3Dプリンターの誤差
緒言
3Dプリンターを用いてセルを作った際に、設計でははまるはずだった部品同士がはまらなかった。 凹と凸でそれぞれどのくらいの誤差が出るのかを調べることを目的とする。
実験方法
これまで作ったものの寸法をノギスで測る。また、テスト用凹凸とテスト用タケノコを作った。
図1 テスト用凹凸
図2 テスト用タケノコ
結果と考察
採寸の結果は以下の通りとなった。
表 凸(5mm)の誤差
設計 mm
実測 mm
誤差 mm
10
10.6
0.6
9
9.4
0.4
8
8.2
0.2
7
7.2
0.2
6
6.2
0.2
5
5.3
0.3
4
4.3
0.3
3
3.2
0.2
2
2.4
0.4
1
1.1
0.1
表2 凹(貫通10mm)の誤差
設計 mm
実測 mm
誤差 mm
10
9.9
-0.1
9
8.5
-0.5
8
7.5
-0.5
7
6.6
-0.4
6
5.4
-0.6
5
4.5
-0.5
4
3.5
-0.5
3
2.5
-0.5
2
-
-
1
-
-
表3 凹(5mm)の誤差
設計 mm
実測 mm
誤差 mm
10
10
0
9
8.7
-0.3
8
7.7
-0.3
7
6.6
-0.4
6
5.6
-0.4
5
4.8
-0.2
4
3.7
-0.3
3
2.6
-0.4
2
-
-
1
-
-
5
4.5
-0.5
5
4.6
-0.4
5
4.8
-0.2
5
4.8
-0.2
5
4.8
-0.2
5
5.0
0
5
4.6
-0.4
5
4.8
-0.2
図3 凸
図4 凹
凸のときは平均で0.19mmの誤差、凹のときは平均で0.33mmの誤差がでた。
結論
設計の寸法がいくつであるかにはかかわらず、作成したものには一定の誤差があることがわかった。 凹(貫通10mm)に比べて凹(5mm)の方が全体的に誤差が小さかった。なぜ?