2012-4-9
http://www.j-techno.co.jp/test/eisei_C.cgi?mode=sem&unit=2012040901
電極操作の基礎とスラリーの調整/材料の分散と乾燥条件および、インピーダンス測定による評価講座」(仮称)
2012年 4月 9日(月) 10:30~17:30
①講師の言葉:(講義のポイントについて)
本講義では電気化学の基礎知識とリチウムイオン二次電池の構造、リチウムイオン二次電池電極作成のスラリーの調整・分散・乾燥と電池性能の関係、交流インピーダンス法などの電気化学的測定法について平素に解説する。
②受講対象:
リチウムイオン二次電池あるいはその部材や材料の評価としてへ交流インピーダンス法を適用するにあたって基礎知識を得たい人
③受講者の受講に必要な予備知識:
高校程度の物理・化学・数学
④受講で得られる修得知識
電気化学の基礎概念、合材スラリーと電池性能の関係、電気化学測定法の基礎知識、
リチウムイオン二次電池へ交流インピーダンス法を適用する際の注意点など。
1.電極操作の基礎
1-1 電池の歴史と電池材料
1-2 リチウムイオン二次電池の構造
1-3 電気化学の三要素-アノード、カソード、電解質-
1-4 電気伝導-電気の流れ方
1-5 電池の起電力-電極界面と電極電位-
1-6 電極反応と過電圧-電気分解反応と理論分解電圧-
1-7 電池とエネルギー-電池容量とエネルギー密度-
1-8 電池の内部抵抗と電圧降下-レート特性-
1-9 電池の充電と放電-サイクル特性と安全性・信頼性-
2.スラリーの調整/材料の分散と乾燥条件
2-1 固体と粉体の粉砕と混合
2-2 活物質と炭素材料の接触と電池性能
2-3 材料混合の順序とバインダーの選択と電池性能
2-4 炭素材料と分散剤・バインダーと電池性能
2-5 微粒子沈降法による分散性評価
2-6 ゼータ電位測定による分散性評価
2-7 インピーダンス測定による分散性評価
2-8 集電体へのバインダー関与と電池性能
2-9 粉体材料と集電体界面の密着性と内部抵抗
2-10 バインダーや分散剤が内部抵抗やサイクル特性に及ぼす影響
3.電気化学測定と交流インピーダンス法
3-1 サイクリックボルタモグラムを読む―分解電圧―
3-2 電流時間曲線を読む―漏れ電流―
3-3 充放電曲線を読む-電池の容量、内部抵抗-
3-4 ボーデプロットをを読む-周波数特性-
3-5 コールコールプロット(ナイキストプロット)を読む-溶液抵抗、二重層容量-
3-6 ACボルタモグラムを読む-反応電位-
3-7 波形の歪を読む-高調波解析-
3-8 パルス応答やステップ応答を読む-非直線抵抗-
3-9 コンダクトメトリーによる炭素材料の分散性の評価
3-10 液晶場を使った炭素材料の表面活性の評価
3-11 表計算ソフトの活用
インピーダンス
【関連講義】
卒業研究(C1-電気化学2004~),インピーダンスセミナー1)
卒業研究(C1-電気化学2004~),交流インピーダンス法2)
エネルギー変換化学特論,電池の評価法~交流インピーダンス法~3)
リチウムイオン二次電池用スラリーの調整と塗布・乾燥と電極動作の理解4)
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004~),セミナー2012@C15)