電極−電解質界面のメカニズムとその制御方法(2008)


卒業研究(C1-電気化学2004〜) の単元です。

小単元

概要

二次電池正極アノード分極されるしたがって集電体は強く酸化される状態となる通常の金属は酸化されるとカチオンなって電解液に溶解し腐食現象して観察される腐食反応電池不可逆な変化もたらと共に集電体から導電助材の剥離助長し集電体表面おける接触面積減らし電池内部抵抗増加せしめるこれは電池としてはすこぶる不都合であるのでリチウムイオン二次電池集電体アルミニウム使われるアルミニウム有機電解液中でアノード分極されるとBF4PF6などのッ素含む複アニオン反応してバリア型の不働態皮膜生成する1)この皮膜は緻密にアルミニウム集電体覆い電子絶縁して電解液の分解抑制するとともに集電体腐食から保護し耐食性与える
(1リチウム電池駆動用電解液中におけるアルミニウムの不働態化
立花和宏、佐藤幸裕、仁科辰夫、遠藤孝志、松木健三、小野幸子, Electrochemistry, Vol. 69, No.9, pp.670-680, (2001).

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