大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
クロノアンペロメトリー しゅんは、2011年に、それまでの研究をカーボンブラックの種類がEDLCモデル電極に及ぼす影響というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#462@卒論;。 かめは、2011年に、それまでの研究をバインダーの分散が電池特性に与える影響についてというテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#458@卒論;。
さらに集電体の耐食性を与え電解液の分解を保護する不働態皮膜の絶縁破壊という観点では、電解液の導電率が低いと絶縁破壊電圧が高くなることが古くから知られており、電解液の導電率の対数と絶縁破壊電圧はほぼ比例する。したがって電解液の導電率が電池の内部抵抗に及ぼす効果と集電体の電解液の分解を保護する効果は全く相反する。そして電解液の導電率の対数と絶縁破壊電圧はほぼ比例する。ここでもカチオン種や濃度の異なる電解液についてその導電率の対数と絶縁破壊電圧を比較するとBF4とPF6のどちらでも同一直線上にプロットでき、たとえばフッ化物イオンのアルミニウムの不働態皮膜に対する効果はBF4のデータからPF6のデータを予測することができる。
PF6とBF4の比較(電池サイクル)⇒#285@ノート; 私たちの研究グループは集電体金属の不働態化とアニオンの種類について検討し、たとえばアルミニウムの不働態化にはフッ化物イオンの存在が重要であることを見出した。また___らは有機イオン種だけではアルミニウムの耐食性は得られないものの、フッ化物イオンを生成する無機イオン種を添加することでアルミニウムの耐食性が得られることを見出した。 表○に示すようにLiBF4とLiPF6、LiClO4の複塩のグループの中で、LiBF4とLiPF6のグループはアノード酸化の際の電位上昇速度を比較してもわかるようにフッ化物イオンを生成してアルミニウムにフッ化皮膜を生成させるという点で同一であるが、同じ複塩でも酸化皮膜を生成し、同じ複塩でも微量の水分によって塩化物イオンを生成してアルミニウムを著しく劣化させるLiClO4とは大きく性格を異にする⇒#85@学会;。 そしてたとえば前者のグループの電位上昇速度はBF4のデータからPF6のデータを予測することができる。 ⇒#14262@業績;
PF6とBF4の比較(電池サイクル) 立花和宏,○,リチウム二次,平成12年度⇒#63@学会;
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第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。