓、清掃、清潔、しつけの5つです。5Mは安全推進のキーファクターであり、人的要因、設備的要因、素材・製品的要因、作業方法的要因、管理的要因の5つです。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 研究室で安全のために行っていることを話し合いました。 環境調査、遺伝子組換え生物を外に出さないための手洗い、試薬が手にかかった時体に影響がないようにすぐに手を洗う、保護メガネ、白衣を着る、爆発音が聞こえるように両耳イヤホン禁止、ハロゲンを使用した器具を念入りに洗い水道に流さない。 手洗い、器具の洗浄を手間を惜しまず確実に行うことで、生産性より安全を優先することが出来ると考えました。 (3)復習の内容 5Mについて初めて知ったので教科書で理解を深めました。Man、Machine、Material、Method、Managementの頭文字です。「安全文化の創造」が技術者にとって重要なテーマです。
A.⑤安全と品質管理-事故と不良品の原因- インド・ボパールで起きた殺虫剤プラントで起きてしまった凄惨な事故を扱った映画の予告編を見ました。その事故はユニオンカーバイド社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料である毒性のイソシアン化メチルが漏出したのが原因でした。アメリカがベトナム戦争をしていた時代で、企業にお金がなかったためとてつもなく厳しい経費削減がなされていました。それによって漏洩が直されなかったりセンサーがずっと故障したままで有ったりする環境に工場は置かれていました。その中、水と決して混ぜてはいけないイソシアン化メチルが漏れ出ていることに気づいたコントロールロームの作業員は手を尽くしたが2500人もの命が失われてしまった。安全第一の考え方とは、労働災害 をなくすことが、生産向上にもなり、 製品の品質もよくなるという考えのもとに、 安全指導標識として掲げられるものです。工学倫理とは、あらゆる危険なものを安全に使いこなすために技術者に要求されるものであり、その基本は「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚を持つことにあります。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 研究室での巡視状況について話し合い、安全衛生活動に割くじかんが十分かどうか議論し、生産性より安全衛生活動を優先させるためには何が必要なのか具体案を出す。 配属させたばかりで研究室に全く詳しくなかったため、研究室用巡視記録簿の例に沿って話し合っていきました。 清掃:週に一回、生物水槽は週二回(フィルターがない水槽は週3回) 廃棄物:産廃、家庭ごみの分別がきちんとされている。そのうえで燃えるゴミや缶瓶ペットボトルに家庭ごみは分け、産廃はガラス器具、ピペット、ゴム手袋、生物汚染等々に細かく分け分別して処分している。 不要物:大学が実施する粗大ごみ回収の時に研究室内の点検をして不要物の処分を行っている。 VDT:明かり配置は考慮されている(根源によって見えづらいと感じたことは今のところない) 保管庫:劇物などの危険物は鍵のかかる棚に収納し、扉の見えやすい部分には収納物が書かれている 室内飲食:禁止されていない。が、実験台とは別の区画で皆飲食している。
A. 現代の工業技術や化学技術の進展は、時に予期せぬ危険を生じさせることがあり、その影響は人々の生活や環境に大きな影響を与えることがあります。技術者は、このようなリスクを未然に防ぐため、常に高い倫理観と安全意識を持ち続けなければなりません。事例として、ボパール化学工場事故を挙げることができます。 1984年、インドのボパールで発生したユニオンカーバイト社の化学工場事故では、農薬「セビン」の原料であるイソシアン酸メチルが漏れ、数千人の命が奪われました。この事故の原因は、長期間にわたる設備の老朽化や予算削減にあり、冷却装置や排気設備が正常に機能しなかったことが致命的でした。事故の際、作業員は故障したセンサーに頼らず、自分の感覚で危機を察知し、対処を試みましたが、最終的には事故を防げませんでした。これにより、ボパール周辺の住民は、強い毒性を持つ化学物質にさらされ、2500人以上が命を落としました。この事故は、工業事故が引き起こす悲劇を象徴するものであり、技術者に求められる倫理と責任を強く意識させる出来事でした。 また、事故がなければリチウムイオン電池の開発が遅れていた可能性もあると言われています。ボパール事故をきっかけに、安全性を最優先にした技術開発が進んだため、事故を防ぐための技術や管理体制の重要性が広く認識されるようになりました。しかし、それは事故が起こらなければ得られなかった教訓であり、事故が引き起こした損失の大きさを改めて感じさせます。 これらの事例は、技術者がどれだけ高い倫理性を持ち、危険を避けるためにどれだけ努力しても、予測できないリスクが常に存在することを示しています。しかし、事故が起こった際には、それを教訓として次のステップに進み、安全性をさらに高めるための方法を模索し続けることが重要です。事故を防ぐためには、作業環境や設備の管理を徹底し、常にリスクを予見し、事前に対策を講じる必要があります。また、事故が発生した場合には、迅速で適切な対応が求められ、同様の悲劇を繰り返さないための努力が必要です。 技術者は常に「危険なものを安全に使いこなす」という意識を持ち、日々の業務に取り組むことが求められます。このような責任感を持つことで、私たちの技術は人々の生活を守り、より良い未来を築くことができるのです。
A.産業においても研究においても現在一番重要視されているものは、安全である。安全第一、品質第二、生産第三といわれるほど安全が重要視され、生産性より、突き詰めれば、利益さえも振り払い安全を優先されている。これには、過去の重大な事故による莫大な犠牲を払ったという歴史があるからである。その一つにボパール化学工場事故がある。この事故は、まさしく利益重視によって起きた事故といえる。ニクソンショックによってアメリカ企業は、経営が傾き始めていた。ユニオンカーバイト社も例外ではなかった。経営の厳しさから予算削減を行い、コントロールルームの修理を怠っていたのだ。その結果、殺虫剤の原料となり、猛毒である、イソシアン酸メチルが漏れ出ていることをセンサーが感知できなかったのである。そしてこのイソシアン酸メチルが漏れ出ていることは従業員の体調不良でようやく気付くこととなる。気づいたときには、水と混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが大量に水と一緒に漏れ出ていたのである。そして、作業員がイソシアン酸メチルのタンクへ急いだが、安全弁が吹き飛び、漏れを止めることができない状態であった。冷却装置を動かそうにも予算削減で冷媒を抜かれ、冷却できず、フレアタワーで焼却しようにも動かなかった。最終的には、どうにもできず、作業員は逃げるほかなかった。そして、漏れた大量のイソシアン酸メチルはふもとのスラム街に滞留し、スラム街に住む住民の多くがなくなり、土壌は汚染され、現在でも大きな被害が出ている。このように、事故が起きると多数の死傷者が出ることがある。何よりも安全第一、研究室でもそうである。安全のためにもコミュニケーションを欠かさないでほしい。
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第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。