エネルギー化学

電気用図記号や配線用図記号を描いてみよう

電気用図記号や配線用図記号を描いてみましょう。

電気用図記号や配線用図記号を使った回路図を、 下記のサイト から ひとつ選び、 その回路図の電源から流れる大雑把な電流と電力を推定してみましょう。

化学実験Ⅰ、エネルギー化学分野、 エネルギー化学テキストより )

演習例) 上記のサイト から、 電池の起電力の単元に出てくる 電位差計を選んだ。

  1 電位差計(ポテンショメーター)の原理(電池の起電力)
2015  小野寺伸也
  1. 鮫島実三郎. 物理化学実験法. 裳華房(1927初版),p.266
  2. 吉田卯三郎, 武居文助共著. 物理学実験. 三省堂(1940初版),p.215
  3. 田 薫、原納 淑郎、鈴木 啓三. 応用物理化学II. 培風館(1985).p.191

米沢高等工業学校本館電気・通信科展示室(教室)電位差計があります。

電源Bの電圧を3VDCとする。 ニクロム合金の抵抗率 を、107.3μΩcm(0℃)とする。 ニクロム線の直径が0.35φとすれば、断面積は0.0961625mm2、長さが1mとすれば、ニクロム線の電気抵抗は11Ωとなる。 スイッチは、標準電池E0の側に接続されているとする。

この回路は、電源Bのプラスから、抵抗尺Rを経由して、電源Bのマイナスへ流れる回路1と、 電源Bのプラスから、標準電池E0、検流計G、抵抗尺Rの中間地点から、抵抗尺Rを経由して、電源Bのマイナスへ流れる回路2からなる。 電位を測定するときは、検流計Gを使って標準電池E0から電流が流れない地点l0の位置に接続されているから、 回路2に流れる電流は0Aである。 キルヒホッフの第一法則 から、回路に流れる電流は、回路1に流れる電流に等しい。

電源の電圧3V、ニクロム線の電気抵抗11Ωを使い、 オームの法則より、回路1に流れる電流は、0.2Aであるから、電源から流れる電流も、0.2Aとなる。 電力は電圧×電流であるから、0.8Wとなる。

高校の物理で習う電位差計ついての知識を前提にしています。


ワークショップについて

ワークショップを楽しみましょう 1 ) 。 グループ人数は、5〜6名とします。 7名を超えないようにしてください。

初対面の場合は、自己紹介をしましょう。 雑談をして、アイスブレイクしましょう。

リーダー(司会進行)を決めてください。 そのほかのメンバーの役割(記録係、資料作成係、プレゼンター(登壇者))を決めてください。

グループ名を決めてください。

記録係は、試験答案用紙の最上部に、グループ名と、メンバー一覧を記入してください。 登壇者の氏名の前に〇をつけてください。 メンバーは、記録係に従い、学籍番号、氏名、役割を直筆署名してください。 討論を開始したら、記録係は討論の内容を表面に記録してください。

記名だけして、討論に参加しない場合、不正行為として扱うことがありますので、必ず討論に参加してください。 自分から参加できなそうな人には、積極的に声がけをお願いします。 期末の成績評価申請時に、グループ名やメンバー、討論の内容を思い出せるよう、答案用紙を撮影することを推奨します。

ランダムにグループを指名し、壇上で、 プレゼンテーションしてもらいます 2 ) 。 質疑応答の際も、グループを指名しますので、指名されたグループのプレゼンターが質問、コメント、アドバイスをしてください。

資料作成係は、討論の内容をポスターとして、試験答案用紙の裏面にまとめてください。 資料作成係に従って、他のメンバーが代筆してもかまいません。

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✏ 平常演習

平常演習の配点と取り扱いについて

平常演習の配点は、授業1回ごとに、一律加点です。 平常演習には、ワークショップ、意見交換、発表、質疑応答など授業時間内の学習活動を含みます。 そのほかに授業時間外の0.5時間の学習活動を含みます。 平常点は、期末にWebClassの成績評価申請書に申告していただき集計します。

授業時間外の活動の一助としてWebClassへの提出を推奨します。〆切は講義後1週間です。 ただし平常点の加点は、授業時間内の学習活動も含みますので、 WebClassへの提出のみでの、平常点の申告はご遠慮ください。

WebClassへの平常演習提出は、推奨しますが、必須ではありません。 提出されていなくとも、成績評価申請書に、各回の授業時間以外の0.5時間の取り組みが申告されれば十分です。未提出だからと心配することはありません。

成績評価申請書では、それぞれの授業で何を学び身につけたかを申告してもらいます。 WebClassに提出したかどうかより、身につけることを優先してください。 授業で取り上げたトピックや、グループワークの意見交換の内容は、期末までノート 3 ) などに記録しておくことを推奨します。 逆に授業に参加していないのに、WebClassの出席や提出だけの場合は不正行為として扱うことがあります。 平常の取り組みだけで、「到達目標を最低限達成している。成績区分:C」となります。 評点が60点に満たない場合は、不合格となります。 欠席した場合、課外報告書へ取り組むことで挽回してください。 出席が60%に満たない場合、課外報告書を提出しても、単位認定できません。


参考文献