大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
A. 四日市には第二次世界大戦の燃料基地だった名残から、石油コンビナートがある。これを利用して、余った石油を燃やしていた。その際に煙突からたくさんの煙が出ていた。この煙の影響により四日市ぜんそくが起こってしまった。この公害は起こそうと思って起こしたものなのだろうか。技術者たちは、この石油を使えば、将来よりたくさんの技術力の発展が見込めるのではないだろうかという未来を考えての行動だったのではないのだろうか。このような場面に遭遇した際に、果たしてそれ公害だからやめろということが出来るのだろうか。これは私の考えにはなってしまうが、おそらく技術者側も最初は、未来のためにとか、よりよい社会を目指したくて資源を利用としていただけであり、公害を起こしたくて起こしていたわけではないのではないかと考える。もし仮に公害を起こそうと考えていたのであれば、そこ周辺に住んでいる自分自身も被害を被ってしまうだろうし、メリットが何一つ考えられないためである。 今回の授業での演習課題は、「新しい技術を運用するにあたって」というものであった。これについて私たちは、鉱山を利用しようとして発生してしまった、カドミウムが原因となっている「イタイイタイ病」について話し合った。これは鉱山からの排水が周辺の川を汚染し生物濃縮によりヒトの体内に入ったことで発生した。 今回の授業の復習として、水俣病などのほかの公害について調べた。
A.(1)四大公害の水俣病から水銀を自然環境下に排出した際に、人体などにどのような影響があるのかを学びました。またそのような公害物質が生物濃縮によって少ない量でも影響があることなどを知りました。 また排水中の水銀の濃度については水質汚濁法などの法律で定められ、その分析方法も法律でやJISで業界規格も定められていることを学びました。これについては分析方法の技術が完全には完成していないこともあり、今後の技術発展に伴い法改正の可能性があることを知りました。生物濃縮についてはDDTを利用した殺虫剤が生物濃縮による害を人体に及ぼすため、日本国内で禁止されているが、亜熱帯や熱帯地域では依然として使用されていることによる倫理的なギャップを知りました。SDGsでどのような目標が掲げられているのかを細かく学びました。 (2)技術を行使することによる潜在的な危険について、技術者が予見可能性と結果回避義務を果たすためにはどうすれば良いかを話し合いました。私たちのグループでは福島の原発事故を例として話し合いを進めました。 (3) 私のグループでは原子力発電に伴う核分裂反応について考えました。 事故の経緯としては、津波による影響で電力の供給ができなくなり、そこから冷却装置も停止してしまい温度上昇により水位が低下、その時に発生した水蒸気が化学反応をし、水素を発生させ爆発につながったというものです。 日本はそもそも地震大国であり、津波による電力供給の停止は完全に予測することが不可能ということはなかったのではないかと思います。 技術者には議論の機会を増やし、一定の危険を伴う物を扱っているという自覚がもう少しだけ必要だったのではないかなと思いました。
A.(1)本講義では、四代公害病について取り上げた。四日市ぜんそくは第二次世界大戦の燃料基地として稼働していた石油コンビナートから有害物質が排出されたため起きた事故である。当時はpm2.5など無視しており、煙を対策するため煙突を高くした結果、四日市全体に有害物質が蔓延した。現在はスクラバーで煙を除去しきれいな煙のみを排出するよう対策している。水俣病はメチル水銀による水質汚染によって、そこに生息していた魚介に生物濃縮が起き、それらを人が食したことで発症した。このメチル水銀は塩化ビニルの合成の触媒として使用されていた。また、資源の一つとして電波の定義を調べた。電波は電磁波のうち比較的周波数の低いものであり、日本の電波法では300万メガヘルツとされている。 (2)共同作成者:平田涼介、?橋洸哉 イタイイタイ病について調査した。三井金属高山神岡鉱業所からカドミウムを含む、有害物質が排出され神通川の汚染により、そこに生息する魚介類が汚染された。これらに生物濃縮が起こり、最終的に人の口に運ばれ、人体内で有害物質が蓄積しイタイイタイ病が発症したとされている。これを防ぐために、予見可能性として有害金属の使用と、それらの処理方法をより検討する必要があったと考える。 (3)本講義の復習として、授業の振り返りとノート整理を行った。現在の日本の空気は他国と比較してとてもきれいだが、先人のミスや犠牲によって改善された結果であるため、私たちが科学者や技術者として働く際は、過去の過ちを決して繰り返してはいけないと考えた。
A.(1)四大公害病について学んだ (2)住民たちの健康のために倫理的に行動すべきだと学んだ (3)化学物質や環境問題、技術者倫理、法規制について取り上げています。まず、グリニャール試薬や有機水銀について説明され、その毒性が人体に与える影響や環境への危険性が示されています。特に水銀が引き起こす食物連鎖の濃縮による被害について言及され、その後、アセチレンを用いた化学反応において金属水銀が触媒として使用され、予期しない環境への影響が現れる様子が述べられています。 次に、DDTの使用とその環境への影響について触れ、1970年代に多くの国で禁止されたことが説明されます。また、産業界には法令に対応した規格が存在し、労働安全衛生法や食品衛生法などに対応する規格(ISO)があることが言及されています。さらに、電子機器が引き起こす電波障害や、光ファイバー技術が通信の分野での進展を示しています。 さらに、共通資源の管理についても説明され、共有地の悲劇(コモンズの悲劇)という概念が取り上げられます。個々の利益追求が全体に悪影響を与える例として、牧草地を取り上げ、これが「囚人のジレンマ」と結びつけられています。再生可能エネルギーとして太陽光、風力、バイオマスが紹介され、それに関連する法律や規制が環境問題の解決にどのように貢献するかが説明されています。 最後に、環境問題解決のためには個人の利益よりも全体の公益を重視することが必要であり、質の高い教育が重要であると述べられています。また、サプライチェーンとして資源から廃棄物までの流れを説明し、リサイクルや廃棄物処理が環境保護の鍵であることが強調されています。
A.
A.(1)十分に試運転が繰り返され、それまで問題が起こったことのなかったものが、ましてや大海にきしゃくされているはずだったものが人体に影響を及ぼすなんて。自分がその技術のもたらす危険を予見できていただろうか。 触媒は、反応速度を上げるが、自分自身は変化しない、はずだった。 まさか、触媒が反応していたなんて。 無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出してしまった。 (2)水俣病 共著者 菅野秀哉 田中優芽 役割 Investigation 水俣病は昭和31年に熊本県水俣市で原因不明の激しい脳症状を訴える人が頻発したことで発覚した。 これは工場から漏れ出したメチル水銀を魚介類を通じて地域住民が接種してしまったことが原因である。 裁判では工場側の注意義務違反を指摘され、過失責任があったことを認めた。化学工場は、その廃液中に予想外の危険な副反応生成物が混入する可能性が大きいため、とくに、地域住民の生命・健康に対する危害を未然に防止する高度の注意義務があるにもかかわらず、被告側の対策、措置にはなに一つとして納得のいくようなものはなく、被害の過失の責任は免れえないと述べている。 (3)福島原発周辺でプロパンガスタンクに水を入れて運用していた。3.11の震災前、耐震基準が見直されて以前よりも厳しくなり、そのプロパンガスタンクは耐震基準を満たしていなかった。 しかし、タンクの中身が水であったため、危険性が少ないと判断され、耐震基準を満たすための対応は見送られていた。 そこに地震が起き、ガスタンクが周りの配管を壊してしまい火災事故に繋がってしまった。 技術者が対応していれば火災は起こらなかったとしても、予算の問題などやろうと思ってもできない状況であったのかもしれない。
A.日本の四大公害の一つである水俣病は、メチル水銀によって海洋生物が汚染され、それを食した人々に重篤な健康被害をもたらした。ほかにもイタイイタイ病(カドミウム汚染)、四日市ぜんそく(大気汚染)、新潟水俣病などが代表例として挙げられるが、これらは住民の健康障害や死者の発生という「目に見える」形で深刻化し、社会問題としてようやく認知された経緯がある。結果として公害防止関連法が整備され、企業の排出規制や技術開発が進んだものの、多大な犠牲が払われた後の対応であったことは否めない。 このような事例は、技術の恩恵を追求するあまり環境保全を後回しにした代償の大きさを示している。技術者倫理の観点から重要なのは、企業や自治体が環境に悪影響を及ぼすリスクを早期に把握し、対策を講じる責任を担っているという認識を持つことである。すなわち、「予防原則」に基づき、問題が顕在化してからではなく、科学的知見をもとに未知のリスクにも目を向け、積極的に手を打つ姿勢が求められるのだ。 一方で、二酸化炭素や放射線など「目に見えにくい」汚染は、被害が顕著に表れるまで時間がかかったり、その因果関係が複雑だったりするため、いまだに対策が不十分なケースも多い。こうした課題に対しても、環境モニタリング技術の開発やデータの「見える化」が必要不可欠である。技術者は資源の有限性や地球環境の持続可能性を常に意識し、将来世代にわたる影響を考慮した設計と運用を行わなければならない。環境保全と資源問題は経済活動の効率や利潤追求だけでは測れない広範な価値をはらんでおり、そのバランスを取る責任を負うのが、現代を生きる技術者の義務といえるだろう。
A. 水俣病を例に環境と技術の関係について学んだ。有機水銀が含まれる工場排水が海に流され、食物連鎖によって魚などの中で有機水銀が濃縮されてしまった。その魚を食べたことで水俣病が発生した。当時の技術や情報でこうなることを予見し回避することはできただろうか。最新技術がもたらす利益とリスクを予見することはとても重要である。 復習として水俣病の他に予見可能性と結果回避義務の議論の例がないか調べた。予見可能性と結果回避義務の議論の例として「第二水俣病」を選んだ。1965年頃に発生し、熊本県で起きた水俣病と同じくメチル水銀が原因だった。これ以前に熊本で水俣病が発生しているため、その時点で適切な対応をしていれば予見できていた。過去の事例をしっかりと理解することで結果回避は可能だったと考えられるが、熊本で起こった水俣病より先にこの事態を予見できたかは分からないと思った。有機水銀は通常の魚にも含まれていて、当時は有機水銀を正確に分析する手法も確立していなかった。第二水俣病はそれより前に水俣病が発生したため結果回避できると考えられるが、水俣病発生前に結果回避・予見をすることは難しいと考えられる。
A.(1) 工業が盛んになり始めた頃は環境汚染問題が多かった。 メチル水銀が原因の水俣病やカドミウムが原因のイタイイタイ病等、健康被害が生じてしまった。 昨今では、産業廃棄物を適切に処理することや有害物質を使わないようにすること等、環境保全の取り組みが大切になっている。 ただし、このような被害リスクは可能な限りゼロに近づけることはできるが、完全にゼロにはならないことを常に念頭においておくべきである。 資源の枯渇は現代において重要な問題である。 例えば、電波も有限な資源である。携帯が普及した今、電波は多くの人にとって重要な資源である。 たくさんの情報を送るためには周波数をあげる必要があり、3G→4G→5Gとどんどんシフトしている。 (2) 演題:新しい技術を運用するにあたって 共著者:?橋可奈子、?橋美羽、五十嵐千紘、松本凜 役割:1.Conceptualization 6Gの技術普及によるリスクについて議論した。 6Gになると伝播距離が短くなるが、その分膨大な情報を送受信できるようになる。 一方で、伝播距離が短くなるためにアンテナが何本も必要になってきたり、その他の機器の通信も妨害する(一緒に使えなくなる)可能性があるため、一部不便になることもあるのではないかという話になった。 また、他班の意見から、サイバー攻撃、情報漏洩の可能性も高まるのではないかという意見に賛成した。 (3) リサイクルについて学んだ。 リサイクルは資源の再利用可のことであり、日本では、プラスチックや紙のリサイクルが普及している。 しかし、リサイクルにも欠点があり、リサイクル品をつくるのに多大なコストが必要な点やリサイクルするだけでは根本的なゴミの削減には繋がっていない点が欠点である。 ゴミ発電等に使用するのは良い方法であるとは思うが、環境保全の観点からみると、3Rの中のReduceやReuseについてももっと検討していくべきであると思った。
A.(1)工業を発展させていく中で重要なのは、環境保全に努めていくことである。四大公害病である水俣病は、有機水銀が脊椎動物の中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用し、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害することで、大きな被害を出した。ほかにも、DDTやイタイイタイ病など環境や生物に大きな影響をもたらしてきたものがある。環境や生態系を守っていくためにも、いろいろなことに気を付けなければならないのだ。 (2) 演題 新しい技術を運用するにあたって グループ名 書くの忘れました 人物 石川大翔 佐藤共希 中野渡椋 前田悠斗 井上空雅 渋谷光 鈴木佑涼 松下千聖 大石珠生 根岸夏輝 私たちのグループでは、水俣病を選択した。水俣病の予見可能性は、有機水銀が生態系に与える影響を十分に評価できなかった点であり、有機水銀の危険性や法律などが定まっていたら、回避できたと思う。結果回避義務は、企業が利益を重視し、生態系への影響を考えず環境問題を考えなかった点であり、環境に配慮した行動や環境問題への意識などが求められる。 (3)私は復習として、イタイイタイ病について調べた。イタイイタイ病は、富山県神通川流域で慢性カドミウム中毒による骨疾患のことである。三井金属工業が亜鉛採掘を開始し、亜鉛鉱石に含まれるカドミウムが原因となった。1957年以降に発症のピークを迎え、多くの人が苦しめられた病気である。また、このカドミウムが神通川流域にすむ人々の水田米など農作物を通した公害病であるため、恐ろしいものだと感じた。
A. 技術の発達の裏側には私たちの生活が脅かされるほどに危険な物質が流れ出しているかもしれません。そんな技術の発展とともに人々の健康が壊された例として水俣病が挙げられました。水俣病とは四大公害病の一つでメチル水銀を体内に含んだ魚を食べてしまったことが原因で流行した病気です。すべての原因は工場排水に紛れ込んだメチル水銀でした。この経験を経て日本では排水中の様々な物質の濃度の基準が設けられ分析方法を決められました。 私たちは議論の例として水俣病を選びました。私は調査の役割をしました。水俣病を防ぐ予見可能性としてアセトアルデヒドの製造から出る排水の成分を十分に操作しなければいけないという意見が出ました。また、検査をする際に検査結果がはっきりと出るような技術を持つようになってから取り掛かることが大事なのではないかと考えた。実験過程や短期間の研究では大丈夫なことがあっても長期的に見たりある一定の物質・温度など環境によって変化することもあるので十分な検査が必要であると考えました。 四大公害病について詳しく調べてみました。四大公害病は水俣病の他にイタイイタイ病、四日市ぜんそく、新潟水俣病がありました。どれも工場で排出された水による水質汚染やガスによる大気汚染によるものでした。どの病気も重大な健康被害を引き起こし死者も何百人にも及んだそうです。このようなことをなくすために厳重な検査と対策が必要だということが分かりました。
A.(1)この講義では、環境保全の重要性と技術者の役割について学びました。人間が生活を維持するためには地球を汚染せざるを得ない部分がある一方で、その影響を最小限に抑える努力が求められることが強調されました。具体例として水俣病が取り上げられ、最新技術がもたらす予測不可能なリスクについて学びました。たとえば、触媒として利用された金属水銀が予想外の反応を起こし、有機水銀化合物として排水に混ざり、生物濃縮を通じて甚大な被害を引き起こしました。この事例は、技術者が技術のメリットだけでなく、潜在的なリスクにも目を向ける必要性を示しています。 (2)また、農薬DDTの事例を通じて、生物濃縮や環境汚染が及ぼす影響について議論されました。こうした問題を防ぐためには、科学的な知識の更新や法律、規格(例:ISO)による規制が必要不可欠です。さらに、環境問題は人間が直接認知できない要素(例:CO?や放射能)にも影響を及ぼすため、科学的な理解を深めるとともに、適切な分析や対策を行う重要性が指摘されました。 (3)講義を通じて、技術者は常に新しい知識を学び、危険を予測して早めに対策を取ることの重要性が再確認されました。特に、水俣病のような悲劇を繰り返さないためには、環境や人に悪影響を与えない技術の開発と責任ある行動が必要です。課題として「技術者は、仕事が環境や人に悪い影響を与えないように注意することが大切であり、水俣病のような問題を防ぐために、新しい知識を学び、危険を予測して早めに対策を取る必要がある」と記載しました。この考えを実践することが、未来の持続可能な社会を築く第一歩となると感じました。
A.本講義では、環境保全と資源問題に関する技術者倫理について学び、リサイクルの重要性を理解するために、四大公害病(水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜん息)の事例を検討した。これらの公害事件は、産業発展の代償として発生し、環境や人々の健康に深刻な影響を与えた。講義では、生物濃縮のメカニズムや有機水銀・農薬などの化学物質が環境や人体に及ぼす影響についても説明され、環境負荷を低減するための技術的な対策が求められることが強調された。また、最新技術がもたらす予期せぬ環境リスクを予測し、適切な対策を講じる必要性が指摘された。さらに、持続可能な開発目標(SDGs)に基づき、「海の豊かさを守る」「陸の豊かさを守る」といった目標が紹介され、リサイクルを通じた持続可能な資源利用の重要性が議論された。 ワークショップでは、技術者倫理の観点からリサイクルと環境保全に関する課題を議論した。まず、公害事件の再発防止策として、有害物質の使用規制の強化や、より精密な環境モニタリングの必要性が指摘された。次に、持続可能な資源利用とリサイクル技術に関して、廃棄物の再資源化、プラスチックのリサイクル、電子廃棄物(E-Waste)の適切な処理方法が検討され、特に電子廃棄物のリサイクルの重要性が強調された。また、新技術の開発においては、環境への影響を予測し、適切なリスク評価を行うことが不可欠であることが確認された。触媒技術の発展による環境負荷の低減が期待される一方で、想定外の副作用を防ぐための十分な検証が求められることが議論された。 復習では、公害事件の歴史を振り返り、その影響や環境保護の重要性を再確認した。また、有機水銀や農薬の生物濃縮による環境や人体への影響を学び、技術者としてそのリスクを最小限に抑える努力が求められることを理解した。さらに、リサイクル技術と持続可能な社会の実現に向け、電子廃棄物やプラスチックリサイクルの課題解決に向けた取り組みの必要性を再認識した。新技術の開発に際しては、環境リスクを適切に評価し、持続可能な開発を目指す姿勢が重要であることを確認した。今後の課題として、環境問題の解決に向けた技術的アプローチや政策の在り方について、さらに考察を深め、持続可能な社会の実現に貢献することが求められる。
A.今回の授業ではリサイクル環境問題について考えました。特に四大公害病となる水俣病について考えました。これは工場からの汚水が川に流されていたことによってその有毒成分を魚が食しその魚を食べることによって水銀中毒になり、言語障害や歩行障害などの症状が出てしまうというものがあった。この症状は今現在も苦しんでいる人がいる問題であり、風化させてはいけない問題であると考えられる。そのほかにもリサイクル問題や公害問題としては、ごみによる悪臭や騒音振動、PM2,5などがあるが、私が無知であるだけなのか具体的な解決案もないし、SDDsはあるものの実際改善しているという結果が表れていないというのが現在の日本の問題点なのではないかと考えました。 今回のワークショップでは、今後できるであろう最新技術がもたらす危険について予見するというものでした。この公害病に関しては、危険を予知できなっかtことから被害が拡大してしまい手を付けられなくなってしまったが、実際に予見する方法はないかを考えてみた。今後の最新技術の中で今回は6Gについて考えました。そもそも6Gとは、現在普及してきた5Gよりも高速、大容量、超低遅延を実施することが出来る次世代通信規格であり、まだ普及は広まっていない。これを普及していくためには、今後さらなる通信技術の進歩が必要であると考えられる。この技術の普及によって生じる懸念点は早すぎるがゆえに現実と仮想空間の区別がつかなくなってしまう点や、偽情報による社会の分断やサイバー攻撃による損害が増大してしまうといった人身的なものではなく机上で様々なことが起こりうると考えることが出来る。 今回の授業の復習については、身の回りでできる公害問題の解決策を考えました。まず、ごみになるものは買わない。再利用する。といった身近なものからごみを減らしていくことで公害問題を少しづつ改善していくことが重要であると考えました。
A. 第4回の講義では、「リサイクル」をテーマに環境保全と資源問題について取り上げられました。日本の公害問題である水俣病やイタイイタイ病が例として挙げられ、これらの事例を通じて環境への配慮の重要性が強調されました。また、石油コンビナートに関する環境問題や、酸化亜鉛の特性が紹介され、顔料として使用するためには微細な粉状に加工する必要があり、昇華しやすい性質を利用する技術が説明されました。さらに、電波や電気資源の枯渇といった将来的な課題にも触れられ、持続可能な技術の必要性が議論されました。 ワークショップでは、「新しい技術を運用する際の課題」として、次世代通信技術である6Gを取り上げました。6Gは、高速で大容量の通信を可能にし、社会に大きな利便性をもたらすと期待されていますが、未知の技術であるため、予期しない影響やリスクが存在する可能性もあります。特にプライバシーやセキュリティ面での課題が指摘され、サイバー攻撃のリスクやプライバシー侵害の懸念が挙げられました。このような課題に対応するため、技術者は通信技術の発展だけでなく、社会や人々への影響を広い視野で考え、リスク管理を徹底する必要があると考えられました。また、これを実現するには専門分野だけでなく他分野の知識を学び続ける姿勢が求められると議論されました。 今回の講義を通じて、環境保全と資源問題が現代技術に密接に関係していることを学びました。水俣病やイタイイタイ病といった公害問題からは、環境配慮を欠いた技術の運用が引き起こす深刻な影響を理解しました。また、酸化亜鉛の加工技術における昇華の利用や、電波・電気資源の枯渇問題に触れることで、技術者としての役割と責任を再認識しました。ワークショップでは、6Gに関連する利便性とリスクについて考察し、新技術を社会に安全に導入するためには、リスク管理能力や多角的な知識が不可欠であることを改めて理解しました。これらを踏まえ、環境と社会に配慮した技術開発に取り組む重要性を再確認しました。
A.日本には燃料がないため、飛行機を量産できない。海外からの燃料の供給を停止されたことがきっかけで日本が起こした戦争が、真珠湾攻撃であった。酸化亜鉛は顔料などで大量死使われている。金属であるために細かくするのは大変であるため、昇華を利用して細かくしている。ラボや工場からの排気に含まれる様々な有害ガスを除去する装置をスクラバーという。電波は、周波数を上げるほど速く多くの情報を送ることができるが、粒子的な性質が増える。 技術者として、何かを作り出すときに不都合が生じないか、先見性を持つことが大切である。グループワークでは、6Gについて公害を予見する技術として、AIや機械学習を用いて、その現場の変化をシミュレーションすることを考えた。 熱を機械的仕事に変える熱機関には多くの種類があるが、流体に熱を加える方法により外燃機関と内燃機関に分けられる。外燃機関とは、期間外部の熱源で気体を膨張・収縮させて熱エネルギーを運動エネルギーに変換する。温度差を生じさせることができればよいため、熱源の種類を問わず、燃料の燃焼熱や原子力、地熱などさまざまな熱源を使用できる。内燃機関は、燃料の燃焼によって発生したガスを直接作動流体として用いるものである。構造が簡単で、重量が軽く、熱効率が高い。動力機関として多方面にわたって使用され,特に自動車・鉄道・船・航空機などの輸送動力として,小さなものから大きなものまで広く使用されている. 参考文献 Motor-Fan.jp「外燃機関externalcombustionenglne」 https://car.motor-fan.jp/daisharin/30005025 日本機械学会「内燃機関 [JSME Mechanical Engineering Dictionary]」 https://www.jsme.or.jp/jsme-medwiki/doku.php?id=11:1009348
A.(1) 水俣病についての動画を授業の始まりに見ました。アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していて、触媒であるはずの金属水銀が反応を起こして有機水銀化合物となり、海に排出されることで食物連鎖を経て濃縮されたことが原因という内容でした。 似た事例として、マラリアに対抗するべく開発された殺虫剤「DDT」もその代謝産物の生物濃縮による害や環境問題が発見からしばらくして見つかりました。どちらの例もメリットのみに着目してしまい、その裏に潜むリスクがもたらす障害を予見できなかったために起こったのです。 (2) 演題:予見可能性と結果回避義務 グループ名:チームコカイン 共著者:渡邉佳治、陳東冉、今井皇希、安藤丈翔、大村暦一郎、小野寺裕己 ・予見可能性と結果回避義務の議論の例としてコカインを考えた ・はじめは戦時中にモルヒネ中毒の特効薬として使用されていたが、中毒性があることが確認され、最終的に多くの国で使用禁止となった (3) 予見可能性と結果回避義務の議論の例として、コカインを挙げます。南北戦争などにおいて強力な鎮痛剤であるモルヒネが負傷兵の痛みを和らげるために広く使用されました。しかし、モルヒネは高い依存性を持ち、戦後、多くの兵士がモルヒネ中毒に苦しむこととなりました。この状況に対して、かつてはモルヒネ中毒の治療にコカインが使用されることがありました。コカインは、モルヒネによる抑うつ状態や禁断症状を一時的に和らげる効果があると考えられていましたが、結果的にはコカイン自体も強い依存性を持っており、新たな依存症を引き起こすリスクがありました。 このような状況を技術者や医療従事者が予見できたかといえば、当時は依存症のメカニズムが十分に理解されていなかったため、おそらく難しかったと考えます。結果を回避する義務があったとしても、限られた知識の中で適切な判断を下すことは容易ではなかったと考えました。彼らができることは、最善の治療法を選ぶことだけだったかもしれないので、この例は薬物使用における倫理的なジレンマと、それに伴う責任の重さを考えさせるものと言えます。
A.(1)四大公害病のひとつに水俣病があります。アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造する過程で、アセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀を使っていました。無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、それを摂取してしまった人間は大変な被害を受けることとなりました。また、DDT の代謝生成物である DDE、DDA などは、体内に蓄積され、生物濃縮を起こします。 日本では 1968 年に農薬の会社が自主的に生産を中止し、 1971年には販売が禁止されました。世界的にも、環境への懸念から先進国を中心に 2000年までには、40 カ国以上で DDT の使用が禁止・制限されました。 (2) 演題: 新しい技術を運用するにあたって グループに属した人:秋山萌花、亀山桜華、肖冠蕾、池田裕奈、和田はるか 役割:Data Curation 発表要旨:公害を予見するにはどうしたらよいか話し合った。まず、環境をモニタリングすることが有効であると考えた。具体的には汚染物質の濃度を測定するといったことが挙げられる。また、過去の事例やデータを分析し、現在の状態と比較することも効果的であると考えた。また、シュミレーションをしてリスク評価モデルを作ることも有効であると考えた。 (3) 授業を受けて、新たな技術が普及することで得ることができるメリットと、それに伴って生じる危険性などのデメリットについて考えた。 6G が普及することで、大容量の情報を伝送できるようになる。一方で、一度の侵入で多くの情報を窃取される可能性があることやサイバー攻撃の被害が増大する可能性があることが考えられる。新たな技術が普及することで正しく使用すれば暮らしは非常に便利になるが、それを悪用しようとする人もいるため、危険性があることも忘れてはいけないと考えた。
A.(1)水俣病の動画をみた。 メチル水銀 技術者によるp133 石油コンビナート 燃料基地 石油精製 余った石油は引火して危ないから燃やして煙突から煙が… pm2.5もくもく どうにかしてくれという意見が出て、煙突を高くしたがこれでは意味がなかった。また四日市ぜんそく 公害つくりたくてエンジニアがやったわけじゃない(よかれとおもったことがまさか) いかに効率よく生産するかを考えた結果のことだった。 酸化亜鉛 なぜ顔料として使われたのか →細かくしやすい、反射 外国の水の飲み方 インドネシア→ペットボトルの水を飲む 井戸水からの病気 赤痢が発生した。 有機金属からしっぺ返しをうけた。 公害は人だけじゃなく環境も破壊した。騒音、悪臭もまた公害に含まれる。 電波とは何かという問いに対して、6G、低誘電率、材料というキーワードで調べ学習をした。 (3)公害のリスクを予見するには、私たちの班では、 いろいろな分野、立場の人の意見をきく。また、SDS(セーフティデータシート)を提出する。街の人の声を聞く。という意見が出た。 このように偏った意見だけでなくいろいろな視点から意見を持ち寄ることが必要だと考えた。また目先の利益にとらわれず、焦らずに、未来を見据えた上で開発して行くことが必要だと改めて考えた。また、過去の公害のリスクなどをもっと次の世代に広め同じことが起きないようにしていくことも同時に重要だと考えた。
A.①講義の再話 今回の授業では、最初に水俣病についての動画を見ました。水俣病は、熊本県水俣湾周辺の化学工場などから排出されたメチル水銀化合物により海や河川が汚染され、海産物が有毒になり、それを住民が長期にわたり日常的に食べたことで水銀中毒が集団発生した公害病です。この病気は、手足のしびれ、ふるえ、脱力、 耳鳴り、目に見える範囲が狭くなる、耳が聞こえにくい、言葉がはっきりしない、動きがぎこちなくなるなどの症状が表れます。その他にも四日市ぜんそくやイタイイタイ病についても内容を学びました。すべての公害において、エンジニアにとっては、良かれと思ってやったことであり、まさかの出来事でした。次に、電波について、技術者の視点から考えました。電波は有限なのはなぜかという議題では、電波を飛ばすのに免許や申請が必要なのは、電波も石油や鉱物のように有限の資源であるからです。厳密にいうと、電波は無限にありますが、周波数ごとに伝わり方や用途が異なるため、利用できる周波数が限られています。 ②発表の要旨 グループワークでは、予見可能性について調べました。予見可能性とは、ある出来事が起こった時、事前にその出来事を予想できたかどうかの可能性のことを言います。また、技術者として、環境に悪影響を及ぼす可能性は回避する責任を持つべきだと考えました。。 ③復習の内容 復習として、webクラスに挙がっている水俣病についての動画を見直し、授業で取り上げられていた工学倫理の教科書133ページを読みました。
A.(1)四大公害病事件(水俣病・イタイイタイ病・第二水俣病・四日市ぜん息)や、環境保護に関しての話を通して、技術が発展していく裏で発生している生命や環境に対する不利益について学んだ。 (2)水俣病について調査した。この事件の予見可能性は、有機水銀が生態系に与える影響を十分に評価しなかったため、リスクを評価して必要な対策をとるべきであるということ。結果回避義務は、企業が利益を優先して環境保護や住民の健康を軽視したため、倫理的に行動するべき(水俣病・イタイイタイ病・第二水俣病・四日市ぜん息)や、環境保護に関しての話を通して、技術が発展していく裏で発生している生命や環境に対する不利益について学んだ。 (2)水俣病について調査した。この事件の予見可能性は、有機水銀が生態系に与える影響を十分に評価しなかったため、リスクを評価して必要な対策をとるべきであるということ。結果回避義務は、企業が利益を優先して環境保護や住民の健康を軽視したため、倫理的に行動するべきであったということ。 (3)工場の排煙や排水、過剰な化学肥料の使用などによって、空気、水、土壌が汚染される結果、自然環境が破壊されるだけでなく、人間や動植物の健康にも悪影響を与える。例えば、大気汚染は呼吸器疾患や心疾患の原因となり、水質汚染は生態系を壊滅させることがある。また、公害は人間の活動がもたらす負の側面であり、発展を優先する余り環境保護が軽視された場合に発生しやすい。一度汚染が進行すると、回復には莫大な時間とコストが必要になるため、未然防止が重要である。持続可能な発展を目指すには、適切な規制や技術革新により公害を減らし、環境と生命を守る責任を共有する必要がある。
A.1) 日本で起きた公害のうち、有名なもの4つはまとめて四大公害と呼ばれている。水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそくである。前者2つは、河川の上流にある工場から廃棄された無処理の工業用水に含まれていた有機水銀が、魚を介して人間の体に蓄積し、それが原因となって有機水銀中毒を発症した。アセチレンを原料にアセトアルデヒドを製造する際、アセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀を使っていたが、その触媒の水銀がアセチレンと反応していたことが、排水に有機水銀が含まれる原因となった。イタイイタイ病は、富山県を中心に発生した公害である。神岡鉱山の鉱石の精錬で使用されていたカドミウムが排水に混ざっていたことが原因である。四日市ぜんそくは、四日市市における大気汚染による集団ぜんそく障害のことを指す。 2) 新しい技術を運用するにあたっては、自律的な人工知能を搭載した機器のリスクについて話し合った。考えられるリスク、脅威としては、戦争に使われる、ディープフェイクの作成による世間の煽動などが考えられる。 3) 復習として、四台公害病以外の公害について調べた。土呂久砒素公害を選んだ。宮崎県の土呂久鉱山で亜砒酸を製造する際に行われた亜ヒ焼きが原因で重金属の粉塵、亜硫酸ガスの飛散、河川の汚染が原因で起きた公害である。中断期間はあったものの、計約30年間もの間稼働していたため、多くの被害者を出した。
A. 水俣病や四日市ぜんそくなどの公害が人々に与えた影響について学び、ガソリンなどの有機化学製品が社会において今後も必要不可欠であることを理解しました。顔料に使われる酸化亜鉛の製造法や、有機水銀が神経伝達物質に与える影響についても触れました。特に、アセチレンを使ったアセトアルデヒド製造で金属水銀が触媒として用いられたが、触媒自体が反応に関与して水銀化合物が環境に流出。これにより食物連鎖を通じて水銀が濃縮され、公害問題を引き起こしました。現在では、工場排水の水銀濃度は法律で定められており、さらに高精度な分析方法が見つかれば法改正の可能性もあります。 自動運転技術の普及には多くの利点がありますが、いくつかの弊害も懸念されています。まず、技術の誤動作やシステムの不具合による事故のリスクが挙げられます。これには、センサーの不具合やアルゴリズムの誤りが関わる場合があります。また、完全自動運転に依存することで、人々の運転スキルが低下する可能性もあります。さらに、職業運転手(タクシーやトラック運転手など)の失業問題が深刻化する恐れもあります。自動運転車が事故を起こした場合の責任の所在や法的な枠組みも未整備であり、倫理的な課題も残ります。これらの問題に対処するためには、技術の安全性向上と法整備が不可欠です。 イタイイタイ病は、1960年代に日本の富山県で発生した公害病で、原因は鉱山から排出されたカドミウムによるものでした。鉱山の土壌や水源が汚染され、それを摂取した住民が発症しました。主な症状は、強い腰や関節の痛み(「イタイイタイ」)から始まり、進行すると腎臓障害、骨軟化症、そして最終的に死亡に至ることもありました。カドミウムは腎臓に蓄積され、骨を脆弱にするため、患者は骨折しやすくなることが特徴です。この病気は、企業による環境汚染とその後の対応の遅れが問題となり、社会的な注目を集めました。最終的には公害として認定され、患者に対する賠償が行われました。イタイイタイ病は、環境問題と健康被害の深刻さを広く認識させた事例の一つです 。
A.(1)講義内容の再話 この講義では、まず最初に水俣病についての動画を見ました。水俣病とは、熊本県水俣湾周辺の化学工場などから海や河川に排出されたメチル水銀化合物により汚染された海産物を住民が長期にわたり日常的に食べたことで水銀中毒が集団発生した公害病であり、第二次世界大戦後の日本における高度経済成長期の負の側面である四大公害病の一つであるということが分かりました。他にも公害病としてイタイイタイ病や四日市ぜんそくなどがあり、イタイイタイ病の原因である酸化亜鉛(顔料)の特徴として、昇華しやすい気体から固体になりやすい(細かい粉にする方法)という特徴があります。次に、電波ついて技術者の視点から考えました。電波を飛ばすのに免許や申請が必要な理由として、電波も鉱物や石油のように有限な資源であることが考えられます。電波は無限にありますが、周波数ごとに伝わり方や用途が違うため、利用できる周波数が限られていることが大きいことが分かりました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 発表課題として、予言可能性についた調べました。インターネットで調べたところ、予見可能性とは、危険事態や被害が発生する可能性があることを事前に認識できたかどうかであり、技術者として、環境に悪影響を及ぼす可能性は回避する責任を持つべきであるということがわかりました。 (3)復習の内容 この講義では、水俣病を中心に日本の公害問題について学びました。また、電波について技術者の視点から考え、有限な資源である周波数の管理が必要であることを学びました。ワークショップ課題では、予見可能性について調査しました。予見可能性とは、危険や被害の発生を事前に認識できるかどうかを指し、技術者には環境への悪影響を回避する責任があることを理解しました。
A. 講義では、技術者倫理について水俣病を例に取り上げ、技術者が社会的責任を果たすための重要性が強調されました。水俣病は、工場から流出した有機水銀化合物が原因で発生した公害病です。当初、触媒として使用された金属水銀が想定外の化学反応を起こし、海洋に流れ出た結果、食物連鎖を通じて生物濃縮が進行し、人々に健康被害をもたらしました。技術者は、最新技術を用いる際にその安全性や環境への影響を慎重に評価し、可能な限りのリスクを予見することが求められます。さらに、有害物質の濃度や分析方法が法律で規定されているものの、それだけに頼るのではなく、技術的進歩や社会的状況に応じた柔軟な対応が必要であることが議論されました。加えて、環境保護の観点から、SDGs(持続可能な開発目標)14「海の豊かさを守ろう」と15「陸の豊かさを守ろう」についても触れられました。これらの目標は、生態系の保護や持続可能な利用を進めることで、将来世代に豊かな環境を引き継ぐことを目指しています。 ワークショップでは、水俣病の事例を基に、技術者が環境と健康に配慮した対策をどのように講じるべきかが議論されました。排水処理については、環境への有害物質の流出を防ぐための十分な設備や方法を確立することが重要です。また、流出物質が生態系に与える影響を把握するために、周辺域での魚類や生物の異常調査を定期的に行い、異常が発見された場合には迅速に対応する仕組みを構築する必要があります。これにより、被害の拡大を防ぐことが可能となり、技術者としての責任を果たすことができます。 技術者倫理は、単なる技術的能力ではなく、社会全体に対する責任感を伴うものです。復習では、水俣病の原因となった化学反応や触媒の挙動について再確認し、触媒が必ずしも変化しないという常識を疑う視点の重要性を学びました。また、生物濃縮や食物連鎖を通じた有害物質の影響について深く理解し、これが人々の健康や生態系に与える甚大な被害を認識しました。さらに、法律や規制の役割についても復習を行い、それらが一定の基準を設けるだけでなく、技術者が自主的にさらに高い精度で環境保護に努める基盤であることを理解しました。また、SDGs14「海の豊かさを守ろう」とSDGs15「陸の豊かさも守ろう」に関する内容を通じて、環境問題が地域だけでなく地球規模で影響することを再認識しました。復習を通して、水俣病のような公害問題が単なる技術的ミスではなく、倫理や社会的責任の欠如が引き起こしたものであることを学びました。これを防ぐためには、技術者が科学的な知識だけでなく、リスク管理能力や倫理観を持ち、環境や人々の生活への影響を常に考慮した行動を取る必要があることを強く意識するようになりました。
A.(1)リサイクル-環境保全と資源問題-について講義を振り返り、四大公害である「水俣病」について学んだ。水俣病の原因となったのは、アセチレンを原料としてアセトアルデヒドを製造していたことであった。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀を使っていたため水俣病のような悲惨な公害が起こってしまったのである。有機水銀はグリニャール反応と同じように、脊椎動物の中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用し、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する機能がある。また、DDTといった農薬の問題についても触れると、殺虫剤として発明したのは、ミュラー博士で、1948年にノーベル医学生理学賞を受賞されており、DDTの代謝生成物であるDDE、DDAなどは、体内に蓄積され生物濃縮を起こしている。この問題から、日本では、1968年に農薬会社が自主的に生産を中止し、1971年には販売を禁止していた。世界的に見ても、環境への懸念として先進国を中心に、2000年までには、40カ国以上がDDTの使用を制限・禁止することを行っている。だが、マラリアが猛威を振るう亜熱帯や熱帯地域の多くは、DDTを必要としているため、そこは考慮してしようすべきなのかを検討すべきである。 (2)時間が残り少なかったため、少ししかまとめられなかったのですが、法律を使って排出の基準を設定するといった意見がでました。また、どんなものを使用するかについてはまだ検討していました。 (3)この講義を振り返り、水俣病の恐ろしさや技術者としての廃棄の仕方、環境への配慮も必要であることを学びました。
A. 日本における四大公害は、熊本県の水俣湾で発生したメチル水銀化合物汚染による水俣病、新潟県阿賀野川流域で発生したメチル水銀汚染による新潟水俣病、富山県神通川流域で起きたカドミウム汚染によるイタイイタイ病、三重県四日市市磯津地区を中心に被害が発生し、コンビナートによる大気汚染による四日市ぜんそくである。これらの公害を生み出してしまった技術者は、公害を生み出したくて技術開発をおこなっていたわけではない。では、先見性はあるのか?「公害が起きるかも」と止められる人はいるのだろうか?この問いはとても難しい問いであると思う。科学技術が発展している現在では、メリットもあればデメリットも必ずと言っていいほどついてくる。このデメリットをいかに冷静かつ正確に認知することが技術者に求められるスキルなのかもしれない。 有機水銀が公害を引き起こしたメカニズムとしては、アセチレンを原料にアセトアルデヒドを製造する過程で、アセチレンに水を付加するための触媒として金属水銀が使用されていた。収率をよりよくするためにはどうすればいいのかなどを突き詰めた結果、当時の技術者は金属水銀を選んだのだろう。触媒は、自分自身は反応せず、反応速度を上げるために使うが、触媒として選んだはずの金属水銀が反応してしまっていた。この反応した金属水銀が無処理の工場排水に混入し海に流れ、食物連鎖により生物濃縮され、人がその魚などを食べることにより体内では、有機水銀がGrignard反応と同じく、脊椎動物の中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用し、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害し、水俣病を引き起こした。 グループワークでは、新しい技術について話し合った。 新しい技術として自動運転技術車を例に挙げた。この新技術を使うことによって起きる弊害としては、事故が起こったときの責任の所在がどこにあるか明確化できないことが挙げられる。この弊害は、倫理的問題が関わってくると考えた。
A.(1)石油が必要不可欠になった時代、日本に対してアメリカが経済政策で石油の輸出禁止を行った。1910年に重要文化財を作る際、ヨーロッパでは普通石材を使うが日本では木材を使っていた。木材は虫に食われたり腐ったりするため、それを防ぐために亜鉛を使ったペンキを作った。しかし、イタイイタイ病が発生したと学んだ。電波とは、光であり、電波の周波数を上げれば多く速く届くが、上げすぎると光の粒が当たってしまうと知った。WiFiと電子レンジは同じ周波数だから、レンジを使っているとWiFiが切れることがあることがわかった。 (2)6G導入に伴うリスクは、主に以下の3つが考えられます。1つ目はサイバーセキュリティのリスクです。6Gでは通言速度とデータ量が飛躍的に増加し、さまざまなデバイスがネットワークに接続されるため、ハッキングやサイバー攻撃の標的が増えます。また、高度なリアルタイム制が要求されるため、ネットワークの胎弱性がサービス全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。2つ目はプライバシーのリスクです。6Gでは位置情報や行動履歴などの個人データがさらに詳細に収集されるため、情報漏洩や悪用のリスクが高まります。個人の行動が常時監視される懸念もあり、プライバシーの侵害が問題視されると思います。3つ目は社会的格差の拡大です。6Gインフラの整備やデバイスの普及には多額の投資が必要であり、導入が進む地域と遅れる地域との間で、技術格差が広がる可能性があります。これにより、情報アクセスやサービス利用に大きな差が生まれるリスクがあります。 (3)イタイイタイ病について復習を行った。経済発展の裏で環境や命が犠牲になることの重大さを考え、知識や技術が進歩するほど、それをどう活用するかが重要になるため、謙虚さを忘れず、常に倫理観を持って研究に取り組む姿勢が大切だと考えた。
A.(1)水俣病のように、日本で起きた4大公害は新たな化学技術を用いて生活の利便性を向上させることに注力しすぎたことにより起こった環境汚染である。水俣病の原因物質はメチル水銀であるが、これは触媒として使用されていた金属水銀が反応途中でメチル水銀に変化したため海に流出した。そして海洋生物により生物濃縮が起こり、魚を食べた人に影響が表れた。そもそも触媒利用した金属水銀は変化しないものと考えてしまったためメチル水銀になる危険性を見抜けなかった技術者の知識と倫理の不足がこの公害の原因である。したがって、我々は物質が環境に流出した際の被害を考えて技術を運用する必要がある。 (2)題目:新しい技術を運用するにあたって グループ名:第4回話し合い 共著者:日下稜太、田中優芽 役割:概念化、執筆-原稿作成 水俣病の原因となったメチル水銀は触媒として利用するために使われたが、生物濃縮によって被害が出た。したがって、新しい技術を使う際はその危険性を十分に検証する必要がある。 (3) 水俣病のような深刻な公害は、意図して起こされたわけではなく、新しい技術を扱う際に十分な危険性の検証を行わなかったことが原因で引き起こされた。また、技術者の化学に対する知識や予見の度合いの浅さが招いた事故であるともいえる。したがって、技術者として新しい技術を扱う際は危険性の有無を確かめる責任が発生し、それを正しく公益のために使用するための倫理が必要である。
A.(1)四大公害である水俣病がどのような影響を人体に与えるかや、生物濃縮により人体に有害な量になったことや、今なおその被害は続いていることを学んだ。これは、メチル水銀がどれほど危険であるかを示す代表的な例です。またそれ以外の公害についても学んで、技術者としてしっかり考える必要があると感じた。汚染物質が生態系に与える影響を理解するためには、物質がどのように食物連鎖を通じて濃縮されていくかを把握することが重要であると感じた。 また、化学物質のような目に見えてわかる物質だけでなく、放射線や電磁波などめにみえないエネルギーにもしっかりと被害が出ないように規制をかける必要があること気付かされた。 (2)新しい技術を運用するにあたって、予見可能性について調べ、発表した。予見可能性とは、ある出来事や結果が事前に予測・予測できる可能性があるかどうかを指す概念です。これにより、研究室等で、起きうる可能性のある事故を減らすようにあらかじめ対策することが例に挙げられる。また、予見可能性には、リスク管理の他に、ビジネス戦略、問題解決、事故成長など様々な分野で活用されている。 (3)実際に富山県であったイタイイタイ病がどのようなものであったか祖母から聞いたことがあった。実際に経験したわけではないが、身近にその恐怖を感じたことがある人がいることで他人事ではないと感じた。なので、このような被害が今後ないよう技術者になった際には慎重に行動していこうと感じた。
A.最新技術による発展の裏にある危険を予想できるのか。四大公害の一つである水俣病は、アセトアルデヒドを製造する際に触媒として使用していた金属水銀が反応してしまい、有機水銀化合物として海に流出した結果、食物連鎖の末に濃縮されて大きな被害となった。このように産業を発展させるために研究されてできた最新技術が、予想できない危険をはらんでいて大きな被害を及ぼすことがある。そのような被害をなくすためにはどうしたらよいのか。水俣病をはじめとした四大公害から最新技術による被害とその予測について考える。 最新技術を運用するときは、その技術を使う前の採用や開発の段階から起こる可能性のあるリスクについて考える必要があると思う。また、その技術に対する知識や技能が足りないことは倫理違反であるとも思う。水俣病の例ではアセトアルデヒドの製造方法を考える中で、反応に必要な水銀の後処理を考慮できていなかったことで起きたと考えられる。リスクの中には予測が難しいものもあるが、その選択が生物や環境にとってどのような影響を及ぼすかを考えたり、基本的な知識や技能を確かめたりすることでリスクの回避につながると考えた。また四大公害を受けていろんな分野で様々な改善が行われたと思うので、そのようなデータを参考にすることも良いと思った。 最新技術が完成すると、今までできなかったことや難しかったことなどができるようになったことに目を取られてしまい、それがどんな原理や機構をしているのか、またそれらから起こるかも知れないリスクについてはあまり注目しないのは望ましくないと考える。またリスクの予測については、それぞれ異なる分野の複数の技術者で行うことで知見が広がり簡単にできるのではないかとも考える。
A.①【講義の再話】 4回目の講義では、水俣病、四日市ぜんそくをはじめとする、公害に関する動画を見て、そこから公害や原料などについて学びました。例として、イタイイタイ病では、カドミウムによる汚染が原因となって、骨が脆弱になることで、骨折が頻発するというものでしたが、その背景として、亜鉛の需要に対応するため、亜鉛の精錬を行うことでその副産物として、カドミウムが流出したと学びました。また、亜鉛は酸化亜鉛として、白の顔料に使用されます。 ②【発表の要旨】 最新技術とその結果もたらされる危険として、自動運転技術車をと、事故時の責任の所在、倫理的問題が挙がった。自動運転技術の不具合や、歩行者や建造物などによる予期できない動作、ハッキングなどによって、自動運転技術を利用した車両が事故を起こした場合、その責任が運転席に当たる位置に座っている人物にあるか、製造を行った企業にあるか、プログラミングを行った技術者にあるか、などが問題となっている。 ③【復習の内容】 現在、日本ではrevel3(補助)までの自動運転技術を使用した車両なら、公道での使用が許可されているが、revel4の完全自動運転の許可は、基本的には下りていない。ほかの国では、中国が2023年に解禁し、一部の地域では自動運転タクシーなどが、走行しているとされており、ドイツでは、2022年にバスなどの交通サービスでは一部許可が降りた。
A. この講義では、技術者の倫理について学んだ。倫理観というものは誰しもが持っているものであり、その倫理に従いに日常生活を送っている。では、技術者の倫理とはどういうものなのか、講義を通して学んでいった。 水俣病は、1950年代に日本の熊本県水俣湾周辺で発生した公害病で、工場から排出された有機水銀が原因とされています。水俣病の症状は、手足のしびれ、視覚障害、言語障害、運動障害などで、特に重篤な場合は死に至ることもありました。この病気は、1956年に初めて報告され、患者の多くが湾周辺で魚を食べていた住民でした。 原因となったのは、チッソ株式会社の水俣工場から排出された水銀を含む廃水で、これが水中の微生物によってメチル水銀という有毒な化合物に変化し、その水銀を含む魚を食べたことによって人々が中毒を引き起こしました。水俣病は、自然環境への人間の無関心と企業の責任逃れが招いた悲劇として、社会に大きな衝撃を与えました。 この公害問題は長年にわたって争われ、患者への補償問題や企業責任が注目されました。また、水俣病は、環境汚染と健康問題がどれほど密接に関連しているかを示す重要な事例となり、後の環境保護運動や規制強化に影響を与えました。 公害は、人の利益を優先するがゆえに起きる事故である。もし、この化学構造式をみて、「あ、グリニャール試薬 似ている」と思わないなら、 技術者倫理の前に化学を学び直すか、さもなくば技術者以外の職業選択をすべきでしょう。
A.(1)講義で日本の四大公害として、水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく、新潟水俣病があると改めて学んだ。その中でも、水俣病に関する動画を視聴した。水俣病は、メチル水銀が含まれている工業用水を海へ廃棄することで、海に住む魚介類が汚染され、その汚染された魚介類を我々ヒトが摂取することで発症する病気であると学んだ。まだ、裁判は続いていることを知って、二度と引き起こしてはいけない事件であると感じた。 (2)演題:「新しい技術を運用するにあたって」 グループ名:今野研 メンバー:佐々木 赳 畠平 青 松田 直人 佐々木 蒼太 松田 拓海 グループワークでは、予見可能性として「新薬の開発」を取り上げた。何ができるかについては、審査をなるべく早く通すことや色々な人に対応することができる薬を開発することで薬害を防ぐということが挙げられた。時間が足りず最後まで議論を進めることができなったため、復習として具体的な新薬の開発において土台となる病気を調べた。 (3)自分で病気について調べたところ、「HIV」を取り上げた。HIVは、ヒト免疫不全ウイルスの略で、1980年代に日本では血友病患者向けの血液製剤がHIVに汚染されたことで、多くの人が感染したとわかった。この事件は開発した製剤や治療法が伝染病のリスクを予見し、感染防止対策を講じることの重要性を強調したこともわかった。技術者は、製品の安全性テストだけでなく、最新の技術や研究を反映し、リスクを予測して未然に防ぐといった、「製剤の汚染リスクや製造プロセス上の危険性を徹底的に管理する」姿勢が必要であると考えられた。
A.(1)講義の再話 講義の再話としては、主に水俣病についてで、まず、アセチレンを原料にしてアルデヒドを製造していて、そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に、今回のメインワードの水俣病の原因となった金属水銀が使われていました。触媒は変化しないが、その触媒が反応してしまったことによって、それが無処理の工場用水に混ざって海に流れた工場用水は、食物連鎖を経て濃縮され、大きな被害を出した。 これによって対策のために水質に関連した法改正が行われたりした。また、水俣病以外の4大公害病と農薬や殺虫剤による悪影響も生物濃縮によって起こることを学んだ。 ?ワークショップの発言要旨 科学技術の発展と法的義務の間には、リスク回避が必要であり、このリスク回避を行うためにも予見可能性を高める、つまり、予防措置や応急処置などの特定の職業などのリスクヘッジをする。 (3)復習の内容 復習として、水俣病について復習した。水俣病の原因は、有機水銀でこれは触媒として使われていて、当時は、すぐに特定できてなかったことについて調べて深掘りしました。 当初はマンガン、セレン、タリウムが上がっていてその一年後くらいに、魚介類やヘドロ、患者の体内から水銀が、検出されたことがわかり、特定に至った。 しかし、公式見解として、メチル水銀化合物と特定したのは当初から10年ほど経った頃が経過した後だった。これの理由として数ある有機水銀の中からメチル水銀と特定するのが難しく、中には反論もあって、その反論作成にも時間がかかり、この遅れを招いてしまった。
A.?講義内容の再話 技術者は、環境保全と資源問題の解決において中心的な役割を果たす必要がある。技術者倫理の観点からも、環境や資源に配慮した技術開発が求められる。具体的には以下のような役割がある。 一つ目はエコデザインである。製品や技術を開発する際、環境への影響を最小限に抑えることを意識したデザインや製造方法を採用すると、エネルギー効率の良い機器の設計、再生可能エネルギーの利用促進などができるようになる。 次に持続可能な技術の開発である。 資源を効率的に使用し、環境負荷を減らす技術の開発に取り組むことが求められる。例えば、省エネルギー技術や再生可能エネルギーの技術革新が挙げられる。ここで、廃棄物管理を行い、リサイクル技術廃棄物を減らし、リサイクルや再利用を促進する技術を開発することも重要な役割であると考えられる。最後に環境影響評価を考えることも重要である。新しい技術やプロジェクトが環境に与える影響を事前に評価し、その影響を最小限に抑える方法を提案することが技術者には求められる。 持続可能な未来に向けたアプローチとしてかんがえられることは、環境保全と資源問題に取り組むために、単に個別の技術的解決策を講じるだけでなく、社会全体として持続可能な開発目標(SDGs)を意識し、協力し合うことが重要である。政府、企業、技術者、一般市民が一体となって、環境を守りながら、資源を持続的に利用する方法を模索していくことが必要だと考えられる。環境保全と資源問題は、今後の人類の存続や社会の発展に直結する重要な課題です。技術者は、これらの課題を解決するための技術的リーダーシップを発揮し、環境に優しく、持続可能な資源利用を実現するための革新を推進する責任がある。 ? ワークショップ課題の発表要旨 水俣病について学習した。 水俣病は、熊本県水俣湾周辺の化学工場などから海や河川に排出されたメチル水銀化合物により汚染された海産物を住民が長期にわたり日常的に食べたことで水銀中毒が集団発生した公害病である。この調査をもとにして、水銀とかの正しい知識や、技術開発により分析能力を向上させていく必要があると感じた。 ?復習 本授業から技術者と環境について考えた。さらに水俣病だけでなく、他の公害についても調査した。
A. 最新技術がもたらす危険について水俣病を例に挙げます。水俣市の工場ではアセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを生成していました。アセトアルデヒドの収率を上げるために、触媒に金属水銀を選びアセチレンの付加反応を進めていましたが、無処理の工業廃水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出しました。また、殺虫剤として発明されたDDTは、その代謝物であるDDEやDDAなどが体内に蓄積され、生物濃縮が起こり、被害を出したため、日本では1971年に販売が禁止されました。世界的にも、DDTの使用が禁止、制限されてきましたが、マラリアが脅威を振るう亜熱帯や熱帯地域では依然としてDDTが必要とされています。このように、技術を利用することで予想していなかった危険がもたらされてしまう事があります。 ワークショップは、田代鈴葉、阿部あかり、伊東怜南と行い、最新技術として6Gを導入した際のリスクについて考え、話し合いました。6Gを導入すると、新しい通信インフラを悪用した攻撃のリスクが高まったり、リアルタイムでのデータ転送やAIによるデータ処理が強化され、個人情報や位置情報などの収集が可能になり、プライバシーの侵害に繋がってしまうと考えました。また、高周波帯の使用が増えることで、電磁波の人体への影響が懸念されると考えました。 最新技術によるメリットにのみ目を向けると、思ってもいない危険がもたらされてしまうこともあるため、技術者として最新技術を利用する際には、その最新技術が利用される過程でどのような影響を与えるのかを十分に考え、利用しても安全性が確かであるかを議論することが大切だと考えました。
A.講義では、日本四大公害の一つである水俣病を中心に、環境について学んだ。水俣病とは、化学工場から海や河川にメチル水銀化合物が排出され、それ魚介類に吸収・蓄積され、この魚介類を食べた人間に発生した中毒性の神経疾患である。メチル水銀化合物を無責任に海や河川に配水した化学工場の罪は重い。技術者として、自分が扱っているものの危険性を理解していない、技術者倫理の欠如が招いた結果である。同様に、他の日本四大公害も、技術者倫理の欠如が招いた悲劇である。現在は、環境保全のため、排出規制が整っているため、私たちは理解する必要がある。また、様々な資源が枯渇している問題について学んだ。資源とは、物質資源、エネルギー資源、情報資源がある。特に、資源としてイメージしにくい情報資源の枯渇について学んだ。現在、電子機器が多く普及しているため、電波資源が枯渇し、電波障害が発生しやすい。技術者として、電波障害によって、医療機器に影響を及ぼすことを学んだ。 ワークショップでは、電波資源の危険性について考えた。現在、5Gが普及しており、5Gは膨大なデバイスと接続するため、IoTやスマートシティの拡大によって、個人情報や位置情報が常に監視される恐れがあり、プライバシーが侵害される可能性がある。 振り返って、日本四大公害は、技術者の過ちで起こった事件であり、同じようなことが二度と起こらないように、技術者倫理を身につける必要がある。また、資源枯渇を少しでも防ぐために、一人一人が節約することが大切である。情報資源に関しては、便利なものであり、危険なものであるという認識を持つ。
A.(1)私たちの生活を支える技術は、地球環境に影響を与える場合があります。人類が生み出した「最新技術」は、利便性をもたらす一方で、予想外の危険を伴うこともあります。たとえば、水俣病や四日市ぜん息といった四大公害事件は、当時の技術と環境への配慮不足がもたらした悲劇的な結果です。工場排水に含まれた有機水銀や大気汚染物質が食物連鎖を通じて生物濃縮を引き起こし、甚大な健康被害をもたらしました。 水俣病では触媒として使用された金属水銀が反応し、有機水銀として流出。さらに、その濃縮作用が想定以上であったことから、被害が拡大しました。四日市では、石油化学コンビナートから排出されたばい煙がぜん息を引き起こしました。当時の法令を遵守していたにもかかわらず発生した被害は、科学技術が予測不可能なリスクを内包することを示しています。環境問題を解決するための取り組みも進んでいます。SDGs(持続可能な開発目標)では、海洋や陸域の生態系保護、生物多様性の維持、排水や大気汚染の防止が重要視されています。また、日本国内では、化学物質管理に関する法令や国際規格(例:ISO 45001、ISO 22000)を基盤にした安全対策が進められています。 技術者は、単なる規格や法令の遵守だけでなく、潜在的なリスクを予見し、結果を回避する責任を持つべきです。過去の教訓を踏まえ、社会や自然に与える影響を総合的に考慮する姿勢が求められます。環境や資源は再生可能ではなく、その所有権は誰にも属しません。持続可能な社会の実現には、技術と倫理の融合が不可欠です。人類が環境問題を克服し、未来の世代にも豊かな地球を引き継ぐためには、偏見や対立を超えた協力が必要です。 (2)新しい技術を導入する際には、公害や環境問題を避けるために以下の倫理的ポイントに注意が必要です。まず、環境影響評価を行い、技術導入前に潜在的なリスクを把握することが重要です。次に、持続可能性の確保を意識し、環境に配慮した設計や資源の効率的な利用を促進します。透明性の確保も大切で、環境影響に関する情報を地域社会に提供し、意見を取り入れる姿勢が求められます。また、地域コミュニティとの協働を重視し、住民や環境団体の声を反映させることで信頼関係を築くことができます。さらに、技術の開発者や運用者は倫理的な責任を認識し、問題発生時には迅速に対応できる体制を整える必要があります。そして、教育と啓発を通じて、利用者や関係者に新技術の環境影響についての理解を深めさせることが重要です。 これらの倫理を守ることで、新技術の導入による公害リスクを低減し、持続可能な社会の実現を目指すことができます。 (3)四大公害事件のような事例は、技術の発展が人類にもたらす恩恵と危険性を同時に示しています。これらの悲劇的な結果は、当時の技術者や企業が環境への影響を十分に予測しきれなかったことを物語っています。しかし、これらを単なる過去の失敗と捉えるのではなく、現代の技術者が教訓として活かすべき貴重な経験と考えます。このような事件を再び繰り返さないためにも、技術のリスク評価や影響分析の重要性が再確認されるべきです。 技術者が持つべき倫理観は、単に規則や規範を守るだけでは不十分です。法令を遵守していたとしても、結果的に社会に重大な害を及ぼす可能性があることを認識し、より広い視野で責任を果たすことが求められます。特に、環境や社会に与える影響を先回りして考え、リスクを未然に防ぐ姿勢が重要です。技術者が倫理を深く理解し実践することは、未来の持続可能な社会を築くための基盤になるでしょう。 現代のSDGsは、過去の教訓を生かし、持続可能な社会を実現するための方向性を示しています。特に、生態系の保護や化学物質の管理といった目標は、環境問題への具体的な取り組みを求めるものです。こうした国際的な枠組みを活用し、各国や企業が協力することで、地球全体の問題に対処する可能性が広がっています。技術者一人ひとりがSDGsの目標を自らの行動規範に取り入れることで、より良い未来への希望が現実味を帯びるでしょう。 環境問題の解決には、個々の技術者や企業だけでなく、国家間の協力や社会全体の連携が必要です。技術的な進歩だけではなく、文化的・倫理的な理解を共有し、偏見や対立を超えて協力することが求められます。地球の資源や環境を次世代に引き継ぐ責任は、私たち全員にあります。これを実現するためには、過去から学び、現在を見つめ、未来に向けた行動を起こすことが不可欠です。
A. 授業の中で水俣病についての動画を視聴した。アセトアルデヒド製造で使用したメチル水銀が排水に混入し、それを海へと流したことで魚介類を汚染し、それを食べた人が水俣病になった。しかし、長い間国から企業とメチル水銀は関連性が無いと言われ、水俣病感染者は苦しんだが発症した12年後に関連性が認められ、感染者が救済された。 演題:新しい技術を運用するにあたって・グループ名:ケミストリー・共著者名:熊谷 光起、秋葉 章大、味村 夏希、熊田 有人・役割:調査 私達の班は予見可能性と結果回避義務の議論の例として「自動運転技術」を選んだ。 自動運転技術とは車両がドライバーの操作を必要とせずに走行することを目指す技術のことであり、運転していた存在が人間からAIとなり、車両が自律的に走行することができるようになる。 自動運転技術を導入した車が発売されたことによって、運転手への負担軽減や運転手の人手不足が改善された一方、交通事故発生時の責任の所在やシステムエラーによる交通妨害などが起こっている。 自動運転技術を導入した技術者がこの騒動を予見できたかといえば、おそらくできていたと考えられる。AI自身も機械であり、誤作動を起こす可能性は十分に考えられる。そのため、技術者はあらかじめ事故などが起こったときにどのような対処をしていかなければいけないか考えていく必要がある。 復習した内容として、海外における公害病について調べた。海外ではアメリカで鉛による公害事件が起きた。これは水道管に鉛が使用されていたことで、経年劣化により給水管が腐食したことで鉛が水に溶けだし、水を飲んでいた地域住民を苦しめていたことが分かった。
A.人類が生きていくためには地球に少しの負荷をかける必要があり、それを支えるための最新技術が開発されています。しかし、その技術が予期せぬ問題を引き起こすことがあります。例えば、有機水銀が触媒として使われ、その結果、海洋に流れ出し生物濃縮を引き起こすことがあるように、技術の影響は予測しきれません。このように技術の進展とその危険性を見極めることは、倫理的な視点が必要であり、環境への配慮も欠かせません。 演題:公害予見、グループ名:犬、グループに属した人:富永陽紀(登壇者)、大石晴喜、大木柊人、須田雄介 公害を予見する技術として、AI、機械学習を用いたシミュレーションを考えました。これらの技術を利用することで、大気汚染や水質汚染などの公害発生の予測が可能となり、危険地域の早期警戒や対策が迅速に行えるようになります。AIや機械学習は大量の環境データを分析し、異常な変化をリアルタイムで検出し、未来のリスクを予測するために用いられます。シミュレーションにより、汚染源の特定や拡散パターンの解析が進み、効果的な環境保護策の立案が可能となります。これにより、公共の健康を守るとともに、持続可能な社会の実現に寄与します。 技術の進展には予測できないリスクが潜んでいます。水俣病などの公害事件が示すように、化学物質や技術の誤った使用が環境や生物に重大な影響を与える可能性があります。特に、有害物質の生物濃縮や水銀汚染などは深刻な問題です。このため、技術者としては倫理的判断を持ち、環境への影響を最小限に抑える方法を常に考慮しなければなりません。
A. 四大公害には、四日市ぜんそく・イタイイタイ病・水俣病・新潟水俣病の四つが挙げられるが、その中でもひときわ多い被害者を出したのが熊本県水俣市で発生した水俣病である。アセトアルデヒドを合成する際に、アセチレンに水を付加するため触媒に金属水銀を使っていたが、それが工場排水とともに海へ流れ出し、生物濃縮によって魚に蓄積され、それを人が食べることで多くの人が水銀中毒に陥ることとなった。アセトアルデヒドは塩化ビニル製造にも用いられており、工業化を推し進めていた日本にとってはいかに大量生産するかが至上命題で環境保全など二の次というのが実情であった。 水俣病問題はなぜ起きたのか、水俣病、22512024 志賀洸介、22512096 堀俊介、調査 こうした問題が発生するに至った原因として、問題が起こることを予見するために必要な科学的知識が大きく不足していたことが挙げられる。そのため、①科学的知識とリスクを深く知っておくこと、②問題の初期兆候に敏感であることが必要だと考えられる。 予見可能性と結果回避義務の議論の例として「イタイイタイ病」を選んだ。イタイイタイ病は、富山県神通川流域で発生した慢性カドミウム中毒による骨疾患であり、亜鉛鉱石に含まれていたカドミウムが神通川上流で廃棄され、それらが下流へと流れだしたことでカドミウムによる水質汚染が発生。下流で育てられた米や野菜を食べたことでカドミウム中毒が引き起こされた。後世の私たちから見れば、重金属の一種であるカドミウムを、何の処理もせず川へと放流するなど絶対にあってはならないことであり、危機管理が甘かったと感じるが、一方で当時は今ほど化学の知識があったわけではなく、人体にどのような影響があるのかを確かめられるほどの時間があったわけでもなかったため、当時の技術者たちを一方的に責めることはできないとも感じた。
A.講義の再話 水俣病は熊本県水俣市で起きた公害である。チッソ(株)はアセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していた。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使用していた。アセチレンの付加反応に使用する触媒は水銀が優秀であることがわかったので、触媒に水銀を選んだ。本来触媒は反応しないはずだが、それが水銀触媒の一部が原料と反応し、それが無処理の工場排水として海に流され、生物濃縮されて被害を出した。他にも四台公害をはじめとする似たような事象が多くある。 発表の要旨 新しい技術を取り入れる際の注意点としてその技術が誕生した背景とは 、ひとつ前の技術から何が変わったのか、その技術を選定することで、どういう問題を解決できるのかなどを意識することが重要であり、「以前の技術と比べて何が新しくできるようになったのか」、「どんな問題点を解決できるのか」を理解することが大切であると考えた。 復習の内容 4大公害病について調べた。日本経済が華々しい高度成長を遂げる一方、大気汚染、水質汚染等の問題が深刻化した。水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病といった、いわゆる四大公害病が発生し、これらの健康被害が産業によるものであることが明らかになった。各地で発生した公害問題に対して、対策をせまる国民世論が高まった。昭和40年に設置された公害審議会においても「公害に関する基本施策について」の答申等により、公害の対象範囲、発生源者の責任等、対策の前提となる基本原則を規定すべきと指摘された。こうした状況をふまえ、昭和42年に公害対策基本法が制定された。同法では、公害防止のための事業者、国、地方公共団体の責務が明らかにされるとともに、政府による環境基準の設定等の公害防止に関する施策の基本事項を定める等により、公害対策の推進及び国民健康保護・生活環境保全を図ることとした。また、昭和46年には、環境保全に関する行政を総合的に推進するため、総理府の外局として環境庁が設置された。
A.(1)四大公害病についての話を聞いた。この公害で被害者たちは、その公害病が騒がれた瞬間だけでなく、何十年も苦しむことになる。それで命を落とす者もあらわれる。企業側も世のためになる技術として用いていたのに、大勢の人を苦しめることになるとは考えてもいなかったはずだ。最新技術と言っても、論文に出たばかりというわけではない。私達は最新技術がもたらす危険を予見しなければならない。 (2)グループワークでは、新しい技術を運用するにあたって気を付けるべきことを話し合った。私たちのグループでは、新技術としての具体的な例を思いつくことができなかったため、公害を予見するにはどうしたらよいかを話し合った。その結果、環境モニタリングをすること、データ分析をすること、リスク評価モデルをすることなどの対処法が挙げられた。 (3)水俣病について、有機水銀は、グリニャール反応と同じように脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造し、そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使っていたのだ。アセチレンの付加反応をより収率で進めたいときにどんな触媒を使うのがいいか。反応の収率上げるため、いろいろ調べて、触媒に金属水銀を選んだ。触媒は、反応速度を上げるが自分自身は変化しない、はずだった。まさか、触媒が反応していたなんて考えられない。無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出した。また、生物濃縮による被害として、2年生後期に有機工業化学で、波多野先生がDDTについて講義してくださった。DDTを殺虫剤として発明したのは、P.H.ミュラー博士で、1948年にノーベル医学・生理学賞を受賞している。DDTの代謝生成物であるDDE、DDAなどは体内に蓄積され、生物濃縮を起こす。日本では1968年(昭和43年)に農薬(製造販売)会社が自主的に生産を中止し、1971年(昭和46年)には販売が禁止された。
A.[講義の再話] 私は今回の講義で、四大公害の水俣病について学びました。Youtubeの水俣病について取り上げられた動画を今回の授業で視聴しました。水俣病は私も幼少期から学校の授業で知っており、水俣病の患者が会社に訴訟を起こしたりするなど大きく社会問題になっている事件です。水俣病は株式会社チッソの工場の産業排水が水中で反応してメチル水銀となり、周囲の海や川に放出されました。この海や川に生息する魚がこの有毒物質を吸収することで汚染され、この魚を周囲の住民が食べることによって水俣病が起こりました。このときは日本でこのような環境汚染があまり起きていなかったため、政府も十分な対策をとることができなかったのも原因として挙げられます。同じ時期に新潟県で新潟水俣病や三重県で四日市市ぜんそく、富山県でイタイイタイ病が発生しました。これら四つの病気の事例は四大公害病と呼ばれております。この事件以来、公害病が発生しないように日本中で対策されるようになりました。 [発表の要旨] 今回のグループワークでは新しい技術が開発されたときに考えなければいけないことについて議論しました。私は新しい技術が開発されたときに自己的ではなく、社会全体への影響を考える必要があると考えました。例えば、この技術が環境にどのような影響を与えるのかを考えなければ四大公害病のような悲劇を繰り返すことになります。 [復習の内容] 今回の講義で学習した四大公害病について深掘りしました。
A.(1)水俣病は、四大公害病のひとつである。四日市ぜんそくが起こった四日市は今は一番空気がきれいな場所なのではないかとされている。四日市には石油コンビナートがある。ここでは原油から蒸留してナフサなどを作る。イタイイタイ病は三井金属鉱業が起こした公害である。米沢高等工業学校の建物は、ヨーロッパの形式である。左右対称であることはヨーロッパの形式の1つである。レンガは、水を吸い込み、冬には凍って膨張して凍害が起こってしまうため、米沢工業高等学校は木造となっている。ルネサンス様式で木材を使っているのは米沢だけである。作るのに必要であったものは酸化亜鉛である。顔料の量産技術として、白は酸化亜鉛を使った。三井金属鉱業は酸化亜鉛を作るために亜鉛をたくさん掘り出そうとした。なぜ酸化亜鉛を使うのかというと、昇華しやすい顔料だからである。細かい粉にしないといけないが最初から細かい粉を合成する。亜鉛のガスを昇華して粉を作る。粉々にするのは最後の手段である。 電波とは、周波数300万MHz以下、すなわち3THz以下の電波が「電波」と定義されている。 (2)予見可能性について調べた。予見可能性とは、危険な事態や被害が発生する可能性があることを事前に認識できたかどうかということである。技術者として環境に悪影響を及ぼす可能性を回避する責任を持つべきである。 (3)四日市公害について調べた。昭和35年頃、第1コンビナートの操業が始まった。エネルギーのほとんどに硫黄成分の多い中東原油が用いられていたために、亜硫酸ガス(二酸化硫黄)が大量に排出されたことで近くの住民にぜんそく患者が多く見られたために、四日市ぜんそくと呼ばれるようになった。
A.第4回 (1)講義内容の再話 水俣病は皆聞いたことがあると思う。これは工業廃水に混ざっていた有機水銀化合物が魚によって生体濃縮され、それを食した人の神経を侵してしまった。しかしこれは技術者の怠慢によるものとはいえない。何度も試行し、安全性を確認していた。しかし、それ自身が反応しない触媒が反応してしまい、生体濃縮されてしまった。誰かを傷つけたくて故意に起こしたわけではなくても、技術者は責任を負わなくてはいけない。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 「新しい技術を運用するにあたって」 グループα 共著者:山野凛、小笠原嵩、南翔太、揚妻佇吹、輿石陽斗 役割 調査 公害病のような事件を減らすために過去のデータが蓄積されているためそれらを活用し、まだ完全に危険性がわからないものにも注意をする。 (3)復習の内容 予見可能性と結果回避義務の議論の例として「サリドマイド」を選んだ。 サリドマイドは妊婦のつわりを緩和させる効果があるとして、1950年代後半に医薬品に用いられた。しかし、血管生成を抑制する効果もあったためにサリドマイドを使用した妊婦の胎児は手足の奇形などの障害を持った状態で生まれた。 技術者として予見可能性と結果回避義務を果たすためには、製品や技術の影響を慎重に見極める姿勢が求められる。特に薬品開発では、対象者に潜むリスクの把握が不可欠であり、動物実験や臨床試験の段階で安全性を徹底的に検証する必要がある。実際、アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)は厳しい基準でサリドマイドを使用した薬品の市販承認を何度も却下したため、アメリカでの被害は少なかった。 予期せぬリスクに対しても、問題が発生した場合には速やかに情報を公開し、改善策を講じる体制が重要であり、技術者は、常に社会への影響を意識し、最善を尽くして安全性を確保する責任を担なければならない。
A.(1)高度経済成長期では、技術発展のために多くの工場で環境汚染になるような有害物質の排出され、多くの国民の健康を害される公害問題が起こりました。有名な例としてアセトアルデヒドの生産のために触媒として用いられたメチル水銀が工業排水として流れ、水俣病の原因となりました。 (2)予見可能性と結果回避義務の議論の例として「アスベスト」を選びました。 アスベストは石綿のことで天然で出来た鉱物繊維のことです。アスベストは石綿を使った建材製品は1955年ごろから使われ始めました。1960年代の高度成長期にビルの高層化や鉄骨構造化、鉄骨造建築物などの軽量耐火被覆材として、多く使用されました。安価で、耐火性、断熱性、防音性、絶縁性など多様な機能を有しており、耐火、断熱、防音等の目的で使用されてきました。しかし、石綿繊維は浮遊して吸入されやすく、吸い込んだ場合(ばく露)肺に中皮腫、肺がんなどの呼吸器疾患を患う可能性が高いことが分かりました。そのため労働安全衛生法施行令が改正され、平成18年9月1日から施行したことにより使用が禁止されました。これにより石綿を取り除く作業や被害救済制度などが行われることになりました。活用することを考えた技術者はこの事態を予測することができたと思います。理由は、鉱物繊維ならば舞って人間が吸引してしまうことは考えられたからです。しかし、そのリスクによって使用禁止にならなかったのは時代背景からコストや利便性が優先されたからだと考えました。 (3)公害問題は今まで習ったことがあったため、技術者倫理の点から他にもイタイイタイ病や四日市ぜんそくなどの背景と問題点を学び直し、まとめることができました。
A.アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していた。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使っていたのである。アセチレンの付加反応をより収率で進めたいときにどんな触媒を使うのがいいか。 反応の収率上げるため、いろいろ調べて、触媒に金属水銀を選んだ無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出した。 排水中の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められている。また、その分析方法も法律で定められていて、 JISで業界規格も定められている。もし、さらに高精度の分析方法が見つかり、政府に対する働きかけがあれば、法改正されるだろう。DDTは学生の卒業研究で発見された。殺虫剤として発明したのは、P.H.ミュラー博士(スイス)で、1948年にノーベル医学・生理学賞を受賞している。 DDTの代謝生成物であるDDE、DDAなどは、体内に蓄積され、生物濃縮を起こす。 わが国では、 1968年(昭和43年)に 農薬(製造販売)会社が自主的に生産を中止し、1971年(昭和46年)には販売が禁止された。 世界的にも、環境への懸念から先進国を中心に、2000年までには、40カ国以上でDDTの使用が禁止・制限されている。 しかし、その一方で、マラリアが猛威を振るう亜熱帯や熱帯地域の多くの国々では依然としてDDTを必要としている。 ワークショップではコカインについて調べた。グループメンバーは小野寺裕己、今井皇希、陳東再、安藤丈翔、大村暦一郎であった。コカインはもともと精神疾患や覚醒効果のある薬として用いられてきたが、危険な中毒性があり1961念に国連の麻薬に関する単一条約に厳重に規制される麻薬として制限された。 技術者としては本来の目的で使わなかった場合どのような危険なことが起きるのかしっかりと考えるべきだと考えた。 復習では4大公害のような例について調べた。ロンドンスモッグはイギリス、ロンドンで工場や家庭で使用される石炭の燃焼による大量の煤煙と、気象条件による大気の停滞が原因で発生。約4,000人が死亡し、さらに多くの人が健康被害を受けた。
A.(1)講義の再話 環境問題について四日市ぜんそくの概要について学習しました。これは三重県四日市市で石油化学コンビナートの工場群から排出される有害物質、大気汚染が原因で起きた公害です。原因としては、工場からの排ガスに含まれる硫黄酸化物や微粒子が、大気中の湿気と反応して硫酸ミストとなり、これが吸入されることで健康被害が発生しました。この公害事件をきっかけに、法規制の強化や住民運動、医療・健康対策といった対応が行われました。 (2)発表の要旨 演題:新しい技術を運用するにあたって グループ名:コカイン 共著者名:小野寺 裕己、今井皇希、陳 東冉、安藤 丈翔、渡邉 佳治、大村 暦一郎 私たちのグループでは、コカインが挙げられました。コカインは、中枢神経刺激作用を持つアルカロイド化合物であり、医療用途がある一方で、乱用による健康被害や依存性が問題視されています。医療用途としては、局所麻酔薬として、眼科や耳鼻科手術で使用されています。しかし、中枢神経に作用するため、強い覚醒効果や多幸感をもたらすため中毒性をもたらすことがわかりました。血圧上昇、不整脈、心臓発作、脳卒中など身体への影響も悪く、精神的影響として、幻覚や妄想、攻撃的行動などをもたらします。そのため、多くの国では違法薬物に認定されていることがわかりました。 (3)復習 その他4大公害について調べました。四日市ぜんそくの他に、イタイイタイ病、水俣病、水俣病がありました。いずれも大気汚染によるもので、環境汚染が問題となりました。これにより、持続可能な発展への転換や、環境政策の強化に力を入れていることがわかりました。
A.(1)四大公害病事件は、水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病の四つであり、どれも工業が発達を優先したことで起きてしまった。例えばイタイイタイ病は、たくさん酸化亜鉛を取りたくてカドミウムの廃棄が起こってしまった。酸化亜鉛は、昇華しやすくガスに持っていって冷やすことで大量に粉ができるため、白色顔料として使われる。電波とは、電磁波の一種で、空間を伝わる電気エネルギーの波のことである。無知は1番の倫理違反である。材料を枯渇させないことが大切であり、無駄に使わないことを心がける。6Gとは、5G(第5世代移動通信システム)に続く第6世代の移動通信システムであり、5Gの性能をさらに進化させ、2030年ごろの実用化を目指している。100GHz以上の超高周波数帯域を活用して5Gより50倍速い伝送速度と10倍速い反応速度、10倍多くの機器を連結できる次世代移動通信のことである。また、低誘電率材料とは、電気絶縁性が高く、かつ誘電率が低い材料のことを指す。誘電率が低い材料は絶縁性に優れており、回路基板材料などとして使用される。 (2) 演習では、予見可能性と結果回避義務を果たすために、技術者としてどのような姿勢で学べばよいか、水俣病を例にして議論した。水俣病のような水の公害を防ぐためには、工場周辺の生き物を定期的にチェックすることが大切だと考えた。 (3)復習として、四大公害病について詳しく調べた。
A.日本には4大公害病というものがある。それらは故意的に起こったものではない。偶然なる事故である。しかしながら、事故で片づけてしまうのは簡単だが、二度と起こってはいけない事故なのであり事故という言葉で一括りにしてしまうと被害者たち・犠牲者たちの思いが浅いものになってしまう。どの公害病もことの発端は日本をさらに良くしようとした善なるものであった。そして、効率化が推し進められ技術も新しいものが開発・利用されてきた。しかし、新しい技術には落とし穴がつきものである。日本をよくしようとしたことが犠牲者を生んでしまった。もちろん故意的ではないが、果たしてそれはだれの責任なのかという疑念が生じる。 四日市市は石油で有名であり、石油からガソリンを効率よく作るための石油化学プラントなどがあった。ここから光化学スモッグやPM2.5などが生じそれが空気を汚して四日市ぜんそくを引き起こしていた。しかし、今では日本一空気のきれいな場所といわれるまでに改善された。 また、アセトアルデヒドなどはビニル基へ転換されこれが水道管に用いられていた。これが流れ出た触媒である水銀と反応しこれが生物濃縮して我々に帰ってきたのが水俣病である。 このように何かを効率よく・暮らしやすい社会にしようとして生まれた新しい技術が私たちに牙をむくことがある。そのため、新しい技術を使う際はそれがどこまで影響を及ぼすのかを十分検討することが大切である、ということをグループワークで話し合った。
A.四大公害について学んだ。四日市市は対戦時に燃料基地であった名残で石油コンビナートがあり、高度経済成長の発展によりPM2.5や煙が発生し、それを原因として四日市ぜんそくを引き起こしてからは環境保全に力を入れている。石油化学コンビナートはポツダム宣言を受けた後にGHQの命令を受けて作られた。酸化亜鉛は昇華しやすい。 演題は新しい技術を運用するにあたってであり、グループ名は不明であり、グループに属した人は松本凜、五十嵐千紘、高橋美羽、高橋加奈子、赤池佳音であり、私の役割は概念化(Conceptualization)と調査(investigation)であった。6Gについて選んだ。6Gとは2030年をめどに導入される予定の第六世代移動通信システムのことである。現在の5Gでは10Gbps程の通信速度であるが、6Gでは100Gbpsを超える通信速度が必要である。テレビとスマホの電波が同じであり、テレビが映らなくなるなどの現象が起こり、テレビ局から訴えられる可能性があることが挙げられた。 スクラバーとは工場やラボからの排気に含まれる様々な有害なガスを除去する装置である。スクラバーには湿式スクラバーと乾式スクラバーがあり、湿式スクラバーは循環する水に排気ガスを取り込ませてガスや粉塵を除去する方法であり、乾式スクラバーは排気ガスをセラミックスや活性炭に吸着させることにより粉塵や汚染物を取り込む方法である。
A. 講義では、リサイクルについて、環境保全と資源問題について学びました。初めに水俣病について学びました。水俣病とは、無処理の工業廃水に含まれた有機水銀化合物が、食物連鎖により濃縮されたことにより、人々に被害を与えてしまったものです。次に、農薬について学びました。農薬には、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、殺鼠剤、成長調整剤があります。殺虫剤には、ピレトリン,DDTが含まれていて、殺菌剤にはボルドー液が含まれています。次に四大公害病について学びました。水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくがあります。次に、米沢市の環境対策について学びました。公害対策として、PM2.5について、悪臭対策について、騒音・振動について、油流出事故防止について取り組んでいることを学びました。 ワークショップでは、新しい技術を運用することにあたっての議論を行い発表しました。新しい技術を運用する際には、技術の特性や影響を正確に理解し、適切な方法で社会や組織に統合することが重要だと考えました。主要なポイントとしては、運用目的の設定、具体的な成功基準を定めること、倫理的配慮、利害関係者の意見収集、関連法規の確認、標準化への適合が大事であると考えました。 復習としては、農薬にはどんなものがるのか、四大公害病には何があるのか、米沢市は公害対策として何を行なっているのかについて学び直しました。また、ワークショップで行った議論について考え直しました。
A.この講義では、技術者倫理と環境問題を中心に学びました。特に、技術が引き起こす可能性のある環境への影響に焦点を当て、過去の公害事例を通じて、技術者としての責任を考察しました。講義では、水俣病やDDTによる環境汚染の事例を挙げ、最新技術が引き起こす可能性のあるリスクについて学びました。技術者が新しい技術の開発や導入に際して、環境への影響をどのように評価し、予見するべきかが重要なテーマとして扱われました。また、最新技術が環境に与える影響を予測できなかった事例を通じて、予見可能なリスクを管理するための倫理的責任についても考えさせられました。 ワークショップでは、技術者倫理に基づいた環境リスク評価を行いました。参加者は、架空のプロジェクトチームを構成し、技術導入の際に考慮すべき倫理的な問題とその影響を議論しました。特に、化学物質や新技術が生物濃縮や環境汚染を引き起こす可能性について、シミュレーションを通じて学びました。技術者は、最新技術が引き起こすかもしれない潜在的なリスクを予測し、それに対する回避策や対策を考える重要性を理解しました。チーム内で意見を出し合い、環境保護と技術革新のバランスを取る方法についても深く掘り下げました。 復習としては、技術者としての責任や倫理的判断力がいかに重要であるかを再確認しました。過去の公害事例や、化学技術の使用によって引き起こされた問題を振り返り、それに対して技術者がどのように対応すべきかを考えました。また、環境保護と技術革新のバランスをどのように取るべきかについても学び、技術者としての社会的責任の大きさを再認識しました。最新技術を用いる際には、その長期的な影響や予測可能なリスクを十分に評価し、倫理的な配慮を持って開発・実施することの重要性を強調しました。
A.(1)最新技術が持つ危険性を考える必要がある。(以下授業資料より引用)水俣病の原因になったメチル水銀は、元々アセチレンからアセトアルデヒドを合成する際の触媒として使われていた金属水銀が変化して生成したもの。外に流れ出たメチル水銀は食物連鎖により濃縮され公害を引き起こした。 戦後すぐの頃殺虫剤として使用されたDDTは、はじめマラリアなどに対する強力な武器として大量に使われたが、その後その代謝物が生物濃縮を起こすことがわかり使用が制限されていった。 (2)自律的なAIを搭載した機器。戦争に使われる可能性がある。ディープフェイクなど犯罪に使われる可能性もある。 (3)授業で扱っていたか覚えていないが、Winny事件についてまとめる。 (以下wikipediaより引用) ファイル共有ソフト「winny」が著作権法違反として開発者の金子勇氏が起訴された事件。後に金子氏の無罪が確定した。 (起訴に至る経緯) winnyはファイル共有ソフトとして開発され、映画やアニメ、ゲームなど市販データの交換に利用された。しかし同時に数千億円規模の著作権侵害、わいせつ画像や児童ポルノの蔓延が発生し、またファイルの送信元が高度に匿名化されていたことから社会問題となり、開発者が著作権侵害の幇助容疑で逮捕された。 (winnyの問題点) winnyにはファイル送信者を高度に匿名化する仕組みがあり、これにより「故意の明確な者を故意の曖昧な多数に紛れ込ませて分からなくする」ことが可能になってしまっていた。 中央サーバーによる検閲を防ぐ仕組みを構築するにしても、法律は守るべきであり、そのために違法行為を行う者を摘発できる仕組みを備えておく必要があったように思われる。そうすれば警察に揚げ足を取られ長期間の裁判に時間と資金を使うことは避けられたのではないだろうか。 (警察の問題点)(個人的な意見) 開発者は著作権侵害の幇助という容疑で逮捕されたが、そもそも面識のない人間同士で協力して犯罪を実行できるのか不思議に思う。 (海外での事例) 2001年、アメリカではp2pファイル交換ソフトが違法判決を受ける(原文ママ)事例があり、Napsterというソフトはサービス停止に追い込まれた。裁判でwinny同様価値中立性を訴えたが認められず、またフェアユースに関しても否定的な判断が下された。 2003年にはドイツで「利用者に違法性の認識がある場合、私的複製でも違法」とする著作権法改正が行われた。 2005年、アメリカのGroksterに対して著作権侵害を認め、著作権を侵害するファイルの交換があった場合、ソフトウェアを開発・配布する企業にも責任があるとする判決が出された。 2010年、全米レコード協会が起こした著作権侵害にかかわる裁判の結果出された恒久的なサービス停止命令により、LimeWireがソフトウェアの配布を停止した。
A.(1) 6Gを導入したときのリスクについて話し合いました。自動運転技術には、安全性の向上や利便性の向上といった大きなメリットがある一方で、技術の未熟さ、倫理的課題、コストや雇用の問題など、解決すべき課題も少なくありません。技術の進化に加えて、社会全体での議論やインフラ整備が進むことで、これらの課題が解消され、より良い未来が実現する可能性があるということを、学習を通して知ることができた。 (2) 技術が発展することに喜びを感じていたが、様々なリスクがあることを知り、難しいなと思った。 (3) サイバーセキュリティリスクでは、6Gのネットワークは、より多くのデバイスやユーザーを接続することを前提としています。そのため、セキュリティ面で以下のリスクが指摘されている。ハッキングやサイバー攻撃の増加。6GはIoT(モノのインターネット)やAIによる高度なネットワークを支えますが、接続するデバイスが増えることで、攻撃の対象も増えます。特に、重要インフラ(電力、交通、医療など)が6Gネットワークに依存すると、これらのシステムがハッキングされるリスクが高まります。次に、個人情報の流出リスク。6Gでは大量のデータがリアルタイムで収集・分析されるため、個人情報の流出リスクが増加します。プライバシー保護が不十分な場合、企業や悪意ある第三者によるデータ悪用の可能性があります。他にも、健康への懸念。 6Gは高周波(テラヘルツ帯域)を利用する可能性があり、電磁波に関する健康への影響が懸念されています。高周波による影響。テラヘルツ波は現在の5Gで使われている周波数(ミリ波)よりもさらに高周波で、人体への影響がまだ十分に研究されていません。一部の専門家からは、長期間の電磁波暴露が人体に与える潜在的な健康リスクが懸念されています。
A.?【講義の再話】 四日市ぜんそくは、四日市コンビナートから発生した二酸化硫黄が原因で、環境汚染を引き起こしてしまった。今は環境対策に力を入れた結果、きれいな環境となっている。エンジニアがよかれと思ってやっている生産開発が、あとからなにか問題を起こしてしまうこともある。しかし、良い悪いは今だからわかることであって、当時は社会に与える悪影響が分からないことが多い。第二水俣病は、アセトアルデヒドの製造の際に生じたメチル水銀という物質が原因となり起こった。 ②【発表の要旨】 「新しい技術を運用していくにあたって」 グループ名:なし グループに属した人:(白石隼太、石川翔一、高橋颯人、田牧遥希、雪光輝) 役割:データ収集、整理 最新技術の利用例として、AIを題材に考えた。AIは、私たちの生活を便利にする一方、ディープフェイクなどの犯罪や戦争などに使われる可能性がある。AIは、良くも悪くも影響力が大きな技術であり、使われ方についても意識をしなければいけないと思う。 ③【復習の内容】 日本の公害対策について調べた。日本全体の環境保全と公害対策の強化を目的に環境省が設立されている。環境事業や地球温暖化防止に関する業務を行っている。廃棄物の処理に関する法律や、大気汚染防止法、水質汚濁防止法などに抵触する可能性のある環境犯罪の取り締まり強化も行われている。また、公害被害を受けた被害者と事業者との間で生じる問題を公正に解決するために公害紛争処理制度も設置されている。
A.(1)水俣病は、1950年代に熊本県水俣市で発生した有機水銀中毒による公害病である。チッソ株式会社の化学工場が排出した水銀を含む廃水が、周囲の海に流れ込み、その水銀が魚介類に蓄積された。地元住民がこれを摂取した結果、神経系に深刻な障害を引き起こし、手足のしびれ、視覚障害、運動障害、精神的な異常などが発生した。病状が悪化すると、死に至ることもあった。水俣病は、企業の無責任な排水と公害に対する無理解が引き起こした人道的な悲劇であり、長期間にわたる訴訟を通じて、被害者への補償が進められた。水俣病の発生は、環境保護と公害対策の重要性を認識させ、後の環境法や規制の整備に大きな影響を与えた。 (2)水俣病に関して、技術者として予見可能性と結果回避義務を果たすためには、技術の影響を広範に予測し、事前にリスクを評価する姿勢が必要である。また、社会的責任を自覚し、環境や健康に与える影響を最小限に抑えるための対策を講じることが求められる。水俣病の教訓を踏まえ、技術開発において倫理的観点を持ち、社会全体に配慮した行動を取ることが重要である。また、電波の利用においては、技術者は電波が与える影響を深く理解し、無害化や適正利用の方法を学ばなければならない。そしてこの知識を正しく広める必要がある。通信や放送における安全性を確保するため、干渉や過剰使用による影響を予測し、適切な規制と技術的対策を講じる必要がある。倫理的責任を持ち、社会的影響を考慮した技術開発と運用を行う姿勢が求められる。 (3)水俣病は、企業の不適切な排水管理と技術者の無責任な対応によって引き起こされた公害病である。技術者倫理の観点からは、社会的責任を自覚し、技術の安全性や環境への影響を十分に考慮することが求められる。技術者は予見可能性を持ち、問題が発生する前に適切な対策を講じる義務がある。また、利益追求のみではなく、公共の福祉や人々の安全を最優先に考える姿勢が重要である。
A.【講義の再話】 四大公害病とは、イタイイタイ病、水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそくである。また、 酸化亜鉛はペンキに使われている。この酸化亜鉛は昇華しやすいため粉がつくりやすいことが特徴である。東南アジアは水道からでる水は汚くて飲めないことで有名である。5Gの特徴として、周波数が高いこと、モールス信号が早く伝わること、届く範囲が狭いことが挙げられる。 【発表の要旨】 テーマ 新しい技術を運用するにあたって グループ名 じゅげむじゅげむ 及川幸、松山果蓮、松本圭美、小倉由愛 発表者としての参加 SDGsをかかげている現代社会において 新たな事業を始めることは地球環境への配慮にかけている面があると考える。電力需要の逼迫が予想される。運用コストや消費電力を抑えることがこれからの目標とされる。 【復習の内容】 今回の復習では四大公害病について詳しく調べた。水俣病: 熊本県水俣湾周辺で発生したメチル水銀汚染による中毒性の中枢神経系疾患である。魚介類を食べることでメチル水銀が蓄積され、手足や口のしびれなどの症状が現れた。新潟水俣病:新潟県阿賀野川流域で発生したメチル水銀汚染による中毒性の中枢神経系疾患である。水俣病と同じ原因で発生したことから、第二水俣病とも呼ばれる。イタイイタイ病: 富山県神通川流域で発生したカドミウム汚染による骨軟化症である。手足の骨がもろくなり、激しい痛みを伴う。四日市ぜんそく: 三重県四日市市を中心に発生した硫黄酸化物による大気汚染によるぜんそくである。石油コンビナートから排出された煙に含まれる硫黄酸化物が原因で、地域住民に喘息の症状をもたらした。
A. 日本で起こった四大公害は、「水俣病」、「新潟水俣病」、「四日市ぜんそく」、「イタイイタイ病」である。四日市ぜんそくが起きた四日市市は、戦時中、石油の輸入ができない日本の燃料基地であった。イタイイタイ病は、白色顔料として使用される亜鉛鉱山によってカドミウム汚染が起きたことが原因である。また、水俣病は株式会社チッソの工場排水に有機水銀が混じり、生物濃縮が起こったことが原因である。どの公害も、社会を回すため、発展の為に技術を尽くした企業がもたらした工業的な公害である。どれだけ万全を期そうとしても、リスクは0にすることが出来ない。チッソは排水処理に多額の予算がかかるとして、無処理の工業排水を海に流した。その結果発生した公害によって多額の賠償金を請求された。企業を経営する上で、どこを切り捨ててどのリスクを負うかは慎重に選択しなければならない。 平常演習として、最新技術がもたらす危険の予見可能性と結果回避義務を果たすために、技術者としてどのような姿勢で学べばよいか、水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくなどの具体例から議論を行った。今回は水俣病を選んだ。水俣病の原因はメチル水銀化合物である。熊本県、新日本窒素水俣工場のアセトアルデヒド酢酸設備内で生成されたメチル水銀化合物が工場排水に含まれて排出され、水俣湾内の魚介類を汚染した。その汚染された魚介類を摂食したヒトが水俣病を発症した。有機水銀は生物濃縮によって生物の体内にとどまり、ヒトに対して重篤な中毒症状を引き起こす。メチル水銀は神経系に障害を起こし、運動障害や脳委縮等の症状が出る。 水俣病の原因企業はチッソ(株)と昭和電工(株)である。両社とも第2次世界大戦後の高度経済成長を支えた企業であり、特にチッソは高い開発力を持つ技術者が集まった企業である。チッソは労働力や開発力を強みに、行政や経済に大きな力を持つようになった。そうして環境への配慮を無視した増産が繰り返された。
A.(1)水俣病の原因の水銀はアセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していた工場の排水だった。工場ではアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使っていた。触媒は、反応速度を上げ、自分自身は変化しないはずだったが実際は触媒が反応していた。無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、人々に大変な被害を出した。このことから技術者は物質の反応や排水の危険性をよく理解しておくことが重要である。 (2)演題は「新しい技術を運用するにあたって」でメンバーは小倉由愛、松本圭美、松山果蓮、及川幸の4人で、チーム名は「じゅげむじゅげむ」で私は書記を担当しました。6Gについて調べ、6Gは現在普及が進んでいる5Gの性能をさらに進化させた次世代の移動通信システムのことで、実用化されると、高速大容量化や低遅延、多数同時接続といった通信の高度化を実現でき、さまざまな社会変革が起きると予想されている。これはSDGsを掲げている現代社会において、新たな事業を始めることは地球環境への配慮に欠けている面があると考えられ、電力需要の逼迫が予想されるため運用コストを抑えることが目標とされている。 (3)水俣病は、化学工場から海や河川に排出されたメチル水銀化合物を魚、エビ、カニ、貝などの魚介類が直接エラや消化管から吸収あるいは食物連鎖を通じて体内に高濃度に蓄積し、これらを日常的にたくさん食べていた住民の間に発生した中毒性の神経疾患である。この工場が水俣病の原因となったアセトアルデヒドの製造を中止したのは、公式に確認されてから12年経った1968年5月だった。この間に排出されたメチル水銀化合物を含む水銀の量は約80トンから約150トンにのぼった可能性があると言われている。また水俣病患者と国の裁判は長く続き、2023年に国、熊本県及び原因企業の連帯責任であると認められ損害賠償が命じられた。
A.(1)水俣病を知っていますか。これは工場の排水に含まれていたメチル水銀によって起きた病気です。リスクというものは完全になくすことはできません。粉末が大量に欲しい場合は、まず先に考えるべきは粉砕ではなく、昇華です。白い顔料が欲しい場合は、昇華しやすい酸化亜鉛を気体にして拡散させてから冷やして固体にすると粉末になります。電波は資源です。電波の周波数を上げれば上げるほど情報を早く伝えられますが、上げていくとだんだんと粒子の性質を帯びてきます。すると、回り込んだりしづらくなるため、遠くまで届かなくなります。 (2)四大公害病の時代より過去の失敗のデータが蓄積しているため、まずはそれを参考にする。 (3)予見可能性と結果回避義務の議論の例として「生成AI」を選んだ。 生成AIとは、学習したデータからテキスト、画像、動画、音声などを新たに生成できるAIのことである。 生成AIの凄さは、専門的な知識に乏しい人でも比較的簡単に新たなコンテンツを作り出せることである。 しかしながら、この生成AIを利用した犯罪も起こっている。生成AIを悪用してマルウェアを作成した事件やディープフェイクによる詐欺事件などである。 私もネット上で、著名人の音声AIに文章を読み上げさせて、あたかもその声の主がその広告の内容を支持しているかのようにみせる広告を時々見かける。 生成AIを開発した技術者がこのような事例を予測していた可能性はあると思うが、それを悪用する人間が悪いのであって、生成AI自体が悪いわけではないため、生成AIを開発した技術者にはこの結果を回避する義務はないように思う。
A. 第4回目の講義では、環境保全と資源問題について学んだ。環境問題の例として日本で発生した公害である水俣病について学んだ。水俣病とは排水に含まれる有機水銀が原因で発生した。アセチレンからアセトアルデヒドを製造する工場で、水銀はアセチレン合成の触媒として使われ、アセチレン合成の収率を高めるために使われていた。当時水銀は触媒としてのみ機能するはずと思われていたが、水銀自体が反応してしまっていた。そのため排水に有機水銀が含まれており、その有機水銀が生物濃縮によって濃縮されその魚を食べた人々が水俣病にかかってしまった。昔は排水中の水銀の濃度に対する規制はなかったが、現在は排水中の水銀濃度を制限する規制がされている。 グループワークでは、水俣病について調べた。企業が安全対策をしっかり行っていれば防ぐことができた人災であることが分かった。そしてこれら公害の経験を参考に今後の対策を行っていくことが大切であるとなった。 復習では、生物濃縮についてさらに詳しく調べた。生物濃縮とは、疎水性が高く代謝されにくい物質で起こりやすい。生物を多量に摂取する捕食者では濃度が上昇しやすい。つまり上位捕食者ほど体内での化学物質の濃度が上昇しやすい。生物濃縮しやすい物質にはDDD(ジクロロージフェニルージクロロエタン)やDDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)、ノロウイルスなどがある。DDTは生物によって代謝されDDEやDDAが生物に蓄積され、生物濃縮をひきおこす。
A.(1)地球環境と最新技術の複雑な関係を考えさせられる内容でした。地球を愛し、そのままの美しさを保ちたいという願いと、技術の進歩が必然的に引き起こす環境リスクとの間で揺れ動く感情が表現されています。 最新技術の発展は、人類の生活を豊かにし、社会全体に利益をもたらしますが、同時に予測不可能なリスクをも孕んでいます。文章では、ある最新技術の導入が意図しない結果をもたらし、海洋生物による有機水銀の生物濃縮が発生した実例が述べられています。このような事例は、技術の限界と予測の難しさを示し、未知のリスクに対する警戒を促します。 さらに、過去の公害事例(水俣病など)が引き合いに出され、技術者倫理の重要性が強調されています。技術の進展は環境保護や社会の健康に直結するため、科学的な知識だけでなく、その適切な利用と責任を強く認識することが求められています。技術者は、新しい技術を導入する際に、その長期的な影響や潜在的なリスクを考慮し、社会的な責任を果たす必要があります。 この文章は、読者に科学技術の進歩と地球環境の保護の間でのバランスを問いかけ、深い考察を促します。私たちの行動が地球の未来にどのような影響を与えるかを常に意識し、持続可能な未来のために貢献することの重要性を強調しています。技術の発展と倫理的責任を両立させながら、地球環境を守るための取り組みが求められています。 (2)紅麹を含むサプリ 理由:人の健康に関わる重大な被害が起きてしまったから。 防止策:・徹底的にモニター調査を行う ・工場などを常に清潔に保つ(菌などを徹底的に消毒する) (3)紅麹問題について再度調べました。
A. 環境保全と資源問題について学ぶため、水俣病と四日市ぜんそくに触れた。水俣病とは、チッソという会社がアセトアルデヒド製造工程の排水に含まれるメチル水銀が人体に影響を及ぼした事件である。また、四日市ぜんそくは三重県四日市の工場群から排出された硫黄酸化物によるぜんそく性気管支炎のことである。四日市では、1959年に喘息の患者が多発し、その後に死亡事故までも確認された。どちらの公害事件も会社側が利益のためにその被害について認知しているのにもかかわらず、被害者を拡大させるような対応をしたことが技術者倫理の観点からみるといけないと考えた。 ワークショップでは、水俣病について考え、その対策を考えた。水俣病は、熊本県水俣湾周辺の化学工場などから海や河川に排出されたメチル水銀化合物により汚染された海産物を住民が長期にわたり日常的に食べたことで水銀中毒が集団発生した公害病である。対策は環境調査をすることと、数値を保つことだと考えた。また、被害者への対応も必要になると考えた。 水俣病や四日市ぜんそくは、企業の利益追求が環境や人々の健康への配慮を欠いた結果、発生した公害病である。技術者は、自身の技術が社会や環境に与える影響を正しく評価し、利益だけでなく安全性や持続可能性を考慮する責任があると思う。しかし、これらの公害では、技術者がその倫理的責任を果たさず、環境破壊や健康被害を引き起こした。技術者倫理の遵守は、社会に対する信頼と技術の適正利用を確保するために不可欠である。
A.(1)【再話】私たちの歴史の中で、環境汚染による公害は何回も起きてしまっている。原因は主に、特別な処理方法が求められる有害な産業廃棄物の不適切処理にあり、有害物質が工場から河川へ流れ出たことが原因である水俣病がその例として挙げられる。これまでの教訓を生かして、技術者として公害を防ぐために廃棄物のリサイクル、適切な分別、最終処分場での適切な処理などを徹底して行うことが求められる。 (2)【ワークショップ】:最新技術がもたらす危険を予見できますか?【グループ名】:技術者【共著者名】:笠松裕太、大前晴菜、宮下恵【発表要旨】:水俣病について調べて、メチル水銀による汚染による中毒だとわかった。技術者として、倫理的責任を果たすために専門分野以外にも公衆衛生やリスク分析の知識も必要であると考えた。【役割】調べて記述したので、No.5,13の調査と執筆-原稿作成と考えた。(3)【復習内容】復習内容として、ウェブクラスでの提出内容の要約を示します。私は具体例として、水俣病を選びました。水俣病とは、熊本県の水俣周辺で工場からメチル水銀が流出し、それを摂取した住民が中毒を起こしたことが原因となっています。このような公害を未然に防ぐために技術者としての学びの姿勢はいくつかあり、専門分野以外の環境科学や公衆衛生など関連分野の知識を学ぶこと、リスク評価・シナリオ分析すること、情報に透明性を持たせることなどが挙げられます。これらのことを意識して、技術者としての経験や実力をつけていきたいと思いました。
A.(1)講義内容の再話 まず、DDTなどの農薬がもたらした生物濃縮の問題や、四大公害病事件(水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜん息など)を通じて、無責任な技術運用が引き起こした被害が紹介されました。これらは、技術者が社会や環境への影響を考慮し、倫理的判断を行う必要性を示しています。さらに、環境問題として、PM2.5や騒音、公害対策、さらにはSDGs(持続可能な開発目標)の14「海の豊かさを守ろう」や15「陸の豊かさも守ろう」についても触れられています。これらは、生態系の保護や天然資源の持続可能な利用を目指し、未来の世代が恩恵を受け続けられる社会の実現を訴えています。このように、技術者倫理は環境問題や持続可能性とも密接に結びついており、技術者が果たすべき社会的責任を再認識させる内容となっています。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:新しい技術を運用するにあたって グループ名:技術者 グループに属した人:山?開智、笠松祐太、宮下恵 自分が発表の創作に果たした役割:Investigation データの収集 新しい技術の運用においては、その技術がもたらす環境や健康への影響を慎重に考慮する必要があります。特に水保全におけるメチル水銀汚染問題は、専門分野に限らず、環境科学や保健衛生学の視点からも学ぶべき重要な課題です。リスク評価やシナリオ分析を通じて透明性を確保し、得られた情報を公開することで倫理的責任を果たすことが求められます。技術者として、偏見や不透明性による問題の悪化を防ぐため、知識と実践を絶えず向上させることが重要です。 (3)復習の内容 成績評価申請書を書くにあたって講義内容についてまとめたり、ワークショップ課題の振り返りを行ったことが復習にあたると考えます。
A. 4回目の授業ではまず、水俣病についてのビデオを見た。水俣病は工業都市として様々な化学物質を扱っていて、原因は、工場排水に含まれていた有機水銀化合物が海洋生物に蓄積され、それを摂取した人々が水銀中毒を引き起こしたことということを学んだ。水俣湾での魚介類を日常的に食べていた人々に神経障害が発生し、感覚麻痺、言語障害、視覚障害、運動失調などの症状が現れたということも学んだ。手足が動かなくなることはとても不自由なことだと感じた。米沢で問題になっているのは悪臭で、実験室からのニオイ漏れは危険なことだと感じる気持ちを持たないといけないと感じた。四日市ぜんそくについても学んだ。この病気は、主に四日市に建設された石油化学コンビナートから排出された大量の硫黄酸化物や窒素酸化物による大気汚染が原因で引き起こされたということも学んだ。私はこれらの公害から環境保護と経済成長のバランスを保つことはとても大切だと感じた。技術の進展には常に責任が伴い、技術者や企業が倫理的に行動することが不可欠であり、被害を防ぐためには、早期に問題に気づき、対策を取る姿勢が求められると思った。酸化亜鉛は昇華しやすいので、ガスにして冷やすと固体になって粉末になるので材料に使われやすい。基本、化学では砕いて粉にするのは最終手段で、粉を作り上げることをまず考える。 グループワークでは、水俣病について調べた。予見可能性では、有機水銀が生態系に与える影響を十分に把握していなかったということを踏まえて、対策としてリスクをしっかり見なおして対策するべきだったと考えた。結果回避義務では、企業が目先の利益を優先して人々の安全や環境問題を軽視したので、倫理的行動をとるべきであると考えた。 復習として最近の公害問題について調べた。最近の公害問題はプラスチック汚染があるということがわかった。2050年には魚よりも多くのプラスチックが海に存在する可能性があり、海底には1000万トンものプラスチック粒子が存在していて、海洋生態への影響を及ぼしていることがわかった。
A.(1) 講義の再話 今回の授業では、公害について学んだ以前から公害についての学習は度々していたがより詳しく学んだ。公害とは、人間の活動によって環境に害を与える現象で、健康や生態系、社会に悪影響を及ぼすものを指す。主に産業活動、交通、農業などが原因となり、特に大気や水質、土壌に汚染を引き起こす。公害は、産業活動や都市生活に伴う環境への悪影響であり、その防止と改善は現代社会における重要な課題である。適切な規制や技術革新、個人や企業の意識向上を通じて、持続可能な社会を実現することが求められている。四大公害として、水俣病や四日市ぜんそくイタいイタい病が挙げられこれらの動画や学習も行った。 (2) 発表の要旨 私たちのグループでは、予見可能性についての発表を行った。予見可能性とは、ある出来事や結果が事前に予測できるかどうかを指す概念である。具体的には、特定の状況や情報から、将来の出来事が起こる可能性を予測できるかどうか、またその予測がどれほど正確であるかを意味する。技術者としての考えでは、環境に悪影響を及ぼす可能性を回避するための責任をもつべきであるということである。 (3) 復習の内容 復習として、技術者にとって予見可能性は、プロジェクトの成功、安全性の確保、品質の向上、法的リスクの回避、イノベーションの推進など、さまざまな面で非常に重要である。予見可能性を意識して行動することで、より信頼性の高い技術を提供することができ、社会に貢献することができる。
A.1この講義を通してリサイクルー環境保全と資源問題について学びました。この講義では四大公害、特に水俣病、生物凝縮について取り上げました。水俣病の公害においてはこの生物凝縮が大きな原因となり引き起こしたということがわかりました。この事件を通して私は技術者としてしっかりと考えられる環境への影響についてしっかりと考察し切ることが大切だと学びました。なぜなら被害者としては技術者の想定していませんでしたは関係がないからです。社会によって安心安全に使って貰うために技術者としての責務をまっとうする必要があると思いました。 2私たちの班は水俣病を取り上げて話し合いを行いました。私たちの班は千聖、佑涼、大翔、椋、悠斗、珠生、夏輝、光で行いました。この班ではチーム名をかけ忘れてしまいました。また、紙がなく人数が多くなってしまいました。私はデータ整理を行いました。予見可能性として挙げられたのは有機水銀が生態系に与える影響を十分に評価できていなかったので、リスクをしっかりと評価し対策をとるべきだと考えました。また、結果回避義務としては企業が利益を優先し、住民の健康状態、環境保全を軽んじたので倫理的に行動するべきだと考えました。 3私は復習で水俣病についてより詳しく調べました。水俣病は、1950年代に日本の熊本県水俣市で発生した公害病です。この病気の原因としては、工場から排出された有機水銀が原因で、魚介類を通じて人々に影響を及ぼしました。症状としては、水銀中毒によって神経系に深刻な障害が生じ、運動失調、視覚障害、聴覚障害、さらには精神的な症状が現れることがあります。
A.講義の再話 有機水銀は、グリニャール反応と同じように、脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害するものだ。アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していたらしい。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使っていたらしい。 排水中の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められていて、また、その分析方法も法律で定められていて、JISで業界規格も定められている。もし、さらに高精度の分析方法が見つかり、政府に対する働きかけがあれば、法改正されると考えられる。 DDTは学生の卒業研究で発見され、殺虫剤として発明したのは、P.H.ミュラー博士(スイス)で、1948年にノーベル医学・生理学賞を受賞している人物だ。DDTの代謝生成物であるDDE、DDAなどは、体内に蓄積され、生物濃縮を起こし、日本では、1968年(昭和43年)に農薬(製造販売)会社が自主的に生産を中止し、1971年(昭和46年)には販売が禁止されたという歴史がある。世界的にも、環境への懸念から先進国を中心に、2000年までには、40カ国以上でDDTの使用が禁止・制限されている。しかし、その一方で、マラリアが猛威を振るう亜熱帯や熱帯地域の多くの国々では依然としてDDTを必要としている。 発表の要旨 法律を使って、排出の基準などを設ける。どんなものを取り扱う。 復習の内容 授業の復習と発表の内容をまとめた。
A.
A.日本は高度経済成長期において、工場などから排出された有害物質が原因で公害病が引き起こされ人々を苦しめた。大きな被害を及ぼした四大公害病の1つとして水俣病がある。水俣病は水俣湾周辺の化学工場から排出されたメチル水銀により汚染された海産物を住民が食べ続けたため、水銀中毒が集団発生した公害病である。この公害病は加害者の対応が不十分であり、被害が拡大した。企業の「チッソ」は附属病院での猫を用いた実験の結果を公には公表せず、水俣病の発生源であることを認めない姿勢を貫いた。「チッソ」は高度経済成長期の中、生産至上主義に基づき、徹底的に利益を追求し、安産性を無視した経営を行なっていたのである。このような公害病を防ぐために技術者は持ってる知識で何が正しいのかを見極める必要がある。イタイイタイ病の予見可能性と結果回避義務について調査した。イタイイタイ病とは神通川下流域の富山県富山市を中心に発生したカドミウムによる公害病である。イタイイタイ病の被害が広まった要因として、当時、カドミウムの毒性がよく分かっておらず、イタイイタイ病との関連も不明だっため、対策が遅れたことなどが挙げられ、予見可能性は低かったと考えられる。また、結果回避義務としては原因がはっきりしていなかったため、対策する術はなかったと思われる。イタイイタイ病の患者には女性が多く、その理由として戦前戦中の低栄養やカルシウム不足が原因だったと考えられる。
A.水俣病と技術者倫理:有機水銀による悲劇と教訓 水俣病の発生と原因 水俣病は、化学工場から排出されたメチル水銀という有機水銀化合物によって引き起こされた深刻な公害病です。この有機水銀は、食物連鎖を通じて濃縮され、最終的に人間に蓄積することで、神経系に深刻な障害をもたらしました。 メチル水銀は、アセチレン製造過程で触媒として使用された水銀が、微生物によってメチル化され生成されました。このメチル水銀は、水溶性が高く、生物体内に蓄積されやすい性質を持っています。 水俣病と技術者倫理 水俣病は、技術者倫理の観点から多くの教訓を与えてくれます。 安全性の軽視: 当時の技術者は、水銀の毒性について十分な知識を持ちながらも、コスト削減や生産効率の向上を優先し、排水中の水銀濃度を適切に管理していませんでした。 リスク評価の不足: 水銀が環境中に放出された場合に、どのような影響が生じるかというリスク評価が不十分でした。 情報公開の不足: 水俣病が発生した後も、企業は長らく原因を隠蔽し、住民への情報公開を怠りました。 法規制の不備: 当時の法規制は、水銀による汚染に対応できるものではありませんでした。 2水俣病から学ぶべきこと 水俣病は、技術者が社会に対して負う責任の大きさを私たちに教えてくれます。技術者は、新しい技術を開発するだけでなく、その技術がもたらす可能性のあるリスクを十分に評価し、安全対策を講じることが求められます。また、技術者は、社会とのコミュニケーションを密に行い、透明性を保つことが重要です。 現代社会における教訓 水俣病の教訓は、現代社会においても依然として有効です。例えば、近年では、化学物質による環境汚染や食品の安全性などが問題となっています。これらの問題に対処するためには、技術者だけでなく、企業、政府、そして私たち一人ひとりが、環境問題に対する意識を高め、責任ある行動をとることが重要です。 技術者倫理の重要性 技術者倫理は、技術者が社会に対して責任ある行動をとるための指針となるものです。技術者は、以下のことを意識する必要があります。 安全第一の原則: 何よりも安全を最優先とし、リスクを最小限に抑える努力を怠らないこと。 環境への配慮: 技術開発や製品製造の過程で、環境への影響を最小限に抑えること。 社会との共存: 技術が社会にもたらす影響を深く理解し、社会との共存を図ること。 倫理的な判断: 技術開発の過程で、倫理的な判断が求められる場面では、勇気を持って自分の考えを主張すること。 まとめ 水俣病は、技術者の不注意がもたらした悲劇です。この悲劇を繰り返さないために、私たちは技術者倫理の重要性を再認識し、社会全体の意識を高めていく必要があります。技術者は、社会の持続可能な発展のために、責任ある行動をとることが求められています。 3水俣病以外の公害についてのどうがを視聴した
A.(1)四大公害病があり、そのうちの一つとして水俣病がある。水俣病とは、工場排水にまぁって海に流れ出た有機水銀化合物が生物濃縮したことで、多くの人や動物に影響を及ぼした。現在、法整備がされ、水質汚濁法などにより、排水中の濃度が定められている。四大公害病のように、人々の生活に役立つものを作ったとしても、そのときに排出される物質や、その処理方法によって大きな被害を生み出すことがある。無知は倫理違反である。 (2)演題は「新しい技術をうんようするにあたって」で、グループ名は「じゅげむじゅげむ」であり、共著者は小倉由愛、松山果蓮、及川幸である。私は、グループ内での役割として、調査を行った。調査では6Sについて調べた。6SはSDGsを掲げている現代社会において、新たな事業を始めることは地球環境への配慮に欠けている面があると考えている。電力需要のひっ迫が予想され、運用コストや表皮電力を抑えることがこれからの目標とされる。 (3)この授業では、無知は倫理違反であることを学んだ。人々の生活に役立つものをつくるとしても、生体内や環境に悪影響を及ぼすものであることがあり、使用する物質がどのような性質であるのかを知らなければならない。また、単体では悪影響がなくても、ほかの物質と反応して悪影響を与えることもあるため、どのような環境で、どのぐらいの量で行うと環境や生物に悪影響を与えないのかを知り、考えなければならない。
A.リサイクルは、廃棄物を再利用することで資源の消費を抑え、環境への負荷を軽減する重要な取り組みである。限りある資源を有効活用することで、資源の枯渇を防ぎ、持続可能な社会の実現に貢献する。特に、金属やプラスチック、紙などのリサイクルは、原材料の採掘や製造時に発生する二酸化炭素の排出を削減し、地球温暖化対策にも寄与する。しかし、リサイクルには課題も存在する。分別の徹底やリサイクル技術の向上が求められる一方で、回収・再生コストが高く、経済的に成り立たない場合もある。また、不適切な処理による環境汚染のリスクもあるため、適切な管理が必要となる。さらに、リサイクルだけでは資源問題を完全に解決できないため、「リデュース(削減)」「リユース(再利用)」と組み合わせた3Rの取り組みが不可欠である。技術の進化と社会の協力により、より効果的なリサイクルシステムを構築することが求められている。 水俣病(みなまたびょう)は、1950年代に日本の水俣湾周辺で発生した、化学物質による公害病です。主に有機水銀を含む工業廃水が原因となり、水俣湾やその周辺の海産物を食べた人々が中毒症状を引き起こしました。水俣病の特徴的な症状には、手足のしびれ、運動失調、視力障害、言語障害、さらには精神的な障害などがあります。進行すると、最終的には死に至ることもあります。 環境保全の必要性は、地球規模での持続可能な社会の実現に不可欠です。人類の活動によって引き起こされる環境問題、例えば気候変動、大気汚染、水質汚染、森林破壊などは、自然環境のバランスを崩し、地球の生態系に深刻な影響を及ぼします。これにより、動植物の絶滅や自然災害の増加、食料や水資源の不足が引き起こされる恐れがあります。
A.(1) 授業内容は、主に環境保全と資源問題についてを取り扱っていた。四大公害の水俣病は、化学工場から排出された有害なメチル水銀に汚染された魚介類を摂取することで発症した。この有機水銀は、グリニャール反応と同じように、脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用し神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害することで、手足の痺れ、運動失調、視野狭窄、言語障害などが現れてしまう。この原因は、チッソ株式会社水俣工場が、アセチレンを原料にアセトアルデヒドを製造する際に、アセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀を使用しており、その排水を垂れ流していたことである。この廃液を生物が摂取し、生物濃縮され人間が摂取するに至ったことで水俣病が多くの人に発症してしまったと考えられる。また、電波が枯渇しているという話も聞いた。近年、通信技術の発展や無線機器の普及に伴い、電波資源の需要が急激に高まっており、利用可能な周波数帯域が逼迫している状況だそうだ。 (2) ワークショップでは、新しい技術を運用するにあたって、新薬の開発の予見可能性について考えた。メリットとしては、審査を素早く通過できることや、薬害を防ぐことができること、様々な人に使用できる薬を開発できることが挙げられた。 (3) 復習では、他の予見可能性と結果回避義務の議論の例としてAIを挙げた。AIにより、産業への応用による効率化というメリットがあるが、扱う人間により、悪用されると非常に厄介というデメリットも挙げられた。
A.(1)水俣病事件は、1950年代に熊本県水俣市で発生した公害病事件である。化学工場から排出された有機水銀が海に流れ込み、魚介類を通じて人々に摂取され、中枢神経障害を引き起こした。症状は手足の麻痺、言語障害、視野狭窄などで、死者も多数出た。この事件は、日本の公害問題の象徴となり、企業責任や環境保護の重要性を強く訴える契機となった。 (2)公害を予見するには、環境モニタリングをすることや、過去の事例やデータを分析することが役立つ。 (3)水俣病を例にすると、最新技術がもたらす危険を予見するために、最新技術や産業が環境や人々に与える影響を事前に評価することが必要だと思う。水俣病の原因となったチッソ株式会社の化学工場は、廃水に有機水銀が含まれていることを認識していながら、その影響を適切に評価していなかった。もし、事前に有機水銀の毒性や長期的な影響を評価していれば、廃水処理方法を改善し、リスクを減らすことができたと思う。 また、新技術を導入した際には、環境や人々への影響を継続的にモニタリングし、早期に警告を発するシステムが必要だと思う。水俣湾で魚や人々に異常が見られた時点で、迅速な調査と警告が行われていれば、被害を拡大させずに済んだ可能性がある。 さらに、新技術や化学物質の使用は、いきなり大規模に展開するのではなく、段階的に導入しながら安全性を確認するべきである。チッソは大量の廃水を海に流したが、より小規模な段階で安全性を確認し、問題が発生した時点で対策を講じていれば、住民への大規模な被害は防げたかもしれない。 最新技術やその影響については、関係者や地域社会に対して透明性を持って情報を提供することも重要である。水俣病の際、チッソは廃水の影響に関する情報を隠し、政府も対応を遅らせたため、被害が拡大した。透明な情報公開が行われていれば、住民は早期に対応でき、被害を減らせたかもしれない。 最後、技術のリスクが不確実である場合、予防原則に基づいて対応することが重要である。水俣病では、有機水銀の危険性が明確になるまで対応が遅れたが、未知のリスクがある場合は、リスクが確認される前でも安全な措置を講じるべきだった。
A.(1)地球の汚染について考えた。我々が地球で生活していて全く汚染しないのは不可能だ。また技術の発展で自然で分解されない素材が誕生してものが作られて捨てられると再利用またはリサイクルしなければそのゴミはどんどんたまる一方である。 また水俣病の動画を見て普段食べている食材に危険な有害物質が含まれているなんてたまったもんじゃないと思った。消費者はどこでどのように作られた食材なのかをしっかり確認すべきと考えた。また技術の発展のために工場ができ、水俣病の原因となった事件が起こった。技術者は被害が出ないようにもっと検討すべきだったと考える。 (2)最新技術がもたらす危険を予測してグループで話し合った。その結果個人情報や位置情報が漏洩する可能性があるのではないかとなった。 (3) 1.地球の汚染について 我々人間が生活しているうちに必ず地球の汚染が伴う。そして発展していく技術により予測されない膨大な地球汚染、人々への被害が出た事件が知られている。 2.水俣病の動画を見て被害を予測することは出来なかったか、何故こんなにも神経毒苦しむ人が出なくては行けなかったのかについて考えた。 3.生物濃縮と農薬について学んだ。質の良い農作物を作るために使用された農薬は食物連鎖の中で濃縮され命を脅かす。 殺虫剤であるDDTは使用を禁止されている国もあり、農作物の購入についてよく考えることが必要と感じた。 4.四大公害問題についてまなんだ。水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくがあり、多くの人が公害により苦しんだことが分かった。
A.(1)水俣病は、熊本県水俣湾周辺の化学工場などから海や河川に排出されたメチル水銀化合物により汚染された海産物を住民が長期にわたり日常的に食べたことで水銀中毒が集団発生した公害病であると知った。また石油コンビナートは、石油化学に関連する2つ以上の工場が、パイプラインでむすびつき、全体で総合的な石油化学工場を形づくるような企業集団のことだと知った。酸化亜鉛は紫外線を反射する特性も持っており、この特徴から日焼け止めやファンデーションといった化粧品として使われることがわかった。また、6Gと5Gの違いとして、冒頭にご紹介した通信速度の他にも、信頼性の高さや遅延の少なさ、利用範囲の広さなどが挙げられることが分かった。 (2)ワークショップでは、新しい技術を運用するにあたって再び水俣病のような公害病を引き起こさないためにする為の対策について考えた。まず、廃棄する物質について処分にあたりリスクについて考え、適切な処置をすることが必要だと思った。 (3)復習では、公害について調べた。公害とは、生産活動や日常生活が行われる過程で、人の健康や自然環境におよぼす害のことで、公害の要素として大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下及び悪臭の7種類あると分かった。また、日本における公害病の原因は地域やその地域の工業によって違うことがわかった。水俣病や新潟水俣病はメチル水銀中毒、四日市ぜんそくは硫黄酸化物の大気汚染、イタイイタイ病はカドミウム汚染による中毒症状からくるものだと知った。
A.(1)第4回の授業では、四代公害病事件の事例から環境・資源問題と工学倫理について学びました。四代公害病事件とは、20世紀中頃に日本で発生した環境汚染による深刻な健康被害を指します。代表的なものとしては、足尾銅山鉱毒事件、四日市喘息、神戸市の水俣病、そして大気汚染による公害病が挙げられます。これらの公害病は、企業の利益追求や生産活動が環境や住民の健康を犠牲にした結果として発生しました。倫理的に見ると、企業や政府は市民の健康や安全を守る責任がありましたが、当時は環境保護よりも経済成長を優先し、犠牲者が多数発生しました。このような背景には、環境への配慮が不十分だったこと、また被害を受けた人々の声が無視されたことが問題となります。倫理的には、企業活動や政府の政策が人々の基本的な権利を守るものであるべきだとされています。公害病事件は、環境問題への認識を高め、企業の社会的責任の重要性を再認識させる契機となったということを学びました。 (2)ワークショップでは四代公害病事件について公害が起きないようにするためにどのような対策を行ったらよいかについて考え、グラフィカルアブストラクトにまとめました。班で考えた水俣病の具体的な対策として、排水を行う前に十分に成分を検査すること、そして十分な技術を身につけた者のみが作業を行うことが挙げられました。 (3)授業の復習として、現在の環境汚染の問題とその対策について調べました。現在では、特に海洋汚染が深刻化しており海の生態系や人の健康に問題を引き起こしていることがわかりました。また、海洋汚染への対策としてはサステナブルなプラスチック容器を用いた商品開発を行っている企業があることがわかりました。
A. 技術者は最新の技術を開発した際、その技術がもたらす危険を予見しなければならない。技術者が当時の最新技術がもたらす危険を予見できなかった例として「水俣病」が挙げられる。水俣病で問題視されたのは有機水銀である。有機水銀はグリニャール反応と同じように脊椎動物の中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。水俣ではアセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していた。原料のアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀を用いていた。その水銀が無処理の工場排水に混ざって海に流れ、食物連鎖を経て濃縮され、人々に被害をもたらした。 公害のリスクを予見するには、いろいろな分野、立場の人の意見を聞く、SDS(安全データシート)を提出する、街の人の声を聞くなどが考えられる。 水俣病の他にもDDTも環境への悪影響を及ぼした際たる例である。DDTはそもそも学生の卒業研究で発見された。これをスイスの博士が殺虫剤として発明した。DDTの代謝生成物であるDDE、DDAなどは、体内に蓄積され、生物濃縮を起こす。日本でも1968年に農薬会社が自主的に生産を中止し、1971年に販売が禁止された。世界的にも環境への懸念から先進国を中心に2000年までに40カ国以上でDDTの使用が禁止・制限されています。その一方で亜熱帯や熱帯地域の多くの国々では依然としてDDTを必要としている。
A.(1)【講義の再話】 四大公害病事件には、水俣病・イタイイタイ病・第二水俣病・四日市ぜん息があります。 特に新潟水俣病は、1965年に、新潟県の阿賀野川流域で、工場の排水に含まれていたメチル水銀が川に流されたことによって発生した公害病である。メチル水銀を含んだ魚を知らず知らずに食べた人が、中毒を起こし重大な健康被害が起こりました。被害者は、神経症状や筋肉の麻痺、視力障害になりました。 (2)【発表の要旨】 演題:リサイクル―環境保全と資源問題― 共著者:竹見萌亜、山口夏奈未、西川美来、佐坂佑菜 役割:調査 最新の技術によって、毎日使うスマートフォンなど5Gを使うようになった。しかし、これには、プライバシーのリスクがある。 5Gにより膨大なデバイスを接続することができるようになりました。 情報技術の拡大とともに、個人情報や位置情報が常に追跡される可能性が増加してしまい、サイバー攻撃やデータ漏洩により個人のプライバシーが侵害される危険性があります。例えば、電磁波の健康リスクがあります。 (3)【復習の内容】 自分の地元の新潟県で、多くの被害者を出した新潟水俣病が起きたことを、これからもお覚えておかなければいけないと思いました。当時企業や政府は、対策を後回しにし、被害者への損害賠償金などはなかなか進まなかったと書いてあり、技術者としての責任を破棄していると感じました。その後、住民による、控訴が行われ、企業が責任を認め、損害賠償金が支払われました。
A.(1) 最新技術による危険性を予見することは技術者にとって必須事項である。技術者として予見可能性と結果回避義務を果たすためには、製品や技術の影響を慎重に見極める姿勢が求められる。四大公害の水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくは、経済成長を急ぐあまりに、倫理を無視した結果といえる。水俣病は、アセチレンを原料にアセトアルデヒドを製造する際、水を付加する反応の触媒である金属水銀が河川に流れ、有機水銀として生体濃縮され起こった公害である。工場排水が未処理のまま河川に放出されていたため、そのまま海に流れ魚の体内に濃縮されており、それを人が食べて水俣病となってしまった。有機水銀は、神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害することで、神経障害を患う。 (2) 「新しい技術を運用するにあたって」メンバー:石山成晃、大藤雄也、鈴木颯斗 予見可能性と結果回避義務の例として、四日市ぜんそくを選んだ。工場から排出されるガスの組成を調べ、環境や生物への影響を調べる必要がある。また、周辺環境や周辺住民への調査を行い、問題がないか注意を払う。問題があった場合は原因を突き止め、解決できるまで工場を停止する。過去の問題を参考にして、対策を立てる。 (3) 四日市ぜんそくは、石油コンビナートで発生した二酸化硫黄による大気汚染を原因とするぜんそく等の閉鎖性肺疾患である。当時、石油に硫黄成分が多く含まれたまま製品を加工し、未処理の排ガスを放出していた。現在では、触媒により硫黄を取り出す方法や、二酸化硫黄を吸収し硫黄として回収する吸収塔、脱硫装置、排ガスフィルターなどの対策が取られている。
A. 講義の再話としては、リサイクル-環境保全と資源問題-と言うことを学んだ。具体的には、環境汚染によって引き起こされた四大公害である「水俣病」、「イタイイタイ病」、「第二水俣病」、「四日市ぜん息」について学んだ。また、特に詳しく「水俣病」について学んだ。この病気は、工業廃水を処理せずに海に流したことによって有機水銀化合物が放出され、それが食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出したものである。このミスは触媒として利用していた化学物質が反応してしまい、有機水銀化合物となってしまったものであると学んだ。また、生物濃縮と農薬についても学んだ。DDTという農薬の生成物であるDDE、DDAなどは、体内に蓄積され、生物濃縮を起こし、人に対して有害性を示したものである。 ワークショップの課題の趣旨としては、新しい技術を運用するにあたって大切な事項を技術者倫理履修者全員で理解するとともに、具体的に必要なことを挙げていくことでより理解が広がると考えた。また、班同士で考えた内容を共有することで、新しい知識を取り入れるためであるとも考えた。 自分が行った復習の内容は、自分が今住んでいる米沢市の環境対策を調べたことである。講義資料に記載されている活動以外にも、興味深いものとしては、米沢環境フェスなど環境問題の解決にあたって理解を深める活動を行っていることがわかった。自分もこのようなフェスなどが行われているなら、参加したいと思った。
A.今回の講義では水俣病について学んだ。 水俣病の原因の有機水銀は脊椎動物の中枢神経の伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。排水の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められている。 ①今回の講義では法律と倫理の違いについて学んだ。一般に法律とは守らないといけないものであり、守らないと罰則があるものが多い。法律は法規の一部である。法規の中では一番大きいものであり、国会によって作られる。 ②水俣病について調べた。 水俣病は熊本の水俣周辺でメチル水銀汚染によって生物濃縮が起こり、人間に被害をもたらした。 技術者としての必要な姿勢とは専門分野以外にも環境化学や公衆衛生についても学ぶ、リスク評価やシナリオ分析などを行う、透明性を確保し、環境や健康への情報を公開することなどが必要である。 結論として水俣病は倫理的責任の落ち度や透明性の悪化したと考えられる。 ③水俣病以外の4大公害について調べた。 ・新潟水俣病 昭和電工という化学工業会社の廃液に含まれる有機水銀の水銀中毒である。手足の痺れなどの障害を持つ。2024年に被害者の勝訴という形で裁判の判決が出ている。 ・四日市ぜんそく 三重県四日市市の石油化学コンビナートによる硫黄酸化物が発生した大気汚染を引き起こした。せき、たん、喘息などの障害を引き起こした。 ・イタイイタイ病 岐阜県の三井金属鉱業の鉱山の製錬による処理排水によってカドミウムが流出したことにより発生した公害である。筋力低下、運動痛や骨の強度が弱くなるなどの被害を引き起こした。 4大公害について調べた結果まだ被害に苦しみ続けている被害者がいることが分かった。 何十年も苦しみ続ける人がいると考えるとやはり企業が倫理的責任や専門分野以外の知識をもつことは必要であると考えた。
A.(1)講義の再話 水俣病は、1950年代に日本の水俣湾周辺で発生した公害病です。工場から排出された有機水銀が魚介類に蓄積され、それを食べた人々が中毒症状を引き起こしました。症状には、手足のしびれ、視力障害、運動障害などがあり、最終的には死に至ることもありました。水俣病は、企業の無責任な排水と政府の対応の遅れが原因となり、社会的な問題として大きな注目を浴びました。この事件は、公害対策や環境保護の重要性を再認識させ、後の環境法制定に影響を与えました。 (2)ワークショップの発表要旨 演題 新しい技術を運用するにあたって メンバー 小川峻世、村田翔太郎、堀田康介、倉本泰地、佐藤和哉 役割 調査 新しい技術を運用する際には、まずその技術がもたらすリスクや影響を十分に評価し、適切な安全対策を講じることが重要である。また、技術の運用が法規制や倫理基準に従っているかを確認し、透明性のある運用を心掛けるべきである。さらに、ユーザーの教育やサポート体制を整備し、予期しない問題への対応策を準備することが求められる。技術は進化が早いため、定期的にその効果や問題点を見直し、改善していく姿勢が大切である。 (3)復習の内容 水俣病の原因は、1950年代に熊本県水俣湾で、チッソ株式会社の化学工場から排出された有機水銀が海に流れ、それが魚介類に蓄積され、住民が摂取することによって発症しました。戦後の高度経済成長期、産業の発展とともに公害問題が顕在化し、政府や企業の対応の遅れが問題となりました。
A.講義の再話 第4回では、環境保全と資源問題について学習しました。 日本における重大な公害問題として、水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく、新潟水俣病の4つが挙げられます。水俣病はメチル水銀が含まれる工業用水を海へと廃棄しており、それが魚や貝などの魚介類へ汚染され、汚染された食材をヒトが食べたことによって発症された病気で、この裁判は長期に及んでいます。水銀は蛍光灯にも使用されており、環境保全のための見直しがされています。また、農薬として開発されたDDTは体内で分解されず残り続け、生物濃縮を起こすとして禁止、制限されています。 発表 演題;新しい技術を運用するにあたって グループ名;今野研 メンバー;佐々木赳、畠平青、松田直人、佐々木蒼太、松田拓海 グループワークでは、予見可能性について考えました。予見可能性の例として、新薬の開発を取り上げました。新薬の開発には長期間に及ぶ開発と、実際に効果が示されるかどうかの治験といったステップを必要とします。薬としての安全性を担保するために重要ではありますが、金銭や目先の目標のために、欠陥が出てきてしまう可能性があります。サリドマイドのように薬害が出てからでは遅いので、確実な開発をする必要があると考えました。 復習の内容 復習として、近年話題になっているPFOA、PFOSについてとりあげます。PFOA、PFOSとは有機フッ化化合物の一種で泡消化剤や界面活性剤として使用されてきましたが、優れた安定性の影響で環境下で分解されず、水道水などにも含まれており、体内に蓄積され続けてしまい発がんなどの可能性が危惧されている物質です。市のホームページなどに検査結果が載っているので、確認して正しく向き合うことが重要だと感じました。
A.アニメ風の動画を通じて四大公害の一つである水俣病について改めて学んだ。水俣病は、工場排水に含まれていた有機水銀化合物が海洋に流出し、食物連鎖によって濃縮されることで多くの人々に健康被害をもたらした公害である。この公害が事前に防げなかった理由について考えると、科学的知見の不足やリスク管理の甘さが背景にあったと推察される。エンジニアとして、このような事態を繰り返さないためにどのような姿勢で学び、行動すべきかを考察するため、別の公害である四日市ぜんそくを例に挙げて考えてみる。 四日市ぜんそくは、工場から排出される有害なガスが大気汚染を引き起こし、地域住民の健康に深刻な影響を与えた公害である。このような事態を防ぐためには、エンジニアが予見可能性と結果回避義務を果たす努力を続ける必要がある。具体的には、まず工場から排出される有害物質を早期に測定し、その濃度や影響を定期的にモニタリングする技術が必要である。次に、住民の健康調査を行い、呼吸器疾患などの増加が見られた場合には早急に原因を究明し、対策を講じる姿勢が求められる。また、環境への悪影響が予測される工場を建設する前には、事前に空気や住民の健康への影響を評価し、十分な対策を講じるべきである。さらに、他地域や他国で起こった同様の公害を参考にし、それらの事例から学んだ教訓を活かすことも重要である。 これらの取り組みを通じて、公害を予見し、防ぐための行動が可能であったと考えられる。エンジニアは技術だけでなく、社会や環境への影響を考慮した責任ある行動を常に心がけるべきである。そして、問題が発生した際には迅速に対応し、被害を最小限に抑える努力を惜しんではならない。水俣病や四日市ぜんそくの教訓を忘れず、環境保護と人々の健康を最優先に考える姿勢が求められている。
A.人間が生きていく以上、地球環境への影響を完全に避けることは不可能です。しかし、それを最小限に抑える努力が求められます。最新技術は多くの便益をもたらしますが、その背後にはリスクが潜んでいます。たとえば、触媒の反応が予想外の形で進行し、有害物質が環境中に漏れ出すことがあり得ます。水俣病の例では、金属水銀を触媒として使用した結果、有機水銀が海洋に流出し、食物連鎖を通じて生物濃縮を引き起こしました。これは科学技術の予測可能性の限界を示しています。 さらに、過去の四大公害事件(水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜん息、第二水俣病)は、技術者の倫理と責任の重要性を教訓として残しました。技術者は、新技術が環境や人々に及ぼす潜在的影響を予測し、それを防ぐための手段を講じる必要があります。しかし、そのためには多分野にわたる知識が求められ、個人の能力や組織の枠組みでは限界がある場合もあります。 また、技術の進歩に伴い規制も進化しますが、新しいリスクが常に先を行く可能性があります。化学物質の規制や分析技術の向上による法改正などがその例です。こうした規制に対応しつつも、地球規模の持続可能性を視野に入れた取り組みが不可欠です。 最終的に、技術者は「未来の地球を守る」という視点で自らの仕事に取り組むべきです。環境負荷を軽減しつつ、人類に貢献する技術の実現を目指すことで、技術者の存在意義がより強固なものとなるでしょう。
A.(1)講義の再話 この講義ではリサイクル環境保全と資源問題について学びました。そしてかつて日本の高度経済成長期の1950年代から1960年代に発生した深刻な公害である「イタイイタイ病」、「水俣病」、「新潟水俣病」、「四日市ぜんそく」について知りました。 イタイイタイ病(富山県)は、カドミウムによる水質汚染が原因で、骨が脆くなる病気を引き起こしました。水俣病(熊本県)は、工場排水中の有機水銀が蓄積し、神経障害を発症させました。③新潟水俣病も同様に有機水銀が原因で起こりました。④四日市ぜんそく(三重県)は、工場から排出される硫黄酸化物による大気汚染が引き起こされた呼吸器疾患です。これらの事件は環境保全の重要性を訴え、公害対策基本法や環境規制強化の契機となりました。 (2) ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは新しい技術を運用するにあたって予見可能性と結果回避義務を果たすために、技術者としてどのような姿勢で学べばよいかを四大公害など具体的な例をひとつ選び議論しました。 私たちの班では水俣病を選びその原因物質である有機水銀を選びました。有機水銀は当時あまり健康への問題が軽視されていたためメチル水銀の蓄積が多くの人々に被害をもたらしました。技術者として最新のデータに目を向けて、倫理的な責任感と環境への配慮を怠らないことが大事だと考えました。 (3)復習の内容 復習の内容として、新しい公害とその対策について調べました。新しい公害には、PM2.5などの微小粒子状物質による大気汚染や、マイクロプラスチックが挙げられます。対策として、再生可能エネルギーの利用促進、厳格な排出規制、プラスチック削減政策が重要です。また、技術革新を通じた環境浄化も求められます。
A.講義の再話 今回の講義では水俣病についての動画を見ました。水俣病は1950年台に熊本県水俣市で初めて確認されました。この病気は、工場排水に含まれていた有機水銀が原因で発生しました。工場を運営していた化学メーカーのチッソはアセチレンの付加反応の際に使用した有機水銀を水俣湾に排出しました。この排水を食べたプランクトンを食べた魚を食べた人間というように食物連鎖の中で蓄積されて人に健康被害を与えた。主な症状としては手足の痺れ視野や言語障害などで最悪の場合死亡した。また胎児に影響が出ることもあり、水俣病患者は偏見や差別にも苦しんだ。1868年に政府が公式に水俣病を認定したが被害者の救済には長い時間を要してしまいました。原因として企業が責任を逃れるために曖昧な対応を行なったことがあげられています。この問題は発展と環境保護のバランスを考える典型例となっていて今の自分達も考えるべき問題だと感じました。 発表の要旨 予見可能性について調べました。予見可能性とはある出来事が起こった時に事前にその出来事を予測できたかどうかの可能性を言い、その可能性があるのにも関わらず回避しなかった場合過失があるとされるということを知りました。 復習について 他の公害についても調べました。日本の成長の負の部分として後世に残して二度と起こさないようにしたいと考えた。また、自分が技術者となった際には倫理的規範に基づいて行動していきたいと強く思いました。
A.
A.(1) 四大公害:水俣病、イタイイタイ病、新潟水俣病、四日市ぜんそく この中の一つとして、水俣病は有機水銀が工場排水として一般河川に排水されていた。これにより食物連鎖で当時その河川で生息していた魚が、生物濃縮によって有機水銀の含有量が非常に高い状態で人間に摂取された。これにより人体で有機水銀がグリニャール反応と同じような反応をしたことで神経細胞の受容体の機能を阻害してしまった。 (2)無処理の工場排水などにより環境汚染が進むと、食物連鎖を通してあらゆる生物の生体内にて濃縮され、最終的に人間の体内にて悪影響を及ぼす。また、DDTも同じような仕組みで生体内に蓄積されることで人体に悪影響を及ぼす。 (3) なぜ水俣病は起きてしまったのか。 アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していたが、そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀を用いてしまったためである。しかし、触媒としての金属水銀は変化しないし、流出しないはずである。結果としては触媒である金属水銀が反応していたことで工場用水として排出されていたのである。 この後、公害対策基本法の制定によって公害対策の骨格が完成された。しかし、この対策法も現代の技術について回る副産物などの取り締まりなども考えると、公害対策基本法は時代に合わせて変化してい行く必要がある。 また、大量の水を含む海、河川にてほぼ0に近い値で希釈されるはずなのになぜ前代未聞レベルの損害が出てきてしまったのか。 これは生物濃縮のリスクを考慮していない、また、予想はできていたが予想の範疇を超えてしまったということである。生物濃縮は微生物から始まり、第一捕食者、第二捕食者、大型捕食者...と最終的に有害物質を大量に含有した生物が人間に摂取されることで生物濃縮が牙をむく。
A.
A.(1)石油コンビナートや燃料基地などでの公害について学んだ。四日市ぜんそくは、1950年代末から1970年代にかけて問題化した戦後日本の公害問題である。大気汚染による集団喘息障害で、水俣病、イタイイタイ病、新潟水俣病とあわせて、四大公害病の一つである。しかし、現在の四日市は日本で1番空気が綺麗な街であると言われている。この太平洋戦争で日本は石油を求めていた。しかしアメリカは日本への石油の輸出を禁止していた。 (2)水俣病について調べた。水俣病は、熊本県水俣湾周辺の化学工場などから海や河川に排出されたメチル水銀化合物により汚染された海産物を住民が長期にわたり日常的に食べたことで水銀中毒が集団発生した公害病であることがわかった。第二次世界大戦後の日本における高度経済成長期の負の側面である四大公害病の一つである。 (3)ペンキなどの顔料は酸化亜鉛になるためヨーロッパなどでは必要とされていた。そのため、亜鉛が必要であったが、そのせいでカドミウムを汚染してしまった。酸化亜鉛を使うには細かい粉にしてから使用しなければならなかった。酸化亜鉛は非常に昇華しやすい物質である。リスクはゼロにはならないけど、ゼロに近づける努力をすることは可能である。しかしこの努力にはかなりのお金がかかる。アセトアルデヒドなども同等の扱いである。資源や電波も同じである。これから6Gや、低誘伝率、材料なども必要になる。また現在もモールス信号も使われる。
A. 公害や環境問題を避けるために注意するべき倫理的ポイントなどについて最初に学習しました。まず、環境影響評価を行い、技術導入前に潜在的なリスクを把握することが重要であり、次に、持続可能性の確保を意識し、環境に配慮した設計や資源の効率的な利用を促進することが大切だと分かりましたました。それと同時に透明性の確保もなされる必要もあります。また、地域コミュニティとの協働を重視し、住民や環境団体の声を反映させることで信頼関係を築くサイクルができることもわかりました。さらに、技術の開発者や運用者は倫理的な責任を認識し、問題発生時には迅速に対応できる体制を整える必要があり、教育と啓発を通じて、利用者や関係者に新技術の環境影響についての理解を深めさせることが重要だそうです。 これらの倫理を守ることで、新技術の導入による公害リスクを低減し、持続可能な社会の実現に繋がります。 グループワーク:【持続可能な社会の構築に向けて】山本、千葉、渡部、渡辺ほか あまり、グループワークに時間を割くことができなかったのですが、持続可能な社会づくりという点において、自己的にではなく、社会全体への影響を考えることが大切であると、グループの中で意見がまとまりました。 公害について特に問題視されるものはなにか、調べてみると、やはり1番には健康被害の面での問題が上がることがわかりました。倫理的に避ける手法を見つける時には、人の健康を第一に考えて実行することが大切であると分かりました。
A.(1)四代公害病事件とは主に水俣病・イタイイタイ病・第二水俣病・四日市ぜんそくのことである。水俣病について述べると、アセトアルデヒドの合成として触媒に金属水銀を使っていたが、触媒が反応を起こし、無処理の工業廃水に混ざって海に流れ出てしまった。これらは食物連鎖を得て濃縮され、大変な被害を出した。リスクを0にすることはできないが、リスクを少なくする必要がある。そしてそれにはコストがかかる。技術者としては先見性を持つことが大切となる。 (2)コカインについて/小野寺裕己・大村暦一郎・陳東舟・安藤丈翔・渡邉佳治・今井皇希 コカインは南米に自生するコカの葉の中に含まれる成分の1つである。中枢神経興奮作用を持ち、気分が高揚したり、眠気や疲労がなくなったように感じたり、身体が軽く感じたり、腕力や知力が付いたように錯覚する。局所麻酔作用があるため、表面麻酔に用いられる。モルヒネ中毒の特効薬として使用されたが中毒性があることが分かり、多くの国で使用禁止となった。 (3)イソシアネートの危険性と予見される事象について調べた。イソシアネートは部分構造の一種であり、マイクロカプセルの技術によく使われている。柔軟剤などにも使用されているが、これは毒性が強く近年地球環境レベルで汚染が強く疑われている。このままイソシアネートを持ったものが使用されると環境汚染が拡大し、生命の存続が厳しい状況になっていくと考えられる。
A.(1)「水俣病」はチッソ株式会社の化学工場から排出された有機水銀が原因で、水銀が蓄積された魚や貝を食べた人に、手足のしびれや視力・聴力障害、運動失調などの症状が現れた。重症の場合は精神的な障害や死に至ることもあった。水俣病は日本における公害問題に対する対策の重要性が認識されるきっかけとなった。このような環境汚染には騒音や悪臭なども含まれる。「四日市ぜんそく」が起こった四日市市は、現在日本で一番空気が綺麗な場所といわれている。石油コンビナートはかつて第二次世界大戦の燃料基地だった。アメリカが石油輸出禁止措置をとったために、日本には燃料である石油が足りなくなった。敗戦した日本はアメリカからの命令で、燃料基地を利用して石油を用いた工業を始めたのが石油コンビナートである。工場の煙が周囲の住民にとって迷惑だったため、煙突を高くするという措置が取られた。近隣住民の被害はなくなったが、煙がより遠くまで飛ぶようになってしまい、結果として被害が拡大した。技術者的には工業発展のために良かれと思って行ったことでも、結果的にまさかの事態に陥ることもある。そのため技術者には先見性を持つことが求められる。「イタイイタイ病」は神岡鉱山での亜鉛採掘に伴う、カドミウムの流出が原因となった病である。亜鉛は酸化亜鉛として白い顔料に使われていた。顔料に使う際には細かい粉にする必要があるが、酸化亜鉛の昇華しやすい特徴を利用し、気体の酸化亜鉛を一気に冷却することで大量生産することができた。公害病を引き起こさないようにするために、技術者には可能な限りリスクを0に近づけることが求められる。リスクを完全に0にするのは絶対にありえないことであり、0に近づけるのにはコストがかかる。これらを加味した上で最大限までリスクを減らすことが技術者には求められている。「新潟水俣病」は熊本で発生した水俣病と同様のケースが新潟でも発生したものである。有機水銀のような有機物の中毒は症状が出るまで遅く、流出が微量であっても生物濃縮が行われたために被害が起こった。 また、電波も資源の一つである。電波資源を守るためにできることとして、タイムシェアリングがある。これは同じ周波数帯域を時間的に分け合って使用する技術のため、限られた周波数資源を効率的に利用できると考えられている。 (2)演題:イタイイタイ病の症状 グループ名:イタイイタイ病 共著者名:高梨結花 役割:発表者 イタイイタイ病の症状として腎障害や骨軟化症が挙げられる。特に骨軟化症について調べてみると、骨折しやすくなり激しい痛みが伴うということがわかった。また、体格の変形の恐れもあることがわかった。 (3) かつて公害によって四日市ぜんそくが起こった四日市市について調べてみると「四日市公害と環境未来館」という建物があることがわかった。この建物は四日市公害によって多くの人に被害を与えたという歴史と教訓を次世代に伝えるとともに、環境改善の取り組みや、産業の発展と環境保全を両立したまちづくり、国内外への情報発信を目的として開館したことがわかった。 過去の教訓を次世代に伝えていき、二度と同じ失敗を繰り返すために重要な役割を果たしているのだと感じた。機会があれば訪れてみたい。
A.授業の始めに、水俣病や四日市ぜんそくなどの公害による人々への影響についてのYou-Tubeの動画を見ました。そこから派生して有機化学において欠かせないガソリンはこれからも社会にとって必要不可欠になっていくだろうということを学びました。顔料において、白に使われるのは酸化亜鉛を含量に用いて、その加工法は気体から直接固体にするものだということを学びました。有機水銀は、グリニャール反応と同じように、脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害します。アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していました。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使っていたのです。アセチレンの付加反応をより収率で進めたいときにどんな触媒を使うのがいいか、 反応の収率上げるため、過去の技術者はいろいろ調べて、触媒に金属水銀を選びました。触媒は、反応速度を上げるが、自分自身は変化しない、はずでした。 しかし、触媒が反応していました。無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出しました。排水中の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められています。 また、その分析方法も法律で定められていて、JISで業界規格も定められています。 もし、さらに高精度の分析方法が見つかり、政府に対する働きかけがあれば、法改正されることでしょう。
A.(1) 今回の授業では、酸化亜鉛について学んだ。白色のペンキにこの酸化亜鉛を利用する。また、これは着色顔料である。かつてこの白色のペンキのために亜鉛を掘り起こしたいということになった。しかしその結果としてカドミウム汚染が起きてしまったのである。また、酸化亜鉛がなぜ利用されるのかについても授業内で触れた。酸化亜鉛は昇華しやすいため利用されている。また、酸化亜鉛は細かい粉にして利用するのである。 (2) 今回のワークショップでは、新しい技術を運用するにあたってという題目をグループで話し合った。私たちのグループは予見可能性について調べた。予見可能性とは、危険な事態や被害が発生する可能性があることを事前に認識できるかどうかということである。 技術者として環境に悪影響を及ぼす可能性がないかどうかに責任を持つべきであるという意見が出た。 (3) 授業内で取り扱った水俣病について復習した。水俣病とは、熊本県水俣湾周辺で発生した病気である。化学工場などから海に排出されたメチル水銀化合物により汚染された海産物を住民が長期にわたり日常的に食べたことで水銀中毒が発生したのである。四大公害病のひとつである。また、電気、電波の枯渇、電波資源の枯渇について授業で触れた際に出てきたキーワード、「6G」についても復習した。6Gとは第6世代移動通信システムであり、5Gに続く将来の無線通信システムである。6Gは2030年頃に実現できるみこみがあるという事を改めて知った。
A. 日本の四大公害として、水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくがある。どの公害も「日本のために、生活しやすくするために」と行った行為から発生したものである。先見性をもって研究開発を行う必要があるが、リスクは0に近づけることしかできない。イタイイタイ病は岐阜県神岡鉱山で亜鉛の採掘を行ったことから発生した。亜鉛は酸化亜鉛として白色ペンキの顔料として使用される。酸化亜鉛は昇華しやすく、ペンキにする際に粉にしやすいという利点がある。工学部としてモノづくりの観点から利点を判断することが必要である。 演題:スマートフォンとテレビの電波 メンバー:赤池佳音、五十嵐千紘、?橋可奈子、?橋美羽、松本凛 スマートフォンの電波が枯渇したことにより、テレビの電波に侵入しているという件について調べた。テレビCMとして「テレビの映りが悪くなった際はご連絡ください」などというものが流れていたことから知った。これによりテレビの映りが悪くなることで電波管理局がテレビ局に訴えられる可能性があると考えた。しかし、CMの放映により広告料が派生していると考えられるので訴えられる可能性は低いと考えられる。 現在、公害として認められている7大環境問題は、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭である。化学実験で発生する可能性のある公害として、騒音、振動悪臭が考えられる。騒音や振動は超音波機器や機械部分が大きいものなど、悪臭は薬品で考えられる。現在所属している研究室では真空ポンプのオイルの性質悪化による悪臭が問題になった。定期的な清掃、オイル交換が重要になる。 ・総務省 公害等調整委員会「公害とは?」 https://www.soumu.go.jp/kouchoi/knowledge/how/e-dispute.html (2024/10/24閲覧)
A.(1)第4回の授業では、環境保全と資源問題について学習しました。四大公害「水俣病」に関するビデオを視聴しました。水俣病は、工業排水としてメチル水銀が含まれる排水を放出しており、それによって川が汚染されて魚などの生物も汚染されます。その汚染された魚を私たち人間が食べることにより、水銀が体内に蓄積し、発症します。また、殺虫剤として発明されたDDTは、その代謝産物が体内に蓄積し生物濃縮を引き起こします。現在、多くの国では使用が禁止されています。 (2)ワークショップでは、予見可能性、結果回避義務について調査しました。グループ内で新薬の開発という点について考えました。予見可能性と結果回避義務を考慮すると、メリットとしては、審査を早く通過できること、色々な人に使える薬を作れること、薬害を防げることが挙げられました。 (3)復習としてサリドマイド事件について調べました。 1960年代、鎮痛、催眠効果に有効であるとされサリドマイドが使用されていました。しかし、妊婦が服用すると副作用により、胎児に奇形が生じることがわかりました。 医学が今より進歩していなかったこと、臨床試験が不十分であったこと、副作用の報告を重視していなかったことにより、当時の技術者はこの問題を回避できなかったと考えます。 この事件から、現在の技術者は短期的な試験ではなく、長期的な影響を予想すること、臨床試験の重要性を認識し、リスクを減らして二度とこのようなことを起こさないという意識を持つことが重要だと考えます。
A.1)四大公害病の事例を取り上げ、技術者倫理について学んだ。特に取り上げられたものに、水俣病がある。これは、メチル水銀を含む産業排水が原因で生物濃縮が起こり、人間の健康にも影響を与えることとなった。環境への配慮として、リスク軽減は可能であるが、リスクをゼロにすることは不可能であるため、汚染リスクを排除するための取り組みは困難であることを学んだ。また、近年の話題として、5Gについての説明があった。電波も資源であり、現在枯渇状態にあるといわれている。これを工学的に考察すると、次世代には6Gの需要があり、これは高周波数帯を活用することで伝送速度を早くしている。この誘電体内部の材料を選択することで実現できることを学んだ。 2)議論では、「新しい技術を運用するにあたって」という課題に取り組んだ。班は、ももちゃんずでメンバーは、市井桃子、相内彩果、山本圭織、川村和佳子、佐藤有紀乃と堀江優花で行った。リスク回避のために私たちができることとして、いろんな分野の専門家に意見を求め、様々な観点から起こりうる問題を検討することができると考えた。 3)四大公害病は学ぶ機会が何度もあった。そこで毎度、そのリスクを下げることが重要であると学んだ。しかし、どのようにリスクを低減させればよいかは知識がなくては提案できないと感じた。そのため、やはり知識を持つことは大切であると感じた。これからの研究室での活動では知識を身につけ、含まれるリスクを考察し、リスクを低減しようと考えた。
A. 今回の講義では、四大公害病である水俣病について学んだ。水俣病の原因である有機水銀は中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用することでグルタミン酸受容体の働きを阻害し、運動機能に重大な症状をもたらしました。水俣病発症の背景として、アセチレンを元にしたアセトアルデヒド合成において触媒と使用された水銀が反応を起こし有機水銀として河川へ流出しました。これらが水中の微生物から魚、魚を食べる鳥、そして人へと生物濃縮が起こりました。この公害病によって被害を受けた人には国からの補償金が支払われましたが、現在も被害を訴え、認定を求める方と国が争っています。 今回のワークショップでは、新しい技術を運用するに当たって予期しなければならないことを話しました。私のグループでは、6Gについて考えました。まず、6Gというのは現在の5Gより高速で大容量、低遅延が実現される次世代型通信規格のことです。数値として速度は10倍、容量は100倍です。この6Gの登場によりホログラムや遠隔での手術、空でも海でも繋がる通信が実現すると言われています。この6Gが開発されることによる懸念点としては、現実と仮想空間との境界が曖昧になることやサイバー攻撃による社会の分断などが挙がりました。最新技術には明るい面が多くそちら側に目が引かれてしまいますが、6Gの登場により現実と仮想の区別が着かなくなれば、目の前の情報が嘘か本当か見分けるのは今以上に困難になると予想されます。合わせて法整備や個人のネットリテラシーが必要になると考えました。 今回の復習としては、実験手順の確認をより重点的に行ってから実験を行いました。何度も行われてきた実験であるからと言ってそこに全幅の信頼を置くのではなく安全な手順かどうか疑ってから作業に取りかかるようにしました。なれない作業を行うときにはこの確認作業の有無で実験の成功に率が上がると考えました。
A.四大公害の一つである水俣病は、無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物が、食物連鎖を経て生物濃縮され発生したものである。また四日市喘息は石油コンビナートの動力として硫黄分の多い原油を使用したために亜硫酸ガスが発生して引き起こされたものである。当時の技術者はこのような有害物質を出すと住民に被害が出ると考えなかったのか。先見性を持って誰か止めることが出来なかったのだろうか。 予見可能性と結果回避義務の議論の例として「AI」を選んだ。AIとはArtificial Intelligence(人工知能)の略名である。1956年にジョン・マッカーシーがはじめて使用し、近年での研究結果は目覚ましいものである。1993年に第三次AIブームが到来すると機械学習の実用化とビッグデータによるデータ蓄積が進んだことでAIはディープラーニングを行えるようになり、産業へ用いられることが多くなった。その反面、AIは扱う人が悪人である場合、音声の偽装や映像を合成したフェイクニュースなど人間に偽装して行う犯罪が増えていくことが懸念されている。技術者はAIを成長させていくなかでこの危険性を予知できたかといえば、おそらくできたであろう。またこのような結果を回避できたかどうかといえば、個人の判断で使用方法は変わるため無理である。技術者にできることは、最善を尽くすことのみである。 水俣病の原因物質である有機水銀は、グリニャール反応と同じように、脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。当時は、アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造しており、アセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使っていた。そのため新潟で水俣病が発生したのである。
A.(1)講義では、リサイクルの重要性とそれに関連する環境保全の取り組みについて議論されました。特に、持続可能な開発目標(SDGs)に基づき、地球資源の枯渇と環境汚染を防ぐための具体的な方法が提示されました。講義の中で取り上げられた事例には、水俣病やイタイイタイ病など、産業活動が引き起こした過去の公害問題が含まれ、それらが教訓として活用されています。また、再生可能エネルギーや廃棄物管理技術の進展が、環境負荷の低減にどのように寄与しているかが詳細に説明されました。 (2)ワークショップでは、各グループがリサイクルに関する具体的な課題を設定し、その解決策を提案しました。私たちのグループは、電子廃棄物(E-Waste)のリサイクルについて取り組みました。この課題では、スマートフォンや家電製品に含まれるレアメタルの回収と再利用の仕組みを提案しました。具体的には、地域社会の協力を得たリサイクル拠点の設置、教育キャンペーンの実施、企業間連携によるリサイクル技術の共有を進めるべきだと結論づけました。持続可能性と教育啓発が大切であると考えました。 (3)復習では、講義で学んだリサイクルに関する基本概念とその実際的な応用について、さらに深く掘り下げました。具体的には、四大公害病の詳細と、それらがもたらした社会的影響を整理し、現代の環境問題との関連性を考察しました。また、リサイクル技術の技術的背景や最新の進展を調査し、学びの補完を行いました。特に、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」に関連する施策や政策を分析し、それがどのように実現可能かを考察しました。今後の取り組みとして、個人レベルでできることをリストアップし、実践可能な行動計画を作成しました。
A.(1)四大公害である水俣病について、水俣病は熊本県でおきた化学工場から排出されたメチル水銀化合物により、生物濃縮によって汚染された海産物を住民が長期にわたって摂取したことによる集団水銀中毒の公害病である。同じくメチル水銀による新潟水俣病、硫黄酸化物による大気汚染が原因の四日市ぜん息、カドミウム汚染によるイタイイタイ病がある。いずれも公害対策の法体系が未整備であったこと、現在も被害者の救済が続けられている。 (2)現在5Gがスマートフォンで使われるようになっており、今後出てくるであろう6Gについて考えた。6Gを導入することによって、その電波塔周辺の何十年と長い期間における植生や生物への影響を実験によって調べるのは手間がかかる、そこでAIを用いて今後の変化をシミュレーションすることによって、起きるかもしれない公害を未然に防ぐことが可能になるのではないか。AIを活用し、水俣病や四日市ぜんそくなど他の公害についても今までのデータを学習させることでより早く、正確に知ることができるようになるのではないかと考えた。 (3)生物濃縮とは、生態系の食物連鎖を経てある種の化学物質が生物体内に濃縮されていく現象のことをいう。疎水性が高く、代謝を受けにくい化学物質は、体外に排出される割合が低いため生物体内の脂質などに蓄積されていく。生物濃縮によって被害を及ぼしたものには、殺虫剤で使用されていたDDTが挙げられる。いまだ使用している国もあるため注意が必要である。
A. この回の授業では、技術者もしくは技術者を有する企業や工場が考えなくてはいけない環境汚染問題について取り上げました。まず、日本の四大公害の一つである、水俣病についての動画を視聴しました。水俣病は、熊本県水俣市で日本窒素肥料株式会社らなどの工場から排出された汚染水にアルキル化水銀が含まれていたことに起因しました、それが海水で生息する生物たちに取り込まれることで生物濃縮が生じ、その魚を人間も食したために地域住民に有機水銀による中毒症状が表れました。アセチレンからアセトアルデヒドを作る反応の収率を上げるために、金属水銀が触媒として採用されましたが、自分自身は変化しないはずの金属水銀が反応に加わってしてしまったために、無処理の工場排水に有機水銀化合物が混入することとなりました。 グループワークでは、最新技術がもたらす危険について議論を行いました。最新技術には様々なものがありますが、インフラの一つとして革新が進むのは電波であると考えます。しかし、世の中には電波によって攻撃されているだとか、電波が子供の身体に悪影響を与えるなどというなんの根拠もないデマを信じ込んでいる人々が存在します。そのような人々にも正しい知識を広める努力をしなければいけないと考えました。 この回を通して、産業の発展には新技術の導入が不可欠ですが、その技術を導入し使用若しくは製造するにあたって、地域や従業員などの周辺環境にどのような影響をもたらすのかを検証する必要があることが分かりました。過程において発生するガスや、粉塵、騒音、排煙、排水など、汚染の原因となりえるものは多岐にわたり、未知のものに対しては完全な検証が難しいため、それを踏まえた安全策を制作段階から講じていく必要があると考えました。
A.(1)四大公害病事件のひとつである水俣病等を通して技術者倫理について学びました。四大公害病事件とは、「水俣病」「イタイイタイ病」「第二水俣病(新潟水俣病)」「四日市ぜんそく」の四つの病気が原因で起こった公害のことです。水俣病の原因となったのはメチル水銀です。アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していましたが、アセチレンに水を付加する反応の触媒として金属水銀を用いていました。無処理の工業廃水に混ざって有機水銀化合物が海に流れ出た結果、生物濃縮され被害が大きくなりました。 (2)演題:新しい技術を運用するにあたって グループ名:ももちゃんず 共著者名:佐藤有希乃、市井桃子、川村和佳子、堀江優花、相内彩果 私たちのグループは、公害のリスクを予見できるかどうかについて話し合いました。公害を発生させないためには、いろいろな分野・立場の人の意見を聞くことや、SDS(安全データシート)を活用すること、工場等の近くに住んでいる街の人の声を聞くことが重要だと考えました。 (3)人工甘味料であるチクロについて復習しました。チクロは砂糖の30?50倍の甘味があるとされる人工甘味料で、日本では1956年に食品添加物に指定されました。しかし、発がん性の疑いがあったため、添加物の指定が取り消され使用禁止になりました。日本では今も使用禁止のままですが、EUや中国、タイなどでは使用が認められています。チクロの摂取量がADI未満であれば、県境に影響を及ぼす可能性は低いからです。
A.(1)新しい技術を導入する際には、公害や環境問題を避けるために以下の倫理的ポイントに注意が必要です。 まず、環境影響評価を行い、技術導入前に潜在的なリスクを把握することが重要です。次に、持続可能性の確保を意識し、環境に配慮した設計や資源の効率的な利用を促進します。 透明性の確保も大切で、環境影響に関する情報を地域社会に提供し、意見を取り入れる姿勢が求められます。また、地域コミュニティとの協働を重視し、住民や環境団体の声を反映させることで信頼関係を築くことができます。 さらに、技術の開発者や運用者は倫理的な責任を認識し、問題発生時には迅速に対応できる体制を整える必要があります。そして、教育と啓発を通じて、利用者や関係者に新技術の環境影響についての理解を深めさせることが重要です。 これらの倫理を守ることで、新技術の導入による公害リスクを低減し、持続可能な社会の実現を目指すことができます。 (2)わたし達はまずどのような公害があったのかを発表した。次にその公害が起こらないためにどのような対策があるのかを考え、発表した。 (3)まず、水俣病の原因として挙げられる有機水銀が人体にどのような影響を及ぼして水俣病になるかを復習した。また、ほかの公害はどのようにして発生したのかを復習した。また米沢市はどのような公害対策をしているのか復習した。またDDTという殺虫剤が卒業研究で発見され、ミュラー博士によって発表されたことを復習した。
A.(1)技術者は新しい技術を開発する際、それが環境に及ぼす影響も考慮しなければならない。四大公害の一つの水俣病は、アセチレンを原料としてアセトアルデヒドを製造する際に触媒として利用した金属水銀によって起こってしまった。触媒は反応速度を上げるためのものであり、触媒自身が反応することはないはずだったが、これが反応してしまい、有機水銀化合物となってしまった。この有機水銀化合物が工場排水に混ざって海に流れ出て、生物濃縮により食卓に並ぶことになった。まさかこんなことが起こるはずない、という認識が惨事を引き起こしてしまった。最新技術を扱う際は慎重にならなければならないという教訓を得られる事故だった。 (2)演題:新しい技術を運用するにあたって グループ名:グループα 共著者名:山野凜 古川希 小笠原崇 南翔太 揚妻伊吹 奥石陽斗 役割:調査 新しい技術を運用するにあたって、何に気を付ければ良いか考えた。現在では、過去の失敗にデータも増えているため、関連する技術に関するデータを徹底的に調べ、比較することが重要だと考えた。 (3)現在と昔の水俣湾の水銀濃度について調べた。現在の水銀濃度は、国の定めた暫定基準値(総水銀0.4ppm、メチル水銀0.3ppm)以下となっている。水俣病が確認された1950年代から1960年代には、メチル水銀濃度は12ppm以上あったと言われている。実に基準値の40倍の濃度であり、非常に危険であることが分かる。
A. 四公害とは日本で起きた四つの大きな公害のことである。第二水俣病はアセトアルデヒドの流出によって水道水が汚染されたというものだ。次に四日市ぜんそくは石油コンビナートの燃料基地で、えんとつから出る煙のなかにPM2.5が含まれていたことから引き起こされたといわれている。ここで考えなければならないことは、技術者は公害を起こすつもりで製品を生産しているわけではないということだ。しかし製品を生産していく中でリスクをゼロにすることはできないことからも技術者は最新の注意を払って設計を行っていく必要がある。1910年に米沢高専では凍害を防ぐために外側の木材にはペンキを使用した。それによって当時は囲炉裏を用いたカーボンコーティングによる外の環境に影響を出さずに建造物にコーティングすることに成功した。Kのことから技術者は製造を行う上で、環境にドレ機雷の負荷がかかるのか、どの程度の影響が出るのかを把握し、何が正しいか判断していく必要がある。 今回「新しい技術を運用するにあたって」について「可視化」の役割でワークショップを行った。グループ名は「モータリゼーション」。共著者は山本瑞貴、渡部凛玖、渡辺亮介、千葉光起である。私たちの班では新しい技術を運営していくにあたってそれぞれがどのような思考にしていくことがベストであるか調査した。調査の結果、まず自己的ではなくするという点が挙げられた。自己的ではなく社会全体への影響を意識することで、環境に対してやそこに暮らす人々に配慮した新技術、製造をしていけると考えられた。 また後日の復習によって、新技術の具体例として電波について考えた。今日電波は日々進歩を進めているがそれを発展させていくためには、低誘電率の材料を発明しなければならないことが分かった。このことからこの材料を製造する上で環境に負荷をかけないようにしつつより良いものを製造するっ必要がある。
A.【講義の再話】 講義は、水俣病の話から始まりました。水俣病とは、1950年代に日本の熊本県水俣湾周辺で発生した公害病です。化学工場から排出された有害なメチル水銀を原因とされています。この水銀を含む廃水が湾内の海洋生物に蓄積され、これを食べた住民が中毒症状を引き起こしました。症状としては、手足のしびれ、視力障害、言語障害、運動失調などが現れ、重篤な場合は死に至ることもありました。特に魚介類を主食とする漁業コミュニティが大きな被害を受けました。水俣病は、環境汚染と企業の無責任な行動が引き起こした人道的な危機として、広く認識されています。病気が発生した当初、政府や企業は原因を隠蔽し、被害者の救済が遅れましたが、最終的に1980年代に正式に認定され、賠償と治療が行われました。 【発表の要旨】 ・演題 新しい技術を運用するにあたって ・グループ名 水俣病 ・グループメンバー 石岡桜、宮原杏奈、菊池沙姫 ・役割 Resources 私たちの班は、水俣病を防ぐためにどのような取り組みが必要であったのかの話し合いを行いました。ここででた解決案は、排水前に水の成分分析を行う、検査するのに十分な技術を持ってから取り掛かるべきだという意見が挙がりました。 【復習の内容】 水俣病のような公害をこれからの未来で起こさないために私たちがしなくてはならないことは過去の事故から学ぶことだと思います。専門的知識のみでなくこれまで何が起こり、そこからどのような規制が行われてきたのか歴史を知ることがとても大切であると思います。
A.(1)四大公害病の1つである、水俣病について学んだ。まず水俣病とは、1930年代に日本窒素肥料が熊本県水俣市ではじめたアセトアルデヒド製造工程の排水が原因で、それに含まれるメチル水銀に汚染された魚介類の摂取による中毒性の神経系疾患のことである。メチル水銀は強い毒性を持ち、血液脳関門や胎盤を通過し、著しい障害を与える。手足のしびれ、歩行、運動、言語障害に始まり、神経障害や四肢麻痺が起きる。有機水銀はグリニャール反応と同じように、脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。 (2)平常演習 新しい技術を運用するにあたって グループメンバー 小川峻世、佐藤和哉、佐藤雄斗、中村健匠、北澤佑規、土田咲希、藤田ゆい、鈴木美咲 水俣病のような公害による人々に対する健康被害を起こさないために、法律で排出の基準などを設けること、企業で健康被害が生じる条件を整理し、取り扱いに十分注意するよう監督が必要だと考えた。 (3)四大公害病の1つ、四日市ぜんそくとは、三重県四日市の工場群から排出された硫黄酸化物によるぜんそく性気管支炎である。1950年頃から石油化学コンビナートが形成され始めた。1959年頃には、ぜんそく症状の患者が多発し、1964年には、ぜんそくによる初めての死者が発生した。一部の患者が損害賠償を求めて裁判所に提訴し、企業6社はばい煙規制法の規制値内であり違法性はないと主張したが、原告側が勝訴し、判決としては、法的な規制を守っても結果として被害者を出せば過失責任が及ぶとした。
A. 今回の講義では水俣病をはじめとした公害問題について取り上げた。4大公害とは水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそくである。これらの公害は、現在は改善されているが、一度その土地についた負のイメージはなかなか消えることがなく、また、今でも公害病による症状に苦しむ患者がいる。水俣病は熊本県水俣市にあったアセトアルデヒドや塩化ビニルを製造する工場から有機水銀化合物が流れ出し、それが生物濃縮されることで発生した公害である。塩化ビニルはポリ塩化ビニルとして水道管に加工され、衛生的な水道水を全国に届けることに寄与したほか、この工場で作っていた化学材料はどれも人の役に立つものであった。 コカインは古くから人類に利用されており、古代アンデスでは人々はコカの葉を噛んでいた。また、コカインはモルヒネ中毒を治療する特効薬として使用されていたが、コカインそのものに中毒性があることが問題となり多くの国で使用が禁止されたという経緯がある。 具体的な例として、水俣病がある。水俣病はメチル水銀に汚染された魚介類を摂取したことによる神経性の疾患であり、1950年代から1960年代にかけて熊本県の水俣湾周辺で起こった。技術者としては、メチル水銀の排出を低減する合成経路の開発を進めるべきだったと考える。確かに、メチル水銀が生物濃縮を経て人間の疾患の原因となることを予見することは難しかったかもしれないが、メチル水銀の有害性については予見できたのではないかと考えた。
A.
A.この授業では、水俣病の話から始まった。水俣病は有機水銀化合物が原因で起こる。アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造するときに、アセチレンに水を付加させる反応の触媒に金属水銀が使われていた。触媒は基本反応しないが、金属水銀は反応してしまっていて有機水銀化合物になっていた。その有機水銀化合物は生物濃縮され水俣病や新潟水俣病を発生させ甚大な被害を出した。生物濃縮の例だとDDTの問題もある。DDTは殺虫剤の一種であるDDTの代謝生成物は体内に蓄積され、生物濃縮を引き起こすため、日本では1968年に生産を中止し、1971年に販売が禁止になった。 ワークショップでは、新しい技術を運用するにあたってという議論をした。新しい技術を使って自立的なAIを搭載した機器をつくりそれを運用し、観光業や飲食店で使うことができたりする。しかし、自立指向を逆手に取り、ディープフェイク等の犯罪や戦争に使われてたくさんの命が失われる可能性がある。 復習では、PFASについて調べた。PFASとは有機フッ素化合物の総称で、熱に強く水や油をはじき、燃えにくいという特徴がある。そのため焦げ付きにくいフライパンの表面処理剤や自動車のコーティング剤、消火器などに使用されている。しかしPFASの中には人体に有毒のものもあり、発がん性があったり、ホルモンかく乱作用、免疫機能の低下などが問題になっている。排水によって地下水や水道水が汚染されて大きな問題になっている。
A.(1)高度経済成長期には日本各地の工場から工業排水が流出することで公害問題が起こりました。中でも四大公害病として熊本県水俣市で発生した水俣病、新潟県阿賀野川流域で発生した新潟水俣病、富山県神通川流域で発生したイタイイタイ病、三重県四日市で発生した四日市喘息が明らかになりました。 これらの公害病によって多くの人々が被害を受けて現在も後遺症に悩まされている人がいます。また流出した有害物質は付近の生態系や環境を破壊し復興は困難を極めました。 また殺虫剤として利用されていたDDTは神経毒であり日本でも使用されていたことがありましたが、その毒性から現在日本では使用が禁止されています。 世界的にも効果的な殺虫剤として多く利用されていましたが体内に取り込むと排出されず蓄積されてしまうことから生体濃縮が起こることから危険性が注目され先進国の多くで使用が禁止されています。 (2)最新技術がもたらす危険について水俣病を例にして議論しました。 水俣病は最新技術の利用を優先し、社会に与えるリスクを軽視したために起こった事例であるためです。 技術者は最新技術が社会を脅かす多大なリスクを持っていることを念頭に置いて最新技術の運用を判断するべきであると考えました。 (3)今回の授業を通して、今までただの知識として知っていた四大公害病にまつわる有害物質流出の事例を技術者倫理の観点から学び直し考えることができました。また技術者が社会に与える影響を考えることの重要性を学びました。
A.①授業の再話 四大公害「水俣病」について学んだ。 水俣病とは、化学工場から海や河川に排出されたメチル水銀化合物を、魚、エビ、カニ、貝などの魚介類が直接エラや消化管から吸収して、あるいは食物連鎖を通じて体内に高濃度に蓄積し、これを日常的にたくさん食べた住民の間に発生した中毒性の神経疾患だ。熊本県水俣湾周辺を中心とする八代海沿岸で発生し、始めは原因の分からない神経疾患として扱われていた。その後新潟県阿賀野川流域においても発生が確認された。水俣病によって多くの人の人生を奪うことになった。 ②ワークショップの課題も発表要旨 メンバー:松本凜 赤池佳音 高橋可奈子 五十嵐千紘 高橋美羽 6G通信とは、「Beyond 5G」とも呼ばれ、現在普及が進んでいる5Gの性能をさらに進化させた次世代の移動通信システムのことを指します。6Gが実用化されると、高速大容量化や低遅延、多数同時接続といった通信の高度化を実現でき、さまざまな社会変革が起きると予想されています。しかし、6Gが実現することによって、テレビなどの他の通信システムに影響が出ると考える。 ③復習の内容 便利な技術を使い続けるには、地球を汚してしまうのも致し方ないと思っていたが、現在必要とされているのは最新の技術よりも地球にやさしい技術であることを実感できた。水俣病にような公害を引き起こさないためにもあらゆる視点から物事を見ることが必要だと感じた。
A.①講義の再話 まず、水俣病についての動画を観ました。動画の内容は、工場の排水によって汚染されたサンマを食べてしまったことで体内に有害物質が蓄積し、水俣病を発症してしまった男性の様子でした。 教科書「技術者による実践的工学倫理」133ページに、四大公害病事件について書かれてあります。 水俣病は、メチル水銀に汚染された魚介類の接種による中毒性の神経系疾患だそうです。メチル水銀は強い毒性を持ち、血液脳関門や胎盤を通過し、手足のしびれ、歩行、運動、言語障害などにはじまり、神経障害や四肢麻痺が起こるそうです。 四日市ぜんそくは、三重県四日市の工場群から排出された硫黄酸化物による息性気管支炎です。 イタイイタイ病は、慢性カドミウム中毒による骨疾患で、患者が「痛い、痛い」と泣き叫んだことから名付けられたそうです。 新潟水俣病は、アセトアルデヒド製造工程の排水が原因で起こりました。 白いペンキは、酸化亜鉛が原材料となっているそうです。ペンキを作るとなると細かい粉にする必要がありますが、酸化亜鉛は昇華しやすいという特徴があるため、一旦気体にしてから冷やすと、霧状に細かい状態の粉が得られるという便利な点があり、酸化亜鉛が用いられるそうです。 リスクというものは、ゼロに限りなく近づけることはできても、完全にゼロにすることはできません。 ②発表の要旨 ワークショップでは、新しい技術者を運用するにあたってについて話し合いました。私たちのグループでは、具体的な例として水俣病を選びました。 水俣病は、熊本県で発生した四大公害病の1つであり、メチル水銀に汚染された魚介類の接種による中毒性の神経系疾患です。メチル水銀は強い毒性を持ち、血液脳関門や胎盤を通過し、手足のしびれ、歩行、運動、言語障害などにはじまり、神経障害や四肢麻痺が起こるそうです。 メチル水銀化合物を含んだ排水を出してしまった化学工場は、これを防ぐことは難しかったのではないかと考えます。調べてみると、当時原因物質として水銀は疑われておらず、有機水銀を正確に分析し測定する技術は存在していなかったそうです。このような技術力の中で事件を防ぐことは難しかったと考えました。しかし、防げた可能性もあると思います。工場排水をそのまま流すのではなく、本当に流してもよいものなのか、生き物にとって有害なものではないかが確信できない場合は、安全だとわかるまで一旦流すのを保留にして貯めておいたり、動物を用いて確かめたりすることはできたのではないかと考えました。 私が果たした役割は、調査です。 ③復習の内容 私たちのグループでは、具体的な例として水俣病を選びました。 水俣病は、熊本県で発生した四大公害病の1つであり、メチル水銀に汚染された魚介類の接種による中毒性の神経系疾患です。メチル水銀は強い毒性を持ち、血液脳関門や胎盤を通過し、手足のしびれ、歩行、運動、言語障害などにはじまり、神経障害や四肢麻痺が起こるそうです。 メチル水銀化合物を含んだ排水を出してしまった化学工場は、これを防ぐことは難しかったのではないかと考えます。調べてみると、当時原因物質として水銀は疑われておらず、有機水銀を正確に分析し測定する技術は存在していなかったそうです。このような技術力の中で事件を防ぐことは難しかったと考えました。しかし、防げた可能性もあると思います。工場排水をそのまま流すのではなく、本当に流してもよいものなのか、生き物にとって有害なものではないかが確信できない場合は、安全だとわかるまで一旦流すのを保留にして貯めておいたり、動物を用いて確かめたりすることはできたのではないかと考えました。
A.①公害について学んだ。四日市には石油コンビナートがあり、これは第二次世界大戦での燃料基地の名残である。四日市ぜんそくが起きたのは、まず煙突に対する対策を行ったことである。有害物質を含んだ煙を遠くまで飛ばすために第一の対策として煙突を高くした。しかし、有害物質は含まれたままなので、最終的に公害へとつながった。顔料に関して白は酸化亜鉛を用いる。顔料は細かい粉にしなければいけないが、ZnOは昇華しやすいので空気中に散布すると、粉になって落ちてくる。水俣病の原因物質はアセトアルデヒドである。昔の日本は肥料成分に糞尿を用いていた。もしそこに赤痢菌が入ると、土壌から地下に入って地下水が汚染される。電波も資源であり、電波の周波数をあげるほど多くの情報を送れる。デジタル情報は500MHz、PC,電子レンジは2.4GHzである。3Gから5Gにいくにつれて、どんどん情報量は多くなる。デメリットは届く距離が短くなることである。 ②グループワークでは、公害病に対して技術者としてどのような姿勢で学べばよいか議論した。メンバーは、大藤雄也、石山成晃、鈴木颯斗である。四日市ぜんそく、イタイイタイ病などの公害病は今だから言えることもあるが、私達は歴史から学ぶことが多く、当時では予見不可だと言える。病気が出てきてから調べるので予測不可能だと考えた。 ③復習では四大公害病について改めて調べ、その公害がなぜ起きたのか、どうすれば防げたのかについて考えた。
A.自然界は電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない世界人が化学と技術を使って間接的に認識できる世界である。電磁気、放射能、ウイルス、二酸化炭素などが挙げられる。人が知覚で直接認識できる世界(認知世界)アナログ情報の世界は。外部刺激として視覚、聴覚が挙げられる。内部刺激として喜怒哀楽や頭痛、腹痛などが挙げられる。デジタル情報の世界として音楽、ビデオ、画像などが挙げられる。 電磁的記録とは、データのことを指す法律用語の一つで、電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することのできない方式で作られた記録のことである。刑法においては「電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるもの」(刑法7条の2)と定義されており、電子計算機で処理可能なデジタルデータを指す。その他、民事訴訟法や電子記録債権法、不動産登記法、商業登記法等においても刑法と同様の定義がなされている。ただし、情報公開法やその関連条例においては、「電子的方式、磁気的方式その他の知覚によって認識することができない方式で作られた記録をいう」と定義され、VHSなどのビデオテープやカセットテープなどのアナログデータも電磁的記録に含まれる。 リサイクルはSDGsでは14の海の温かさを守ろうと、15の陸の豊かさも守ろうと一致している。
A.今回の授業の再話として、リサイクルや環境保全の考え方から、技術者に必要な考え方を学びました。特に水俣病についてのお話が印象に残りました。水俣病は熊本県で起こった事件であり、アルデヒドを製造する過程で使用した水銀をそのまま工業廃水として海へ流していたことがことの発端であり、その海域で獲れた魚を市民が食べることにより、水銀が体に蓄積され、そのまま水俣病を発症してしまいました。そして、それを発症した住民は今でも苦しい思いをしています。このようなことは絶対にあってはならないことだと思いました。また、このような事件を起こさないように技術者は予見可能性をしっかりとするべきであると考えました。 今回のグループワークの要旨として、予見可能性について調べて、話し合いました。予見可能性とは危険事態や被害が発生する前にそれが起こる可能性があったのかどうか、そしてそれを認識できていたかどうか、であり、技術者になる上では、環境に、そして人体に悪影響を及ぼさないか動画を徹底的に調べてその可能性をひたすらに排除して回避していくことが大切であると改めて感じました。 今回の授業の復習として、日本の四大公害病について調べました。その結果、熊本県で起こった水俣病のほかに、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくがあることがわかりました。これらの公害による被害は今でこそ減ってきているものの、当時から回避するべきどの見方が取られたいたということもわかりました。このような事態を起こさないために、技術者は危険を予知し回避していくことが大切であると改めて感じました。
A.(1)水俣病とは日本四大公害の一つで、環境保全と資源問題のを考える上で切って離せないテーマである。水俣病の原因物質は工場排水に含まれるメチル水銀で、その症状は嘔吐・手足のしびれ・難聴・奇形の動物である。有害物質であるメチル水銀が川に流され、海洋の魚が生物濃縮し、それを人が食べたことが原因である。当時の裁判では認定されず、後遺症に苦しむ人も多くいた。他の四大公害病は、イタイイタイ病・新潟水俣病(第二水俣病)、四日市ぜんそくが挙げられる。これらは当時の技術者が産業開発の効率性を重視しすぎたことで、それが与える影響を考えることができず、先見性がない考えで行われたことが一番の原因である。 (2)ワークショップの演題は「新しい技術を運用するにあたって」で、チーム名は無名であった。共同著者は大石晴喜、大木柊人、富永陽紀で、役割は書記であった。私たちが考えた公害を予見する技術はAIや機械学習を用いてその技術による現場の変化をシュミレーションするものである。 (3)授業外学習では6Gについて調べた。6G(第6世代移動通信システム)は、次世代の無線通信技術であり、5Gの次に導入されることが期待されている。6Gは、現在の5G技術をさらに進化させ、より高いデータ転送速度、低遅延、大容量通信、そして広範囲の接続性を提供することを目指している。6Gは現在、研究開発の初期段階にあり、実際の商用展開は2030年ごろが見込まれています。6Gの導入により、通信技術がさらに進化し、社会全体に新たな変革をもたらすことが期待されていることが分かった。
A.【講義の再話】水俣病とは、熊本県水俣周辺でおこったメチル水銀による公害である。アセチレンの付加反応をより良い収率で行うために触媒として水銀を用いた。処理をせず工業廃水を海に流してしまったため、水が汚染、食物連鎖を経て濃縮され大きな被害となった。電波資源の枯渇とは、同じ周波数が多く利用されることによって混み合って使いずらくなることである。解決策として、6GHz以下の周波数のひっ迫状況を低減するために高い周波数へ移行する技術の開発が考えられる。 【発表の要旨】[演題] 新しい技術を運用するにあたって [共著者名] 山崎開智、大前晴菜、宮下恵 予見可能性と結果回避義務を果たすために、技術者としてどのような姿勢で学べばよいか、水俣病を例に選び議論した。技術者として必要な姿勢の1つ目は、専門分野以外にも環境化学や公衆衛生についても学ぶことである。幅広く正しい知識があれば事故を防げる可能性が高い。2つ目は、リスク評価やシナリオ分析を行うことである。3つ目は、環境や健康への情報を公開することで透明性を確保することである。この3つが技術者に必要であると考えた。 【復習の内容】4大公害病の1つであるイタイイタイ病について調べた。イタイイタイ病は富山県神通川流域で発生したカドミウムの慢性中毒によるものである。鉱業所の事業活動にともなって排出されたカドミウム等の重金属が水質、土壌汚染を引き起こし生体濃縮を経て健康に被害をもたらした。化学物質を正しく処理しないと環境汚染、健康被害が起こってしまうため、実験を行う際は気を付けなければいけないと感じた。
A.[講義の再話] 水俣病の動画から水俣市の住民は当時工場から出る排水に有害物質が入っているとも知らず知らないうちに有機水銀により甚大な被害が及んだ。他の地域では同様の原因の新潟水俣病、工場の排気口から排出された硫黄酸化物による四日市ぜんそく、亜鉛鉄鉱石に含まれていたカドミウムが川に流れ出したことによるイタイイタイ病がある。これらの被害は工場、または採掘場の責任者の説明責任不足、リスク管理不足であった。たとえば、ヤクルトでは、中東、東南アジアを中心に事業所を設け、菌を飲むということに抵抗がある文化の人々に対し乳酸菌シロタ株が赤痢菌などに効くという利点を広め理解を得ている。これは、利益よりも倫理を優先した事業展開であると言える。今後新しい技術の一つとして、電波通信の種類に6Gが登場することが見込まれる。その技術の利点、欠点を考え、その対策としてどのような材料を使用するかなど技術運用にあたって考える必要がある。 [発表の要旨] 演題:新しい技術を運用するにあたって グループ名:水俣病 共著者名:宮原杏奈、菊池沙姫、佐藤美歩 役割:可視化 私たちのグループのではアセトアルデヒドの工場排水による熊本水俣病について話し合った。水俣病については排水が有害であるかどうかを検査する技術がそこまで発達していなかったことが原因であると考えたため、検査する技術を持ってから作業に取り掛かることの大事さを確認した。また、新しい技術を運用する際は起こるであろう最悪の事態を常に想定しておきそれに対する対策に万全を期すのは当然のこと、被害者になってしまうかもしれない周辺住民に対しリスクとそれに対する対策を伝え関係者の十分な理解を得ることが大事であると考えた。 [復習の内容] まず、中学校、高校で学習した四大公害病について企業側・技術者の立場からその対応について内容を振り返った。その結果、チッソは1956年に水俣病が確認されたにもかかわらず1968年に政府がメチル水銀化合物との因果関係があるという見解を示すまで12年間もの間アセトアルデヒドの製造を被害者が出続けている状況でやめなかった。これは甚大な倫理違反であると考える。たとえ当時のリスク管理技術が今ほどでなくとも、被害が拡大する前に製造を止めることは可能であったと考える。
A.[1]これまでもこれからも私たちの生活を支えてくれている最新技術について、地球を汚しているなどの問題が発生してきました。SDGsが話題になっている昨今、これは技術者として成し遂げねばならないことです。新しい素晴らしい技術を開発することも大切ですが、これからも地球に住むうえで将来も見越した開発もしなければなりません。これからのしょうらいをを担う私たちが考えこの地球を守ってい叶えればならないと強く感じました。 [2]6Gについて調べました。SDGsを掲げている今、新しい事業の開発は地球に対する配慮に変えていると感じます。今のままでも十分に通信できているなら控えるべきだはないかと考えます。 [3]リサイクルというテーマは、環境保全や資源問題において非常に重要な役割を果たしていますが、その効果や限界についてはまだ議論の余地が多いと感じます。大学生としてこの問題を考えると、私たちが直面している環境問題は非常に複雑で、リサイクルだけで解決できるものではないという現実を直視する必要があると思います。 まず、リサイクルは資源の循環利用を促進し、廃棄物を減らす手段として有効です。限られた資源を無駄にしないという点では、リサイクルが環境保全に寄与することは間違いありません。例えば、プラスチックのリサイクルは、石油の使用を削減することに繋がり、エネルギーの消費も減少します。金属や紙のリサイクルも資源の消費を抑え、採掘や伐採による環境への負荷を減らすことができます。
A.(1)最新技術がもたらす危険について考えたことはあるだろうか?四大公害である水俣病は、有機水銀が人体に取り込まれることで神経細胞に害を与えることで起きた。有機水銀は、アセチレンを原料にアセトアルデヒドを製造する過程の触媒として用いられていた。工場は排水を無処理のまま海に流していたため、食物連鎖により生物濃縮が起こり、人間にも取り込まれた。排水の水銀濃度は現在水質汚濁防止法により法律で制限されている。四大公害は、水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくである。どれも技術革新のため起きた公害であると言える。二酸化炭素やウイルス、電磁気、放射能は目に見えないがどのような害があるか考えたことがあるだろうか?環境は誰のものであるのか。四日市の石油化学コンビナートは、ばい煙規制法を遵守したにもかかわらず、大気汚染による被害が出てしまった。このような事例における技術者の復旧の取り組みについて調べ、偏見と差別をなくすため技術者がどのような取り組みをしていくか考える。 資源は枯渇する。私たちがこの先エネルギーを得るために、どのような技術が必要になってくるのだろうか。環境を守りながら電力を生産する必要がある。 (2)CO2を減らすには、太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーを利用した発電が利用できる。それにより、石油への依存を減らし、環境に配慮したエネルギー生産をめざす。ガスを電気に置き換えるなど。 (3)私たちは製品をつくるために、多くのエネルギーと資源を使うことになると考えます。発電だけではなく、原料から製品化までの間でリサイクルやムダの見直しが有効であると考えます。
A.①講義内容の再話 酸化亜鉛は白色顔料。カドミウム汚染の原因となってしまった。なぜ酸化亜鉛を使用するのか。昇華しやすいから。固体から気体、または気体から固体になるので大量生産しやすいからである。リスクは、0に近づける努力はできるが0にはならない。電波は、空間を伝わる電気エネルギーの波のことで「電磁波」の一種である。より効率的な周波数利用や新しい技術の開発が求められており、6G通信のような新しい技術は、より広い帯域幅を提供し、効率的なデータ伝送を実現することで、電波資源の枯渇を緩和する可能性がある。低誘電率の物質は電波の吸収や散乱を減少させるため、電波の伝搬を助けることができるため、低誘電率の材料は通信機器やアンテナの設計に利用されることがある。 ②ワークショップ課題の発表要旨 演題:新しい技術を運用するにあたって。グループ名:技術者倫理。共著者名:中村健匠、小川峻世、佐藤和哉、佐藤雄斗、進藤圭織、北澤佑規、土田咲希、藤田ゆい、鈴木美咲。役割:Investigation。イタイイタイ病について調べた。イタイイタイ病は、慢性カドミウム中毒を原因として発症し、富山県神通川の上流には、神岡鉱山と呼ばれる鉱山が存在し亜鉛や鉛を多く産出しており、その産生過程において、カドミウムを含む鉱石が神通川へと流出していた。カドミウムを多く含む水を慢性的に摂取すると、腎臓や骨に障害が生じる。技術者はカドミウムがもたらす影響をラットなどを使用してあらかじめ実験する必要があったと考えた。 ③復習の内容 酸化亜鉛の危険性について調べた。生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い、呼吸器・全身毒性の障害、水生生物に非常に強い毒性、長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性などの危険性がある。安全対策は、粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと 、この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと、保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること、環境への放出を避けること である。
A.(1)第四回目の講義では、公害病の恐怖について学びました。日本には、水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくという四大公害病事件が存在します。これらは、日本が発展しようとした際に起きた、工業による被害を受けた結果でした。今でも公害病に苦しんでいる人がいます。これらを防ぐためには、環境対策が必要と知りました。工場による直接的な被害に加え、殺虫剤などの製品による被害も存在することを知りました。技術者は、環境対策だけでなく、製品が生物に直接与える危害についても考える必要があると知りました。 (2)今回の課題は、「新しい技術を運用するにあたって」でした。私たちのグループでは、「予見可能性」という言葉について調べ考えました。予見可能性とは、危険な事態や被害が発生する可能性があることを事前に認識できたかということです。技術者として、環境に悪影響を及ぼす可能性は回避する責任を持つべきだと考えました。 (3)今回の講義を通して、工業に関わる技術者は環境に対する配慮を怠ってはならないと思いました。環境への配慮とやりたいことを同時に行うのはなかなか難しいことだと思います。だからこそ、たくさんの時間をかけて、様々なリスクを考え、それを回避する方法を考えていくべきです。何歩も先を見越すことは技術者には必要不可欠な能力です。いいものをつくることには、必ず危険が伴います。いつでもこの意識を忘れずにものづくりをすべきだと思います。
A. 水俣病は、技術者がリスク管理を十分に行わなかった結果である。熊本県水俣市で発生した水俣病は、工場排水による環境汚染が原因であった。肥料を製造するチッソ株式会社の化学工場から有機水銀が海に垂れ流され、魚や貝が汚染された。魚や貝の体内で生物濃縮が起こり、それを食べた人間や猫が有機水銀中毒を引き起こした。水俣病患者には、手足の痺れや視野狭窄、言語障害などの症状が現れ、健康被害だけでなく社会的な偏見や差別も被った。技術者は工場排水中の有機水銀が海水で希釈されると考えたため問題視せず、生物濃縮による影響や人体への被害を十分に調査・予測しなかったため、このような事態へと発展した。 演題は「新しい技術を運用するにあたって」、グループ名は「ももちゃんず」、メンバーは「佐藤有希乃(自分)、相内彩果、市井桃子、堀江優花、山本圭織」、自分の役割は「調査」であった。私たちは、「公害リスクの予見」として、具体的な方法を考えた。1つ目は、様々な分野・立場の人の意見を聞くことである。人間はミスをしたり自分の利益を優先させたりしてしまう生き物であるため、自分とは異なる立場の第三者からの意見を取り入れることで、正しい判断ができる可能性が高まると考えた。2つ目は、SDS(安全データシート)を提出することである。化学物質の危険性や取り扱い方法を共有することで、技術者が安全で正しい選択をすることができ、企業の信頼も向上すると考えた。3つ目は、街の人々の意見を聞くことである。たとえ技術者が安全性を考慮した判断をしても、近隣住民が不安を抱えていたらそれを無視するべきではないと考えた。 技術者は、新しい技術を開発する際、それが環境や社会にどのような影響を及ぼすかを十分に考える必要がある。また、その技術によるリスクや問題点などを明確にし、社会に説明する責任を負うべきである。
A.(1)第四回講義の大きなテーマはリサイクルー環境保全と資源問題であった。リサイクル、環境保全資源問題は、現代社会における重要な課題であり技術者倫理においても中心的なテーマである。地球の資源は有限であり無駄な消費は環境への負担を増大させる。リサイクルは廃棄物を再利用することで、資源の消費を抑え、環境負荷を軽減する手段として重要である。特にプラスチックや金属、紙などのリサイクルは、天然資源の枯渇を防ぎ、エネルギーの節約や二酸化炭素排出の削減にも寄与する。しかしながらリサイクルには限界がありリサイクルできない廃棄物や、リサイクルプロセスそのものがエネルギーを消費することもあるため、資源の消費自体を減らすことが最も効果的である。 技術者は環境への影響を最小限に抑える製品や技術の開発に努める責任がある。持続可能な開発を実現するためには、資源の効率的な利用や代替資源の開発、そして消費の抑制が求めらる。また資源問題は世界規模で深刻化しており、特にレアメタルや化石燃料などの枯渇が懸念されています。技術者は社会全体の利益を考慮し、環境保全と資源の持続可能な利用を目指すべきである。 ? ワークショップ課題の発表要旨は新しい技術を運用するにあたってであった。予見可能性について調べた。予見可能性とは危険な状態や被害が発生する可能性があることを事前に認識できたかということである。技術者として環境に悪影響を及ぼす可能性を回避する責任を持つべきであると考えた。 ?復習では再生可能エネルギーの導入と技術者の責任について考え調べた。再生可能エネルギーの導入は、環境保全と資源問題の解決に重要である。技術者は、太陽光や風力などの技術を進化させ、持続可能なエネルギー供給を実現する責任がある。特に、化石燃料の枯渇や温暖化対策には、再生可能エネルギーの安定供給が不可欠である。しかし、技術革新が必要であり、環境負荷を最小限に抑えつつ社会全体に利益をもたらす解決策を提供することが求めらる。
A. 講義の中では、四代公害病の一つである「水俣病」についての動画を見て、恐ろしさを再確認した。さらに、その他の、第二水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそくの症状を再確認した。市場の成功やテクノロジーの利用・応用、人々の技術力を行使することによる潜在的リスクは、技術者の多様な知識だけでは対応できないため、結果回避予測や回避の可能性について議論した。 ワークショップでは、新しい技術を運用するにあたり、結果回避予測と回避の可能性について議論した。プライバシーのリスクとして、5Gは膨大なデバイスを接続するため、IoTやスマートシティの拡大とともに個人情報や位置情報が追跡される可能性がある。さらに、予見可能性と結果回避義務の例として道交法を挙げた。条項にある文章の中で、「いないことが明らかなとき」とは、その道路環境や個人の見方によっても異なる。加えて、道路幅の比により刑が異なる場合がある。この予見可能性として、道路幅の比について詳しく書かれていなかったためどのような状況でも同じ状況になるとして予想がされていなかったと考えられる。結果回避義務のとしては、優先道路に標識をつけるなど道路環境の整備をするべきだと考えた。 講義内容とワークショップを通じて、環境保全と資源問題について学び、再確認し、リスクに対する予見可能性と結果回避義務について考えることができた。山形大学を含め、日本では、SDGsを推進し、環境に対する法律化や、物質的資源、エネルギー資源などのさまざま資源の分類について学ぶことができ、知識として忘れないように努めたいと考えた。
A. 高度経済成長期では、環境への配慮より国内産業の経済成長が優先され、大規模な公害問題が引き起こった。四大公害病事件として知られているのが水俣病やイタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜん息である。化学工場から排出された有機水銀による中毒性神経疾患の「水俣病」は公害の原点とされた。そして、四日市コンビナートからの大気汚染は「四日市ぜん息」を引き起こした。このようなさまざまな産業公害が深刻化する時代となった。 演題「イタイイタイ病」、共著者は濱登美月、データ整理と執筆の役割としてグループワークに参加した。イタイイタイ病は、富山県神通川流域で発生した四大公害病の一つで、神岡鉱山から排出されたカドミウムが神通川の水や流域を汚染し、その川水や汚染された農地からの米などを通じて体内に入る。そして慢性中毒によって引き起こされる疾患である。特徴としては、腎臓障害と骨軟化症があり、骨がもろくなるため骨折しやすくなり、激しい痛みを伴ったり、体格の変形が起こったりする。 1950年代半ばの高度経済成長期から1960年代は様々な産業公害が深刻化した時代となった。1970年代は科学技術による公害対策が進展し、成果が現れていった。やがて、大規模な都市・生活型公害が大きな問題となり、特定物質による生活環境汚染やオゾン層破壊、地球温暖化のような地球レベルの環境問題となった。汚染は公害型から環境型へ大きく変化した。科学技術の進展が公害や環境問題に与えた影響は大きいが、その解決策にも科学技術に負うところが大きい。
A.(1)講義内容の再話 第4回の授業では、公害について学びました。日本では、水俣病、イタイイタイ病、新潟水俣病、四日市ぜんそくが四大公害病事件と呼ばれています。四日市は元々燃料基地であり1950年頃から石油コンビナートが形成されました。工場から排出される煙を処理せずに、煙突を、高くし排出していただけの為、喘息症状の患者が多発しました。患者と四日市コンビナートに工場を持つ企業の裁判が行われ、認定患者への賠償金支払いが命じられました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 私たちのグループでは、水俣病は、熊本と新潟2ヶ所で発生しています。水俣病が再び起こらないようにするにはどうすればよいかについて考えました。水俣病では、工場排水によって汚染された魚を食べた人が発症しました。そのことから、人に被害が及ぶ前に工場周辺の魚を定期的に調査することで、はやく異変に気づき対策することができるのではないかと考えました。 (3)復習の内容 電波は、限りある資源でありその解決策について話し合いました。グループワークではなかなか案が思いつかなかったけど、先生や他の人の発表から、6G、低誘電率材料がキーワードだとわかったので、調べてみました。誘電率が低い材料は、絶縁体の中に蓄えられる静電エネルギー量が小さいため、絶縁性に優れています。誘電率が3以下の材料が当てはまり、シロキサン系ポリマー、有機系ポリマー、多孔質材料ならびにCVDポリマーがあります。
A.④リサイクル-環境保全と資源問題- (1)講義内容の再話 水俣病についての映像を見た。水俣という地域の紹介から始まり、被害が広まっていく様子、具体的な被害の内容・原因、その後の対応などについて詳しく紹介されていた。その後、有機水銀(水俣病の原因)がなぜ人体に危険なのか、なぜ工場でこの危険な物質が使われていたのか、現在の有機水銀に対する規制はどうなっているのかなどについて触れていった。そのあとに、生物濃縮についての話をした。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、四大公害の中から一つ選んでそれについて調べ発表するという課題を出されました。私たちはイタイイタイ病について調べました。イタイイタイ病は、20世紀前半に富山県神通川流域で発生した公害病で、患者が激しい痛みで「イタイイタイ」と叫んだことから、この名がつけられました。この病気の原因は「カドミウム」という重金属で神岡鉱山という場所から排出されたカドミウムが神通川を汚染し、それを用いていた稲作や畑などでとれた作物を摂取した人々がカドミウムを体内に蓄積してしまうことによって発症してしまいます。カドミウムは主に腎臓に蓄積されその機能を低下させてしまいます。その結果カルシウム代謝が阻害され骨が柔らかくなり、激しい痛みを伴う骨折を繰り返してしまいます。これこそがイタイイタイ病の主な症状となります。この病気が初めて報告されたのは1955年でしたが、カドミウムが原因であると特定されたのはその13年後である1968年で有りました。
A. 地球環境の持続可能性と人間の生活の両立は、近代における重要な課題の一つです。人類は科学技術の発展によって生活を豊かにしてきましたが、その一方で環境に重大な影響を与えてきた事例も多く存在します。その代表例として挙げられるのが、日本の「四大公害病事件」です。これらは、経済成長の陰で適切な環境配慮が欠けた結果、多くの人々や生態系に取り返しのつかない被害をもたらしました。 特に「水俣病」の事例では、工場から排出された有機水銀化合物が海洋を汚染し、それが食物連鎖を通じて生物濃縮を引き起こしました。その結果、人々の健康に深刻な影響を与える中毒症状が発生しました。当時の技術者たちは、触媒の特性や環境への影響を十分に予見できず、さらには適切な規制や監視体制も整っていなかったため、このような惨事が生じました。このような事例から学ぶべき点は、科学技術の発展において、環境や人間への影響を予測し、倫理的に判断する能力が求められることです。 また、農薬の使用における生物濃縮問題も重要です。たとえば、DDTはその効果から広く使用されましたが、その代謝物が生物に蓄積し、生態系を脅かしました。この問題を受けて多くの国で使用が禁止・制限されましたが、一部の地域では今もマラリア対策として使用されています。このことは、環境保護と人間の健康の間で難しい選択を迫られる場面があることを示しています。 さらに、技術者の倫理に関する教育や責任の重要性も浮き彫りにされます。技術者は単に効率や収益を追求するだけではなく、長期的な視点で環境や社会への影響を考えるべきです。そのためには、環境汚染物質の分析や規制の強化、また最新技術を導入する際の慎重な検討が必要不可欠です。 現在、持続可能な社会の実現を目指して、SDGs(持続可能な開発目標)が掲げられています。特に「海の豊かさを守ろう」(SDG14)や「陸の豊かさも守ろう」(SDG15)は、生態系の保護や自然資源の持続可能な利用を目指しています。これらの目標を達成するためには、過去の過ちから学び、技術者倫理を含む包括的な対策が求められます。 科学技術の恩恵を受けつつ、地球環境を守るためには、人類全体が責任を持ち、未来の世代に負担を残さないための努力を続けることが不可欠です。
A.R3MgXこの試薬を見た際にグリニャール試薬が出てこなかった者、技術者倫理を学ぶ前に有機化学をもう一度学びなおすか、技術者以外の職業を選択するべきである。何度も言うようだが技術者にとって無知とはもっともしてはならない罪の一つであるという再認識が重要である。さて、有機化学と倫理については、水俣病が有名な話であろう。熊本県水俣湾にて発生した、日本四大公害の一つである。水俣湾の周辺工場では、アセトアルデヒドをアセチレンを原料として製造していた。この時の付加反応の触媒として金属水銀を用いていた。この水銀が、製造過程内で有機水銀化合物となっていたのである。この有機水銀が工場排水として水俣湾に未処理で流されていたのである。その後、流れ出た有機水銀化合物は生物濃縮によって大型の魚に水銀が貯まる。人間が食べることで体内に入る。この有機水銀が神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害し、水俣病が発生した。この被害により、排水に含まれる重金属の濃度などを定めた水質汚濁法など環境保全に係る法律が制定されるようになった。このような背景から、技術に対して予知可能性と結果回避義務というものを考慮することとなった。予知可能性とは、この技術を用いた際の環境への負担や、排出物の物質の含有量から、公害が起きるのか、人体にどんな影響があるのといったことを事前に予測しておく。そして、結果回避可能性という問題が起きた際にこの出来事は予知できていて回避できていたのかということの2つの視点が大切となった。
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大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。