0. はじめに

器具と試薬

薬品
硫酸 硝酸 塩酸 アンモニア水 硫酸銅(Ⅱ)五水和物
電極
アルミニウム

1. 電流・電位・電気量の測定とファラデーの電気分解の法則

ゼムクリップを洗浄・乾燥し、めっき前のゼムクリップの質量を精密化学天秤で0.1 mgの桁まで読み取る。0.5 mol・dm-3 CuSO4電解液中で、ゼムクリップに通電し、きっかり3.0 mg銅めっきする。めっき後のゼムクリップを洗浄・乾燥し、めっき後のゼムクリップの質量を精密化学天秤で0.1 mgの桁まで読み取る。めっき後とめっき前の質量差からめっきした銅の質量を求める。

銅(ゼムクリップ)|硫酸銅水溶液|銅(ゼムクリップ)

講義ノート 電流 A 電位 電気量 ファラデーの電気分解の法則 銀クーロメーター テスター

2. 電池の起電力と分解電圧

銀|塩化銀電極(基準電極)の作成とエレクトロメータの較正(こうせい) 【結果】2本の銀|塩化銀電極の電位差[V]、ダニエル電池の起電力の理論値[V]、Cuの単極電位[V vs.Ag|AgCl]、Znの単極電位[Vvs.Ag|AgCl]、電位数直線(横軸電位[V])と単極電位の差[V] 電気化学セルを組み立てて銀線を塩酸中でアノード酸化して1本だけ作ります。その作り方は次の通りです。銀線を紙やすりで研磨し、清浄な金属面を露出させます。その金属面を3M HNO3で前処理し、水洗いします。その電極で以下のセルを作成し、0.8mA/cm2で15分ほど電解し、表面に塩化銀を析出させます。電解セルには10mLビーカーを使います。転倒防止のため電解液を注ぐ前に底に両面テープを貼っておき、電解液を注ぎ終わったビーカーは実験台にしっかり固定します。電極はダブルクリップで固定します。 同じ手順でもう1本作成する。2本の電極を飽和KCl溶液に浸漬し下記のような電池を作成し、電位差をデジタルテスターで確認する。電位差が5mV以内であることを確かめる。もし、2本の電極電位が5mV以上ある場合は、うまく出来ていないと思われる方を作成しなおし、電位差が5mV以内になるまで繰り返す。10mLビーカーを2個用いて塩橋で接続する。塩橋にはシリコンゴム管を用いる。煮溶かした電解質-寒天溶液を専用スポイトで吸い上げて固め、ゴム管の両端をカットする。

Ag|0.1 mol・dm-3 HCl|Pt

→参考書:電気化学測定法(上)技報堂出版、p97「銀|塩化銀電極の作り方」
→参考書:電気化学測定法(上) 技報堂出版、p96「新しく作った電極の電位チェック」
→参考書:電気化学測定法(上) 技報堂出版、p94「塩橋の作り方」


3. 分解電圧


4. 工業への応用


実験場所

薬品
学生実験室 9号館500-1 学生実験室 9号館500-2 ライブ画像

Webclass


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http://c1.yz.yamagata-u.ac.jp/Education/Experimental.htm