実験の道具
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応用化学演習II
の単元です。
小単元
概要
1.試薬の取り扱いとガラス器具
試料のガラス器具
化学の実験は物質を空間に封入して観察や反応の場を作ることからはじまる。フラスコ、ビーカー、試験管に始まるガラス器具の種類と用途。ガラス器具の歴史。ガラス器具の洗浄方法と保管方法。ガラスの種類とガラス細工の基本。分析機器用のセルの取り扱い。容量測定用ガラス器具とその較正について。質量測定用の化学天秤や上皿電子天秤とその較正について。秤量瓶の取り扱いは? また、ボンベ、坩堝、オートクレーブ、デュアー瓶などその他の容器についても解説する。また、試料を容器から容器へ移すための道具として薬包紙の折方やピンセットの種類と使い方なども解説する。
補足説明:「クロム混酸を使ったガラス器具の洗浄方法」(遠藤)
2.装置の取り扱いと工具
工具
化学の実験を行う際、装置の製作、改造、補修が必要になることがある。カッター、ペンチ、ドライバ、ニッパ、スパナ、レンチなどに始まる工具の種類と用途を形状と名称を示して解説する。ネジやナットの種類と規格。旋盤、フライス盤、ボール盤といった基本的工作機械。紙やすりから始まる研磨機械。接着材の種類、スポット溶接法、配管ジョイント、シーリング材、真空ラインの設置、など実験装置の製作に関するノウハウを解説する。
補足説明:「ルータを使った微細治具の加工」(仁科)
3.実験器具と実験設備
化学の実験を行う際、系の状態量を制御したり、系に物理的操作を加えたりするためさまざまな実験器具を使う。特に熱力学的な温度と圧力の制御は重要である。ドラフトチャンバー、バーナー、電気炉、ウォーターバス、オイルバス、水銀バス、ホットプレート、インキュベータなどの温調器具の種類と用途。そして温度の確認方法。スターラ、震とう器、ボールミル、ブレンダー、濾過器、遠心分離機、など混合と分離を行う器具。圧力や雰囲気を制御する気密容器、グローブボックス、バルブやレギュレータの取り扱い、真空ポンプの種類と使い方。フローメータや真空ゲージの読み方。明るさを制御する暗室や粉塵を極力減らしたクリーンルーム。電源安定器やスライダックによる電圧の制御など基本的な実験装置について解説する。
補足説明:「アースの漏電事故防止のための心構え」(尾形)
【関連】
実験・実習における安全の手引1)
電気分解2)