田邉 悠

実験中継のすゝめ

1.緒言

2020年12月現在日本だけでなく,世界中でコロナウィルスが蔓延している.コロナウィルスの感染拡大を防ぐためにも3密を避けるなど様々な対策が取らており私たちの衣食住といった今までの生活スタイルが大幅に変化している.そんな中で仕事のスタイルも変化が求められており通勤時間をずらして満員電車を避ける,在宅ワークなどが行われている.仕事だけではなく我々大学内での研究活動においても在宅ワークが求められている.今回我々C1ラボラトリーが実際に行っている実験中継システムを紹介する.

2.方法

実験中継を行う上でまずは,その日やる実験の内容を簡単に説明するaspページを作る.実験台は今のところ1,2,3,4とあるのでどこの実験台を使うかを選ぶ.例えば実験台1を選んだら,実験台1の実験中継用のaspページテンプレをコピペして自分のフォルダに作成した実験中継用のaspページを改変する.ファイルの命名規則はこのページを参考にすること(研究室 在宅ワーク使い方 / C1ラボラトリー).使用したテンプレ自体は絶対にいじらずにコピペして新たに作成したものをいじること.

実験中継用テンプレートページ
(区画・台・装置)
区画 テンプレートページ 装置
3-3301 実験台1 台1 カメラセット1
3-3301 実験台2 台2 カメラセット2
3-3304 実験台3 台3 カメラセット3
3-3308 実験台4 台4 カメラセット4
図1 フォルダ内の構成
図2 実験中継aspの中身

中継用aspページができたら実験中継はZoomを用いて行うので各実験台に用意されたPCを起動する.Zoomを起動させる.Zoomにログインする.ログインする際に注意が必要でロPCに張り付けてあるアカウントでログインして自分個人のアカウントでログインしない.実験台1なら定期ミーティングにある実験台1をクリックして実験中継を行う.ミーティングに招待するためメールを作成する.c1と共同企業さんにメールを送る.

図3 実験中継用メールの例

また実験を行う際に使用する器具やサンプルに張り付けてあるQRコードを読み込み使用器具試薬の管理をデータベースアニメティを活用して行う.QRコードのラベルがないものは各自用意する.器具,試薬のQRコードラベル作成方法は違うページを作るのでそちらを参照してくだい.

図4 実際のQRコード実験台1
図5 実際のQRコード装置
図6 実際のQRコード実験台に置いてある認識票

実験中継をするときは4Kビデオカメラでセルや手元などを映す.画面共有をして詳細をクリックして第2カメラのコンテンツを選択すると書画カメラを共有できる.書画カメラで映すのはXYレコーダーや実験ノートを映して下さい.まぁ状況に応じて使い分けて下さい.図7にCV測定をした際の実験中継のブロックダイアグラムを示す.

図7 CV実験を行った際の実験中継のブロックダイアグラム

おわり

3.リンク


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