本授業の評価は、山形大学学部規則第34条にもとづき、報告書と平常の成績によって行います。 成績評価申請書(単位認定申請書)を提出するにあたって、下記の内容を確認してください。
課外報告書の加点とは、授業時間外(ひとつのテーマにつき8時間以上)の取り組み姿勢に対する評価です。開講前にテキストを購入して取り組んだ予習報告書は、課外報告書に含まれます。開講期間中に、自らテーマ設定申請して取り組んだ自由研究も、課外報告書に含まれます。
ここで報告書とは、期限までに授業時間外に取り組んだWebClassへ課外報告書・予習報告書として提出された表現を言います。時間的制約から、報告書としていますが、本授業では、報告書を研究論文と同等の著作物と位置付けています。
課外報告書による加点を申告をするときは、取り組んだテーマにつき、報告書の【書誌情報】、【要旨】、【合格に値する根拠】の3つの項目を書いてください。
報告書の題目、著者、提出日、キーワード(5語以内)などの情報です。 共著の場合には、提出者の著者としての役割も書いてください。
報告書の 要旨です。 要旨は概要ではありません。 また要旨は、抄録でもありません。
学習保証時間として8時間を担保する内容であり、 ディプロマ・ポリシーにふさわしい 知識・態度・能力を獲得したことを説明してください。
最大限の努力を払っていると信頼し、 内容の如何にかかわらず課外報告書の所定の評点を一律加点します。 設問に対応する研究が、課外報告書・予習報告書として、期限までにWebClassに提出されていない場合は、何も記入しないでください。
同じテーマによる報告書を、異なる価値基準の設問に対して、重複投稿(回答)しないでください。 他の授業の報告書として提出したテーマについても同じです。 二重投稿(多重投稿)は、自己盗用であり、不正行為と見なすことがあります。
盗用・捏造・改竄(かいざん)した報告書は、投稿(回答)しないでください。 これらは、不正行為とみなすことがあります。
盗用は、他人の研究を、自らのものであるかのように装うことをいいます。 捏造は、実際にはしていないことを、やったかのように仕立て上げることをいいます(ネットで調べただけというのも含みます)。 改竄(かいざん)は、データなどを自分の都合で、勝手に書き換えてしまうことを言います。
「要旨」は、「要約」や「要点」と違います。 この機会に、「要旨」、「要約」、「要点」、「概要」、「抄録」の違いを調べてみてください。 要旨では、報告書に示された筆者の主張(感情や思想)を短くまとめたものを言います。提出された報告書の内容を逸脱しないことも大切です。 理系の論文では、客観的事実の構成によって感情や思想を伝えます。伝えたい感情としては、たとえば発見の驚きなどです。 そのときに「驚いた」などと直接的な心情表現を含めないでください。
報告書に含まれる価値のすべてを、一律の基準で、評点にすることはできないし、すべきでもありません。 たとえば、苦手意識をもっていた人が、一歩を踏み出すききっかけとなった報告書は、たとえ、内容が稚拙だったとしても、それは大いに評価されるべきものです。
実際、よい報告書がたくさんあります。
二重投稿(多重投稿)のないように選んでください。
取り組んだテーマの数を超えて、回答しないでください。 たとえば、ひとつしか課外報告書に取り組んでいない場合、価値基準1~4のうち、ひとつしか回答できません。 その場合は、どれかひとつの価値基準に回答し、ほかの価値基準は、回答しないでください(空欄)。 取り組んだテーマの数を超えて、回答した場合、二重投稿(多重投稿)として不正行為として扱います。
成績は,100点を満点として次の評価点,成績区分及び評価基準をもって表し,S,A,B及びCを合格,Fを不合格とする。
評価点 | 成績区分 | 評価基準(取り組みの目安) |
---|---|---|
100~90点 | S | 到達目標を達成し,きわめて優秀な成績をおさめている。 (すべての授業に取り組み、課外報告書を3報以上提出している) |
89~80点 | A | 到達目標を達成し,優秀な成績をおさめている。 (すべての授業に取り組み、課外報告書を2報以上提出している) |
79~70点 | B | 到達目標を達成している。 (すべての授業に取り組み、予習報告書を提出している) |
69~60点 | C | 到達目標を最低限達成している。 (すべての授業に取り組んでいる) |
59~0点 | F | 到達目標を達成していない。 (すべての授業に取り組んでおらず、挽回のための課外報告書も提出していない) |
課外報告書の評価は、研究内容を報告書にまとめる姿勢も含みます。 WebClassへ課外報告書・予習報告書として提出された表現の評価です。 〆切に間に合わず、提出できなかった場合は、申請しないでください。 研究を計画的にすすめ、〆切に間に合うように報告書を執筆し、提出する姿勢こそ、評価されるべきことだからです。 また、工業の現場でも、納期厳守が鉄則です。 計画性や納期厳守の姿勢がくみ取れない場合、優秀な成績をおさめたとは言い難いことをご理解ください。
万一、不正が疑われる事案があった場合は、ご一報ください。