陸前高田市立博物館
http://amenity.yz.yamagata-u.ac.jp/
お散歩の中にサイエンスを探し求めて♪
の単元です。
小単元
概要
http://www.museu…
【関連講義】電気化学の庵,陸前高田市1)
===原文ママ===
昨年の11月2日、8年ぶりに津波警報が発表されました。その後、地震が発生するたび恐怖を感じます。
昭和35年5月24日のチリ地震津波から今年でもう30年がたちました。振り返れば三陸沿岸は昭和8年、明治29年と大津波に襲われています。大津波は40年から50年周期で来るともいわれています。昭和8年の津波から57年が過ぎています。いつ津波が来襲してもおかしくありません。
市内でも沿岸各地に堤防が整備されていますが、これはチリ地震津波規模の波高に合わせて建設されています。これでひと安心と思うのは危険です。本市においても明治29年には広田長の根岬で波高32.6メートルを記録。日本最大の波高としては、江戸時代の明和8年(1771)に沖縄県八重山群島で50メートルとも85メートルともいわれる大津波が記録されているからです。
この写真ビデオ展はチリ地震津波30周年にあたり、みなさんの津波に対する意識を高めていただくために企画しました。津波常套地帯の三陸沿岸に住む私たちは、一人ひとりが津波に対する意識を風化させないことと、正しい知識を身につけておき日ごろから津波に備えておくことが大切です。
今年は、国連が決議した世界の国々が防災について力を合わせて災害を防止するための「国際防災の10年」がスタートした年でもあります。市民みんなが力を合わせて「災害に強い街づくり」に取り組みましょう。