錯体の色
応用化学演習II
の単元です。
小単元
概要
1)
錯体の色
光の性質と色の見え方
栗子トンネルのナトリウムランプの黄色と、なでら山のすそ野に咲き乱れる山吹の黄色は、何か違いがあるのだろうか？ カラーテレビはどこまで色を忠実に再現できるのだろうか？ 電子顕微鏡写真がカラーでないのはなぜだろうか？ 絵の具に使われている顔料はどんな物質だろうか？ 色を見分けることは化合物を分類する第一歩である。光を電磁波として捕らえ、色と波長の関係について解説する。
補足説明：「古代壁画の色素」（仁科）
分光化学系列 〜d-d遷移・電荷移動遷移〜
錯体は美しい色を持つものが多く、自然界に彩りを与えたり、染料や顔料に利用されたりする。原子や分子の色はどうやって決まるのだろうか？ 蛍光とホタルの光は同じだろうか？ 電子と電磁波の相互作用から光の吸収について説明し、d-d遷移や電荷移動遷移などの錯体の着色のメカニズムについて解説する。
補足説明：「蛍光はホタルの光？」（遠藤）
赤外吸収スペクトル、可視光吸収スペクトル、紫外吸収スペクトル、電磁波の性質
物質に電磁波を当ててその特性を調べる分光測定。スペクトルを求めると言うことは一体どういうことだろうか？ 星型（☆）のまわりにある角は何？ ツェルニー・ターナーマウント光学系の利点は？ 回折格子の使われ方は？ 干渉計とは？フーリエ変換吸収スペクトル装置の感度が良いのはどうしてだろうか？ X線の遮蔽に鉛を使うのはなぜか？ 光のスペクトルから電子分光まで現在の機器分析の基礎になっているスペクトルの考え方を解説する。
補足説明：「フーリエ変換とスペクトル」（立花）