2018/05/28 輪講

15512011 今井 直人

電池の表記法

電池には固有の表記法があり、それには電池の原理と仕組みに関する合理的な内容が盛り込まれている。



図1 電池の表記と極性


上の図は電池の表記法を実際の運用に則して書いたものである。 前回の輪講で「電池式で用いられる約束で、|は異相海面を、||は適当な手段で液間電位を除いた液路を示す」と紹介した。|(||また で示す場合もある)は正極反応と負極反応が同一の場所ではなく別々の場所、すなわち正極(positive electrode)と負極(negative electrode)とに分けられていることを意味する。電池用語ではこれをセパレーター(隔膜)という。セパレーターがないと電池容器内で反応が起こり、内部で熱エネルギーとして散逸する。これを電池の自己放電という。 電池は出力端子を持つ。それぞれの電極材料を(M1, M2)とする。

参考文献

山下正通ら. 現代の電気化学. 初版, 新星社, 1990, 329p.