微粒子の水系分散技術とリチウムイオン電池電極材料への適用
http://amenity.yz.yamagata-u.ac.jp/
リチウム二次電池用水系バインダーの作用機構と選択・使用法
の単元です。
小単元
概要
2.微粒子の水系分散技術とリチウムイオン電池電極材料への適用
山形大学 大学院 理工学研究科 バイオ化学工学分野 准教授 木俣 光正 氏
【講座の趣旨】
一般的な微粒子の特性について理解していただくとともに,微粒子が水に分散したスラリーの分散性についての評価法や効果的な分散手法について概説する。これらの手法を電極材料に適用していただきたい。
1.微粒子の分散安定性とは?
1-1 粒子の大きさ(微粒子とは)
1-2 スラリーおよびコロイドの定義と種類
1-3 粒子間に働く力(付着力)
1-4 スラリーの安定性(DLVO理論)
2.分散安定性の評価方法
2-1 微粒子表面と溶媒の親和性
2-2 分散剤(界面活性剤・高分子)の吸着
2-3 微粒子沈降法による分散性評価(市販装置の紹介)
2-4 ゼータ電位測定による分散性評価
3.スラリーの最適な分散安定化技術
3-1 粒子の帯電による分散効果(クーロン力)
3-2 高分子の吸着効果(レオロジー制御)
3-3 ビーズミルにおけるスラリーの分散安定化事例
【関連講義】エネルギー変換化学特論,化学工学とリチウム電池〜分散・スラリーの作成と塗布乾燥〜1)