エレクトロクロミズム表示デバイス

稲葉太一

準備するもの

0.02 mol・dm-3 フェリシアン化カリウム水溶液 10mL

0.02 mol・dm-3 塩化鉄(Ⅲ)水溶液 10mL

0.01 mol・dm-3 硫酸水溶液 10ml

白金電極×2

ノギス×1

電流計×1

電圧計×1

抵抗尺×1

電解セル(ビーカー)×2

スイッチ×1

充電池×1

ダブルクリップ×2

 

セルの作成手順

0.02 mol/dm-3 K3[Fe(CN)6]水溶液、0.02mol/dm-3 FeCl3水溶液をそれぞれ10mLずつ作成する。

試料極と対極によく洗浄したPtを用いる。

電解還元直前に0.02 mol/dm-3 K3[Fe(CN)6]水溶液、0.02mol/dm-3 FeCl3水溶液を同時に混入する。

電流密度40 μ A/cm^2、120s通電する。

白金表面にプルシアンブルーが析出したら、0.01mol/dm-3 H2SO4水溶液で洗浄する。

 

エレクトロクロミズムの動作確認実験をするときの手順

ノギスを用いて、アノードの白金電極の電極の面積を求める。

電流密度40 μA/cm2の電流値を求める。

求めた電流値で120s通電する。

白金表面にプルシアンブルーが析出したら、0.01mol/dm-3 H2SO4で洗浄する。

Pt|プルシアンブルー|1mol・dm-3 KCl|Ptのような電池を作成し、アノード側、初期自然電位、カソード側、-0.459V vs.Ag|AgClを参考に電位を変化させ、色の変化を観察する。

 

エレクトロクロミズム表示デバイスの電池式

Pt|0.02mol・dm-3 K3[Fe(CN)6],0.02mol・dm-3 FeCl3|Pt

Pt|プルシアンブルー|1mol・dm-3 KCl|Pt