大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A.【予習報告書】です。 説明を以下に示す。 【書誌情報】 題目 無機工業化学 予習報告書 著者 増子香奈 提出日 2025年7月29日 キーワード イオン、キャリアー、バンド 【要旨】 工業製品としての無機化学材料として半導体を上げる。テキストによればキャリアーが電子あるいは本来あるべき電子が抜けた状態の場合を電子伝導、キャリアーがイオンの場合をイオン伝導という。 また半導体にはバンドギャップの間にエネルギー準位を持つような不純物を添加するとこによって導電率を導電させることができ、これを不純物伝導体ということがわかった。このような不純物伝導体にはn型伝導体とp型伝導体があり、前者は自由電子が、後者は正孔がキャリアーとなる。 これらの半導体は我々の身近にあるもの、例えばLEDやコンピュータ、通信機器等に利用されている。 【合格に関する根拠】 予習をしたこと、またその内容は実際に講義中に学んだものであり、予習をしておいたことで少し理解するのにかかる時間が短くなったこと、以上より合格に値すると考えられる。
A.【書式情報】 アク抜きをしよう 著者 赤嵜亮太 共同著者 榎本理沙 羽生胡桃 日下陽太 小野翔太 提出日 8月5日 キーワード ビタミンB1 【要旨】 わらびのアク抜きは、えぐみや苦味を取り除き、食べられるようにする下処理です。わらびを洗い、重曹を加えた熱湯を注ぎ、一晩置きます。わらびにはビタミンB1分解酵素や発がん物質のサイカシンが含まれるため、アク抜きをすることで体に有害な物質を取り除くことができます。 【合格に値する根拠】 アク抜きをするのに一晩かけることで時間を要したため、合格に値する8時間を確保できたと考えられる。 また、化学反応を実際に見ることで体系的な知識を得ることが出来た。
A.【書誌情報】 予習報告書 笹原里音 2025/08/04提出 キーワード:無機化学材料、工業製品 【要旨】 3つの教科書それぞれのページをめくり、テキストごとに無機化学材料を選択し、自然科学としての化学と工学としての化学の違い、エネルギーと工業化学の関係、工場でのモノづくりについて論じた。 【根拠】 「最新工業化学」では、ソフト磁性材料を選択した。最新工業化学p29によると、保磁力が小さく、透磁率が高いことから、磁気ヘッド、磁気ディスクなどのための磁性材料として使用されているそうだ。自然科学としての化学は、実験や観察を行うことで環境や生体内の化学反応を学ぶことであると考える。一方で、工学としての化学は、製品にすることを前提として、設計やその改善を行う際に、物質そのものの状態や組成を変えていく技術を学ぶことであると考える。 「現代の電気化学」では、セラミック基板を選択した。現代の電気化学p187によると、セラミック基板は、放熱性がよく、基板特有の高密度による熱拡散の問題を解決することができるそうだ。エネルギーと工業化学の関係について化学電池が挙げられる。電池は、酸化還元反応を用いて化学エネルギーを電気エネルギーに変換する。化学反応を起こすことで電力を得ている。生み出されるエネルギーを効率よく利用し、加えて、地球環境いやさしい製造技術が化学産業には求められているのだと考える。 「工場の仕組み」では、工業製品として、ボールペンを選択した。ボールペンは分解すると多くの部品から成り立っていることが分かる。工場のしくみp99によると、ボールペンを構成する4つの部品は、軸下部、軸上部、芯、スプリングであるそうだ。工場の仕組みで述べられているように、変動する情報と定常的情報の両方の面から情報を集めることが重要であると考える。変動する情報として、在庫管理や、販売予測のデータを集めることでより効率的に、無駄なく製品の生産ができるのではないかと考える。
A.課外:準備した教材について報告してください アルミニウムの製造は、エネルギーと工業化学の密接な関係を示す典型例です。アルミニウムは地殻中に豊富に存在するものの、酸化アルミニウム(アルミナ)として存在し、これを金属アルミニウムに還元するには大量のエネルギーが必要です。ホール・エルー法は、アルミナを電解精錬する方法であり、約54 GJのエネルギーを消費します 。このプロセスでは、電気エネルギーを化学エネルギーに変換し、アルミニウムを生成します。 工業化学の視点からは、エネルギー効率の向上が重要です。例えば、電解槽の設計や電極材料の改良により、エネルギー消費を削減する努力が続けられています。また、アルミニウムのリサイクルは、新規製造に比べてエネルギー消費がわずか数パーセントで済むため、リサイクル技術の推進が求められます 。 さらに、アルミニウムは軽量で耐食性が高く、航空機や自動車、建築材料として広く利用されています。これにより、燃料消費の削減や耐久性の向上に寄与し、持続可能な社会の実現に貢献しています。エネルギーと工業化学の知識を活用することで、アルミニウムの製造と利用は、環境負荷を低減しつつ、経済的な利益をもたらすことが可能です。
A.(書誌情報)題目: 危険物取扱者(甲種)を受験しよう 著者:須藤春翔 提出日:8/6 キーワード:危険物 (要旨)危険物取扱者(甲種)は、すべての危険物を取り扱える国家資格で、主に化学薬品や可燃物などの管理・取扱に必要とされる。出題範囲は「物理学および化学」「危険物の性質と火災予防・消火方法」「法令」の3科目で、それぞれの基礎知識が問われる。私は大学で化学を学んでいたため受験資格があり、専門知識を活かしつつ、市販の問題集と過去問を繰り返し解いて学習した。特に法令分野は暗記が中心になるため、図表や語呂合わせで効率的に覚えた。また、各種危険物の性質や貯蔵方法も表にして整理したことで理解が深まった。集中して対策した結果、無事に合格することができた。 (合格に値する根拠)実際に試験対策を行い、それを実行する事ができたと考えられるから。
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A.毒草を探してみた。私が選んだのは、庭で生えていた、鬼百合について。 和名は、オニユリ(鬼百合)で、学名→Lilium lancifoliumである。ユリ科 ユリ属に分類される。日本、中国、朝鮮半島に分布している。日本では全国各地の山野や道端、庭園などに自生・栽培されている。※添付写真は実家の庭で撮れた。 次に、見た目の特徴について、高さは1~2メートルに達する多年草であり、花は鮮やかなオレンジ色で、黒い斑点模様がある。花は下向きに咲き、花びらが大きく反り返るのが特徴。茎には「むかご珠芽」がつき、これによっても繁殖する。 ?毒の有無と毒性部位について。毒を含む部位:主に鱗茎(球根)で、毒成分はリコリンなどのアルカロイド系化合物。毒の作用:嘔吐、下痢、腹痛 、けいれん などの消化器系・神経系への影響がある。※人間が少量食べた程度では軽症で済むことも多いが、誤食には注意が必要である。動物への影響(特に猫)があり、オニユリを含むユリ科の植物全般は猫にとって非常に危険である。葉、花粉、水、香りを含むすべての部位が毒性を持ち、少量でも急性腎不全を引き起こす可能性がある。猫の飼育環境では絶対に置かないようにする必要がある。また、誤って栽培中のオニユリを掘り出して調理することにも注意が必要。最後に、オニユリは見た目が美しく、庭園や道端などでもよく見かける植物であるが、球根部分には有毒成分を含み、食用にすると中毒を起こす危険がある。また、猫にとっては極めて有害な植物であり、家庭内での取り扱いには特に注意が必要である。
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A.【書誌情報】 人絹(ビスコースレーヨン)発祥の舞台の聖地巡礼をしよう 今山華百 提出日 8/6 キーワード 人絹、人繊工業発祥の地、ビスコース法、旧米沢高等工業学校 【要旨】 米沢市の御成山公園にある「人繊工業発祥の地」石碑と、山形大学工学部に展示されている化学遺産から、かつてこの地で行われていたレーヨンの研究と実用化への熱意が感じられた。旧米沢高等工業学校では、ビスコース法によるレーヨン製造技術の導入・開発が行われ、日本初の化学繊維工業の実用化に貢献した。その研究成果は地域企業とも連携し、米沢地域の経済発展に寄与した。同校は教育機関であると同時に、日本の近代産業を支えた重要な拠点だった。 【合格に値する根拠】 旧米沢高等工業学校は私が予約のアポイントメントを取り、しっかり鑑賞することができた。 御成山までは一緒に行ける友達がいなかったため、自転車で家から40分かけて登山した。しかも雨の中で濡れながらで大変だったが、無事人繊工業発祥之地を確認することができた。かなり労力をかけてこの課題を行ったので、この行動は合格に値する。
A.(設問39とやぶってしまいましたが、写真の取り消しができませんので、これを無しとしてください」
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A.アジサイの毒性 2025/08/03 毒草を探してみようという題材のもと、近所に咲いていたアジサイについて取り上げる。帰省した際に猛暑の中実家の近くを歩き回り、見つけたアジサイの毒性に関して調査し、アジサイの危険性と歴史的背景について学んだ。 アジサイには青酸配糖体と呼ばれるシアン化合物の前駆体が葉から茎、花、つぼみに至るすべての部位に含まれている。青酸配糖体は植物に含まれる天然成分で、体内で分解されるとシアン化水素(青酸)を放出する。シアン化水素は毒性が強く、呼吸の阻害や中枢神経の麻痺を引き起こす。そのため、アジサイを間違って食べてしまうと、嘔吐や腹痛、めまい、けいれん、呼吸困難を引き起こし、最悪の場合死に至るという特徴を持っている。また、アジサイの毒性に関しては古代から現代まで歴史的背景があまりなく、主に観賞用として認知されており、庭などの装飾に用いられていた。しかし、1990年代を過ぎると,徐々にアジサイによる食中毒被害が報告されるようになり、アジサイの毒性に関しての研究が始まった。2008年には、お皿の装飾として使用していたアジサイの葉を食べたことで食中毒を引き起こしたという事件があり、アジサイには、青酸配糖体が含まれており、毒性を持っていることが分かった。私は、アジサイの毒性に関して、以前から知っていたが、アジサイによる被害が思っている以上に多いこと、アジサイの毒草としての歴史的背景が少なく、意外と最近知られてきたことを知った。
A.無機工業化学 オカリナを作ろう 化学・バイオ工学科 バイオ化学コース 3年23512086永井日菜 1. 緒言 オカリナは、古くから世界各地で作られてきた素焼きの笛であり陶土などの土を形成焼いて作ることができる。陶土は、焼成にとって硬化し、音を共鳴させるための空洞を安定して保持できる素材である。特に、本研究で用いた「ヤコのオーブン用陶土 (工作用)」は、160℃?180℃という比較的低温で焼成することができるため、窯などを必要とせず、家庭用オーブンで焼くことができる。 2. 方法 2-1.準備したもの ・ヤコのオーブン用陶土(工作用):1袋 ・金属スプーン:大1個、小1個 ・水:適量(20mL程度用意) ・糸:約30cm ・ストロー:1本 ・つまようじ:1本 ・割りばし(割らずに利用):1本 ・オーブン:1台 2-2.方法 ① 大まかな形成 陶土をこね、卵型のオカリナに形成した。この際、陶土が硬い場合は適度に水を含ませ、形成しやすく整え、ひび割れた部分も水をなじませ表面を滑らかにした。 ② 2つに分け、中身をくりぬく 形成した陶土を、糸を使って下部を切り分けた。上部の吹き口を付けない方をA、吹き口をつける方をBとした。その後、両者の中身をくり抜き、厚さ約7mmになるように均等にスプーンで掘った。内側の表面を水でなじませ、滑らかにした。 ③ Bに吹き口を作る Bにおいて、吹き口部分の真下にストローで穴を形成(歌口の形成)した後、吹き口部分に垂直に割りばしを貫通させ、穴と空気の通り道がつながるようにした。(ラウンドウェイの形成)この時、ひび割れを防ぐため、随時水をなじませた。割りばしは、抜かないように注意した。 ④ A.Bに穴をあけ、両者をくっつける Aに10個の穴を、Bに残り2つの穴をあけた(音孔の形成)。この際、Aの穴のうち真ん中2つを小さくするため、ストローを用いず、つまようじを用いて形成した。穴同士が適度に話されていることを確認し、時々一時的に割りばしを抜きAとBを重ね合わせ、音が出ることを確認し、もとに戻すことを繰り返した。音孔の大きさや配置は一般的なオカリナのものを参考にした。また、小さい穴の部分は抑えやすいように表面をややくぼませた。両者の穴の形成が終わったら、各々の切断面に水をなじませ、ふたつを再び接合させた。その後接合部を滑らかに加工し、割りばしを抜いた。 ⑤ 2日間室内で自然乾燥させる ⑥ 170℃で45分間焼成 家庭用オーブンを170℃で2分間余熱し、オカリナを入れ170℃で45分間焼成した。 焼きあがったオカリナを室温で十分に冷ました後、楽器として利用した。 3. 結果と考察 ・オカリナの完成 完成したオカリナはややざらざらしていたが、焼成前の段階で表面を滑らかにしていたため、全体的には持ちやすい滑らかな質感をしていた。吹き口から息を入れると内部で空気が振動し、音孔の開閉により異なる音程が出せることを実感した。 ・音質と演奏 音孔の形成時に狙った音が出るかどうか慎重に確認しながら行ったが、市販のオカリナに比べて音程の正確さは劣っていた。中音域はある程度の音がでたが、高音域になると音が掠れた。音の正確性が劣る点と、オカリナ演奏において自身が初心者であったため、曲のの長さが極めて短く指運が穏かな「かえるのうた」の演奏を練習した。 ・オカリナ製作において気づいたこと オカリナを焼成したことについて、焼成前は陶土の灰色がかった色味をしていたが、焼成後は焼き目のような茶色い部分が観察され、全体的な色味も黄色さが増していた。また、焼成によってBの表面にひびが入ってしまった。その原因として考えられることは、1つ目に乾燥不足による水分の残留である。オカリナの形成時に適宜水をなじませることで形成時のひび割れを防ぎ、表面を滑らかにした。その際に用いた水分が蒸発しきらず内部に残っていた場合、焼成時に水分が急激に蒸発することで圧力がかかり、ひびが入ったと考えられる。また、陶土の厚みに偏りが生じていた可能性が考えられる。陶土の厚みが均一でないと、熱の入り方が均一でなくなり、部分的に収縮に差が生じ、ひびが入ることが考えられる。なお、ひびがはいった部分は表面の浅い部分であったため、音を出すことができた。
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A.【書誌情報】 灰汁抜きをして、山菜料理を楽しもう 著者:日下陽太 共同実験者:小野翔太、赤嵜亮太、羽生胡桃、榎本理沙 提出日 8月6日 キーワード:灰汁、ワラビ、そば 【要旨】 ワラビを購入して、重曹を入れたお湯で灰汁抜きをしたところ、お湯の色が黄色く濁り、柔らかい食感のワラビを作ることができた。灰汁抜きをしたワラビをめんつゆにつけておき、そばにのせて山菜そばを作った。ワラビはめんつゆにつけるとおいしく食べれることが分かった。 【合格に値する根拠】 ワラビは灰汁抜きをすることでえぐみ、苦み、渋みなどが抜け、柔らかい食感になるため、汁物やそばにして食べるとおいしく食べれることが分かった。苦みや渋みの原因はタンニンであり、重曹を加えることでタンニンが弱いアルカリ性の炭酸水素ナトリウムによって分解、中和されることが分かり、実際に食べることでその効果を実感することができた。また、ワラビなどのように灰汁抜きをしないとおなかを壊してしまう食べ物があることを知ることができた。灰汁抜きの原理を実体験によって理解することができた。
A.【書誌情報】 題目:予習報告書 著者:大坂琉音 提出日:2025年8月6日 キーワード:電子機能材料、導電性、化学設計、工学応用、材料科学 【要旨】 本報告では、無機化学材料の中から電子機能材料を選び、自然科学と工学の両視点からその特性と応用について考察した。電子機能材料は、導電性・半導性・絶縁性などの機能を持ち、電子構造や反応性に基づいて設計される。自然科学としての化学は、物質の構造や性質の理論的理解を目的とし、工学としての化学はその知識を活用して製品化や社会的課題の解決を目指す。観察と調査を通じて、化学の知識が技術革新に直結することを実感した。 【合格に値する根拠】 本報告は、学習保証時間やディプロマ・ポリシーにふさわしいと考えた。電子機能材料の分類と特性を整理し、自然科学としての化学が物質の理解に貢献すること、工学としての化学がその知識を応用して製品化に至る過程を明確にした。
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A.もっとも褒めて欲しい課外報告書は灰汁抜きをして山菜料理を楽しむ報告書である。理由としては、普段食べない山菜を、普段の料理ではやらない行程である灰汁抜きをして料理を作ったからである。味噌汁を作る際に灰汁を取るということはよくやったことがあるが、実際に山菜から灰汁抜きをしたことはなかったため、一から取り組むこととなった。灰汁抜きをすることで山菜のえぐみがとれ、非常に食べやすくなった。普段の生活で中々山菜に触れる機会がないと思うため、灰汁抜きを体験する形で山菜にも親しむことは良い経験になるのではないかと思う。また、山菜には旬があり、その時々で旬の山菜があり、灰汁抜きの仕方も異なる。そのため、様々な灰汁抜きの仕方を学び、さらに季節の食材を楽しめるのではないかと思う。
A.きゅうりの古漬けは一か月間定期的に様子を見たり、塩水を交換したりと大変であった。
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A.主題; 紅花色素で絹製ハンカチーフの染色体験 納言:今回の染色では、絹製ハンカチーフを対象に、紅花色素を用いた染色法を選んだ。紅花は古くから赤系の染料として用いられてきた。紅花を使用して自然由来の色合いを活かした染色を行うことができる。このように伝統的な染色方法の知識や理解を深める目的により、これを選択した。 方法:白色、黄色、青色の3種類の布から選んだ。青色の布を選び、輪ゴム、洗濯ばさみと割りばしで模様づくりのために取り付けた。その後、染場に移動してエプロンとアームカバーを着用して身支度をした。紅花の染め液にクエン酸を入れ、オレンジ色であった染め液を赤く発色させた。ハンカチを水に浸して、軽く絞った後に紅花の染め液に入れた。中で軽く動かしながら、布と布の隙間に色が入るように布を液の中で広げるようにして染色した。染色時間の経過に伴い、布が染め液の色に濃く染まっていった。望みの色となり、用意して置いた酢を入れた水に1分程度浸して色止めを行った。染色した布を軽く絞り、水場に移動して輪ゴム割りばし、洗濯ばさみを外した。布を広げて優しく水洗いを行った。それからタオルドライをしてハンガーに掛けて干した。 結果の内容:初めはオレンジ色であった染め液は、クエン酸を加えたところ赤く変色した。その液に漬けて染色したところ、藍染されていた青い布が赤紫色になった。洗濯ばさみや輪ゴムで割り橋を挟んだ部分は元の青色のままとなり、模様が付いた。洗濯ばさみの先端部分の形の違いによって模様の形が変わっていた。実際に使用した所ところ、よく水滴を吸い取ったが、その濡れた部分は布の色が濃くなった。 考察: まず、水にハンカチを浸した工程は、布の繊維に色素を浸透させやすくするためだと考えられる。乾いた状態であると、染め液の浸透にムラができてしまうことや、布の表面張力によって染め液をはじいてしまうことが懸念される。あらかじめ水に浸すことで繊維の内部まで煮ずが浸透して染め液が均一に染み込むようになることや、ぬのの表面張力を低下させる。これらのことから、ハンカチを染色前に水に浸したと考えられる。 次にクエン酸を入れた工程は染色液を中和させて赤味を増させ、染色可能な状態にするためだと考える。紅花に含まれる赤色色素のカルタミンはOH基を多数有しており、アルカリに溶けて抽出される。今回の体験の際はこの工程が既に完了した状態から始めた。この状態ではカルタミンのOH基のH+が外れた不安定な状態であり、布を入れても染色されない。その液にクエン酸を加えたことは、クエン酸は酸性でありアルカリで溶けたカルタミンを中和して安定化させていたと考える。これにより、構造が安定化して赤く発色したと推測される。また、中和したことによりH+が付加されてOHの状態へと戻り、絹の繊維状に存在するOH基との間で水素結合をすることによって、染色されたと考えられる。 次に、酢酸を入れた水に布を浸した工程は、染めた布の発色の安定化をさせるためと考えられる。繊維上には中和されていない不安定な状態のカルタミンが残留している可能性がある。酢酸もクエン酸と同様に酸性であり、そのカルタミンを中和させることでOH基の状態へと戻り安定化さることができると考えられる。これによって、繊維と水素結合が可能となり、クエン酸処理の際よりも強く発色することに繋がると推察される。 最後に水洗いを行った工程は、クエン酸や酢酸などの残留物と定着しきれなかったカルタミンを取り除くためであると考えられる。染色した際に用いたクエン酸や酢酸が残っている可能性がある。残ったままであると、変色や嫌な臭いの発生原因となる恐れがある。また、カルタミンが残った場合には、乾燥させた後に手に付着したりなどの色移りの原因となると考えられる。そのため、水洗いを最後の工程で行うことでこれらの発生を防ぐことができる推測される。 https://www.koka.ac.jp/lifedesign/news/8500/ (2025/07/29参照) https://www.jstage.jst.go.jp/article/senshoshi1960/38/3/38_3_146/_pdf/-char/ja (2025/07/29参照)
A.題名 予習報告書 著者 小野翔太 要旨 燃料電池について紹介する。 燃料電池は、外部から燃料を空気として導入して発電するところに従来までの二次電池とは異なる部分が見られる。さらに、この燃料電池は、発電効率として40%を超える値が得られる上に電池からの排熱を冷暖房や給湯に利用するコージェネレーションシステムすれば総合的な熱効率は80%を超えることが見込まれており、エネルギーの無駄なく使用することが可能である。工業製品としての無機化学材料として、セラミックス挙げる。セラミックスはギリシャ語のkeramosを語源とし、当初は焼き物を指して使われていたが、今では、ガラス、セメントなども同語の分類として扱われている。 また、セラミックスの中でも、陶磁器、セメント、汎用ガラスのことを特にクラシックセラミックスと呼ぶのに対し、電磁気材料や光学材料、化学生物関連材料のことはニューセラミックスと呼ぶ。 自然科学としての化学は、1つの製品を性能良く作るのに対し、工学としての化学では、同様の性能を持ち合わせた製品を大量生産するところに違いがあると思った。 合格に値する理由 授業が始まる前から教科書を購入し、予習した点。
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A.【書誌情報】 題目:危険物取扱者(甲種)を受験しよう 著者:羽生胡桃 提出日:2025年8月6日 キーワード:法令・物理化学・性質消化 【要旨】 インターネット上で必要な情報を入力し、受験資格があると判断されると、受験が可能になる。甲種は法令・物理化学・性質消化の3科目が出題範囲である。法令は語呂や表で暗記、物理化学は計算演習の反復、性質消化は類別生理と図解を用いて対策をしている。過去問を何度も繰り返し解くことで問題に慣れたりすることが重要であると考えた。 【合格に値する根拠】 受験日や受験資格についての情報収集、試験範囲の調査、受験対策などに多くの時間というコストを費やし、また試験料や、受験対策用の冊子の購入など金銭的なコストも十分に費やしたと考えたから。また、自分の知識を増やすことができたので、社会人になったときに有意義にその知識を活用することができるから。加えて、もし試験が不合格だったとしても、知識だけでなく、いかに時間のない中で効率よく勉強するかというノウハウなどが身につくのでそれもこれからの生活にとって意味のあるものを得たといえるため。
A.ビスコースレーヨンの発祥の地について 【書誌情報】 題目: 日本におけるビスコースレーヨン工業発祥の地と秦逸三の功績に関する考察 著者: 山?紀々香 提出日: 2025年8月6日 キーワード: ビスコースレーヨン、米沢、秦逸三、化学遺産、産業革命 【要旨】 本報告書は、日本の化学繊維産業の黎明期を飾るビスコースレーヨン工業の発祥の地が山形県米沢市であることに焦点を当て、その立役者である秦逸三の功績を詳細に論じたものです。米沢高等工業学校における秦逸三の研究が、いかにして日本初のビスコース法レーヨンの工業生産へと結実したかを歴史的背景と共に分析しました。また、その成果が認定化学遺産として現代に継承されている意義を考察し、日本の産業革命期における化学工業の発展に果たした役割を明らかにします。本報告書は、単なる歴史の記述に留まらず、産学連携の成功事例として現代に示唆を与えることを目的としています。 【合格に値する根拠】 本報告書の作成にあたり、私は「ビスコースレーヨンの発祥の地と関わる人物について」というテーマに基づき、山形大学工学部の歴史、日本化学会の認定化学遺産に関する資料、当時の産業背景に関する文献など、多岐にわたる学術情報源を精査しました。この調査と考察に要した時間は、合計で8時間を優に超えるものです。この過程で、私はディプロマ・ポリシーに示される「専門知識の獲得」として、日本の化学工業史、特に繊維産業の発展における技術革新の知識を深めました。また、「課題解決能力」として、複数の情報源から必要な情報を抽出し、それらを統合して一つの論理的な物語を構築する思考力を養いました。さらに、「論理的思考力」と「表現力」を用いて、複雑な歴史的経緯と技術的意義を明確かつ説得力のある形で文章化することができました。本報告書は、歴史的背景と技術的詳細を結びつけ、その社会的意義を考察するという私の「態度」と「意欲」を示すものであり、本授業で培った知識と能力の集大成であると確信しております。
A.私は、茶碗を作った。茶碗を作った理由として、毎日使うものを自分で作ってみたかったからである。また、茶碗の材料は土を選んだ。なぜなら、土から物を作ることにあこがれていたためである。 どのように制作したのかを記述する。まず、ひとりひとり程よい大きさの土が配られた。そして、ドーム状の型が配布された。この型に先ほど配布された土を押し当てることで茶碗の丸い部分を成型した。そして、先ほどよりも小さい土が配布された。この土を使って茶碗の下の部分(テーブルと接する部分)を作成した。そして最後に茶碗にスタンプを押した。私は、側面に花の模様、底に花の模様と自分の名前を入れた。茶碗を完成させるには、土の塊を乾燥させて焼く工程が必要だが、これらは職人さんが担当した。 完成したものは、硬く、丈夫だった。また、職人さんが茶碗のふちを緑に色付けしてくれていた。ご飯も食べやすく、いい茶碗ができた。 茶碗に限らず、乾燥させて焼く工程は、強度を上げるために重要だと思われる。 今回制作した茶碗をとても気に入ったので、大事に使っていきたい。
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A.湯のみの製作 著者:森?ひまり 提出日:2025/08/02 電動ろくろを用いて湯のみの製作を体験した。電動ろくろは台に粘土をのせて回転させることで、円柱形の陶器を成形できる。今回は湯のみの形に挑戦した。まず、粘土を台の中心に置き、両手を水で濡らしてペダルを踏みながら台を回転させ、粘土を上に引き延ばすようにして形を整えた。両手を使って成形していき、目的の湯のみの形に整えていった。その後は底に糸を通して切り離し、乾燥・焼成・色付けの工程を経て完成させた。ただし、これらの後工程は教室の都合によりスタッフが担当した。完成した湯のみは小鉢のようなサイズになっており、湯のみとして使うには少々底が浅い容器になってしまった。これは焼成時に湯のみから水分が抜けたことによってサイズが小さくなったと考えられる。また、窯焼きは軟らかい粘土に強度を加え、食器としての機能をもたせるために行う工程であることを学んだ。
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A.題名 紅花を用いた染色体験 名前 後藤将太 紅花の紅色の色素を利用して染め物の体験を行った。染色はそれぞれの人の個性や感性が模様となるものである。少しの微妙な差であっても異なる模様として表現されるため唯一無二の作品を作ることができる。工房へ出向き、1人であったが自分の中でとても満足のいく染め物を作り上げることができた。その過程について記している染色体験の課外報告書が最も褒めてもらいたいものである。 実際にわくわく館へ出向き、少しではあるが体験費用を払って学習しているため合格に値すると考えられる。
A.「灰汁抜きをして、山菜料理を楽しもう」 著者 近 ありす 提出日 2025年8月4日 キーワード 灰汁抜き ふき アルカリ ふきを今まで食べたことがなかったため、ふきを使った豚肉料理をつくった。調理方法は、重曹20g、水980gを加え、沸騰させた。ふきを鍋に入る長さにカットして塩を多めに振って板ずりをした。沸騰後重曹とフキを加えた。茹で上がったらすぐに冷水にとって冷ました。皮をむき、水を取り替えて1時間くらい水にさらした。豚肉を切りフライパンで炒め、肉の色が変わったらふきと水、酒、みりん、しょうゆを入れて混ぜ2分程度火を通した。火を強めて汁気を飛ばすように炒め、ごま油を入れて炒めた。食べてみて、食感がシャキシャキしていて食べ応えがあった。筋があって噛み切れなかった。味付けもふきとあっていたと感じた。なぜこのような触感になったのか考察した。アルカリ性の重曹は繊維をやわらかくする性質をもつ。灰汁抜きによってふきの細胞壁がやわらかくなり苦みやえぐ味成分が抜けたと考えられる。茹で時間が5分程度で適切な時間だったため、細胞壁がやわらかくなりつつも形は保たれてシャキシャキとした食感になったと考察できる。 山菜料理を作る過程で、灰汁抜きを実際に行うことができた。また、灰汁抜きの仕組みとそれによってどのような変化が起こり食感が変わるのかを考えることができた。以上のことから、合格に値すると考える。
A. もっともほめてほしい課外報告書は「予習報告書」である。題目は「無機工業化学の予習」である。著者は石毛翼で、4月29日に予習報告書を提出した。この報告書のキーワードはアルミニウムの製造、パソコン、サプライチェーン、自然科学としての化学、工学としての化学である。 工業化学の多面性を3つの製品例で考察した。アルミニウム製造には莫大な電力を要し、エネルギーと工業化学との密接な関係を示した。パソコン製造では、部品の供給の連鎖であるサプライチェーン管理の重要性を考えた。さらに硝酸を例に、物質の性質に着目する「自然科学」と製造法や反応に着目する「工学」の視点の違いを明らかにした。 それぞれの教科書から題材を選ぶのに2時間を要し、文章にまとめるのにも2時間を要した。そして、webで報告書を公開するのには1時間を要した。それから、報告書の下書きから完成までには3時間を要し、報告書の完成までには合計8時間かかった。 このテーマに取り組むことで、工業化学の他の分野とのつながりを理解することができた。
A.【課外報告書】 水を入れられる容器を作ろう
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<!-- 課題 課題 課題 -->
<li>
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/WebClass/WebClassEssayQuestionAnswer.asp?id=398'>
<q><cite>
</q></cite>
</a>.
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Syllabus.asp?nSyllabusID='>
<a/a>・
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID='>
</a>
</li>
<!-- 課題 課題 課題 -->
大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。