前処理
卒業研究(C1-電気化学2004〜)
の単元です。
小単元
概要
アルミニウムの表面は自然酸化皮膜で覆われており、また圧延時の機械油などが付着している。したがって再現性の高い結果を得るには、測定前の前処理が重要である。アルミニウムの前処理については、電解研磨[42]、アルカリ脱脂[43]など種々の方法が検討されているが、ここでは簡便かつ迅速であり、比較的良好な再現性が得られるアルカリ脱脂を用いた。アルミニウムの前処理として、アルカリ脱脂を行った[57]。1M NaOH 中で20s、蒸留水で2sすすぎ、0.65M HNO3で10s中和し、再度蒸留水で2sすすいだ。有機電解液での実験に供するときは、水分除去のため、さらにMeOHで2sすすぎ、アルゴン置換グローブボックス(美和製作所, MDB-1K-O型(P))のサイドボックスで減圧状態を5min維持した後にグローブボックス本体内に入れた。試料は、前処理後、ただちに測定に供した。
グローブボックス1)
グローブボックス(小)2)