電解液中のポリマー種が鉛電極界面に及ぼす影響


卒業研究(C1-電気化学2004〜) の単元です。

小単元

概要

2 電解液中のポリマー種が鉛電極界面に及ぼす影響
21 緒言
 鉛蓄電池1860年にフランスPlanteによってその原型が発明されて以来1世紀以上に渡って優れた次電池として産業界支えてきた他の次電池と比べた際鉛蓄電池基本的な電池特性が優れているとか取り扱いが簡便であるなど様々な評価がされるがこの電池のもっとも優れている点は水溶液系の湿式電池でありながら2Vという単セルあたりの電池電圧実現したことにある
この高電圧実現する上で重要になってくるのが正極となる酸化鉛負極なる鉛の酸素過電圧と水素過電圧である2-1硫酸イオン含まれる場合の鉛の電位-pH2-2硫酸イオン含まれない場合の電位-pHそれぞれ示した2-2おいて点線は酸素および水素の発生する電位示している明らかに正極電位酸素発生電位より貴であり負極水素発生電位よりも卑であるこの状態では電極上で常時水の電気分解が起きていることになり電池として利用できるはずもないしかし酸化鉛鉛はそれぞれ酸素過電圧と水素過電圧が大きいために通常では考えられない水の電気分解電圧である1.23V超えた電池電圧得ることができる

たて1)

(1高分子と電池、ゴム、活性化剤
舘謙太, 修士論文, (2009).

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