平成30年度表面技術協会東北支部講演会
山形大学 大学院理工学研究科 伊藤智博
2018/3/16 14:00〜 山形大学工学部百周年記念会館
コンピュータの性能の向上と費用対効果は目まぐるしく成長している.1995年にはメモリが256MBの64ビットシングルコアCPUを搭載したワークステーションが500万円程度で購入し,64ビットの時代が到来した. その約20年後の2018年には,32コアのワークステーションに1TBのメモリを搭載して,1000万円で購入できると性能は格段に向上し,大容量のメモリが搭載されう時代へと到来する. さらに,機械学習や人工知能のライブラリが無償で提供される. そんな中,演算速度と膨大なメモリ空間,そして無償のライブラリを利用して,人工知能が身近に利用できる時代となる. 本発表では,AIの考え方の基本的な概念とそれを使ってコンデンサーの性能を判別を試みたので紹介する.
結論からのべると,実データを正規化,画像化することコンデンサーの性能を識別できる.自動化できるものは,自動化しちゃいましょう.機器分析は,可能な限り自動化できます. AIとはいっても学習によって得られたテンソルが命なので,教師データの収集が大切である.