松田圭吾研究室
http://chemistry.yz.yamagata-u.ac.jp/labo/matsuda-labo.html
卒業研究(K2)
の単元です。
小単元
概要
松田圭吾研究室
当研究室では「環境」と「エネルギー」をキーワードに化学工学を基盤とした 「環境調和型システムの構築」および「機能性材料の合成」に関する研究を行い, プロセス技術と材料技術の革新的な融合(インテグレーション)を目指した研究活動に取り組んでいます.その一部を紹介します.
1. Computer-Aided Chemical Engineering
モデルベースによる化学プロセスの開発と解析に関する研究
★速度論モデルを用いた内部熱交換型蒸留塔(HIDiC)のモデリング
大規模なプラントを建設するにはたくさんのコストや時間が必要になります. ラボスケールの実験結果をベースにプラントを製作し, 得られる製品のスペックが乏しかったら大変です.プロセスシミュレータ上でバーチャルプラントを建築し, 広範囲の操作条件でプラントを運転し, 様々な情報を得られるならばとても有益です. 当研究室では, 従来の蒸留塔よりも大幅な省エネルギー性が得られる内部熱交換型蒸留塔という複雑かつ大規模なシステムを対象に設計や操作に関する意思決定を行うための研究をモデルベースにて行っています.(一部の画像は丸善石油化学(株)殿, Process Systems Enterprise ltd.殿よりご提供)
2. Materials Synthesis in Chemical Engineering
機能性材料の合成と高効率合成プロセス開発に関する研究
★エアロゾルプロセスを用いた機能性材料合成
ある材料に細孔構造を持たせることにより, これまでにない機能を有することが知られています. 例えば, メソポーラスシリカ(SiO2)はその規則的な細孔構造や均一細孔径, 高比表面積などの特徴を有すため, 触媒担体, 分離材, ナノテク材料,電極材料など様々な分野での応用が期待されています.当研究室では, 複合酸化物を対象に機能性多孔質材料の合成ならびに, エアロゾルプロセスを用いた高効率合成プロセスの開発に関する研究も行っています.
カーボンブラック比表面積測定結果1)