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令和6年11月21日 (木)
機能界面設計工学特論

バッテリーマネジメントのためリチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方

edit 交流インピーダンス法による電池やキャパシタの評価
CMCR 20170127 インピーダンスのセミナー

電極内部の界面の数

実用電池のほとんどは電極内部に複雑な構造を持ち、多種の材料からなる。 たとえば活物質、導電助剤、バインダー、電解液、集電体としただけで その界面の組み合わせは5C2=20通りに達するのである。 このような電極に単純な等価回路を当てはめて議論するのは無理があり、 かといって等価回路を複雑にしたところで意味がない。

フーリエ変換

フーリエ変換 窓関数 Z変換 ラプラス変換 ウェーブレット変換 SPICE 続きを読む バッテリーマネジメントのためリチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 ①企画趣旨 電池のインピーダンス測定に関するセミナーは多い。 しかしながら、それらは実験系としての電池についてインピーダンス挙動の解析についてのトピックに終始することがほとんどである。 バッテリマネジメントとは実稼動している バッテリーシステムに障害や不具合が発生した場合に、管理者に自動的に通知する仕組みと言っていい。 本セミナーでは、実稼動バッテリーシステムのモニタリングのためのインピーダンス測定が どうあるべきかについて考える。 ②セミナー参加対象者 バッテリーマネジメントにかかわる研究者・技術者・開発者 ③得られる知識 インピーダンスと電池の基礎知識。 インピーダンスに関わる数学の基礎知識と コンピュータの活用方法。 実稼動電池でのディジタル情報の収集かかわるノウハウ。 機械学習を使ったディープラーニングの応用の可能性。 ④セミナー目次構成 1. インピーダンスと電池の基礎 1.1 電池の起電力と内部抵抗 1.2 電池の構造とインピーダンス 1.3 材料物性値とインピーダンス 1.4 ボーデプロットとコールコールプロット 2. 電池のモニタリングにおけるインピーダンスの応用 2.1 電流センサー 2.2 組電池の電圧測定 2.3 AD変換とDA変換 2.4 能動的制御とGPSを使ったモニタリング 3. インピーダンスと数学 3.1 フーリエ変換とそのファミリー 3.2 離散変換とサンプリング 3.3 数式処理ソフトの活用 4. 電池のモデル作成 4.1 等価回路を使った古典的アプローチによる解釈 4.2 クラウドデータロガーとインピーダンスのビックデータ化 4.3 電池のモニタリングのためのネットワークインフラ 4.4 機械学習とビッグデータを活用したモデルの構築 ⑤講師経歴 山形大学 工学部 応用化学科 1985年03月,卒業 山形大学 工学研究科 修士課程,1987年03月,修了 修士(工学),山形大学,1987年03月 大日本印刷株式会社,職員(技術系),1987年04月 ~ 1991年03月 山形大学 工学部 助手 1991 博士(工学),東北大学,2003年03月 山形大学 工学部 助教授 2003 山形大学 工学部 准教授 2007 ⑥活動内容