001.002.  アノダイジングレシオ、絶縁性、耐電圧、漏れ電流


固体電解コンデンサの耐電圧と漏れ電流 の単元です。

小単元

概要

アノダイジングレシオ1)絶縁性電圧漏れ電流

電圧ボルトあたりの厚みいうのですがこれが定義があいまいなのです

さて皮膜膜厚と電圧比はアノダイジングレシオ呼ばれ水溶液中でアルミニウムアノード酸化した場合は約1.4nm/Vであるタンタルアノダイジングレシオ1.6nm/Vニオブ2.4 nm/Vであるタンタル二オブ渦巻状電極0.1Mのリン酸中において定電流定電位法で化成処理した図であるタンタル二オブ直線的に電位が上昇し定電位保持後は急激に電流値が減少し不働態化していることが分かるファラデー法則従い流れた電気量比例して皮膜が厚くなるので電極電位皮膜成長伴い直線的に上昇するのである8

水溶液系と有機電解液系ではちがいます2)


コンデンサたまった電気量CV3)であらわされます

16回ARS琵琶湖コンファレンス4)

第16回ARS琵琶湖コンファレンス@滋賀県長浜市
立花和宏, 研究ノート, (1999).

(1アノダイジングレシオメートル毎ボルト, (物理量).
(2リチウム電池駆動用電解液中におけるアルミニウムの不働態化
立花和宏、佐藤幸裕、仁科辰夫、遠藤孝志、松木健三、小野幸子, Electrochemistry, Vol. 69, No.9, pp.670-680, (2001).
(3コンデンサにたまった電気量, (計算).
(4第16回ARS琵琶湖コンファレンス@滋賀県長浜市
立花和宏, 研究ノート, (1999).

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参考文献書籍論文 ・URL)