アグリゲート(面接触)、アグロメレート(線接触、点接触)、フロキュレート
いずれにしろ、電子伝導パスにはなり得ない。リチウムイオンパスの可能性はあるが、内部抵抗が大きくなることが予想される。バインダーがなかった場合、電解液の含浸で剥離するか否か。多くは水分による液橋(液体架橋)による凝集と思われるため、その場合はリチウムイオンパスの可能性も低い。炭素は表面の親油性が高いため、炭素コーティングがある活物質の場合は水分と電解液の置換が速やかに起こり、結果として表面張力を失って剥離する。水分散系のスラリーを乾燥後に、電解液の含浸で剥離するケースがこれにあたる。したがってスラリーで十分に分散させて、炭素を付着させておく必要がある。
○武田浩幸,…らは、2009年に日本大学工学部(福島県郡山市田村徳定字中河原1)で開催された平成21年度 化学系学協会東北大会においてリチウムイオン二次電池の正極活物質と集電体界面の密着性について報告している1)。
○千葉祐毅,…らは、1997年に大阪豊中で開催された第38回電池討論会において正極に LiMn2O4 を用いたリチウム二次電池の充放電挙動−活物質粒度の影響−について報告している2)。
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004〜),正極活物質3)
リチウムイオン二次電池の正極活物質と集電体界面の密着性○武田浩幸,柳沼雅章,渡邉貴太,仁科辰夫,立花和宏 ,
平成21年度 化学系学協会東北大会講演要旨集 (
2009).
正極に LiMn2O4 を用いたリチウム二次電池の充放電挙動−活物質粒度の影響−○千葉祐毅,立花和宏,
第38回電池討論会講演要旨集 (
1997).
実験方法 >
材料&試 >
活物質 >
正極活物質,
活物質仁科 辰夫,
卒業研究(C1-電気化学,
講義ノート, (
2006).
(
1) 
リチウムイオン二次電池の正極活物質と集電体界面の密着性○武田浩幸,柳沼雅章,渡邉貴太,仁科辰夫,立花和宏 ,
平成21年度 化学系学協会東北大会講演要旨集 (
2009).
(
2) 
正極に LiMn2O4 を用いたリチウム二次電池の充放電挙動−活物質粒度の影響−○千葉祐毅,立花和宏,
第38回電池討論会講演要旨集 (
1997).
(
3) 
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材料&試 >
活物質 >
正極活物質,
活物質仁科 辰夫,
卒業研究(C1-電気化学,
講義ノート, (
2006).