水溶液中におけるアノード酸化のブレークダウン電圧は数百ボルトといわれています。濃度が薄くなるとブレークダウン電圧は高くなります。ところが有機電解液中でのブレークダウン電圧ははるかに低い値となります。濃度が低い方が若干ブレークダウン電圧が高い傾向が見られますが水溶液系ほど顕著ではありません1)アニオンの種類によって異なり、一番たかいのはBF4-で約35Vです2)。ところがイオン性液体を使うとブレークダウン電圧は一挙に高くなります3)
5V級リチウムイオン二次電池用アルミニウム集電体の皮膜絶縁性に対する電解質濃度依存性○立花和宏,吉村裕,遠藤孝志,仁科辰夫,尾形健明,
第43回電池討論会, (2002).
リチウム電池駆動用電解液中でのアルミニウムの不働態化-皮膜生成機構-○立花和宏,佐藤幸裕,仁科辰夫,遠藤孝志,小野幸子,
2000年電気化学秋季大会, (2000).
イオン性液体中におけるアルミニウムのアノード酸化とブレークダウン電圧田中良樹,立花和宏,仁科辰夫,遠藤孝志,尾形健明,
表面技術協会第112回講演大会, (2005).
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1) 
5V級リチウムイオン二次電池用アルミニウム集電体の皮膜絶縁性に対する電解質濃度依存性○立花和宏,吉村裕,遠藤孝志,仁科辰夫,尾形健明,
第43回電池討論会, (2002).
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リチウム電池駆動用電解液中でのアルミニウムの不働態化-皮膜生成機構-○立花和宏,佐藤幸裕,仁科辰夫,遠藤孝志,小野幸子,
2000年電気化学秋季大会, (2000).
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3) 
イオン性液体中におけるアルミニウムのアノード酸化とブレークダウン電圧田中良樹,立花和宏,仁科辰夫,遠藤孝志,尾形健明,
表面技術協会第112回講演大会, (2005).