加工されたということはどういうことだろうか?
モノの単位が変わることである。
たとえば、鉄鉱石が加工されてスラブやインゴットやビレットに加工されるとき、単位はトンから個に変わる。
たとえば綿が糸に加工されるときは単位はトンからメートルに変わる。
たとえば石炭が電力に加工されときは単位がトンからワットアワーに変わる。
このように加工されるということは単位が変わるということだ。
そしてモノに価値が与えられるとき、理系の単位ではなく文系の単位として円やドルやユーロが使われることになる。
技術者にとって単位は言葉だ。