躯体・木材・軸組み工法

https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/Public/54299/c1/Museum/MuseumGuideBook.asp
米沢高等工業学校本館ガイドブック の単元です。

小単元

概要

米沢の冬は寒い建築物の躯体材料は木材系石材鉄骨系に大別されるこのうち断熱性に優れているのが木材だ木の温もりは日本自然した日本家屋の特徴だ

文明開化の象徴である東京駅にあやかって総レンガ作りにしたいところではあるが米沢冬の厳しさ考えると木の温もりは捨て難いしかも日露戦争の戦費が嵩んで予算は緊縮されている内陸の米沢まで高価なレンガ輸送する手段もないすれはり躯体は木材とするのが良かろう

木材の弱点は耐久性だ腐ったり虫に喰われたりする多湿の日本でなおさらこの弱点克服せねばなるまい伝統的な日本家屋では囲炉裏の煙で柱燻すことで防腐と防虫実現していた

教室の暖房が囲炉裏では都合が悪かろうり石炭ストーブ

木材

亜鉛華が大蔵省印刷局に大量に納入されることで経営が安定すると重次郎はかねてからやりたかった近代塗料の固練りペイント研究開始します明治12年頃に製造成功させ国内博覧会に亜鉛華とともに出品し優秀な製品であることから褒状受けています

当時の固練りペイントの価格は28ポンド(12.7Kg)入りの缶が円でした当時は東京品川郊外の土地坪が円で買えましたのでいかペンキ高価であったのが分かります

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参考文献書籍論文 ・URL)