エレクトロクロミズム表示デバイス(電気→色:出力デバイス)
無機・分析化学応用実験
の単元です。
小単元
概要
エレクトロクロミズム表示デバイス(電気→色:出力デバイス
エレクトロクロミズムによってディスプレイを作成する。0.02M K3[Fe(CN)6]水溶液と0.02M FeCl3水溶液をそれぞれ10mLずつ作る。試料極と対極によく洗浄したPtを用いる。電解還元直前に0.02M K3[Fe(CN)6]水溶液と0.02M FeCl3水溶液を同時に混入し、電流密度40μA/cm2、120s通電する。試料極Pt表面にプルシアンブルーが析出したら、0.01M H2SO4水溶液で洗浄する。Pt/プルシアンブルー/1M KCl/Ptのような電池を作成し、アノード側、初期自然電位、カソード側 −0.459V vs. Ag/AgClを参考に電位を変化させ色の変化を観察する。
Pt/0.02M K3[Fe(CN)6],0.02M FeCl3/Pt
Pt/プルシアンブルー/1M KCl/Pt
?設問:現在用いられているディスプレイ機器と化学および電気の関わり合いについて調査せよ。
電解セル(左図) 電位の設定(中央図) 色の変化した電極(右図)
【発展講義】
14週 情報機器と家電製品1)
液晶の高速応答性の評価2)
【参考文献】
3)
(
1) 
14週 情報機器と家電製品,
2007年(H19年度)―無機工業化学立花 和宏,
無機工業化学,
講義ノート, (
2007).
(
2) 
液晶の高速応答性の評価,
発展実験2007仁科 辰夫,
卒業研究(C1-電気化学,
講義ノート, (
2007).
(
3) 
エレクトロニクスと電気化学山下正通、小沢昭弥,
現代の電気化学, 新星社, (
1990).