2008-12-2
http://campus3.kj.yamagata-u.ac.jp/syllabus/2008/html/2008_05_52205.html
【授業概要】
・テーマ
本講義では、はじめに、量子論が誕生せざるを得なかった歴史から出発し、量子論の基本的考え方を紹介する。簡単な力学系を利用して、古典力学との対比の上で、非直感的な量子論の理解を促す。
・ねらい
高校の物理や数学のフォローをしながら、量子力学的視点から化学をとらえることができるようにする。
・目標
量子化学で使われる初等用語の意味がわかり、量子化学を本格的に学ぶのに必要な数学および物理の基礎概念を使える。この講義は物質化学工学科の学習・教育目標「専門知識の習得と継続的学習」に主に対応する。
・キーワード
比電荷 電気素量 黒体放射 プランクの量子仮説 光電効果 リッツの結合則 ボーア原子模型 物質波 不確定性原理 確率波 シュレディンガー方程式 波動関数 ハミルトン演算子 量子数 規格化 直交性 縮重 トンネル効果
【授業計画】
・授業の方法
90分の講義時間で講義と演習を行います。
・日程
第1回:原子の構造
第2回:黒体放射とプランクの量子仮説
第3回:光電効果とコンプトン効果
第4回:水素原子の輝線スペクトル
第5回:ボーアの原子模型
第6回:粒子性と波動性
第7回:中間試験(1)
第8回:シュレーディンガー方程式の導出
第9回:井戸型ポテンシャル(1)
第10回:井戸型ポテンシャル(2)
第11回:2次元および3次元の井戸型ポテンシャル
第12回:トンネル効果
第13回:中間試験(2)
第14回:総復習
第15回:期末試験
【FD】授業参観【FD】授業参観