大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
A. 倫理とは文字に書かれることはない。なぜならば文字に書かれた時点でそれは倫理ではなく、ルールとほぼ同じになってしまうためである。倫理が必要なのは権力などを持った力を持つものである。技術者とは、技術によって報酬を得てる人のことを言う。ということはお金の問題が発生してしまう。社長などから売り上げを何とかしろと言われると、上司は費用を削減し、少しでも売り上げを出そうとする。これは、倫理を持っていればこのような売り上げのひねり出しは行われないはずである。なぜならば、費用を削減することによって事故が発生してしまう可能性などが考えられるためである。この例として、チャレンジャー号事件というものがある。チャレンジャー号などのロケットはは打ち上げが上手くいけば、その技術を応用して弾道ミサイルの開発などが可能になる、権力の一つなのである。そのため、低予算で開発させてみたところ、部品の一部に不具合があり打ち上げは失敗に終わった。 今回のワークショップでの演習は、ゲーム理論からみた損得と善悪であった。囚人のジレンマという思考実験を実際に行ってみた。私たちはともに自白することを選んだ。この理由としては相手が自白をしないという確たる根拠がないのであれば自白してしまったほうが良いと考えたためである。 今回の講義の復習として、この思考実験である囚人のジレンマについてほかの人たちの考え方を聞いたり調べたりした。
A.(1)チャレンジャー号の事故についての動画を閲覧しました。事故の概要としては技術者と上層部との事故の可能性への危機感のギャップがあり、上層部が強行突破したことにより、ゴムのガラス転移点が原因で事故が起きたということを学びました。 ガラス転移点とはゴムをある一定の温度まで下げることにより分子の運動が抑制され、硬質のガラス状態になります。この温度のことをガラス転移点と言い、これによりゴムの弾性率が非常に低くなるため割れやすくなり、チャレンジャー号の事故が起きました。またチャレンジャー号の事故より、実際に自分がNASAに就職したと仮定した場合に、技術的な観点から事故の可能性を掲示したところで「上層部より本当に事故が起きるのか?延期したことによる損害賠償ができるのか?」といった圧力をかけられた際にそれでもなお技術者としての主張を押し通せるのかについて考えました。それに伴う権威と権力についても考え、学びました。 (2)発表ではゲーム理論から見た損得と悪意について考えました。私たちのグループでは携帯キャリアの価格競争についてを例として挙げ、発表しました。 (3) 囚人のジレンマの対応させる例として、携帯キャリアの価格競争を選んだ。 A社とB社が存在する時、A社とB社の両方が話し合い価格を下げなければお互い通常の利益を得れる。 片方のみが価格を下げると片方が得する。 両社が下がると価格競争によりお互いが損をする。
A.(1)本講義ではまず、チャレンジャー事故の動画を視聴した。凄惨な事故であり、ロケットは兵器になりうることが分かった。倫理規定(code of Ehics)はルールとほぼ同意であり、文字で書かれた文章である。倫理委員会は倫理違反を犯した可能性のある人を、どのように処罰する権限(力)を持ち、これは命や金銭を奪う武力ともなりうる。ガラス転移点について学んだ。ガラス転移温度は樹脂をある温度以上に加熱すると軟質のゴム状になる。これを冷却すると硬質のガラス状になる。このガラス状とゴム状の境目の温度のことと知った。ワークショップ課題としてゲーム理論について調査した。 (2)共同作成者;平田涼介 ゲーム理論について調査をした。ゲーム理論とはビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなし、互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論であり、学問という枠を超えてビジネスシーンにも用いられているとわかった。例として囚人のジレンマについて調査を行った。 (3)復習として本講義で扱ったゲーム理論について、囚人のジレンマ以外の例を調べた。その中で特に、ボランティアのジレンマに興味を持った。これは自身がわずかなコストを負担して全員に利益をもたらすか、もしくは他の人が行動するのかを待つか、以上の選択肢に直面したプレイヤーたちの間に成立する戦略的状況を描写するゲームである。身近なことにもジレンマが多く存在し、名称を持つことを知った。
A.(1)技術者としての倫理と社会的に責任について (2)ゲーム理論や囚人のジレンマについて学んだ (3)技術者倫理と社会的責任の重要性を強調し、特に事故を防ぐために技術者が取るべき行動について考察しています。リチャード・ファインマンが述べたチャレンジャー号事故の調査報告を通じて、技術者がリスクを正確に見積もっても、経営者や企業の金銭的圧力が事故を防ぐための行動を妨げることがあるという問題を浮き彫りにしています。ファインマンは、チャレンジャー号の事故を巡って、NASAの幹部が技術者のリスク評価を無視し、打ち上げを強行したことが悲劇を招いたと指摘しています。技術者が見積もったリスク(1%)と経営者が見積もったリスク(0.001%)の差が、命を失う結果となったのです。このような状況において、技術者は企業の利益よりも公共の福祉を優先すべきだという倫理的な立場が求められます。 また、「プロフェッショナルエンジニア」としての誓いが紹介され、エンジニアが持つべき倫理観が明確に示されています。その誓いには、金銭的な利益よりも公共の福祉を優先し、リスクやコストのバランスを考慮して技術を行使することが求められています。技術者が企業や社会に対してどのような責任を負っているのかを深く理解する必要があります。特に、技術者が開発した製品や技術が社会にどのような影響を与えるかを考慮することは、エンジニアリングにおける基本的な倫理的義務の一つです。 さらに、「価値」についても触れられています。価値は、物理的な商品に限らず、人間の行動や選択にも深く関わる概念です。マルクスの資本論を引き合いに出し、価値は「使用価値」と「交換価値」に分けられることを説明しています。使用価値とは、個人がその物品をどれだけ価値を感じるかという点であり、交換価値はそれを他者と交換する際の価値です。この二つの価値観を使い分けることで、技術者が社会に与える影響や製品の意義を深く考えることができます。 また、金銭的な利益や交換価値を考える際、個人の価値観や社会全体の利益とのバランスを取る必要があります。例えば、恋人とのデートを金銭的価値で評価する場合、その価値は単なる金銭的なものだけでなく、感情的な価値や社会的な価値も含まれます。これを技術者の職業倫理に照らし合わせると、企業の利益が個人の倫理観や社会的責任にどのように影響を与えるかを考慮することが重要です。技術者は製品を市場に提供する際、そのリスクと利益のバランスを適切に評価し、顧客に対して正直で透明性のある対応をすることが求められます。 環境問題や社会問題の解決には、個人の利益を最優先する資本主義の自由競争だけでは不十分だと指摘されています。この問題をゲーム理論で説明すると、「囚人のジレンマ」やゼロサムゲームの状況が描かれます。ゼロサムゲームとは、他者が得をすると自分が損をする状況であり、環境問題においても、各個人や企業が自己の利益を追求することが全体の利益を損ねる場合が多くあります。これに対して、協調戦略を採ることで全体の利益を最大化することが可能です。このような倫理的判断は、単に個人の利益だけでなく、社会全体の利益を考慮した行動を取るべきだという教訓を示しています。 最終的に、技術者が社会的責任を果たし、倫理的判断を下すことがどれほど重要かを強調しています。企業の経営者や社会の期待に応えることも大切ですが、それ以上に、技術者としての倫理観を守り、公共の福祉を優先することが求められるのです。事故や問題が起きたときに、その責任を果たすことができるかどうかは、技術者の職業的誇りと倫理観にかかっています。このように、技術者が自らの行動に対して責任を持ち、社会全体の利益を最優先する姿勢を貫くことが、技術の進歩と社会の発展に繋がると考えられます。
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A.1986年のスペースシャトル「チャレンジャー号」事故は、技術者倫理を考えるうえで極めて象徴的な事例である。当時、NASA内部や請負企業の技術者は、打ち上げに適さないほどの低温がOリングに悪影響を及ぼす可能性を予見していた。しかし、NASAの上層部からの打ち上げスケジュール維持に対する圧力が強く働き、一部の技術者は「打ち上げを延期すべき」という自らの判断を曲げざるをえなかった。その結果、シャトルは空中分解し、乗員全員が犠牲となる悲劇へと繋がってしまった。この悲惨な事故は、技術者の判断がどれほど重大な結果をもたらすかを世界中に知らしめることとなった。 技術者の倫理としてまず強調すべきは、「安全性」の優先度を最上位に位置づける姿勢である。いかに優れた技術であっても、人的被害を防ぐための配慮を怠れば、それは倫理に背く行為となる。特に、組織からの圧力やスケジュールの遅延などのビジネス上の制約によって、安全性に対する懸念が後回しにされがちな場面では、技術者こそが「これは安全性を欠く」と毅然と言えるだけの勇気と責任感を持たねばならない。実際、チャレンジャー号の事故では、技術者の一部は懸念を強く主張していたものの、周囲の「大丈夫だろう」という空気や上層部の期待、1大企業からの損失に関す請求リスクなどに押し切られてしまい、組織全体としての正しい意思決定に結びつかなかった。 また、技術者の専門性が組織の利益やスケジュール上の圧力に優先されるよう、適切なコミュニケーションと手続きが整備されているかも重要な論点である。技術者がリスクを指摘しても、それを受け止める上層部が合理的な議論を行わなければ意味がない。リスクを可視化し、客観的なデータとともに議論できる仕組みを作るとともに、反対意見を表明しやすい文化を育てることが、組織にとって不可欠である。
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A.(1) 倫理規定はルールであり、特に権限を持った人は倫理を守る必要がある。 また、技術者になると、収入などのお金の話も出てくるので、倫理について学ぶことが重要である。 チャレンジャー事故は、技術者であればわかるような部分(oリングと温度)を疎かにしたせいで事故が起こってしまったというものだった。 特に幹部が目先の利益のみを見ており、倫理を守っていなかった点が問題であり、技術者の声をもっと聞くべきであった。 Oリングはゴムであり、ゴム材料は高分子材料の一つである。 ガラス転移点が存在し、ある一定の温度以下ではゴム状からガラス状に材質が変化する。ガラス転移点以下では弾性力が失われるため、パッキン等にある密着性が低下する。 (2) 演題:ゲーム理論からみた損得と善意 共著者:?橋可奈子、?橋美羽、五十嵐千紘、松本凜 役割:1.Conceptualization じゃんけんにおけるゲーム理論を選んだ。 相手(A)がグーなら自分(B)はパーで勝てる。相手(B)がパーなら自分(A)はチョキで勝てる。といったように無限に続き、ジレンマが生まれる。 (3) チャレンジャー事故を防ぐためにどのようにすれば良かったのかを考えた。 プロジェクトに加担する人々(幹部、技術者等全員)が、Oリングについて(ゴムの性質について)を理解し、安全第一の思考を持っていれば、チャレンジャー事故を防ぐことができたと考えられる。 しかし、現実では幹部が技術者の意見を無視したということが原因であったため、やはり上位に立つ人こそ倫理をしっかり学ぶことが大事であると考える。
A.(1)個人の利益と公共の福祉を実現するためにも技術者倫理が重要となる。チャレンジャー事件のような悲劇をこれ以上起こさないためにも過失をしないことが重要である。また、ゴムやプラスチックの種類とその特性をよく理解し、適切に使用することが大切である。技術者として、環境や損失なども考えた決定をしなければならないのである。労働者と経営者の関係なども重要である。 (2) 演題 ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名チームハンド 人物 石川大翔 佐藤共希 根岸夏輝 渋谷光 中野渡椋 自分の役割 責任著者 ゲーム理論とは、自身の選択が相手の利害に影響し、相手の選択も自分の利害に影響することである。囚人のジレンマについて調べた。囚人のジレンマは、協力することで良い結果になることが分かっていても協力しないものが利益を得る場合、協力しなくなることである。囚人のジレンマの例として環境問題を選択した。地球温暖化問題に取り組むため、日本とアメリカで温室効果ガス削減に取り組むと、協力するか協力しないの2択になり、2つの国が行うと、長期的に見て利益が大きいのに対し、1つの国が協力しないとその1つの国の経済成長をより進めることができる。そのため、協力しなくなるのである。 (3)復習では、チャレンジャー事件について調べた。チャレンジャー事件では、スペースシャトル・チャレンジャー号が発射1分後に爆発し、七人の宇宙飛行士の小野地gは失われた事件である。ブースターロケットの胴体から漏れた超高温の燃焼ガスが外部の燃料タンクを貫き、引火し大爆発を起こしてしまったのである。発射前の検査で、危険な兆候を発見できたのに対し、事故を防げなかったのである。このような事件を二度と起こさないようにしていきたい。
A. もし自分が作っている製品の重大な危険性に気づけたとして、製品の停止を求めることが出来るでしょうか。停止を求めたことで発生する会社の損害賠償、自身の職を失うというような結果になっても事故を未然に阻止する勇気はあるか。私たちが技術者として働くようになってからこのような場面に遭遇することがあるかもしれません。そんな事態を作らないために日本では日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニア信条というものがあります。そこには、自身の知識及び技術を福祉の発展や向上に利用することとして努力を払い誠実な仕事の参画することを誓うと記されていました。技術者になったときこの考え方を胸にしまい働きたいと思いました。 私たちはゲーム理論について調べました。私は調査の役割をしました。ゲーム理論とは、ジョン・フォン・ノイマンとオスカー・モルゲンシュテルンによって誕生した人間の意思決定が効率的ではない場合を考える数学的な考え方です。今回は代表例として囚人のジレンマを挙げた。結論から言うと延滞としてみた場合に最も利益が最大化されるパレード最適と、1人1人にとってリスクを回避する合理的選択肢のナッシュ均衡があることが分かりました。この結果から、自分は合理的決定をしていると思っていても全体を見ると非効率かつ不合理な事象も多くあるのではないかということが考えられました。 ゲーム理論についてもっと深堀していくと囚人のジレンマの他にもチキンゲーム、マッチング理論、オークション理論、マーケットデザインなどたくさんの種類があることが分かりました。どのゲームも利己的に考えた結果どうなるかを考えるものでした。調べてみてどれも面白そうな内容だったので実際にやってみたいと思いました。
A.(1)この講義では、「個人の利益」と「公共の福祉」をテーマに、技術者が直面する倫理的なジレンマについて学びました。技術者は、自身の行動が社会や他者にどのような影響を与えるかを常に考えなければならないと強調されました。具体的な事例として、スペースシャトル「チャレンジャー号」の爆発事故が取り上げられ、経営陣がコストを優先して技術者の警告を無視したことが事故につながったと説明されました。この事例から、技術者としての責任や倫理観を持つ重要性が改めて示されました。さらに、リスクマネジメントの概念や、個人の利益が公共の利益と衝突する際にどのように判断すべきかについても議論されました。 (2) 私たちは発表ではゲーム理論と囚人のジレンマについて深掘りした。自分の選択が相手の利害に影響し、相手の選択も自分の利害に影響する。また、協力することがいい結果になることが分かっていても、協力しないものが利益を得ることで協力しなくなる。といったことを発表要旨とした。 (3)復習では、講義内容を振り返りながら、「善悪」と「損得」の判断基準を整理しました。特に、技術の使用が個人や社会に与える影響を考慮しながら、適切な選択をすることの重要性を再認識しました。また、過去の事故や失敗から学ぶことの大切さを学び、同じ過ちを繰り返さないために技術者が果たすべき役割について深く考察しました。さらに、倫理的な判断を支える知識やスキルを身につける必要性についても改めて理解しました。この学びを通して、技術者は単に知識や技術を持つだけでなく、社会全体の利益を考えた行動が求められることを痛感しました。倫理的な責任を意識し、リスクを適切に管理しながら、安全で持続可能な社会の実現に貢献する姿勢が必要であると感じました。この講義を通じて、技術者としての心構えを学び、将来に向けた行動指針を得ることができました。
A. 善悪と損得-個人の利益と公共の福祉- 1)講義内容の再話 本講義では、技術者倫理における「善悪」と「損得」の対立について考察した。特に、個人の利益と公共の福祉のバランスをどのように取るべきかが議論された。 技術者は、時として安全性よりも経済的利益を優先するよう圧力を受ける場面に直面する。その典型的な事例として、チャレンジャー号爆発事故が取り上げられた。NASAの経営陣は、技術者が指摘するOリングの安全リスクを軽視し、打ち上げを強行した結果、重大な事故が発生した。 また、フォード・ピント事件も紹介され、企業が安全対策よりも利益を優先することの倫理的問題が浮き彫りとなった。技術者には、経済的・組織的圧力に屈せず、安全と倫理を重視する姿勢が求められる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、「個人の利益と公共の福祉が対立する場面で技術者はどう行動すべきか」というテーマについて議論が行われた。 技術者の立場からは、データや証拠を基にリスクを説明し、経営陣を説得する努力の必要性が指摘された。一方、経営者の立場からは、企業の存続や利益も考慮しなければならず、損害賠償や経営リスクとのバランスを取る必要性が示された。 結論として、公共の福祉を最優先するべきだが、技術者が組織の中で倫理的な決定を実行するには、経営者や社会の理解も不可欠であるとの意見にまとまった。 (3)復習の内容 本講義を通じて、技術者の倫理的責任として、経済的な利益に惑わされず、安全性や社会的影響を第一に考えることの重要性を学んだ。 事例研究からは、技術者が警告を発しても、企業や組織の論理がそれを抑え込んでしまう可能性があることが示された。そのため、技術者は客観的なデータを用いた説得力のある説明を行うことが重要である。 現代社会においても、新型コロナウイルスの感染拡大など同様の倫理的ジレンマが生じており、技術者としての倫理的判断が常に問われている。このような状況下で、いかに倫理的な判断を下し、実行していくかが重要な課題となっている。
A.今回の授業では、事故についての学びました。またそこから生まれる人の善悪についてを考えました。チャレンジャー事故というアメリカのスペースシャトルが打ち上げ後に分解し乗組員が全員死亡したという事故がある。この事故について今回の授業で聞くまでは名前くらいしか聞いたことがない程度でありこれも倫理違反ではあるが、この事故に関して周りの人いまを生きる私たちは過去のこと済んでしまったことで終わらせることが出来うるかもしれないが、実際にその時代を生きた人たちにとってはまた、家族が巻き込まれたという人に関しては何とかできなかったのだろうかという考えが生まれてもしょうがないのではないかと考えてしまいました。 今回の授業のワークショップにつきましては、ゲーム理論から見た損得と善悪について考えました。これは囚人のジレンマに該当する例として考えました。私たちの班では、自白するの黙秘するのがいいのかりの人間のパターンで考えました。自分が自白をすることを選んだ場合、相手が黙秘にしろ自白にしろ自分は少ない刑期で終わらせることが出来るという自分が一番の選択をしました。これは善悪で見たときに第三者から見た場合悪とも善意ともとれる選択かもしれないが、実際どのようになるかわ相手の選択次第ではないのかと思いました。このことから、善悪の判断というのは簡単につけられるものでもない見方や立場の違いによっても変わってきうるものであるのでそのような選択を迫られた時には自分にとってどちらが利益があるのかを考えてから選択しようと私は考えました。 今回の授業の復習は、身の周りにある選択を自分本位でかんがえる場合とそうではない思考で考える場合について考察しました。特に面白かったのは、友達と遊びに行くときにお互い車を持っていた場合には、どちらが出すのかという選択でした。これはどちらが出してもいいはずだし、近年の物価の高騰によってガソリン代もあるので譲り合いどちらも出したくない状況で自分本位では相手に出してほしいがそれはお互い様。その時は自分本位ではないけれども自分が出すということでいお互いに気持ちよくなれるので時には自分本位ではない場合でもいいときがあるのだと考えました。
A. 第2回の講義では、「善悪と損得」というテーマを通じて、個人の利益と公共の福祉の関係について学びました。倫理規定は文字として明文化されたルールであり、それを運用する倫理委員会は権威と力を持つ組織です。特に、権威を持つ人こそが倫理規定を遵守する必要があると指摘されました。また、知識や情報の不足が最大の倫理違反であるとも述べられました。さらに、「オーリング」という言葉が登場し、講義の中でその具体例として水筒のパッキンが取り上げられました。これは、倫理と技術の具体的な関係性を考えるきっかけとなりました。 ワークショップでは、「囚人のジレンマ」を題材にして、損得と善悪の関係について考察しました。囚人のジレンマとは、各自が自己利益を最大化しようとすると、全体として望ましくない結果に陥る状況を指します。具体例として、脱税容疑の容疑者AとBが「自白する」「自白しない」の選択肢を持つケースが挙げられました。2人が信頼して「自白しない」を選べば最良の結果になりますが、相手の行動が不確実な場合、自己保身のため「自白する」を選びがちです。この問題を解決するには、信頼関係を構築する仕組みや、協力を促進する制度が必要です。例えば、税務当局が自主的な申告に対して軽減措置を設けることで協力を促進し、罰則の重さを調整することで利己的な行動を抑えることが考えられます。 今回の講義を通じて、倫理規定の重要性とその運用方法について理解を深めました。特に、知識や情報の欠如が倫理的な問題を引き起こす点は印象的で、技術者として自己の知識を常に更新する必要性を感じました。また、ワークショップでの囚人のジレンマを通じて、個人の行動が全体の結果に影響を及ぼすことを学びました。信頼関係の構築や協力を促進する制度の必要性を考えた結果、公共の福祉と個人の利益が調和する社会を目指すには、倫理と制度設計の両立が重要であると実感しました。
A.(1) 倫理規定は文字で書かれた文章であり、ルールである。違反すれば倫理委員会にかけられる。プラスチックには融点が存在せず、液体にはならない。ガラス転移点が存在し、ガラス転移点を超えるとゴム状になる。チャレンジャー事故は、1986年アメリカで乗組員7名を乗せたスペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げの73秒後に爆破し、乗組員全員が死亡した悲惨な事故である。この事故の原因とされているのは、エンジンで燃料が漏れないように留められているOリングの故障だった。打ち上げ当日の朝は異常に気温が低かったためにOリングの柔軟性が損なわれてしまった。固体ロケットブースターの製造受託を受けたモートン・サイオコール社の技術者たちは、打ち上げの前より低温時にOリングが柔軟性を失い十分な密閉を確保できないリスクを表明し、打ち上げ延期を提唱していたが、NASAの運営側の圧力によって延期されることなく打ち上げは実施された。この打ち上げは、初の民間人搭乗するミッションであったために、メディアや大衆の関心を大いに集めて、多大な政治的圧力を受けていたこと、また、それまでの間に気象条件や技術的な問題のために数回の延期を行っていたため、今回こそは打ち上げなければとの圧力が働いていた。チャレンジャー号の事故は、組織内外からの圧力が重大で高リスクな状況での意思決定プロセスを損なう可能性と共に、期限通りの進捗と安全性のバランスをとることの難しさを痛烈に示すものだった。そして、オープンなコミュニケーション、批判的思考、外部の圧力よりも安全性を優先する文化を育む重要性を示すものとなった。 (2) グループワークでは、ゲーム理論について考えた。 (3) 参考文献 Change Agent「スペースシャトル事故を学習する組織の観点から振り返る」 https://www.change-agent.jp/news/archives/001862.htm
A.(1) チャレンジャー号の事故についての話がありました。ブースターロケットのシール部品であるOリングというゴム製品が、低温(打上時の気温は-3度)で弾性を失い、高熱ガスが漏洩して貯蔵タンク内の燃料に引火爆発しました。この話の中で、NASAの経営陣と会社の経営陣との間のやりとりの話がありました。 (2) 演題:ゲーム理論について グループ名:技術者倫理 共著者:渡邉佳治、千葉光起、今井皇希、安藤丈翔 ・囚人のジレンマについて取り上げた ・協力と裏切りをテーマとしたものである ・選択肢は1.お互い黙秘 2.お互い裏切る 3.どちらかが裏切る ・身近な例としてじゃんけんが近いのではないかと考えた (3) ゲーム理論とは、複数の主体(プレイヤー)が利害関係の中で意思決定を行う際に、どの行動が最も合理的かを数学的に分析する理論です。各プレイヤーは自らの利益を最大化するために戦略を選択しますが、その結果は他のプレイヤーの行動にも依存するため、全体の状況を考慮して最善の戦略を決定する必要があります。 具体例として囚人のジレンマがあります。囚人のジレンマとは、ゲーム理論における有名な例であり、2人のプレイヤーが互いに協力するか裏切るかという選択を迫られる状況を表すものです。各プレイヤーは、自分自身の利益を最大化するための戦略を選びますが、その選択が相手の行動にも依存するため、個別の最適な選択が全体として最適な結果に繋がらない場合があります。 その他にもチキンゲームがあります。 チキンゲームは、しばしば2台の車が一直線に向かい合い、どちらが先に道を譲るかを競う状況で例えられます。このゲームでは以下のような選択肢があります。このゲームでは、最悪の結果(衝突)を避けるために、どちらか一方が譲ることが必要ですが、どちらも譲りたくないという心理的圧力がかかるため、プレイヤーは自らの利益を最大化しつつ、他者の行動を予測しながら最適なタイミングで譲るか、突っ込むかを選ぶ必要があります。
A.(1)チャレンジャー号事件という事件が発生しました。燃料用のシール材としてガラス転移点が0℃の O リングが使われていましたが、 最低気温が-8℃の予報が出ており、ガラス転移点以下となるため、ゴム弾性は失われ、燃料が漏洩してしまいます。しかし、経営陣から本当に事故は起きるのか、もし起きなかったら、延期に伴う莫大な金額を損害賠償請求するが、それでもいいのかと脅され、発射した結果、重大な事故につながってしまいました。 また、ゲーム理論とはプレーヤーと戦略の選択があり、どの選択を選べば、プレーヤーにとってメリットがあるかを計算する数学です。 (2) 演題:ゲーム理論について グループに属した人:?橋洸哉、秋山萌花、亀山桜華、 肖冠蕾、池田裕奈 、和田はるか 役割:Data Curation 発表要旨:ゲーム理論は社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問である。各プレイヤーが取る行動やその結果が他のプレイヤーの行動に依存するため、戦略的な思考が求められる。 (3) 授業で紹介された囚人のジレンマについて調べた。囚人のジレンマの例として地球温暖化の抑制のための取り組みがある。世界各国が温室効果ガス排出量を協力して削減すれば地球温暖化を抑えることができるが、一部の国が経済発展を優先して温室効果ガスの削減に協力しなければ地球温暖化の進行を抑えきれず、きちんと排出削減に取り組んでいる国は取り組みに見合った利益を得ることができない。そして、 協力しない国が増加すると、地球温暖化が加速して全ての国が不利益を被ってしま うという状況に陥る。目先の利益に捉われず、正しい判断をすることが必要である と思った。
A.スペースシャトル、チャレンジャー号爆発事故(1986年1月28日)7人死亡の事故があった。 この事故は爆発して自由落下でチャレンジャー号が海面にたたきつけられた。 実践的工学倫理の6ページ チャレンジャー事故 倫理規程(規程:code) 文字で書かれた文章 倫理規程は倫理ではない。 倫理委員会のひとたちが権限をもつ、権限は力にかわる。 一番強力なのは武力(警察力)、そしてお金。 他の例として、フォードピント事件 安全を優先して設計できるのかが問われる。 p68 チャレンジャー事故 Oリングについて調べる。Oリングとら水筒のゴムや、水道や実験器具などに使用されている。 リチャードファインマン 熱可塑性樹脂(PA,PE,PET) 熱硬化性樹脂 明確な融点はない、そのためガラス転移点を考えなければならない ワードとしてニュートン流体、粘性係数が挙げられた。 (2)チャレンジャー号事件について調べた。技術者で異議を申し立てた人がいたが、それは権力により意見が通らなかったと教科書にかいてあった。権力の濫用が起こっていたと感じた。 (3)CO2排出量の規則に関して考えた。 A国とB国それぞれ、規則を守る、守らないで表にした。どちらも守るとA国、B国それぞれどちらも発展はしないが環境は守ることができる。Aが守ってBが守らなければAだけ発展し、BはAより発展することができない。Aは守らずBがまもれば、その逆になる。また、どちらの国も守らなければ、共に発展はするが、環境を守ることができない。
A.①講義の再話 今回の授業では、一番最初にチャレンジャー号爆発事故の動画を見ました。この事故は、1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトル""チャレンジャー""が爆発し、7名の乗組員が全員死亡した事故の事です。この時、世界で初めて宇宙からの授業を実現させようとしたものの、失敗に終わってしまいました。ですが、この事件を見ていた全米の子供たちはこれを教訓にしました。次に、倫理規定について考えました。倫理規程とは、抽象的な経営理念よりもさらに具体的な規範を策定したものです。英語で言うとcodeであり、意味は、文字で書かれた文章、ルールのことを指します。次に、Oリングについてどのような物なのか考える時間がありました。インターネットで調べてみると、Oリングとは、断面がO形(円形)の環状パッキンで、一般に溝に装着し、適度に圧縮させ油、水、空気、ガスなど、多種多様な流体のシールとして使用すると書いてありました。見たことはあっても、名前や写真、使い方を調べないと分からないことが多くあるのだと改めて実感しました。 ②発表の要旨 グループワークでは、ゲーム理論とは何か、また例を調べ、解決方法を考えました。ゲーム理論とは、ビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなし、互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論のことだと分かりました。例として、残業が評価される社会を提示しました。この解決方法として、残業時間を制限することを挙げました。 ③復習の内容 復習の内容として、授業で提示されていた工学倫理の教科書p6、18、68を読みました。また、ゴムとプラスチックの違い、ガラス転移点についても調べました。
A.(1)スペースシャトル「チャレンジャー号」爆発事故の映像を主に視聴し、技術を用いる際に発生しうる過失や事故について学んだ。 (2)ゲーム理論について調査した。ゲーム理論とは、複数の意思決定者が互いに影響を及ぼし合いながら意思決定を行う状況を分析する理論のこと。ゲームと名付けられた理由は、相手の意思決定が自分の意思決定に影響を及ぼすという構造が、チェスや囲碁といった対戦型ゲームに似ているためとされている。 (3)スペースシャトル「チャレンジャー号」爆発事故は、宇宙探査の歴史における大きな悲劇であり、技術革新への希望が一瞬で悲しみに変わった象徴的な出来事である。1986年1月28日、打ち上げからわずか73秒後にシャトルが爆発し、乗組員7名全員が犠牲となった。この事故は、多くの人々に深い衝撃を与え、宇宙開発におけるリスクや安全性への考え方を根本的に変えるきっかけとなった。チャレンジャー号の事故の背景には、設計上の欠陥や、打ち上げスケジュールを優先させた判断ミスがあった。特に「Oリング」という部品の耐寒性の不足が直接的な原因とされている。この問題は、安全性よりも利益やスケジュールを重視した組織文化が大きく影響していたことを示している。しかし、この悲劇から得られた教訓は、後の宇宙開発に活かされており、NASAは事故後、安全性の改善を徹底し、組織全体での反省を基に信頼を再構築した。この出来事は、科学や技術の進歩が常に危険と背中合わせであることを忘れないための重要な警鐘といえる。同時に、失われた乗組員たちの夢と挑戦への敬意を忘れずに、未来の挑戦に繋げていく必要がある。
A.1) 論理は、金銭的な問題とのせめぎ合いになることが往々にしてある。安全性に疑義がある場合でも、コストや、賠償にかかる金額と照らし合わされ、金銭が優先するよう、技術者に命令が下される事例が存在する。例えば、チャレンジャー号爆発事件では、燃料タンクのパッキンの耐寒温度以下の外気であるにも関わらず打ち上げを強行し、結果、打ち上げから73秒後に空中分解、7名の搭乗員全員が死亡した。本事件では、NASA上層部による打ち上げの強行が原因と断定されており、倫理にのっとって打ち上げを延期していれば発生し得なかった。また、かつてフォード社が販売していたピントという車では、燃料タンクの配置場所に欠陥があり、事故時に燃料漏れ、爆発の恐れがあった。しかし、フォード社はこの欠陥を知りながらも、設計改善費よりも賠償金のほうが安価であると判断し、改善を行わなかった。だが、このことが裁判によって暴露され、激しく糾弾され、多額の賠償金を支払う事となり、企業としての信頼も失墜した。 2) 企業は利潤を追求することから、ゲーム理論によって意思決定が行われる。しかし、利潤だけでなく、企業として社会通念上認められることがどうかも考えなければならない。 3) 復習として、Oリングの素材について調べた。ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴムなど多種に及ぶ。使用する温度やマスクする流体、圧力、オゾンなど、さまざまな条件によって使い分ける。
A. 倫理限程(コード)は文書化された規範であり、倫理委員会は権限を持つ組織です。技術者は技術によって収入を得る人を指します。授業ではフォード・ビンド事件や1986年のスペースシャトル「チャレンジャー」事故を取り上げました。事故はOリングの低温による硬化と燃料漏れが原因で、安全性の重要性を強調しました。また、Oリングは漏れ防止のためのシール材で、多様な規格があることを学びました。さらに、ゴムとプラスチックの熱的性質の違い、ガラス転移点やニュートン流体、粘弾性(レオロジー)などの概念も理解しました。ゲーム理論では囚人のジレンマが例に挙げられ、倫理と意思決定の関係も考察されました。 ゲーム理論とは、複数のプレイヤーが関与する状況で、それぞれが最適な意思決定をするための戦略を分析する数学の一分野です。主に経済学、政治学、心理学などで応用され、利害関係が絡む対立や協力の場面で用いられます。代表的な例として「囚人のジレンマ」があります。これは、各プレイヤーが自己利益を追求すると全体の利益が損なわれる状況を示しています。ゲーム理論では、ナッシュ均衡などの概念を使い、プレイヤーの行動や選択の結果を予測します。応用分野は幅広く、ビジネス戦略、交渉、資源分配など実社会の複雑な問題解決に寄与しています。 ナッシュ均衡とは、ゲーム理論における概念で、各プレイヤーが他者の戦略を考慮したうえで自分の最適な戦略を選び、いずれのプレイヤーも戦略を変更するインセンティブがない状態を指します。この均衡状態では、他のプレイヤーの戦略を固定した場合に、自分の選択を変更しても利益が増加しないため、すべてのプレイヤーが合理的に振る舞うと予測されます。ジョン・ナッシュが提唱したこの理論は、経済学や政治学、心理学、さらには進化生物学など広範な分野で応用されています。例えば、価格競争や資源配分問題において、プレイヤーが安定した戦略を取る条件を分析する際に用いられます。
A.(1)講義内容の再話 この講義では、まず最初にチャレンジャー号の爆発事故の動画を見ました。チャレンジャー号爆発事故は、1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトル""チャレンジャー""が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故です。同オービタは北米東部標準時午前11時39分にアメリカ合衆国フロリダ州中部沖の大西洋上で空中分解したと言われています。機体全体の分解は、右側固体燃料補助ロケット(Solid Rocket Booster, SRB)の密閉用Oリングが発進時に破損したことから始まったとされています。Oリングの破損によってそれが密閉していたSRB接続部から漏洩が生じ、固体ロケットエンジンが発生する高温・高圧の燃焼ガスが噴き出して隣接するSRB接続部材と外部燃料タンク(External Tank, ET)に悪影響を与え、この結果、右側SRBの尾部接続部分が分離すると共に外部燃料タンクの構造破壊が生じ、空気力学的な負荷により軌道船は一瞬の内に破壊されました。次に倫理規定について考えました。倫理規定とは、抽象的な経営理念よりもさらに具体的な規範を策定する規定のことです。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 発表課題として、ゲーム理論について調べました。インターネットで調べたところ、ゲーム理論とは一方が得をする選択を行うともう一方が不利になり、両方が得をする選択を行うと両方が不利になる理論のことです。 (3)復習の内容 この講義ではチャレンジャー号爆発事故の原因や倫理規定について学び、Oリングの破損が事故の引き金となったことを確認しました。ワークショップではゲーム理論を調査し、利害関係の選択による影響を学びました。
A. 今回の講義では、スペースシャトル「チャレンジャー」号の事故を題材に、技術的失敗と組織的要因が引き起こすリスクについて学びました。事故の主因となったOリングの欠陥は、低温下で弾力性が失われるという技術的な問題でしたが、その背景には、NASA内部でのコミュニケーション不足や安全性よりスケジュールを優先する文化がありました。特に、技術者の警告が経営層に十分伝わらず、組織全体でリスクを適切に評価できなかった点が大きく取り上げられました。この講義を通じて、技術と意思決定が密接に関係していることを学び、リスク管理の重要性が強調されました。 ワークショップでは、「囚人のジレンマ」を通じて、組織内の意思決定と個人間の選択が全体に与える影響について考察しました。具体例として職場におけるサービス残業を挙げ、以下のような状況を検討しました。AとBの2人の社員がいる場合、両者が定時に帰宅すれば評価は変わらず、最も効率的な結果となります。しかし、どちらか一方が残業を選ぶと、その人の評価が上がり、もう一方は相対的に評価が下がります。その結果、両者が評価を上げるために残業を選択すると、評価は変わらないまま、余分なサービス残業が発生する「非効率な結果」に至ります。この課題を通じて、個人の短期的利益の追求が組織全体の非効率につながることが確認されました。また、こうしたジレンマを回避するためには、全体の利益を優先した協力や、透明性のある評価制度の設計が必要であると結論づけました。 講義とワークショップを振り返る中で、リスク管理や意思決定におけるコミュニケーションの重要性を再認識しました。チャレンジャー事故の事例を参考に、技術的な失敗が発生する背景にある組織文化の問題を深く理解しました。特に、組織内での個人の判断が、全体の効率や成果に与える影響について考えるきっかけとなりました。また、「囚人のジレンマ」に関する文献を読み返し、個人の利益追求と全体の利益が衝突する状況における意思決定の難しさを再確認しました。この学びを活かして、今後は自分の判断が周囲や全体に与える影響を常に意識し、協力的な姿勢を持つことの重要性を心に留めていきたいと思います。
A.(1)善悪と損得‐個人の利益と公共の福祉‐について、チャレンジャー号爆発事故の映像を視聴した。チャレンジャー号爆発事故とは、1986年1月28日にアメリカ合衆国のスペースシャトル”チャレンジャー”が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故のことである。この事故の原因は燃料用のシール材として耐寒性が0度のOリングが使用されており、最低気温‐8℃の中でスペースシャトルが打ち上げられたことで、ガラス転移点以下であったためゴム弾性が失われ、燃料が漏洩してしまったことが原因であるとされている。ファインマンの報告書によると、人命も宇宙船も失う大事故が起こりうるリスクについて、技術者は1%と見積もっていたが、NASAの幹部は0.001%と見積もっていたことが明らかになった。技術者がNASAの幹部よりも1000倍も確率が高いと見積もっていたのにも関わらず、実行してしまったことでこの事故が起きてしまった。また、ジョン・フォン・ノイマンという数学者が、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問であるゲーム理論について学んだ。 (2)まず「ゲーム理論」という学問分野で「囚人のジレンマ」と呼ばれ、個人の利益の追求が社会全体の利益に繋がらず、よくない状況に陥ってしまうことを示す例として知られている学問で、現実社会でも囚人のジレンマ的な状況が散見されていることが分かった。 囚人のジレンマを行うにあたって、容疑者AとBがいて、自白するかしないかについて表を作った。容疑者A、Bどちらも自白した場合懲役5年、容疑者A,Bどちらか片方が自白した場合、自白した方が懲役10年、どちらも自白しなかった場合懲役2年となった。 (3)今回の講義を受けて、チャレンジャー号爆発事故について初めて知ることができた。乗組員7名全員が死亡したことで、私たち技術者としての倫理について深く考えることもできたし、これからの技術向上にもつながったとも考えられる。
A.倫理規定は、文字で書かれている文書であり、ルール(コンプライアンス)である。倫理委員会は権限という力を持ち、力には、武力(警察力)や命そしてお金が関係してくる。倫理において権力やお金というのはとても重要な観点であり、教科書「技術者による実践的工学倫理」に記載のある「フォード・ピント事件」を取り上げ考えていくことにする。「フォード・ピント事件」とは、1960年半ばにフォード社が、ピントという低価格・軽量乗用車を開発したが、外国製小型車の圧力に押され通常の開発期間よりも短縮したことにより、設計に無理が生じ、安全性試験の段階で重大な欠陥が判明した。にもかかわらずフォード社の技術幹部は、予想される事故件数と事故1件当たりの補償予想金額をもとに、総補償支払い額を試算し、販売予定の全台数に必要な安全対策費用の総額と比べた。その結果、起きる事故に補償金を払った方が、欠陥部分の補強よりも何倍も得であるとしてそのまま生産に移され、販売されてしまった。ピントは、予想通りの人気を呼び、売り上げも伸びたが同時に事故件数も増え、技術幹部が下した判断が世に公開され、フォード社に巨額の懲罰的賠償を求める訴訟が殺到した事件である。この事件は、事故1件あたりの補償金も目先の利益を優先したことによって起きた事件であり。技術者としては、車という危険なものを生産するうえで安全よりもお金に目が行ってしまったのが1番の万台だと私は感じた。この事件を通して、我々は、技術幹部などの偉い人になってこそ倫理というものを深く考えないといけない。 今回のグループワークでは、ゲーム理論について話し合った。 ゲーム理論とは、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問(Wikipedia参照)である。 グループワークでは時間の関係上ここまでしかディスカッションできず、例を挙げるまでには至らなかった。
A.(1)知らないことは倫理違反であること、倫理規程の規程は英語でcodeであり、文字で書かれた文章で表されルールと近いことを学んだ。また、オーリング(Oリング)とは、断面が「○」のゴムの輪で、流体(気体、液体)をシール(密封)するための部品であることを知り、プラスチックは可塑性であり可塑性と弾性をあわせ持つものを粘弾性ということも学んだ。 (2)囚人のジレンマを選んだ。「共有地の悲劇」に該する身近な例として、ごみの分別問題が挙げられる。例えば、ある集合住宅に住む人々が、決められたルールに従ってごみを分別して出すか、ルールを無視して楽にまとめて捨てるかという選択をする。ジレンマの構造について、選択肢1(協力)は住民が全員でごみを正しく分別すれば、環境への負荷が少なく、ごみ処理のコストも低くなる。選択肢2(裏切り)は一部の住民が分別をせずに楽な方法でごみを捨てると、その人にとっては楽ですが、結果として全体のごみ処理コストが上がり、他の住民に負担がかかる。ジレンマの解決策について、住民間でのコミュニケーションを強化し、分別の重要性や、全体にとっての利益を共有することで協力を促進する。教育キャンペーンで、ルールを守ることの重要性や、分別がもたらす長期的なメリットを理解してもらうことが有効である。続いて、分別が正しく行われているかを監視し、ルールを守った人に対して何らかの報酬(たとえば清掃費の減免など)を与えるインセンティブを導入することが有効である。逆に、ルールを破った場合には罰則を設けることで、裏切り行為を減らすことができる。最後に、分別を守ることが、長期的には全員にとっての利益につながるという認識を強調することで、住民全体で協力し合う雰囲気を作り出すことができると考えた。 (3)授業で学んだ粘弾性について復習した。例としてシリコーンやスライムがあることが分かった。また、これらは固体のように形を保ちながら、液体のようにゆっくり流れる性質を持っていることを学んだ。
A.
A.(1) ゴムの ガラス転移点とゴム弾性について学んだ。ゴムのガラス転移点は、ゴム材料が固体からゴム状の柔軟な状態へと変化する温度のことを指す。よって、弾性や使用可能温度範囲に重要な影響を与える特性であり、ゴム材料が適切な温度で機能するかどうかを判断する上で欠かせない指標であるり、とても重要な判断基準であることがわかった。 チャレンジャー事件では、技術的な問題の報告が無視されたり、上層部の圧力がかかったりしたことがありながら無理やり飛ばしたことによる失敗でもあった。納期などに惑わされず安全性を重視することがとても重要だということを感じた。また、これらのことを教訓としていくことが私たちのできる数少ないことだと感じた。 (2)ゲーム理論とは、相手の行動を予測し最適な戦略わ導くための意思決定条件である。有名なものだと囚人のジレンマがある。これは合理的に考えると、各囚人は自分が裏切れば最も有利だと判断しますが、結果として両者が裏切ってしまい、最適な協力の結果が得られない。このジレンマは、個々の利益追求が全体として非効率な結果を招くことを示しており、とても考えさせられる内容だった。 (3)私たちの普段の生活でもゴムがたくさん使用されており、特に実験等で用いられているゴム製品は転移点と弾性が計算されて作られていると改めて感じた。
A.プロジェクトで事故が起こりそうなとき、仕事が無くなることになっても阻止するか、お金をもらって黙認するか。チャレンジャー号爆発事故はそんな技術者と経営者の葛藤によって起こったロケットの爆発事故である。乗組員全員が死亡したこの事故の犠牲者の一人であるクリスタ・マコーリフ先生は、世界初の宇宙からの授業を計画していたが実現しなかった。この事故は燃料用に使っていた耐寒性のOリングのガラス転移点が0℃であるにもかかわらず、それを下回る-8℃の気温の中で使われたため弾性を失い、燃料が漏洩したことで起きた事故とされている。技術者は発射を阻止したかったが、経営者は発射を延期すると損害賠償請求が起こってしまうとして詰め寄った。このような場合、技術者としてどんな行動や判断をすればいいのかを考える。 ゲーム理論とは、何らかの条件下における最適な行動について数理モデルを用いて研究する学問であり、経営学や社会学など広い分野で見られる理論である。有名な問題として囚人のジレンマがあり、各人が自分にとって得となる選択をすることで協力したときより悪い結果になってしまうというものである。 チャレンジャー号爆発事故の規模ほど大きな問題ではないにしても、技術者と経営者の葛藤はまだ小さく起きていると思った。技術者にとってはその物事に不備があったとしても経営者にとっては小さな問題と考え利益を優先してしまったり、技術者にとってはその物質がどのような影響を及ぼすかを理解しているが経営者は何かの解決のためにその物質の使用をためらわなかったりなどが考えられる。技術者としては自らの技術や知識についてよく理解し経営者に説明する必要があり、経営者としては技術者の意見を聞き経営を見直す必要があると思った。
A.①【講義の再話】 2回目の講義では、倫理規定や倫理委員会などについて学びました。倫理規定は、倫理に関するルールであり、codeは、文字で書かれた文章のことを指していて、倫理委員会は、倫理規定などに基づき、行動の倫理的妥当性を検討する組織であり、そのための権限を持っていると学びました。事故例として、チャレンジャー号の例が取り上げられ、この事件は、ゴム製のOリングが、低温により硬化したことで発生し、問題が生じる可能性があったにもかかわらず、打ち上げ停止を行えなかったことで発生したと学びました。 ②【発表の要旨】 ゲーム理論には、複数のプレイヤーが、合意を結ぶことで行われる協力ゲーム、それぞれのプレイヤーが、独自に行動を選択することで行われる非協力ゲームの2つがあり、囚人のジレンマは非協力ゲームに当たる。囚人のジレンマとは、2つの対象がそれぞれ独自の利益を求めることで、協力をした際よりも総利益が減少すること。などを調査し、ゲーム理論、囚人のジレンマに関して理解した。例までは、時間内に調査が終わらなかった。 ③【復習の内容】 時間内に終わらなかった、囚人のジレンマなどの例について調査を行い、2つの競合する店舗同士での価格競争(2つの店舗が互いに価格を維持することで利益を最大化できるが、相手が価格を下げた場合、自身の利益が損なわれるため、価格を下げることを選択する。)、2人の囚人がそれぞれ黙秘・自白を選択する状況(2人が黙秘することで刑期が最小となるが、相手が自白すると大幅に損をしてしまうため、相手が自白をするかどうかに関わらず、自身の利益を最大化できる自白を選択する。)などがあった。
A. この講義では、技術者の倫理について学んだ。倫理観というものは誰しもが持っているものであり、その倫理に従いに日常生活を送っている。では、技術者の倫理とはどういうものなのか、講義を通して学んでいった。 今回の講義では、チャレンジャー号爆発事故が議題に上がった。チャレンジャー号爆発事故は、1986年1月28日におきたじこであり、アメリカのスペースシャトル“チャレンジャー”が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である。機体全体の分解は、右側固体燃料補助ロケットの密閉用Oリングが発進時に破損したことから始まった。Oリングの破損によってそれが密閉していたSRB接続部から漏洩が生じ、固体ロケットエンジンが発生する高温・高圧の燃焼ガスが噴き出して隣接するSRB接続部材と外部燃料タンクに悪影響を与えた。この結果、右側SRBの尾部接続部分が分離すると共に外部燃料タンクの構造破壊が生じた。空気力学的な負荷により軌道船は一瞬の内に破壊された。 ファインマンの報告書によれば、 人命も宇宙船も失う大事故が起こる リスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もりました。技術者が幹部より1000倍もヤバイと言っていたのに、打ち上げは実行され、事故が起きた。 技術者は、上の立場の人に脅されようが、人命の被害が起こることを黙認することは倫理違反である。技術の悪用だけが技術者の倫理であると考えてはいけない。
A.(1)まず、倫理規定について学んだ。倫理規定とは、わかりやすく言うと個人や組織が守るべき道徳的なルールや基準をまとめたものであることがわかった。また、チャレンジャー号の事故について講義で扱った。これは、民間人を含む7人がNASAによって開発されたチャレンジャー号に乗り込んだのだが、打ち上げから73秒後に爆発してしまい全員が死亡してしまうという事故であった。この事故が起こった原因として、打ち上げ時に使用される補助エンジンである固体ロケットブースターの1つのOリングが故障してしまい、それに伴う燃料漏れであるとわかった。そして、フォード・ピント事件についても講義で触れた。これは、フォードが製造した小型車「ピント」の設計に欠陥があり、燃料タンクが衝突時に破損し火災が発生する可能性があったというものである。両事件共、人による定期的な確認や管理によって未然に防ぐことができたと思うと非常に悔やまれた。 (2)演題:「ゲーム理論からみた損得と善悪」 グループ名:ジレンマ メンバー:佐々木 赳 畠平 青 松田 直人 佐々木 蒼太 松田 拓海 グループワークでは時間が足りず、囚人のジレンマについて有意義な議論を進めることができなかったため、復習として囚人のジレンマについて考えた。 (3)復習である囚人のジレンマの例として、激辛料理を食べなければいけない状況を選んだ。食べないことを利得とした。Aチームは激辛料理を「食べる」を選択する場合、Bチームが「食べる」を選択すると、両チームとも半分ずつ食べることとなる。Aチームが激辛料理を「食べる」を選択し、Bチームが「食べない」を選択すると、Aチームのみ激辛料理を食べることとなる。 「食べる」を選んでしまうと必ず激辛料理を食べることとなってしまうため、「食べない」を選ぶとお得である。 結果、AチームもBチームもそのように考えていたので、両チームとも「食べない」を選択したことにより、両チームとも2倍の激辛料理を食べなければいけないこととなり、損をすることとなった。
A.(1)講義の再話 防げる事故は防ぐべきだが、それと引き換えに自分の仕事を失っても同じことが言えるのか。もしくは会社の利益よりも優先できるか、それともお金のために、そのリスクを黙認するのかということについて考えた。資料のNASAの経営陣の問い詰めの延期に伴う莫大な損失賠償の危険性または、失職の危険性の中で安全を優先できるか。についても話し合いかんがえた。 (2)ワークショップ課題の発表趣旨 ゲーム理論 複数のプレイヤーが関与する状況での、意思決定を分析する数学的な枠組みのことです。社会学、生物学などさまざまな分野で、応用されています。 囚人のジレンマ 二人の囚人が協力するか裏切るかの選択をすることでそれぞれの刑期が決まる。互いに協力すると良い結果を招くはずだが、個人にとって合理的な選択が、必ずしも相手の行動を促す理由にならないこと。 (3)復習の内容 今回の講義での復習では、自分の利益または、黙秘することによる危険。回避をとるか、それらを切り捨てる覚悟で、安全、を優先するかについて復習した。自分がNASAにいたとしいて、このような状況では、難しいと考えて悩んだ結果安全とる方がいいと感じた。理由は、事故はが起こる危険性が低かったりすることかが多いが 事故が起こってしまってからではだ そこの現場地に携わる命。やし。分解しや。の実際起きると対処できなかす流可能性もあつ。またこのようだ脅しがある中では自分の意見を通すのも難しいと考えた
A.? 講義の再話 技術者は、個人の利益と公共の福祉を両立させるよう努力すべきであるとされる。具体的には、ある技術が個人的には利益を生むとしても、それが社会的に害を及ぼす可能性がある場合、その技術の開発や導入を見直す必要がある。さらに、技術者倫理の原則の一つに「社会全体の利益を優先する」という考え方があるら、これは、個人の利益だけを追求すると、社会的な信頼を失い、最終的には自己の利益も損なるというものである。例えば、企業が新しい技術を開発する際に、その技術が短期的には大きな経済的利益をもたらすかもしれないが、、長期的には環境に深刻な影響を与える可能性がある場合、技術者はその影響を考慮し、公共の福祉を優先した判断を下す必要がある。また、個人の職業的な利益を求めるあまり、職場で不正行為や倫理に反する行動をすることは、社会的に大きな問題を引き起こす可能性があるため避けるべきであるとされる。個人の利益と公共の福祉はしばしば相反する場面がありますが、技術者倫理はこれらを調和させるための指針を提供します。技術者は自己の利益を追求することを否定されるわけではありませんが、その追求が公共の福祉と調和し、社会全体に貢献する形で行われるべきである。 ? ワークショップ課題の発表要旨 今回はゲーム理論について考えた。本授業との関係はあまりわからなかったが、環境問題としてコロナウイルスについて考えた。 ?復習 本講義を通して、技術者として、利益と福祉という両方の面からどちらを選択すべきなのか、また、両立させるにはどうしたら良いのかという点について深く考えた。
A. 生活している上で個人の利益と公共の福祉について考えなければならない場面はあります。例としてNASAでの宇宙船の打ち上げにおいて、燃料用のシール材のガラス転移点が0℃のoリングが使われており、打ち上げ予定日は最低気温-8℃の天気予報が出ていて、延期するとなると莫大な金額がかかるため、開発に携わった技術者は大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積ったのに対し、NASAの幹部は0.001%と見積もり、打ち上げは実行されて悲劇が起きてしまいました。このように、技術について利益を優先するか、安全性を優先するかを考える必要があります。 ワークショップは、田代鈴葉、阿部あかり、伊東怜南、鈴木愛理、藤田ゆい、鈴木美咲、土田咲希と行い、ゲーム理論について考え、囚人のジレンマを選びました。対応させる、身近な実際の例として、ある犯罪に関与した2人の囚人が別々の部屋で尋問されている例を選びました。それぞれが自白した場合は両者とも懲役10年、それぞれが黙秘した場合は両者とも懲役2年、片方だけ自白した場合は、自白した方が無罪、黙秘した方は懲役20年という状況下で、互いに協力するか、自分の利益のみ追求するかによって結果が大きく変わります。2人の囚人にとって全体の利益を考えるのであれば、「両者とも自白」をして懲役10年になるよりは、「両者とも黙秘」をして懲役2年の刑を受ける方が得な結果となる。しかしそれを認識した上で、どちらの囚人も自分の利益だけを追求すると、結果的に「両者とも自白」、となるジレンマの状態となると考えました。 安全性が確かではないのに個人の利益だけを考えて行動しては、取り返しのつかない失敗に繋がってしまうかもしれないため、技術を利用する時には、1番に安全性を考慮して、その上で利益を上げる方法を考えていかなければならないと考えました。
A.講義では、チャレンジャー事故について学んだ。チャレンジャー事故とは、1986年にアメリカで、スペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げられが、発射1分後に爆発し、乗組員7人が全員死亡した事故である。事故の原因は、固形燃料補助ロケットの密閉用Oリングの破損であった。実は、チャレンジャー打ち上げ1年前、実験として打ち上げられたシャトルに危険な兆候があった。2段階で燃焼ガスを食い止めていたが、1段階通り過ぎて、かろうじて2段階目で食い止められていたのだ。この原因として、この実験日はフロリダでは珍しく非常に寒く12℃で、使用されていたOリングはゴム製だったため、低温で弾力性を失ったからだと考えられていた。この事実を知った製造会社は、社内上層部やNASAに対して、対策の必要性を訴え続けたが、抑え込まれ、チャレンジャー打ち上げ日前日になってしまった。チャレンジャー打ち上げ日は未曽有の大寒波が襲い、-8℃まで下がる予報だった。製造会社は、NASAに危険性を訴え、延期を求めたが、NASAは、予算の関係で延期をしたくなかったため、NASA自身の経営をとり、延期しなかった。その結果、チャレンジャー事故が起きた。技術者としての思考を放棄し、個人の利益を追求した結果である。技術を扱うものは、最後まで責任を持つ必要がある。 ワークショップでは、ゲーム理論について考えた。ゲーム理論とは、一致しない利害を持った複数の全体をゲームに参加するプレーヤーの理論と考えて、社会やビジネスで意思決定や行動に大きく影響する概念である。ゲーム理論は、自分だけの利益を求めるのではなく、他者の行動を予測し、両者にとって最善の方法を選ぶものである。代表例として、囚人のジレンマがある。囚人のジレンマの例を、2人組アーティストとソロアーティストで考える。2人組アーティストは200万円、ソロアーティストではさらに300万円稼ぐことができるとすると、2人組アーティストのみだと200万円の稼ぎに対して、ソロアーティストとしても活動すると500万円の稼となる。ソロとして活動すると稼ぎが増えるが、相方をさしおいて活動する葛藤も起こる。 振り返って、チャレンジャー事故では、善悪よりも損得の感情が大きく働いた結果、最悪の事態を招いた。技術を扱う上での技術者としての倫理の必要性を学んだ。また、ゲーム理論を実際に考えることで、善悪と損得の違いを理解することができた。
A.(1)私たちの日常には、多くの選択が存在します。事故を防ぐために行動するか、あるいはリスクを黙認して利益を優先するか、その選択が時として問われることがあります。1986年のチャレンジャー号事故では、NASA幹部が技術者の警告を軽視し、発射を決行した結果、悲劇が起こりました。技術者がリスクを1%と見積もったのに対し、幹部はそのリスクを0.001%と過小評価した背景には、経済的損失への懸念がありました。さらに、フォード・ピント事件でも、事故の補償金額と対策費用を比較した結果、リスクを黙認する選択がなされ、多くの犠牲者を生むことになりました。 技術者の責務は、人類の福祉を最優先にし、倫理的かつ誠実に行動することです。しかし、現実には経営陣や周囲の圧力に屈し、利益を優先せざるを得ない状況も少なくありません。それでも、技術者が自らの専門知識を生かし、勇気をもってリスクを防ぐための行動を取るべきです。利益や交換価値を追求する経済の中で、人間が守るべき普遍的な価値や使用価値の重要性を忘れてはいけません。いくらお金を積まれても譲れないもの、それが人命や安全であるべきです。 また、モチベーションには内発的と外発的な動機があります。内発的な動機による行動は、個人の価値観や倫理に基づき、持続可能な結果を生みます。一方、外発的な動機だけでは、目の前の報酬や圧力に左右されやすくなります。技術者に求められるのは、内発的動機から生まれる倫理的な判断です。 私たちは、過去の教訓から学び、未来の選択を正しく行う必要があります。何よりも、「当たり前の日々」を守るために、技術と倫理のバランスを見つめ直し、行動することが重要です。 (2)環境問題をとりあげることにしました。そのなかでもとりわけプラスチック問題をあげることにします。ジレンマとしてあがるのはプラスチックを削減しようと安価なプラスチックを生産することで、よりゴミとしてのプラスチックが増えてしまう問題があります。 このジレンマの解決として、リサイクルを強化することや安易にプラスチックを削減しすぎないことがあげられました。 (3)チャレンジャー号やフォード・ピントの例を挙げて、利益優先の判断が悲劇を生んだことを指摘しており、非常に考えさせられる内容です。技術者の警告を無視して経済的な利益を優先した結果、大きな損失と犠牲が出たという事実は、倫理的な判断の重要性を強く実感させます。経済的な圧力が技術者の声をかき消す状況があることは、現代にも通じる普遍的な課題だと感じます。 技術者の責務として、人類の福祉を最優先にすべきという指摘は、倫理的に非常に正当な主張です。しかし、現実的な圧力に屈する状況があることも理解できます。この部分は、理想と現実の狭間で葛藤する技術者の立場を的確に描写しています。特に「いくらお金を積まれても譲れないもの」という表現は、読者に強い印象を与え、倫理的な選択の重要性を深く考えさせられる内容です。 内発的動機と外発的動機の違いを述べ、それが技術者の判断に与える影響を考察している点が興味深いです。内発的動機による行動が持続可能な結果を生むという考え方は共感できます。一方で、外発的な動機に頼ると短期的な結果に終始してしまうリスクがあるため、技術者が内面的な価値観を強く持つことの重要性が際立ちます。この段落は、現代の働き方や組織のあり方を考える上でも示唆に富んでいます。
A. アメリカの工学倫理は技術者個人が仕事の上で経験する倫理的な問題を扱っている。また、倫理規定はルールであり、規定は文字で書かれた文章である。倫理委員会は力として権力を持っており、日本では警察が力として武力を持っていることから、治安や規定が守られている。また、会社の上層部が利益を優先する人々が多ければ、上層部の考えに歯向かう技術者は懲戒免職・左遷され、考えに賛同する技術者は昇格・優遇され、消費者に安全なものを提供できなくなる。 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪・グループ名:ケミストリー・共著者名:熊谷 光起、秋葉 章大、味村 夏希、熊田 有人・役割:調査 ゲーム理論とは、利害が一致しない複数の主体をゲームに参加するプレーヤーになぞらえ、その意思決定の過程を分析する学問のことである。また、囚人のジレンマとは、二人の囚人が直面する状況を通して、個人の合理的な選択が必ずしも集団全体にとって最適な結果を生まないことを示したものである。 上記のゲーム理論や囚人のジレンマは班全体で調べることができたが、囚人のジレンマに該当する例とそれについて話し合うことは時間が足らずできなかった。 復習の内容として、囚人のジレンマについて復習した。囚人のジレンマとはそれぞれが自分にとって合理的な行動をとった結果、相手に対して好ましくない影響を及ぼし、両者の行動の結果として、両者ともに好ましくない状況に陥ってしまうことであることが分かった。また、囚人のジレンマに該当する例として企業間の値下げ競争がある。
A.事故を防ぐためには、リスクを認識し、倫理的に行動する勇気が必要です。例えば、チャレンジャー号の事故では、技術者と経営者の間でリスク評価の差があり、最終的には利益を優先する判断が下されました。このような選択が重大な結果を招いたことを教訓に、私たちは自分の専門知識や技術を用いて社会的責任を果たすべきです。安全性を無視し、経済的利益を優先する企業の姿勢は許されず、倫理的な判断が重要であることが強調されました。 演題:囚人のジレンマ、グループ名:犬、グループに属した人:富永陽紀(登壇者)、大石晴喜、大木柊人、須田雄介 容疑者Aと容疑者Bの黙秘と自認の選択が示す心理的なジレンマを考察しました。黙秘すれば、お互いに最良の結果(共犯として軽い刑罰)を得る可能性が高い一方で、どちらかが自認すると、自己の刑罰が軽くなるという誘惑があります。もし両者が自認すれば、最も厳しい結果(重い刑罰)が待っています。囚人のジレンマは、個々の利益と集団の利益が対立する状況において、合理的な選択が必ずしも最適な結果を生まないことを示し、倫理や協力の重要性を考えさせます。 この講義では、リスクと倫理的選択について学びました。特に、チャレンジャー号の事故を通じて、技術者や経営者が直面するジレンマについて考えさせられました。技術者として、リスクを認識し、倫理的に行動することが求められます。企業が利益を優先し、安全対策を怠ることが重大な事故に繋がることを知り、社会全体の福祉を考慮した判断が必要だと再確認しました。安全と倫理を最優先にする姿勢を持ち続けたいと思います。
A. 技術者と経営者の判断の違いが大きな事故を生んだ一例としてチャレンジャー号事故が挙げられる。これはアメリカのスペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げから73秒後に空中分解し、乗組員7名が死亡したという悲惨な事故である。この事故が起きた原因は、経営陣と技術者の考え方の相違による人為的ミスであると考えられている。気温が低いなかでのOリングの性能を疑問視し、打ち上げ中止を要請した技術者たち。一方でNASAの期待に応え、会社を存続させるために打ち上げを強行しようとした経営陣。安全性をおろそかにした点は批判されるべきであるが、何度か打ち上げが延期されていてNASAからプレッシャーをかけられていたという背景を考えると、経営陣だけが悪だと決めつけるのは難しいのかもしれない。 工業化と地球の存続、温室効果ガス、22512024 志賀洸介, 22512096 堀俊介、調査 各国が温室効果ガスの排出を削減した場合としなかった場合の各国のメリットと地球の存続度合いを簡略化し数字で表した。排出量を削減せずに地球を長期存続させるのは理論上不可能なため、すべての国が排出量を削減し地球を長期にわたって存続させることが一番の最適解であると分かった。 囚人のジレンマを選び、実際の例として、地球温暖化の進行と自国の発展の関係について考えた。国の発展には工業分野の成長が不可欠である一方、温室効果ガスを排出し続けることで地球温暖化の進行を早めてしまい国の存続が困難になる可能性がある。そこで、各国が話し合って温室効果ガスの排出を規制しようと動けば地球温暖化を食い止められ、すべての国にとって利益になると考えられる。一方、短期的な成長を考えれば、温室効果ガスを排出し続ける方がより自国の発展につながると言える。このジレンマの解決策はすべての国が温室効果ガスの排出規制に乗り出し、どこも抜け駆けすることなく排出規制を守り続けることだが、地球上のすべての国の考えを統一することは不可能であり、これを達成することは非常に難しいと考えられる。
A.講義の再話 技術者倫理における善悪、損得、個人の利益と公共の福祉、に関する事例としてチャレンジャー号爆発事故というものがある。この事例ではアメリカのスペースシャトルチャレンジャー号が打ち上げ後分解、爆発し乗組員7名が死亡したもので、原因は補助ロケットのOリングが打ち上げ時に破損し燃料が漏れて爆発したことで知られている。この背景には悪天候などの度重なる延期により上層部が焦り、現場技術者の打ち上げ延期を聞き入れず「解雇されるか、今すぐ打ち上げるか選べ」と脅し、打ち上げを強行させたことが原因として挙げられる。このような状況であなたは上層部の反対を押し切って打ち上げを中止することは難しいだろう。 発表の要旨 囚人の例として、冷戦を考えた。ソ連とアメリカには、軍拡を続ける、軍拡をやめる、の2つの選択肢があった。この選択肢は短期的に見れば、軍事費の負担が増えるが戦争による自国のリスクを減らせる軍拡を続ける方が得になる。長期間続く場合では、泥沼の軍拡競争になり国の財政が破綻する、これはお互いに経済的な自国のリスクを高める選択となってしまう。そのため経済力の弱いソ連は滅亡した。 復習の内容 今回の授業で出てきたチャレンジャー号爆発事故の事例を聞いて自分が就職先を選ぶうえで風通しの良い社風のところがいいと考えた。そこで調査するなかで労働組合の存在や役割について理解を深めることができた。労働組合とは、労働組合法などで定められた労働者が主体となって自主的に労働条件の維持・改善や経済的地位の向上を目的として組織する団体である。ここが機能している、労働者を守ってくれる会社で働きたいと考えた。
A.(1)チャレンジャー事故の話やフォード・ピント事件の話から、利益と危険性の話を聞いた。例えば自分の勤めている会社が不祥事を起こしたとき、その会社の信用がなくなったり株が大暴落したりと公表するデメリットはとても大きい。しかしここで、隠ぺいすることを選ぶのは権力者・知識がある者としてどうなのか。また、技術者として基礎的な知識を持っていなければならないという話をゴムのガラス転移とゴム弾性を踏まえて学んだ。 (2)ワークショップではゲーム倫理について調べ、その後エネルギーを作り出す方法として、火力発電と再生可能エネルギーのどちらがどれだけ得なのか(損なのか)について話し合った。現代を生きる私たちの得を取るか、未来の子孫たちの得を取るか、答えがはっきりと出せなかった。 (3)第2回の講義を踏まえて、個人の利益と公共の福祉のどちらも考慮していかなければならない経営者は倫理観を持った人でなくてはならないと考えた。チャレンジャー事故は、1986年1月、スペースシャトル『チャレンジャー号』が打ち上げられた73秒後に空中分解する事故のことである。極めて高度な技術を持つNASAが起こした大事故であり、世界に衝撃を与えた。事故の技術的な原因は、補助ロケットの接合部分を密閉する部品の欠陥とされ、部品が破損して燃料が外部に漏れ出して爆発が起こった。事故調査報告書で明らかになったのは、打ち上げ前日に電話会議があり、製造業者の技術者が危険性を指摘していたことである。ところが、スケジュールが遅れていたことにプレッシャーを感じていたNASAの責任者が、技術者の懸念に聞く耳を持たず、打ち上げを決定した。ヴォーガン氏は、打ち上げ前日の「意思決定」は誰でも同じような結論を下したはずであり、真の問題は、「逸脱状態が放置されていたこと」にあると考えた。彼女はこれを「逸脱の標準化」と名付けた。多くの安全基準は余裕を見て設定されているため、少しくらい逸脱しても事故に直結するわけではないが、「このくらい大丈夫だ」という気持ちから、逸脱が標準化して、逸脱していることに気がつかなくなる可能性がある。逸脱によって安全余裕が削られているため、別の要因が加わると、事故に直結してしまう。
A.[講義の再話] 私は今回の授業では技術者に求められる倫理観についてさらに学びを深めることができました。講義中にはスペースシャトル号のチャレンジャー号の事故についてのビデオを視聴することで事件について学ぶことができました。チャレンジャー号の搭乗者たちは事故で死亡するリスクを知りながらも、航空宇宙産業の今後の発展のために命のリスクを受け入れて登場しました。このような事故があったおかげという言い方は悪いのですが、発展することができたのは事実です。次にプラスチックについて教わりました。プラスチックにはさまざまな種類がありますが、それらの物性などの細かい特徴を改めて学ぶことができて非常に良い機会になりました。 [発表の要旨] 私は今回のグループワークでゲーム理論を選択しました。ゲーム理論は経済学や社会学などの数多くの分野に大きな影響を及ぼす数字理論です。ゲーム理論は利害関係をもつ相手がいる状況で自分と相手がいる状況で、自分と相手の利益を考えて最適な行動を決めるための最適な行動を決めるための思考法のことで、アメリカの数学者のジョン・フォン・ノイマンが考えた理論です。このゲーム理論から囚人のジレンマという定理が生まれました。囚人のジレンマは囚人のジレンマは互いに会話ができない状況で自分になるべく不利益が被らないように協力するか裏切るかを選択するゲームである。例をあげるのはじゃんけんです。じゃんけんは相手がグーなら自分はパーで勝つや相手がパーならチョキで勝つというのが無限に続き、ジレンマが生まれます。 [復習の内容] 私は復習として宇宙産業の事故について調べました。自分が昔見た宇宙兄弟の漫画を思い出しました。
A.(1)液体酸素はとても危ないものである。倫理規定の規定とは英語でcodeで、ルールと同じ意味である。オーリングとは、断面が円形のゴム製シールリングである。流体(気体、液体)をシール(密封)するための部品である。自動車、油空圧機器、家庭用電化製品、半導体機器などに使われている。プラスチックは液体にはならない。元に戻る力を弾性という。フックの法則は、変位と力で、弾性係数が使われている。ニュートン流体は、流速と力で、粘性係数が使われている。ガラスは液体・固体というものでとらえない。ゲーム理論とは、複数の主体が関わる意思決定問題や行動の相互依存状況を数理モデルから研究する理論である。囚人のジレンマとは、お互いが協力するほうが、協力しない時よりも良い結果になることがわかっているのにもかかわらず、協力しないものが利益を得る状況ではお互いが協力しなくなるというジレンマである。 (2)ゲーム理論について調べた。ゲーム理論とは、ビジネスや人間社会における人物をプレーヤーとみなし、互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論のことである。例として、残業が評価される社会を考えた。解決方法として、残業時間を制限することが挙げられた。 (3)ゲーム理論の例として、チキンゲームとコーディネーションゲームがある。チキンゲームとは、囚人のジレンマと対比されるゲームである。囚人のジレンマでは、相手の行動に関係なく最適となる行動があるが、チキンゲームでの最適行動は相手の行動に依存する。交渉の重要な基本原理として捉えられる。譲歩する猶予が与えられた各プレーヤーがそれぞれの戦略をとる点、プレーヤーの少なくとも一方が譲歩しない限り、悲劇的な結末は避けられない点が特徴である。コーディネーションゲームとは、「調製ゲーム」「協調ゲーム」とも呼ばれる。他人と同じ行動を選ぶことが良いとされるゲームである。
A.第2回 (1)講義内容の再話 1986年1月28日にスペースシャトルチャレンジャー号が打ち上げ直後に分解し、乗組員が全員死亡した事故が起こった。実は打ち上げ前に技術者は危険性を経営陣に指摘していた。しかし、経営陣はリスクを過小評価し、打ち上げを行ってしまった。技術者はまず知らないといけない。知らないことが最も大きな技術者倫理違反となる。その上で説明責任を負う。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 「ゲーム理論からみた損得と善悪」 グループα 共著者:山野凛、小笠原嵩、南翔太、揚妻佇吹、輿石陽斗 役割 調査、執筆 ゲーム理論について調べた。ゲーム理論とは何らかの条件下における最適な行動を数理モデルを用いて研究する学問である。経営学や社会学など幅広い分野に見られる。 (3)復習の内容 大気汚染を例として考えた。まず、皆が大気汚染対策に取り組むとコストはかかるが最終的には皆に利益がある。自分一人くらい対策を行わなくて良いと考えた場合には、対策を行っている人や企業はコストの分だけ損をする。皆が対策を行わないと、皆が損をする。 この場合、環境というぼんやりとしてすぐには結果が出ない、後の世代が被害を被る事柄に対して、一個人や企業がコストを払うというのは損に思われる。そのため、人々の善意が環境改善の主な駆動力となっていると考えられる。私は、人々の心が環境改善に向かうようなインセンティブを設定するべきであると考える。例を挙げると、環境に被害を与える企業に罰則を与えること、大衆が環境問題に関心を持ち、環境与える影響や対策を評価することである。 こうして考えてみるとこういった取り組みはすでに行われていて、様々なメディアから私たちに植え付けられている。そのことに少し安心する気持ちもあるが、その一方でそれでも大きく環境は改善しないことを考えると怖くなってしまう気持ちもある。
A.(1)NASAのチャレンジャー号事件は、企業の運営や利益と技術開発の計画のバランスが崩れて安全性が確保されないまま不完全な技術によって起きた痛ましい事件です。ロケットには燃料用のシール材として耐寒性(ガラス転移点)が0℃のOリングが使われていていました。しかし、打ち上げ当日が最低気温が-8℃の天気予報が出ており、ガラス転移点以下でゴム弾性が失われて燃料が漏れ出る危険がある中,技術者たちの抵抗をNASA側が押し切り打ち上げて空中で爆散してしまいました。 (2)私たちはジャンケンを選び、2人プレーヤーの1回ゲームとしました。ジャンケンの勝ち負けを点数化し、勝った場合は+1、負けた場合は-1、あいこの場合は0として計算しました。ジャンケンの場合では両者が同じ手を出す、つまりあいこである場合は損得が発生しませんが、違う手が出た場合はどちらかが得をし、もう一方は損をします。よって1回限りでなく何回かジャンケンを繰り返すとお互い違う手を出して損得を運に任せて損得が偏る場合と、勝ち負けが同じ回数となり両者とも損得がない状態になるかがあり、あいこでは両者損得がないためジャンケンは何か決定の判断を行う際には2/3の確率で両者に平等になるということが分かりました。 (3)復習としてチャレンジャー号事件についての映像や記事を調べて参照しました。チャレンジャー号の打ち上げには国民からの大きな期待があり、NASAとしても早く打ち上げなくてはいけない見えない圧力があったようです。しかし、それにこたえるために安全性を最優先させずに行った点については技術者倫理に反します。工事現場でも安全第一というように一番は命でありそれを保証することが技術であると考えました。
A.プラスチック材料は、 非金属材料である。 非金属材料には、ガラスなどの無機高分子材料、やセルロースやたんぱく質など天然高分子材料がある。 エンジニアリングプラスチックとして、導電性高分子などもある。燃料用のシール材として耐寒性(ガラス転移点)が0℃のOリングが使われている。ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われ、燃料が漏洩する。ファインマンの報告書によれば、 人命も宇宙船も失う大事故が起こる リスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もった。技術者が幹部より1000倍もヤバイと言っていたのに、打ち上げは実行され、悲劇が起きた。技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そういったものと切り離すことはできない。 一方、富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのか、そこも考えておく必要がある。 ワークショップでは囚人のジレンマの例について考えた。グループメンバーは渡部凛玖、安藤丈翔、千葉光起、今井皇希であった。グループ名はゲーム理論であった。4人でじゃんけんをする時に全員が同じ手なら全員に賞金を与えられる。しかし1人だけ勝った場合全員が同じ手の3倍の金額が1人に与えられ、他の人は罰金になる。 同じ手以外であいこの場合は全員に罰金というゲームがあるとき これは囚人のジレンマである。 復習としてNASAのロケットの事故についてより詳しく復習した。チャレンジャー号の事故(1986年)では スペースシャトル・チャレンジャー号が打ち上げから73秒後に空中で爆発した。原因として固体燃料補助ロケットのOリングが低温の影響で正常に機能せず、燃料が漏れて爆発を引き起こした。
A.(1)講義の再話 チャレンジャー号爆破事件の概要について学習しました。この事件はアメリカのフロリダ州で起きたスペースシャトル、チャレンジャー号が爆発した事件で、乗客全員が死亡したという内容でした。事故の内容としては右側の固体燃料補助ロケットの接合部にあるOリングが異常を起こしたことでした。当日は異常に寒い気温であったため、Oリングの弾力が低下し、これによりロケット燃料ガスが漏れ出し、爆発してしまったことでした。この事件をきっかけに、技術的な課題だけでなく、組織の文化や意思決定プロセスのあり方にも注目され始めたことがわかりました。 (2)発表の要旨 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:技術者倫理 共著者名:渡部 凛玖、渡邉 佳治、安藤 丈翔、千葉 光起、今井 皇希 ゲーム理論について、囚人のジレンマについて考えました。これは協力と裏切りの選択に直面したとき、個人の合理的な選択が全体として非効率な結果をもたらす効果があり、社会科学や経済学、倫理学、心理学など、さまざまな分野で研究されています。また、現実の世界でも応用されていて、例として、経済学(企業間の価格競争)や環境問題(国や個人が環境保護に協力しないことで、全体として環境が悪化する)、軍事・外交(軍備増強競争や核兵器の削減交渉など)が挙げられました。 (3)復習 ゲーム理論について他に調べたところ、鷹とハトのゲームがあり、これは2人のプレイヤーが資源を巡る争いで「攻撃(鷹)」または「譲歩(ハト)」を選択し、両者が攻撃すると大きな損失が生じるが、一方が譲歩すると攻撃側が全ての利益を得るという効果があります。応用例として、動物行動学や、外交・国際関係があることがわかりました。
A.(1) 権力をもった側にこそ倫理が必要で、知識がないことが1番の倫理違反である。技術者とは技術でお金をもらっている人のことをいい、技術や知識を安全に活用できる力が求められる。また、Oリングとは、密封に使用される断面が円形の環型をした機械部品で、別々の部品間の接合部をシールし、流体やガスの漏れを防ぐものである。多くの工業製品に使われている。Oリングの一例として、ゴムパッキンが挙げられる。ゴムとプラスチックの違いは、ゴムは弾性があり、伸ばしたり縮めたりしても元に戻るが、プラスチックは弾性がなく熱に弱いことである。プラスチックは熱に弱いが液体になることはない。また、流体のせん断応力がせん断変形速度に比例するとき,その流体はニュートン流体と呼ばれる。 (2)演習では、囚人のジレンマを選び、対応させる身近な例として、残業の例を選んだ。 残業すると評価が上がる会社にAとBの2人が勤めているとする。Aが残業をし、Bが残業をしない場合だとAのみ評価が上がる。逆にBが残業をし、Aが残業をする場合、Bのみ評価が上がる。このとき、AもBも自分の評価を上げようとして2人とも残業した場合、2人の評価は変わらず、無駄に時間だけ使ったことになるということを考えた。 (3)復習として、Oリングの説明を覚え、使われている例を調べた。Oリングは、溝部に装着して適度に圧縮し、油、水、空気、ガスなど、多種多様な流体が漏れるのを防ぐため、水筒や自動車に使われていることが分かった。
A.仕事をするとはお金を稼ぐことであり、お金の汎用性は高く自分が思っている望みの大半はお金で解決できることもあるだろう。それぐらいお金の必要性は高く、それを求めて仕事をする人もいるはずだ。チャレンジャー事故というものがある。ある技術者はお金をもらう代わりにその不正は無かったことにしろと言われてそのまま事故が起きてしまった事件だ。もし、技術者が倫理観を持ってそれを当たっていたらこの事故は未然に防げていたかもしれない。しかしながら、防ぐということは上司からの命令に逆らうことであり、それはすなわち仕事をクビにさせられるということである。何を買うにしろお金は必要であり、仕事をなくすということはお金の収入がなくなるということである。それに立ち向かってまで上司に逆らうのには相当な勇気と覚悟が必要であるだろう。 また、車の会社フォードでも似たような事件があった。それは技術者が車からガソリンが漏れることを知りながら上司からの命令でコストダウンに徹してそのまま車を売った事件だ。 ある事を成し遂げるにはある事を犠牲にしなければならない葛藤がそこにはある。それはゲーム理論として呼ばれ有名なのが囚人のジレンマである。2たりの共犯がいたが別々に尋問されたとき、「1人が自白しもう1人が自白しない場合、自白した方が無罪になり自白しない方が懲役10年」「2たりが自白しない場合懲役2年」「2人とも自白した場合懲役5年」というものである。この場合、一番確実に最短で懲役を終えるのは「2人とも自白しない」が正しいのであろう。しかし、相手がそれを思って自白したが裏切られたときに一番損する。この損得感情が倫理観を狂わせる。
A.チャレンジャー号爆発事故の映像を見た。事故により7人の宇宙飛行士が亡くなった事故である。爆発事故に巻き込まれた宇宙飛行士の中には教師の女性もいた。Oリングはゴム製のリングであり、密閉のために使われる。チャレンジャー号爆発事故は打ち上げの危険性がわかっていながらも企業からの圧力により強攻された防げた人為的事故である。 フォード・ピント事件について、ピントという名前の乗用車のガソリンタンクの漏れを防ぐコストよりも考えられる賠償金のコストのほうが安かったために対策を怠った事故である。 演題はゲーム理論から見た忖度と善悪であり、グループ名はなしであり、グループに属した人は松本凜、五十嵐千紘、高橋美羽、高橋加奈子、赤池佳音であり、私の役割は調査(investigation)と概念化(Conceptualization)である。 ゲーム理論とはビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとして互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行うものである。店として考え、商品の値段を店と顧客がどちらも満足できる値段に決定することを例に考えた。 チャレンジャー号爆発事故について、原因はシャトル密閉用ゴム製Oリングが寒さにより脆くなったことである。ガラス転移点分子の主鎖の運動が抑制された温度である。ポリスチレンで90℃である。プラスチックには熱可塑性のものと熱硬化性のものがある。粘弾性を扱うものをレオロジーという。
A. 講義では、善悪と損得、個人の利益と公共の福祉について学びました。初めに、ゴムの種類と用途について学びました。天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴムo-リングを学びました。次にプラスチックの種類と用途について学びました。ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、フェノール樹脂、メラミン樹脂について学びました。プラスチック材料は非金属材料で、非金属材料にはガラスなどの無機高分子材料や、セルロースやタンパク質などの天然高分子材料、導電性材料があることを学びました。次に、液体の流動について学びました。液体にはニュートン流体と非ニュートン流体があり、ニュートン流体の例には水、油、アルコールなどがあり、非ニュートン流体の例にはマヨネーズ、塗料、サスペンションがあルことを学びました。次に労働者と経営者について学びました。種類別に、役員、従業員、個人事業主があります。 ワークショップではゲーム理論からみた損得と善悪について発表しました。ゲーム理論の損得には利得の定量化、トレードオフと相互作用、長期的視点があります。善悪には、善悪のモデルか、倫理的ジレンマの解明化、規範の役割があります。 復習としては、プラスチックの種類と用途、ゴムの種類と用途、流体の種類、ゲーム理論についての復習を行いました。
A.技術者倫理の講義では、重大な判断が求められる状況において、技術者が直面する倫理的な課題が解説されました。特に、チャレンジャー号爆発事故が事例として取り上げられ、ゴムのガラス転移点が低温での弾性低下を引き起こし、燃料漏れの原因になったことが説明されました。技術者はこの危険性を認識して延期を提案しましたが、経営陣は膨大なコストと信用の喪失を懸念して打ち上げを強行。このような状況で、技術者が安全を優先するか、組織の圧力に屈するかという倫理的ジレンマが生じることが議論されました。 ワークショップでは、「もし自分が技術者の立場だったら、どのように行動するか」をテーマに意見交換を行いました。例えば、天候の影響で事故リスクが高まる中、リーダーシップを発揮して安全を訴える重要性が共有されました。一方で、組織の圧力や経済的影響にどう対応するかについても議論が白熱しました。多くの参加者が「正しい技術的判断を貫くべき」との意見を持ちながらも、それを実現するための説得力や周囲との協力が不可欠であることを実感しました。発表では、リスクを明確に伝えるための論理的説明や、データを活用した説得方法の重要性が強調されました。 復習では、講義内容やワークショップの議論を振り返り、技術者倫理の基本原則を再確認しました。安全性を最優先にすること、データに基づいた判断を行うこと、そして社会や関係者との信頼関係を築く努力が求められる点が印象に残りました。また、現実にはどのような状況でもリスクゼロは存在しないため、事前にどのようなリスクが許容されるべきかを合意しておく必要性も理解しました。この学びを今後の実務や日常の意思決定にも活かし、倫理的な判断を下せる技術者を目指したいと考えています。
A.(1)チャレンジャー号事故は技術者とNASAの間で連携が出来なかったことが原因で起きた。 燃料を密封していたOリングの機能不全が爆発の原因。 一方で、技術者側が提示した発射条件が実際の条件より緩かったり、すべてNASAの圧力が悪かったのかというとよく分からない事件。 またこの事件があったにもかかわらず、2003年にはコロンビア号が空中分解する事故を起こした。この事件でも技術者たちが安全上の問題を軽視していた(「~破片が剥落し機体に当たるのは不可避かつ解決不能と考えるようになった~」)ことが明らかになっている。(2025/01/09 15:42 閲覧 Wikipedia ""コロンビア号空中分解事故"") (2)ゲーム理論は複数のモノ、人が関わる意思決定の問題や相互依存的状況を数学的に研究する学問。就活のグループディスカッションがゲーム理論を適用できるかもしれないと思った。しかしうまく適用する方法が思い浮かばなかった。 ゲーム理論が適用できるかもしれないと思ったのは、(1)各就活生に点数が加点式で付けられる、(2)お互いの点数は知らないが、上げる方法と下げる方法はなんとなく理解している、(3)実際の就活あるあるとして、グループディスカッションが足の引っ張り合いになるというものがある、というような理由があった。 (3)チャレンジャー号事故の復習 (以下Wikipedia ""チャレンジャー号爆発事故""より引用) 1986年1月28日、打ち上げられたスペースシャトル""チャレンジャー号""が打ち上げから73秒後に分解し、乗組員7名が亡くなった事故。 事故は固体燃料補助ロケットの密閉用Oリングが発進時に破損したことで発生した。 NASAはOリングに致命的な欠陥があることを1977年の時点で知っていたが、適切に対処できていなかった。 また発射当日の異常低温が打ち上げに危険をもたらすという技術者たちの警告を無視しており、上層部に報告することもなかった。 (Oリングの重要性について) Oリングは固体燃料の燃焼で生じた高温高圧のガスが正常にノズルから排出されるようにする部品で、もし破損した場合は換えが効かず、スペースシャトル全体の破壊につながる可能性があった。 NASAは技術者たちの懸念に対してOリングが破損しても副リングが十分密閉してくれると反論したが、これは実証されたものではなく、また重要度の高い部品の取扱い方として適切ではなかった。 (酸化アルミニウムによる蓋) 発射当日の朝、極端な低温により硬くなっていたOリングはきちんと密閉できず、また副リングも上手く機能しなかったために燃焼ガスを止められなくなってしまったが、固形燃料の燃焼残留物である酸化アルミニウムが損傷した結合部の穴を塞いだことで、Oリングの役割を代行していた。 しかし打ち上げ後、スペースシャトル計画が始まって以来最大のウインドシア(ジェット気流による縦あるいは横向きの強風)を何度か受けたことで、酸化アルミニウムの蓋が外れてしまい、燃焼ガスを止める最後の守りが失われた。 Wikipediaによれば、「もしもウインドシアが無ければ、偶然に生じた酸化物による封印はSRBの燃焼終了まで持ち堪えたかも知れない。」 改めてこの時代は異常だったと思いました。 ソ連に勝つためという大義で人の命が軽くなっていたのではないかと感じます。 また教科書の「技術者とNASAの両方が焦点としていた気温は実際の気温と大きな乖離があった」というコメントですが、これは燃料の近くで高温になることが関係していると思います。
A.(1) ゲーム理論について学習し、それには、物理学者であるフォン・ノイマンが、囚人のジレンマというゲーム理論を生み出し、また、コンピュータを開発したことを学んだ。 (2) ワークショップでは、囚人のジレンマについて掘り下げ、協力と競争のバランスを考える際の重要なツールで、この概念を理解することで、日常生活や社会の問題をより深く洞察する手助けになることを学習したことから、実生活に役立てたいと考えるようになった。 (3)「囚人のジレンマ」は、ゲーム理論における有名な思考実験で、人間の意思決定や協力の難しさを示すものです。この概念は、ジョン・ナッシュやアルバート・タッカーらによって理論化されました。囚人のジレンマは、特に経済学、政治学、心理学、社会学などで重要な役割を果たします。例えば、ビジネスに応用した場合には、企業間の価格競争。互いに値下げ(裏切り)を続ければ利益が減少しますが、協力して適正価格を維持すれば利益が最大化します。このように、囚人のジレンマを応用させることができる。また環境問題では、ゴミのリサイクルやエネルギー消費削減などの行動は、全員が協力すれば環境保護につながりますが、1人が怠ける(裏切る)と負担が他の人にのしかかります。また、繰り返しの囚人のジレンマというものもあり、1回きりではなく、同じ相手と何度もゲームを繰り返す場合、戦略は複雑になります。信頼を築きながら協力関係を保つことが可能になります。
A.?【講義の再話】 倫理規定はルールに近く、文字で書かれると倫理ではない。ゴムとプラスチックの違いは弾性の有無であり、ゴムには弾性があり、プラスチックにはない。ガラス転移点はガラス状態とゴム状態の間の温度であり、ガラス転移点以下では、ゴムは硬くなり、ガラス状態になる。 ②【発表の要旨】 「ゲーム理論から見た損得と善悪」 グループ名:なし グループに属した人:(白石隼太、石川翔一、田牧遥希、雪光輝) 役割:データ収集、整理 ゲーム理論とは、自分と相手の利益を考え、最適な行動を決めるための思考法である。環境問題に関したの1例として、国家間の競争と二酸化炭素排出削減を考えた。 国Aと国Bが両方二酸化炭素排出削減に取り組むと、双方の国の利益は減少するが環境は改善される。 一方の国が二酸化炭素排出削減に取り組まなければ、その国の利益は上昇、もう一方の国の利益は減少する。環境は悪化していく。 両方の国が二酸化炭素排出削減に取り組まなければ、双方の国の利益は上昇するが、環境の悪化がどんどん進んでしまい、新たな問題が起こる。 ③【復習の内容】 チャレンジャー号事件について復習した。チャレンジャー号事件とは、スペースシャトルのチャレンジャー号が部品のOリングの致命的な欠陥が原因で分解し、乗組員が死亡した事件である。この事件から、安全と利益とどちらをより大事にするのか、その折り合いがあり、そこで人の倫理観の重要性が現れてくるのだと感じた。
A.
A.【講義の再話】 倫理規程とはルールとは異なり、規程とは文字で書かれた文章のことを指す。倫理委員会というものがあり、知識を持たないことが1番の倫理違反とされていることを学んだ。フォード・ピント事件というものがある。フォード・ピント事件とは1972年にアメリカで発生した自動車の衝突火災事故である。この事件をめぐって技術者倫理がよく考えられた。技術者は1人ではない。平社員1人が正義感が強く倫理観に従っても上の人間(上司や社長)に潰されがちである。このような事例としてチャレンジャー事故もあげられる。 【発表の要旨】 テーマ ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名 じゅげむじゅげむ 及川幸、松山果蓮、松本圭美、小倉由愛 発表者としての参加 A社とB社がエアコンを販売する価格を決める状況を考える。国内では年間20万台のエアコンが売れると仮定する。A社とB社はそれぞれ価格を10万円に設定した。性能は同じであるため、価格が同じであれば売れる台数は10万台ずつとする。この時どちらの会社も売り上げは100億円である。一方、どちらかの会社が9万円でエアコンを販売すると、性能は同じであるため、安いエアコンが多く売れると考える。この場合、9万円で販売した方の売り上げは180億円であり、10万円で販売した方の売り上げは0である。10万円で販売した時よりもどちらかが9万円で販売して方が利益は得られるが、どちらも9万円で販売してしまうと、売れる台数はA社とB社で半分ずつとなりどちらも利益は90億円となる。この時、どちらかの会社が儲かるわけでもなく、エアコンの市場収入も減ってしまう。よって両方の会社が10万円で販売した時が最善であると言える。 【復習の内容】 1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトル""チャレンジャー""が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である。ある技術者が技術の不具合から打ち上げの中止を勧めたが上の人間がそれを拒否し、打ち上げが行われたのだ。
A. チャレンジャー号爆発事故。1986年、アメリカ合衆国のスペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げから73秒後に分解、7名の乗組員が全員死亡した事故である。分解の原因は密閉用Oリングが発進時に破損したことから始まった。そもそも、技術者たちは前々から機体の不備や打ち上げの懸念を示しており、予報でも打ち上げ当日の朝は異常に寒く、発射台周辺の気温は打ち上げを実施可能な下限値であるー1℃近くまで下がると言われていた。彼らの声は届かず、打ち上げが実行された結果、大事故が発生した。技術者としての義務と経営者としての義務に板挟みになった時、我々はどう行動するのが正解か常々考えなければならない。 平常演習として、ゲーム理論について調べ、話し合いを行った。価値を数値で見積もり、『どの行動が最も得か』を合理的に計算する数学をゲーム理論という。ゲーム理論の説明にしばしば用いられる例として、『囚人のジレンマ』というゲームがある。二人プレーヤーの1ゲームで行うゲームであるが、プレーヤー同士がお互いに得になるように行動すると、お互いに損になるというジレンマが起こる。このジレンマは企業の販売戦略や資源問題などでもみられる現象である。 復習として、平常演習で取り上げられた「ゲーム理論」について詳しく調べた。この理論はフォイ・ノイマンによって提唱されたものであり、両者が影響しあいながら意思決定を行う理論を指す。経済や社会の動きの分析に用いられることも多い。囚人のジレンマは2人の人が自分の利益を最大化しようとすると、結果的には両方とも損をするという状況を指す。囚人のジレンマを、企業戦略の例に例える。会社Aと会社Bのそれぞれが、性能が同等の商品を売る価格を決める状況である。利益を圧迫する値下げを避けたいのは2社とも同じであるが、会社Aが値下げした場合、会社Bが値下げしなければ客が奪われてしまう。相手の戦略が分からない以上、各社は値下げせざるを得なくなる。この状況が囚人のジレンマである。
A.(1)スペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げに失敗した。この事故で教師のクリスタ・マコーリフ氏をはじめとする乗組員7人全員が犠牲となり、NASAの有人宇宙飛行計画は中断を余儀なくされた。最初は機体が爆発しただけだとされていた。しかし実際は打ち上げ前に機体に不備が見つかっていたが、上層部の権力を持った人たちがなかったことにし、そのまま問題がないと打ち上げていた。不備があることに気が付いていた技術者は打ち上げを中止することを求めるよりも権力に逆らえず、自身の保身を選んだ。技術者は自身の倫理観に基づき、不備があるから危険だ、乗組員も無事ではないと発言するべきだった。 (2)演題は「ゲーム倫理からみた損得と善悪」でメンバーは小倉由愛、松本圭美、松山果蓮、及川幸の4人で、チーム名は「じゅげむじゅげむ」で私は書記を担当しました。ゲーム倫理は一致しない利害を持った複数の主体をゲームに参加するプレイヤーの理論を考えて、社会やビジネスで意思決定や行動に大きく影響する概念であり、例えばじゃんけんや囚人のジレンマ、チキンゲームなどが挙げられることが分かりました。 (3)チャレンジャーの事故は宇宙探査における安全性とリスク管理の重要性を再確認させる事例となり、宇宙機関がより高い安全基準を持つきっかけになった。NASAは事故の直接的な原因となったOリングを含むジョイントの設計と製造プロセスを改善し、特に低温環境下でのOリングの性能向上が図られ、Oリングの耐寒性テストを実施するようになった。また、技術者たちが技術的懸念を自由に提起できるように従業員が匿名で問題を報告できる仕組みができた。このことから、NASAでは技術者も自身の保身を気にすることなく危険性を発言できると思ったし、事故の教訓を様々なところに活かしているため、他の企業も事故が起こってからではなく最初からこのような環境があればより良いのではないかと思いました。
A.(1)チャレンジャー事故やフォード・ピント事件というものがあります。これらから倫理について考えてみましょう。Oリングを知っていますか。弾性、粘性という性質があります。粘弾性をレオロジーといいます。 (2)何らかの条件下における最適な行動を数理モデルを用いて研究する学問である。経営学や社会学など広い分野に見られる。 (3)囚人のジレンマを選んだ。実際の例としてサッカーの試合のトーナメントにおける八百長を選んだ。八百長の依頼を受けたチームは自ら負けに行くことでお金を得ることができる。 試合に勝って得られるお金を50、八百長をして負けることで得られるお金を100、八百長依頼を受けて失敗した場合に懲罰として科せられるお金を-100として考えた。 すると、AチームとBチームの戦力が互角だとした場合(Aチームが勝つ確率50%、Bチームが勝つ確率50%)、Aチームが八百長をせずに勝った場合、お金が50、勝つ確率が50%だから得られるお金の期待値は25、Aチームが八百長をして負けた場合(自分が八百長をして、相手が八百長をしていない状況で自分が勝つことはほとんどあり得ないため考えないこととする)、お金が100、負ける確率が100%だから得られるお金の期待値は100となり、八百長をした方がお得だとわかった。 一方、Bチームが八百長をした場合、Aチームが八百長をせずに勝った場合、お金が50、勝つ確率が先ほど()内で説明した通り100%だから得られるお金の期待値は50、Aチームが八百長をして負けた場合、お金が100、勝った場合、お金が50-100=-50、それぞれの確率が50%だから得られるお金の期待値は(100×0.5+(-50)×0.5)/2=12.5となり、Bチームが八百長をした場合はAチームは八百長をしない方がお得だとわかった。 このように自分だけが八百長をした場合は得ができるが、相手も八百長をしていた場合は損をすることがわかった。 また、トーナメントを勝ち進んで行けばさらにお金を得られることや、八百長がバレた場合に大会を主催している団体に、大会を永久追放される可能性が高いことを考えれば八百長はしない方が良い。
A. 第二回目の講義では、倫理について学んだ。Oリングの機能不全が引き起こした凄惨な事故について学んだ。Oリングは合成樹脂やゴムを原料にしたパッキンのことである。機械の接合部などに使用し気密性を保つ役割を持つ。シンプルながらも優秀な効果を発揮する為、100年前から現在まで幅広い分野で活用されており、産業ではかかせないものになっている。そのOリングの機能不全が引き起こした事故がチャレンジャー号爆発事故である。気温が想定されていた温度よりも低くなることにより燃料が漏れ出すことによって事故が発生した。事故発生当時も気温が低く、Oリングの機能不全が発生する可能性があると、Oリングの技術者に指摘されていたが、NASAはそれらを完全に無視し発射を強行したことによって事故が発生した。チャレンジャー号は発射が何度も延期されていた背景があり、NASAが発射を強行した理由がそれである。今回の事故はNASA上層部の人間の技術者倫理の欠如が生み出した悲劇とも言える。 グループワークではゲーム理論について調べた。 復習では、Oリングの素材や特性などについて深掘りすることにした。Oリングの素材にはニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムなどの様々な素材が使用される。また角形など他の形状ののOリングも存在している。チャレンジャー号爆発事故の原因は気温の低下によるOリングの機能不全であったが、素材によっては幅広い使用可能温度範囲を持つものもある。
A.(1)幸福追求権と科学技術の利用について深く考察しています。幸せを追求する権利は全ての人に与えられ、他者に害を与えることなく自由に生きることが重要です。特に化学技術の二面性を取り上げ、その利用に伴う倫理的責任を問いかけています。 例えば、オウム真理教のサリン事件を引き合いに出し、高学歴者がなぜ殺人を正当化する行動に走るのかを疑問視しています。科学や技術の知識を悪用する危険性に触れ、倫理的な観点からの警告を述べています。化学技術が農薬から化学兵器へ転用される例を挙げ、その恐ろしさを示しています。 信教の自由と倫理の尊重にも言及し、自由の中にも他者への配慮が含まれるべきだと述べています。個々人の信条や学びの深さが、行動にどう影響するかを考察しています。 この文章は、科学技術の進展が社会に与える影響を真剣に考えさせられるものであり、特に高度な専門知識を持つ者にはその責任がより重いことを示唆しています。技術の発展が社会全体の幸福に貢献するためには、倫理的な意思決定が不可欠であることを教えてくれる重要な文言です。 (2)同じ市場で競い合う、自企業とライバル企業について調べた。 二つの企業が値下げをするか、据え置き価格のままにするかで、その売上は変わる。 自企業だけが値下げをすれば、ライバル企業の売上が減る。ライバル企業が値下げをすれば、自企業の売上が減る。 しかし、両方の企業が値下げをしてしまうと、両者の売上は減ってしまうのだ。 (3)ゲーム理論は面白いと思った。
A. 技術者倫理と技術倫理について学ぶために、複数の例を用いてまなんだ。技術者倫理とは、技術者が専門職として従うべき倫理規範や行動指針のことを指す。主に技術者個人や技術者集団が責任を果たし、社会に貢献するために守るべきルールのことである。一方で技術倫理とは、技術そのものが社会や人間に与える影響に関する倫理的な議論や考察を指す。フォードピント事件とはフォード社が製造したピントという車が、燃料タンクが衝突時に破損しやすく、爆発や火災につながる危険性があることが発覚したにもかかわらず、修正を行わず販売を続けたという事件だ。企業が製品の安全性よりもコスト削減を優先したことは、技術倫理に反し、技術者としてしてはいけないことだと感じた。 ワークショップではゲーム理論から見た尊徳と善悪について考えた。例として、新型コロナウイルスの流行初期、マスクの需要が急増して供給不足が発生した。この現象をゲーム理論の「囚人のジレンマ」の構造で説明した。全員が利己的行動を取ると、市場からマスクが消え、本当に必要な人に行き渡らないということがおきてしまう。このような状況を解決するには、協調行動を促す仕組みや政策が重要であると考えた。 技術者倫理では、個人や企業の利益(損得)と社会全体の利益(善悪・公共の福祉)の調和が求められる、また、技術者は短期的利益だけでなく、公共の安全や環境保護など長期的視点で社会的責任を果たすべきであると考える。
A.(1)【再話】技術というものは、社会に繋がっている限りお金や富とは切り離せないものである。技術が利益追求のためだけに使われるのか、それとも倫理に基づいた社会への貢献に使われるのか、その点が違うだけでその後の結果が大きく変わることが多い。一例として宇宙船開発において、幹部が技術者の予測した危険性を軽んじて利益のみを求めて、十分な安全対策をせずに強行してしまったために、人名や技術どちらともを失う事故が起きてしまうということがあった。(2)【ワークショップ】:ゲーム理論について調べてみましょう。【グループ名】:技術者倫理【共著者名】:大藤雄也、鈴木颯斗、笠松裕太、石山成晃【発表要旨】:ゲーム理論とは、ビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなし互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論である。例としてチキンレースやオークションがある。【役割】情報を調べたので、No.5の調査と考えた。(3)【復習内容】復習内容として、ウェブクラスでの提出内容の要約を示す。「囚人のジレンマ( 共有地の悲劇)」に該当する例として、私は過剰漁業の例を提案しました。過剰漁業は、漁業者が利益を求めて乱捕し続けることで、魚が枯渇する問題です。各漁業者での競争が起こるにつれて全体の魚資源が減少し、長期的には全ての漁業者が損をすることになります。解決策として持続可能な漁業を実践する漁業者に対して、インセンティブを提供したり、過剰漁業を行った場合には罰則を設けることで、違反行為を抑制したりすることが考えられました。
A.(1)講義内容の再話 NASAのチャレンジャー号事故では、技術者が打ち上げの危険性を警告したにもかかわらず、経営陣が経済的損失を理由にそれを退け、結果として大事故が発生しました。この事例は、技術者が経済的圧力や組織の意向に逆らう勇気を持ち、正しい判断を下す重要性を示しています。リチャード・ファインマンは、この事故調査報告書に自身の意見を付録として加え、技術的判断が軽視される危険性を強調しました。また、ファインマンは人間の道徳観が宗教や神の存在に依存せず、独立して存在することが可能であると論じました。たとえ科学者が無神論者であっても、社会の中で道徳的に生きることは可能であり、倫理観が宗教を超えて普遍的なものであることを示しています。これらの内容は、技術者が社会に及ぼす影響を深く認識し、道徳的・倫理的な判断を行うことの重要性を説いています。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:未記入でした グループに属した人:小笠原嵩、南翔太、山野凛、古川希、揚妻伊吹、輿石陽斗 自分が発表の創作に果たした役割:Investigation データの収集 ゲーム理論とは何らかの条件下における最適な行動を数理モデルを用いて研究する学問のことです。経理学や社会学など幅広い分野でみられます。 (3)復習の内容 成績評価申請書を書くにあたって講義内容についてまとめたり、ワークショップ課題の振り返りを行ったことが復習にあたると考えます。
A. 2回目の授業では、倫理とは何か本質的に深く学んだ。具体的には、文字にすると倫理ではなくなりルールとなることや、知識を持たないということが1番の倫理違反であることをふたたび学んだ。また、オーリングについて学んだ。オーリングは、ゴムや合成樹脂で作られた円形のパッキンで、主にシールの密封用途に使われ、断面が円形で、機械部品の接合部分に取り付けて液体や気体の漏れを防ぐ。オーリングはシンプルな構造で、高い密封性を持ち、さまざまな産業分野で広く使用されている。例えば、自動車のエンジンや工業用の機械装置、さらには家庭用品にも使用されている。この授業では水筒の上の蓋についている部分を例としてあがった。ゴムとプラスチックの違いは伸び縮みするかで、プラスチックは液体にはならないで柔らかくなるのみである。プラスチックはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレートなどがある。力がかかってへんかするのが弾性。 グループワークでは、ゲーム理論について調べた。社会や自然において複数主体が関わる意思決定の問題や行動の概念であるということがわかった。 復習として、オーリングの用途について深掘りした。調べた結果、油圧・空気圧システム、機械部分のシール、電子機器や医療機器、自動車産業、化学・製薬業界で使われていることがわかった。オーリングは、シンプルな構造であるにもかかわらず、高い密閉性と耐久性があるため、幅広い分野で使われている。また、使用する材料や硬さを変えることで、温度や化学薬品に対する耐性を持たせることも可能であることがわかった。
A.(1)講義内容の再話として 今回の授業では、チャレンジャー号爆発の映像を見た。この事故は、1986年1月28日アメリカのスペースシャトルであるチャレンジャー号が爆発し、乗客が全員なくなあた事件である。この体験から教訓を経ていこう語り継がれているということと分かった。次に倫理規定について学んだ。倫理規定とは抽象的な経営理念よりもさらに具体的な規範を策定するということであると分かった。さらに、ゴムとプラスチックの違いについても学習した。 (2)発表の要旨 私たちのグループでは、ゲーム理論について以下のようにまとめた。ゲーム理論とは、一方が得な選択をおこなうともう一方が不利になり両方が得をするような選択を取ると、その選択によって両方が不利になるという理論であるということである。私はこのゲーム理論について、ゲーム理論そのものは、善悪の価値判断を直接的に提供するものではないが、その応用によって合理的な行動が必ずしも道徳的に「善」ではないこと、逆に協力的な戦略が社会全体にとって有益であり「善」となることを示すことができる。ゲーム理論は、現実の複雑な意思決定の中で、道徳的な観点を考慮する際に有用なツールとなることがある。 (3)復習の内容 ゴムとプラスチックの違いについてわたしは、ゴムは弾力性が高く、引っ張ったり伸ばしたりすることができる。一方でプラスチックは硬さや柔軟性がさまざまで、一般的にゴムよりも硬いことが多い。ゴムは柔軟性や弾力性を重視するのに対し、プラスチックは成形性や耐久性を重視する素材である。
A.1この講義においては善悪と損得ー個人の利益と公共の福祉について学びました。私たちが将来、技術者となり、なにかの製品、化学物質などを作るのに携わり、世に出した後に問題が発覚した際黙認するのか、ということについて考えました。私はこの問題に直面した場合、技術者倫理を受けたものとして問題を発表したいと考えました。なぜなら、私が携わったもので世の中の誰かに被害を与えてしまった時の自分への絶望と被害にあってしまった人への申し訳なさに耐えることが出来ないと思うからです。 2私たちはゲーム理論と囚人のジレンマについて調べました。私たちの班はハンドという名で大翔、夏輝、椋です私は班においてデータ整理を行いました。 ゲーム理論とは自分の選択が相手の利害に影響し、相手の選択が自分の利害に影響を及ぼすということを指しています。 囚人のジレンマとは協力することで良い結果が出ることがわかっていても、協力しないものが利益を得ることにより、互いに協力しなくなってしまうというものである。 3私は復習として囚人のジレンマについてより深堀してみました。囚人のジレンマは、経済学、政治学、社会学などの分野で広く応用されており、協力と競争のダイナミクス、信頼の構築、戦略的意思決定などを考える上での重要なモデルとなっています。授業中においては環境問題についてが挙げられていましたが、私は今回国際関係についてをあげます。互いに武力や核を持つことにより、戦争につながってしまう可能性を無くすことができません。しかし各国が武力や核を放棄することにより、少しでも平和に近づくのでは無いかと考えました。
A.講義の再話 その結果、彼は当然ながら、懐疑の矛先を倫理的問題に向けることになるだろう。それというのも、この若い学生が学んできた宗教によれば、道徳の規範は神の言葉にもとづいているはずだったからだ。でも、もしかして神がいないのだとしたら、いったい神の言葉はどうなるのだろうか。ところが実に不思議なことに、人の道徳観は神の存在を疑おうか疑うまいが、究極的にはほとんど無傷で生き残るものなのである。くだんの学生もはじめのうちこそ、いままでの道徳観に多少まちがっている点を見つけるだろう。しかし、たいていはあとで思い直し、結局、基本的には以前とさしたるちがいのない道徳観が残ることが多いと考えられる。してみるとこうした観念には、ある意味の独立性があるのではないだろうか。結果的にはキリストが神であるということを疑いながらも、同時に「何事もでも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」という信条を固く信じることが可能なのである。つまり僕らの心のなかに、このような二つの異質な考えを共存させることができるわけです。無神論者であるはずの科学者が、社会ではけっこう道徳的な生きかたをしているなと、様々な人々に感じて、思い続けるべきだと考える。 復習の要旨 囚人のジレンマ 自首するどうしは懲役5年、しないどうしは2年、片方する片方しないは10年になる。 復習の内容 授業の復習と発表の内容をまとめた。
A. (1)倫理規定というのは、規定として文字で書かれた時点で倫理ではなくルールになってしまいます。力や権力にはお金の問題が必ずついてきます。そのように力を持つ人たちが、目の前のお金や利益に左右されず、なにが人々にとって良いのかという倫理を持つことが大切です。技術者というのは技術でお金をもらっている人のことです。ここでもまたお金と力の問題が発生しています。過去に起きてしまった事故の中にチャレンジャー事故というものがあります。スペースシャトルの実験段階で失敗が起きていて安全性に懸念があったにも関わらず、上からの圧力で発射を中止できず、結果7名の乗組員が亡くなってしまいました。このように様々な組織の利益が関わっていて、上司からの圧力があったときでも、倫理を忘れず行動していたらこのような事故は防げたかもしれません。 (2)演題:ゲーム理論からみた損得と善悪、グループ名:ももちゃんず、メンバー:川村和佳子・市井桃子・堀江優花・相内彩果・佐藤有希乃・山本圭織、自分の役割:なし 私たちの班では二酸化炭素の排出量の規制について、A国とB国がそれぞれその規制を守った場合と破った場合について考えた。AとBがともに守ればA、Bともに発展はしないが環境を守ることはできる。どちらかが守り、どちらかが破った場合、破った方のみ発展する。どちらも守らなかった場合、ともに発展はするが、環境を守れず、その発展も長くは続かない。 (3)ワークショップの課題について考えたが、どちらかが規制を守り、どちらかが規制を破ってしまえば、公平さが失われてしまい争いが起きてしまうだろう。二酸化炭素の排出量を増やさずどちらの国も発展させるには、それぞれの国の排出量の規制を一定にするのではなく現状に合わせて設定し、それを守っていくしかないと思った。
A.1986年1月28日、アメリカ合衆国でスペースシャトル「チャレンジャー号」が打ち上げてから73秒後に分解し、乗組員全員が死亡してしまった悲惨な事故がある。原因は低温によるOリングの弾性喪失で燃料が漏れたことであった。しかし、チオコール社の技術者たちは低温による燃料漏れを指摘しており打ち上げには反対だったが、経営者たちが利益を追求した結果、多数の命が犠牲になってしまった。技術者には利益よりも安全性への配慮が何より必要であるが、その意識を身につけさせるにはどのような対策が重要なのかを考える必要がある。ゲーム理論とは社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問である。身近な事例としてヤマアラシのジレンマを選んだ。これは相手と仲良くなりたいのに、距離が縮まることでお互いの心をさらに傷つけ合ってしまうというものである。対処法としては交流によってお互いの最適な距離を図りつつ、相手と自分は違う人間だと知ることである。他にも囚人のジレンマというものがあり、お互い協力する方がメリットがあると分かっていても、協力できなくなるジレンマがある。また、オンラインオークションや競売で他の参加者の入札行動を探ること、渋滞を避けるためのルート選択や信号のタイミングを最適化すること、そして家庭内での役割分担や共同での意思決定においてもゲーム理論は利用される。
A.1チャレンジャー事故と技術者倫理:技術者倫理の観点からの考察 1986年に発生したスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故は、技術者倫理の重要性を世界に再認識させる、痛ましい事件でした。この事故は、技術的な問題だけでなく、組織文化、意思決定プロセス、そして個々の技術者の倫理観といった多岐にわたる要因が複雑に絡み合って発生したものです。 事故の原因と技術者倫理 事故の直接的な原因は、固体ロケットブースターのOリングと呼ばれる部品の故障でした。低温下ではOリングの柔軟性が低下し、高温の燃焼ガスが漏れて外部燃料タンクに損傷を与え、最終的に爆発に至ったのです。 この事故において、技術者倫理の観点から特に問題視されたのは、以下の点です。 安全性の軽視: 打ち上げ前の安全審査において、Oリングの故障の可能性が指摘されていたにも関わらず、打ち上げが強行されたこと。 組織内の圧力: 技術者が安全上の懸念を表明しても、組織内の圧力やスケジュールへの配慮から、その意見が聞き入れられなかったこと。 倫理的な判断の難しさ: 個々の技術者は、組織の利益と人命の安全という相反する価値の間で、非常に難しい判断を迫られたこと。 事故から学ぶべきこと チャレンジャー号の事故は、技術者にとって以下の教訓を与えてくれます。 安全第一の原則: 何よりも安全を最優先とし、リスクを最小限に抑える努力を怠らないこと。 組織文化の重要性: 安全な職場環境を築き、技術者が自由に意見を交換できるような組織文化を醸成すること。 倫理的な勇気: 正しいと思うことを主張し、組織の圧力に屈しない勇気を持つこと。 事前のリスク評価: 事故発生前に、あらゆる可能性を想定し、リスク評価を行うこと。 現代社会における技術者倫理 チャレンジャー号の事故から30年以上が経ちましたが、技術者を取り巻く環境は大きく変化しています。AIやIoTといった新たな技術の登場により、技術者が担う責任はますます大きくなっています。 現代社会において、技術者は以下の点に留意する必要があります。 技術の社会的影響: 技術が社会に与える影響を深く理解し、倫理的な観点から技術開発を進めること。 多様な価値観の尊重: 様々なバックグラウンドを持つ人々と協力し、多様な価値観を尊重しながらプロジェクトを進めること。 継続的な学習: 技術の進歩は目覚ましく、常に新しい知識や技術を習得し続けることが求められます。 2ゲーム理論から読み解くと自己の利益を優先にすると社会全体として損を被ることが理解できた。 3復習 ゲーム理論について調べ学習をした。
A.(1)過去にあったチャレンジャー号事故では、性能不足によって最終的に爆発に至り、搭乗員全員が亡くなった。この事故が起きる前に技術者から性能に対する不安があったにもかかわらず、組織の体質や意思決定によって打ち上げが決行されてしまった。この事例のように、世間体やお金などを優先して、事故のリスクを放置してしまうことがある。 (2)演題は「ゲーム理論からみた損得と善悪」で、グループ名は「じゅげむじゅげむ」であり、共著者は小倉由愛、松山果蓮、及川幸、小室佳菜である。私は、グループ内での役割として、調査を行った。ゲーム理論とは、一致しない利害をもった複数の主体をゲームに参加するプレイヤーの理論と考えて、社会やビジネスで意思決定や行動に大きく影響する概念のことである。ゲーム理論の具体例として、じゃんけんや囚人のジレンマ、チキンゲームがあるとグループ内で話し合った。 (3)授業を通して、個人の利益や公共の福祉など、どの利益を得るのか選択を間違わないように考えねばならないと考えた。私は、節約のために賞味期限がかなりすぎたものでも食べてしまい、おなかを下すことがある。被害は自分自身のみであるが、このような優先する物によって人体に影響のあるようなことをしてしまう。これは、技術者倫理がないことによる事例での原因と同じような思考をしていると感じた。この考えに基づくと、利益があるから事故のリスクを考えないことになってしまうため、私自身の倫理観を考え直さなければならないと感じた。
A.善悪と損得はしばしば対立する概念として捉えられるが、実際には密接に関係している。善悪は倫理や道徳に基づく価値判断であり、損得は経済的・実利的な観点からの判断である。個人の利益を追求することは自然な行為だが、それが公共の福祉と衝突する場合、社会的調整が必要となる。例えば、企業が利益を最大化しようとする際、環境汚染や労働者の権利侵害といった問題が生じることがある。この場合、短期的には企業にとって得でも、長期的には社会全体の損失となる。逆に、環境保護や適正な労働条件を考慮することは、一見すると企業の利益を損なうように見えるが、結果的には持続可能な成長につながる。このように、個人の利益と公共の福祉は対立するだけでなく、調和する可能性もある。倫理的判断を伴った損得の考え方こそが、持続可能な社会の実現に不可欠である。 ゲーム理論は、意思決定主体(個人や企業など)が相互に影響を及ぼし合う状況で、最適な戦略を分析する数学的理論である。ジョン・フォン・ノイマンとオスカー・モルゲンシュテルンによって確立され、経済学、政治学、生物学など幅広い分野で応用されている。代表的な概念には「ナッシュ均衡」や「囚人のジレンマ」があり、競争や協力のダイナミクスを説明する。ゲーム理論は、合理的な意思決定を導くツールとして、現代社会における交渉、価格戦略、政策決定などに重要な影響を与えている。 公共の福祉とは、個人の権利や自由を調整し、社会全体の利益や秩序を維持するための理念である。日本国憲法にも明記され、個人の権利は公共の福祉の範囲内で保障される。個人利益と社会利益の調和を図る概念である。
A.(1) 講義内容は、主に倫理規定についてであった。また、チャレンジャー号の爆破事故についての動画もみた。このチャレンジャー号爆破事故は、1986年1月28日にケネディ宇宙センターで起こった事故であり、打ち上げ後に爆散し、乗組員7名全員が死亡した、宇宙開発史上最も有名な悲劇の一つである。この原因は、接合部を密閉するOリングの設計上の欠陥と、それが低温下で硬化して機能を失ったことによる。Oリングの問題は以前から問題視されていたようだが、NASAがリスクを過小評価し使用に至ってしまったそうだ。リスクの過小評価は、技術者倫理、工学倫理両方に違反しており、このようなことが絶対怒らないように知識、そして正しい倫理観を身につける必要がある。他の事例の話もあった。フォードピント事件というものであり、これはフォード車の技術者幹部が予想される事故件数と事故一件辺りの予想額をもとに総補償金支払額を算出し、その上で起きる事故に補償金を払った方がガソリンタンクの補強よりも得だと考えてしまったというものである。このように利益を優先し、安全対策をしなかったことは倫理に反している事例である。 (2) ワークショップの課題では、ゲーム理論から見た損得と善悪についてを話し合った。ゲーム理論とは、相手の行動を予測し、最適な戦略を選ぶための意思決定分析のことである。その中で囚人のジレンマを選んだ。 (3) 復習では、他の倫理的な問題による事故についてを調べた。その中でも興味を持ったのは、ボパール化学工場事故である。これもコスト削減が優先され、大量の死人が出てしまった事故である。
A.(1)チャレンジャー号爆発事故は、1986年1月28日にアメリカのスペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げから73秒後に空中爆発し、乗員7名全員が死亡した事故である。事故原因は、低温により固体燃料ロケットブースターのOリングが劣化し、燃料の漏洩を防げなかったことによるものだった。この事故はNASAの安全管理体制や意思決定プロセスの問題を浮き彫りにし、大きな改革を促した。ゲーム理論は、複数のプレーヤーが関与する状況において、各プレーヤーが取るべき最適な戦略を数学的に分析する理論である。各プレーヤーの行動が互いに影響を与え合い、その結果として全体の利益や損失が決定される。典型的な問題として、「囚人のジレンマ」があり、これは協力が理論的には最善であるが、自己利益を優先する結果、互いに損をする状況を示している。 (2)ゲーム倫理は、各プレイヤーが取る行動やその結果が他のプレイヤーの行動に依存するため、戦略的な思考が求められる。 (3)「囚人のジレンマ」に該当する例として、環境問題が挙げられる。例えば、温室効果ガスの排出削減がそうである。各国は二酸化炭素の排出を減らすべきだとわかっていても、他の国が削減しないのなら、自国だけが負担するのは損だと考え、自国の削減を行わない場合がある。結果的に、全世界が気候変動の影響で被害を受けてしまう。 このジレンマを解決する方法の一つは、協調とコミットメントだとも思う。国際的な協定を結び、全ての国が排出削減に取り組むことで、お互いが信頼関係を持ち、ルールを守るインセンティブが生まれる。具体的な例として、パリ協定のような国際条約があり、これにより各国が協力し合って環境問題を解決する方向に進んでいる。 また、罰則やインセンティブを導入して、協力を怠った場合にペナルティを課す一方、協力した国にはメリットを与える仕組みを作ることも効果的だと思う。
A.(1)自分の大きな利益と自分と他人の中くらいの利益(公共の福祉)どちらをとるかについて考えた。自分は目の前の責任やお金に目にくらみ他人の利益を考えられなくなる時がたまにある。自分の責任やお金を失うことが怖くなるが勇気をだして後者について考えることが必要であるとかんじた。 チャレンジャー事件の動画をみて、生きていることが当たり前じゃないと感じた。 ゴムの種類と用途、プラスチックの種類と用途について学んだ。 Oリングについても学んだ。Oリングとは環状のの機械の部品で主に気体、液体、プラズマなどの流体を密封するために使われる。パッキン、ガスケットとして使用されている。 (2)ワークショップ課題で、グループ内でゲーム理論について調べて考えた。ゲーム理論とは自分の利益を求めるのではなく他者の行動を予測して両者の最善の行動をすること。ということが分かった。代表例は囚人のジレンマ。 (3) 1.自分の利益と公共の福祉について。ごみ捨てでもきちんと分別しなければゴミ回収業者がこまり、ゴミの処分中での事故や環境汚染、環境破壊が予測される。我々の地球を我々が守り、ゴミ回収業者にも感謝することが求められる。 2.チャレンジャー事件とゴム、プラスチックについて。ゴムには天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリルニトリルブタジエンゴムなどがある。 プラスチックは非金属素材で、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリ塩化ビニリデン、フェノール樹脂、メラニン樹脂などがある。 ゴミの分別や使用方法を間違えないため、それぞれの特徴に着いてもう一度学ぼうと思った。
A.(1)倫理規定は倫理ではなく、文字に書かれた時点でルールになると知った。Oリングとは、流体(気体、液体)を密封するための部品で、自動車、油空圧機器、家庭用電化製品、半導体機器など、さまざまな分野で使用され、使用目的に応じて「材質」を、装着箇所に応じて「サイズ」を選定するのが一般的だということがわかった。プラスチックとゴムの本質的な違いは、プラスチックは塑性変形するのに対し、ゴムは弾性変形するということを知った。また、ガラス転移点とは、液体からガラス状態に変化するところの温度のことだと知った。 (2)ワークショップでは、ゲーム理論について調べた。ゲーム理論とは、一致しない利害を待った複数の主体をゲームに参加するプレーヤーの理論と考えて、社会やビジネスで意思決定や行動に大きく影響する概念だと知った。 (3)復習としてゴムの歴史について調べた。そもそとゴムとは、元来は植物体を傷つける等して得られる無定形かつ軟質の高分子物質のことであり、ゴムは、もともとはゴムの木の樹液から作られるものであり、これを天然ゴムという。この天然ゴムの主成分は、イソプレンであり、ゴムの性質にはこの物質のジエン構造が必要である。これらを応用してゴムは人工的に合成されるようになった。合成技術の進歩により、大量生産も可能になったため、生産コストも抑えられるようになり、また硫黄の架橋構造の量でゴムの硬さを調整できるようになり、現代では、さまざまな用途でゴムが使用されるようになった。
A.(1)第2回の授業では、フォード・ピント事件から技術者倫理と技術倫理について学びました。フォードピント事件とは、1970年代にアメリカのフォード社が製造した車「ピント」に関する事件のことです。燃料タンクが衝突時に破裂し、火災を引き起こす設計上の欠陥がありました。フォード社は、その改良にかかるコストを避けるため、事故による死亡や負傷のリスクを軽視し、改善を先延ばしにしました。この事件は、技術者が社会的責任を果たすことの重要性を浮き彫りにし、企業倫理や人命優先の姿勢が求められる事例として、技術者倫理の教育において重要な教訓となっていることを学びました。 (2)ワークショップではゲーム理論について調べ、グラフィカルアブストラクトにまとめました。ゲーム理論とは、複数の意思決定者が互いに影響を与え合いながら最適な戦略を選択する過程を分析する数学的理論のことです。各プレイヤーは自分の利益を最大化するために戦略を選び、その結果は他者の選択にも依存します。愚弟的には「囚人のジレンマ」や「ナッシュ均衡」があり、これは各プレイヤーが他者の戦略を予測して最適戦略を選んだ結果、全体として最適な結果にはならない可能性を表しています。この理論は、経済学、政治学、心理学など多くの分野で応用されていることがわかりました。 (3)授業の復習として、2024年に起きた自動車メーカーでの技術者倫理違反事件について調べました。具体的には、トヨタ、マツダ、ホンダなどの企業で虚偽データの提出や制御ソフトの書き換えなどの不正が行われていたことがわかりました。このことから、企業側は消費者に安全な製品を提供する義務があることを忘れてはならないのだということを学びました。
A. 研究者や技術者として自分の持つすべての技術を用いて予測できる事故は事前に防ぐべきであるのはどんな研究者、技術者も理解しているはずである。しかし、時として事前に防げるはずであった事故が起こってしまう。その有名な例としてチャレンジャー事故が上げられる。チャレンジャー事故では技術者がロケットに使われている材料の耐えられる温度より打ち上げ当日の気温が下回ることが天気予報から明らかになり、ロケット発射の延期を訴えた。しかしながら、発射延期による金額を未事故であれば損害賠償されるということが経営陣から圧がかけられ、結果的に延期せずにロケットを発射したことにより事故が起きてしまった。 ゲーム理論の例として二酸化炭素排出量の規則を挙げて考えた。例えばA国とB国が両方規則を守ったら発展はしにくくなるが環境が守れるという利点があるが、どちらか一方が規則を破ると他の国を出し抜いて発展しやすくなり、結果的にどちらの国も規則を破って環境が守られないということがある。この二つの国が真っ先に取り組むべきは環境問題であり、規則を破ったことによる利益は将来的にみて規則を守る利益より遥かに少ないことを理解するべきである。そのことを理解できればこのようなジレンマは起こらないのではないかと考えた。 権力や権利の行使には責任や義務が伴う。チャレンジャー事故も有名なものであるが他にもフォード・ピント事件も有名な利益を優先したことによる事故であった。
A.(1)【講義の再話】 ゴムのガラス転移点とは、材料がゴム状からガラス状に変わる温度のこと。これにより、ゴムの物性的性質が大きく変化する。 ゴム弾性とは、ゴムが持つ特有の弾性力のこと。この性質により、ゴムは大きな変形を受けても、外力が除去されると元の形状に戻ることができる。 ゴムの種類には、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリロニトリル―ブタジエンゴムなどがあります。 プラスチック材料は、非金属材料である。非金属材料には、ガラスなどの無機高分子材料、セルロースやタンパク質などの天然高分子材料が含まれている。 (2)【発表の要旨】 演題:善悪と損得―個人の利益と公共の福祉- 共著者:竹見萌亜、山口夏奈未、西川美来、佐坂佑菜 役割:調査 ゲーム理論とは、一致しない利害を持った複数の生体をゲームに参加するプレイヤーの理論と考え、社会やビジネスで意思決定や行動に大きく影響する概念のこと。 自分だけの利益を求めるのではなく、他者の行動を予測し両者にとって最善の方法を選ぶ。代表例;囚人のジレンマである。 (3)【復習の内容】 ゲーム理論とは、価値を数値に置き換え、いかに得点し、なおかつ失点しないかできるようにしたものである。 私たち技術者は目先の利益に捉われず、正しい判断をすることが必要であると思った。 1986年に起きたチャレンジャー事故とは、アメリカのスペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げ後、約73秒後に爆発し墜落してしまった事故である。事故後、NASAはシャトルの設計や運用の安全性を見直し、この事故をきっかけに宇宙開発における安全管理の重要性が再認識されたと分かった。
A.(1) 倫理規定とは文字で書かれた文章であり、文字に書かれたものは倫理ではなくルールになる。また、倫理規定に反していないか判断する倫理委員会は、権限を持っていることでそれが力(権力)へと変わる。技術者とは技術を使って報酬を得る人のことである。本当に技術者倫理を持つべきなのは上の立場に立つ人。チャレンジャー事故は、気温が燃料シールのゴムのガラス転移点以下になったため、ゴム弾性が失われ、燃料が漏洩し起きた事故。事前に懸念していた技術者はいたが、上の立場の人間の圧力により、倫理が無視されて起きた事故であるとも言える。 (2) 「ゲーム理論からみた損得と善悪」メンバー:石山成晃、大藤雄也、鈴木颯斗、笠松祐太、山崎開智 ゲーム理論は社会や自然における複数主体がかかわる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問である。ゲーム理論の例として囚人のジレンマを選んだ。囚人のジレンマは、お互いに協力することで、協力しない時よりも良い結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況ではお互いに協力しなくなるというジレンマである。 (3) ゴムが低温にさらされ硬化する原因は、気温がガラス転移点を下回り硬化、ゴムの結晶化による硬化、単純な温度効果による硬化がある。ゴムの耐寒性を向上させるには、低温になっても分子の運動量が失われないようにすることが必要である。一般的には、可塑剤を加え柔軟性や弾性を与える。シリコーンゴムは耐寒性の高い工業用ゴムとして有名で、-100℃以下の温度にも対応できるものもあり、耐熱性にも優れている。
A. 講義の再話としては、個人の福祉と公共の利益ということを学んだ。具体的には、クリスタ・マリーコフ先生という歴史上の人物を例に挙げて、自分の実現したいことをためらって、宇宙に飛ぶということの危険性を見極め、安全性を重視したというストーリを学んだ。これについて、実現したことのメリットより事故が起きた時のデメリットの方が大きいと考えたので正しい判断であると感じた。他に起きた出来事で言えば、チャレンジャー号爆発事件について学んだ。この事故の原因を調べたところ、打ち上げ時に使用される補助エンジンである固体ロケットブースターの1つの◯リングシールの故障にやって、外部燃料タンクが破壊されたことであると学んだ。やはり人命が関わる場面では特に慎重な判断が必要であると感じた。また、ゴム、プラスチックの種類と用途について学んだ。 ワークショップ課題の発表の趣旨としては、ゲーム理論について、技術者倫理履修者全員でそのことについて理解するとともに、将来、ゲーム理論が職場などで登場した時に今日学んだことを生かせるようにするためだと考えた。また、班同士で考えたことを共有する過程で新しい知識を取り入れるためでもあると考えた。 自分が行った復習の内容は、今回の講義で学んだクリスタ・マリーコフ先生が対面したような状況を思い浮かべて、自分ならどういう判断をするかというものをいくつかのパターンに分けて、友人や家族などに意見を求めたということです。
A.①この講義では善悪と損得の関係に技術者の倫理の観点からついて学んだ。概要としては悪いことをして金銭などの得を得ることは技術者の倫理としてよくないことである。 金銭的な損をしてとあるものの危険性を下げることに関してはどのように考えるべきなのかを考えさせられる講義だった。 危険性であるリスクには2つの考え方があり、1つはそのリスクが発生する確率が高いか低いかを考えるものであり、もう一つはそのリスクが発生した時にどのような規模の大きさの被害を受けるかどうかである。 ②ゲーム理論について調べて実際にどのようなものがあるかを調べた。 ゲーム理論とは一方だけが得をする選択を行うともう一方が相対的に不利になる。しかし、両方が得をする選択肢を選ぶと両方とも不利になるという理論である。 具体的には囚人のジレンマなどがある。囚人のジレンマについて説明する。 まず、2人の囚人がいる。その囚人たちはどちらも刑が確定するほどの証拠はないため、どちらか一方が相手に刑を押し付けると片方だけが重い刑罰をうける。どちらもやってないというと二人とも軽い刑罰を受けるというものである。ただし、どちらも相手に刑を押し付けるとどちらも重い刑罰を受ける。刑罰の度合いにもよるがどちらもやってないと言って二人とも軽い度合いの罰を受けるのが正解に感じられるが当事者として見ると相手に刑を押し付けることで自分は無罪になることができるためそこで葛藤が生まれるというジレンマである。 ③リスクについて再び考えた。どちらの2つのリスクを低下させるには一般に金銭という損が必要であり、自分がリスクと損をどのくらいの塩梅で行うべきなのかを考えた。
A.(1)講義の再話 チャレンジャー号爆発事故は、1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトル""チャレンジャー""が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である。機体全体の分解は、右側固体燃料補助ロケットの密閉用Oリングが発進時に破損したことから始まった。Oリングの破損によってそれが密閉していたSRB接続部から漏洩が生じ、固体ロケットエンジンが発生する高温・高圧の燃焼ガスが噴き出して隣接するSRB接続部材と外部燃料タンクに悪影響を与えた。この結果、右側SRBの尾部接続部分が分離すると共に外部燃料タンクの構造破壊が生じた。空気力学的な負荷により軌道船は一瞬の内に破壊された。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題 ゲーム理論からみた損得と善悪 メンバー 小川峻世、村田翔太郎、堀田康介、倉本泰地、佐藤和哉 役割 調査 ゲーム理論の代表的なモデルとして「囚人のジレンマ」を調査した。ある犯罪に関する容疑で捕まった2人の容疑者が、意思疎通の出来ない別々の部屋で尋問を受けています。 ・1人が自白しもう一方が自白しない場合、自白した方は無罪・自白しない方は懲役10年 ・2人共自白しない場合は懲役2年 ・2人共自白した場合は懲役5年 どちらも自白しないと2人の利益が最大化する。これをパレート最適という。お互いに自白すると裏切りのリスクを回避することができる。このようなリスクのない選択をナッシュ均衡という。 (3)復習の内容 チャレンジャー事故について復習した。Oリングがちゃんとシールできないことは、不確実ながらも予測されていた。主任技師のボイジョリーは、温度と弾性の間の相関関係を知っており、低温になるとシールの信頼性が保証できないことを知っていた。ただ、正確に何度でそれが起こるかを予測できないでいた。技術陣の勧告が無視された結果、事故が起こった。
A.講義の再話 第2回では倫理規程について学習しました。講義ではチャレンジャー号の事故やフォード・ピント事件について触れ、技術者が持つべき倫理を考えました。チャレンジャー号はNASAが開発したスペースシャトルで、民間人を含む7人が乗り込みましたが、打ち上げから73秒後に爆発をして全員死亡するという事故が発生しました。原因として打ち上げ当時の気温が寒冷でOリングが機能せずに燃料が漏れ出ていたためと考えられ、安全管理のなさが浮き彫りになったことを学習しました。企業経営と技術者が対立した例であり、経営に左右されない判断が重要であると考えました。 発表 演題;ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名;ジレンマ メンバー;佐々木赳、畠平青、松田拓海、佐々木蒼太、松田拓海、松田直人 グループワークではゲーム理論について身近な例を考えました。身近な例として石油採掘を選びました。囚人のジレンマは、隣接する二国間の1回ゲームで、得られる採掘量100億ドル相当と開発にかかる費用120億ドルを合計して利得としました。A国が自国で石油を採掘した場合、開発費用120億ドルとなり輸出10億ドルで利得がー10億ドル、B国から10億ドルで輸入すると利得が90億ドルとなり、また、B国も同様になります。このことから、いずれも輸入した方がお得なので両国は開発を待って輸入することにしました。しかし、両国も開発を待っていたため石油は採掘できず、エネルギー問題へ発展しました。 復習の内容 復習内容として、囚人のジレンマについて復習しました。囚人のジレンマは、ゲーム理論の一例で、互いに協力すれば最善の結果が得られる状況で、個人が利己的に行動すると全体が不利になる葛藤を示していることを学習しました。
A.環境問題における「囚人のジレンマ」を主に例とした講義であった。このジレンマは、国や企業が協力して二酸化炭素削減などの環境対策に取り組むことで全体として利益を得る一方で、個々の国や企業が協力を避け、短期的な自分たちの利益を優先することによって全体に不利益をもたらす可能性があるという構造を指すものである。このような状況では、協力しない選択肢が短期的には合理的に見える一方、全体としての結果は悪化するというパラドックスが生じる。 たとえば、温室効果ガスの排出削減が議論される場面では、各国が自国の経済成長や産業競争力を守るために厳しい規制を避けようとするケースが見られる。規制を緩くすれば短期的には製造コストが抑えられるため経済的な利益を得られるかもしれないが、長期的には地球温暖化が進行し、気候変動による自然災害の増加や農業生産の低下など、全ての国が深刻な影響を受ける可能性がある。 このジレンマを解決するための方策として、いくつかの方法が考えられる。まず、環境対策への取り組み状況を公開することが挙げられる。透明性を高めることで、協力しない国や企業に対する社会的な圧力を生み出し、責任感を促すことが可能である。また、協力しなかった場合には罰則を設けることも効果的である。例えば、国際的な排出量取引制度において、規定を守らない国や企業に対して高額なペナルティを科す仕組みを導入することが考えられる。 さらに、協力的な行動を取る国や企業に対して、補助金や技術支援を行うことも有効である。これにより、対策を進めるインセンティブが生まれ、全体として協力的な行動が広がりやすくなる。たとえば、再生可能エネルギーの普及を支援するための資金提供や、先進国が発展途上国に対して環境技術を共有するプログラムの実施などが具体例として挙げられる。 このように、囚人のジレンマを乗り越えるには、短期的な利益を追求する行動を抑えつつ、長期的な視点での協力を促進する仕組みづくりが重要である。国際社会全体がこの問題に取り組むための連携が求められている。
A.技術者の倫理は、人命や安全を最優先に考えるべきか、経済的損失や組織の利益を優先すべきかという葛藤が伴います。典型的な事例として、1986年のスペースシャトル「チャレンジャー号」事故が挙げられます。この事故では、技術者が寒冷下でゴム部品が機能を失うリスクを指摘していましたが、NASAの経営陣は経済的・スケジュール上の理由から打ち上げを強行し、大惨事を招きました。 技術者は専門知識を駆使し、安全性や倫理性を判断する責任があります。しかし、経営陣の圧力や短期的利益の追求に屈する場面も多く、フォード・ピント事件のようにコスト優先で安全対策が軽視されるケースもあります。これにより、製品の利用者や社会全体に深刻な影響を与えることがあります。 また、倫理的ジレンマはコロナ禍の感染拡大防止やリスク管理にも類似しています。経済活動を維持するか、人命を守るために活動を制限するかという判断は、技術者倫理の枠組みで考えることが求められます。 技術者倫理には、「人類の福祉の向上」を目指すことが求められます。公共の福祉を優先し、短期的利益や経済的圧力に惑わされない判断が重要です。倫理観を持つ技術者の行動は、企業や社会全体の信頼性を高め、未来をより安全で持続可能なものにします。
A.(1)講義内容の再話 この講義では善悪と損得を個人の利益と公共の福祉から考えました。「善悪」は倫理や道徳的な判断に基づき、人々の行動が他者や社会に及ぼす影響を考える枠組みとなっています。一方、「損得」は個人や集団の利益を優先する合理的判断を重視します。個人の自由や利益が社会全体の福祉のどのように調和するべきかを議論し、利己的な行動が社会全体に与える影響や、公共の利益を追求する際に個人の権利が制限される場合の正当性について考察しました。これにより、道徳的選択と利益追求のバランスが示されました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップではゲーム理論からみた損得と善悪について話し合い、囚人のジレンマについて考えました。その例として友人と遊ぶ時の状況を考え、映画館に行きたい友人とスポーツをしたい友人とでは互いにやりたいことが違うため、どちらかの意見を優先すればもう片方はやりたいことができないし、どちらの意見も優先すれば別行動することになり一緒に遊ぶことができないということを考えました。 (3)復習の内容 復習では、講義内容をもとに「善悪」と「損得」の観点から個人の利益と公共の福祉の関係を深く考察しました。 まず倫理的な判断が個人や社会に与える影響について具体例をあげて、善悪の基準が文化や状況によって異なることを整理しました。 また、損得勘定が短絡的な利益には通用していても、長期的には社会全体の調和を損なう可能性があることも確認しました。 さらに、公共の福祉を重視する政策が個人の自由を制限する際の正当性や、その境界線についても考えました。
A.講義の再話 今回の講義ではチャレンジャー号の爆発事故映像をみて事故の原因を調べた。事故の直接の原因はOリングの破損だったが、根本的要因は破損を知りながら適切に対処しなかったNASAの組織にあった。NASAの組織としての利益を追求した結果適切な報告がなされずに危険だと知りながら打ち上げが行われてしまった。 発表の要旨 ゲーム理論とは一方が得をする選択をするともう一方が損をして、両方が得をする選択をすると両方とも損をしてしまうという理論であると知ることができました。 復習 ゲーム理論について詳しく調べました。ゲーム理論とは、複数の意思決定者がお互いに影響を与え合う状態における戦略的な意思決定を分析するのに使われることを学びました。この理論と倫理の関係は深く、利己的行動と協力的行動の選択におけるジレンマを扱う時に特に用いられている。例としては囚人のジレンマという問題があります。これは2人の囚人が協力して沈黙を守るか、裏切って証言するのかを選択する状態で、囚人にとって自白した方が利益を得ることができるが、もう1人の囚人も同じ状態にいる。2人の囚人の間で協力することが約束されていても実際には裏切るという可能性がある状態になってしまっている。2人が最大の利益を得るには協力が正解であるのにも関わらず裏切りの可能性を常に持っているというパラドックスを示しています。ゲーム理論は社会的選択や倫理的選択がどのように決まるのかを理解するために大切であることを学びました。
A.(1)事故やリスクを前に、個人の利益と公共の福祉の間で選択を迫られることがあります。仕事を失っても事故や感染拡大を防ぐ勇気が求められる場合もあります。チャレンジャー号事故では、危険性が隠蔽され、一般市民の搭乗が奨励されたことが問題となりました。リスクを正しく認識し、責任ある判断を下す重要性が強調されています。 (2)演題:ゲーム理論 グループ名:TesTeco 共著者名:磯亮我、堀尾定一郎、人見一真 役割:データ整理 ゲーム理論は、複数の意思決定者が互いに影響を与えながら最適な戦略を選ぶ過程を数学的に分析する理論です。特に経済学、政治学、心理学などで利用されます。代表的なモデルとして、囚人のジレンマやナッシュ均衡があります。囚人のジレンマでは、双方が協力すれば最も有利ですが、自己利益を追求すると最適でない結果を招きます。この理論は、競争や協力のダイナミクスを理解し、実世界の戦略的意思決定に役立ちます。 (3)事故や感染拡大を防ぐ勇気について考え、個人の利益と公共の福祉のバランスが問われています。仕事を失うリスクを冒してでも事故や感染拡大を防ぐことが重要であり、その勇気を持つことの重要性が強調されています。また、宇宙飛行士クリスタ・マコーリフの事故から学ぶべき教訓があると考えられます。特に、危険な状況において無理にリスクを黙認せず、勇気を持つことが私たちに必要だと示唆されていると私は考えます。
A.(1)チャレンジャー号爆発事件:アメリカにてスペースシャトル打ち上げが失敗した事件であった。この事故の原因は適切な対処のされていない部品に致命的な欠陥があることがNASAの幹部は認知していたのに対して打ち上げ計画の強行を行った。また、技術職員から打ち上げに関する危険性を無視した。 技術は価値や商品化といったものから切り離して考えることはできない。 (2)チャレンジャー号爆破事件の教訓から、 ①安全性の優先:技術的な問題があるときはスケジュールや予算よりも安全性を最優先にする ②コミュニケーションの重要性:現場技術者と管理者の意思疎通が不十分であったことが事故の要因でもあったので組織内での情報の共有が重要である。 ③リスク管理:潜在的なリスクを見逃さずに適切に対処すること。 ④技術的な欠陥の早期発見と対策:致命的欠陥を有する可能性があるものは早期に発見し、迅速な報告、連絡、対策を講じる必要性がある。 という主に4つの教訓を得られると考えられる。 (3) ゴムのガラス転移点とゴム弾性について(復習) ・ゴムのガラス転移点:ゴムがゴム状態からガラス状態に変化する温度。具体的には、高分子材料を低温から昇温したときに分子運動が始まる温度である。 ・ゴム弾性:固体ゴムが元の長さから最大10倍にまで引き延ばされ、開放されると元の長さに近づいて戻る能力。また、弾性はゴムの分子構造や温度、熱運動などの要因によって決定される。
A.(1)私のグループはゲーム理論というものについて調べた。 (2)ゲーム理論とは、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問のことだと言うことを分かった。 また、具体的には、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問である。 数学者ジョン・フォン・ノイマンと経済学者オスカー・モルゲンシュテルンの1944年によって誕生した共著書『ゲームの理論と経済行動』という著作は、元来は主流派経済学(新古典派経済学)への批判を目的として生まれた理論であったが、1980年代の「ゲーム理論による経済学の静かな革命」を経て、現代では経済学の中心的役割を担うようになった。 (3)私は復習として、ゲーム理論の対象は何かについて調べた。 ゲーム理論の対象は、あらゆる戦略的状況である。「戦略的状況」とは自分の利得が自分の行動のほかに、他者の行動にも依存する状況を意味し、経済学で扱う状況の中でも完全競争や独占を除くほとんどすべてはこれに該当する。 さらにこの戦略的状況は経済学だけでなく経営学、政治学、法学、社会学、人類学、心理学、生物学、工学、計算機科学などのさまざまな学問分野にも見られるため、ゲーム理論はこれらにも応用されている。 ゲーム理論の研究者や技術者はゲーム理論家と呼ばれる
A.(1)チャレンジャー号爆発事故について学んだ。その中で倫理規定というものが話題に挙がった。(規定=code)これは文字で書かれた文章であり、守らなければならないものである。それはイコールルールということである。倫理委員会はどんどん偉くなっていく。つまり、これはコンプライアンスである。倫理委員会は判定をする権限を持ってる。武力には命とお金を使うことが出来る。 (2)ゲーム理論から見た損得について調べた。ゲーム理論とは、一致しない利害を持った複数の主体をゲームに参加するプレーヤーの理論と考えて、社会やビジネスで意思決定や行動に大きく影響する概念のことである。あらゆる問題の解決に役立っている。ジョイ・フォン・ノイマンが考えた。 (3)フォーピッド事件について調べた。技術者というのは知識がないと議論することが出来ない。また、収入とお金、フォードが必要である。オーリング(部品)は、ゴムのリングのことである。断面形状が〇であることが由来となっている。寿命は動作環境において5から10年ぐらいである。役割は、液体の液漏れを防ぐことが主である。(バルブやガスなどの液体) 形状が非常にシンプルで汎用性が高いことがわかっている。またガラス転移点(Tg)は、樹脂はある温度以上に加熱すると分子が運動しやすい状態になる。そこから冷却すると分子の運動が制限され、硬質のガラス状態になる。ガラスとゴム状態の境目の温度のことである。
A. 価値を数値で見積もり、どのような行動や選択がもっとも合理的であるかを計算する数学的理論であるゲーム理論について学習しました。また、協力と裏切りのテーマの囚人のジレンマについても学習しました。そして、ゴムの用途と種類に関るプラスチック材料の特性として、 非非金属材料には、ガラスなどの無機高分子材料、やセルロースやたんぱく質など天然高分子材料があり、 エンジニアリングプラスチックとして、導電性高分子などもあることも学びました。 グループワーク:【囚人のジレンマ】 陳、山本、大村、小野寺、渡辺ほか 私たちは囚人のジレンマの例をいくつか挙げて、それらについてグループの中で考えました。例えば共有地に羊を放つ行為は楽な方法ではありますが、羊が草を食べすぎてしまい、荒れさせる原因になってしまいます。また、漁業において、自由に魚をとる行為は水産資源の枯渇へと繋がり、後の世代の自由を奪うことに繋がってしまいます。その他にはじゃんけんに関することであったり、ゲームに代表されるような属性の相性など、このように多くの物事に囚人のジレンマのような現象が起こりうることに気づきました。 後に、この囚人のジレンマを回避するために調べ学習を行った結果、例えば「裏切れば報復される」といった罰則を提示したり、「約束を守れば報酬を与える」といったサイド・ペイメントを提示することなどが挙げられていました。 これが繰り返されれば互いに協力することが全体にとって合理的であると分かりました。
A.(1)チャレンジャー号事件はアメリカ合衆国のスペースシャトルが打ち上げから73秒号に分解し、7名の乗組員全員が死亡した事故である。技術者はリスクの可能性が1%と見積もり、0.001%と見積もった。技術者が幹部より1000倍ものリスクを考えていたのに対しうち替えが実行されたために悲劇が起こった。これはファインマンによる報告書によって明らかになった。ファインマンは原爆の開発にも携わった経験があり、彼は生涯悔いていたらしい。 (2)ゲーム理論/山本瑞貴・陳東舟・大村暦一郎・小野寺弘己 ゲーム理論から見た尊徳と善悪について発表をした。ゲーム理論とは価値を数値で見積もりどの行動が最も合理的であるかを計算する数学のことである。囚人のジレンマなどが有名な理論として挙げられる。囚人のジレンマとは各プレーヤーが常に利益の大きい選択肢を選ぶ場合、協力した場合よりも悪い結果を招いてしまうゲーム理論である。例として共有地に羊を放つことは楽な方法であったが羊が草を食べすぎてしまい荒れてしまったり、漁業では自由に魚を捕ることで水産資源が後に亡くなってしまったりなどが挙げられる。 (3)ファインマンさんについてどのような人か調べてみた。彼は量子コンピューティング分野の開拓やナノテクノロジーの概念を紹介したことでも評価され、史上最高の10人の物理学者の1人に数えられた。また量子力学上の画期的な発見として1965年にノーベル賞を受賞している。
A.(1)「チャレンジャー事故」はロケットブースターの劣化したOリングが低温の影響で正常に機能せず燃焼ガスが漏れ出したことで爆発が起きた事故である。この事故によってNASAは安全性の見直しを行い、事故後の調査により技術的な問題だけでなくリスク管理やコミュニケーションの重要性を再認識させられる出来事であった。燃料用のシール材として使われていたOリングはガラス点移転が0℃のものであった。しかし、最低気温がマイナス8℃であった日にロケットが発射された。技術者としては危険であることがわかっていたにもかかわらず、上の立場にいる人の圧力に負け発射が決定してしまった。 (2)演題:ゲーム理論 グループ名:ゲーム理論 共著者名:高梨結花、田中優芽 役割:責任著者 ゲーム理論について調べてみると、ビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなし、互いに支える影響を考慮しながら意思決定を行う理論であることがわかった。ビジネスシーンにおいては、自らの行動によってどのような利益が生まれるのかやどのようにリスクを抑えられるのかなどを検討して行動に移すことである。 (3) チャレンジャー号事件について改めて調べてみると、 NASA職員が機体の整備不良を発見できなかった原因として長時間労働と睡眠不足が原因であったというのを見つけた。講義内容と調べた内容から技術チームの職員には様々な方面からプレッシャーはがかかっていたのではないかと考えた。技術者として自分の技術に責任を持ちつつ、上司や外部からの要望には応える必要がある。しかし全てを網羅することは容易ではないため、技術者は技術者としての責任感を持った上で、相互の考えを理解し納得のいく結果にするために、対等な関係での話し合い等が必要だったのではないかと考える。
A.倫理限程=ルール、限程(コード)は文書で書かれた文章のこと、倫理委員会は権限という名の力を持っていることを学びました。技術者とは、技術によって収入やお金を得ている人のことを指すことを学びました。授業中には、教科書18pのフォード・ビンド事件を取り扱いました。スペースシャトル「チャレンジャー」事故は、1986年1月28日に発生しました。打ち上げからわずか73秒後に爆発し、乗員7名全員が死亡するという大惨事となりました。この事故は、スペースシャトル計画に大きな影響を与え、約2年半にわたって飛行が中止されました。事故の原因は、固体燃料補助ロケットのOリングの不具合によるもので、低温の影響でOリングが硬化し、燃料が漏れ出して爆発に至ったとされています。この事故は、宇宙開発における安全性の重要性を再認識させる出来事となりました。Oリングは、断面が円形のリング状のシール材で、主に流体の漏れを防ぐために使用されます。Oリングには多くの規格があり、それぞれの用途に応じて選定されます。リチャード・ファインマンの物理学以外の本も授業内におすすめしていました。ゴムとプラスチックの違いは、熱硬化性か熱可塑性かであることを学びました。ガラス展移転はゴムやガラスなどそれより低いときは硬くてもろい状態になり、高いときは柔らかくて弾性のある状態になるものをいうことを学びました。これについて、フックの法則、ニュートン流体、粘性係数、弾性係数、粘弾性(レオロジー)というキーワードがあることを学びました。ゲーム理論について、囚人のジレンマなどがあることを学びました。
A.(1) 今回の講義では、倫理委員会について学んだ。これは偉くなって権限を持った時に倫理を考えるものである。よく使うものとしては武力・お金・権力がある。(日本においては武力が禁止のため、武力ではなく検察力といわれている。)また、フォードピント事件についても学んだ。 (2) 今回のワークショップではゲーム理論について話し合いをした。ゲーム理論とはビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなし、互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論の事である。例としては残業が評価される社会を挙げ、それの解決方法として残業時間を制御する事を挙げた。 (3) 授業で取り扱ったフォードピント事件について改めて学び、復習をした。フォードピント事件とは、1972年、高速道路で突然エンストして停車したフォード社の乗用車ピントが、約50 km/hの速度で走ってきた後継車に追突されて炎上し、運転者が死亡、同乗者が重度のやけどを負う事故である。フォード社は車の技術内容よりもスタイルを優先して開発した。これはその時点で適用されているすべての連邦安全基準に合格していたが、数年後に発行する新基準には合格しないものであった。さらにこの事実を技術者たちは知っていたのである。新基準を満たしていないことを知っていたのにもかかわらず販売を続けてしまうのは、お客さんの信頼を失うことにつながる。自分たちの利益を優先したくなる気持ちも理解はできるが、倫理を失ってはいけないと感じた。
A. 倫理規程は言語化されたルールのようなものであり、倫理ではない。また、倫理に反していないかを判定する機関は倫理委員会と呼ばれる。これは権限を持った機関であり、力を持つ。この「力」によって発生した事故が「チャレンジャー事故」である。事故リスクが黙認されたことで、スペースシャトル・チャレンジャー号は発射1分後に爆発を起こした。この事故で宇宙飛行士7名の命が奪われた。技術者はある技術で収入を得ている者のことを指す。技術者を名乗りながら、無知であることは技術者倫理に反する。技術者として責任を持ち、事故リスクを正しく評価する必要がある。 演題:じゃんけん(ゲーム理論) メンバー:赤池佳音、五十嵐千紘、?橋可奈子、?橋美羽、松本凛 身近なところからじゃんけんという演題を選択した。じゃんけんは2人でするものとして考えた。プレイヤー集合I={1,2}で示される。ここでじゃんけんのグーをR、チョキをS、パーをPにおくと、グラフィカルアブストラクトのような表を作成することができる。あいこはどちらも損をするため0とおける。また勝った場合は1、負けた場合は-1とおくことができる。 平等と考えられているじゃんけんでは、相手の特徴を把握することでジレンマから抜けだすことができる。相手がどの手を出すことが多いかなど分析することが必要である。 ・WIIS「ジャンケン」 https://wiis.info/economics/game-theory/examples-of-games/rock-paper-scissors (2024/10/10閲覧) 「技術者を名乗りながら、無知であることは技術者倫理に反する。」という言葉を授業内で何度も聞いた。ここからどんな知識を持つことで技術者を名乗れるかという点について興味を持った。求められる素養は次の4つである。?専門とする技術についての知識・能力?その技術が社会に及ぼす影響と、その影響を制御する技術についての専門的な知識?関連する法規についての知識?社会の議論についての理解である。技術倫理が技術者という群の持つ技術と社会の関わりを示しているように、社会にも目を向けることが求められている。
A.(1)第2回の授業では、倫理規定について学習しました。倫理規定というのは、文字で書かれた文章であり、実際には倫理ではなくルールということがわかりました。社会には倫理委員会が存在しています。それらの組織が権限を持つことで力となります。権限を持ったからといって無闇に振りかざしてはいけません。権限を持ったときは、倫理に注意することが大切です。また、授業内では、化学の知識としてゴムとプラスチックの違いについても学びました。さらに、高分子材料の特徴として、ガラス転移点が存在すること、フックの法則がはたらくこと、ニュートン流体であることが挙げられます。 (2)囚人のジレンマを選びました。授業内で足りなかったため、後から調べました。対応させる例として、道路の交通状況を選びました。 渋滞の回避、快適さを利得としました。 自分が自家用車で移動する場合、みんなが自家用車を使うと渋滞にハマり、みんなが公共交通機関を使うと車が減り渋滞が回避できることがわかります。 みんなが自家用車で移動する場合、自分が自家用車で移動すると渋滞になり、自分が公共交通機関を使うと車内の人が減り快適に移動できます。 自宅からのことを考え、自分は自家用車で移動することにしました。しかし、他の人も同じことを考えていたため、みんなが自家用車で移動しました。 結果的に、道路は大渋滞になりました。全員が損する結果となりました。 (3)復習の内容として、倫理委員会について調べました。これが設置されている目的としては、研究や医療行為が、社会的・道徳的に受け入れられる範囲内で行われているかを確認することだとわかりました。また、AI技術の応用や、動物実験など倫理の問題について議論していることもわかりました。
A.1)講義では始めに、チャレンジャー号爆発事故について学んだ。これは、 技術者が危険物を扱う際の責任と倫理についての教訓である。Oリングの破損が原因で事故が起こり、予算不足と技術者への圧力が背景にある。ここで、重要なことは安全性と利益を天秤にかけ正しく判断することである。倫理問題として挙げられる事例として、フォード・ピント事件もある。これは ガソリンタンクの補強費用と事故補償金の費用を天秤にかけ、補償金を払った方が経済的と判断。経営者や上司が倫理的判断を行うべきであることを示す事例である。課題解決のために、ゲーム理論で 損得を図る方法がある。 2)議論では、「ゲーム理論からみた損得と善悪」という課題に取り組んだ。班は、ももちゃんずでメンバーは、市井桃子、相内彩果、山本圭織、川村和佳子、佐藤有紀乃と堀江優花で行った。題材は、A国とB国の間で二酸化炭素排出量に関する法律を守るか否かについてまとめた。各国が決まりを守れば発展するが、環境問題は深刻になる。一方の国だけが守れば、守った国が守らない国よりも発展しにくいと考える。このようにして、ゲーム理論では問題に対し、相互依存的状況を考察できる方法であることを学んだ。 3)ゲーム理論を用いた問題に対する解決方法を学んだ。これは、2つの対象の相関があるときに考察する有効な方法である。この問題では、自分の損得だけではなく他者との損得も考えることで、広い視野から問題解決の方法を見つけることができるのである。環境問題のような世界を対象とした大きな問題に関しては、このようなゲーム理論によって考察するのがよいと考えた。
A. 今回の講義では、チャレンジャー号の事故から是悪と損得について学びました。チャレンジャー号事故は1986年に打ち上げられた有人スペースシャトルであるチャレンジャー号が打ち上げ後に空中分解し、民間から募った乗組員全員が死亡した事故です。このスペースシャトル打ち上げに当たって、打ち上げ責任者が技術者が算出した事故リスクを意図的に引き下げていたといった背景がありました。リスクを無視して敢行したことによる悲惨な事故です。権力を持った時初めて倫理観が問われるということを学ぶことが出来ました。 今回のワークショップでは、囚人のジレンマについて考えました。囚人のジレンマは、隔離された2人の囚人の双方が自白することでお互い減刑にになると分かっていても、自白しないことで得られる量刑が多ければ自白には協力しないというゲーム理論モデルのことです。私たちは囚人は自白することで自分と相手の双方が利益を得られ、合理的であるため自白する可能性の方が高いと考えました 。ですが、実際に減刑の度合いと他の囚人が自白するか分からない状況を前にして自白するかどうかは本当に悩ましいだろうとも考えました。そのような状況に無ければ事件など起こっていないはずであると考えたためです。 今回の復習として、リスクを負う行動を抑制して生活しました。主に実験の際の服装です。失敗のリスクの少ない実験だからといって軽装で行うのではなく、身の安全のために保護メガネやゴム手袋などを装備して行いました。
A.
A.(1)今回の講義は、「善悪と損得」-「個人の利益と公共の福祉」というテーマでのお話がありました。具体的には、ゴムの種類と用途についてやプラスチックの種類と用途についてなどを学びました。この講義の中で、ゴムのガラス転移点やゴムの弾性について考える時間がありましたが、自分は説明することができませんでした。このように知識がないまま技術者になることは倫理違反となってしまうため、改めて無知が一番危険であるということを思い知らされました。 (2)グループワークでは、公共の福祉というテーマで話し合いを進めました。私たちのグループでは、「プラスチックゴミの問題」について考えました。経済発展と環境保護のジレンマとして、プラスチック削減が進むと、関連企業や労働者に経済的な打撃を与える可能性があることや、発展途上国では、プラスチック製品の安価さが重要な要素であり、規制が進むと経済的な負担が増すといった問題が挙げられました。 (3)今回の授業の後に復習した内容として、権力と権威の違いについての学習をしました。権力の定義は、他者の行動や意思決定に対して、強制的または直接的に影響を及ぼす能力のことで、特徴として強制力や制裁を伴う場合が多いことや、法律、軍事力、経済力などの外的な手段に基づくことが挙げられます。権威の定義は、他者からの承認や信頼に基づいて、自然に受け入れられる影響力のことで、道徳、知識、経験、人格などの内的要素に依存することや、強制力は伴わないことが多いなどといった特徴があることがわかりました。
A.(1)チャレンジャー号爆発事故について、「最も重大な過失は、この危険な機会がいかにも通常の飛行機同様の安全性を達したかのように言って、一般市民の搭乗を奨励したことである。」実際の安全性と異なることを言い、一般市民を騙すようなことをしたのはあってはならないことである。ゴムには種類があり、ゴムの性質に応じて様々な用途がある。チャレンジャー号爆発事故では、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクは、技術者は1%と見積もり、幹部は0.001%と見積もり打ち上げが実行され悲劇が起きた。 (2)容疑者Aと容疑者Bがいる。ある事件についてどちらも黙秘するとどちらも1年の懲役になる。どちらかが自白すると自白した方は釈放になり、自白せずに黙秘した方は3年の懲役を受ける。どちらも自白するとどちらも2年の懲役を受ける。この囚人のジレンマについて考えた。自分がこの選択を強いられていると考えた場合、黙秘すると考えられるのは懲役1年か3年である。自白すると考えられるのは、釈放か懲役2年である。自白した方が懲役の最小値、最大値が小さくなる。黙秘すると釈放の可能性はなくなってしまう。よって、自白した方が良いと考えれる。 (3)技術者は、作ったものの安全性は一番重要視しなければならないことだと改めて感じた。事故のリスクは銅のような場合でも黙認していいものではなく、再検討する必要がある。技術には価値が付くもので作ったものには価格がつけられる。その商品を買った人のためにも技術者が責任をもって、より良いものを提供しなければならないのではないか。
A. この回の授業では、過去の事例としてNASAによるチャレンジャー号爆発事故について取り扱いました。この事故では、機体の固体燃料補助ロケットに使用されていた密閉用Oリングが破損したことにより、高温・高圧の燃焼ガスが噴き出した結果、外部燃料タンクの構造が破壊され機体全体が一瞬で破壊されました。加えて7名の乗組員が全員死亡しました。打ち上げ当日の環境条件下におけるOリングの危険性は複数の技術者側からNASAへの進言がなされていましたが、NASAはこれらを聞き入れず、低気温によりゴムの弾力性が十分に確保できていない中、チャレンジャー号の発射を許可しました。この事故で問題となったのはNASAの組織の在り方や意思決定の過程に問題があったことです。技術者の意見を無視し、経営や計画実行が無理やり行われることで無関係な人間に被害を与えてしまいました。 グループワークではゲーム理論について調査しました。ゲーム理論とは、一致しない利害を持った複数の主体がゲームに参加するときのプレーヤーの理論を考えて、社会やビジネスにおける、人間の意思決定や行動がもたらす大きな影響を考える概念です。例には一般に普及している「じゃんけん」や、「囚人のジレンマ」、「チキンゲーム」などがあげられました。 技術者が倫理にのっとった正しい行動をしようとしても、上層部で指示を出す人々に聞き入れてもらえなかった場合、それらの行動が実現することはなく結果的に大きな事故につながる可能性があることがわかりました。
A.(1)チャレンジャー号爆発事故やフォード・ピント事件を通して技術者倫理について学びました。工学倫理は、アメリカでは「Engineering Ethics」といいます。倫理委員会とは、倫理に反しているか判断する人達です。倫理委員会に所属している人間は権力を持っているため、他の人達よりもより正しい倫理観が求められます。他にも、武力や資金を持っている人間も権力を持っているため、正しい倫理を求められます。フォード・ピント事件とは1960年代半ば頃起こりました。フォード社はピントという車の欠陥に気付いていましたが、利益のために安全対策を行わないまま販売し、その結果多くの事故が起こりました。人の命が失われる可能性に気付いていながらも見て見ぬふりをしたことは倫理違反に当たると思います。 (2)演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:ももちゃんず 共著者名:佐藤有希乃、市井桃子、川村和佳子、堀江優花、相内彩果 私たちのグループは、囚人のジレンマのテーマを二酸化炭素排出量の規則にしました。囚人のジレンマを解決するためには、自分の利益だけを優先するのではなく、相手の状況も考えることが必要だと思いました。 (3)チャレンジャー号爆発事故についてさらに調べました。チャレンジャー号とはスペースシャトルです。チャレンジャー号が爆発した原因は、ゴムが外気によって冷やされてガラス転移点以下の温度になってしまい、ゴムの性質である反発力等を失ったことでOリングが機能しなかったことです。
A.(1)ゲーム理論とは、利害関係を持つ相手がいる状況で、自分と相手の利益を考え、最適な行動を決める」ための思考法のことである。ゲーム理論の基礎を築いたのは、「ジョン・フォン・ノイマン」というアメリカの数学者で、彼は数学だけではなく経済・物理学・気象学・計算機科学など様々な分野で成果を上げている。ノイマンが発表した「ゲーム理論」の論文により、今まで不可能と思われていた「人間の意思決定が相互に影響をあたえることを数学的に展開できる形」にすることに成功した。 また、囚人のジレンマを選んだ。対応させる身近な例としてレギュラー争いを選んだ。部活でレギュラー争いをしている2人がいるとする。両方で切磋琢磨すれば、2人ともレギュラーになれる可能性が50%ずつあるとしする。しかし、1人がもう1人の練習などを邪魔をすれば、その人はよりレギュラーになれる可能性が80%に高まるとし、もう1人はレギュラーになれる可能性が20%に落ちるとする。その結果、両者で足の引っ張り合いをして、両社ともレギュラーになれる可能性が30%に落ちるというものである。 (2)私達は囚人のジレンマが協力と裏切りであることついて発表した。 (3)まず初めにゲーム理論について誰が考え、何のために発表したかを復習した。また、囚人のジレンマについてどういう事象なのかを復習した。また、チャレンジャー事故が気温がガラス転移点以下になったために起きたOリングの破損による事故ということについても復習した。
A.(1)自らの利益より公共の福祉を重視しなければならない。当たり前のことではあるが、実践することが難しい場合もある。自分や自分の身内の人生に関するのっぴきならない状況では正常な判断ができない場合もあるだろう。チャレンジャー号爆発事故では、NASAの管制室員の仕事と7名の乗務員の命が天秤にかけられた。技術者のボジョリー氏は事故の可能性について認識していたが、幹部の判断に屈してしまった。このような状況で正しい判断をするのは非常に難しいことではあるが、技術者としてはやはり利益より安全を重視しなければならないと思わされる事故であった。 (2)演題:ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名:グループα 共著者名:山野凜 古川希 小笠原崇 南翔太 揚妻伊吹 奥石陽斗 役割:調査 ゲーム理論について調べた。ゲーム理論とは、ある条件下における最適な行動を数理モデルを用いて研究する学問である。用いられる分野は経営学や社会学など多岐にわたり、これを学ぶことは利己的で合理的な人間の立場でものを考える訓練になる。 (3)コロナ過におけるマスクの買い占めとゲーム理論を重ねて考えてみた。二人が平等にマスクを分け合うならば、二人とも少量のマスクを買うことができる。一人が買い占めれば、一人が多量のマスクを得て、もう一人はマスクを買うことができない。二人とも買い占めるという判断をすると、すでに店頭にマスクはなかったというオチである。ゲーム理論として考えるなら最後の状況になってしまうのだろうが、技術者倫理を学んだ身としては最初の選択をしたいものだ。
A. 技術者倫理の中では「倫理規定」というものが存在しておりこれは文字で書かれた文章であった。このことからこの倫理は心がけることだけではなく、守らなければならないルールとなっていた。さらに技術者倫理には倫理委員会が存在しており、この委員会は権限を行使することによって倫理違反をしている人や団体に警察力を利用した武力行使を行うことができた。技術者は収入を得ることで生活をしていく。このことから企業は業績を上げるために多少の倫理違反をしてしまう例が過去に存在した。例えばチャレンジャー事故の例を挙げると、その時使用されていたゴム状のOリングに問題を感じていたが、国からの命令または強い圧力によって大きく指摘することができなくなっていたことが分かった。この問題があったのちにゴムのガラス転移点について発見された。しかし倫理の観点からみると事故が起きてから技術的発見がされるのではなく、事前にあらゆる安全を保障していかなければならないと考えられた。 今回「ゲーム理論からみた損得と善悪」について「可視化」の役割でワークショップを行った。グループ名は「モータリゼーション」。共著者は陳 東冉、山本瑞貴、小野寺裕己、大村暦一郎である。私たちの班ではゲーム理論について調査をし、その例をいくつかピックアップした。ゲーム理論とは価値を数値で見積もりどの行動が最も合理的であるかを計算する数学のことであることが分かった。そのゲーム理論を用いたもので囚人のジレンマの例を挙げると、共有地に羊を放つというものが存在する。これは一見合理的に羊を飼う方法ではあるが、実際は羊が草を食べすぎてしまい共有地が荒れ果ててしまうというものである。このことから一見合理的な方法に見えても将来的なことやあらゆる観点から調査をすることで効率の悪い方法であることが発見できることがあるので十分以上の点検を重ねていくことでより安全な方法を模索することができるのだと感じた。 また後日の復習によって、囚人のジレンマの例として漁業があることが分かった。この例では、自由に魚を取ってしまうことで水産資源が後程無くなってしまうというものだ。このことから目先の利益にとらわれすぎないことが重要であることが分かった。
A.【講義の再話】 講義はチャレンジャー号の事故から始まりました。私は、この事件を知らなかったです。Oリングひとつで起きてしまった悲惨な事件であると思いました。大勢の経営陣に詰められるとひとりの技術者は何をいっても伝わらなくなります。このような上からの圧力は何があってもあってはならないと思いました。大学や研究室でも、先輩や教授が怖くて言えない状況になっている生徒もいるかもしれません。このような状況をなくし、全ての人が平等に意見を言うことができ、それを受け入れ実行できるような環境づくりから始めるべきだと強く感じました。 【発表の要旨】 ・演題 ゲーム理論からみた損得と善悪 ・グループ名 ゲーム理論 ・グループメンバー 石岡桜、宮原杏奈、菊池沙姫 ・役割 Resources ゲーム理論とは、利害が一致しない複数の主体をゲームに参加するプレーヤーになぞらえ、その意思決定の過程を分析する学問です。今回は囚人のジレンマについて調べました。囚人のジレンマとは以下の説明で行われます。盗みを働いたとして、2人の囚人(AとB)が逮捕されました。2人は別々の部屋で行われる取り調べにおいて、自白か黙秘かを迫られることになります。 1 両者が黙秘した場合(A、Bとも懲役1年) 2 両者が自白した場合(A、Bとも懲役4年) 3 Aが黙秘し、Bが自白した場合(Aは懲役5年、B は懲役3カ月) 4 Aが自白し、Bが黙秘した場合(Aは懲役3カ月、Bは懲役5年) この状況において囚人のとる選択でナッシュ近郊やパレート最適が決められる理論となります。 【復習の内容】 私も気が弱い方なので大勢に攻められると自分の意見を通すことが難しいなを感じました。意見の言いやすい環境づくりに尽力していこうと思います。
A.(1)倫理規程(Code of Ethics)とは、具体的な組織の規範を策定することを意味している。チャレンジャー事故について取り上げられた。1986年1月28日、フロリダ州、ケネディ宇宙センターを飛び立ったスペースシャトル・チャレンジャー号は、発射1分後に爆発を起こし、7人の宇宙飛行士の命が失われた。原因は、固体燃料ブースター・ロケットの胴体から漏れた超高温の燃焼ガスが、外部燃料タンクを貫き、大量の液体燃料に引火したことが挙げられる。ガス漏れの原因がガス漏れを防ぐゴム製の素材が低温で弾力性を失ったことで起きていたことが製造段階で分かっていたのにもかかわらず、製造を請け負ったモートン・サイオコール社がNASAに発射延期を求めたが、NASAの発射をするという主張に反対し続けることができず、事故が起きてしまった。 (2)平常演習 ゲーム理論から見た損得と善悪 グループメンバー 村田翔太朗、中井怜、小川峻世、倉本泰地、堀田康介、佐藤和哉 ゲーム理論の1つである囚人のジレンマについて調べた。囚人のジレンマとは、お互いに協力する方が協力しないよりも良い結果が得られると分かっていても、協力しない者が利益を得る状況ではお互いに協力しなくなる、というジレンマのことを言う。つまり、個人の利益を追求しても、社会全体の利益につながらず、かえってよくない状況に陥ってしまうことを意味している。 (3)ゴムのガラス転移点とは、ゴム状態とガラス状態の境目の温度のことである。ゴム弾性とは、外部から加えられた力が起因となって変形した固体物質が、高い内部応力によってすぐに原形に戻ろうとする性質のことを言う。
A. 今回の講義ではチャレンジャー号の事故について取り扱った。これは、1986年に発射されたスペースシャトル、チャレンジャー号が発射1分後に爆発し7人の宇宙飛行士が命を落とした事故である。原因は燃料タンクのつなぎ目のOリングが低温により弾性を失っていたことであるが、ロケットの開発会社の技術者もNASAの技術者も経営的判断を優先し、発射を強行した。 ゲーム理論とは価値と数値で見積もり、どの行動が最も合理的であるか計算する数学のことである。具体的な例として、囚人のジレンマがある。他にも村の共有地に羊を放つと、村人全員が自分の羊により多くの草を食べさせようとして、牧草地が荒れて全員の不利益になることが挙げられる。 ゲーム理論とは価値を数値で見積もり、どの行動がもっとも合理的であるかを計算する数学のことである。共有地の悲劇、囚人のジレンマとして知られるゲーム理論の矛盾がある。共有地の悲劇とは村人が共有地に羊を放つと、村人が互いに自分の羊が多くの牧草を食べるように行動し、共有地の牧草が食い尽くされ、羊を飼うことができなくなるという問題である。これを現在に当てはめた例として公海での漁業があると考えた。多くの国の船がより多くの漁獲量を得ようとした結果魚を取りすぎてしまい、魚の資源量が減少し魚が取れにくくなるという事態が実際に起こっている。これを防ぐための方法として漁獲枠の設定と監査によるそれの順守があると考えた。
A.1.講義の再話 この講義では、善悪と損得についての考え方を学びました。技術者が自分の持っている能力を行使して、工業製品を作る時には社会にとって善として用いられるだけでなく、悪として用いられるかを考慮する必要があります。また、享受できるメリットだけでなく、リスクの評価やコストとのバランスを考えるデメリットも考慮する必要があります。また、マルクスの資本主義によれば価値は使用価値と交換価値に分類できます。交換価値で考えれば、個人の損得と公益について、ある程度理論的に考えることができることがわかりました。 2.ワークショップ ワークショップでは、囚人のジレンマについて自分の考えについてグループでディスカッションしました。もし、私が囚人の立場であれば、自白すると思いました。なぜなら、自分と相手方との損得の擦り合わせをした時に1番効率がいいと考えたからです。しかし、相手方の関係性によっては答えを変える可能性もあり、一概に決めることはできない難しい問題であると感じました。 3.復習 この講義から、これまで自分はどのような価値観を持っていたのかやどのくらい損得勘定で行動していたのかを振り返るいい機会となりました。振り返ってみると、仲の良い友達には気軽にものをあげたり貸したりしていたと思い、もう少し考えてみる必要があると感じました。そして今後、ものを購入するときや交換するときなどの場面では、この講義の内容を思い出してより良い選択の参考にしていきたいです。
A. この授業では、チャレンジャー号の爆発事故について話された。チャレンジャー号は、1986年1月28日に打ち上げられたスペースシャトルであり、73秒後に分解した。この時の乗組員7人は全員死亡してしまった。この時乗っていた乗員の中には先生がおり、宇宙で授業を行うと言っていたが、事故が起きてしまったためその約束はかなわなかったということも話していた。この時の報告書をファインマンが提出しておりこの報告では技術者が事故が起こる可能性を1パーセント、NASAの幹部は0.001パーセントといっていて、1000倍も可能性が違うのに発射を行っている。ファインマンは原爆の開発にかかわっており、このことについて公開していたという。 ワークショップに会議では、ゲーム理論について話をした。ゲーム理論とは、価値を数値で見積もり、どの行動がもっとも得かを合理的に計算する数学のことを言う。この議論では、労力について調べたが、あまりわからなかった。 復習ではナッシュ均衡について調べた。ナッシュ均衡とは、ゲーム理論における非協力ゲームの解であるの一種である。ナッシュ均衡は、他のプレーヤーの戦略を所与した場合、どのプレイヤーも戦略を変更することによってより高い利益を得ることができない戦略の組み合わせのことを言う。ナッシュ均衡かではどのプレーヤーも戦略を変更する誘因を持たない。ナッシュ均衡は必ずしもパレート効率的ではなく、その代表例が囚人のジレンマである。
A.(1)善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-について学びました。この議題について考えるためにチャレンジャー号事件やフォード・ピント事件について学んだ。 チャレンジャー号事件はNASAのロケットであるチャレンジャー号の打ち上げが失敗し、乗組員が死亡した事件であった。この打ち上げ失敗には経営陣が技術陣の打ち上げ延期の提案を退け、打ち上げ失敗のリスクよりも打ち上げ延期のコストを優先したことが原因とされています。 フォード・ピント事件はフォード社の開発した車のピントに不備がありエンストした事で追突事故が起きた事件であった。 この事故にはフォード社の競合他社を出し抜くために安全性を欠いてでも利潤追求をおこなう姿勢によって引き起こされたものでした。 (2)ゲーム理論として囚人のジレンマを調べた。囚人のジレンマは両者の利益が最大になる択があったとしてもリスクを加味すると個人の利益を優先する場合に得であると数学的に証明された例であった。授業で紹介されたチャレンジャー事件やフォード・ピント事件にも共通するところであり、社会全体の利益は個人の利益よりも軽視されると大きな問題となる。よって技術者倫理は大切で軽視されてはいけないのだと考えた。 (3)ゲーム理論で学んだように社会全体の利益を考えた時に正しいとされた選択でも、個人の利益を考えた場合正しいとされる選択とは異なる事例が多く存在することを学んだ。技術者や会社側は誠実なポリシーを持って社会全体の利益を損なうことのないようにする必要が重要と考えました。
A.①授業の再話 チャレンジャー号爆発事故 とは、1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトル”チャレンジャー“が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である。 この事故は閉用o リング発進時に破損したことから始まった。Oリングの破損によってそれが密閉していたSRB接続部から漏洩が生じ、固体ロケットエンジンが発生する高温・高圧の燃焼ガスが湧き出た。しかし、この事故はエンジニアによって未然に防ぐことができた事故である。しかしながら、経営陣の圧によってこのような事故は生まれてしまった。 ②ワークショップ メンバー:松本凜 赤池佳音 高橋可奈子 五十嵐千紘 高橋美羽 ゲーム理論とは、経済学や経営学、社会学などの多くの分野に影響を及ぼす数学理論である例としてじゃんけんを挙げた。ジャンケンの勝ち負けを点数化し、勝った場合は+1、負けた場合は-1、あいこの場合は0として計算した。ジャンケンの場合では両者が同じ手を出す、つまりあいこである場合は損得が発生しないが、違う手が出た場合はどちらかが得をし、もう一方は損をする状況が発生する。あいこでは両者にメリットがないため、2/3の確率で決定が生じる。 ③復習 経営者として、お金の損得を考えるのは自然の諺だと感じる。しかし、技術者としては、安全・安心な製品を提供することが最重要視されている。経営者と技術者が対等な立場で意見を言いあえる環境を作ることが必要だと感じた。
A.①講義の再話 教科書「技術者による実践的工学倫理」68ページに、チャレンジャー事故について書かれてあります。チャレンジャー事故は、フロリダ州、ケネディ宇宙センターを飛び立ったスペース・チャレンジャー号が、発射1分後に爆発を起こし、7人の宇宙飛行士の命が失われたという事故です。事故の原因は、固体燃料ブースター・ロケットの胴体からもれた、超高温の燃焼ガスが、外部燃料タンクを貫き、大量の液体燃料に引火し大爆発を起こしたことでした。技術者ボジョリーは、ブースターに危険な兆候を見つけ、発射延期を求めたが、NASA側の反発により悲劇が起こってしまいました。 また、18ページにフォード・ピント事件について書かれてあります。フォード社は、ピントという低価格・軽量乗用車を開発しました。ところが、通常よりも開発期間を短縮したこともあり設計に無理が生じ、ガソリン漏れによって火災が発生する可能性があることが示されました。フォード社は、起きる事故に補償金を払ったほうが、ガソリンタンクを補強するよりも何倍も得だと結論した結果、事故は増え、巨額の懲罰的賠償を求める訴訟が殺到しました。 このように、利益を得ることも大事ですが、技術者には安全を守る態度も大切であることが考えられます。 ②発表の要旨 ワークショップでは、ゲーム理論から見た損得と善悪について話し合いました。私たちのグループでは、囚人のジレンマとして、残業について話し合いました。 AさんとBさんがいたとして、残業をすれば評価が上がるとします。2人とも残業をしなければ時間はかかりませんが同じ評価です。Aさんだけが残業をするとAさんの評価があがり、Bさんだけが残業をするとBさんの評価があがります。しかし、2人とも残業をすると、2人とも評価が上がるため結局は同じ評価になり無駄な時間となります。 解決策については、故意に残業をしないことを挙げたいと思います。私が果たした役割は、調査です。 ③復習の内容 私たちのグループでは、囚人のジレンマとして、残業について話し合いました。 AさんとBさんがいたとして、残業をすれば評価が上がるとします。2人とも残業をしなければ時間はかかりませんが同じ評価です。Aさんだけが残業をするとAさんの評価があがり、Bさんだけが残業をするとBさんの評価があがります。しかし、2人とも残業をすると、2人とも評価が上がるため結局は同じ評価になり無駄な時間となります。 解決策については、故意に残業をしないことを挙げたいと思います。
A.①倫理規程の規程とはルールのことである。何か問題が発生した場合、倫理委員会が判定する権限を持つ。技術者とは技術で報酬を得ている人のことを指す。可逆性とは分子が動くことであり、ニュートン流体が主な例である。ニュートン流体のグラフにおける傾きを粘性係数という。弾性とは力がかかってももとに戻ることであり、フックの法則が関連している。フックの法則におけるグラフの傾きを弾性係数という。 また、チャレンジャー号の事故について学んだ。 ②グループワークでは、ゲーム理論について調べた。メンバーは大藤雄也、鈴木颯斗、笠松裕太、山崎開智、石山成晃である。ゲーム理論とは、ビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなして、互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論である。例としてはチキンレース、コーディネーションゲーム、オークションがある。 ③復習ではチャレンジャー号事故について調べた。チャレンジャー号事故は、1986年1月28日にアメリカで発生した、スペースシャトル・チャレンジャーの打ち上げ中の爆発事故である。この事故により、乗組員7人全員が死亡した。宇宙開発史上最も悲劇的な事故の一つとされている。事故の原因として、打ち上げからわずか73秒後に、固体燃料補助ロケットの接合部分である「Oリング」と呼ばれるシール部品の欠陥が原因で燃料漏れが発生した。 Oリングの問題として、 打ち上げ当日の気温が非常に低く、Oリングが硬化して正常に機能しなかった。これにより、燃料が漏れ、外部燃料タンクに引火し爆発。技術者たちは以前からOリングの欠陥と低温時のリスクをNASAに警告していましたが、打ち上げスケジュールを優先した結果、事故につながった。
A.ゴムの種類と用途としてIRと呼ばれるイソプレンゴム、BRと呼ばれるブタジエンゴム、SBRと呼ばれるスチレンブタジエンゴム、NBRと呼ばれるアクリロニトリル-ブタジエンゴムがある。そのうち、SBRはLIB負極バインダーとして用いられる。NBRはO-リングとして用いられる。次にプラスチックの種類と用途だが、PEと呼ばれるポリエチレン、PPと呼ばれるポリプロピレン、PVCと呼ばれるポリ塩化ビニル、PSと呼ばれるポリスチレン、PETと呼ばれるポリエチレンテレフタラート、PVdCと呼ばれるポリ塩化ビニリデン、PVdFと呼ばれるポリフッ化ビニリデン、熱硬化性樹皮であるFFと呼ばれるフェノール樹皮、同じく熱硬化性樹脂であるMFと呼ばれるメラミン樹皮がある。 プラスチック材料は、非金属材料である。非金属原料はガラスなどの無機高分子材料やセルロースやたんぱく質など天然高分子材料がある。エンジニアリングプラスチックとして導電性高分子などもあることが分かった。また技術者とは目的達成のための方法・手段を工夫してより良い成果をもたらす人を指し、技術の質を上げるために投資を行っている。それに対し、経営者とは経営の最終的な責任を負う人で事業の方針や延暦を決める人のことを指し、売り上げをいかに上げるかを考えるという違いがあることが分かった。両社は対立して取り上げられることが多いが、互いに協力し合っていることが分かった。
A.今回の講義内容の再話は、個人の利益と公共の福祉というテーマで、実際に起こった事故や事件を元に、技術者に必要な心構えを学びました。具体的には、チャレンジャー号の事故に関する話が印象に残りました。チャレンジャー号爆発事故は、1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトル""チャレンジャー""が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故のことであり、この中には小学校の先生もいたという話が特に印象に残りました。このような痛ましい事故を起こさないために、技術者は、工夫を凝らしていく必要があると感じました。 ワークショップの課題の内容として、ゲーム理論について調べました。ゲーム理論とは、簡単に説明すると一方が特となる選択をするともう一方が不利になり、両方が得となる選択をすると両方が不利になりかねないという理論のことです。実際に、フォード社の製造する自動車が事故一件あたりの予想額を元に総補償支払い額を試算して、起きた事故に補償金を払った方が得であるという損得勘定で動き、安全対策を行わなかったという事例があります。このようなことが起こってはならないと強く思いました。 復習の内容として、ゲーム理論から学ぶ技術者の姿勢について考えました。その結果、技術者に求められるものは利己的な利益や、目先の結果ではなく長く社会に生きる人間が得になるように考えて、自分たちの利益ではなく社会がより便利になるように動かなければならないのではないかと考えました。
A.(1)工学倫理の事例としてチャレンジャー号爆破事件がある。発射直後にシャトルが空中分解し、成層圏あたりで爆発、乗組員7名全員が死亡した。事故の原因はOリングの破損であった。Oリングとは「ゴムの輪(リング)」のことで、断面形状が「O」であることからOリングと呼ばれる。Oリングが破損したことで密閉部分から漏洩が生じ、接続部分が破壊された。このような事例があることからも技術者は危険なものを扱っているということを念頭に置かなければならない。 (2)ワークショップの演題は「ゲーム理論からみた損得と善悪」でチーム名は無名であった。共同著者は大石晴喜、富永陽紀で、役割は書記だった。ワークショップの時間内で囚人のジレンマについて詳しく調べた。囚人のジレンマとは利害関係のある2人が自分にとって最も利益のある選択を選んだ結果、協力した場合よりも悪い結果を招いてしまう状況を指すことが分かった。縦軸に容疑者Aの戦略、横軸に容疑者Bの戦略としてそれぞれ[黙秘][自白]の欄を用いてグラフを作成した。 (3)経済学分野で用いられるゲーム理論について調べた。囚人のジレンマは「パレート効率的」と「ナッシュ均衡」によって説明される。まず、「パレート効率性」とは各プレイヤーが話し合いによってもこれ以上利得を改善できる余地がない状況を意味する。次に「ナッシュ均衡」とは互いに相手の戦略を所与として、自分の利益を最大にするように戦略を決定し、これ以上自らの利益を増やすことができないということが全てのプレイヤーについて成り立っている状態をいう。ナッシュ均衡が実現している場合において必ずしもパレート効率的であるとは限らない。このような状態のことを囚人のジレンマということが分かった。
A.【講義の再話】技術者はお金をもらって行うが、会社を選ぶうえではお金よりも上の人間が倫理を持っているかで選ぶことが重要である。損得にとらわれて善悪を失ってはいけない。プラスチック材料は、非金属材料であり、ガラスやセルロース、タンパク質も非金属材料に含まれる。正しい知識で事故を防ぎ、万が一事故が起きたとしても、倫理を捨ててはいけない。 【発表の要旨】[演題] ゲーム理論から見た損得と善悪 [共著者名] 大藤雄也、鈴木颯斗、山崎開智、石山成晃 囚人のジレンマに該当する例を身近なことから選び、解決方法についてグループで話し合った。該当する例として、価格競争を選んだ。価格競争を行わなければ両社とも1000万円の売上を確保できるとする。会社Aが価格を下げるとその会社の売上は1100万円まで伸び、会社Bの売上は800万円まで減少してしまう。すると会社Bも価格を下げざるを得なくなり、結果として両社とも売上900万円となってしまうとする。自分だけが利益を得ようとすると利益どころか不利益になってしまう可能性があるため、自分と相手、それぞれの利益を分析して最適な行動をとることが大切であると考えた。 【復習の内容】技術者が起こしてしまった事故として、JCO臨界事故について調べた。核燃料加工施設で発生した原子力事故であり、原因は、作業指示書の不遵守であり、効率を優先して安全性を欠いてしまったことで起こった。規範に基づく行動を全体で守っていくことが必要である。
A.[講義の再話] テレビでは痛ましい事故は一部分しか切り取られない。例えば、NASAが打ち上げたスペースシャトル・チャレンジャー号が爆発を起こし、船員が犠牲になったチャレンジャー事故はその一例である。倫理者規程はそれを犯さないようにするためのルールに過ぎず、1番倫理を必要とするのは権限、力をを持っている役職に就くものである。チャレンジャー事故でいえば、NASAは経営者としての視点の前に技術者として製造を請け負ったモ社の話を聞き入れ、船員の安全を第一に行動すべきであった。また、フォード社が自社の製造した車のコスト削減と使用者の安全を天秤にかけ、多大な事故を起こしたことも技術者倫理に欠ける事件であった。 [発表の要旨] 演題:ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名:ゲーム理論 共著者名:宮原杏奈、菊池沙姫、佐藤美歩 役割:可視化 私たちはゲーム理論の囚人のジレンマについて調査し、損得について班員で考えた。囚人のジレンマとはたとえば共犯の容疑者AとBがいたとして、それぞれが自白しなければ懲役2年、どちらも自白すれば懲役5年、Aのみ自白すればBだけ懲役10年、Bのみ自白すればAのみ懲役10年と言う条件の中で、他人を信じて自白しなければ懲役2年で済むが、それと同時に懲役10年のリスクもおっている状況と、自白すれば懲役が5年になるか、なくなるかの状況であれば自白をする方がリスクが多少の犠牲(懲役3年分)はあるものの、比較的に少ないという状況があり、私たちは後者の自白という選択肢を選んだ方が最悪の条件である懲役10年を免れると考えた。どちらも自白しないことを犠牲がないパレート最適、どちらも自白することをリスクのないナッシュ均衡ということがわかった。 [復習の内容] 授業後、取り扱った実践的工学倫理p18フォード・ピント事件、p68チャレンジャー事故についてもう一度その内容を確認した。どちらの事故にも共通していたのは使用者のことを考えず、自社の利益を追求した結果起きた事故であり、どちらも多方からの信頼を失う結果となったことである。また、社全体の判断ではなく、技術幹部など地位のあるものだけで決めた、行動した結果の現れであったことも確認した。
A.[1]事故は防げるものならだれでも防ぎたいものだと思います。しかし、自分の人生がかかっていて、黙認すればたくさんのお金が手に入るものとなってしまうのなら、果たして自分は甘い誘惑を断れるのでしょうか。会社の損失とは私たちが計り知れないくらい大規模なことです。もs自分が経営者だとして、黙認する方が損失が少ないのであれば黙認しないという選択肢をとることはあまりにも難しいことです。たとえその選択肢が他人の命がかかってきてしまっても少し考え込んでしまうかもしれません。 [2]ゲーム理論について調べました。じゃんけんもこの一種だと知り大変驚きました。 [3]一技術者としてはお金だけ優先しても困らないかもしれません。しかし、経営者目線で、違う目線で考えたときに一個人の問題ではないと把握できる思考が必要だと感じました。自分が作ったものに対して責任をきちんと持たないといけないのだと改めて強く思いました。発明をしてなくても作った末端に少しでも携わっていたらその責任が生じると思います。チャレンジャー号などの事故もとても悲惨なものでした。あの光景を見てしまった子供たちは一生のトラウマだと思います。これから先このような事故は少しでも無くさなければなりません。つらい思いをする人が一人でもいなくなるように努めていかなければなりません。技術者の末端として自分ができることは限りなく少ないですが、そういった意識を持っていこうと思いました。
A.(1)チャレンジャー事故について、打ち上げが技術的な問題から何度も延期されたことに対する経営者が損失を恐れ、技術者に圧をかけた。事故は本当に起きるのか?損害賠償を請求してもよいのか?経営者と技術者で利益を追求する者と安全を優先する立場にある人々の対立が分かりやすく見て取れる。 実際に打ち上げされ、悲劇が起きることとなる。技術者の自分の立場が危うい中、倫理的問題とどのように向き合えば良いのだろうか?技術を行使することで、工業製品を作り社会に出す時、メリットだけではなく、リスクやコストの面も考える必要がある。倫理観や価値観は人によりそれぞれ異なる。お金と幸せについて、考える必要がある。 (2)ゲーム理論と囚人のジレンマについて。ゲーム理論は、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問のことである。各プレイヤーがとる行動やその結果が他のプレイヤーに依存するため、戦略的な思考が必要である。 (3)私が考えるゲーム理論について。夫婦が家事を分担する必要がある中、どちらか一方が行った方が楽だと考えるとする。夫は専業主婦の妻が家事をするほうが効率がいいと考え、自分が家事を120分かけて行う場合の利得は-20、相手にやらせると利得100。 同様に妻は自分が育児をしている分相手が家事を行う方が効率が良いと考える。妻が自分で120分かけて家事をすると利得-60、相手がすると利得0になる。
A.①講義内容の再話 倫理規程はほとんどルールである。何かをやらかすと、倫理委員会が登場する。この人たちは権限を持つ。倫理が必要なのは権力を持つ側である。技術者はそれで収入を得ている人のことをいう。Oリングとは、ガスや液体が不要に漏れるのを防ぐ目的で、2つの部品の間に、より漏れにくい密閉性を高めるために存在する。知識がないことは一番の倫理違反である。ゴムのガラス転移点は、ゴム状態から固化状態(ガラス状態)になる境目の温度を指す。ゴムのような材料はガラス転移点が-100℃程度であり、常温では「ゴム状態」を取っている。 ②ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪。グループ名:りんり。共著者名:中村健匠、松下千聖、佐藤雄斗、大石珠生、鈴木佑涼。役割:Investigation。ゲーム理論について調べた。プレーヤー同士がお互いに得になるように行動すると、お互いに損になってしまうことをジレンマと言う。私たちの身近にあるジレンマは、新型コロナウイルスのマスク問題であると考えた。新型コロナウイルスにかかりたくないがマスクはしたくないという人が、自分以外がマスクをしていれば問題ないと考えていたが、同じ考えの人が複数人いたため新型コロナウイルスにかかってしまうというジレンマである。現実世界では、自分の利益だけを考えて行動しないことでこのようなジレンマは解決できると考えた。 ③復習の内容 私は「囚人のジレンマ」について理解していなかったので調べた。ある2人の共犯の囚人がおり、両方が黙秘を続ければ、刑は1年で済む。逆に、両方自白すれば、刑を認めることになるため、黙秘よりも刑は重くなり、刑は3年になるとする。このとき、片方の囚人だけが自白すれば、自白した囚人は刑を免れるが、もう1人の囚人の刑は黙秘を続けたため5年になるとする。私は両方とも黙秘を続け、刑を1年で終わらせるというのがよい選択だと考えた。
A.(1)第二回目の講義は、技術者の善悪とリスクについて学びました。そして講義中には、NASAのチャレンジャー号の爆発事故に関する動画を視聴しました。チャレンジャー号事故の原因であったOリングのリスクは概知されていたことでした。 (2)今回の課題は、「ゲーム理論からみた損得と善悪」でした。ゲーム理論とは、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問であり、「利己的で合理的な人間」の立場から考えます。私たちのグループでは、ゲーム理論とは一方が得をする選択を行うともう一方が不利になり、両方が得をする選択を行うと両方が不利になるという理論であると学びました。 (3)今回の講義を通して、教授が「技術者は知識がないと倫理違反である」とおっしゃっていたことが印象的でした。知識が足りていない状態で使われた技術は、それが善になるか悪になるかはっきりしておらず大変危険です。技術者はもともと危険なものを扱うという意識をもち、正しい知識を持ったうえで行うことが義務であると感じました。さらに、チャレンジャー号事故の件は、打ち上げ前に低温時にOリングの柔軟性は失い十分な密閉を確保できないリスクがあると知りながら、多くのメディアや人々からの政治的圧力により打ち上げを決めてしまっています。周りからの圧が、正確な判断を妨げてしまうという恐ろしい現状があることを知りました。正しい知識と正確な判断を身につけることが、技術者にとって必要不可欠なことだと思いました。
A. 1986年にアメリカで起こったチャレンジャー事故は、技術者と組織が安全性を犠牲にした結果である。チャレンジャー号には、燃料用のシール材として耐寒性が0℃のOリングが使用されており、最低気温が0℃を下回るにも関わらず打ち上げを決行したため、Oリングのゴム弾性が失われて燃料が漏洩し、機体は爆発して7人が死亡した。打ち上げ前に技術者がリスクを警告したが、経営者はその警告を無視し、チャレンジャー号は予定通り発射した。安全性を軽視して経営的判断を 演題は「ゲーム理論からみた損得と善悪」、グループ名は「ももちゃんず」、メンバーは「佐藤有希乃(自分)、相内彩果、市井桃子、川村和佳子、堀江優花、山本圭織」、自分の役割は「調査」であった。ゲーム理論とは、利害関係を持つ相手がいる中で、自分と相手の利益を考慮しつつ、自分にとって最適な方法を導き出す理論のことである。私たちは、A国とB国という国を仮定して、2国間の二酸化炭素排出量規則にゲーム理論を当てはめた。A国とB国の両方が規則を守る場合は2国とも発展しないが環境は守れる、A国またはB国の一方だけが規則を守る場合は規則を破った方のみ発展するが環境は守れない、A国とB国の両方が規則を破る場合は2国とも発展するが環境は守れない。 チャレンジャー事故で経営者が技術者に言った「君は技術者の帽子を脱いで、経営者の帽子をかぶりたまえ。」という言葉について考えた。「帽子をかぶり替える」という表現は、視点の切り替えを示唆しているが、どちらかの視点を切り捨てることになる。技術者が仮に経営者になったとしても、技術者的視点を切り捨てるべきではない。
A.(1)第二回講義での大きなテーマは善悪と損得個人の利益と公共の福祉であった。このテーマでは技術者が直面する重要な問題が浮き彫りになる。技術者はその知識と技術を活かして問題解決に努める一方で、個人の利益と社会全体の福祉とのバランスを取ることが求められる。個人の利益を追求することが、短期的には自身や企業にとって有益に見えることもあるがそれが社会全体に悪影響を与える場合、長期的には逆効果となり結果として公共の福祉を損ねる可能性が高い。例をあげるなら環境に害を与える技術や安全基準を無視した製品が一時的に利益を上げたとしてもその後の社会的信頼の喪失や法的なリスクまたは環境への悪影響を考えると最終的には公共の福祉に反することになるのだ。このため技術者は自己の利益だけでなく社会全体に対する責任を意識し技術がどのように人々や環境に影響を与えるかを慎重に考える必要がある。今回の講義では、個人の利益と公共の福祉を両立させるために、善悪の判断を慎重に行い、社会的責任を果たすことの重要性を学んだ。 (2) ワークショップ課題の発表要旨はゲーム理論からみた損得と善悪であった。ゲーム理論とは一方が得をする選択を行うともう一方が不利となり両方が得する選択を行うと両方が不利になるという理論である。ゲーム理論では、損得と善悪が密接に関連している。個人の利益を最大化するために戦略を選ぶとき、短期的には自分に有利な選択をすることが多いがそれが他者に悪影響を与え、最終的には全体の利益を損ねることがある。例をあげると協力を選べば、全体としての利益が高まる場合があり善悪の判断は単なる道徳的選択にとどまらず全体の損得にも大きく影響する。このように、ゲーム理論は善悪を損得の観点で再評価し、協力的な選択が社会全体の利益に繋がることを示している。 ?復習ではゲーム理論は自分たちの身の回りでどのように起きているかを調べた。日常生活の中で他者との協力や競争、例えば買い物や交渉、企業間の競争など、選択が互いに影響を与える場面で起きていることが分かった。
A. 講義の中では、チャレンジャー事故の映像を見たり、ゴムの弾性やガラス転移点について考えたりした。また、液体の流動パターンを移動現象という学問からの観点で考え、ゲーム理論と囚人のジレンマについて学んだ。さらに、様々な価値と動機・効果について知った。 ワークショップでは、ゲーム理論からみた損得と善悪について話し合った。ゲーム理論とは、一致しない利害を持った複数の主体をゲームに参加するプレーヤーの理論と考えて社会やビジネスで意思決定や行動に大きく影響する概念のことである。自分だけの利益を求めるのではなく、他者の行動を予測し、両者にとって最善の行動をとることが望ましいとされている。つまり、環境問題は個人的利益を最優先する資本主義の自由競争では解決出来ず、この状況を「囚人のジレンマ」と呼ぶのである。 講義内容とワークショップを通じて、ゴムの弾性やガラス転移点、液体流動について聞いた事はあっても、言葉として定義できてないことを自覚させられた。そのため、学んだことを振り返り、忘れない努力を見つけ、継続しいきたいと考えた。また、囚人のジレンマの例として、数々の企業が価格を下げると市場の利益が下がることなどが挙げられた。これは、お互いが信用し裏切った時のペナルティを考えることでジレンマを回避できるのではないかと考えた。その結果、互いに協力的な社会になっていくのではないかと思うとともに、私の願いでもある。
A. 技術者倫理・技術倫理が問われる場合として、危険が及ぶのを知りながらあえて技術を行使した場合があり、代表的な事例にフォード・ピント事件がある。1960年代にフォード社が開発したピントという低価格軽量乗用車は、安全性試験において重大な欠陥が判明したが、その技術幹部は安全性より自分たちの利益を優先し、そのまま生産・発売をした。結果的に売り上げとともに、予想された事故は増えていった。公衆の安全、健康、福利を最優先する義務を犯した事例である。このフォード・ピント事件は、安全をトレードオフの対象にした非倫理的な例として語り継がれている。 演題「ゲーム理論」、共著者は濱登美月・田中優芽、データ整理の役割としてグループワークに参加した。ゲーム理論とは、ビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなし、互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論である。ビジネスシーンにおいては、自らの行動によってどのような利益が生まれるのか、どのようにリスクを抑えられるのかを検討して行動に移す。 ゲーム理論のモデルの一つである囚人のジレンマについて復習した。囚人のジレンマとは、お互いに自分にとって最善を選択した結果がお互いに不幸になる状況のことである。両者が利益を追求すると、最終的には両者が不利な結果になるということである。囚人のジレンマの原理は、個々の合理的な選択が集団全体の最善の結果をもたらさないというパラドックスに基づいている。
A.(1)講義内容の再話 倫理規程はルールのようなもので文字が書かれた文書のことです。倫理委員会は権限を持ち、アメリカの場合、全米専門技術者協会(NSPE)が倫理規程を定めています。 事例として、1960年代半ばに起こった、フォード・ピント事件があります。開発期間を短縮したことにより、設計に無理が生じたことが原因です。後ろから衝突されると、ガソリンタンクが他の部品の突起部に貫かれて、ガソリンが漏れ場合によっては火災が発生することが示されました。しかし、フォード社は、修理に必要な費用よりも、事故が起こった際の賠償金を払った方が得であると判断し販売しました。その結果事故が起こり、経営陣の判断が公表されたことにより大変非難されました。公衆の安全、健康、福利を最優先する必要性が改めて示されました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 グループワークでは、囚人のジレンマについて話し合いました。囚人のジレンマとは、2人の囚人A、Bが取り調べを受けている状況において、AとBともに黙秘すれば平等に罪が軽くなります。しかし、どちらかが裏切って自白すると自白した囚人は無罪、黙秘した囚人は重い罪となります。ただし、2人とも自白した場合中程度の罪となります。2人で協力し黙秘することがもっとも罪が軽くなる方法ですが、相手に裏切られた場合もっとも罪が軽くなります。両方の囚人が同じように考えた結果、2人ともが自白し中程度の罪を被ることになるという話です。私たちは、社会人の残業について囚人のジレンマの表を作成しました。AとBが一方より評価をあげようとした結果、2人ともが残業をして無駄な時間を過ごしてしまうことになります。 (3)復習の内容 チャレンジャー事故はオーリングが低温で弾力性を、失ったことが原因であることから、ガラス転移点について学びました。樹脂は温度低下に伴って、ガラス状からゴム状、液状と変化します。ガラス状からゴム状に変化する温度をガラス転移点と言います。ゴムは粘弾性あるいはレオロジーといいます。
A.②善悪と損得-個人の利益と公共の福祉- (1)講義内容の復習 授業のはじめにチャレンジャー号というスペースシャトルの事故の映像を見て、その後、JAXAのイプシロンロケットという事故が起きたばかりのロケットの話をした。その事故の原因は使用されていた部品(Oリング)が不適切であり、そのせいでタンクが爆発したというものであった。{Oリングとは何か、ガラス転移点とは何かを壇上で発表。}その後、プラスチックについての話をした。その欠点に気づいた技術者もいたが、経営陣からのクビや損害賠償といった圧力に屈し事故が起きてしまった。権威と権力の違いを正しく理解し、それに伴う責任や義務をただしく遵守することが技術者にも、経営者にも重要。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ゲーム理論というものについて調べ、周囲と話し合った。ゲーム理論とは、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問であるということが分かった。 (3)復習の内容 囚人のジレンマに対応させる例として、先進国と発展途上国におけるCO2排出量の問題について考えた。 地球の環境を考えるとどちらの国も排出量を減らした方がよいが、利益を考えるとどちらも排出量のことを考えない方がよい。どちらも考えないでいると地球温暖化が進み不利益が大きくなっていく。 実際には、このジレンマを解消するために議定書などといった国際約束を定めたり、先進国が発展途上国に譲歩する形で問題解決に動いているようだ。現在は多少の不満などありつつも、私が調べられた範囲ではジレンマの調和がとれているように見える。そのため現在でのことでなく、開発が追いつくであろう数十年後のことについて考えてみる。 発展途上国の立場からしたらもう譲歩する理由はないわけで、発展途上国側の国にも同じような制限を設けようとするはずである。途上国側としても断れば地球温暖化により地球に住めなくなってしまうため受けるかもしれないが、今現在協定を守った国の生産力の向上が守っていない国に比べ落ちていたり、協定に拘束力があまり無いため今まで通りの開発を続ける国も出てくるだろう。そうした流れが出来ると、今制限を守っている国の中からも破り始める国が出てくるかもしれない。 今回の例では、すべての国が約束を守り環境を守るなら、全員の利益が減少しようとも持続可能な社会を実現することが出来るであろう。だが、すべての国が破るなら、環境は破壊されていき、開発力の高い国しか国を支えられないという全員不利益を被る結果となってしまうだろう。という結論を出した。
A. 「当たり前の日々を大切に過ごす」という思いは、私たちの日常がどれほどかけがえのないものかを再認識させます。そして、この平穏を守るために、私たちは時にリスクや困難に立ち向かわなければなりません。その中でも、防げる事故やリスクを未然に防ぐための決断は、技術者やリーダーにとって最も重い責任の一つです。 チャレンジャー号の事故は、まさにそのような選択の難しさを象徴する出来事でした。ゴムの弾性が低温で失われる危険性を技術者が警告していたにもかかわらず、NASAの経営陣は経済的損失やスケジュールの影響を理由に打ち上げを強行し、大惨事を引き起こしました。技術者の判断は正しかったにもかかわらず、経営層の過信と現実から目を背ける姿勢が悲劇を招いたのです。 これはコロナウイルス感染拡大の防止においても同様の教訓を含んでいます。私たちは、経済的な損失や個人の自由を守るために、感染拡大のリスクを黙認するのか、それとも長期的な安全のために困難な決断を下すのかという選択を迫られました。もし仕事を失うリスクを冒してでも感染拡大を阻止する勇気を持つなら、それは未来への責任を果たす姿勢ともいえるでしょう。 技術者にとって重要なのは、倫理観に基づいて行動し、最悪の事態を防ぐために勇気をもって声を上げることです。しかし、経営層からの圧力や社会的な風潮がその判断を歪めることがあります。たとえば、「延期すれば損失が莫大だ」「そのリスクは過剰反応ではないか」といった声が技術者を萎縮させることも少なくありません。それでも、技術者としての使命は人命や社会的安全を最優先に考えることにあります。 また、ファインマンの報告書が示すように、科学者や技術者が真実を追求することは、個人の倫理観や社会全体の道徳観に深く影響を与えます。宗教や信仰がもたらす道徳観が揺らいでも、私たちは共通する倫理観を見出し、それに基づいて行動することが可能です。したがって、技術者が直面する倫理的課題は、単に個人の価値観に留まらず、社会全体に教訓を残すものとなります。 結果として、どのような選択をするにせよ、私たちはそれが未来にどのような影響を与えるかを考えなければなりません。当たり前の日々を守るためには、目の前の利益にとらわれず、長期的な視点で物事を判断する姿勢が必要です。それは、技術者や経営者だけでなく、社会全体が共有すべき責任と言えるでしょう。
A.技術者倫理二回目の授業ではこのような話があった。「ガラス転移転、ゴムの弾性について説明しろ。」もしできないのなら、化学系の大学生として、倫理違反である。もう一度化学を学びなおすか、技術者以外の職業を選択したほうがよい。化学を学んできたのだからガラス転移点、あるいはゴムの弾性は知っていることが当然であり、知らないというのであればそれは無知にあたる。無知とは前回にも話したように、技術者を名乗るのであれば、倫理違反である。その後、このゴムに関する重大な事故として、チャレンジャー号爆発事故に関する話があった。この事故の原因として、冷戦下、宇宙開発という国の威信をかけた計画であり、技術者の倫理と、経営の損得に揺れたことで起きた事故である。スペースシャトルの開発に携わった技術者は、発射事故前にシャトルの部品であるOリングが寒さによる硬化により密着不足、金属部品の変形により、燃焼ガスが漏れたことで誘爆しそのまま搭乗員全員の死という最悪の悲劇を生んだ。この倫理違反とは、この技術者たちは、事前にこの問題を気づいており、上層部に報告をした。しかし、発射するか否かの会議の際に、この議題を挙げたが経営陣は、この計画の延期による会社の経営悪化などの損失といった話題を挙げ、損害賠償をほのめかしながらこのように言い放った。「そろそろ、技術者の帽子を脱いで、経営者の帽子にかぶりかえたまえ」と。この事故は、技術者の危険であるということばは、損得によって消され、起きたといえる。 グループワークではこの損得という議題からゲーム理論が話題となった。両者が黙っていれば刑期は短くなるが、自分が得するものを選ぶと結局刑期が長引くのである。この交換価値と倫理に揺れたうえで何を選択するのが重要であるかが重要である。
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大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。