ジュール―トムソン効果
電気化学の庵
の単元です。
小単元
概要
熱を愛にたとえるなら、ふたりを離れ離れにすると心が冷えるみたいな効果。
1854年1)にジュールとトムソン2)の実験によって発見されました。理想気体では定圧下の体積変化に対して内部エネルギーの変化はありません。理想気体とのずれをあらわす係数をジュール―トムソン係数といいます。ジュール―トムソン係数は温度に依存してある温度を境に正負が逆転します。ジュール―トムソン効果を利用してさまざまな低温技術が開発されました。
1895年、リンデ(独)が空気の液化の工業化に成功。
1898年、デュワー(英)が水素の液化に成功。
1908年、カマリンフ(蘭)がヘリウムの液化に成功。
エネルギーに関する基本法則3)
温度と熱温度4)
自由エネルギーと化学平衡5)
(
1) 
高等学校 >
高校歴史 >
世紀 >
19世紀,
世紀仁科 辰夫,
電気化学の庵,
講義ノート, (
1800).
(
2) 
高等学校 >
高校歴史 >
人物 >
ケルヴィン卿ウィリアム・トムソン(英)1824―1907,
人物仁科 辰夫,
電気化学の庵,
講義ノート, (
2007).
(
3) 
>
エネルギーに関する基本法則田 薫、原納 淑郎、鈴木 啓三,
応用物理化学II, 培風館, (
1990).
(
4) 
>
温度と熱小出昭一郎著,
物理学, 裳華房, (
1997).
(
5) 
>
自由エネルギーと化学平衡井上 勝也 著,
現代物理化学序説 改訂版, 培風館, (
1981).