誘電率、粘度、溶解度(バルクの特性)
卒業研究(C1-電気化学2004〜)
の単元です。
小単元
概要
電池の内部抵抗を低減するには電解液の導電率を大きくすることは有効である。そのためには溶媒に対する電解質の溶解度をまして塩濃度を大きくするとともに、溶媒の粘度を小さくする。溶解度を大きくするために溶媒の誘電率を大きくすると溶媒の粘度も大きくなってしまうので、高誘電率溶媒と低粘度溶媒を組み合わせた混合溶媒を使う。
電解液は電気分解を起こす。電気分解はECMやSEIの形成し、界面抵抗の大きくなって電池の内部抵抗は増大する反面、過電圧を大きくし電位窓を大きくしたり、グラファイト上での電流の流れ道を制御してリチウムイオンの脱挿入を容易にしたりする。
導電率1)/粘度2)/電位窓
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004〜),電解液3)