高分子の原料となるアクリロニトリルは、プロピレンを酸化して合成する。その反応は、それまでの化学の常識では、考えられない反応だった。その反応はアメリカの石油メジャーで見出され、恐ろしく複雑な触媒を使い、触媒反応としてはもっとも難しい酸化反応を実現した。それならということではじまったアクリル酸やメタクリル酸の合成に使う触媒の開発は困難を極めた。地道な努力で困難を克服し、完成度の高い技術にしたのは日本の化学会社だった。
化学反応を工業として応用するには、触媒の開発だけでは済まない。触媒を管や塔に充填したり、触媒の粒子を浮遊させたりと、反応装置の設計があってはじめて実用化できる。
石油・コークス・タール製品など@JIS.K―化学・化学分析1)
電気化学の庵:石油・コークス・タール製品など@JIS.K―化学・化学分析. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=3646. (参照2011-05-27).