CMC-Liを用いてスラリーを作成し、スラリーをアルミニウムに塗布したものを電極として電気二重層キャパシタを作成した
スラリーの特徴としては、粘性が強く塗布しやすい事、乾燥後もムラがあまり見られなかった事が挙げられる
使用試薬
表1 使用した増粘剤名称とスラリーの仕組み組成
増粘剤名称 |
増粘剤/g |
水/g |
CNT/g |
SBR/g |
WSCA-90 |
0.004 |
0.5 |
0.011 |
0.08 |
CMC-Li |
0.007 |
0.5 |
0.011 |
0.03 |
ジェルナーQH300 |
0.006 |
0.5 |
0.010 |
0.02 |
電池式
Al||CMC-Li,SBR,CNT|5wt%AAaq|SuS
CMC-Liの塗工量は0.0118 g炭素量は4.37 mgであった
CNT 1mg当たりの静電容量は129 μF/mg であった
CVを測定したところ、アノード側の静電容量は1週目が0.57 mF、二週目も0.57 mFとなりそれ以降も静電容量の大きな低下は見られなかった
考察
このCMCの特徴は静電容量の低下が少ないところであるが他のものと比べると静電容量の大きさで劣る
ノート