今回の実験器具作成にあたり、サポート樹脂を使わないシンプルな設計にした。ビーカースタンドは1つの部品として設計した。
またセルスタンドは3つの部品に分けて設計をした。そして、下部という部品と上部という部品を組み合わせるために柱という部品を作成した。この3つの部品は釘1本も使わず、接着剤も使わないシンプルな設計にした。
3つの部品を組み合わせる際、使う道具はかなづちである。少々強引に思われるかもしれないが、3つの部品の公差を考慮してピッタリはまるように設計をした。そのため、手ではめるのは難しい。 下部と上部にある穴に柱を置いて上からかなづちで少しずつたたいていく。そうするとスルスルとはまっていき、もはや手ではとれないほどよく固定される。ここがこの設計にあたり色々と模索した部分である。しかし、まだ完成品とは言えない。というのはステンレス線にミノムシクリップを半田付けした自作の電極固定用リードを取り付ける部分はまだ木を使っている。その木には卓上ボール盤を用いて穴を開けた。
そしてその穴に電極固定用リードをさしこみ、実験でつかう電池を組み立ている。