2012-8-20
情報機構
http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC120805.php
セミナーポイント:
リチウム電池関連技術が注目を浴びている現在、さまざまな人が電池分野に携わるようになった。しかしながら、必ずしも電気化学を基礎から学んだ経験のないエンジニアも少なくないように見受けられる。
本講座は電池関連技術を担当したものの、電気化学の基礎について若干不安があるという方々のために電気化学の基礎と重要なポイントをおさらいする。
セミナー内容:
1.電気回路と電池
1-1. 電気の伝わり方と流れ方
-クーロンの法則-
1-2. 静電気と動電気
-ガルバーニ電池-
1-3. 電極の呼び方
-プラスとマイナス-
1-4. 直列つなぎと並列つなぎ
-ボルタ電堆-
1-5. 電池と電気分解
-ファラデーの法則-
1-6. 電気を担うもの、電子を阻むもの
-イオンの存在-
1-7. なぜ、リチウムイオン電池が求められるのか?
-水の分解電圧を超えて-
1-8. リチウムイオン電池の構造
-どこを流れてどこがせき止められるのか?-
1-9. 高速充放電と電位プロファイル
-電気の流れを早くするには-
1-10. 電極の構成要素とその役割
-活物質・集電体・導電助剤・バインダー-
2.電気化学と電池
2-1. 電池の起電力
-半電池とネルンストの式-
2-2. 分解電圧
-過電圧と物質輸送-
2-3. 電池の内部抵抗
-電極形状と材料物性値-
2-4. 三電極セル
-参照電極の使い方-
2-5. 正極活物質の系譜
-均一固相反応と二相反応-
2-6. 負極活物質の系譜
-インターカレーションとSEI-
2-7. 可逆反応と不可逆反応
-体積変化と内部応力-
2-8. オーミック接触と半導体
-オームの法則と非直線抵抗-
2-9. 電気二重層
-スラリーの分散安定性-
2-10. 腐食と不働態化
-集電体の安定性-
3.電気化学測定法と電池
3-1. 充放電曲線を読む
-電池の容量-
3-2. 充放電曲線を読む
-電池の電位の変化-
3-3. 充放電曲線を読む
-内部抵抗-
3-4. 充放電曲線を読む
-サイクル特性-
3-5. ボルタモグラムを読む
-酸化還元電流-
3-6. ボルタモグラムを読む
-もれ電流と分解電流-
3-7. ボルタモグラムを読む
-静電容量-
3-8. コールコールプロットを読む
-溶液抵抗-
3-9. ACボルタモグラムを読む
-反応電位-
3-10. パルス応答やステップ応答を読む
-非直線抵抗-
<質疑応答>