3.機能性粒子の有機溶媒中への分散挙動の評価と制御
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リチウム二次電池用電極材料の微細化・分散技術とスラリーの調整・塗布・乾燥
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概要
3.機能性粒子の有機溶媒中への分散挙動の評価と制御
東京農工大学 大学院共生科学技術研究院 教授 工学博士 神谷 秀博 氏
【講座の趣旨】
機能性粒子を各種製品に応用するための共通基盤技術である凝集・分散挙動の制御には、粒子界面の分子・ナノスケール構造とそれに支配される粒子間相互作用の設計が重要となる。本講では、粒子界面構造・相互作用の評価方法としてコロイドプローブ原子間力顕微鏡法(AFM)等を紹介しながら、分散設計法として、粒子合成後に粒子の物理的分散を行いつつ界面構造の設計を行う等について概観する。
1.はじめに
2.微粒子の液中凝集、分散特性の基礎とその評価法
2-1 付着・凝集分散挙動を支配する粒子間相互作用の分類
2-2 非水系における非DLVO的な相互作用
2-3 微粒子の液中分散・凝集特性の評価法
3.微粒子の液中凝集挙動の制御事例(主に無機系微粒子を対象に)
3-1 高分子分散剤などの吸着による凝集・分散挙動制御
3-2 粒子表面改質による凝集・分散特性設計(主に非水系での調製)
3-3 リチウム電池材料を対象とした相互作用、分散挙動評価事例
4.ナノ粒子、ナノ物質の分散・凝集制御法 −電池応用の場合の留意点−
4-1 ナノ粒子、ナノ物質固有の分散設計の困難さ
4-2 表面改質による分散制御と合成・分散同時操作による分散設計
5.終わりに
【質疑応答】